JP3627473B2 - フォークリフトトラックのマスト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトトラックのマスト装置、特にスライドマストタイプのマスト装置に関し、さらに詳しくは、外側マストに対して内側マストを最大揚高まで上昇させたときの両者のラップ量とライナの面圧強度とを両立させて、そのラップ量の縮小化によって内側マストの最大揚高を可及的に大きくすることができるようにしたマスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
フォークリフトトラックのマスト装置においては、周知のように、外側マストに対する内側マストの最大揚高はその最大揚高時の双方のマストのラップ量(オーバーラップ量)に依存し、マスト長さを一定とすれば上記ラップ量が小さいほど最大揚高は大きくなる。その一方、外側マストと内側マストとの間にライナが介在するタイプのスライドマストにおいては、最大揚高時にフォークに作用する荷重負荷を上記のラップ部で全て負担することになることから、そのラップ部のライナが十分な面圧強度を有している必要がある。そして、ライナの面圧強度を確保するべくそのライナをマスト長さ方向である程度大きくすると必然的に上記のラップ量が大きくなり、その結果、スライドマストではライナの面圧強度確保の上からラップ量の縮小化に限界があり、最大揚高を大きくできないという問題がある。
【0003】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、外側マストと内側マストとの間に介在するライナの面圧強度すなわち受圧面積を充分に確保しつつ、最大揚高時の外側マストと内側マストとのラップ量を可及的に小さくして、最大揚高を従来よりも大きくすることができるようにしたマスト装置を提供するものである。
【0004】
請求項1に記載の発明は、スライドマストを形成する外側マストと内側マストとが相互に摺動する部分のうち外側マストの上部前後部と内側マストの下部前後部にそれぞれ案内用のライナを設け、前記上下のライナのうち荷役作業時に荷重受け側となる上部ライナの前部側および下部ライナの後部側のそれぞれの受圧面積が上部ライナの後部側および下部ライナの前部側の受圧面積よりも大きくなるように、上下のライナの前部側と後部側とでその高さ寸法を互いに異ならしめたことを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、左右の外側マストと該外側マストに個別に対応するリフトシリンダとを車幅方向で相互にオーバーラップさせるようにしてその外側マストとリフトシリンダのシリンダチューブとを一体に形成するとともに、前記リフトシリンダのシリンダチューブをはさんでその前後に外側および内側のマスト同士の摺動面を設定し、この前後の摺動面によって外側マストに対し内側マストを案内支持させたことを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明におけるリフトシリンダのシリンダチューブと内側マストとが車幅方向で相互にオーバーラップしていることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明における外側マストの摺動面がアングル状のものとして形成されていて、このアングル状の摺動面によって内側マストが案内支持されているとともに、外側マストと内側マストとの間に介在するライナがアングル状に形成されていることを特徴としている。
【0009】
したがって、請求項1に記載の発明では、上部ライナの前部側および下部ライナの後部側のそれぞれの受圧面積を上部ライナの後部側および下部ライナの前部側の受圧面積よりも大きくするべく、上下のライナの前部側と後部側とでその高さ寸法を互いに異ならしめてあることは、結果的に上部ライナの前部側および下部ライナの後部側ではその部分が上部ライナの後部側および下部ライナの前部側よりも高さ方向でのライナ形状が大きくなることを意味し、それによってフォークに加わる荷重負荷を負担するのに充分な面圧強度を確保できる。その一方、外側マストに対して内側マストが最大揚高まで上昇した時には、上下のライナの前部側同士および後部側同士が内側マストの前後で相互に近接かたちとなり、互いに接近する上下のライナ同士のうちいずれか一方の高さ寸法が小さいために、上記の面圧強度を維持するのに必要な受圧面積を保ちつつ、その最大揚高時における外側マストと内側マストとのラップ量が相対的に小さくなる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、外側マストとこの外側マストと一体のリフトシリンダのシリンダチューブとが車幅方向で相互にオーバーラップしているかたちとなり、しかもそれらの外側マストと内側マストとの間にライナが介在している故に、左右のマストそれぞれの車幅方向での寸法が縮小化される。同時に、外側マストのうちシリンダチューブをはさんでその前後に外側および内側のマスト同士の摺動面が設定されていることにより、内側マストの昇降動作がスムーズに行われるとともに、内側マストの剛性が高いものとなる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、リフトシリンダのシリンダチューブと外側マストとが車幅方向でオーバーラップしているのに加えて、上記シリンダチューブと内側マストも相互にオーバーラップしているため、左右のマストそれぞれの車幅方向寸法が一段と縮小化される。
