JP3627486B2 - 微小構造体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層造形方法によって製造される微小ギアや微細光学部品、あるいはこれらを成形する金型等の微小構造体の製造方法に関し、特に、金属あるいは絶縁体からなる薄膜を微小構造体の断面形状にパターニングし、これらを積層して微小構造体を形成する微小構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
積層造形方法は、コンピュータで設計された複雑な形状の3次元物体を短納期で造形する方法として近年急速に普及している。積層造形方法で作成された3次元物体は、種々の装置の部品のモデル(プロトタイプ)として、部品の動作や形状の良否を調べるために利用される。この方法が適用される部品のサイズは、数cm以上の比較的大きな部品が多かったが、近年、精密に加工して形成される微小部品、例えば微小ギアや微細光学部品にもこの方法を適用したいというニーズがある。このようなニーズに対応するものとして、従来より以下の積層造形方法が知られている。
(1) 光造形法(以下「従来例1」という。)
(2) 粉末法(以下「従来例2」という。)
(3) シート積層法(以下「従来例3」という。)
(4) 薄膜を出発材料として用いる方法(以下「従来例4」という。)
【0003】
図9は、従来例1の光造形法を示す。この「光造形法」は、紫外線等の光照射によって硬化する光硬化性樹脂100を満たした槽101に、上面よりレーザ光102を3次元物体の断面形状データに応じて2次元走査を行い、樹脂層100aを硬化させ、ステージ103を1層分下げ、この工程を繰り返すことにより複数の樹脂層100aからなる3次元物体を造形するものである。この光造形法として、名古屋大学の生田らによって文献「OPTRONICS、1996、No4、p103」に示されたものがある。この光造形法によれば、露光条件の最適化や樹脂特性の最適化等の工夫により平面形状精度5μm、積層方向の解像度3μmを達成することができる。また、大阪大のKawataらによって文献「Proceedings of MEMS 97, p169」に示されたものがある。この光造形法によれば、2光子吸収現象という原理を用いることによって平面形状精度0.62μm、積層方向の解像度2.2μmを達成することができる。
【0004】
図10は、従来例2の粉末法を示す。この「粉末法」は、槽101内に粉体104を薄く敷き詰め、この薄い層(粉体層)104aにレーザ光102を照射することにより粉体層104aを所望の形状の薄層に焼結し、この工程を繰り返すことにより、複数の粉体層104aからなる焼結体の3次元物体を造形するものである。この粉末法によれば、3次元物体として樹脂だけでなく、セラミックスや金属等の造形が可能である。
【0005】
図11は、従来例3のシート積層法に係る製造装置を示す図であり、特開平6−190929号公報に示されているものである。この製造装置において、フィルム供給部110からプラスチックフィルム111を供給すると、そのプラスチックフィルム111は、接着剤塗布部120によって下面に光硬化型接着剤121が一様に塗布されて接着層が形成され、ネガパターン露光部130によって接着層のうち微小構造体の断面形状に対応する領域以外の領域が露光され、硬化部と未硬化部が形成され、光硬化接合部140の押さえローラ141によって下方に押さえられ、線光源142からの光線によって未硬化部が硬化し、下側のプラスチックフィルム111に接合する。レーザ切断部150は、炭酸ガスレーザ源151からのレーザによってプラスチックフィルム111の後端を切断するとともに、レーザによって最上層のプラスチックフィルム111の不要領域の輪郭を除去する。この工程を繰り返して微小構造体が製造される。なお、同図において、160は、本装置を制御するワークステーションである。このシート積層法によれば、プラスチックシートからなる微小構造体が得られる。
【0006】
