JP3628816B2 - 記憶ディスクの保持台及びそのボス体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記憶ディスクの貼り合わせに使用する装置に関するものであり、更に詳しくは、記憶ディスクを載せるための保持台及びそのボス体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ、取り分けパソコン等の普及は目ざましく、それに使用する記憶媒体、特に、記憶ディスクの容量は益々高密度化しており、その種類も多くなり、その適応分野も拡大してきている。
そのため、例えば音楽用を中心とするCDにおいて、最近は映像用へと発展する傾向にある。
記憶ディスクとしては、例えば、磁気ディスク、光ディスク(例えば、CD−ROM)、光磁気ディスク(例えば、MO)等があるが、その中でも、最近、光ディスクの需要が増大している。
【0003】
DVDと呼ばれる光ディスクを例にとっていうと、それを構成する単板である円形樹脂基板は、その厚みが0.6mm、外形が120mm、その中心穴DHの内径が15mm、と規格されている。
このような薄い円形樹脂基板一枚では機械的強度が低くまた変形もし易いため、同じ厚み(0.6mm)のこのような円形樹脂基板を貼り合わせて合体することにより使用される。
【0004】
例えば、図14は、2枚の円形樹脂基板(第1円形樹脂基板2と第2円形樹脂基板1D)を貼り合わせて合体された状態の光ディスクであるDVDを概略的に示す。
そして(a)は、情報信号が一方の円形樹脂基板に印加されているもの、また(b)は、両方の円形樹脂基板に情報が印加されているものを示す。
このようにして2枚の円形樹脂基板D1、D2が貼り合わされた光ディスクDは、レーザビームを使って反射膜D11から反射される光を図示しない光検出器等で受光して信号を再生するものである。
【0005】
このように、DVD等の光ディスクも含めて高密度の記憶ディスクの多くは、単板ではなく上記のような合板構造として使用されるので、製造する上で第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2の貼り合わせが当然必要となる。
単板を貼り合わせて一体の記憶ディスク(即ち、ここでは光ディスク)にするために、次の一連の工程が行なわれる(図15参照)。
【0006】
(1)回転保持台Xに第1円形樹脂基板D1を載置する工程
先ずこの工程(1)では、信号面に反射膜ならびに保護膜をコーティングし情報信号を印加した第1円形樹脂基板D1が、回転保持台X上に均等に吸着保持される。
【0007】
(2)第1円形樹脂基板D1に接着剤Rを塗布する工程
この工程(2)では、第1円形樹脂基板D1を載置した回転保持台Xを低速回転させながら、吐出ノズルNより接着剤R、例えば紫外線硬化樹脂を静かに吐出させる。
尚、吐出する接着剤Rは、吐出ノズルNの移動の仕方により第1円形樹脂基板D1の上に吐出される軌跡は異なるが、例えば、図のようにドーナツ状軌跡として形成することが好ましい。
【0008】
(3)第1円形樹脂基板D1に第2円形樹脂基板D2を載置して重ね合わせる工程
この工程(3)では、接着剤Rが塗布された第1円形樹脂基板D1の上に(透明の)第2円形樹脂基板D2が載置される。
ここでの第2円形樹脂基板D2は、情報信号が印加されてない透明なもの、又は情報信号が印加されてたもの(この場合、反射膜を有するので、通常、透明ではない)がある。
【0009】
(4)両円形樹脂基板D1,D2の間に介在する接着剤Rを延展する工程
次にこの工程(4)では、両円形樹脂基板D1、D2間に介在する接着剤Rが満遍なく且つ均一に行き渡るように延展が行なわれる。
この延展は、2枚の円形樹脂基板D1、D2が合体した合体円形樹脂基板、即ち光ディスクDが載置された状態において、回転保持台Xを高速回転(通常、回転数は数千rpm以上、回転時間は数秒程度)させることで行なう。
【0010】