【0012】
また、請求項4に記載の発明では、外側マスト側のアングル状の摺動面によって内側マストが同じくアングル状のライナを介して案内支持されていることにより、外側マストに対する内側マストの車幅方向での位置規制と前後方向での位置規制とがなされて、内側マストの昇降動作がよりスムーズに行われるとともに、内側マストの剛性が一段と高いものとなる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、スライドマストを形成する外側マストと内側マストとが相互に摺動する部分のうち外側マストの上部と内側マストの下部にそれぞれ案内用のライナを設け、前記上下のライナのうち荷役作業時に荷重受け側となる上部ライナの前部側および下部ライナの後部側のそれぞれの受圧面積を他のライナの受圧面積よりも大きく設定するべく、上下のライナの前部側と後部側とでその高さ寸法を互いに異ならしめたことから、フォークに加わる荷重負荷を負担するのに充分な面圧強度を確保しつつ、外側マストに対して内側マストが最大揚高まで上昇した時のラップ量を相対的に小さくして、最大揚高を大きくできる効果がある。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、左右の外側マストと該外側マストに個別に対応するリフトシリンダとを車幅方向で相互にオーバーラップさせるようにしてその外側マストとリフトシリンダのシリンダチューブとを一体に形成するとともに、前記リフトシリンダのシリンダチューブをはさんでその前後に外側および内側のマスト同士の摺動面を設定して、この前後の摺動面によって外側マストに対し内側マストを案内支持したものである。したがって、請求項1に記載の発明と同様の効果のほかに、左右のマストそれぞれの車幅方向での寸法の縮小化が可能となり、その分だけオペレータの前方視界を妨げる領域が減少することから、オペレータの前方視界をより広く確保して荷役作業の作業性を改善できるほか、内側マストの剛性を高めつつその内側マストの昇降動作がよりスムーズに行われる効果がある。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、リフトシリンダのシリンダチューブと内側マストとが車幅方向で相互にオーバーラップしていることから、請求項2に記載の発明と同様の効果のほかに、左右のマストの車幅方向寸法を一段と小さくできる効果がある。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、外側マストの摺動面がアングル状のものとして形成されていて、このアングル状の摺動面によって内側マストが案内支持されているとともに、外側マストと内側マストとの間に介在するライナがアングル状に形成されていることから、請求項2または3に記載の発明と同様の効果のほかに、外側マストに対する内側マストの車幅方向および前後方向での位置規制が確実になされて、内側マストの昇降動作が一段とスムーズに行われる効果がある。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜6は本発明の好ましい実施の形態を示す図であって、二段のスライドマストの例を示している。
【0018】
図2〜4に示すように、ラム形シリダタイプのリフトシリンダ1と一体に形成された左右のアウタマスト2の内側にインナマスト3が昇降可能に配設されている。左右のアウタマスト2,2同士はアッパビーム4、クロスビーム5およびマストサポート6を介して相互に連結されている一方、左右のインナマスト3,3同士はマストヘッド7とタイビーム8とを介して相互に連結されている。そして、各インナマスト3の内側にはリフトブラケット9が昇降可能に配設されているとともに、このリフトブラケット9にフィンガバー(キャリッジ)10が固定されており、このフィンガバー10にフォーク10a(図1参照)が装着される。
【0019】
前記インナマスト3のマストヘッド7にはチェーンホイールブラケット11を介して一対のチェーンホイール12が支持されていて、各チェーンホイール12にリフトチェーン13が巻き掛けられている。各リフトチェーン13の一端はチェーンアンカーブラケット5aを介してクロスビーム5に連結されているとともに他端は同じくチェーンアンカーブラケット9aを介してリフトブラケット9に連結されている。
【0020】
そして、図2に示すように、リフトシリンダ1のラム(ロッドまたはプランジャ)14がブラケット15を介してインナマスト3に連結されていることから、同図の状態からリフトシリンダ1が伸長動作すると、インナマスト3の上昇動作に伴ってチェーンホイール12が回転しつつ一体的に上昇し、その結果としてフィンガバー10がインナマスト3に沿ってリフトシリンダ1の伸長速度の倍の速度で上昇することになる。なお、図2中の16はチルトブラケット、17はマストサポートブラケットである。
【0021】
先に述べた左右のアウタマスト2は、図3,4に示すようにウェブ18とその前後に曲折形成されたフランジ部19とによって断面略コ字状のものとして形成されているものの、そのウェブ18の中間部にリフトシリンダ1の主要な要素である円環状のシリンダチューブ20が予め一体に形成されており、このシリンダチューブ20の中心とウェブ18の中心とを一致させてある。
【0022】
一方、左右のアウタマスト2の内側に配設される左右のインナマスト3は、ウェブ21とその前後のフランジ部22とにより断面略変形H状のものとして形成されていて、そのインナマスト3の背面側のリブ23がアウタマスト2側のフランジ部19の内側に入り込むことでアウタマスト2に対しインナマスト3が昇降可能に案内されている。
【0023】
すなわち、アウタマスト2およびこれと一体のシリンダチューブ20はその寸法が車幅方向で相互にオーバーラップしていると同時に、シリンダチューブ20とインナマスト3もまたその寸法が車幅方向で相互にオーバーラップしており、結果的にアウタマスト2とリフトシリンダ1およびインナマスト3の三者が車幅方向で部分的に相互にオーバーラップすることで、左右のマストの車幅方向での幅寸法の縮小化が図られている。
【0024】
そして、アウタマスト2のウェブ18とその前後のフランジ部19とのなす内コーナー部がインナマスト3を案内する内アングル状の摺動面24として設定されており、この摺動面24に対し後述する上部ライナ25,26および下部ライナ27,28を介してインナマスト3側のリブ23が昇降可能に案内されていて、アウタマスト2に対するインナマスト3の車幅方向および車両前後方向での位置規制がなされている。これにより、左右のマストは、その平面視において、左右のリフトシリンダ1,1の軸心を通る平面を対称中心として前後対称形状に形成されている。
【0025】
先に述べた上下の各ライナ25〜28は、図1のほか図3〜6に示すように、上部のライナ25,26がアウタマスト2の摺動面23の上端部に配置されているのに対して、下部のライナ27,28がインナマスト3側の摺動面であるリブ23の下端部の外側面に配設されている。すなわち、アウタマスト2の上部には、その摺動面24に前後各二つずつアングル状のライナホルダ29が所定のピッチで溶接固定されており、それら二つのライナホルダ29,29同士の間にそれぞれ金属,セラミックあるいは樹脂等の低摩擦部材からなるアングル状の前部側ライナ25および後部側ライナ26をはめ合わせてある。そして、これらの上部の前後部側のライナ25,26同士の大きさとしては、前部側ライナ25の高さ寸法に対して後部側のライナ26の高さ寸法を三分の一程度に設定して、双方のライナ25,26に受圧面積の差をもたせてある。
【0026】
また、インナマスト3側の下部のライナ27,28も基本的には上記のアウタマスト2側の上部のライナ25,26と同様の構造であって、インナマスト3のリブ23の外側面に前後各二つずつアングル状のライナホルダ30を所定のピッチで溶接固定し、これら二つのライナホルダ30,30間にアングル状の前部側ライナ27と後部側ライナ28とをはめ込むことにより形成してある。これらの下部の前後部側ライナ27,28同士の大きさとしては、上部の前後部側ライナ25,26同士の関係とは逆に、後部側ライナ28の大きさを上部の前部側ライナ25と同じ大きさとし、その後部側ライナ28の高さ寸法に対して前部側ライナ27の高さ寸法を三分の一程度に設定して、双方のライナ27,28に受圧面積の差をもたせてある。
【0027】
そして、上下の前後部側の各ライナ25,26および27,28は、アウタマスト2とインナマスト3とを相互に組み合わせることにより両者間に介在し、そのアウタマスト2とインナマスト3との間に介在した状態で車幅方向、前後方向および上下方向のいずれの方向にも微小量だけ動き得るように所定の遊びを具備させてある一方、荷役作業時に前後方向での荷重(負荷)受け側となる上側の前部側ライナ25および下側の後部側ライナ27の受圧面積をそれぞれ他のライナ26,28よりも大きくすることでライナとしての面圧強度を確保してある。
【0028】
同時に、図1に示すように、インナマスト3を最大揚高位置まで上昇させた場合にも上下の各ライナ25,27同士および26,28同士が干渉しないように各ライナ25〜28の位置が設定されているとともに、上記のように上側と下側とで前部側ライナ25,27と後部側ライナ26,28の大きさを変えることで、そのインナマスト3の最大揚高時における各ライナ25〜28同士のオーバーラップ量すなわちアウタマスト2とインナマスト3のオーバーラップ量aが可及的に小さくなるように設定されている。
【0029】
したがって、本実施形態によれば、上側の前後部側ライナ25,26がアウタマスト2側に保持されているのに対して、下側の前後部側ライナ27,28がインナマスト3側に保持されているために、インナマスト3の昇降時には上下の各ライナ25〜28を介して該インナマスト3がアウタマスト2に案内され、下側の前後部側ライナ27,28はインナマスト3の動きに伴って昇降動作することになる。
【0030】
そして、前述したように、上下のライナ25〜28について前後のライナの大きさすなわち受圧面積を積極的に変化させ、上側の前部側ライナ25および下側の後部側ライナ28の受圧面積を大きくしてあることにより、図1に示すようにインナマスト3の最大揚高時に上部の前部側ライナ25および下部の後部側ライナ28に荷重負荷が集中したとしても各ライナはこれらの負荷に十分に耐えることができ(図1中、Wは荷役荷重を、Fは各ライナ25,28が受ける力を模式的に示している)、同時に上記のように必要十分な受圧面積と面圧強度とを確保しつつも、オーバーラップ量aが相対的に小さくなっていることにより、アウタマスト2およびインナマスト3の長さを一定としたときのインナマスト3のストロークすなわち最大揚高を大きくできることになる。
【0031】
また、リフトシリンダ1とアウタマスト2およびインナマスト3の三者が前述したように車幅方向で相互にオーバーラップしていることにより、左右のマストの幅寸法の縮小化によって、運転席から見たときのオペレータの視界を妨げる領域が小さくなり、それによってオペレータの前方視界をより広く確保することができるようになって、荷役作業時の作業性および安全性を改善できることになる。
【0032】
その上、各ライナ25〜28が所定の遊びを有していることから、例えばインナマスト3の昇降過程でアウタマスト2との間の隙間が局部的に不均一になったり、あるいは荷役作業中にインナマスト3に捩れが生じたとしても、それらの変位に対してライナ25〜28が忠実に追従するために、インナマスト3の昇降動作中の引っ掛かりやスティック現象を未然に防止することができ、インナマスト3の昇降動作がよりスムーズに安定して行われる。
【0033】
しかも、各ライナ25〜28をマストの上下のみに配置することで所期の運動性能を維持できることから、ライナ25〜28をマストの全長にわたって設ける必要がなく、また、ライナ25〜28のいずれかが摩耗した場合、あるいはアウタマスト2とインナマスト3との間の隙間調整や平行度調整等を行う場合にも、特定のライナを交換するのみで対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す図で、(A)は最大揚高時の説明図、(B)はインナマストを下降させた時の説明図。
【図2】本発明の好ましい実施の形態を示すマスト装置全体の斜視図。
【図3】図2に示すマスト装置の要部分解斜視図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面説明図。
【図5】図3のC部の拡大図。
【図6】マストの下端部におけるC部相当部の拡大断面図。
【符号の説明】
1…リフトシリンダ
2…アウタマスト
3…インナマスト
20…シリンダチューブ
24…摺動面
25…上部の前部側ライナ
26…上部後部側ライナ
27…下部の前部側ライナ
28…下部の後部側ライナ
29…ライナホルダ
30…ライナホルダ

Claims (4)

  1. スライドマストを形成する外側マストと内側マストとが相互に摺動する部分のうち外側マストの上部前後部と内側マストの下部前後部にそれぞれ案内用のライナを設け、
    前記上下のライナのうち荷役作業時に荷重受け側となる上部ライナの前部側および下部ライナの後部側のそれぞれの受圧面積が上部ライナの後部側および下部ライナの前部側の受圧面積よりも大きくなるように、上下のライナの前部側と後部側とでその高さ寸法を互いに異ならしめたことを特徴とするフォークリフトトラックのマスト装置。
  2. 左右の外側マストと該外側マストに個別に対応するリフトシリンダとを車幅方向で相互にオーバーラップさせるようにしてその外側マストとリフトシリンダのシリンダチューブとを一体に形成するとともに、
    前記リフトシリンダのシリンダチューブをはさんでその前後に外側および内側のマスト同士の摺動面が設定されていて、この前後の摺動面によって外側マストに対し内側マストが案内支持されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトトラックのマスト装置。
  3. 前記リフトシリンダのシリンダチューブと内側マストとが車幅方向で相互にオーバーラップしていることを特徴とする請求項2に記載のフォークリフトトラックのマスト装置。
  4. 前記外側マストの摺動面がアングル状のものとして形成されていて、このアングル状の摺動面によって内側マストが案内支持されているとともに、外側マストと内側マストとの間に介在するライナがアングル状に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のフォークリフトトラックのマスト装置。
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