図12は、従来例4の薄膜を出発材料として用いる製造方法を示す図であり、特開平8−127073号公報に示されているものである。この製造方法は、同図(a) に示すように、基材170に感光性樹脂膜171を形成し、同図(b) に示すように、所望のパターンに露光して露光部171aを形成する工程と、同図(c) に示すように、樹脂膜171の混合を防止し、下層への露光を妨げる中間膜172を形成する工程を繰り返し、同図(d) に示すように、樹脂膜171と中間膜172からなる多層構造物を形成した後、樹脂の現像液に浸漬して同図(b) ,(c) に示す露光部171aを選択除去して同図(d) に示すように、立体形状の微小構造体を得る方法である。この製造方法を用いれば、樹脂膜171と中間膜172はスピンコート法等が適用できるため、積層方向の解像度をμmオーダーにできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来例1の光造形法によれば、微小ギアや微細光学部品の製造に必要な積層方向の解像度1μm以下、膜厚精度0.1μm以下を達成できないという欠点がある。すなわち、出発材料(光硬化樹脂)を硬化させるために、層に垂直に入射する光を用いているため、垂直入射した光は表面から吸収されその強度を弱めながら深く進入していき、やがて硬化に必要な閾値レベル以下になる。そこまでの層の厚みが1層の厚みであるが、これは入射光の強度のばらつき、経時変化、出発材料の吸収係数のばらつき等により変化するため、高解像度化は難しい。
また、光硬化樹脂を用いるため、造形後に行われる完全硬化させるためのフルキュア工程で全体が1%〜数%収縮するという欠点があり、この工程で大幅に精度を落とすことになる。このため、高精度のものが要求される場合には、歩留りが悪くなる。
また、製造できる3次元物体は比較的柔らかな光硬化樹脂に限られるため、金属等の固い材料で目的とする3次元物体を製造する場合は、この樹脂を型として電鋳法や射出成形法等により転写するしかなく、転写工程が必要となるという欠点がある。
【0008】
また、従来例2の粉末法によれば、従来例1と同様に、層に垂直に入射する光を用いているため、積層方向の解像度が悪く、フルキュア工程における収縮により精度劣化を招き、歩留り低下の問題がある。また、金属等の固い材料の3次元物体を製造する場合は、転写工程を要するという欠点を有している。
【0009】
また、従来例3のシート積層法によれば、積層方向の解像度はシートの厚さで決まり、その下限はシートの取り扱いを考慮すると数十μm程度であり、やはり積層方向の解像度1μm以下は不可能であり、従来例1と同様に歩留り低下の問題がある。
【0010】
また、従来例4の薄膜を出発材料として用いる製造方法によれば、露光の工程でほぼ垂直に入射する光を用いるため、下層への露光を防ぐために中間膜(例えばAl)が必要となり、1層当たりの解像度の点で不利になる。また、中間膜を省略するため、感光波長と溶媒の異なる2種類の感光性樹脂を交互に積層し、それぞれを露光し、最後に現像して3次元形状を形成する方法も当該公報に示されているが、溶媒が異なる樹脂同士の密着性に難があり、完成した部品の強度が低いこと、および最後の現像工程で感光性樹脂が膨潤し、寸法精度が悪くなるといった欠点がある。このため、従来例1と同様に歩留り低下の問題がある。更に、感光性樹脂を用いているため、上記の光造形法と同様に金属や絶縁体等の材料には直接適用することは不可能で、型として使うしかなかった。
【0011】
従って、本発明の目的は、積層方向の解像度が高く、歩留りの高い微小構造体の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、基板上に所定の2次元パターンを有する複数の薄膜を形成し、前記基板から前記複数の薄膜を剥離し、この剥離した前記複数の薄膜を対向するステージ上に順次接合することにより、前記複数の薄膜を積層してなる微小構造体を製造する方法において、前記基板の反りを緩和する反り制御層を設ける工程を含むことを特徴とする微小構造体の製造方法を提供する。