この回転により、重ね合わされた両円形樹脂基板D1,D2間に存在する余分な接着剤Rは、延展と共に外に放出され、同時に両円形樹脂基板D1、D2間に閉じ込まれた空気(空気の泡等)は外に排出される。
ここで、延展の際に円形樹脂基板D1、D2の中心穴に挿入した回転保持台のボス体1から接着剤を中心方向へ吸引することが行なわれる。
この吸引は、円形樹脂基板に備わった液止め溝の位置や更に中心穴の位置まで接着剤が達するような吸引力で行われる。
【0011】
(5)延展された接着剤Rを硬化する全面硬化工程
この工程(5)では、第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2の間の接着剤の延展が終わった後の光ディスクをゆっくり回転(ここでの回転速度は、前記延展工程の際の回転速度より大幅に少なく例えば、数rpm程度)させた状態、又は回転させない状態で、紫外線を照射させ接着剤R、例えば、紫外線硬化樹脂層を硬化させる。
具体的には、背面に反射鏡を有する紫外線光源体ULにより紫外線を照射させて、効率よく硬化がなされる。
この延展工程によって、両円形樹脂基板D1,D2間の全接着剤が硬化され両円形樹脂基板は全体的に固定される。
【0012】
尚、硬化工程は、使用する接着剤Rの種類により異なるもので、使用する接着剤Rの特性に合致した硬化方法が採用されることは言うまでもない。
以上のようにして貼り合わせ工程が終了する。
【0013】
ところで、記憶ディスクが第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2との両方に情報信号が記録されている規格のものについて言うと、記憶ディスクから出力する場合、一方向から光線を当て信号を読み取る方式(例えば、デュアルレイヤーDVDに使用されている規格の記憶ディスク読み取り手法の場合がこれに相当する)、及び両方向から光線を当ててそれぞれの基板の信号を読み取る方式(シングルレイヤー,ダブルサイディッド)の2通りの方式がある。
【0014】
このうち前者においては、第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2と間にズレがあると印加された情報の正確な読み取りはできない。
因みに図13図に、2枚の円形樹脂基板にズレが生じた状態を正面図及び断面図で示すが、このようにズレた状態においては、印加された記録情報にも両者間にズレが生じ、それがそのまま貼り合わされると、一方方向からの読み取り方式では正確な読み取りができないのである。
【0015】
因みに、デュアルレイヤーDVDの規格においては、欠陥商品とならないよう、両者のズレが、例えば、15ミクロン以内に収まることが望ましいとされている。
このような円形樹脂基板相互のズレは、上述の第3工程において、回転保持台の第1円形樹脂基板D1の上に第2円形樹脂基板D2を重ね合わせる段階で発生する。
従って、次に行われる延展工程では、両円形樹脂基板がズレて重ね合わされた状態のまま回転保持台上で接着剤Rの延展が行われることになる。
【0016】
延展工程では、回転保持台のボス体が、両円形樹脂基板の中心穴DHに挿入されて両円形樹脂基板の位置決めが一応なされるが、ボス体Aの外径と円形樹脂基板の中心穴DHの径とは、円形樹脂基板の出し入れのために多少差を設けており、ボス体Aにより両樹脂基板間の微細なズレを修正することはできない。
従って、延展が終了した後でも このズレは修正がされずそのまま残った状態が起こりうる。
延展工程の後、全面硬化工程により円形樹脂基板全面の接着剤の硬化がなされるが、このようにズレが生じたまま硬化されると、ズレはそのまま固定してしまって結果的に製品に残ることになる。
【0017】
以上のようなことから、少なくとも硬化工程に移送される前において、このようなズレを極力排除してしまうことが要請されていた。
しかしながら、未だズレを排除すべき具体的な解決策は提案されていない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような背景のもとで問題点の解決を図ったものである。
