JP4608890B2 - 微小構造体の製造方法および装置 - Google Patents

微小構造体の製造方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4608890B2
JP4608890B2 JP2004021203A JP2004021203A JP4608890B2 JP 4608890 B2 JP4608890 B2 JP 4608890B2 JP 2004021203 A JP2004021203 A JP 2004021203A JP 2004021203 A JP2004021203 A JP 2004021203A JP 4608890 B2 JP4608890 B2 JP 4608890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
film pattern
target substrate
particle beam
donor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004021203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005212028A (ja
Inventor
宏之 堀田
高幸 山田
睦也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004021203A priority Critical patent/JP4608890B2/ja
Publication of JP2005212028A publication Critical patent/JP2005212028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4608890B2 publication Critical patent/JP4608890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Description

本発明は、積層造形方法によって製造される微小ギアや微細光学部品、あるいはこれらを成形する金型等の微小構造体の製造方法および装置に関し、特に、膜厚方向の精度が高く、極めて薄い膜を高い転写率で積層することができる微小構造体の製造方法および装置に関する。
積層造形方法は、コンピュータで設計された複雑な形状の3次元物体を短納期で造形する方法として近年急速に普及している。積層造形方法により造形された3次元物体は、種々の装置の部品のモデル(プロトタイプ)として、部品の動作や形状の良否を調べるために利用される。この方法が適用される部品のサイズは、数cm以上の比較的大きな部品が多かったが、近年、精密に加工して形成される微小部品、例えば、微小ギアや微細光学部品にもこの方法を適用したいというニーズがある。
このようなニーズに鑑みてなされた従来の微小構造体の製造方法として、例えば、基板上に離型層を介して微小構造体の断面形状に対応した複数の薄膜パターンを形成し、この薄膜パターンをターゲット基板上に常温接合により積層して微小構造体を製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図10および図11は、その特許文献1に記載された微小構造体の製造方法を説明するための図である。Siウェハからなる基板101上にポリイミドからなる離型層102をスピンコーティング法により2〜5μm形成し、離型層102の上にスパッタリング法によりAl薄膜を0.5〜8μm着膜し、そのAl薄膜をフォトエッチング法によりエッチングして所望の微小構造体の断面形状にパターニングし、複数の薄膜パターン105を形成する。これらの薄膜パターン105が形成された基板をドナー基板106という。
次に、ドナー基板106を真空槽110内のx軸方向、y軸方向およびz軸回りのθ方向にそれぞれ移動させるxyθステージ107上にドナー基板106を固定し、z軸方向に移動するzステージ108上にターゲット基板109を固定する。
次に、xyθステージ107側のドナー基板106およびzステージ108側のターゲット基板109のそれぞれの表面にAr中性ビームからなるFAB(FastAtom Beam)111をFAB出射部112A,112Bから照射して、材料表面の酸化膜、不純物等を除去して清浄な表面を形成させる。具体的には、真空槽110の中にArガスを0.1Pa程度導入し、FAB出射部112A,112Bへの電圧を1.5kV、電流を15mAにして、30分間照射することによって、酸化層や異物を除去する(S1)。
次に、ターゲット基板109の表面と、第1の薄膜パターン105表面を接触させ、荷重50kgf/cm2で5分間押し付けておくと、ターゲット基板109と1層目の薄膜パターン105が強固に接合される(S2)。
次に、zステージ108を上昇させると、ドナー基板106上の1層目の薄膜パターン105とその下の離型層102の密着力よりも、ターゲット基板109と1層目の薄膜パターン105の接合力の方が大きいため、1層目の薄膜パターン105はドナー基板106からターゲット基板109側に転写される。