本発明は、上記の目的を達成するため、基板上に所定の2次元パターンを有する複数の薄膜を形成し、前記基板から前記複数の薄膜を剥離し、この剥離した前記複数の薄膜を対向するステージ上に順次接合することにより、前記複数の薄膜を積層してなる微小構造体を製造する方法において、前記基板単体の反りの方向および反りの量を求める第1の工程と、前記反りの方向および前記反りの量に基づいて、前記基板に設けたときに前記基板の反りを緩和する反り制御層を準備する第2の工程と、前記基板に前記反り制御層を設け、前記基板上に前記複数の薄膜を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする微小構造体の製造方法を提供する。
本発明は、上記の目的を達成するため、基板上に離型層を介して所定の2次元パターンを有する複数の薄膜を形成し、前記基板上の前記離型層から前記複数の薄膜を剥離し、この剥離した前記複数の薄膜を対向するステージ上に順次接合することにより、前記複数の薄膜を積層してなる微小構造体を製造する方法において、前記基板上に少なくとも前記離型層を形成したときの前記基板の反りの方向および反りの量を求める第1の工程と、前記反りの方向および前記反りの量に基づいて、前記基板に設けたときに前記基板の反りを緩和する反り制御層を準備する第2の工程と、前記基板に前記反り制御層を設け、前記基板上に前記離型層を介して前記複数の薄膜を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする微小構造体の製造方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る積層装置を示す。この積層装置1は、真空槽2を有し、この真空槽2の内部に、複数の薄膜34を担持した薄膜担持体3を上面4aに固定されるとともに、その薄膜担持体3をx軸方向,y軸方向およびz軸周りのθ方向にそれぞれ移動させるx−y−θステージ4と、薄膜担持体3のアライメント状態を検出する例えばCCDカメラの如きアライメント検出部5と、ダミー基板6が表面7aに形成されるとともに、z軸方向に移動するzステージ7と、x−y−θステージ4側およびzステージ7側に粒子ビーム8をそれぞれ照射してFAB(Fast Atom Bombardment) 処理する第1の粒子ビーム出射端9Aおよび第2の粒子ビーム出射端9Bと、真空槽2内の真空度を検出する真空計10とを配設している。なお、「FAB処理」とは、粒子ビームとして例えばアルゴン原子ビームを1kV程度の電圧で加速して材料の表面に照射し、材料表面の酸化膜,不純物等を除去して清浄な表面を形成する処理をいう。本実施の形態では、アルゴン原子ビームの照射条件を処理対象の材料に応じて加速電圧1〜1.5kV、照射時間1〜10分の範囲で変更するようにしている。
【0014】
x−y−θステージ4は、真空中で使用可能なものであり、薄膜担持体3をx軸方向およびy軸方向にそれぞれ移動させるxステージ40およびyステージ41と、z軸周りに回転するθステージ42とを備える。
【0015】
zステージ7は、例えば、ステンレス,アルミニウム合金等の金属からなる。ダミー基板6は、zステージ7上に積層された複数の薄膜34からなる微小構造体をzステージ7から容易に取り出せるようにするため、予め、zステージ7の表面7aに形成される。ダミー基板6の材料は、微小構造体の材料に応じて選択する。すなわち、微小構造体をアルミニウム等の金属で形成する場合は、ダミー基板6の材料として銅あるいはニッケルを選択し、zステージ7の表面7aに銅あるいはニッケルをめっき法により例えば約5μm着膜する。微小構造体をアルミナ、窒化アルミ、炭化けい素、シリコン窒化膜等の絶縁体であるセラミックスで形成する場合は、ダミー基板6の材料としてアルミニウムを選択し、zステージ7の表面7aにアルミニウムを真空蒸着法等により形成する。後述するようにダミー基板6上に複数の薄膜34を積層して微小構造体を形成した後、ダミー基板6のみをエッチング除去することにより、微小構造体に外力を加えることなく、微小構造体のみをzステージ7から容易に分離することができる。
【0016】
