JP3525617B2 - レジスト構造体の形成方法 - Google Patents

レジスト構造体の形成方法

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  • Micromachines (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロマシン等
の微細構造体を製造するために用いるX線リソグラフィ
用マスクを用いて形成されるレジスト構造体の形成方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】マイクロマシンおよびマイクロ光学の分
野における微細構造体を形成するために、LIGA(Li
thographie Galvanoformung Abformung )プロセスは有
益な手段であり注目を集めている。LIGAプロセス
は、任意の断面形状の成形、数100μmの高さの構造
体の製造、サブミクロン領域の加工等が可能であり、さ
まざまな材料を用いることができることから、あらゆる
分野での応用が期待されている。 【0003】LIGAプロセスにおいて、X線リソグラ
フィによりレジストパターンを形成するためにX線マス
ク構造体が用いられる。このX線マスクは、一般的に、
X線が非常に透過しやすい薄いX線透過部と、レジスト
構造体のパターンを決定するためにそのパターンに応じ
て形成されたX線吸収体とを含む。このようなX線マス
ク構造体において、通常、透過部は照射されるX線に対
し、同じコントラストが得られるよう均質に形成されて
おり、その上に所定のパターンで形成された吸収体は、
X線を均一に吸収するために一定の厚みを有している。 【0004】一方、段差構造を有する微細構造体は、従
来、FEDジャーナルVol.5No.1(1994)
p28〜29に記述されるように、プラスチックのモー
ルド工程とディープエッチX線リソグラフィとを組合せ
ることによって形成されていた。図8にこの方法による
微細構造体の製造工程を概略的に示す。まず、図8
(A)に示すように、基板82上にプラスチック材料
(モールド材料)81を設ける。次に、図8(B)に示
すように、LIGAプロセスによって製造された鋳型8
3を、ガラス転移以上の高温に加熱したプラスチック材
料81にプレスする。プラスチック材料81の冷却後に
鋳型83を外すことによって、図8(C)に示すよう
に、厚いレジストの上層部のみが形成されたレジスト構
造体84が得られる。さらに、図8(D)に示すよう
に、X線吸収体86を備えたX線リソグラフィ用マスク
87とレジスト構造体84を位置合わせしてシンクロト
ロン放射光85を照射する。X線リソグラフィにより下
層部が形成され、図8(E)に示すような段差構造を有
する微細構造体88が製造される。 【0005】また、傾斜した構造を有する微細構造体の
製造方法としては、FEDジャーナルVol.5 N
o.1(1994)p28に記述されるように、ディー
プエッチX線リソグラフィにおいて、レジストに対して
入射角を変化させてシンクロトロン放射光を照射する方
法がある。たとえば、所定の角度で二重露光を行なうこ
とによって台形型微細構造体を製造することができる。 【0006】可動部を有する微細構造体を製造する方法
としては、たとえば、別々に形成されたマイクロコンポ
ーネントを組合せる方法、集積されたシステムを一体と
して製造する方法がある。図9は、犠牲層技術を用い
て、集積されたシステムを一体として製造する方法を示
す。まず、図9(A)に示すように、X線リソグラフィ
において、基板91上に密着層93および犠牲層92、
92′を形成する。次に、図9(B)に示すように、レ
ジスト94を塗布する。さらに、図9(C)に示すよう
に、X線吸収体96を犠牲層92、92′と合うように
X線リソグラフィ用マスク97を位置合わせし、シンク
ロトロン放射光95を照射してパターンを形成する。最
後に、ウェットエッチングによって犠牲層92、92′
を除去することによって、図9(D)に示すように、基