次に、xyθステージ107を所定のピッチ移動させ、1目の薄膜パターン105の位置決めと同様にして、2層目の薄膜パターン105の位置決めを行い、位置決め・FAB照射・転写の各工程を繰り返すことにより(S3、S4)、徴小構造体が完成する。その後、zステージ108からターゲット基板109を取り外し、ターゲット基板109を除去することにより、必要な微小構造体が得られる(S5)。
特開2000−238000号公報
しかしながら、従来の微小構造体の製造方法によると、1層の積層を行う度に、FABを繰り返し照射するために、図12に示すように、層数が増えるに従って薄膜パターン105の膜厚が減少していくという問題が生じている。例えば、光学薄膜を作製するために薄膜パターン105の厚さを0.1μm程度にした場合には、1回あたりのFAB111によって除去される膜厚が0.005μm程度であるため10回繰り返すと、除去される膜厚が0.05μmに達し、10層目を積層する時には薄膜パターン105の膜厚のうち1/2が除去されてしまい、設計値よりも薄くなっている。光学薄膜は特に膜厚の精度が要求されるため、1/10であっても問題となるため、薄膜パターン105の膜厚はおおよそ0.5μm以下となった場合には問題になることが分かる。
従って、本発明の目的は、膜厚方向の精度が高く、極めて薄い膜を高い転写率で積層することができる微小構造体の製造方法および装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、微小構造体の断面形状に対応した複数の薄膜パターンが形成されたドナー基板と前記複数の薄膜パターンが転写されるターゲット基板とを対向配置し、前記ターゲット基板側と前記ドナー基板側に粒子ビームを照射して表面清浄化処理を行い、前記複数の薄膜パターンを直接接触する接合によって前記ターゲット基板上に積層して前記微小構造体を製造する微小構造体の製造方法において、前記表面清浄化処理は、前記複数の薄膜パターンが形成された前記ドナー基板側と前記薄膜パターンが転写されていない前記ターゲット基板側に前記粒子ビームを照射する第1の工程と、1層目の前記薄膜パターンが前記ターゲット基板上に転写された後、2層目以降の前記薄膜パターンが前記ターゲット基板に転写される前に、前記2層目以降の薄膜パターンに粒子ビームを照射せずに前記ターゲット基板側に粒子ビームを照射する第2の工程とを含むことを特徴とする微小構造体の製造方法を提供する。
本発明において、「ドナー基板側よりもターゲット基板側の方に多くの粒子ビームを照射する」とは、ドナー基板上の複数の薄膜パターンの膜厚の減少量の差異をできる限り少なくなるようにすることであり、具体的には、ドナー基板へのFAB(Fast Atom Beam)の照射を初回の1回のみ(時間)としたり、ドナー基板へのFABの初回以降においては電流量を少なくする(量)とすることにより、粒子ビームの照射量を制御することによりなされる。
本発明は、上記目的を達成するため、複数の薄膜パターンが形成されたドナー基板を支持する第1のステージと、前記ドナー基板に対向するようにターゲット基板を支持する第2のステージと、前記第1および第2のステージを相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段を制御して前記ドナー基板上の前記薄膜パターンと前記ターゲット基板側とを圧接させる制御手段と、前記ドナー基板側に粒子ビームを照射して表面を清浄化処理する第1の照射手段と、記ターゲット基板側に粒子ビームを照射して表面を清浄化処理する第2の照射手段とを備え前記制御手段は、前記複数の薄膜パターンが形成された前記ドナー基板側と前記薄膜パターンが転写されていない前記ターゲット基板側に前記粒子ビームを照射し、前記移動手段を制御して1層目の前記薄膜パターンを前記ターゲット基板上に転写した後、2層目以降の前記薄膜パターンを前記ターゲット基板に転写する前に、前記2層目以降の薄膜パターンに粒子ビームを照射せずに前記ターゲット基板側に粒子ビームを照射するように前記第1および第2の照射手段を制御することを特徴とする微小構造体の製造装置を提供する。
本発明の微小構造体の製造方法および装置によれば、0.5μm以下という薄い薄膜であっても、薄膜パターンの表面を清浄化した上で、薄膜パターンに十分な荷重をかけて転写工程を実施し、転写した裏側を削ることで次に転写する薄膜パターンの転写を容易にすることが可能となり、確実に高い転写率で薄膜を積層することができる。また、ドナー基板側よりもターゲット基板側の方に多くの粒子ビームを照射することにより、粒子ビームによって各薄膜パターンの除去される膜厚が等しくすることが可能となるので、膜厚方向の精度を高くすることができる。
図1(a)〜(e)は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの形成工程を示す。ここでは、目的とする微小構造体の断面形状に対応する複数の薄膜パターンを形成する。まず、図1(a)に示すように、Siウェハからなる基板101を準備し、この基板101の表面にポリイミド(日立化成製ポリイミドPIX3400)からなり、後工程で形成するAl薄膜よりも厚い、例えば、2μm厚さの離型層102をスピンコーティング法により形成する。