図2は、積層装置1の制御系を示す。積層装置1は、本装置1全体の制御を司る制御部11を有し、この制御部11に、制御部11のプログラムを含む各種の情報(例えばx−y−θステージ4の移動ピッチ情報)を記憶するメモリ12、真空槽2内を真空にする真空ポンプ13、第1および第2の粒子ビーム出射端9A,9Bからそれぞれ粒子ビーム8を照射する第1のFAB処理部14Aおよび第2のFAB処理部14B、xステージ40を構成するx軸モータ40aおよびx軸位置検出部40b、yステージ41を構成するy軸モータ41aおよびy軸位置検出部41b、θステージ42を構成するθモータ42aおよびθ位置検出部42b、zステージ7を構成するz軸モータ7bおよびz軸位置検出部7c、上記アライメント検出部5、および上記真空計10を各々接続している。x軸位置検出部40b,y軸位置検出部41b,θ位置検出部42bおよびz軸位置検出部7cは、例えば、レーザー干渉計やガラススケール等を用いることができる。これらを用いることにより、サブμmの移動精度を実現できる。
【0017】
第1および第2のFAB処理部14A,14Bは、1〜1.5kVの加速電圧を対応する第1および第2の粒子ビーム出射端11A,11Bに付与するものである。
【0018】
制御部11は、メモリ12が記憶するプログラムおよびx−y−θステージ4の移動ピッチ情報に基づいて、薄膜担持体3が載置されたx−y−θステージ4を所定のピッチで移動させつつ、zステージ7の表面7aにダミー基板6を介して複数の薄膜34を所定の荷重を加えて順次接合することにより、複数の薄膜34を積層してなる微小構造体を形成するように積層装置1の各部を制御するようになっている。
【0019】
次に、上記構成の積層装置1を用いた微小構造体の製造方法を説明する。
【0020】
図3(a) 〜(e) は、着膜工程およびパターンニング工程を示す。
(1) 着膜
まず、同図(a) に示すように、基板31の上に離型層33を形成し、離型層33の上にパターニングされた複数の薄膜34を形成したときの基板31の反りの方向および反りの量を求める。基板31の反りの方向および反りの量は、基板31,離型層33および薄膜34の各内部応力を測定し、その内部応力から予測する。なお、サンプルを作製して基板31の反りの方向および反りの量を求めてもよい。本実施の形態では、基板31が凹形状に反っている場合について説明する。
【0021】
次に、同図(b) に示すように、基板31を準備する。基板31としては、ガラス基板、Siウエハ等の金属、セラミックス等を用いることができる。本実施の形態では、基板31としてシリコンウェハを用いた。
【0022】
この基板31の表面を保護する基板表面保護層35としてスパッタリング法によってAl薄膜を0.5μm着膜する。
【0023】
引き続き、基板31の反りの方向および反りの量に基づいて、基板31に貼着したときに基板31の反りを緩和する反り制御層32を基板31に形成する。反り制御層32の材料としては、Al,Si,Ta等の金属、Al2 O3 ,SiO2 ,Si3 N4 ,Ta2 O5 等の酸化物、レジスト、ピリイミド等の有機膜等いずれでもよい。これらは、電子ビーム蒸着法、スパッタ法、CVD法等の真空蒸着法やスピンコート法等の成膜方法により形成される。材料、成膜方法および成膜条件を適宜選択することにより圧縮応力あるいは引っ張り応力を示す反り制御層32を得ることができ、かつ、応力の大きさも制御できる。圧縮応力を有する反り制御層32を用いる場合は、基板31の凹側の面に圧縮応力を有する反り制御層32を形成し、引っ張り応力を有する反り制御層32を用いる場合は、基板31の凸側の面に引っ張り応力を有する反り制御層32を形成する。本実施の形態では、反り制御層32として引っ張り応力を有するポリイミドを用い、基板31が凹形状に反っているので、基板31の凸側である裏面に引っ張り応力を有するポリイミドをスピンコート法により膜厚約6μm塗布し、最高温度350℃でベークした。
【0024】
次に、同図(c) に示すように、Alエッチャントに浸漬して、基板表面保護層35のみを選択的に除去した。このとき、基板31の中央部に対し周辺部は約30μm沿った凸形状となった。
【0025】
