JP2010519385A - コーティングの色および外観にマッチングする着色剤およびフレークの自動選択 - Google Patents

コーティングの色および外観にマッチングする着色剤およびフレークの自動選択 Download PDF

Info

Publication number
JP2010519385A
JP2010519385A JP2009550910A JP2009550910A JP2010519385A JP 2010519385 A JP2010519385 A JP 2010519385A JP 2009550910 A JP2009550910 A JP 2009550910A JP 2009550910 A JP2009550910 A JP 2009550910A JP 2010519385 A JP2010519385 A JP 2010519385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
flake
appearance
data
matching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2009550910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010519385A5 (ja
Inventor
アラン プラカシュ
ジュディス イレーヌ オベッツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2010519385A publication Critical patent/JP2010519385A/ja
Publication of JP2010519385A5 publication Critical patent/JP2010519385A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44DPAINTING OR ARTISTIC DRAWING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PRESERVING PAINTINGS; SURFACE TREATMENT TO OBTAIN SPECIAL ARTISTIC SURFACE EFFECTS OR FINISHES
    • B44D3/00Accessories or implements for use in connection with painting or artistic drawing, not otherwise provided for; Methods or devices for colour determination, selection, or synthesis, e.g. use of colour tables
    • B44D3/003Methods or devices for colour determination, selection or synthesis, e.g. use of colour tables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/463Colour matching
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • G01J3/504Goniometric colour measurements, for example measurements of metallic or flake based paints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D5/00Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
    • B05D5/06Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain multicolour or other optical effects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

本発明は、フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するための着色剤およびフレークの自動選択方法に関する。本発明はさらに、対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するための着色剤およびフレークの自動選択システムに関する。
【選択図】図1Aおよび1B

Description

本発明は、フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成する方法に関する。本発明はさらに、対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するための着色剤およびフレークの自動選択方法に関する。
光吸収顔料、光散乱顔料、光干渉顔料、および光反射顔料のような効果顔料を含有する表面コーティングは周知である。メタリックフレーク顔料たとえばアルミニウムフレーク顔料などのフレークは、そのような効果顔料の例であり、自動車の車体の保護および加飾にとくに有利である。その理由は、たとえば、そうした顔料により、「フロップ」と一般に呼ばれる示差的光反射効果が得られること、さらにはフレークのサイズ分布およびフレークにより付与される光輝ならびにコーティングの奥行き知覚の増強を含むフレーク外観効果が得られることである。フレーク含有コーティングは、通常、一般的には光散乱タイプではなく光吸収タイプである他の顔料または着色剤をも含有する。こうした光吸収顔料は、フレークのような効果顔料と相互作用してコーティングの外観効果を変化させる。一般的には、視覚的コーティング外観としては、コーティングのテクスチャー、光輝、光彩、または他の視覚的効果が挙げられる。視覚的外観は、さまざまな目視角、さまざまな照明角、またはさまざまな照度で目視した場合、変化しうる。
すでにコーティングされた基材(たとえば、自動車の車体の基材)を補修する場合、そのコーティングされた基材の色にマッチングする適正な着色剤または着色剤の組み合わせを選択するだけでなく、そのコーティングされた基材の色および外観にマッチングする適正な効果顔料たとえばフレークを選択することも必要である。対象コーティングの測色に基づいて着色剤を選択すべく開発が行われてきた。米国出願番号10/552,200を有する2004年5月6日出願の米国特許公開第2006/0181707号明細書には、コーティングされた自動車の車体のコーティングの色にマッチングする着色剤または着色剤の組み合わせを選択するためのコンピューターに実装される方法が記載されている。しかしながら、フレークのような効果顔料の選択は、伝統的には、経験を積んだ色調調整者により自身の専門技術に基づいて手作業で行われる。フレークを選択した後、フレークを配合アルゴリズムに追加して1つ以上の予備的マッチング処方を作成する。次に、予備的マッチング処方に基づいて1種以上の試験塗料を調製して試験パネル上に噴霧し、次に、それを対象コーティングと目視比較する。フロップおよび/または光輝のような外観のマッチングが不満足であるとみなされた場合、色調調整者は、アルゴリズムに組み込むフレークのタイプの調整および/またはその量の変更を行って新しい色/フロップマッチング処方を取得し、そしてすべての照明角および目視角で色および外観の両方で適正なマッチングが達成されるまで全サイクルを反復する。しかしながら、この伝統的手法は、噴霧および試験パネルと対象コーティングとの目視比較の反復を必要とする。
したがって、1つ以上のマッチング処方を作成するための着色剤および効果顔料たとえばフレークの自動選択方法であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、対象コーティングの色および外観の両方にかなりよくマッチングする自動選択方法の必要性が存在する。
本発明は、フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成する方法であって、
a)対象コーティングの外観データを取得する工程と、
b)外観データをフレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、
c)前記外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比をフレークデータベースから選択する工程と、
d)対象コーティングの色データを取得する工程と、
e)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせをカラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、
f)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、マッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、
g)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成し、かつ場合により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を可能にすべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、色データにマッチングする色特性と外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、
を含む方法に関する。
本発明はまた、フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するシステムであって、
a)対象コーティングの色データを取得するための測色デバイスと、
b)対象コーティングの外観データを取得するための外観測定デバイスと、
c)プロセッサーとメモリー要素とを含む計算デバイスと、
d)色特性に関連付けられた既知着色剤を含有するカラーデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるカラーデータベースと、
e)外観特性に関連付けられた既知フレークを含有するフレークデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるフレークデータベースと、
f)以下の工程、すなわち、
i)前記色データおよび前記外観データを受信する工程と、
ii)外観データをフレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、
iii)外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比をフレークデータベースから選択する工程と、
iv)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせをカラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、