次に、図1(b)に示すように、離型層102の上にスパッタリング法により0.5μm以下の極薄のAl薄膜103を着膜し、その上にレジスト104を作製する。
次に、図1(c)に示すように、A1薄膜103をエッチングして目的の微小構造体の断面形状にパターニングし、複数の薄膜パターン105を形成する。
次に、図1(d)に示すように、例えば、離型層102の露出している領域をエッチングして所定の深さの凹部102aを形成する。エッチングには、液体に所定時間浸す「ウェットエッチング」と、真空装置内において行う「ドライエッチング」がある。図1(d)は、ドライエッチングを行った場合を示す。このドライエッチングによれば、ドナー基板106に対してほぼ垂直にエッチング面が形成される。これに対してウェットエッチングだと、薄膜パターン105の下面にまでサイドエッチングが進んでしまうため、転写時に薄膜パターン105への荷重が十分にかからなくなる可能性がある。ただし、薄膜パターン105に要求される形状の精度によっては十分に利用することが可能である。
離形層102をエッチバックの際に用いるガスとしてはCF4とO2の混合ガスなどが代表的であり、薄膜パターン105として選択したAlなどの金属をエッチングする速度は十分に小さいため、薄膜パターン105の表面に与える影響は無いと言える。このエッチバック工程をレジストが存在する段階でドライエッチングを行った場合は、ポリイミドのエッチバックと同時にレジストパターン104aの膜厚が減少することになるが、薄膜パターン105の表面はエッチングされないので影響は無い。
なお、レジストを除去した後に複数の薄膜パターン105をマスクとしてエッチバックを行ってもよい。また、離型層102の露出している領域を全てエッチバックしなくても、薄膜パターン105の周縁部近傍のみをエッチバックしてもよい。また、エッチバックは、基板101まで行ってもよい。また、離型層102と基板101の間に基板101よりもエッチバックが容易なSiO2等からなる中間層を形成し、エッチバックを中間層まで行ってもよい。
以上のようにして図1(e)に示すドナー基板106が作製され、次の転写工程に移行する。
図2および図3は、第1の実施の形態に係る転写動作を示し、図4は、その転写工程図である。まず、図2(a)に示すように、真空槽110内のx軸方向、y軸方向およびz軸回りのθ方向にそれぞれ移動させるxyθステージ107上にドナー基板106を固定し、z軸方向に移動するSUS等の金属からなるzステージ108上にターゲット基板109を固定する。次に、xyθステージ107側のドナー基板106およびzステージ108側のターゲット基板109のそれぞれの表面にAr中性ビームからなるFAB(FastAtom Beam)111をFAB出射端112A,112Bから照射して、材料表面の酸化膜、不純物等を除去して清浄な表面を形成させる。具体的には、真空槽110の中にArガスを0.1Pa程度導入し、FABの電圧を1.5kV、電流を15mAにして、30分間照射することによって、酸化層や異物を除去することが可能となる(S10)。なお、時間を短縮するために電流を30mA以上とし、照射時間を10分以下にすることが望ましい。
次に、図2(b)に示すように、ターゲット基板109の表面と、1層目の薄膜パターン105表面を接触させ、荷重50kgf/cm2で5分間押し付けておくと、ターゲット基板109と1層目の薄膜パターン105が強固に接合される(S20)。引っ張り試験で測定した接合強度は、50〜100MPaである。
次に、図3(a)に示すように、zステージ108を上昇させると、ドナー基板106上の1層目の薄膜パターン105とその下の離型層102の密着力よりも、ターゲット基板109と1層目の薄膜パターン105の接合力の方が大きいため、1層目の薄膜パターン105はドナー基板106からターゲット基板109側に転写される。
次に、図3(b)に示すように、ターゲット基板109側に転写された薄膜パターン105の表面、すなわちドナー基板106の離型層102に接合していた面にFAB111を例えば5分間照射する(S30、S40)。
次に、xyθステージ107を所定のピッチ移動させ、1層目の薄膜パターン105の位置決めと同様にして、2層目の薄膜パターン105の位置決めを行い、位置決め・FAB照射・転写の各工程を繰り返すことにより、微小構造体が完成する。その後、zステージ108からターゲット基板109を取り外し、ターゲット基板109を除去することにより、目的とする微小構造体が得られる。
この第1の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(イ)ドナー基板106には1回のみFAB111を照射し、ターゲット基板109には薄膜パターン105を転写する度に、転写した薄膜パターン105の表面にFAB111を照射しているので、各薄膜パターン105の除去される膜厚が等しくなるので、所望の微小構造体を製造することができる。