即ち、本発明の目的は、記憶ディスクの2枚の円形樹脂基板の貼り合わせ技術において、少なくとも全面の硬化工程に移る前の段階で、2枚の円形樹脂基板の相互のズレを防止するための保持台及びそのボス体を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
しかして、本発明者等はこのような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、展時又は延展工程の後において、ボス体を拡開させることで中心穴の端面に押圧力が加わり、結果的に上下の2枚の円形樹脂基板の相互のズレが修正されることを見出した。
そしてこの知見により本発明を完成させるに至ったものである。
【0028】
即ち、本発明は、(1)、中心穴を有する2枚の円形樹脂基板の間に接着剤を介在させてなる記憶ディスクを載置し、両円形樹脂基板のズレを修正するための延展用の回転保持台であって、該回転保持台がボス体を備え、該ボス体は上記2枚の円形樹脂基板の中心穴を同芯化するための拡張部材を備えた記憶ディスクの回転保持台において、前記拡張部材は、ボス体の縦溝に隠れて配置され、遠心力によりその下部が拡開される翼片である回転保持台に存する。
【0029】
そして、(2)、前記ボス体が、接着剤を中心方向へ吸引するための吸引穴を備えた上記(1)に記載の回転保持台に存する。
【0030】
【作用】
上記のような記憶ディスクの保持台及びそのボス体を採用することにより、延展時又は延展工程の後、ボス体が拡開して2枚の円形樹脂基板の相互のズレを修正しする。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の保持台は、接着剤を延展する延展工程において使用される保持台と、延展工程の後、硬化工程に移る前に使用される保持台とを含むものである。
以下、最初に接着剤を延展する延展工程において使用される保持台を発明の第1の実施の形態として、また、延展工程の後、硬化工程に移る前に使用される保持台を発明の第2の実施の形態として述べることにする。
【0032】
〔第1の実施の形態〕
図1は、延展工程において使用される保持台(ここでは回転するため回転保持台という)を概略的に示すもので、(a)は平面図で、(b)は側面図である。接着剤Rを介して重ね合わされた記憶ディスクD(両円形樹脂基板D1,D2)は、鎖線で示すごとく、円形の回転保持台Xの上面に載置される。
【0033】
この回転保持台Xの上面には、円形樹脂基板を吸着するための図示しない吸着穴が多数設けられており、所定の強さで吸着制御がなされる。
回転保持台X上の中心部にはボス体1が設けられており、このボス体1は、円形樹脂基板の中心穴DHに挿入される部分である。
【0034】
このボス体1は回転保持台Xの上に嵌め外し自在に取り付けられるが、回転保持台Xと一体に固定してもよい。
回転保持台Xは、図示しない原動機を含む駆動装置により高速回転するように制御されている。
【0035】
一方、回転保持台Xの周りには、円形ドーム形状をしたカバーである飛散防止手段Yが設けられている。
この飛散防止手段Yは、延展の際、両円形樹脂基板から外方に放出される接着剤Rを受け止めて、その飛散を防止するためのものである。
尚、飛散防止手段Yについては、その詳しい説明を省略する。
【0036】
図2は、回転保持台の要部を拡大して示した図である。
(a)は、ボス体の蓋部を外した状態で回転支持軸の径大部の一部を上方から見た図であり、(b)は、ボス体付近を断面図で示した図である。
さて図1に示すように、回転保持台Xは、円形樹脂基板D1,D2を載置するためのテーブル体2と、該テーブル2を支えるための回転支持軸3とを備える。テーブル体2は、回転支持軸3の径大部31に嵌め込まれることで、取り付けられる。
【0037】
また回転支持軸3の径大部31に設けられた嵌合穴32には、ボス体1が嵌め込まれて取り付けられる。
ボス体1は、この嵌合穴32から嵌め込んでセットした場合、糊等の接着剤を使ってエアーが漏れないように仮固定しておく。