次に、同図(d) に示すように、基板31の表面に離型層33を形成する。離型層33としては、フッ素あるいは有機物含有材料等が好適であり、これらはスピンコート法により成膜される。また、SiOF等のフッ素含有無機材料を用いてもよい。離型性向上の他の方法として、フッ素原子を有するガスの放電に晒し、薄膜34を形成する直前に現れている表面をフッ化する方法がある。離型層33としては、SiOF等のフッ素含有無機材料を用いてもよい。離型性向上の他の方法として、フッ素原子を有するガスの放電に晒し、薄膜を形成する直前に現れている表面をフッ化する方法がある。適当な離型層33を用いることにより、薄膜34をzステージ7側に転写する際、基板31からの離型性が向上する。本実施の形態では、基板31の表面にカップラー剤を塗布後、フッ化ポリイミド(日立化成製)をスピンコート法により塗布し、最高温度350℃でベークし、離型層33を形成した。なお、このふっ化処理は、この上に形成される薄膜34の剥離を容易にするためのものであるが、必ずしも必要ではない。
【0026】
次に、離型層33の上全体に薄膜34を着膜する。薄膜34の材料としては、Al,Si,Ta等の金属やAl2 O3 ,SiO2 ,Si3 N4 ,Ta2 O5 等の酸化物が用いられ、目的に応じて選択される。本実施の形態では、離型層33の上にスパッタリング法によりAl薄膜34を0.5μm着膜した。また、ターゲットには、アルミニウム(Al)を主成分とするアルミニウム合金を使用し、スパッタ圧力0.5Pa、基板31の温度は室温とした。着膜中は水晶振動子式膜厚計で常時膜厚をモニターし、0.5μmに達したところで着膜を終了した。基板31内の膜厚分布は0.5±0.02μm以下が得られた。この時点で、離型層33およびAl薄膜34が有する引っ張り応力により基板31は同図(c) の大きく反った凸形状から僅かに反った凸形状となった。このときの反り量は10μmだった。
【0027】
なお、必要に応じて反り制御層32の上に弾性層を形成してもよい。適当な弾性層を用いることにより、薄膜34を接合するときに薄膜34同士の面接触が行われ易くなる。弾性層としては、樹脂材料等が好適であり、スピンコート法により成膜される。
【0028】
(2) パターンニング
次に、同図(e) に示すように、基板31上に形成したAl薄膜34の表面にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、通常のフォトリソグラフィー法によりフォトマスクを用いてAl薄膜34をエッチングし、所望の微小構造体の断面形状にパターニングした。フォトレジストにはポジ型を用い、フォトマスク(図示せず)を用いてレジストを露光した。Al薄膜34をエッチングした後、フォトレジストを剥離液にて除去した。これにより、同図(e) に示すように、基板31上に、所定のピッチで複数の薄膜34が形成された薄膜担持体3が形成される。
【0029】
なお、パターニングには、上記フォトリソグラフィー法以外に、ステンレス等からなるマスクを基板31上に重ねて薄膜34の着膜と同時にパターン形成を行う方法、選択CVD法を用いて直接薄膜パターンを基板31上に形成する方法、集束イオンビームあるいは電子ビームを基板31上に照射し、断面形状の境界線あるいは不要部分を除去する方法等がある。フォトリソグラフィー法を用いることにより、薄膜パターンの平面内寸法精度は0.1μm以下が達成可能である。
【0030】
(3) 薄膜担持体3の真空槽2への導入
薄膜担持体3を真空槽2内の下部にあるx−y−θステージ4の上面4aに固定する。このとき、x−y−θステージ4のθステージ42に起立してある図示しない3つの位置決めピンに当接するように薄膜担持体3を配置する。
【0031】
(4) アライメント調整
オペレータは、アライメント検出部5で薄膜担持体3を拡大観察しながら、x薄膜担持体3のx軸方向およびy軸方向とx−y−θステージ4のx軸方向およびy軸方向とが一致するようにθステージ42を調整する。そして、ダミー基板6の直下に第1層の薄膜34が概略位置するようにx−y−θステージ4を位置決めする。なお、この工程はx−y−θステージ4のx軸方向およびy軸方向と薄膜担持体3のx軸方向およびy軸方向とを合わせる作業なので、特に真空槽2内で行う必要はなく、ステージ4を真空槽2の外に取り出して普通の顕微鏡を用いて行ってもよい。
【0032】
(5) 真空槽2内の排気