(ロ)0.5μm以下という薄い薄膜であっても、薄膜パターンの表面を清浄化した上で、薄膜パターンに十分な荷重をかけて転写工程を行っているので、確実に高い転写率で薄膜を積層することができる。
(ハ)離型層102の露出している領域をエッチバックしているので、転写工程において離型層102が隆起しても、その隆起部がターゲット基板109、あるいはターゲット基板109に既に転写された薄膜パターン105に接触するのを避けることができるので、薄膜パターン105に十分な荷重を確実にかけて転写することが可能となり、高い転写率で薄膜を積層することができる。
(ニ)極めて薄い薄膜を用いることができるので、積層方向の分解能が高くなる。
なお、ドナー基板106上の薄膜パターンは、上記ステップ10において、一様に削られることになるため、予め削られる膜厚を測定しておき、図1(b)に示すように、A1薄膜103の成膜時に補正値として上乗せしておく。
図5および図6は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程を示す。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態において、ステップS40においてターゲット基板109にFAB111を照射する前に、図5に示すように、シャッター301によってドナー基板106を覆うものである(S31)。なお、図5においてシャッター301は、図面に垂直な方向に移動するものとする。
このシャッター301は、FAB111の粒子が回り込まないような面積にする必要がある。具体的には、ドナー基板106の中で転写に用いる領域が30×30mmの場合に、シャッター301の面積は60×60mmとし、ドナー基板106との距離は5mm以下にすることが望ましい。または、シャッター301を平板ではなく下面が空いた箱型またはドーム型として、ドナー基板106の上からかぶせるような形状にすることも望ましい。
この第2の実施の形態によれば、FAB111を照射する際に、シャッター301によりドナー基板106を遮蔽しているので、FAB111によってターゲット基板109及びzステージ108の表面が削られることで発生した粒子がドナー基板106側に付着・堆積することを防ぐことができる。
図7および図8は、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程を示す。この第3の実施の形態は、第1の実施の形態において、ステップS40においてターゲット基板109にFAB111を照射する前に、図7に示すように、FAB111の照射によって削られた粒子がドナー基板106上に堆積しない位置までドナー基板106を退避させるものである(S32)。具体的には、ドナー基板106とターゲット基板109の距離をLとした場合に、ドナー基板106の端面とターゲット基板109の端面を2L以上離間させることが必要となる。
この第3の実施の形態によれば、FAB111を照射する際に、ドナー基板106を退避させているので、FAB111によってターゲット基板109及びzステージ108の表面が削られることで発生した粒子がドナー基板106側に付着・堆積することを防ぐことができる。
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程を示す。この第4の実施の形態は、ターゲット基板109にFAB111を照射した後(S40)、ドナー基板106にFAB111をターゲット基板109に照射している間か、または、照射した後に、予め求めておいた堆積物の膜厚分を除去するためのFAB111の照射を行うものである(S41)。具体的には、FAB111によってターゲット基板109を照射した際に、そこで削られた膜厚の約1/10がドナー基板106上に堆積する例が知られているので、この1/10に相当する膜厚を削るためのFAB111の照射が必要となる。
なお、薄膜パターン105は、Al以外に、Cu,Ta,Ni,Cr等の他の材料、あるいはこれらの合金でもよい。また、離型層102は、ポリイミド以外に、SiO2,SiOF,フッ化ポリイミド等の他の材料でもよい。
(a)〜(e)は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの形成工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの転写動作を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの転写動作を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜パターンの転写動作を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄膜パターンの転写動作を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄膜パターンの転写工程図である。 従来の薄膜パターンの転写動作を示す断面図である。 従来の薄膜パターンの転写工程図である。 従来の微小構造体の製造方法の問題点を説明するための断面図である。