従って、別のボス体と取り替えたい場合は、簡単に取り外しすることが可能である。
【0038】
このボス体についての詳しい説明は後程行う。
回転支持軸3は、軸受け41を介して固定スリーブ4により回転可能に支持されている。
そして、空間A4は、回転支持軸3と固定スリーブ4の両者の間に密封された円筒状の空間として形成される。
【0039】
そのため、空間A4は、固定スリーブ4と回転支持軸3との間でシール体42を使って厳密に気密性が保証されている。
また、この空間A4は、固定スリーブ4の適当な上下位置に設けられた貫通口A5により外部に開放されており、この貫通口A5を介して図示しない制御された負圧源(負圧源としては、例えば、真空吸引装置が採用される)に接続管等を使って連結されている。
【0040】
回転支持軸3の下端部には図示しないプーリが設けられており、同じく図示しない伝動ベルトを介して、この回転支持軸3が回転することにより、回転保持台全体が一体となって回転される。
回転支持軸3の更なる下端は、ロータリージョイントRに接合され、内部の通路B3は、このロータリージョイントを介して外部の図示しない制御された負圧源(負圧源としては、例えば真空吸引装置が採用される)に接続される。
【0041】
一方、テーブル体2は、直接に記憶ディスクDが載置される部分(載置部)で、表面が平坦な着座面として形成されている。
そして、その表面に多数の吸着穴A1が設けられており、この吸着穴A1は、テーブル内の通路A2を経て、回転支持軸3の径大部31の通路A3に通じている。
【0042】
また、この通路A3は、回転支持軸3と固定スリーブ4との間の先述した空間(間隙)A4に開放される。
このように、記憶ディスクを吸着するための連続する吸引通路は、吸着穴A1、通路A2、通路A3、空間A4、貫通口A5等により形成される。
貫通口A5に通じる図示しない負圧源を作動することで、吸着穴A1が負圧となって、載置部であるテーブル体の表面(着座面)に吸着力が働き、その上に載置された記憶ディスクDは、吸着保持される。
【0043】
ところで、回転保持台Xを組み立てるには、先ず最初に、回転支持軸3の径大部31にテーブル体2を嵌め込み固定する。
ここで、径大部31がテーブル体2の中央に顔を出すので、その径大部31に設けられた嵌合穴32にボス体1を嵌め込めばよい。
このように組み立て操作は極めて簡単である。
【0044】
記憶ディスクの中心穴DHの寸法が異なり、ボス体1を交換しなければならない場合は、記憶ディスクDが載置されていない状態で、ボス体1を回転支持軸の径大部から抜き取り、代わりに別の異なったボス体をそこに嵌め込めばよい。
ところで、ボス体1は、延展工程において、記憶ディスクの中心穴に挿入され接着剤を吸引する機能を備えるものである。
この接着剤の吸引のための連続する吸引通路は、後述するボス体1の基部11に設けられた小穴11A、基部11の内部空間B2、回転支持軸3の通路B3等により形成され、該通路B3が図示しない負圧源(好ましくは、前述した吸着穴A1の吸着のための負圧源とは異なる負圧源を使用する)に通じる。
【0045】
この負圧源を作動することにより小穴11Aから所定の吸引が行なわれる。
記憶ディスクDが載置された状態では、ボス体1と回転支持軸3の径大部上面、及び記憶ディスクDの下面とで空所Sが区画形成される。
尚、この空所Sは、径大部31に設けられた導入路Cにより、外部に開放されており、後程説明するように、ボス体1からの吸引に際し、外気を導入するための部分となる。
【0046】
次に本発明のボス体について述べる。
図3は、ボス体1を示す斜視図である。
また図4は、ボス体を構成する2つの要部、即ち基部11と蓋部12とに分解した状態を示す。
図に示すように、ボス体1は、基部11と蓋部12とよりなり、この両者は、連通するネジ体Nにより両者一体に取り付けられる。
蓋部12には、縦溝12Bが形成されており、この溝に翼片12Aが外方向に出没自在に取り付けられている。