板91上で可動な部品98を有する微細構造体99が形
成される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LIGAプロセスにおいて段差構造および傾斜した構造
を有する微細構造体、可動部を備えた構造体を製造する
ためにはいくつもの工程を組合せた複雑なプロセスを要
するということが問題であった。 【0008】本発明の目的は、従来より容易に、複雑な
微細構造体を製造することができるX線リソグラフィ用
マスクを用いて、レジスト構造体を形成する方法を提供
することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明においては、X線
透過部とそのX線透過部に保持されるX線吸収体とを備
え、X線リソグラフィにおいてレジスト材料に所定のパ
ターンを転写するマスクが用いられる。そのマスクにお
いて、X線照射の方向に垂直な面において転写すべきレ
ジスト材料の所定のパターンに応じたパターンを有する
X線吸収体が、X線照射の方向に平行な方向の断面にお
いて平行四辺形状を有している。そして、そのようなマ
スクを用いて、平行四辺形状の断面を透過するX線の透
過強度の変化に対応して断面が台形状のレジスト構造体
または断面が台形状空洞を含むレジスト構造体のいずれ
かをX線リソグラフィにより形成することが可能にな
る。 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】本発明のX線リソグラフィ用マス
クは、たとえば図1に示すように、X線吸収体がX線透
過部上において段差を有する構造のものとすることがで
きる。このようなマスク15において、支持枠12上に
は、X線11が非常に透過しやすい材料からなり、厚み
が均一なX線透過膜13が設けられ、その上に、段差構
造を有するX線吸収体14が設けられている。X線吸収
体14は、所定の厚みを有する部分14aと、それより
も厚い部分14bとを備える。厚みの分布は、所定のパ
ターンに応じて設定される。このようなマスクにおい
て、X線吸収体にはたとえば金などを用いることがで
き、X線透過膜にはたとえばチタン、ベリリウムのよう
な金属膜、ポリイミドの高分子膜、更には窒化けい素、
窒化炭素などを用いることができる。 【0013】図1は、このマスクを用いてX線リソグラ
フィを行なう場合に、どのような形状のレジスト構造体
が得られるかを示している。図1(A)は、基板18上
に塗布されたポジ型レジスト16とマスク15を位置合
わせしてX線リソグラフィを行なうことにより得られる
レジスト構造体17を示しており、図1(B)は、基板
21上に塗布されたネガ型レジスト19とマスク15を
位置合わせしてX線リソグラフィを行なうことにより得
られるレジスト構造体20を示す。X線リソグラフィで
は、レジストにおけるX線の照射部と未照射部との現像
液に対する溶解性の差異を利用してパターン形成が行な
われる。ポジ型レジストは、X線に露光された部分が現
像液に可溶となり、結果としてこの部分が除去される。
これに対し、ネガ型レジストは、X線に露光された部分
が現像液に不溶化し、結果として露光部が残存する。X
線リソグラフィ用マスクの吸収体部分は、X線照射時に
X線を吸収遮断する遮蔽の役割を果たす。図1に示すマ
スク15において、厚い吸収体の部分14bは、照射さ
れるX線11をほぼ完全に吸収遮断することができる一
方、薄い吸収体の部分14aは、X線11を所定の程度
透過させることができる。ただし、吸収体の部分14a
を介するX線露光は、X線透過膜13のみを介するX線
露光に比べて弱く、所定の厚みを有するレジスト16ま
たは19の最深部まで露光することができない。すなわ
ち、部分14aを介する露光は、レジスト16または1
9の途中(所定の深さ)まで進む。このように吸収体の
厚みに分布を形成することで、レジストに対するX線露
光に、所定のコントラストの分布をもたらす。このコン
トラストの分布により、レジストに対する露光量、露光
深さが調節され、1回のX線照射によって、レジストの