オペレータが、積層装置1の図示しない排気スイッチを押下すると、制御部11は、真空計10の検出値に基づいて真空ポンプ13を制御して真空槽2内を10−6Pa台まで排気し、真空槽2内を高真空状態あるいは超高真空状態にする。
【0033】
(6) FAB処理
制御部11は、図1に示すように、第1および第2のFAB処理部14A,14Bを制御して第1の粒子ビーム出射端9Aからダミー基板6の表面にアルゴン原子ビーム8を照射し、第2の粒子ビーム出射端9Bから薄膜34の表面にアルゴン原子ビーム8を照射してFAB処理を施す。本実施の形態では、アルゴン原子ビーム8を1.5kVの加速電圧で斜め45度の角度から1分間照射し、表面約10nmの汚染層を除去した。この程度の膜減り量なら目的とする精度0.1μmに比べて一桁小さいので無視できる。
【0034】
図4(a) ,(b) および図5(a) ,(b) は、転写工程を示す。制御部11は、図4(a) に示すように、z軸位置検出部7cの検出信号に基づいてz軸モータ7bを制御してzステージ7を下降させてダミー基板6をx−y−θステージ4上の薄膜担持体3に接近させ、清浄なダミー基板6の表面と清浄な第1層の薄膜34の表面とを接触させ、所定の荷重(例えば、50kgf/cm2 )を加えて所定の時間(例えば5分間)押し付ける。これにより、ダミー基板6と第1層の薄膜34の表面とが強固に接合される。
その後、図4(b) に示すように、zステージ7を元の位置に復帰させる。離型層33と薄膜34との接合力をf1 、薄膜34,34同士の接合力をf2 、薄膜34とダミー基板6との接合力をf3 としたとき、f2 >f3 >f1 の大小関係となるようにダミー基板6、離型層33および薄膜34の材料を選択している。従って、薄膜34は薄膜担持体3側からzステージ7側に転写される。
【0035】
次に、制御部11は、図5(a) に示すように、メモリ11が記憶するプログラムおよびx−y−θステージ4の移動ピッチ情報に基づいて、x−y−θステージ4を所定のピッチ移動させる。これにより、zステージ7の直下に第2層の薄膜34が位置する。
【0036】
以下同様に、第2層の薄膜34に対しFAB処理・転写することにより、第1層の薄膜34の上に第2層の薄膜34が積層される。最初の工程との唯一の違いは、FAB処理工程において、2回目のときはzステージ7上のダミー基板6の表面にアルゴン原子ビーム8を照射するのではなく、第1層の薄膜34の裏面(それまで基板31に離型層33を介して接触していた面)に照射し、そこを清浄化することである。
【0037】
上述した工程を薄膜34の数だけ繰り返すことにより、図5(b) に示すように、複数の薄膜34が積層され、zステージ7上のダミー基板6上に微小構造体30が完成する。その後、ダミー基板6を除去することにより、微小構造体30が得られる。
【0038】
上記の構成によれば、以下の効果が得られる。
(イ) 膜厚0.5μmの複数の薄膜34を順次積層して微小構造体30を製造しているので、積層方向の高解像度化が可能になる。
(ロ) 基板31の反りを少なくするとにより、薄膜34接合時に、肩当たりを生じないので、面全体が接触し、接合不良が少なくなって歩留りが向上する。
【0039】
図6(a) 〜(c) は、本発明の第2の実施の形態に係る製造方法を示す。基板31が単体で凹形状を示し、圧縮応力を有する反り制御層32を使用する場合について説明する。また、離型層を用いない場合について説明する。まず、同図(a) に示すように、基板31の上面に圧縮応力を有する反り制御層32を形成し、同図(b) に示すように、反り制御層32の上全体に薄膜34を形成し、薄膜34をフォトリソグラフィー法等によってパターニングし、所望の微小構造体の断面形状を有する複数の薄膜34を形成する。後は、第1の実施の形態と同様に複数の薄膜34を積層して接合し、微小構造体を形成する。
【0040】
第2の実施の形態によば、基板31が単体で凹形状を示す場合でも、圧縮応力を有する反り制御層32を基板31の凹側に形成することにより、基板31の反りを緩和して平坦にすることができ、歩留りの向上を図ることができる。
【0041】