この翼片12Aは、上部を支持ピンPにより枢着されており、この支持ピンPを支点として下部が外方に開閉することができる。
【0047】
図においては、この翼片12Aは蓋部12の周囲の3カ所に設けられているが、後述するような円形樹脂基板のズレを修正するものであれば、この翼片12Aは、何カ所に設けられてもよい。
この翼片12Aは、通常は、蓋部12の縦溝12Bに隠れており、回転保持台Xが回転するに従って、つまり、ボス体1が回転するにつれて、遠心力が加わりその下部が外に開いて拡張してくる。
【0048】
このようにボス体1は拡開機能を備えるものである。
基部11は、蓋部を上に取り付けた状態で回転保持台Xの凹部に嵌め込まれるものであり、その上面には、放射状の突出部11Bが形成されている。
この突出部11Bの股の部分の底に吸引のために小穴11Aが空けられており、この小穴11Aは、ボス体1、詳しくは基部11の内部空間B2に開放される〔図2(b)参照〕。
【0049】
なお、ボス体1の内部空間B2は、回転支持軸3に貫通された通路B3に連絡される構造になっていることは先程述べた通りである。
ところで、基部11に蓋部12を上から被せるようにして嵌め合わせた状態では、蓋部12の裏底面と基部11の突出部11Bとが当接して、両者の外周面には間隙が形成され、吸引口B1となる。
【0050】
吸引口B1は、ボス体1の小穴11Aを介して、ボス体1の内部空間B2に通じ、また、先述したように、内部空間B2は、回転支持軸3に貫通された通路B3に連絡される。
通路B3に通じる負圧源の作動により、吸引口B1から接着剤の吸引が行なわれる。
【0051】
基部11と蓋部12とで形成された間隙、即ち吸引口B1は、ボス体の全周囲に連続して形成されることになり、全方向に均等な吸引力が作用する。
基部11の上面には、切り欠き溝11Cが設けられているが、この切り欠き溝11Cは先述した翼片12Aの先端が収納される場所である。
尚、今まで説明したボス体1は、基部11と蓋部12に分離できるボス体であったが、加工上の制約を受けないならば、基部11と蓋部12とが一体となったボス体とすることも可能である。
【0052】
図5は、延展方法におけるズレの修正作用を示す原理図である。
ここで、図5(a)は、両円形樹脂基板がズレた場合(ズレ幅L)の状態を示す。
静止した回転保持台Xの第1円形樹脂基板D1の上に接着剤を介して第2円形樹脂基板D2が載置され、同時に両円形樹脂基板の中心穴DHにボス体1が挿入される。
この後、回転保持台Xが回転され、間に介在する余分な接着剤は外方に放出されディスク全体に均一に延展される。
【0053】
この回転保持台Xの回転により、ボス体の翼片12Aが外方に拡張し、両円形樹脂基板の中心穴DHの端部を押圧する。
その結果、両樹脂基板の中心穴DHはズレが修正され同心化される。
図5(b)は、両円形樹脂基板のズレが修正されて同心化された状態を示す。延展が終わった後、回転保持台Xの回転は停止され、自重により翼片12Aは閉じ、縦溝12Bの中に納まる。
【0054】
図6はボス体1に関する異なる実施の形態を示すもので、その斜視図である。このボス体1は、図3におけるボス体1の蓋部12及び基部11の構造と略同じである。
ただ、拡張部材が、図3のボス体のような開閉する翼片12Aではなく、穴から顔を出す球体Gである点が異なる。
【0055】
蓋部12の下には、切欠き半球部12Cが設けられ、また基部11にも切欠き半球部11Dが設けられている。
基部11に蓋部12をネジN等を使って上から取り付ける際、球体Gは上下の2つの切欠き半球部の間に遊装される。
即ち、両切欠き半球部11D,12Cで形成される穴は球体Gより大きく、回転保持台Xが停止している時、球体Cはボス体1の表面より少し引っ込んだ安定した位置に納まっている。
【0056】
図7は、そのズレの修正作用を示す原理図である。
図7(a)は、両円形樹脂基板が、ズレた状態(ズレ幅L)となっている場合を示す。
この状態で回転保持台Xを回転する、即ち、ボス体1を回転すると、球体Gは、遠心力により外方に飛び出そうとする。