符号の説明
101 基板
102 離型層
102a 凹部
103 Al薄膜
104 レジスト
104a レジストパターン
105 薄膜パターン
106 ドナー基板
107 xyθステージ
108 zステージ
109 ターゲット基板
110 真空槽
111 FAB
112A,112B FAB出射部
301 シャッター

Claims (8)

  1. 微小構造体の断面形状に対応した複数の薄膜パターンが形成されたドナー基板と前記複数の薄膜パターンが転写されるターゲット基板とを対向配置し、
    前記ターゲット基板側と前記ドナー基板側に粒子ビームを照射して表面清浄化処理を行い、
    前記複数の薄膜パターンを直接接触する接合によって前記ターゲット基板上に積層して前記微小構造体を製造する微小構造体の製造方法において、
    前記表面清浄化処理は、前記複数の薄膜パターンが形成された前記ドナー基板側と前記薄膜パターンが転写されていない前記ターゲット基板側に前記粒子ビームを照射する第1の工程と、1層目の前記薄膜パターンが前記ターゲット基板上に転写された後、2層目以降の前記薄膜パターンが前記ターゲット基板に転写される前に、前記2層目以降の薄膜パターンに粒子ビームを照射せずに前記ターゲット基板側に粒子ビームを照射する第2の工程とを含むことを特徴とする微小構造体の製造方法。
  2. 前記表面清浄化処理は、前記第2の工程を行うことによって、前記ターゲット基板側から前記ドナー基板側に飛散した粒子を前記粒子ビームを照射して除去する第3の工程を含むことを特徴とする請求項記載の微小構造体の製造方法。
  3. 前記第2の工程により前記薄膜パターンの表層部を除去する膜厚は、前記薄膜パターンの膜厚全体の1/10以下であることを特徴とする請求項記載の微小構造体の製造方法。
  4. 前記複数の薄膜パターンの膜厚は、0.5μm以下であることを特徴とする請求項1記載の微小構造体の製造方法。
  5. 前記表面清浄化処理は、不活性ガスを加速して前記粒子ビームを照射することを特徴とする請求項1記載の微小構造体の製造方法。
  6. 前記ドナー基板上への前記複数の薄膜パターンの形成は、前記ドナー基板上に前記薄膜パターンの前記ドナー基板側からの剥離を容易とする離型層を形成し、その離型層の上に行うことを特徴とする請求項1記載の微小構造体の製造方法。
  7. 前記離型層は、前記薄膜パターンの少なくとも周縁部近傍がエッチバックされていることを特徴とする請求項記載の微小構造体の製造方法。
  8. 複数の薄膜パターンが形成されたドナー基板を支持する第1のステージと、
    前記ドナー基板に対向するようにターゲット基板を支持する第2のステージと、
    前記第1および第2のステージを相対的に移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御して前記ドナー基板上の前記薄膜パターンと前記ターゲット基板側とを圧接させる制御手段と、
    前記ドナー基板側に粒子ビームを照射して表面を清浄化処理する第1の照射手段と、
    前記ターゲット基板側に粒子ビームを照射して表面を清浄化処理する第2の照射手段とを備え
    前記制御手段は、前記複数の薄膜パターンが形成された前記ドナー基板側と前記薄膜パターンが転写されていない前記ターゲット基板側に前記粒子ビームを照射し、前記移動手段を制御して1層目の前記薄膜パターンを前記ターゲット基板上に転写した後、2層目以降の前記薄膜パターンを前記ターゲット基板に転写する前に、前記2層目以降の薄膜パターンに粒子ビームを照射せずに前記ターゲット基板側に粒子ビームを照射するように前記第1および第2の照射手段を制御することを特徴とする微小構造体の製造装置。
JP2004021203A 2004-01-29 2004-01-29 微小構造体の製造方法および装置 Expired - Fee Related JP4608890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004021203A JP4608890B2 (ja) 2004-01-29 2004-01-29 微小構造体の製造方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004021203A JP4608890B2 (ja) 2004-01-29 2004-01-29 微小構造体の製造方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005212028A JP2005212028A (ja) 2005-08-11