深さ方向にもパターン形成が可能となる。図1に示すよ
うに、吸収体14に段差のある構造を用いれば、1回の
X線照射によって、段差のある露光部分を形成すること
ができる。そして図1(A)に示すように、ポジ型レジ
ストを用いた場合、現像後に、段差のあるレジスト構造
体17が得られる。一方、ネガ型レジストを用いた場
合、図1(B)に示すように、現像後、段差のある露光
部分が除去されたレジスト構造体20が得られる。 【0014】本発明のX線リソグラフィ用マスクはま
た、図2に示すように、X線吸収体がX線透過部上にお
いて傾斜した構造を有するものとすることができる。図
2に示すマスク26において、支持枠22上には、X線
21が非常に透過しやすい材料からなり、厚みが均一な
X線透過膜23が設けられ、その上に、同じ形状の傾斜
した構造を有するX線吸収体24、25が設けられてい
る。X線吸収体24は、X線21の照射方向に平行な方
向の断面が頂点abcdで囲まれた平行四辺形であり、
場所によって異なる厚みを有する。厚みの分布、断面の
形状は、形成すべき所定のレジストパターンに応じて設
定される。 【0015】図2は、このマスクを用いてX線リソグラ
フィを行なう場合に、どのような形状のレジスト構造体
が得られるかを示してる。図2(A)は、基板30上に
塗布されたポジ型レジスト27とマスク26を位置合わ
せしてX線リソグラフィを行なうことにより得られるレ
ジスト構造体28、29を示しており、図2(B)は、
基板33上に塗布されたネガ型レジスト31とマスク2
6を位置合わせしてX線リソグラフィを行なうことによ
り得られるレジスト構造体32を示す。マスク26にお
いて、吸収体24の厚みは、b−b′とd′−dの間で
最大であり、b−b′からaに向かって左側に離れるほ
ど厚みは小さくなり、同様にd′−dからcに向かって
右側に離れるほど厚みが小さくなる。このような厚みの
分布に応じて、レジストに対するX線露光のコントラス
トにも分布がもたらされる。レジストにおいてマスクの
aとbの間およびdとcの間を介して露光された部分で
は、吸収体の厚みに応じてレジストの露光深さが連続的
に変化する。マスクのaおよびcに対応するレジスト部
分では、最深部まで露光される一方、bおよびdに対応
する部分ではほとんど露光されない。そして、b−b′
とd′−dの間に対応するレジスト部分は露光されな
い。したがって、露光されたレジストの部分は傾斜した
構造を有し、レジストの現像後には斜め構造を有するレ
ジスト構造体が得られる。図2(A)のレジスト27は
ポジ型レジストであるので、X線に露光された部分が現
像液に可溶となり、レジストの現像後には傾向した壁を
有する構造体28、29が得られる。一方、図2(B)
のレジスト31はネガ型レジストであるので、X線に露
光された部分が現像液に不溶となり、レジストの現像後
に、傾向した壁を有する構造体32が得られる。 【0016】図3は、本発明のX線リソグラフィ用マス
クを用いることによって段差構造を有する微細構造体を
得る工程の一例を示す。X線リソグラフィ用マスク35
は、支持枠32と、支持枠32上に設けられたX線透過
膜33と、X線透過膜33上に設けられた段差構造を有
するX線吸収体34とを含む。まず、図3(A)に示す
ように、ポジ型レジスト36を塗布した基板37と、X
線吸収体34が段差構造を有するX線リソグラフィ用マ
スク35を位置合わせした後、シンクロトロン放射光装
置によりシンクロトロン放射光(SR)31を照射す
る。次に、レジスト36の現像を行なうことにより、図
3(B)に示すようにレジスト構造体38が得られる。
すなわち、この段階で段差構造を有するレジストの微細
構造体が得られる。さらに、続けて以下に示す工程を実
施することによって、レジスト構造体38の形状に基づ
く微細構造体を製造することができる。まず、図3
(C)に示すように、めっき(電鋳)を行ない、レジス
ト構造体38を覆うよう基板37上に金属層39を形成
する。次いで、図3(D)に示すように、レジスト38
をすべて除去する。以上の工程により、段差構造を有す