v)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、マッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、
vi)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成し、かつ場合により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を可能にすべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、色データにマッチングする色特性と外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、
を含む計算プロセスを計算デバイスに実行させるようにする、メモリー要素中に作動的に存在する1つ以上の計算プログラムプロダクトと、
を含むシステムに関する。
本発明はさらに、フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するシステムであって、
a)対象コーティングの色データを取得するための測色デバイスと、
b)対象コーティングの1つ以上の対象画像を取得するための撮像デバイスと、
c)プロセッサーとメモリー要素とを含む計算デバイスと、
d)色特性に関連付けられた既知着色剤を含有するカラーデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるカラーデータベースと、
e)外観特性に関連付けられた既知フレークを含有するフレークデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるフレークデータベースと、
f)以下の工程、すなわち、
i)色データおよび対象画像を受信する工程と、
ii)前記対象画像から対象コーティングの外観特性を測定して外観データを生成する工程と、
iii)外観データをフレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、
iv)外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比をフレークデータベースから選択する工程と、
v)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせをカラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、
vi)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、マッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、
vii)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成し、かつ場合により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を可能にすべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、色データにマッチングする色特性と外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、
を含む計算プロセスを計算デバイスに実行させるようにする、メモリー要素中に作動的に存在する1つ以上の計算プログラムプロダクトと、
を含むシステムに関する。
図1は、対象コーティングの色および外観にマッチングするマッチング処方を作成する伝統的方法のフロー図である。 図2は、本発明に係る方法の第1の代表的フロー図である。 図3は、本発明に係る方法の第2の代表的フロー図である。 図4は、第1の閾値レベルT1を超える検出可能な明フィーチャーの概略図である。 図5は、第2の閾値レベルT2を超える検出可能な明フィーチャーおよび中間フィーチャーの概略図である。 図6は、第3の閾値レベルT3を超える検出可能なフィーチャーの概略図である。クロスハッチング領域は、閾値レベルT3未満の画像強度を有する暗フィーチャーを表している。点線は、閾値レベルT1またはT2を超える検出可能なフィーチャーの境界を表している。 図7は、グレースケールの代表的コーティング画像である。 図8は、3つの異なる閾値レベルにおける図7のコーティング画像を示している。A:閾値レベルT1を超える異なるサイズの明フィーチャーを示す画像、B:閾値レベルT2を超える同一の画像、およびC:閾値レベルT3における同一の画像。 図9は、異なる閾値レベルで検出可能なフィーチャーを有するコーティング領域の図を示している。
本発明の態様および利点は、以下の詳細な説明を読むことにより当業者であればより容易に理解されよう。当然のことながら、明確にするために個々の実施形態に関連して以上および以下に記載した本発明の特定の態様を、組み合わせて単一の実施形態で提供することも可能である。逆に、簡潔にするために単一の実施形態に関連して記載した本発明の種々の態様を、単独でまたは任意の部分的組合せで提供することも可能である。そのほか、文脈上明らかに異なる場合を除いて、単数形による参照は、複数形をも包含しうる(たとえば、「a」および「an」は、1つまたは1つ以上を意味しうる)。
とくに明示的な指定がないかぎり、本出願に規定される種々の範囲内の数値の使用は、あたかも記載の範囲内の最小値および最大値の両方に「約」という単語が前に付されているかのごとく近似値として記載されているものとする。このようにして、記載の範囲をわずかに超える変動値およびわずかに下回る変動値を用いて、こうした範囲内の値と実質的に同一の結果を達成することが可能である。また、こうした範囲の開示は、最小値と最大値との間のすべての値を包含する連続範囲が意図されるものとする。
本明細書中で用いられる場合、以下のとおりとする。
本明細書中で用いられる1種もしくは複数種の「顔料」という用語は、1つもしくは複数の色を生成する1種もしくは複数種の着色剤を意味する。顔料は、天然起源および合成起源に由来するものおよび有機成分または無機成分で構成されたものでありうる。また、顔料としては、特定のもしくは混合された形状および寸法を有するメタリック粒子またはメタリックフレークも挙げられる。顔料は、通常、コーティング組成物に可溶でない。
1種もしくは複数種の「効果顔料」という用語は、コーティング中で特殊効果を生じる顔料を意味する。効果顔料の例としては、光散乱顔料、光干渉顔料、および光反射顔料が挙げられるが、これらに限定されるものではない。フレーク、たとえば、アルミニウムフレークなどのようなメタリックフレークは、そのような効果顔料の例である。
ゴニオアパレントフレークとは、照明角または目視角の変化に伴って色もしくは外観またはそれらの組み合わせを変化させるフレークを意味する。アルミニウムフレークのようなメタリックフレークは、ゴニオアパレントフレークの例である。
「染料」という用語は、1つもしくは複数の色を生じる1種もしくは複数種の着色剤を意味する。染料は、通常、コーティング組成物に可溶である。
本明細書中で用いられる「外観」とは、(1)コーティングを目視または認識する基になる視覚経験の側面と、(2)コーティングの分光的側面および幾何学的側面をその照明・目視環境と統合して行われる認知と、を意味する。一般的には、外観としては、テクスチャー、光輝、またはコーティングの他の視覚的効果が挙げられ、特定的には、異なる目視角および/または異なる照明角で目視したときのものが挙げられる。
「データベース」という用語は、検索および取り出しが可能な関連情報の集合を意味する。データベースは、検索可能な数値、英数字、もしくはテキストの電子ドキュメント、検索可能なPDFドキュメント、Microsoft Excel(登録商標)スプレッドシート、Microsoft Access(登録商標)データベース(両方ともMicrosoft Corporation of Redmond,Washingtonにより供給される)、Oracle(登録商標)データベース(Oracle Corporation of Redwood Shores,Californiaにより供給される)、またはLinuxデータベースでありうる。これらは、それぞれ、それらの個々の商標で登録されている。データベースは、検索および取り出しが可能なコンピューター可読記憶媒体中に存在する一連の電子ドキュメント、写真、画像、図表、または図面でありうる。データベースは、単一のデータベースまたは一連の関連データベースまたは一群の非関連データベースでありうる。「関連データベース」とは、そのようなデータベースを関連付けるために使用しうる少なくとも1つの共通情報要素が関連データベース中に存在することを意味する。関連データベースの一例は、Oracle(登録商標)リレーショナルデータベースでありうる。
「車両」、「自動車の」、「自動車」という用語は、自動車、たとえば、乗用車、バン、ミニバン、バス、SUV(スポーツ用多目的車);トラック;トレーラートラック;トラクター;オートバイ;トレーラー;ATV(全地形型車両);ピックアップトラック;ヘビーデューティームーバー、たとえば、ブルドーザー、クレーン車、およびアースムーバー;航空機;ボート;船舶;またはコーティング組成物で被覆される他の輸送手段を意味する。
本明細書中で用いられる計算デバイスとは、デスクトップコンピューター、ラップトップコンピューター、ポケットPC、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ハンドヘルド電子処理デバイス、PDAおよび移動電話の機能を組み合わせたスマートフォン、または情報の自動処理が可能な任意の他の電子デバイスを意味する。計算デバイスは、データベースまたは他の計算デバイスへの有線接続または無線接続を有しうる。計算デバイスは、イントラネットやインターネットをはじめとする有線ネットワークまたは無線ネットワークを介して接続されたマルチコンピュータークライアントホストシステム内でホストコンピューターと通信するクライアントコンピューターでありうる。計算デバイスはまた、有線接続または無線接続を介してデータ入力デバイスまたはデータ出力デバイスと結合するように構成可能である。たとえば、ラップトップコンピューターは、無線接続を介して色データおよび画像を受信するように作動的に構成可能である。計算デバイスはさらに、他のデバイスのサブユニットでありうる。そのようなサブユニットの例は、撮像デバイス内、分光光度計内、または変角分光光度計内の処理チップでありうる。計算デバイスは、モニタースクリーンのようなディスプレイデバイスに接続可能である。しかしながら、ディスプレイデバイスが必要というわけではない。「ポータブル計算デバイス」としては、ラップトップコンピューター、ポケットPC、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ハンドヘルド電子処理デバイス、移動電話、PDAおよび移動電話の機能を組み合わせたスマートフォン、タブレットコンピューター、または情報およびデータの処理が可能かつ人による持運びが可能な任意の他のスタンドアロンデバイスもしくはサブユニットデバイスが挙げられる。
