JP3267471B2 - マスク、これを用いた露光装置やデバイス生産方法 - Google Patents

マスク、これを用いた露光装置やデバイス生産方法

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子などのデ
バイスを生産するためのリソグラフィ工程で使用するマ
スク、特に位相シフト法を用いた露光用のマスクの技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】デバイスの製造において、ますます微細
化するパターンの露光転写精度を向上させるため、光学
的な干渉効果を利用して転写解像度を向上させる位相シ
フト露光技術が注目されている。
【0003】例えば特開平5-3146号公報では、X線の干
渉効果を利用したX線露光用の位相シフトマスクを提案
している。これは図10に示すように、X線透過膜(メ
ンブレン)1上の吸収体パターン2の側壁に、吸収体2
とはX線の透過率が異なる物質からなる位相シフト層3
を設けたものである。例えば、メンブレン1としては3
μm厚さの窒化シリコンが、吸収体2としては0.7μm厚
さのタングステンが、位相シフト層3としては幅0.125
μmで厚さ0.7μmの酸化タンタル等が用いられる。
【0004】位相シフト層3とメンブレン1とを透過し
たX線は、メンブレン1のみを透過したX線と比べて位
相がおよそπだけ異なるように設計されており、これら
のX線が干渉することによってレジストに吸収されるX
線の強度分布形状がシャープなものとなるため、露光解
像度が向上する原理である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位相シフトマスクにおいては次のような解決すべき
課題がある。すなわち、位相シフト層3とメンブレン1
とを透過したX線は、メンブレン1のみを透過したX線
に比べて位相シフト層3によるX線吸収によって強度が
低下する。したがって位相シフト法における干渉効果が
完全なものとはならず、現実的には、レジストに吸収さ
れるX線の強度分布形状はそれほどシャープなものとは
ならない。
【0006】図11はその様子を示すグラフ図である。
図11(A)のグラフは図10の位相シフトマスクを透過
した直後のX線の電場の分布である。シフタを透過した
X線は位相が反転しているが、振幅が小さくなってい
る。マスクを透過したX線は数十μm離れたレジストを
露光する。図11(B)のグラフはレジスト上のX線の電
場の分布である。レジスト上のX線の分布はX線の回折
等の効果によってマスク直後の分布より鈍ったものとな
っている。図11(C)のグラフはレジスト上のX線の強
度の分布である。レジスト上のX線強度はX線の電場の
2乗に比例する。図11(D)のグラフはネガ型のレジス
トをこのマスクで露光した場合の、最終的に得られるレ
ジスト断面形状を示す。このように従来の位相シフトマ
スクを用いた場合には、レジストに吸収されるX線の強
度分布があまりシャープなものとはならなず、得られる
レジストパターンは形状が崩れるため、期待されるほど
の解像度は得られない。
【0007】本発明は上記従来の技術が有する課題を解
決すべくなされたものであり、その目的は、レジストに
吸収される露光光の強度分布形状をシャープなものと
し、露光解像度を大幅に向上することができるマスク
や、該マスクを用いた露光装置、デバイス生産方法など
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のマスクは、放射線を吸収する吸収体パターンを支持
する透過体に、該吸収体よりも前記放射線に対する吸収
率が小さい位相シフタを設け、該位相シフタを設けた部
分の透過体の厚さが他の場所より薄く、前記位相シフタ
が設けてある部分を透過した放射線と前記透過体のみの
部分を透過した放射線とが、それらの強度が互いにほぼ
等しく且つそれらの位相が互いにほぼπラジアン異なる
ように設定してあり、前記透過体の前記他の場所より薄
い部位の段差をtm、前記位相シフタの厚さをts、前記
透過体の複素屈折率を1−δm−ikm、前記位相シフタ
の複素屈折率を1−δs−iks、前記放射線の波長をλ
としたとき、 tm=±ks×λ/(2×(km×δs−ks×δm)) ts=±km×λ/(2×(ks×δm−km×δs)) (複号同順) の関係をほぼ満たすことを特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【0011】また、吸収体と位相シフタを同一材料とす
ることが、放射線はX線もしくは真空紫外線とすること
が好ましい。
【0012】また本発明の露光装置は、上記マスクを用
いてウエハにパターンを露光する手段を有することを特
徴とする。
【0013】また本発明のデバイス生産方法は、上記マ
スクを用いてデバイスを生産することを特徴とするもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のマスクの基本的な原理
は、位相シフト層を透過した露光光の強度と位相シフト
層を透過しなかった露光光の強度とをほぼ等しくするこ