る微細構造体40が得られる。 【0017】本発明における、X線吸収体が段差構造を
有するX線リソグラフィ用マスクは、たとえば図4に示
すようなめっきを用いる工程によって製造される。ま
ず、図4(A)に示すように、X線マスク支持枠43上
に、X線透過膜42を成膜し、X線透過膜42上にレジ
スト41を塗布する。次いで、光リソグラフィまたは電
子ビーム描画により、図4(B)に示すように、レジス
トパターン41′を形成する。次にめっきを行なって、
図4(C)に示すように、レジストパターン41′内に
吸収金属層44を形成する。図4(D)に示すように、
レジスト41′および吸収金属層44の表面の研磨を行
なった後、図4(E)に示すように、レジスト45をそ
の上に塗布する。光リソグラフィまたは電子ビーム描画
を用いて図4(F)に示すように、レジストパターン4
5′を形成する。図4(G)に示すように、再度めっき
を行なって、金属層44の上に所定のパターンで金属層
46を堆積させる。表面の研磨後にレジスト41′およ
び45′すべてを除去することにより、図4(H)に示
すように、X線吸収体47が段差構造を有するX線リソ
グラフィ用マスク48が製造される。 【0018】また、本発明におけるX線吸収体が段差構
造を有するX線リソグラフィ用マスクは、たとえば図5
に示すようなドライエッチングを用いる工程によって製
造される。まず、図5(A)に示すように、最終的にX
線マスク支持枠が形成される基板53上にX線透過膜5
2を成膜し、X線透過膜52上に、最終的に段差構造を
有するようになるX線吸収体51を成膜する。次に、図
5(B)に示すように、吸収体51上に所望のパターン
形状にしたドライエッチング保護膜54を形成する。図
5(C)に示すように、ドライエッチングを施して、所
定の形状にした吸収体51′を得る。図5(D)に示す
ように、ドライエッチング保護膜54を除去した後、図
5(E)に示すように、レジスト55を塗布し、その表
面を研磨する。次に、図5(F)に示すように、研磨し
たレジスト55および吸収体51′上に、さらにX線吸
収体56を成膜する。図5(G)に示すように、所望の
パターンの形状としたドライエッチング保護膜57を形
成する。図5(H)に示すように、ドライエッチングを
行なって、所望のパターンを有する吸収体56′を得
る。レジスト55をすべて除去後、支持枠60を形成
し、さらに保護膜57を除去する。以上の工程により、
図5(I)に示すように、X線吸収体58が段差を有す
る構造であるX線リソグラフィ用マスク59が製造され
る。 【0019】一方、本発明におけるX線吸収体が傾斜し
た構造を有するX線リソグラフィ用マスクは、たとえば
図6に示すようなめっきを用いる工程によって製造され
る。まず、図6(A)に示すように、X線マスク支持枠
63上に、X線透過膜62を成膜し、X線透過膜62上
にレジスト61を塗布する。次に、図6(B)に示すよ
うに、リソグラフィ光64に対してレジスト61を斜め
に傾けてマスク65を介する露光を行なう。これによ
り、露光部分は傾斜した構造を有する。レジスト61の
現像後、得られた斜めの穴を有するレジストパターン6
1′に沿って、図6(C)に示すように、めっきを行な
い、金属層66および67を得る。上述と同様にレジス
トおよび金属層の研磨を行なった後、レジスト61′を
すべて除去する。以上の工程により、図6(D)に示す
ように、X線吸収体68、69が傾斜した構造を有する
X線リソグラフィ用マスク70が製造される。 【0020】また、本発明におけるX線吸収体が傾斜し
た構造を有するX線リソグラフィ用マスクは、たとえば
図7に示すようなドライエッチングを用いる工程によっ
て製造することもできる。まず、図7(A)に示すよう
に、最終的にX線マスク支持枠になる基板73上に、X
線透過膜72を成膜し、X線透過膜72上に、最終的に
傾斜した構造となるX線吸収体71を成膜する。次に、
図7(B)に示すように、吸収体71上に所望のパター
ンのドライエッチング保護膜74、75を形成する。図
7(C)に示すように、基板を斜めに傾けて、吸収体7