しかし、2つの切欠き半球部11D,12Cで形成された穴が外部に開放する部分の径は、球体Gより小さい径としてあるので、実際は飛び出さない。
【0057】
そして、球体Gの一部がボス体1の表面より飛び出して、2枚の円形樹脂基板の中心穴DHの端面を押圧することになる。
図7(b)は、両円形樹脂基板のズレが修正されて同心化された状態を示す。延展が終わった後、回転保持台Xの回転が止まると、球体Gは中に入って穴奥に納まる。
【0058】
このように、拡張部材である球体Gを備えることにより、ボス体1は拡開機能を持つことになり、両円形樹脂基板の各々中心穴DHを確実に同心化することができる。
なお、延展の際、基部11と蓋部12とで形成された間隙、即ち吸引口B1により、ボス体からの吸引が行なわれることは前記の実施の形態と同じである。
次に別の実施の形態について以下述べる。
【0059】
〔第2の実施の形態〕
図8(a),(b)は、延展工程の後、全面硬化工程に移る前において使用される保持台X1を概略的に示すもので、(a)平面図で、(b)一部断面を示す側面図である。
保持台X1は、支柱62に支持された円板状の受け部6と、該受け部6の中央に設けられた中央穴61に挿入配置されているボス体5とを備える。
受け部6の中央穴61の周囲に厚肉部が設けられており、円形樹脂基板D1,D2の中心部は、この厚肉部に支持され配置される。
受け部6を支えるための前記支柱62は基台63に取り付けられている。
【0060】
一方、受け部6の中央穴61に挿入配置されているボス体5は、記憶ディスクD(円形樹脂基板D1,D2)が受け部6に載置された際、その中心穴DHに挿入される部分である。
ボス体5はシリンダーチャックにより、後述するように放射状に拡開することができる。
【0061】
図9は、ボス体の斜視図であり、(a)は、縮小した状態を、(b)は拡開した状態を示す。
ボス体5は、独立した3つのL字状の各ブロック5Aに分割されており、図のように各ブロック5Aが半径方向外方に移動することで、(a)から(b)の状態に、ボス体本体が放射状に拡開することができる。
【0062】
図10はボス体5における一つのブロック5Aを拡大して断面で示したものである。
ブロック5Aは垂直部50Aと水平部50Bとを有し、L字状に形成されている。
垂直部50Aと水平部50Bには、両者を貫通する吸引流路52が設けられており、特に垂直部50Aには、表面側から切り込みを設けることにより周囲にスリット状の吸引溝51が形成される。
水平部50Bに設けられた吸引流路52の末端53は、図示しないパイプに連結されて制御可能な負圧源に通じる。
【0063】
この吸引溝51が設けられている理由は、先述した第1の実施の形態と同じであり、中心方向にも接着剤Rが十分延展するように、ボス体5により円形樹脂基板間の接着剤Rを吸引して、引き込むためである。
各ブロック5Aの垂直部50Aは上方から見て120度の扇形を形成しており、3つの各ブロック5Aを組み合わせることで一つのボス体5が構成される。
【0064】
ボス体5においては、ブロック5Aの水平部50Bの底面54がシリンダーチャック55、詳しくは、シリンダーチャック55の移動ジョー55Aに固定されている。
移動ジョー55Aは、シリンダーチャック55内に組み込まれた図示しないピストンにより半径方向に移動することができる。
【0065】
シリンダーチャック55は3つの対応する移動ジョー55Aを備えることから、それらに各ブロック5Aが固定されることで、各移動ジョー55Aの移動と共に、各ブロック5Aは半径方向に移動可能となる。
従ってボス体5は全体として放射状に拡開することができる。
尚、このようなシリンダーチャックは公知のものである。
【0066】
ボス体5の、各ブロック間において、間隙Wが閉じられた状態から間隙Wが形成された状態に、また間隙Wが形成された状態から間隙Wが閉じられた状態に、前記シリンダーチャック55を使って自由に切り換えることができる。
ボス体5は、このように縮小状態と拡開状態とを作ることにより、2枚の円形樹脂基板D1,D2のズレを解消するための芯出しを行うことができる。
縮小状態では、ボス体5の径は少なくとも、2枚の円形樹脂基板D1,D2の中心穴の径より僅かに狭いように(例えば、0.5mm程度狭く)設定する。
【0067】
また、拡開状態では、ボス体5の径は2枚の円形樹脂基板D1,D2の中心穴の径に匹敵する大きさ(例えば、15mm)に設定する。
尚、ボス体5は、頂面から下方にかけて傾斜面Tを設けるが、このように形成することによって、ボス体5が、上記中心穴に挿入し易くなる利点がある。
このような構造をした保持台を使って、円形樹脂基板の中心穴の芯出しが可能となりズレが修正されることになる。
【0068】
ここで、図11及び図12は、延展方法におけるズレの修正原理を説明する図であり、それぞれ(a)は円形樹脂基板とボス体との関係を、(b)はボス体の拡開状態を示す。
図11は、第1円形樹脂基板D1と第2円形樹脂基板D2にズレが生じた状態を示す。
ボス体5は、各ブロック5Aの半径方向外方の移動により全体として放射状に広がり、両円形樹脂基板の中心穴の内端を押圧する。
従って、各円形樹脂基板は、この押圧力により芯出しが行われる。
【0069】
一方、図12は、両円形樹脂基板D1,D2のズレが修正された後の状態を示す。
拡開したボス体5により、両円形樹脂基板間のズレが消失しているのが理解できよう。
以上説明した第2の実施の形態の保持台は、以下のように記憶ディスクのズレの修正方法に使用される。
【0070】
先ず、前工程である延展工程を終了した記憶ディスク(2枚の円形樹脂基板)が、図示しない吸着チャック等を使ってこの保持台の真上に供給され、そのまま下に位置する保持台の上に載置される(載置工程)。
【0071】
この時ボス体は縮小状態にあり、該ボス体が記憶ディスクの中心穴DHに挿入された状態にある。
次に、シリンダーチャック55が起動し移動ジョー55Aが半径外方向に移動すると、それと共にボス体5の各ブロック5Aが半径方向外方に広がる。
結果的に、ボス体全体が拡開される。
この時、ボス体5の周表面で円形樹脂基板の中心穴の内端を強く押圧する。
この押圧力によりズレていた2枚の円形樹脂基板D1,D2の中心が芯出し(同心化)される(芯出し工程)。
【0072】
この芯出しにより2枚の円形樹脂基板D1,D2の相互のズレは修正されるのである。
さて、この芯出し工程においては、同時にボス体1の吸引溝51から吸引が行われる。
この吸引により、前工程である延展工程において、中心方向への接着剤の延展が未完成であるのを、完成させることができる。
尚、このようにズレが修正された後、その状態が安定維持されるように、中心付近が仮固定される(仮固定工程)。
【0073】
すなわち、接着剤として紫外線硬化樹脂を使用した場合は、中心穴付近に紫外線が部分的に照射されて仮固定がなされる。
その後、2枚の円形樹脂基板D1,D2は保持台から外され次の工程である紫外線照射による全面硬化工程に移送される。
移送の際は、仮固定が既になされているので、再度、両円形樹脂基板D1,D2の間にズレが生ずることはない。
【0074】
以上、本発明を第1の実施の形態及び第2の実施の形態を挙げて説明したきたが、本発明はこれらの実施の形態にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の種々の変形例が可能であることはいうまでもない。
【0075】
例えば、本発明のボス体5は、3つのブロック5Aより構成されているが、その数は限定されない。
要するにボス体が拡開することができればよい。
また、ブロック5Aの外方への押し広げは、シリンダーチャックを使用したが、他の手段を使用してもよい。
【0076】
要するに、ボス体5の各ブロック5Aを半径方向に移動することができる機能を有するものであればよい。
また、本発明で使用されるボス体1の拡張部材は、回転による遠心力を利用したものの他、例えば、流体力により膨張するもの、また磁反力を利用したもの等も採用可能である。