図7(a) 〜(c) は、本発明の第3の実施の形態に係る製造方法を示す。基板31が単体で凹形状を示し、引っ張り応力を有する反り制御層32を使用する場合について説明する。また、離型層を用いない場合について説明する。まず、同図(a) に示すように、基板31の下面に圧縮応力を有する反り制御層32を形成し、同図(b) に示すように、基板31の上面全体に薄膜34を形成し、同図(c) に示すように、薄膜34をフォトリソグラフィー法等によってパターニングして所望の微小構造体の断面形状を有する複数の薄膜34を形成する。後は、第1の実施の形態と同様に複数の薄膜34を積層して接合し、微小構造体を形成する。
【0042】
第3の実施の形態によば、基板31が単体で凹形状を示す場合でも、引っ張り応力を有する反り制御層32を基板31の凸側に形成することにより、基板31の反りを緩和して平坦にすることができ、歩留りの向上を図ることができる。
【0043】
図8(a) 〜(c) は、本発明の第4の実施の形態に係る製造方法を示す。基板31が単体で凹形状を示し、薄膜34が形成された基板31を僅かに凸形状とするための圧縮応力を有する反り制御層32を使用する場合について説明する。また、離型層を用いない場合について説明する。まず、同図(a) に示すように、基板31の上面に圧縮応力を有する反り制御層32を形成し、同図(b) に示すように、反り制御層32の上面全体に薄膜34を形成し、同図(c) に示すように、薄膜34をフォトリソグラフィー法等によってパターニングして所望の微小構造体の断面形状を有する複数の薄膜34を形成する。このとき、薄膜34が形成された基板31は僅かに凸形状(例えば反り量20μm以下)となる。後は、第1の実施の形態と同様に複数の薄膜34を積層して接合し、微小構造体を形成する。
【0044】
この第4の実施の形態によれば、薄膜34が形成された基板31を僅かに凸形状となるように反り制御層32を用いているので、接合工程時に基板31の中央部分から接触してゆくため、基板31のエッジ部分からzステージ7上のダミー基板6に接触してゆくことはなく、エッジ部分でのパーティクル発生を防止できる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、膜厚制御性が良好で基板全体に渡って膜厚均一性に優れたスパッタリング法等の着膜方法を用いて基板上に複数の薄膜を形成できるので、積層方向の高解像度化が可能になる。
また、基板の反りを緩和する反り制御層を用いているので、薄膜接合時に面全体が接触し、接合不良が少なくなるので、歩留り向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る積層装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る積層装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】(a) 〜(e) は着膜工程およびパターンニング工程を示す図である。
【図4】(a) ,(b) は転写工程を示す図である。
【図5】(a) は転写工程を示す図、(b) は完成した微小構造体を示す図である。
【図6】(a) 〜(c) は本発明の第2の実施の形態に係る製造方法を示す図である。
【図7】(a) 〜(c) は本発明の第3の実施の形態に係る製造方法を示す図である。
【図8】(a) 〜(c) は本発明の第4の実施の形態に係る製造方法を示す図である。
【図9】従来例1の光造形法を示す模式図である。
【図10】従来例2の粉末法を示す模式図である。
【図11】従来例3のシート積層法に係る製造装置を示す図である。
【図12】(a) 〜(d) は従来例4の薄膜を出発材料として用いる製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1 積層装置
2 真空槽
3 薄膜担持体
4 x−y−θステージ
4a x−y−θステージの上面
4b 位置決めピン
5 アライメント検出部
6 ダミー基板
7 zステージ
7a zステージの表面
7b z軸モータ
7c z軸位置検出部
8 粒子ビーム
9A 第1の粒子ビーム出射端
9B 第2の粒子ビーム出射端
10 真空計
11 制御部
12 メモリ
13 真空ポンプ
14A 第1のFAB処理部