とである。これを達成するためには、位相シフタのパタ
ーンのある部分のメンブレンを部分的に薄くして(段差
を設け)この部分での吸収を小さくし、露光光が位相シ
フタ部を透過する時の吸収を打ち消すようにすればよ
い。
【0015】以下の説明では露光光としてX線を例にと
るが、これに限らず真空紫外線、あるいは更に波長の長
い紫外光や可視光などにも適用可能である。
【0016】例えば露光光をX線とすると、波長λのX
線が複素屈折率がn=1−δ−ikで厚さtの物質を透
過した場合、透過したX線の強度は exp(−4πkt/
λ)倍になり、位相は 2πδt/λ rad だけ変化す
る。これらの関係式を用いれば、位相シフタ部を透過し
たX線と透過パタン部を透過したX線の、位相差が±π
rad で強度が等しくなる条件は、メンブレンの段差をt
m、位相シフタの厚さをts、メンブレンの複素屈折率を
1−δm−ikm、シフタの複素屈折率を1−δs−ik
s、X線の波長をλとしたとき、 tm=±ks×λ/(2×(km×δs−ks×δm)) ・・・(1) ts=±km×λ/(2×(ks×δm−km×δs)) ・・・(2) となる。また本発明の露光装置は、上記マスクを用いて
ウエハにパターンを露光する手段を有することを特徴と
する。
【0017】マスクの製造し易さや破損しにくさを考え
ると、シフタの厚さやメンブレンの段差はできるだけ小
さいほうが望ましい。そのためにはメンブレンの複素屈
折率の虚部と実部の比とシフタの複素屈折率の虚部と実
部の比との差が大きいことが望ましい。メンブレンの材
料としてはX線吸収が小さく機械的な強度が大きく且つ
X線照射等に対して寸法安定姓が高いことなどが要求さ
れる。X線露光で使用される1nm程度の波長領域では、
窒化シリコン(Si34)や炭化ケイ素(SiC)、窒化ホウ
素(BN)、ダイアモンド等の材料が好ましい。位相シフ
タの材料としては、金、白金、銀、パラジウム、タング
ステン、モリブデン、タンタル、ニッケル、クロム、チ
タン、ベリリウム等各種の金属やその化合物などが好ま
しい。
【0018】<実施例1>本発明のより具体的な実施例
を説明する。図1は位相シフトマスクを用いた露光の概
念図である。フレーム5によってメンブレン1を支持
し、該メンブレン上に放射線吸収体2からなる転写パタ
ーンを形成している。このマスクに近接してウエハ6を
配置して、X線を照射することによってウエハに露光転
写を行う。
【0019】図2は図1の位相シフトマスクの部分拡大
図である。メンブレン1表面に転写パターンとなる吸収
体2と、その両脇に位相シフタ3を設け、メンブレン1
裏面には位相シフタ3に対応する位置に孔4を設けて段
差を形成している。メンブレン1は厚さ2μmの窒化シ
リコン(Si34)膜、吸収体2は厚さ1μmの金、位相
シフタ3はクロム(Cr)である。
【0020】波長1nmのX線に対する各物質の屈折率
は、 Si34 n=1 -0.00044 -0.000034i Cr n=1 -0.00088 -0.00025i である。
【0021】このとき、先の式(1),(2)から、最適なメ
ンブレン1の段差tm、及び位相シフタの厚さtsを求め
ると、tm=1.57μm、ts=0.22μmとなる。即ち、位相
シフタ3としてCrを0.22μm厚で設け、その部分のメン
ブレン1の孔を1.57μmの深さに掘り込めば良い。この
X線マスクを用いれば位相シフタ部を透過したX線と透
過パターン部を透過したX線の、位相差が±π rad で
強度が等しくなり、位相シフト効果が高まるため転写性
能が向上する。
【0022】図6はこの様子を示すグラフ図である。図
6(A)のグラフは本実施例の位相シフトマスクを透過し
た直後のX線の電場の分布である。シフタを透過したX
線は位相が反転して、振幅はメンブレンのみを透過した
X線と等しくなっている。マスクを透過したX線は数十
μm離れたレジストを露光する。図6(B)のグラフはレジ
スト上のX線の電場の分布を、図6(C)のグラフはレジ
スト上のX線の強度の分布を示すものである。レジスト
上のX線強度はX線の電場の2乗に比例する。図6(D)
のグラフはネガ型のレジストをこのマスクで露光した場
合のレジスト断面形状を示す。このように本実施例の位
相シフトマスクを用いると、先の図11に示したものに
比べて、レジストに吸収されるX線の強度分布形状がシ
ャープなものとなり、露光転写の解像力を大幅に向上さ
せることができる。
【0023】本実施例のマスクの製造方法は次の通りで
ある。まず、メンブレン表面にシフタパターンを電子ビ
ーム描画とクロムのリフトオフ法によって形成する。次
にメンブレン裏面にネガ型レジストを塗布しておいて表
面から軟X線を照射してレジストパターンを得る。次に
このレジストパターンをマスクにメンブレンをエッチン
グして孔を設ける。最後にメンブレン表面に吸収体を電
子ビーム描画とめっき法によって形成する。
【0024】<実施例2>図3は第2実施例のX線位相
シフトマスクの拡大断面図を示す。本実施例ではメンブ
レン1表面に孔4を設けて、その孔4の底に位相シフタ
3を成膜している。メンブレン1は厚さ2μmの炭化シ
リコン(SiC)膜、吸収体2は厚さ1μmのタンタル(T