有線接続としては、ハードウェア結合、スプリッター、コネクター、ケーブル、またはワイヤーが挙げられる。無線接続および無線デバイスとしては、Wi−Fiデバイス、Bluetoothデバイス、広域ネットワーク(WAN)無線デバイス、Wi−Maxデバイス、ローカルエリアネットワーク(LAN)デバイス、3Gブロードバンドデバイス、赤外線通信デバイス、光データ転送デバイス、無線送信機および場合により無線受信機、無線電話、無線電話アダプターカード、または高周波長、マイクロ波周波長、可視波長、もしくは不可視波長をはじめとする広範にわたる電磁波長で信号を送信可能な任意の他のデバイスが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
撮像デバイスとは、可視波長または不可視波長をはじめとする広範にわたる電磁波長で画像を取込み可能なデバイスを意味する。撮像デバイスの例としては、スチルフィルム光学カメラ、デジタルカメラ、X線カメラ、赤外線カメラ、アナログビデオカメラ、およびデジタルビデオカメラが挙げられるが、これらに限定されるものではない。デジタルイメージャーまたはデジタル撮像デバイスとは、撮像デバイスがデジタル信号で画像を取り込むことを意味する。デジタルイメージャーの例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルスキャナー、および電荷結合デバイス(CCD)カメラが挙げられるが、これらに限定されるものではない。撮像デバイスは、白黒レベル、グレースケールレベル、または種々の色レベルで画像を取り込むことが可能である。本発明ではデジタルイメージャーが好ましい。非デジタル撮像デバイスを用いて取り込まれた画像たとえばスチル写真は、デジタルスキャナーを用いてデジタル画像に変換可能であり、これもまた本発明に好適でありうる。撮像デバイスは、照明デバイスをさらに含みうる。
照明を提供するための照明デバイスは、典型的には、Illumination Technologies Inc.(East Syracuse,New York)により供給されるタングステンハロゲンランプEKEを備えたIT3900のような光源と、Schott Fostec Inc.(Auburn,New York)により供給される光ファイバーバンドルA08025.60と、を含む。これは、設定強度で400ナノメートル〜700ナノメートルの可視光領域内の照明ビームを生成しうる。システムは、好ましくは、持運び可能であり、好ましくは、光源を収容するための密閉された拡張部分を備える。他の照明デバイス、たとえば、LM−50ランプを備えたMHF−C50LR光源、および光源から照明ビームをパイプ内伝送するためのMML4−45Dマイクロマシンレンズ系に接続された光ファイバーバンドル(Moritex USA Inc.(San Jose,California)により供給される)もまた、好適である。有効照度を選択するための手段は、任意の従来手段、たとえば、電流を変化させて光源のフィラメントに印加しうる電圧調整器でありうる。照度は、事前設定強度を達成するようにコンピューターから実行される従来のソフトウェアプログラムに従って制御可能である。照度を制御するためにここで使用されるコンピューターは、画像を受信するための同一の上述の計算デバイスまたは個別のコンピューターでありうる。任意の好適なコンピューター、たとえば、Dell Computer Corp.(Round Rock,Texas)により供給されるDell Precision M50モデルを使用することが可能である。所望により、システムは、当業者により必要であると判断された場合、追加の手段、たとえば、光源から放出された1つ以上の光ビームを平行化するためのコリメーティングレンズまたはアパーチャーを含みうる。照明デバイスは、照明角の調節をさらに提供しうる。照明デバイスはまた、撮像デバイスの一部でありうる。
図1は、対象コーティング1の色および外観にマッチングさせるための典型的な伝統的ワークフローの概要を示している。色にマッチングさせるために、対象コーティングの色データを工程2で取得する。色データは、分光光度計のような測色デバイスにより提供される、反射率データ、L*,a*,b*値もしくはL,C,h値、またはスペクトルデータとして取得可能である。色データはまた、所要の色データを含有するデジタルデータファイルから計算デバイスにインポートすることにより取得可能である。この典型的な伝統的プロセスでは、対象コーティングの外観データは、対象コーティングの目視検査(工程3)により取得され、外観マッチングは、フレークのような任意の効果顔料の有無を同定する自身の専門技術に基づいて1名以上の経験を積んだ色調調整者により手作業で行われ、この場合、対象コーティングは、自動車の車体のすでにコーティングされた基材でありうる。1種以上の効果顔料たとえばフレークが対象コーティング中に存在する場合、色調調整者は、工程4で、対象コーティングの外観にマッチングする可能性のある一連の既知フレークから1種以上のフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を手作業で選択する。
カラーマッチングは、計算デバイスと計算デバイス中に作動的に存在する十分に開発されたカラーマッチングアルゴリズムとを用いて色データに基づいて自動で実施可能である。そのようなカラーマッチングアルゴリズムの一例は、上述の米国特許公開第2006/0181707号明細書(参照により本明細書に組み入れられるものとする)に詳細に記載されている。フレークの存在は着色剤の選択に影響を及ぼすので、色データおよび選択されたフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を工程5でカラーマッチングアルゴリズムに入力してマッチング着色剤を選択する。着色剤およびフレークのそれぞれの濃度を工程6でアルゴリズムにより決定する。次に、工程7で着色剤およびフレークの濃度に基づいて1つ以上のマッチング処方を作成する。所要により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を可能にすべく着色剤およびフレークの濃度をバランス調整する。非着色剤成分または非フレーク成分の例としては、バインダーポリマー、溶媒、添加剤、たとえば、UV遮蔽剤、光安定剤、レオロジー調整剤、流動化剤、接着促進剤、触媒、および当業者によりコーティングに必要であると決定された他の材料が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、当業者により決定されたすべての必要な材料を用いて非着色剤成分または非フレーク成分の一部または全部を予備バランス調整することが可能である。次に、工程8でマッチング処方に基づいて予備マッチングコーティング組成物を調製し、工程9で試験パネル上に噴霧して予備マッチングコーティングを形成する。各予備マッチングコーティングの色は、典型的には、工程10で上述の測色デバイスを用いて測定される。次に、そうした予備マッチングコーティングの色および外観を工程11で対象コーティングに対して目視比較する。カラーマッチングが満足すべきものでないとみなされた場合(12)、色調調整者は、工程13で着色剤を調整し、新しい着色剤濃度およびフレーク濃度を計算する。工程10で得られた予備マッチングコーティングの測色データを用いて、着色剤の調整を支援することが可能である。次に、新しいマッチング処方を作成し(工程7)、全サイクルを反復する。フロップおよび/または光輝のような外観のマッチングが不満足であるとみなされた場合、色調調整者は、工程14でフレークのタイプの調整および/またはその量の変更を行い、工程13で新しいフレーク選択をアルゴリズムに入力して新しい着色剤濃度およびフレーク濃度を計算する。次に、一連の新しいマッチング処方を作成し、色および外観の両方で適正なマッチングを有する1つ以上のマッチングコーティング(15)が得られるまで、7〜12の工程を反復する。すべてのまたはいくつかの所定の照明角または目視角で色および外観が達成可能であれば、業界で許容されうる。しかしながら、この伝統的手法は、噴霧および試験パネルと対象コーティングとの目視比較の反復を必要とする。
本発明は、フレークを含有する対象コーティングの色および外観の両方にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するためのマッチングフレークの自動選択方法に関する。本発明は、典型的な伝統的ワークフローを改良して噴霧および試験パネルの目視比較の反復の必要性を軽減する。
図2は、本発明に係る第1の代表的フロー図の概要を示している。対象コーティングの色データは、上述の伝統的プロセスと同一の方法で工程2で取得可能である。本発明のこの実施形態では、外観データは、外観測定デバイスを用いて工程21で取得可能である。次に、外観データを工程22でフレークデータベース中の既知フレークの記憶された外観特性と比較する。選択されたフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比の外観特性が外観データにマッチングするように、1つ以上の既知フレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を工程23で自動選択する。次に、選択されたフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を工程5aでカラーマッチングアルゴリズムに入力してマッチング着色剤を選択する。着色剤およびフレークのそれぞれの濃度を工程6aでアルゴリズムにより決定する。次に、着色剤およびフレークの濃度に基づいて工程7aで1つ以上のマッチング処方を作成する。所要により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を補償すべく着色剤およびフレークの濃度をバランス調整することが可能である。所望により、図1に示される工程8〜15に従って、マッチング処方に基づいて予備マッチングコーティング組成物を調製し、そして試験噴霧してマッチングコーティングを形成し、そして比較することが可能である。図2の工程21〜23は、1名以上の経験を積んだ色調調整者による自身の専門技術に基づく目視検査を必要とすることなく正確な外観データが得られることを保証する。それに加えて、外観データは、フレークデータベース中の既知フレークの記憶された外観特性と比較されるので、より良好な外観マッチングが得られる。本発明を用いれば、より少ないマッチング処方が生成され、かつより少ない試験噴霧が必要とされるので、生産性が改良され、かつ許容しうるマッチングコーティングを得るのに必要な時間が短縮される。