1部分にドライエッチングを施すと、異方性の高いドラ
イエッチングの作用により、傾斜壁を有する所定の形状
の吸収体71′が得られる。最後に、支持枠76を形成
し、保護膜74、75を除去することにより、図7
(D)に示すように、X線吸収体77、78が傾斜した
構造を有するX線リソグラフィ用マスク79が製造され
る。 【0021】上述したように、本発明のX線リソグラフ
ィ用マスクは、リソグラフィとめっきを用いる工程、ま
たはドライエッチングを用いる工程によって製造され
る。 【0022】上述したように、本発明のX線リソグラフ
ィ用マスクは、X線透過部および、X線透過部上に、X
線照射の方向に垂直な面において所定パターンを有し、
かつX線照射の方向に平行な方向においてもその厚みに
所定の分布を有するX線吸収体を備える。X線リソグラ
フィにおいて、本発明のX線リソグラフィ用マスクを用
いると、X線吸収体の厚みの分布に応じてレジスト材料
へのX線露光量およびX線露光深さ、すなわちX線露光
のコントラストに分布を生じさせることができる。 【0023】この際、照射するX線の波長、強度および
X線吸収体の形状およびレジストの種類、感度、現像条
件等に応じて、さまざまな形状、深さに分布を有するレ
ジスト構造体の製造が可能となる。得られたレジスト構
造体にめっきを行なうことにより、レジスト構造体の反
転しためっき構造体を製造することができ、LIGAプ
ロセスを進めていくことができる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のレジスト
構造体の形成方法を用いれば、X線リソグラフィにより
高さ方向に所定のパターンを有する微細構造体を従来よ
りも少ない工程で容易に製造することができる。したが
って本発明は、LIGAプロセスを用いたマイクロマシ
ン製造技術の分野における適用が期待される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のX線リソグラフィ用マスクと、それを
用いて製造されるレジスト構造体の1具体例を示す断面
図である。 【図2】本発明のX線リソグラフィ用マスクと、それを
用いて製造されるレジスト構造体のもう1つの具体例を
示す断面図である。 【図3】本発明のマスクを用いてX線リソグラフィによ
り微細構造体を製造する工程を示す概略断面図である。 【図4】本発明のX線リソグラフィ用マスクの製造工程
の1具体例を示す概略断面図である。 【図5】本発明のX線リソグラフィ用マスクの製造工程
のもう1つの具体例を示す概略断面図である。 【図6】本発明のX線リソグラフィ用マスクの製造工程
の他の具体例を示す概略断面図である。 【図7】本発明のX線リソグラフィ用マスクの製造工程
の他の具体例を示す概略断面図である。 【図8】段差構造を有する微細構造体の従来の製造工程
を示す概略断面図である。 【図9】可動部を有する微細構造体の従来の製造工程を
示す概略断面図である。 【符号の説明】 11 X線 12 支持枠 13 X線透過膜 14 X線吸収体 15 X線リソグラフィ用マスク 16、19 レジスト 18、21 基板

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 X線透過部と前記X線透過部に保持され
    るX線吸収体とを備えたマスクを用いるX線リソグラフ
    ィによってレジスト材料に所定のパターンを転写するレ
    ジスト構造体の形成方法であって、 前記X線吸収体はX線照射の方向に垂直な面において前
    記所定のパターンに応じたパターンを有するとともに前
    記X線照射の方向に平行な方向の断面において平行四辺
    形状を有しており、 前記平行四辺形状の断面を透過するX線の透過強度の変
    化に対応して断面が台形状のレジスト構造体および断面
    が台形状空洞を含むレジスト構造体のいずれかが形成さ
    れることを特徴とする、レジスト構造体の形成方法。
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