14B 第2のFAB処理部
15 研磨パッド
30 微小構造体
31 基板
32 反り制御層
33 離型層
34 薄膜
35 基板表面保護層
40 xステージ
40a x軸モータ
40b x軸位置検出部
41 yステージ
41a y軸モータ
41b y軸位置検出部
42 θステージ
42a θモータ
42b θ位置検出部
Claims (12)
- 基板上に所定の2次元パターンを有する複数の薄膜を形成し、前記基板から前記複数の薄膜を剥離し、この剥離した前記複数の薄膜を対向するステージ上に順次接合することにより、前記複数の薄膜を積層してなる微小構造体を製造する方法において、
前記基板の反りを緩和する反り制御層を設ける工程を含むことを特徴とする微小構造体の製造方法。 - 基板上に所定の2次元パターンを有する複数の薄膜を形成し、前記基板から前記複数の薄膜を剥離し、この剥離した前記複数の薄膜を対向するステージ上に順次接合することにより、前記複数の薄膜を積層してなる微小構造体を製造する方法において、
前記基板単体の反りの方向および反りの量を求める第1の工程と、
前記反りの方向および前記反りの量に基づいて、前記基板に設けたときに前記基板の反りを緩和する反り制御層を準備する第2の工程と、
前記基板に前記反り制御層を設け、前記基板上に前記複数の薄膜を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする微小構造体の製造方法。 - 前記第2の工程は、前記反りの方向および前記反りの量に基づいて、圧縮応力あるいは引っ張り応力を有する前記反り制御層を準備する構成の請求項2記載の微小構造体の製造方法。
- 前記第3の工程は、前記圧縮応力を有する反り制御層を用いる場合は、前記基板の凹側の面に前記反り制御層を設け、前記引っ張り応力を有する前記反り制御層を用いる場合は、前記基板の凸側の面に前記反り制御層を設ける構成の請求項3記載の微小構造体の製造方法。
- 前記第2の工程は、前記基板に設けたときに前記基板の反りを前記複数の薄膜が形成される側に凸形状とする前記反り制御層を準備する構成の請求項2記載の微小構造体の製造方法。
- 前記反り量は、20μm以下である構成の請求項5記載の微小構造体の製造方法。
- 基板上に離型層を介して所定の2次元パターンを有する複数の薄膜を形成し、前記基板上の前記離型層から前記複数の薄膜を剥離し、この剥離した前記複数の薄膜を対向するステージ上に順次接合することにより、前記複数の薄膜を積層してなる微小構造体を製造する方法において、
前記基板上に少なくとも前記離型層を形成したときの前記基板の反りの方向および反りの量を求める第1の工程と、
前記反りの方向および前記反りの量に基づいて、前記基板に設けたときに前記基板の反りを緩和する反り制御層を準備する第2の工程と、
前記基板に前記反り制御層を設け、前記基板上に前記離型層を介して前記複数の薄膜を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする微小構造体の製造方法。 - 前記第1の工程は、少なくとも前記基板および前記離型層の内部応力をそれぞれ求め、前記内部応力に基づいて前記基板の反りの方向および反りの量を求める構成の請求項7記載の微小構造体の製造方法。
- 前記第2の工程は、前記反りの方向および前記反りの量に基づいて、圧縮応力あるいは引っ張り応力を有する前記反り制御層を準備する構成の請求項7記載の微小構造体の製造方法。
- 前記第3の工程は、前記圧縮応力を有する反り制御層を用いる場合は、前記基板の凹側の面に前記圧縮応力を有する反り制御層を設け、前記引っ張り応力を有する反り制御層を用いる場合は、前記基板の凸側の面に前記引っ張り応力を有する反り制御層を設ける構成の請求項9記載の微小構造体の製造方法。
- 前記第2の工程は、前記基板に設けたときに前記基板の反りを前記複数の薄膜が形成される側に凸形状とする反り制御層を準備する構成の請求項7記載の微小構造体の製造方法。
- 前記反り量は、20μm以下である構成の請求項11記載の微小構造体の製造方法。
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