図3に概要が示される本発明の第2の代表的フロー図では、撮像デバイスを用いて1つ以上の対象画像を取り込んでから続いて計算デバイスを用いて対象画像の測定を行うことにより、外観データを取得することが可能である。対象画像は、静止画像またはビデオ画像でありうる。静止画像およびビデオ画像はいずれも、本発明に好適である。対象画像は、静止画像またはビデオ画像のいずれについても、同時にまたは異なる時点で外観特性を測定するためにデジタル形式で記憶可能である。永久記憶せずに外観の測定を行うために、対象画像を取り込んで計算デバイスに送信することが可能である。たとえば、記憶せずにリアルタイムビデオ画像を用いることが可能である。本発明では、記憶された画像が好ましい。また、外観データを外観測定デバイスにより生成し、非画像電子ファイルとして記憶することが可能である。そのような非画像電子ファイルの例としては、位置と各位置の外観データとを関連付ける数値、テキスト、または英数字のデータファイルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。画像データファイルおよび非画像データファイルは、周知の方法に従って相互変換が可能である。たとえば、以下に記載の方法を用いて画像を測定し、個別の非画像データファイル内に記憶することが可能である。
一実施形態では、フレークを含有する対象コーティングの外観データは、以下に記載されるように取得可能である。
固定照明角でかつさまざまな照度で照明を対象コーティングの方向に方向付ける。固定照明角は、対象コーティングの表面に対して垂直な角度(0°)(法線角(0°)としても知られる)または法線を基準にして−5°〜+5°の範囲内の角度でありうる。画像キャプチャーもまた、法線角におけるものである。照度は、取り込まれた画像内で、フレークにより生じる光輝がフレークが目視可能でない他の対象コーティング領域よりも明るい範囲内にある。対象コーティング中のフレークは、さまざまな照度下でさまざまな明るさまたは光輝を呈する。
次に、画像の最も明るい部分が最高画像強度レベルまたはその近傍になるようにすると同時により低い画像強度の物体が依然として画像中に目視可能であるように、照度の設定値を選択する。選択された照度は、有効照度と呼ばれる。一般に使用される撮像デバイスは、0〜255の範囲内の画像強度レベルを有するデジタル画像を記憶する。ただし、0は画像の最も暗い部分を表し、255は画像の最も明るい部分を表す。そのような一般に使用される撮像デバイスを使用する場合、最高画像強度レベルは255である。この範囲は、デジタル画像中の任意の1つのピクセルのデータを表すために使用される8ビットデータ形式に由来する。他のデータ形式を使用する場合、画像強度レベルは変化する可能性がある。当業者であれば、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、任意の使用可能なデータ形式、画像強度、および照度を選択することが可能である。
上述の撮像デバイスを用いて有効照度下で対象コーティングの少なくとも1つの画像を取り込む。撮像デバイスとは、可視波長または不可視波長をはじめとする広範にわたる電磁波長で画像を取込み可能なデバイスを意味する。好ましい撮像デバイスは、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルスキャナー、または電荷結合デバイス(CCD)カメラである。撮像デバイスは、白黒レベル、グレースケールレベル、または種々の色レベルで画像を取り込むことが可能である。
撮像デバイスにより取り込まれた画像は、一般に使用されるデジタル画像ファイル形式のうちの1つで記憶可能である。そうした形式としては、「.bmp」(Windowsビットマップ)、「.tif」もしくは「.tiff」(タグ付き画像ファイル形式)、「.jpg」もしくは「.jpeg」(Joint Photographic Experts Group画像ファイル形式)、「.gif」(グラフィックス交換形式)、または「.wmf」(Windowsメタファイル形式)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、画像をアナログ形式で取り込んで当業者に周知の方法によりデジタル形式に変換することも可能である。画像はまた、アナログビデオ画像またはデジタルビデオ画像でありうる。有線接続または無線接続を介して画像を計算デバイスに入力することが可能である。
次に、計算デバイスにより画像を測定して外観フィーチャーを同定する。外観フィーチャーとは、コーティングの視覚的外観に寄与する特性または属性のことである。外観フィーチャーは、光輝物体、フレークもしくはフレーク状物体、2つの隣接する物体間の物理的距離、1つ以上の物体が存在する領域、多数の物体を有する領域、またはそれらの組み合わせとして同定および位置特定が可能である。フィーチャーはまた、強度の分布、強度の変動、またはコーティング外観の他の統計学的記述のような特性または属性でありうる。外観フィーチャーは、コーティングの外観の定量的記述または定性的記述でありうる。定量的記述、たとえば、サイズ、明るさ、または数値による他の記述が好ましい。一例では、外観フィーチャーは、メタリックフレークのような効果顔料が最大の明るさを呈する前記画像の明領域に由来する一連の明フィーチャーと、効果顔料が中間の明るさを呈する画像の中間領域に由来する一連の中間フィーチャーと、対象コーティングが検出可能な前記効果顔料を本質的に含まない画像の暗領域に由来する一連の暗フィーチャーと、を含みうる。
異なる閾値レベルを設定することにより測定を行うことが可能である。ただし、ここで用いられる閾値レベルとは、閾値レベル以上の画像強度レベルを有するいかなるピクセルも測定される場合の画像強度レベルを意味する。たとえば、明領域に対して225という閾値レベルT1を設定可能であるということは、図4に示される領域41中の物体42〜46または図8Aに示される物体85のように、225以上の画像強度を有する画像のピクセルまたはピクセルの領域が明フィーチャーとして同定されるということを意味する。中間の明るさに対して第2の閾値レベルT2を150に設定することが可能である。図5に示される物体51〜55または図8Bに示される物体86および87のように、150以上の画像強度を有する物体を中間フィーチャーとして同定することが可能である。暗フィーチャーに対して100という閾値レベルT3を設定可能であるということは、フレークやフレーク状物体が本質的に検出可能でない図6に示される領域64または図8Cに示される領域88のように、100未満の画像強度を有する画像のピクセルまたはピクセルの領域が暗フィーチャーとして同定されるということを意味する。暗フィーチャー値を生成する際、閾値レベルT2未満であるがT3超である画像強度を有する図6に示される物体62および63または図8Cに示される物体89のようないくつかの他の物体を同定して考慮に入れることが可能である。
以上に記載したように同定された個々の外観フィーチャーに対して個別フィーチャー値を生成する。同定されたフィーチャーに基づいていくつかのフィーチャー値を生成することが可能である。フィーチャー値の例としては、(1)設定された第1の閾値レベルT1以上の画像強度を有する識別可能かつ連続の光輝物体の全数、(2)各画像で測定された小さい光輝物体の平均数、(3)各画像で測定された中程度の光輝物体の平均数、(4)各画像で測定された大きい光輝物体の平均数、(5)各画像で測定された特大の光輝物体の平均数、(6)設定された第1の閾値レベルを超える画像強度を有する各画像の分割面積(T1の面積)、(7)図5に示される物体51および52のように光輝物体のサイズが第2の閾値レベルT2のときに拡張される光輝物体の数、(8)図5に示される物体53、54、および55のように新しい光輝物体が第2の閾値レベルT2のときに識別可能な連続領域である新しい光輝物体の平均数、(9)第2の閾値レベルT2超の画像強度を有する各画像の分割面積、(10)第1の閾値レベルT1のときと比較して第2の閾値レベルT2のときに拡張された光輝物体を有する各画像の分割面積(Expの面積)、(11)第2の閾値レベルT2のときの新しい光輝物体を有する各画像の分割面積(Newの面積)、および(12)図6に示される領域64のように第3の閾値レベルT3未満の画像強度を有する各画像の分割面積が挙げられる。当業者により必要であると判断された場合、追加のフィーチャーを同定することが可能であり、かつ追加のフィーチャー値を生成することが可能である。そのような追加のフィーチャーの例としては、T2とT3との間の画像強度を有する図6に示される物体62および63が挙げられる。
外観特性は、生成された個別フィーチャー値に基づいて生成可能である。そのような外観特性の例としては、Expの面積/T1の面積およびNewの面積/T1の面積のような比が挙げられる。これらの比は、コーティング中のフレークの物理的性質に関連し、対象コーティングの外観に寄与する。当業者により必要であると判断された場合、他の外観特性を生成することが可能である。
第2の実施形態では、米国特許第6,952,265号明細書に詳細に記載されているプロセスを用いて、フレークを含有する対象コーティングの外観データを取得することが可能であり、前記プロセスについては以下で簡潔に説明する。最初に、事前設定強度の1つ以上の照明ビームを対象コーティングの方向に方向付ける。ビームは、対象コーティングの表面に対して垂直な角度(0°)(法線角(0°)としても知られる)または法線を基準にして−5°〜+5°の範囲内の角度に方向付け可能である。好ましくは、1つ以上の照明ビームを複数の事前設定強度で、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つの事前設定強度で逐次的に方向付ける。次に、対象コーティングの反射を撮像デバイスの方向に方向付けて、対象コーティングの対象画像をカラーでまたは好ましくはグレースケールで取り込む。好ましくは、複数の他の事前設定強度で対象コーティングの1つ以上の反射を撮像デバイスの方向に逐次的に方向付ける。
取り込まれた対象画像は、コンピューターやポータブルコンピューターのような計算デバイスに送信可能である。対象コーティングの外観データは、画像から外観特性を測定することにより計算デバイスにより生成可能である。前記外観データの生成に好適な測定の1つは、上述の米国特許第6,952,265号明細書に記載されており、以下の工程を有する。
(a)第1の事前設定強度でかつ第1の閾値レベルで対象画像を走査する工程。
(b)第1の事前設定強度で対象画像内の第1の閾値レベルを超える認識可能なピクセルの領域の位置を決定する工程。
(c)第1の事前設定強度でかつ後続の前記閾値レベルで対象画像を走査する工程。
(d)第1の事前設定強度で対象画像内の後続の閾値レベルを超える認識可能なピクセルの新領域の位置を決定する工程。
(e)前記工程(b)で位置決定された第1の閾値レベルを超える認識可能なピクセルの領域を内包する後続の閾値レベルを超える認識可能なピクセルの一致領域の位置を決定する工程。
(f)前記工程(d)および(e)で位置決定された事前設定サイズのピクセルの新領域および一致領域の数を加算して、第1の事前設定強度で閾値レベルを超える認識可能なピクセルの領域の事前設定サイズの最終数を記録する工程。この実施形態に係るフィーチャーは、1つ以上の閾値レベルで目視可能なフレークもしくはフレーク状物体、2つの隣接する物体間の物理的距離、または多数の物体を有する領域のような特性または属性でありうる。領域の事前設定サイズの最終数は、フィーチャー値と呼ばれる。さらには
(g)後続の事前設定強度で、工程(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、および(f)を反復する工程。
以上の工程(a)〜(g)では、事前設定基準に基づいていくつかの判断を下すことが可能である。一例を図9に示す。工程(a)では、第1の事前設定強度でかつ第1の閾値レベルで、すなわち、最高閾値レベルで対象画像を走査した場合、最も顕著な目視可能なフィーチャーを有するフレークに対応するピクセルの領域の位置が決定されるであろう。その位置およびサイズ(サイズの事前設定基準を満たす)、そのような領域は、図9Aに示される新フレーク(91)として記録される。より低い閾値レベルで同一の対象画像を工程(c)で走査した場合、ピクセルの新領域が、第1の事前設定強度で対象画像内でより低い閾値レベルを超えて認識可能になる可能性がある。したがって、新フレーク(91)として記録されたすでに位置決定された領域は、その追加のフィーチャー(92)がより低い閾値レベルで位置決定された後、より大きくなる可能性がある(図9B)。以上の一致領域は、前記より低い閾値レベルを超える認識可能なピクセルの単一の領域内に包囲された第1の閾値レベルを超える認識可能なピクセルの単一の連続領域を含む。そのような想定下では、すでに位置決定され記録されたフレークサイズは廃棄され、新しいより大きいサイズがその場所に記録される。
他の選択肢として、以上の一致領域はまた、より低い閾値レベルを超える認識可能なピクセルの領域内に併合された第1の閾値レベルを超える認識可能なピクセルの複数の領域をも含みうる。したがって、すでに位置決定され小サイズの新フレークとして記録された小領域のクラスター(94)は、より低い閾値レベルで解析された場合、より大きいフレーク(95)の一部になる可能性がある(図9C)。そのような想定下では、こうした小領域のすでに位置決定され記録されたサイズは廃棄され、新しいより大きい領域が位置決定されそれらの場所に記録される。
さらに他の想定下では、第1の閾値レベルで、大領域(96)が小領域(97)に隣接して位置決定される可能性があり、それらは両方とも、位置決定され記録されるであろう。しかしながら、より低い閾値レベルで目視した場合、同一の組み合わせが新しいより大きい領域(98)の一部になる可能性がある(図9D)。そのような想定下では、こうした大領域(96)および小領域(97)のすでに位置決定され記録されたサイズは保持され、新しいより大きい領域(98)は廃棄される。なぜなら、新しいより大きい領域は、1つの併合されたフレークとして出現した多数のフレークの結果である可能性があるからである。したがって、それは、1つの大きいフレークとして計数すべきではなく、2つの識別可能な領域、すなわち、大領域(96)および小領域(97)として計数すべきである。以上の状況のほかに、第1の閾値(最大閾値)ではまったく記録されなかった領域が、より低い閾値で出現しうる可能性があり、それもまた、その閾値レベルで位置決定され記録されるであろう。さらに、より低い閾値レベルでさえもそのサイズに変化を示さないいかなる領域もまた、位置決定され変化なしとして記録されるであろう。他の事前設定強度で同一のプロセスが反復される。
さまざまな閾値および多数の照明レベルで対象画像からフレークの位置を決定しその数を記録することにより、前記測定方法は、事前設定照度で複数の対象フィーチャーと対象コーティング中のフレークのサイズを反映する対応する対象フィーチャー値とを含む外観データを生成する。効果顔料としてフレークを有する対象コーティングについてとくに説明されているが、以上で述べた方法はまた、他の効果顔料を含有するコーティングにも好適である。
他の実施形態では、
i)2つ以上の照明角でかつ1つ以上の事前設定強度で対象コーティングに逐次的に指向性照明を施す工程と、
ii)前記照明のそれぞれの反射を前記対象コーティングから撮像デバイスの方向に方向付けて、前記対象コーティングの1つ以上の対象画像を逐次的に取り込む工程と、
を含むプロセスを用いて、対象コーティングの1つ以上の画像を取り込むことが可能である。
さらに他の実施形態では、
i)1つ以上の事前設定強度で対象コーティングに逐次的に拡散照明を施す工程と、
ii)前記照明のそれぞれの反射を前記対象コーティングから撮像デバイスの方向に方向付けて、前記対象コーティングの1つ以上の対象画像を逐次的に取り込む工程と、
を含む第4のプロセスを用いて、対象コーティングの1つ以上の画像を取り込むことが可能である。
さらなる実施形態では、
i)1つ以上の照明角でかつ1つ以上の事前設定強度で対象コーティングに逐次的に指向性照明と拡散照明との組み合わせを施す工程と、
ii)前記照明のそれぞれの反射を前記対象コーティングから撮像デバイスの方向に方向付けて、前記対象コーティングの1つ以上の対象画像を逐次的に取り込む工程と、
を含む第5のプロセスを用いて、対象コーティングの1つ以上の画像を取り込むことが可能である。
またさらなる実施形態では、外観データは、対象画像を取り込まずに生成可能である。それは、対象コーティングの反射率を検出して、設定されたバイナリーデータファイルのような非画像データファイル中または外観情報を記録しうる他の非画像データファイル中に直接記録することにより実施可能である。上述のデジタル撮像デバイスはいずれも、バイナリーデータファイルのような非画像データファイルを直接またはコンバーターを介して生成させるように構成可能である。スチルフィルムカメラにより取り込まれた写真のようにアナログ撮像デバイスにより記録された画像は、たとえばスキャナーにより、デジタル画像または非画像データファイルに変換可能である。
フレークデータベース中に記憶されるいくつかの既知フレークの外観特性は、最初に、上述の米国特許第6,952,265号明細書(前記米国特許第6,952,265号明細書の第12欄第52行から第13欄第49行までの関連する節は、参照により本明細書に組み入れられるものとする)に記載の個別ベンチマークコーティングで被覆された塗料パネルを作製し、次に、以上に記載の方法のうちの1つ以上により外観特性を測定することにより、生成可能である。当然のことながら、フレークデータベース中に記憶される既知フレークの外観特性は、上述の撮像方法および測定方法と同じようにまたは互換的に生成させる必要がある。
対象コーティングの外観データ(前記外観データは、以上に記載したように生成された1つ以上の外観特性を含む)は、フレークデータベース中に記憶された各個別外観特性と比較可能である。外観データと記憶された各個別外観特性との差は、本明細書中では「フィーチャー距離」と記される。次に、フィーチャー距離の単純和、二乗平均平方根和、加重累積和、または他の計算和を求めることが可能である。当業者の熟知するところであるが、最適化された色および/または外観のマッチングを得るために、それぞれのフィーチャー、フィーチャー値、またはフィーチャー距離にさまざまな加重係数を付与することが可能である。計算要件、加重係数、およびアルゴリズムについては、上述の米国特許第6,952,265号明細書(参照により本明細書に組み入れられるものとする)に詳細に記載されている。比較の結果は、フィーチャー距離の選択された和に基づいて順位付けられる。上位に順位付けられたフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比をベストマッチングとして自動選択し、次に、十分に開発されたカラーマッチングアルゴリズムに入力して、対象コーティングの色および外観の両方にマッチングさせるべく1つ以上のマッチング処方を作成することが可能である。
対象コーティングの色データは、測色計、分光光度計、または変角分光光度計のような測色デバイスを用いて対象コーティングの反射率を測定することにより取得可能である。任意の好適な測色計または分光光度計、たとえば、X−Rite(Grandville,Michigan)により製造されるModel SP64を使用することが可能である。種々の形状およびサイズを有するコーティングされた基材表面上に容易に定置可能であることから、ポータブル分光光度計が好ましい。所望により、対象コーティングのいくつかの部分上で反射率を測定して対象コーティングの反射率を平均することが可能である。分光反射率データは、分光光度計を用いて取得可能である。典型的な分光光度計では、既知強度の光ビームを対象コーティングの方向に方向付けて、事前設定波長で少なくとも1つ、好ましくは2つ、さらにより好ましくは3つのアスペキュラー角で対象コーティングの反射率を逐次的に測定することが可能である。他の選択肢として、既知強度の光ビームを対象コーティングの方向に少なくとも1つ、好ましくは2つ、さらにより好ましくは3つの入射角で逐次的に方向付けることが可能であり、次に、照明角に依存して異なるアスペキュラー角で測定が行われるように単一の検出デバイスを用いて事前設定波長で対象コーティングの反射率を測定する。変角分光光度計は、双方向ジオメトリーを用いてさまざまな照明角および目視角で測定する能力を有する分光光度計である。変角分光光度計はまた、マルチアングル分光光度計としても知られる。任意の好適な変角分光光度計、たとえば、X−Rite(Grandville,Michigan)のModel MA68IIまたはMurakami Color Research Laboratory(日本国東京)もしくはIsoColor Inc.(Carlstadt,New Jersey,USA)により提供されるものを使用することが可能である。多数の角度、好ましくは3つ〜5つの角度でゴニオアパレント色を測定することが望ましい。ベタ色の場合、単一のアスペキュラー角、典型的には45度で十分である。ベタ色の場合の一般的手段は、単一の角度で照明し、反射された光を全角度で捕捉する積分球を用いて対象コーティングの拡散反射率を測定することである。拡散照明を行って単一の角度で測定する逆の方法でも、等価な結果が得られる。対象コーティングがテクスチャー表面を有する場合、拡散反射率が好ましい。
典型的には、測定は、400nm〜700nmの波長にわたり10nmの波長間隔で行われる。波長の関数としての反射率パーセントのプロットは、「スペクトル曲線」または分光反射率データと呼ばれる。ベタ色(非フレーク色または非ゴニオアパレント色、たとえば、メタリックフレークの欠如した色)の場合、ベタ色の性質を測定するのに1つのスペクトル曲線だけで典型的には十分である。他の一般的な測定ジオメトリーは、0°もしくは8°の目視を用いる拡散照明またはその逆である。フレークを有する対象コーティングすなわちゴニオアパレント色にマッチングさせる場合、追加の角度での反射率測定が必要であろう。ASTM E−2194は、正反射の方向を基準にして測定したときの3つの角度、すなわち、15°、45°、および110°を推奨している。DIN 6175−2は、すべてこれと同一の角度範囲内にある5つまでの角度を推奨している。X−Rite MA68IIでは、15°、25°、45°、75°、および110°で測定が可能である。測定データまたは分光反射率データは、上述の米国特許公開第2006/0181707号明細書(参照により本明細書に組み入れられるものとする)に詳細に記載されるように、L*,a*,b*値またはL,C,h値に変換可能である。
色データとしては、彩度、色相、明度、暗色度などのような分光特性が挙げられうる。色データとしてはさらに、車両の色コード、車両の車両識別番号(VIN)、VINの一部、またはそれらの組み合わせが挙げられうる。
以上に記載したように取得された対象コーティングの色データをカラーデータベース中に記憶された色特性と比較して、既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせを選択することが可能である。ただし、前記着色剤組み合わせは、当業者に周知の方法により前記色データにマッチングする色特性を有する。そのような周知の方法の一例は、上述の米国特許公開第2006/0181707号明細書に詳細に記載されている。
対象コーティングの色データはまた、対象コーティングが車両のOEMコーティングである場合、色コード、車両の車両識別番号(VIN)、VINの一部、またはそれらの組み合わせから取得可能である。多くの塗料供給業者、特定的には車両再仕上げ塗料供給業者は、多くの場合、車両の元のコーティング(OEMコーティング)にマッチングするマッチングコーティングを作製し、マッチングコーティングは、通常、OEMコーティングの色コード、車両識別番号、または車両のVINの一部に関連付けられる。色コードまたはVINに基づいて車両のコーティングの色にマッチングさせる方法は周知である。VINおよび色コードを用いて対象コーティングの色にマッチングさせる一例は、欧州特許出願EP1139234号明細書に開示された。色コード、VIN、または色コードとVINとの組み合わせを使用する場合、色コード、VIN、VINの一部、またはそれらの組み合わせに関連付けられた着色剤組み合わせを有するコーティングデータベースからいくつかの着色剤組み合わせを取り出すことが可能である。
フレークの存在下で着色剤の濃度を決定する方法の1つは、米国特許第5,231,472号明細書中の請求項8さらには第9欄第55行〜第10欄第61行および第18欄第9行〜第28欄第5行に提供されている。ゴニオアパレント色に対するさらに他のモデルについては、Kettler,W.H.,Kolb,M.,”Numerical evaluation of optical single−scattering properties of reflective pigments using multiple−scattering inverse transport methods”,Die Farbe,Vol.43,pg.167(1997)およびKettler,W.H.,Kolb,M.,”Inverse multiple scattering calculations for plane−parallel turbid media:application to color recipe formulation”,in Proceedings of the International Workshop,Electromagnetic Light Scattering,Theory and Application,Lomonosov State University,Moscow,Edited by Y.Eremin and Th.Wriedt(1997)に論述されている。以上の参考文献は、参照により本明細書に組み入れられるものとする。
当業者には当然のことながら、対象コーティングの色データおよび外観データは、コーティングデータベース中に記憶された色特性および外観特性と互換性のある形式でなければならない。たとえば、対象コーティングの色データがL*,a*,b*データである場合、コーティングデータベース中に記憶された色特性は、L*,a*,b*データと互換性がなければならず、対象コーティングの外観データが多数の強度で固定照明角から得られたものである場合、コーティングデータベース中に記憶された外観特性もまた、同一のデータまたは互換性のあるデータにすべきである。同様に、当業者には当然のことながら、いくつかのデータ形式は、変換または相互変換が可能である。たとえば、分光反射率データは、L*,a*,b*データに変換可能である。
本発明はさらに、フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するためのマッチングフレークの自動選択システムに関する。
そのようなシステムの一実施形態は、a)対象コーティングの色データを取得するための測色デバイスと、b)対象コーティングの外観データを取得するための外観測定デバイスと、c)プロセッサーとメモリー要素とを含む計算デバイスと、d)色特性に関連付けられた既知着色剤を含有するカラーデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるカラーデータベースと、e)外観特性に関連付けられた既知フレークを含有するフレークデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるフレークデータベースと、f)以下の工程、すなわち、i)前記色データおよび前記外観データを受信する工程と、ii)外観データをフレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、iii)外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比をフレークデータベースから選択する工程と、iv)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせをカラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、v)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、マッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、vi)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成し、かつ場合により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を可能にすべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、色データにマッチングする色特性と外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、を含む計算プロセスを計算デバイスに実行させるようにする、メモリー要素中に作動的に存在する1つ以上の計算プログラムプロダクトと、を含む。
そのようなシステムの他の実施形態は、a)対象コーティングの色データを取得するための測色デバイスと、b)対象コーティングの1つ以上の対象画像を取得するための撮像デバイスと、c)プロセッサーとメモリー要素とを含む計算デバイスと、d)色特性に関連付けられた既知着色剤を含有するカラーデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるカラーデータベースと、e)外観特性に関連付けられた既知フレークを含有するフレークデータベースであって、計算デバイスからアクセス可能であるフレークデータベースと、f)以下の工程、すなわち、i)色データおよび対象画像を受信する工程と、ii)前記対象画像から対象コーティングの外観特性を測定して外観データを生成する工程と、iii)外観データをフレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、iv)外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比をフレークデータベースから選択する工程と、v)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせをカラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、vi)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、マッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、vii)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成し、かつ場合により、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を補償すべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、色データにマッチングする色特性と外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、を含む計算プロセスを計算デバイスに実行させるようにする、メモリー要素中に作動的に存在する1つ以上の計算プログラムプロダクトと、を含む。
測色デバイス、外観測定デバイス、および撮像デバイスは、照明を提供する手段、照度を調節および選択する手段、照明角を調節する手段、またはそれらの組み合わせをさらに含みうる。
照明を提供するための手段は、典型的には、Illumination Technologies Inc.,East Syracuse,New Yorkにより供給されるタングステンハロゲンランプEKEを備えたIT3900のような光源と、Schott Fostec Inc.,Auburn,New Yorkにより供給される光ファイバーバンドルA08025.60と、を含む。これは、設定強度で400ナノメートル〜700ナノメートルの可視光領域内の照明ビームを生成しうる。システムは、好ましくは、持運び可能であり、好ましくは、光源を収容するための密閉された拡張部分を備える。しかしながら、出願人はまた、他の選択肢の手段、たとえば、LM−50ランプを備えたMHF−C50LR光源と、光源から照明ビームをパイプ内伝送するためのMML4−45Dマイクロマシンレンズ系に接続された光ファイバーバンドル(Moritex USA Inc.,San Jose,Californiaにより供給される)と、を使用することも可能であると考える。有効照度を選択するための手段は、任意の従来手段、たとえば、電流を変化させて光源のフィラメントに印加しうる電圧調整器でありうる。照度は、事前設定強度を達成するようにコンピューターから実行される従来のソフトウェアプログラムに従って制御可能である。照度を制御するためにここで使用されるコンピューターは、画像を受信するための同一の上述の計算デバイスまたは個別のコンピューターでありうる。任意の好適なコンピューター、たとえば、Dell Computer Corp.,Round Rock,Texasにより供給されるDell Precision M50モデルを使用することが可能である。所望により、システムは、当業者により必要であると判断された場合、追加の手段、たとえば、光源から放出された1つ以上の光ビームを平行化するためのコリメーティングレンズまたはアパーチャーを含みうる。撮像デバイスは、好ましくは、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルスキャナー、または電荷結合デバイス(CCD)カメラなどのようなデジタルイメージャーである。