JP4608890B2 true JP4608890B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=34904917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004021203A Expired - Fee Related JP4608890B2 (ja) 2004-01-29 2004-01-29 微小構造体の製造方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4608890B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6164770B2 (ja) * 2013-05-09 2017-07-19 須賀 唯知 基板表面処理方法及び装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128768A (ja) * 1997-07-08 1999-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体の製造方法
JP2000109984A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体の製造方法および製造装置
JP2001295077A (ja) * 2000-04-18 2001-10-26 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体の製造方法および装置
JP2004006707A (ja) * 2002-04-26 2004-01-08 Toray Eng Co Ltd 実装方法および実装装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128768A (ja) * 1997-07-08 1999-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体の製造方法
JP2000109984A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体の製造方法および製造装置
JP2001295077A (ja) * 2000-04-18 2001-10-26 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体の製造方法および装置
JP2004006707A (ja) * 2002-04-26 2004-01-08 Toray Eng Co Ltd 実装方法および実装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005212028A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0637065A (ja) 基板中に多段構造を作製する方法
TWI487443B (zh) 基板結構的製造方法及以此方法製造的基板結構
JP2010263000A (ja) 電子部品製造方法
CN112645276A (zh) 铟柱及其制备方法
JP4500962B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP4608890B2 (ja) 微小構造体の製造方法および装置
JP4575651B2 (ja) 積層構造体の製造方法および積層構造体
KR101076685B1 (ko) 미세 전도성 패턴의 제조방법
JP2008114448A (ja) 転写基板とそれを用いた転写方法
JP4427989B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP3627482B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP3612945B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP5168871B2 (ja) 薄膜担持体基板およびその製造方法
JP3804293B2 (ja) 微小構造体の製造方法および製造装置
JP3627486B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JPH11221829A (ja) 薄膜形成用基板及び微小構造体の製造方法
KR100727371B1 (ko) 다층 감광막을 이용한 금속마스크 제작방법 및 금속마스크
JP3663940B2 (ja) 微小構造体の製造装置、および微小構造体の製造方法
JP3800273B2 (ja) 微小構造体の製造方法および製造装置
JP3821200B2 (ja) 微小構造体の製造方法および装置
JP3509487B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP4318416B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP2002036195A (ja) 微小構造体およびその製造方法
JP3627496B2 (ja) 微小構造体の製造方法
JP3864612B2 (ja) 微小構造体の製造方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees