JP3626387B2 - コンピュータ調色装置及びこの装置を用いた塗料の調色方法 - Google Patents

コンピュータ調色装置及びこの装置を用いた塗料の調色方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ調色装置及びこの装置を用いた塗料のコンピュータ調色方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
コンピュータ利用による色合わせシステムは、例えば、米国特許3,601,589号明細書に記載されているように公知である。上記米国特許には、未知の色パネルの全スペクトル反射率を走査用分光光度計によって決定し、この反射率データをコンピュータに送り、コンピュータは顔料のK値(「光吸収係数」を示す)及びS値(「光散乱係数」を示す)を表す予め記憶されたデータを数学的に処理し、論理的色合わせを行う方法が開示されている。
【0003】
上記米国特許の開示内容は、基本的には、一組の計算手順に関するものである。つまり、この計算手順に従うと、一組の波長に対してK値及びS値を算出することができ、さらには、一組の顔料を、それらの顔料の組み合せのK及びS値が、前記組の各波長毎に未知の色のK及びS値に等しくなるように決定することができる。これは、その他の分光光度準拠型色合わせシステムにおいても使用されている基本的な色合わせアルゴリズムである。
【0004】
上記米国特許によるシステムの問題点は、第一には、非常に高価で保守が難しいことであり、第二には、未知の色の未知及び既知の顔料に対して得られたデータを用いた論理的色合わせを行っていることである。すなわち、計算で得られた色彩値に従って顔料を混合して得られた最終の色は、前記未知の色とは異なる色になる可能性がある。したがって、前記色合わせ公式は、通常、第1次の数学的近似法であって、システムの一部であるソフトウェアを補正して補正及び調整を行う必要がある。
【0005】
上記システムを改良するために、例えば、特開昭63−153677号公報において、ポータブルなカラーメータを使用して選択色を分析するとともに選択色の色相、彩度、輝度を表す色データを記憶し、前記カラーメータ内の前記色データをコンピュータに接続するとともに、利用可能な複数個の色公式(塗料配合)を前記コンピュータ内に記憶し、前記記憶した利用可能な色公式によって指定された各塗料の色相、彩度、輝度を表す色データを前記コンピュータ内に記憶し、前記カラーメータから受け取った選択色の色データと、前記記憶した利用可能な色公式のそれぞれを表す前記記憶した色データとを比較して最近似整合を見つけ出し、前記最近似整合として見つけ出された前記色データによって表される記憶した色公式を選択し、これによって前記選択色に対する色合わせを行う方法及び装置が提案されている。
【0006】
また、近年、自動車の塗色は、個人の好みの多様化、美粧性の向上などの観点からアルミニウム粉や光輝性マイカ粉が配合された光輝感のある塗色が増加している。この光輝感のある塗色を補修塗装するに際して、色合わせを行う場合、前記特開昭63−153677号公報に記載された色合わせ方法では、色合わせ精度がいまだ十分ではなく、光輝感のある塗色に対してコンピュータによる精度の高い色合わせ方法はこれまでなかった。
【0007】
本発明の目的は、光輝感のある塗色に対しても、精度高く色合わせできるコンピュータ調色方法を提供することである。また、本発明の目的は、このコンピュータ調色方法に使用することができるコンピュータ調色装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、測色計と、ミクロ光輝感測定器と、各種塗料配合、塗色データなどが入力され、色合わせ計算ロジックが作動するコンピュータとから構成されたコンピュータ調色装置を用いることによって上記目的を達成できることを見出し本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、(A)測色計と、(B)ミクロ光輝感測定器と、(C)複数の色番号、該色番号に対応した各塗料配合、該各塗料配合に対応した色データとミクロ光輝感データ、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感特性データが登録されており、該塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックが作動するコンピュータとから構成されてなる塗料のコンピュータ調色装置を提供するものである。
【0010】
さらに本発明は、(A)測色計と、(B)ミクロ光輝感測定器と、(C)複数の色番号、該色番号に対応した各塗料配合、該各塗料配合に対応した色データとミクロ光輝感データ、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感特性データが登録されており、該各塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックが作動するコンピュータとから構成されてなるコンピュータ調色装置を用いて、下記(5)〜(7)の工程を行うことを特徴とするコンピュータ調色方法を提供するものである。(5)調色により塗料の塗色を合せるべき基準色の塗膜を、測色計にて測定して基準色の色データを得る工程、(6)調色により塗料の塗色を合せるべき基準色の塗膜をミクロ光輝感測定器にて測定して基準色のミクロ光輝感データを得る工程、(7)該基準色の予め設定された色番号と同じ色番号の少なくとも一つの塗料配合の色データ及びミクロ光輝感データを選び出し、選び出された塗料配合の色データ及びミクロ光輝感データと、基準色の色データ及びミクロ光輝感データとを比較し、上記選び出された塗料配合の色及びミクロ光輝感の整合の度合いを指数化し、候補塗料配合を選択する工程。
【0011】
また本発明は、上記工程(7)の後、さらに(8)選択された候補塗料配合を色合わせ計算ロジックを用いて修正して、基準色にさらに近づけた修正配合を得る工程、を行うことを特徴とする上記コンピュータ調色方法を提供するものである。
【0012】
さらに本発明は、さらに、上記工程(7)で得られる候補塗料配合又は工程(8)で得られる修正配合を電子天秤に伝達することを特徴とする上記コンピュータ調色方法を提供するものである。
【0013】
以下、本発明の装置及び方法について詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】
まず、本発明における塗料のコンピュータ調色装置について説明する。本発明装置によって、調色により塗料の塗色を合せるべき塗膜が光輝感を有する塗膜(以下、「光輝塗膜」ということがある)である場合について好適に調色を行うことができる。
【0015】
上記光輝塗膜としては、例えば、リん片状のアルミニウム粉末、雲母状酸化鉄、雲母粉末、金属酸化物被覆雲母粉末などのキラキラ感や干渉作用を有する光輝性顔料を含有する単層塗膜(1)、これらの光輝性顔料と着色顔料とを同一塗膜中に含有する単層塗膜(2)、着色ベース塗膜上に上記単層塗膜(1)又は単層塗膜(2)を積層してなる複層塗膜(3)、上記単層塗膜(1)もしくは(2)又は複層塗膜(3)の塗膜面上にさらにクリヤ塗膜が積層されてなる複層塗膜(4)などを挙げることができる。
【0016】
本発明のコンピュータ調色装置は、下記の測色計(A)と、ミクロ光輝感測定器(B)と、コンピュータ(C)とから構成されている。
【0017】
測色計(A)
測色計(A)は、塗膜の色を測定して塗膜の色データを得るための機器であり、この目的が達成できるものであれば、それ自体既知の測色計を使用することができる。
【0018】
測色計としては、測定角度が多角度である多角度測色計が好適である。多角度測色計においては、2以上の角度条件、通常、2〜4の角度条件、すなわち、測定光の入射角が異なるか、又は鏡面反射軸と受光軸とのなす角度である受光角度が異なる2以上の条件で測定する。上記鏡面反射軸とは、入射角と反射角とが同じ角度であるときの反射角を形成する軸、例えば入射角が45度の場合、反射角が45度である軸である。
【0019】
受光角度を変化させる場合、その角度条件は特に限定されるものではないが、通常、角度条件が2の場合には、上記受光角度が15〜30度及び75〜110度の各角度範囲のうちの各1ずつであること、また、角度条件が3の場合には、上記受光角度が15〜30度、35〜60度及び75〜110度の各角度範囲のうちの各1ずつであること、さらに、角度条件が4の場合には、上記受光角度が15〜30度、35〜60度、70〜80度及び90〜110度の各角度範囲のうちの各1ずつであることが目視による色の判断との対応がとれやすいことから好適である。
【0020】
上記塗膜の色を各角度条件によって測定した各測定値(角度基準測定値)は、明度、彩度、色相を表すか、計算できるなど、色を特定できるものであればよく、例えば、XYZ表色系(X、Y、Z)、L*** 表色系(L*、a*、b*値)、ハンターLab表色系(L、a、b値)、CIE(1994)に規定されるL** h表色系(L*値、C*値、h値)、マンセル表色系(H、V、C)などによって表すことができる。なかでも、L***表色系又はL** h表色系による表示が自動車補修塗装分野を含む工業分野での色の表示において一般的である。
【0021】
ミクロ光輝感測定器(B)
ミクロ光輝感測定器(B)は、光輝塗膜のミクロ光輝感を測定するための機器であり、この目的が達成できるものであれば特に制限なく使用することができる。
【0022】
ミクロ光輝感測定器(B)としては、例えば、光輝塗膜面に光を照射する光照射装置、光照射された塗膜面を照射光が入射しない角度にて撮影して画像を形成するCCDカメラ、該CCDカメラに接続され該画像を解析する画像解析装置を具備したミクロ光輝感測定器を挙げることができる。
【0023】
上記ミクロ光輝感測定器を用いて光輝塗膜のミクロ光輝感を測定するには、まず光輝塗膜面に光照射する。この光は擬似(人工)太陽光が好ましく、この光源としては、例えばハロゲンランプ、メタルハライドランプなどが適している。光輝塗膜面への光照射角度は塗面の鉛直線に基いて、通常5〜60度、好ましくは10〜20度の範囲内が適しており、特に鉛直線に対して15度程度が好適である。また、光の照射領域の形状は特に限定されるものではないが、通常、円形であり、塗膜面上における照射面積は通常、該塗膜面の1〜10,000mm2の範囲内が適しているが、この範囲に制限されるものではない。照射光の照度は、通常、100〜2,000ルクス(lux)の範囲内が好ましい。
【0024】
このように光輝塗膜面に光照射し、それに基く反射光のうち、正反射光が入射しない角度で、光が照射されている塗膜面をCCD(Charge Couple Device)カメラで撮影する。この撮影角度は正反射光が入射しない角度であればよいが、塗膜面に対して鉛直方向が特に好適である。また、CCDカメラの撮影方向と正反射光との角度は10〜60度の範囲内にあることが好ましい。光照射された塗膜面におけるCCDカメラでの測定範囲は、均一に光が照射されている範囲であれば特に限定されるものではないが、通常、照射部分の中央部を含み、測定面積が1〜10,000mm2、好ましくは10〜600mm2の範囲内であることが適当である。
【0025】
上記CCDカメラで撮影された画像は、2次元画像であり、多数(通常10,000〜1,000,000個)の区画(ピクセル、画素)に分割され、それぞれの区画における輝度を測定する。本発明において、「輝度」とは、「CCDカメラによって撮影して得られた2次元画像の区画毎の濃淡値を示すデジタル階調であり、被写体の明るさに対応するデジタル量」を意味する。8ビット分解能のCCDカメラから出力される区画毎の輝度を意味するデジタル階調は0〜255の値を示す。
【0026】
上記CCDカメラで撮影された2次元画像において、光輝性顔料の反射光が強い部分に相当する区画はキラキラ感が強いので輝度が高く、そうでない部分に相当する区画では当然ながら輝度は低くなる。また光輝性顔料の反射光が強い部分に相当する区画であっても、光輝性顔料の大きさ、形状、角度、材質などによって輝度が変化する。つまリ区画ごとに輝度を表示でき、本発明ではそれぞれの区画における輝度に基いてCCDカメラで撮影した2次元画像の輝度分布を三次元に表示することが可能である。この輝度の三次元分布図は、山、谷および平地の部分に分けられ、山の高さや大きさは光輝性顔料による光輝感の程度を示し、山が高くなるほど光輝感が頭著であることを示し、谷及び平地部分は光輝感が無いか小さいことを示し、主として着色顔料又は素地による光の反射を示す。
【0027】
上記CCDカメラで撮影された画像の解析は、CCDカメラに接続された画像解析装置によって行うことができる。この画像解析装置に用いられる画像解析ソフトとしては、例えば三谷商事(株)の「Mac SCOPE」(商品名)などが好適である。
【0028】
画像の解析においては、「キラキラ感」(塗膜中の光輝性顔料から正反射された光によって生じる不規則で微細な輝きの知覚)と「粒子感」(できるだけキラキラ感が発現しにくい照明条件下において試料を観察したときに、光輝材含有塗膜中の光輝性顔料の配向・重なりで起きる不規則・無方向性の模様(ランダムパターン)から発する知覚)とをそれぞれ別々に定量的に評価することが個人差によるバラツキが小さいことから好適である。
【0029】
キラキラ感を定量的に測定する好適な方法としては、例えば、下記の測定方法を挙げることができる。光照射された光輝塗膜面をCCDカメラで撮影してなる2次元画像を多数の区画に分割し、該区画のそれぞれの輝度を該区画の全てにわたり合計して総計値を得て、この総計値を全区画数で割り算して平均輝度xを求め、この平均輝度x以上の値に閾値αを設定する。閾値αは、通常、平均輝度xとy(yは、24〜40の数、好ましくは28〜36、さらに好ましくは32)との和であることが適当である。
【0030】
ついで、上記区画のそれぞれの輝度から閾値αの値を減算し、その減算値が正の値である該減算値を総計し、その総和である総体積Vを得る。また、閾値α以上の輝度を有する区画の総数(閾値αで2値化を行うことによって得られる上記閾値α以上の区画の総数)である総面積Sを得る。輝度ピークの平均高さPHavαは、輝度ピークが円錐、角錐に近似できると考えられることから、総体積Vを総面積Sで割った値を3倍すること、すなわち下記式PHavα=3V/Sによって得られる値とする。
【0031】
また、上記平均輝度x以上であり上記閾値α以下である閾値βを設定する。閾値βは、閾値α以下であり通常、平均輝度xとz(zは、16〜32の数、好ましくは20〜28、さらに好ましくは24)との和であることが適当である。
【0032】
ついで、上記区画のそれぞれの輝度から閾値βの値を減算し、その減算値が正の値である該減算値を総計し、その総和である総体積Wを得る。また、閾値β以上の輝度を有する区画の総数(閾値βで2値化を行うことによって得られる上記閾値β以上の区画の総数)である総面積Aを得る。閾値βでの輝度ピークの平均高さPHavβは、輝度ピークが円錐、角錐に近似できると考えられることから、総体積Wを総面積Aで割った値を3倍すること、すなわち下記式PHavβ=3W/Aによって得られる値とすることができる。
【0033】
また、閾値βでの総面積Aと閾値β以上の輝度を示す光学粒子の個数Cとから光学粒子の平均粒子面積を求めることができる。本発明において、「光学粒子」とは、「2次元画像上で輝度が閾値以上である独立した連続体」を意味するものとする。上記光学粒子の形状を円と仮定し、平均粒子面積と同じ面積を有する円の直径Dを、下記式
【0034】
【数1】
Figure 0003626387
【0035】
によって求め、上記PHavβとLとから輝度ピークの平均裾広がり率PSavを下記式PSav=D/PHavβによって得る。
【0036】
前記のようにして求めた輝度ピーク平均高さPHavαと上記のようにして求めた輝度ピークの平均裾広がり率PSavとから輝き値BVを下記式BV=PHavα + a・PSav(式中、aは、PHavαが25未満の場合には300であり、PHavαが45を超える場合には1050であり、PHavαが25〜45の数である場合には、下記式a=300+37.5×(PHavα−25)で示される値である)によって近似的に算出することができる。
【0037】
本発明の好適な方法において、上記のようにして求めた輝き値BVによって、光輝塗膜の「キラキラ感」を定量的に測定することができ、輝き値BVと目視観察による「キラキラ感」の官能評価結果との相関性は、塗膜における光輝材の濃度差、明度差が大きい場合においても高いものである。
【0038】
次に、「粒子感」を定量的に測定する好適な方法について説明する。上記粒子感の定量的測定方法は、前記のようにして、光照射された光輝塗膜面をCCDカメラで撮影して2次元画像を得て、この2次元画像を2次元フーリエ変換してなる空間周波数スペクトルから低空間周波数成分のパワーを積分及び直流成分で正規化して得られる2次元パワースペクトル積分値を得て、この2次元パワースペクトル積分値から塗膜の粒子感を定量的に評価する方法である。
【0039】
2次元フーリエ変換後の空間周波数スペクトルの画像から低空間周波数成分を抽出して、積分及び直流成分での正規化を行なって得られる2次元パワースペクトル積分値を測定するにあたり、空間周波数スペクトルの画像から抽出する低空間周波数成分の抽出領域を、解像度を表す線密度が、下限値0本/mm〜上限値が2〜13.4本/mmの範囲のいずれかの数値である領域、好ましくは0本/mm〜4.4本/mmの領域とすることが、目視観察による「粒子感」の官能評価結果との相関性を高いものとする観点から適している。2次元パワースペクトル積分値が大きいほど粒子感が大きくなる。
【0040】
2次元パワースペクトル積分値(以下、「IPSL」と略称することがある)は次式によって求めることができる。
【0041】
【数2】
Figure 0003626387
【0042】
(式中、νは空間周波数、θは角度、Pはパワースペクトル、0〜Lは抽出した低空間周波数領域であり、Lは抽出した周波数の上限を意味する)また、前記輝き値BVをもとに下記一次式により計算したMBVの値により「キラキラ感」を評価することもできる。
MBV=(BV−50)/2MBVの値は、キラキラ感のないものは0とし、最もキラキラ感のあるものはほぼ100とした値であって、「キラキラ感」のあるものほど大きな数値を示す。
【0043】
また、前記2次元パワースペクトル積分値(IPSL)をもとに下記一次式により計算したMGRの値により「粒子感」を評価することもできる。
【0044】
IPSLの値が、0.32以上の場合は、MGR=[(IPSL×1000)−285]/2 とし、IPSLの値が、0.15<IPSL<0.32の範囲内にある場合は、MGR=[IPSL×(35/0.17)−(525/17)]/2とし、IPSLの値が、0.15以下の場合は、MGR=0 とする。
【0045】
上記MGRの値は、光輝材の粒子感のないもは0とし、最も光輝材の粒子感のあるものはほぼ100とした値であって、「粒子感」のあるものほど大きな数値を示す。
【0046】
また、さらに上記MBV及びMGRの値に基いて総合的にミクロ光輝感を表す、下記式により計算したミクロ光輝感を指数化した数値(ミクロ光輝感指数)によってミクロ光輝感を評価することができる。
ミクロ光輝感指数=(MGR+α・MBV)/(1+α)
多くの光輝感を有する塗装板について検討したところ、上記αの値を1.63とすると、目視でのミクロ光輝感とよく合致した結果が得られることがわかった。ミクロ光輝感指数は、光輝感のないもの(キラキラ感も粒子感もない)場合は0となり、光輝感の最もある(キラキラ感も粒子感も最もある)ものはほぼ100となる値である。
【0047】
コンピュータ(C)
コンピュータ(C)には、複数の塗料配合、該各塗料配合に対応した色データとミクロ光輝感データ、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感特性データ、及び複数の色番号と該色番号に対応した各塗料配合が登録されており、コンピュータ(C)は該塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックが作動するようになっている。
【0048】
コンピュータに登録されている各塗料配合に対応した色データは、各塗料から得られる塗膜の多角度測色計による測色データであることができる。
【0049】
コンピュータに登録されている原色塗料の色特性データとしては、例えば、原色塗料のK値(光吸収係数)、S値(光散乱係数)などであることができる。上記K値及びS値は、例えば、原色塗料及び原色塗料のうすめ色の測色データを数値処理して得ることができる。
【0050】
コンピュータに登録される上記色番号は、通常、塗装物品製造メーカー毎に指定された色コード番号であり、その色番号に応じて、補修塗装する際の、塗料配合が登録されている。この塗料配合は、一つの色番号について一つ又は一組のみであることができるが、実績配合なども含まれることができ複数個又は複数組の塗料配合が登録されていてもよい。これらの塗料配合毎に、形成塗膜の多角度測色計による測色データもコンピュータに予め登録されている。
【0051】
次に上記本発明のコンピュータ調色装値を用いたコンピュータ調色方法について以下に説明する。本発明のコンピュータ調色方法は、色番号を用いて同一の色番号の中から塗料配合を選び出す工程を有する調色方法である。
【0052】
工程(1)
工程(1)は、調色により塗料の塗色を合せるべき基準色の塗膜を前記測色計(A)にて測定して基準色の色データを得る工程である。塗色を合せるべき塗膜の色である基準色を前記多角度測色計にて測定して前記角度条件における色データを得ることが好適である。自動車補修などの補修塗装において、補修塗膜を形成した際、補修塗装部の塗膜と補修塗装部近傍の塗膜の色との差が目視で認められ難いことが必要であることから、上記基準色としては、通常、補修塗装部近傍の塗膜の色であることが適している。
【0053】
工程(2)
工程(2)は、上記基準色の塗膜を前記ミクロ光輝感測定器(B)にて測定して基準色のミクロ光輝感データを得る工程である。ミクロ光輝感測定器(B)としては、前記したように光照射装置、光照射された塗膜面を照射光が入射しない角度にて撮影して画像を形成するCCDカメラ、該CCDカメラに接続され該画像を解析する画像解析装置を具備したものを用いることが好適である。また、前記したように、基準色のミクロ光輝感を「キラキラ感」と「粒子感」とに分けて定量的に評価し、それぞれのデータを得ることが好適である。
【0054】
工程(3)
工程()において、予めコンピュータに登録された色番号の中から基準色の色番号と同じ色番号の少なくとも一つの塗料配合の色データとミクロ光輝感データとを選び出し、選び出された塗料配合の色データとミクロ光輝感データと、基準色の色データ及びミクロ光輝感データとを比較し、上記選び出された塗料配合の色とミクロ光輝感の整合度合いを指数化し、候補塗料配合を選択する。候補塗料配合の選択にあたっては、基準色との色及びミクロ光輝感の整合の度合い、配合データなどを勘案するなどして最も合理的と思われるものを適宜選択することができる。この選択方法は特に限定されるものではない。
【0055】
上記調色方法は、上記工程(1)、(2)及び(3)を必須工程とするものであるが、さらに基準色に近づけるために工程()の後、下記工程()を行ってもよい。
【0056】
工程(4)
複数の塗料配合、該各塗料配合に対応した色データとミクロ光輝感データ、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感統制データが登録されたコンピユータを用いて、該塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックを作動させて、工程(3)で選択された候補塗料配合を修正して、基準色にさらに近づけた修正配合を得る工程である。第2の調色方法は、さらに上記工程()で得られる候補塗料配合又は工程()で得られる修正配合を電子天秤に伝達する工程を有していてもよい。
【0057】
上記調色方法において、電子天秤への配合の伝達は、電話回線、光ケーブルなどを利用して行うことができる。この伝達された配合に基いて、電子天秤を使用して調色用塗料を配合することができる。この調色用塗料を塗装して調色経過塗板を作成することによって、この塗料が合格か否かを判断することができる。不合格であれば、この調色用塗料の配合、調色経過塗板の色データとミクロ光輝感データに基づいて、色合わせ計算ロジックを作動させて再び修正配合を得ることができる。
【0058】
本発明方法を使用して、自動車車体の光輝感を有する塗膜の補修塗装を行うための塗料調色方法の一例を示す工程図を後記図1に示す。
【0059】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0060】
使用装置及び測定方法について
以下の各実施例において、調色により塗料の塗色を合せるべき基準色の測定は、関西ペイント(株)製の多角度測色計「Van−VanFAセンサー」にて行い、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感特性データが登録されており、該各塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックが作動するコンピュータは、関西ペイント(株)製のコンピュータ・カラー・マッチング装置「Van−VanFAステーション」にて行った。上記「Van−VanFAセンサー」は、鏡面反射軸と受光軸のなす角度が25度、45度、75度の3角度条件で測定して測色値を得ることができるものである。また調色により塗料の塗色を合せるべき基準色のミクロ光輝感データは、ミノルタ製「RD−175」にAFマクロ100mmF2.8レンズを取り付けたCCDカメラにて行い、照明には先端に集光レンズを取り付けた光ファイバー式のハロゲンライトにて行った。撮影した画像は、コンピュータ上で原画像データが512×512画素のモノクロ256階調のデジタル画像データに切り出したうえで、画像解析ソフトにてデジタル処理を行った。
【0061】
実施例1
シルバーメタリック塗色(「SM−001」;仮称)における自動車車体の塗膜面の基準色を「Van−VanFAセンサー」にて25度、45度、75度の3角度条件にて測定した。その結果は下記表1のとおりであった。
【0062】
【表1】
表1
Figure 0003626387
【0063】
またミクロ光輝感についても測定し、[(MGR+1.63MBV)/2.63]によるミクロ光輝感指数を計算したところ54.25であった。
【0064】
「SM−001」の登録塗色名の配合を「Van−VanFAステーション」によって検索したところ、30件の塗料配合が選び出された。次に「Van−VanFAステーション」を用いて、これらの塗料配合を、色整合の度合を指数化した数値とミクロ光輝感指数から、色整合とミクロ光輝感整合の度合の良いものから順に並べた。最も色整合とミクロ光輝感整合の度合の良かった組合せ(「SM−001CK01」)の塗料配合は特に高価なものではなく合理的なものであったので「SM−001CK01」の配合を候補塗料配合に選定した。また色整合の度合を指数化した数値のみを用いて検索した結果、最も良かった組合せ「SM−001CK07」についても併せて調色検討を行った。
【0065】
この「SM−001CK01」と「SM−001CK07」の登録塗料配合をもとに、「Van−VanFAステーション」を用いてコンピュータ調色を行い、塗料配合を得た。「SM−001CK01」に基く塗料配合は下記表2に示すとおりであり、「SM−001CK07」に基く塗料配合は下記表3に示すとおりであった。
【0066】
【表2】
表2
Figure 0003626387
【0067】
【表3】
表3
Figure 0003626387
【0068】
ついで、ブリキ板上に上記各配合の塗料を塗装し、セッティング後、関西ペイント(株)製の補修用クリヤ塗料「レタンPG2Kクリヤー」を膜厚約50μmとなるように塗装した後、60℃で20分間焼付けて調色経過塗装板を作成した。この塗装板の色を「Van−VanFAセンサー」を用いて前記3角度条件にて測色し色差を計算した。またミクロ光輝感についても測定し、ミクロ光輝感指数を計算した。
【0069】
「SM−001CK01」においては、ミクロ光輝感指数は54.94であり、3角度条件での測色結果は下記表4に示すとおりであった。
【0070】
【表4】
表4
Figure 0003626387
【0071】
「SM−001CK07」においては、ミクロ光輝感指数は46.71であり、3角度条件での測色結果は下記表5に示すとおりであった。
【0072】
【表5】
表5
Figure 0003626387
【0073】
「SM−001CK01」に基く調色経過塗装板の塗色は、基準色から僅かに離れており不合格であった。しかしながら、ミクロ光輝感指数は、基準色とほぼ同等の値を示しており、光輝材であるアルミニウム粉末のミクロ光輝感は目視で一致していた。「SM−001CK07」に基く調色経過塗装板の塗色は、基準色との色差は小さいものの、アルミニウム粉末のミクロ光輝感がかなり離れており不合格であった。通常、ミクロ光輝感指数が2〜3程度異なると目視で光輝材のキラキラ感及び/又は粒子感に相違を認めることができる。
【0074】
そこで調色経過塗装板の測色データを読み込ませ、「Van−VanFAステーション」を用いてコンピュータで微調色計算を行い、修正配合を得た。「SM−001CK01」に基く修正配合は、前記表2に示す塗料配合に、さらに下記表6に示す原色塗料を所定量追加する配合であった。なお、「SM−001CK07」については、色差が小さく、また25度と75度との△L*の符号が反転しており、微調色における修正配合計算を行っても色差が減衰せず修正配合の計算ができなかった。
【0075】
【表6】
表6
Figure 0003626387
【0076】
上記「SM−001CK01」に基く修正配合にて調色を行い、ブリキ板上に上記配合の塗料を塗装し、セッティング後、前記と同様にクリヤ塗料を塗装し焼付けて調色経過塗装板を作成した。この塗装板の色を「Van−VanFAセンサー」を用いて前記3角度条件にて測色し色差を計算した。その測色結果は下記表7に示すとおりであり、基準色の測色値に近かった。
【0077】
【表7】
表7
Figure 0003626387
【0078】
この塗装板のミクロ光輝感指数は54.78であった。またこの塗装板は目視評価においても色、ミクロ光輝感とも基準色によく一致しており、良好であったので合格とした。そこで実際に調色した塗料を自動車車体に補修塗装し、自動車車体の補修塗装部とその近傍の塗膜面に対して、目視で等色判定をしたところ良好な色一致性を確認した。
【0079】
実施例2
レッドパール塗色(「RP−002」;仮称)における自動車車体の塗膜面の基準色を「Van−VanFAセンサー」にて25度、45度、75度の3角度条件にて測定した。その結果は下記表8のとおりであった。
【0080】
【表8】
表8
Figure 0003626387
【0081】
またミクロ光輝感についても測定し、ミクロ光輝感指数を計算したところ28.14であった。
【0082】
「RP−002」の登録塗色名の配合を「Van−VanFAステーション」によって検索したところ、13件の塗料配合が選び出された。次に「Van−VanFAステーション」を用いて、これらの塗料配合を、色整合の度合を指数化した数値とミクロ光輝感指数から、色整合とミクロ光輝感整合の度合の良いものから順に並べた。最も色整合とミクロ光輝感整合の度合の良かった組合せ(「RP−002CK01」)の塗料配合は特に高価なものではなく合理的なものであったので「RP−002CK01」の配合を候補塗料配合に選定した。また色整合の度合を指数化した数値のみを用いて検索した結果、最も良かった組合せ「RP−002CK12」についても併せて調色検討を行った。
【0083】
この「RP−002CK01」と「RP−002CK12」の登録塗料配合をもとに、「Van−VanFAステーション」を用いてコンピュータ調色を行い、塗料配合を得た。「RP−002CK01」に基く塗料配合は下記表9に示すとおりであり、「RP−002CK12」に基く塗料配合は下記表10に示すとおりであった。
【0084】
【表9】
表9
Figure 0003626387
【0085】
【表10】
表10
Figure 0003626387
【0086】
ついで、ブリキ板上に上記各配合塗料を塗装し、セッティング後、補修用クリヤ塗料「レタンPG2Kクリヤー」を膜厚約50μmとなるように塗装した後、60℃で20分間焼付けて各調色経過塗装板を作成した。これらの塗装板の色を「Van−VanFAセンサー」を用いて前記3角度条件にて測色した後、色差を計算した。またミクロ光輝感についても測定し、ミクロ光輝感指数を計算した。
【0087】
「RP−002CK01」に基く塗装板においては、ミクロ光輝感指数は26.36であり、3角度条件での測色結果は下記表11に示すとおりであった。
【0088】
【表11】
表11
Figure 0003626387
【0089】
「RP−002CK12」に基く塗装板においては、ミクロ光輝感指数は10.82であり、3角度条件での測色結果は下記表12に示すとおりであった。
【0090】
【表12】
表12
Figure 0003626387
【0091】
「RP−002CK01」に基く調色経過塗装板の塗色は、基準色から僅かに離れており不合格であった。しかしながら、ミクロ光輝感指数は、基準色とほぼ同等の値を示しており、光輝材であるパール顔料(光輝性マイカ粉末)のミクロ光輝感は目視で一致していた。「RP−002CK12」に基く調色経過塗装板の塗色は、基準色との色差は小さいものの、光輝材のミクロ光輝感がかなり離れており不合格であった。
【0092】
そこで調色経過塗装板の測色データを読み込ませ、「Van−VanFAステーション」を用いてコンピュータで微調色計算を行い、修正配合を得た。「RP−002CK01」に基く修正配合は、前記表9に示す塗料配合に、さらに下記表13に示す所定量の原色塗料を追加する配合であった。なお、「RP−002CK12」に基く調色経過塗装板については、3角度の色差が小さく、3角度ともバランス良く色差を減衰させる微調色の修正配合計算が行えなかった。
【0093】
【表13】
表13
Figure 0003626387
【0094】
上記「RP−002CK01」に基く修正配合にて調色を行い、ブリキ板上に上記配合の塗料を塗装し、セッティング後、前記と同様にクリヤ塗料を塗装し焼付けて調色経過塗装板を作成した。この塗装板の色を「Van−VanFAセンサー」を用いて前記3角度条件にて測色し色差を計算した。その測色結果は下記表14に示すとおりであり、基準色の測色値に近かった。
【0095】
【表14】
表14
Figure 0003626387
【0096】
この塗装板のミクロ光輝感指数は26.31であった。またこの塗装板は目視評価においても色、ミクロ光輝感とも基準色によく一致しており、良好であったので合格とした。そこで実際に調色した塗料を自動車車体に補修塗装し、自動車車体の補修塗装部とその近傍の塗膜面に対して、目視で等色判定をしたところ良好な色一致性を確認した。
【0097】
実施例3
色番号不明のシルバーメタリック塗色における自動車車体の塗膜面の基準色を「Van−VanFAセンサー」にて25度、45度、75度の3角度条件にて測定した。その結果は下記表15のとおりであった。
【0098】
【表15】
表15
Figure 0003626387
【0099】
またミクロ光輝感についても測定し、[(MGR+1.63MBV)/2.63]によるミクロ光輝感指数を計算したところ58.94であった。
【0100】
このシルバーメタリック塗色の配合を「Van−VanFAステーション」によって全件検索し、色整合の度合を指数化した数値とミクロ光輝感指数から、色整合とミクロ光輝感整合の度合の良いものから順に並べた。最も色整合とミクロ光輝感整合の度合の良かった組合せ(「SM−002CK05」)の塗料配合は特に高価なものではなく合理的なものであったので「SM−002CK05」の配合を候補塗料配合に選定した。また色整合の度合を指数化した数値のみを用いて検索した結果、最も良かった組合せ「SM−003CK10」についても併せて調色検討を行った。
【0101】
この「SM−002CK05」と「SM−003CK10」の登録塗料配合をもとに、「Van−VanFAステーション」を用いてコンピュータ調色を行い、塗料配合を得た。「SM−002CK05」に基く塗料配合は下記表16に示すとおりであり、「SM−003CK10」に基く塗料配合は下記表17に示すとおりであった。
【0102】
【表16】
表16
Figure 0003626387
【0103】
【表17】
表17
Figure 0003626387
【0104】
ついで、ブリキ板上に上記各配合の塗料を塗装し、セッティング後、関西ペイント(株)製の補修用クリヤ塗料「レタンPG2Kクリヤー」を膜厚約50μmとなるように塗装した後、60℃で20分間焼付けて調色経過塗装板を作成した。この塗装板の色を「Van−VanFAセンサー」を用いて前記3角度条件にて測色し色差を計算した。またミクロ光輝感についても測定し、ミクロ光輝感指数を計算した。
【0105】
「SM−002CK05」においては、ミクロ光輝感指数は57.38であり、3角度条件での測色結果は下記表18に示すとおりであった。
【0106】
【表18】
表18
Figure 0003626387
【0107】
「SM−003CK10」においては、ミクロ光輝感指数は64.08であり、3角度条件での測色結果は下記表19に示すとおりであった。
【0108】
【表19】
表19
Figure 0003626387
【0109】
「SM−002CK05」に基く調色経過塗装板の塗色は、基準色から僅かに離れており不合格であった。しかしながら、ミクロ光輝感指数は、基準色とほぼ同等の値を示しており、光輝材であるアルミニウム粉末のミクロ光輝感は目視で一致していた。「SM−003CK10」に基く調色経過塗装板の塗色は、基準色との色差は小さいものの、アルミニウム粉末のミクロ光輝感がかなり離れており不合格であった。通常、ミクロ光輝感指数が2〜3程度異なると目視で光輝材のキラキラ感及び/又は粒子感に相違を認めることができる。
【0110】
そこで調色経過塗装板の測色データを読み込ませ、「Van−VanFAステーション」を用いてコンピュータで微調色計算を行い、修正配合を得た。「SM−002CK05」に基く修正配合は、前記表16に示す塗料配合に、さらに下記表20に示す原色塗料を所定量追加する配合であった。なお、「SM−003CK10」については、3角度の色差が小さく、3角度ともバランス良く色差を減衰させる微調色の修正配合計算が行えなかった。
【0111】
【表20】
表20
Figure 0003626387
【0112】
上記「SM−002CK05」に基く修正配合にて調色を行い、ブリキ板上に上記配合の塗料を塗装し、セッティング後、前記と同様にクリヤ塗料を塗装し焼付けて調色経過塗装板を作成した。この塗装板の色を「Van−VanFAセンサー」を用いて前記3角度条件にて測色し色差を計算した。その測色結果は下記表21に示すとおりであり、基準色の測色値に近かった。
【0113】
【表21】
表21
Figure 0003626387
【0114】
この塗装板のミクロ光輝感指数は56.98であった。またこの塗装板は目視評価においても色、ミクロ光輝感とも基準色によく一致しており、良好であったので合格とした。そこで実際に調色した塗料を自動車車体に補修塗装し、自動車車体の補修塗装部とその近傍の塗膜面に対して、目視で等色判定をしたところ良好な色一致性を確認した。
【0115】
【発明の効果】
本発明方法によって、光輝感のある塗料に対して精度高く色合わせでき、調色者による調色精度のばらつきをなくすことができ、調色経験の少ない調色者にも容易に精度高く塗料の色合わせを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車車体の光輝性塗膜を補修塗装する際の、本発明方法による塗料の調色方法の一例を示す工程図である。

Claims (4)

  1. (A)多角度測色計と、(B)ミクロ光輝感測定器と、(C)複数の色番号、該色番号に対応した各塗料配合、該各塗料配合に対応した色データとミクロ光輝感データ、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感特性データが登録されており、該塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックが作動するコンピュータとから構成されてなる塗料のコンピュータ調色装置。
  2. (A)多角度測色計と、(B)ミクロ光輝感測定器と、(C)複数の色番号、該色番号に対応した各塗料配合、該各塗料配合に対応した色データとミクロ光輝感データ、複数の原色塗料の色特性データとミクロ光輝感特性データが登録されており、該各塗料配合及び該各データを利用した色合わせ計算ロジックが作動するコンピュータとから構成されてなるコンピュータ調色装置を用いて、
    (1)調色により塗料の塗色を合せるべき基準色の塗膜を、測色計にて測定して基準色の色データを得る工程、
    (2)調色により塗料の塗色を合せるべき基準色の塗膜をミクロ光輝感測定器にて測定して基準色のミクロ光輝感データを得る工程、及び
    (3)該基準色の予め設定された色番号と同じ色番号の少なくとも一つの塗料配合の色データ及びミクロ光輝感データを選び出し、選び出された塗料配合の色データ及びミクロ光輝感データと、基準色の色データ及びミクロ光輝感データとを比較し、上記選び出された塗料配合の色及びミクロ光輝感の整合の度合いを指数化し、候補塗料配合を選択する工程
    を行うことを特徴とするコンピュータ調色方法。
  3. 上記工程(3)の後、さらに(4)選択された候補塗料配合を色合わせ計算ロジックを用いて修正して、基準色にさらに近づけた修正配合を得る工程、を行うことを特徴とする請求項記載のコンピュータ調色方法。
  4. さらに、工程(3)で得られる候補塗料配合又は工程(4)で得られる修正配合を電子天秤に伝達することを特徴とする請求項又は記載のコンピュータ調色方法。
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