本発明に係る方法およびシステムは、元の自動車のコーティング(OEMコーティング)の外観を測定するためにおよびそのようなOEMコーティングの補修および再仕上げの際にOEMコーティングにマッチングさせるために使用可能である。
対象コーティングの色データまたは外観データは、対象コーティングの同一の部分または異なる部分で取得可能である。対象コーティングの異なる部分としては、対象コーティングで被覆された基材の同一の部片の異なる部分および同一の対象コーティングで被覆された基材の異なる部片の異なる部分が挙げられる。たとえば、色データまたは外観データは、同一の型式の、同一の製造年の、かつ同一のコーティングで被覆された、異なる車両から取得可能である。他の例では、色データまたは外観データは、同一の対象コーティングで被覆された、異なる対象パネルから取得可能である。
当業者であれば、計算デバイスと一体化させるために、または色データもしくは画像を個別の計算デバイスに転送することなく色データもしくは外観データを処理および記録しうる内蔵型計算デバイスユニットを備えるために、上述の測色デバイスおよび撮像デバイスの一部または全部を改造または再構成することが可能である。
以下の実施例で本発明をさら明確にする。当然のことながら、こうした実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、実例として与えられているにすぎない。以上の考察およびこうした実施例から、当業者であれば、本発明の本質的特性を確認することが可能であり、その趣旨および範囲から逸脱することなく種々の変更および修正を加えて種々の用途および条件に適合するようにすることが可能である。
実施例1
スチールブルー塗料で塗装されたHonda Pilot車両の自動車の一部は、コーティング損傷を有し、コーティング補修に使用された。自動車の一部は、車両本体から切り離された金属であった。車両のスチールブルー塗料の塗料色コードは、B533Mであった。コーティングされた領域の表面に垂直な固定照明角(0°)で2つの事前設定照度を用いて自動車の一部を撮像し、コーティング画像を生成した。1つの高閾値レベルおよび1つの低閾値レベルで各画像を測定し、車両コーティングの外観データを生成した。
外観データをフレークデータベース中に記憶されたベンチマークコーティング中の既知フレークの外観特性と比較することにより、2種のアルミニウムフレークの25/75ブレンドを選択した。2種のアルミニウムフレークのうち、一方は粗いフレーク814Jであり、他方は微細な光輝アルミニウムフレーク819Jであった。
X−Rite(Grandville,Michigan)により製造された変角分光光度計モデルMA68IIを用いて車両の色を測定した。
2種のアルミニウムフレークの25/75ブレンドの色データおよび選択を、Kettler,W.H.,Kolb,M.,in ”Inverse multiple scattering calculations for plane−parallel turbid media:application to color recipe formulation”,in Proceedings of the International Workshop,Electromagnetic Light Scattering,Theory and Application,Lomonosov State University,Moscow,Edited by Y.Eremin and Th.Wriedt(1997)に記載される伝統的自動配合アルゴリズムに入力した。以下のマッチング処方を自動作成した。
表 1
Figure 2010519385

注1〜8: 調色剤、アルミニウムフレーク、およびバインダーは、E.I. du Pont de Nemours and Company(Wilmington, DE, USA)から入手可能である。
処方に基づいてコーティング組成物を調製し、これを用いて周知のコーティング補修プロセスに従ってコーティング損傷を補修した。
所要により、標準的色調整プロセスに基づいて処方を調整した。
実施例2
スチールブルー塗料で塗装されたHonda Pilot車両は、コーティング損傷を有し、コーティング補修が必要な状態である。車両は、塗料色コードB533Mを有する。コーティングされた領域の表面に垂直な固定照明角(0°)で2つの事前設定照度を用いて損傷コーティングに隣接する車両のコーティングされた領域を撮像し、コーティング画像を生成する。1つの高閾値レベルおよび1つの低閾値レベルで各画像を測定し、車両コーティングの外観データを生成する。
実施例1に記載されるように、同一のプロセスを用いてコーティング画像を測定してフレークを選択し、マッチング処方を作成する。実施例1に記載されるようにコーティング損傷を補修する。
比較例
経験を積んだ色調調整者により従来型の目視による効果顔料同定技術を用いて実施例1のときと同一の自動車の一部を解析した。色調調整者は、2種のアルミニウムフレークの90/10ブレンドを選択した。一方は微細な明るいタイプであり、他方は中サイズのアルミニウムである。同一の分光光度計を用いて色データを取得した。90/10ブレンドを色データと組み合わせた場合、同一の伝統的自動配合アルゴリズムを用いて色処方が生成された。しかしながら、色処方に基づいて作製されたコーティングは、許容しうる外観マッチングを提供しなかった。
フレークのタイプおよび組み合わせを手作業で調整してコーティング組成物を作製し、そして色および外観の両方で許容しうるマッチングが達成されるまで試験を反復した。

Claims (43)

  1. フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成する方法であって、
    a)前記対象コーティングの外観データを取得する工程と、
    b)前記外観データをフレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、
    c)前記外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングしたフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を前記フレークデータベースから選択する工程と、
    d)前記対象コーティングの色データを取得する工程と、
    e)前記色データをカラーデータベース中に記憶された既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせの色特性と比較して、前記色データにマッチングする色特性を有する1つ以上の着色剤組み合わせを前記カラーデータベースから選択する工程と、
    f)前記着色剤組み合わせのそれぞれの前記既知着色剤の着色剤濃度と、マッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比のそれぞれの前記フレーク濃度と、を決定する工程と、
    g)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、前記色データにマッチングする色特性と前記外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、
    を含む方法。
  2. 前記工程a)が、
    i)撮像デバイスを用いて少なくとも1つの事前設定照度で前記対象コーティングの1つ以上の対象画像を取得することと、
    ii)前記対象画像から前記対象コーティングの特性を測定することにより外観データを生成することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記撮像デバイスがデジタルイメージャーである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記工程d)が、
    i)測色デバイスを用いて前記対象コーティングの反射率データを取得することと、
    ii)前記反射率データに基づいて色データを生成することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記反射率データが、固定照度、固定照明角、および事前設定照明波長で、1つ以上の検出角で前記対象コーティングの反射率を測定することにより取得される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記反射率データが、1つ以上の照度で1つ以上の照明角でおよび1つ以上の照明波長で、固定検出角で前記対象コーティングの反射率を測定することにより取得される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記色データがL*,a*,b*値またはL,C,h値を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記色データが分光反射率データを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記色データが、車両の色コード、車両の車両識別番号(VIN)、VINの一部、またはそれらの組合せから選択される色識別コードを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記フレークがゴニオアパレントフレークである、請求項1に記載の方法。
  11. 前記対象コーティングが自動車の車体の表面に固定されている、請求項1に記載の方法。
  12. 非着色剤成分および非フレーク成分の存在を補償すべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するシステムであって、
    a)前記対象コーティングの色データを取得するための測色デバイスと、
    b)前記対象コーティングの外観データを取得するための外観測定デバイスと、
    c)プロセッサーとメモリー要素とを含む計算デバイスと、
    d)色特性に関連付けられた既知着色剤を含有するカラーデータベースであって、前記計算デバイスからアクセス可能であるカラーデータベースと、
    e)外観特性に関連付けられた既知フレークを含有するフレークデータベースであって、前記計算デバイスからアクセス可能であるフレークデータベースと、
    f)以下の工程、すなわち、
    i)前記色データおよび前記外観データを受信する工程と、
    ii)前記外観データを前記フレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、
    iii)前記外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を前記フレークデータベースから選択する工程と、
    iv)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせを前記カラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、
    v)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、前記マッチングフレーク、前記フレーク組み合わせ、または前記フレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、