【0077】
【発明の効果】
記憶ディスクにおいて、2枚の円形樹脂基板の相互のズレが修正され極めて品質が良好となる。
しかも、記憶ディスクの中心穴に挿入されたボス体を利用して芯出しを行うものであり、装置的に複雑にならなくコスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は回転保持台を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】図2は、本発明の回転保持台の要部を示す図であり、(a)は、ボス体の蓋部を外した状態で回転支持軸の径大部の一部を上方から見た図を、また(b)は、ボス体付近を断面図で示した図である。
【図3】図3は、ボス体の斜視図である。
【図4】図4は、ボス体の分解図である。
【図5】図5は、ボス体によるズレ修正作用を示す原理図である。(a)は、2枚の円形樹脂基板がズレた状態を、また(b)はズレが修正された後の状態を示す。
【図6】図6は、他の例におけるボス体の斜視図である。
【図7】図7は、他の例におけるボス体によるズレ修正作用を示す原理図である。(a)は、2枚の円形樹脂基板がズレた状態を、また(b)はズレが修正された状態を示す。
【図8】図8は、保持台を示す概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は一部断面を示す側面図である。
【図9】図9は、ボス体の縮小状態と拡開状態とを示す斜視図である。
【図10】図10は、ボス体を構成するブロックの拡大断面図である。
【図11】図11は、ボス体によるズレの修正原理(修正前)を示す図であり、(a)はボス体を上から見た図を示し、(b)は2枚の円形樹脂基板とボス体との配設関係を示す。
【図12】図12は、ボス体によるズレの修正原理(修正後)を示す図であり、(a)はボス体を上から見た図を示し、(b)は2枚の円形樹脂基板とボス体との配設関係を示す。
【図13】図13は、2枚の円形樹脂基板がズレた状態(平面図及び断面図)を示す図である。
【図14】図14は、記憶ディスク(例えば光ディスクであるDVD)を示す概略断面図である。
【図15】図15は、円形樹脂基板の貼り合わせ工程を示す概略図である。
【図面の簡単な説明】
【符号の説明】
1…ボス体
11…基部
11A…小穴
11B…突出部
11C…切り欠き溝
11D…切欠き半球部
12…蓋部
12A…翼片
12B…縦溝
12C…切欠き半球部
2…テーブル体
3…回転支持軸
31…径大部
32…嵌合穴
4…固定スリーブ
5…ボス体
5A…ブロック
50A…垂直部
50B…水平部
51…吸引溝
52…吸引流路
53…末端
54…底面
55…シリンダーチャック
55A…移動ジョー
6…受け部
61…中央穴
62…支柱
63…基台
A1…吸着穴
A2…通路
A3…通路
A4…空間
A5…貫通口
B1…吸引口
B2…内部空間
B3…通路
C…導入路
D…記憶ディスク(光ディスク)
D1…第1円形樹脂基板
D11…反射膜
D12…保護膜
D2…第2円形樹脂基板
DH…中心穴
L…ズレ幅
N…ネジ
R…接着剤(紫外線硬化樹脂)
S…空間
T…傾斜面
UL…紫外線光源体
W…間隙
X…回転保持台
X1…保持台
Y…飛散防止手段

Claims (2)

  1. 中心穴を有する2枚の円形樹脂基板の間に接着剤を介在させてなる記憶ディスクを載置し、両円形樹脂基板のズレを修正するための延展用の回転保持台であって、該回転保持台がボス体を備え、該ボス体は上記2枚の円形樹脂基板の中心穴を同芯化するための拡張部材を備えた記憶ディスクの回転保持台において、
    前記拡張部材は、ボス体の縦溝に隠れて配置され、遠心力によりその下部が拡開される翼片であることを特徴とする回転保持台。
  2. 前記ボス体が、接着剤を中心方向へ吸引するための吸引穴を備えたことを特徴とする請求項1記載の回転保持台。
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