a)、位相シフタ3はニッケル(Ni)である。
【0025】波長1nmのX線に対する各物質の屈折率は SiC n=1 -0.000406 -0.000025i Ni n=1 -0.00102 -0.000471i である。
【0026】このとき、先の式(1),(2)から、最適なメ
ンブレンの段差tm、及び位相シフタの厚さtsを求める
と、tm=1.42μm、ts=0.08μmとなる。即ち、メンブ
レンの孔4の深さを1.42μmとし、その中にシフタ3と
してNiを0.08μm設ければ良い。
【0027】<実施例3>図4は第3実施例のX線位相
シフトマスクの拡大断面図を示す。本実施例ではメンブ
レン1の裏面に位相シフタ3を設け、メンブレン1の表
面の位相シフタパターンに対応する位置に孔4を形成し
ている。
【0028】本実施例のマスクの製造方法は次の通りで
ある。まず、メンブレン裏面に位相シフタを電子ビーム
描画とリフトオフ法によって形成する。次にメンブレン
表面にネガ型レジストを塗布しておいて裏面から軟X線
を照射してレジストパターンを得る。次にこのレジスト
パターンをマスクにメンブレンをエッチングして孔を設
ける。最後にメンブレン表面に吸収体パターンを形成す
る。
【0029】<実施例4>図5は第4実施例のX線マス
クの拡大断面図を示す。本実施例ではメンブレン1の表
面に吸収体2と位相シフタ3を同一材料で設けている。
メンブレン1の裏面には位相シフタ3に対応する位置に
孔4を形成している。メンブレン1は厚さ2μmの炭化
シリコン膜、吸収体2は厚さ1μmのタングステン、位
相シフタ3は吸収体2と同一材料のタングステンであ
る。
【0030】波長1nmのX線に対する各物質の屈折率は SiC n=1 -0.000406 -0.000025i W n=1 -0.0013 -0.00039i である。
【0031】このとき、先の式(1),(2)から、最適なメ
ンブレンの段差tm、及び位相シフタの厚さtsを求める
と、tm=1.55μm、ts=0.1μmとなる。即ち、位相シ
フタ3としてWを0.1μm設け、その部分に対応したメン
ブレンの孔を1.48μmの深さで形成すれば良い。
【0032】本実施例のマスクの製造方法は次の通りで
ある。まず、メンブレン表面にタングステンを1μmの
厚さに成膜する。この上にレジストを塗布して吸収体パ
ターンとシフタパターンを電子ビーム描画する。このと
き吸収体パターンとシフタパターンとで露光量を変え
て、吸収体パターン部ではレジストが厚くシフタパター
ン部ではレジストが薄く残るようにする。次にこのレジ
ストパターンをマスクにドライエッチング法でタングス
テンをパターニングする。このときシフタパターン部で
はレジストが薄いので、ドライエッチングの途中でレジ
ストがなくなり、タングステンの一部もエッチングされ
る。このようにして吸収体とシフタパターンを同時に作
製することができる。次にメンブレン裏面にメンブレン
パターンを描画した後メンブレンをエッチングして孔を
形成する。
【0033】本実施例では、シフタが吸収体と同一の材
料で構成したので、マスク作成の際にシフタ層を別に成
膜する必要がなく、マスク製造の際の生産性が高い。
【0034】<実施例5>次に上記のマスクを用いたX
線露光装置の実施例を説明する。図7はX線露光装置の
全体図であり、図中、シンクロトロン放射源10の発光
点11から放射したシートビーム形状のシンクロトロン
放射光12を、僅かな曲率を有する凸面ミラー13によ
って放射光軌道面に対して垂直な方向に拡大する。拡大
した放射光は移動シャッタ14によって照射領域内で露
光量が均一となるように調整し、シャッタ14を経た放
射光をX線マスク15に導びく。X線マスク15は上記
説明した実施例のいずれかで説明した方法によって作成
したものである。ウエハ16はスピンコート法によって
1μm厚のレジストを塗布し、既定の条件でプリベーク
を行ったもので、X線マスク15とは30μm程度の近
接した間隔で配置している。ステッピング露光によっ
て、ウエハ16の複数のショット領域にマスクパターン
を並べて露光転写したら、ウエハを回収し、現像処理を
行う。
【0035】<実施例6> 次に上記X線マスクおよび上記X線露光装置を用いた微
小デバイスの生産方法について説明する。ここでいう微
小デバイスとはICやLSI等の半導体チップ、液晶デ
バイス、マイクロマシン、薄膜磁気ヘッドなどが挙げら
れる。以下は半導体デバイスの例を示す。
【0036】図8は半導体デバイスの生産の全体フロー
を示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの
回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計
した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、
ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用い
てウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は
前工程と呼ばれ、上記用意したX線マスクとウエハを用
いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路
を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼
ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半
導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイ
シング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ
封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステッ
プ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐
久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導
体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)され
る。
【0037】図9は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンが形成される。本実施例の生産方法
を用いれば、従来は難しかった高集積度の半導体デバイ
スを生産することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明のマスクを用いれば、従来に比べ
て露光解像度を大幅に向上させることができる。このマ
スクを用いて露光を行えば従来以上に高精度なデバイス
を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のX線位相シフトマスクの断面図
である。
【図2】図1の部分的な拡大断面図である。
【図3】第2の実施例のX線位相シフトマスクの断面図
である。
【図4】第3の実施例のX線位相シフトマスクの断面図
である。
【図5】第4の実施例のX線位相シフトマスクの断面図
である。
【図6】実施例の位相シフトマスクを用いた場合の作用
を説明するグラフ図である。
【図7】X線露光装置の実施例の全体構成図である。
【図8】半導体デバイス生産の全体フローを示す図であ
る。
【図9】ウエハプロセスの詳細なフローを示す図であ
る。
【図10】従来のX線位相シフトマスクの断面拡大図で
ある。
【図11】従来の位相シフトマスクの作用を説明する図
【符号の説明】
1 メンブレン(X線透過膜) 2 吸収体パターン 3 位相シフタ 4 メンブレンに設けた孔 5 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−316047(JP,A) 特開 平7−104456(JP,A) 特開 平2−158121(JP,A) 特開 昭62−92438(JP,A) 特開 平4−15909(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/08 - 1/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を吸収する吸収体パターンを支持
    する透過体に、該吸収体よりも前記放射線に対する吸収
    率が小さい位相シフタを設け、該位相シフタを設けた
    の透過体の厚さ他の場所より薄く、前記位相シフタ
    が設けてある部分を透過した放射線と前記透過体のみの
    部分を透過した放射線とが、それらの強度が互いにほぼ
    等しく且つそれらの位相が互いにほぼπラジアン異なる
    ように設定してあり、前記透過体の前記他の場所より薄
    い部位の段差をtm、前記位相シフタの厚さをts、前記
    透過体の複素屈折率を1−δm−ikm、前記位相シフタ
    の複素屈折率を1−δs−iks、前記放射線の波長をλ
    としたとき、 tm=±ks×λ/(2×(km×δs−ks×δm)) ts=±km×λ/(2×(ks×δm−km×δs)) (複号同順) の関係をほぼ満たす ことを特徴とするマスク。
  2. 【請求項2】 前記吸収体と前記位相シフタを同一材料
    で構成したことを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 【請求項3】 前記放射線はX線もしくは真空紫外線で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載のマスク。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のマスク
    を用いてウエハにパターンを露光する手段を有すること
    を特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のマスク
    のパターンでウエハを露光する段階と、該露光したウエ
    ハを現像する段階とを含むことを特徴とするデバイス生
    産方法。
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