    vi)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、前記色データにマッチングする色特性と前記外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、
    を含む計算プロセスを前記計算デバイスに実行させるようにする、前記メモリー要素中に作動的に存在する1つ以上の計算プログラムプロダクトと、
    を含むシステム。
  14. 前記測色デバイスが、測色計、分光光度計、または変角分光光度計である、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記色データがL*,a*,b*値またはL,C,h値を含む、請求項13に記載のシステム。
  16. 前記色データが分光反射率データを含む、請求項13に記載のシステム。
  17. 前記色データが、車両の色コード、車両の車両識別番号(VIN)、VINの一部、またはそれらの組合せから選択される色識別コードを含む、請求項13に記載のシステム。
  18. 前記フレークがゴニオアパレントフレークである、請求項13に記載のシステム。
  19. 前記対象コーティングが自動車の車体の表面に固定されている、請求項13に記載のシステム。
  20. 前記計算プロセスが、非着色剤成分および非フレーク成分の存在を補償すべく前記着色剤濃度および前記フレーク濃度をバランス調整する工程をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  21. フレークを含有する対象コーティングの色および外観にマッチングする1つ以上のマッチング処方を作成するシステムであって、
    a)前記対象コーティングの色データを取得するための測色デバイスと、
    b)前記対象コーティングの1つ以上の対象画像を取得するための撮像デバイスと、
    c)プロセッサーとメモリー要素とを含む計算デバイスと、
    d)色特性に関連付けられた既知着色剤を含有するカラーデータベースであって、前記計算デバイスからアクセス可能であるカラーデータベースと、
    e)外観特性に関連付けられた既知フレークを含有するフレークデータベースであって、前記計算デバイスからアクセス可能であるフレークデータベースと、
    f)以下の工程、すなわち、
    i)前記色データおよび前記対象画像を受信する工程と、
    ii)前記対象画像から前記対象コーティングの外観特性を測定して外観データを生成する工程と、
    iii)前記外観データを前記フレークデータベース中に記憶された既知フレークの外観特性と比較する工程と、
    iv)前記外観データにマッチングする外観特性を有する1つ以上のマッチングフレーク、フレーク組み合わせ、またはフレーク比を前記フレークデータベースから選択する工程と、
    v)既知着色剤の1つ以上の着色剤組み合わせを前記カラーデータベースから選択する工程であって、前記着色剤組み合わせは、前記色データにマッチングする色特性を有する工程と、
    vi)前記着色剤組み合わせの各既知着色剤の着色剤濃度と、前記マッチングフレーク、前記フレーク組み合わせ、または前記フレーク比のそれぞれのフレーク濃度と、を決定する工程と、
    vii)前記着色剤濃度および前記フレーク濃度に従って前記1つ以上のマッチング処方を作成する工程であって、前記マッチング処方から得られるマッチングコーティングは、前記色データにマッチングする色特性と前記外観データにマッチングする外観特性とを有する工程と、
    を含む計算プロセスを前記計算デバイスに実行させるようにする、前記メモリー要素中に作動的に存在する1つ以上の計算プログラムプロダクトと、
    を含むシステム。
  22. 前記測色デバイスが、測色計、分光光度計、または変角分光光度計である、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記色データがL*,a*,b*値またはL,C,h値を含む、請求項21に記載のシステム。
  24. 前記色データが分光反射率データを含む、請求項21に記載のシステム。
  25. 前記色データが、車両の色コード、車両の車両識別番号(VIN)、VINの一部、またはそれらの組合せから選択される色識別コードを含む、請求項21に記載のシステム。
  26. 前記撮像デバイスがデジタルイメージャーである、請求項21に記載のシステム。
  27. 前記フレークがゴニオアパレントフレークである、請求項21に記載のシステム。
  28. 前記対象コーティングが自動車の車体の表面に固定されている、請求項21に記載のシステム。
  29. 前記撮像デバイスが、照度を調節する手段を含む、請求項21に記載のシステム。
  30. 前記撮像デバイスが、照明角を調節するための手段を含む、請求項21に記載のシステム。
  31. 前記測色デバイスが、照明角を調整するための手段を含む、請求項21に記載のシステム。
  32. 前記測色デバイスが、照度を調整するための手段を含む、請求項21に記載のシステム。
  33. 前記色データおよび前記外観データを記憶しかつ取り出すための第3のデータベースをさらに含み、前記第3のデータベースが前記計算デバイスからアクセス可能である、請求項21に記載のシステム。
  34. 前記測色デバイスが、有線接続または無線接続を介して前記計算デバイスに作動的に結合されている、請求項21に記載のシステム。
  35. 前記撮像デバイスが、有線接続または無線接続を介して前記計算デバイスに作動的に結合されている、請求項21に記載のシステム。
  36. 前記測色デバイスおよび前記撮像デバイスが1つのハウジングユニット内に構成されている、請求項21に記載のシステム。
  37. 前記測色デバイスおよび前記撮像デバイスが個別のハウジングユニット内に構成されている、請求項21に記載のシステム。
  38. 前記測色デバイスおよび前記撮像デバイスが、前記対象コーティングの同一の部分から前記色データおよび前記対象画像を同時にまたは逐次的に取得するように構成されている、請求項21に記載のシステム。
  39. 前記測色デバイスおよび前記撮像デバイスが、前記対象コーティングの異なる部分から前記色データおよび前記対象画像を同時にまたは逐次的に取得するように構成されている、請求項21に記載のシステム。
  40. 前記計算デバイスがポータブル計算デバイスである、請求項21に記載のシステム。
  41. 前記ポータブル計算デバイスが、無線接続を介して前記測色デバイスまたは前記撮像デバイスに作動的に結合されている、請求項40に記載のシステム。
  42. 前記測色デバイスおよび前記撮像デバイスが、前記対象コーティングの同一の部分から前記色データおよび前記対象画像を同時にまたは逐次的に取得するように構成されている、請求項21〜41のいずれか一項に記載のシステム。
  43. 前記測色デバイスおよび前記撮像デバイスが、前記対象コーティングの異なる部分から前記色データおよび前記対象画像を同時にまたは逐次的に取得するように構成されている、請求項21〜41のいずれか一項に記載のシステム。
JP2009550910A 2007-02-21 2008-02-21 コーティングの色および外観にマッチングする着色剤およびフレークの自動選択 Ceased JP2010519385A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US90276107P 2007-02-21 2007-02-21
PCT/US2008/002283 WO2008103405A1 (en) 2007-02-21 2008-02-21 Automatic selection of colorants and flakes for matching coating color and appearance

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010519385A true JP2010519385A (ja) 2010-06-03
JP2010519385A5 JP2010519385A5 (ja) 2011-04-07

Family

ID=39710391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009550910A Ceased JP2010519385A (ja) 2007-02-21 2008-02-21 コーティングの色および外観にマッチングする着色剤およびフレークの自動選択

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2130013B1 (ja)
JP (1) JP2010519385A (ja)
CN (1) CN101617205B (ja)
MX (1) MX2009008865A (ja)
WO (1) WO2008103405A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529546A (ja) * 2012-07-13 2015-10-08 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. コーティング組成物の自動化された生成、塗布および評価のためのシステムおよび方法
KR20210111862A (ko) * 2019-02-05 2021-09-13 피피지 인더스트리즈 오하이오 인코포레이티드 광 기반 분도기 및 광 기반 분도기를 물리적 코팅과 연관된 색상을 검출하는 데 사용하기 위한 용도

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103153487B (zh) * 2010-06-25 2016-04-20 纳幕尔杜邦公司 用于制备并递送颜色匹配涂层的系统及其用途
MX2013015083A (es) 2011-06-20 2014-05-14 Coatings Foreign Ip Co Llc Metodo para igualar la apariencia del brillo de revestimientos.
US20140193571A1 (en) * 2011-07-21 2014-07-10 Ayumu Yokoyama Low gloss metallic color coating
WO2013049792A1 (en) 2011-09-30 2013-04-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for matching color and appearance of coatings containing effect pigments
CN104136898B (zh) * 2011-11-01 2016-10-12 涂层国外知识产权有限公司 用于利用湿色测量预测涂料成分的色彩强度的方法
US8760660B2 (en) 2011-11-01 2014-06-24 Axalta Coating Systems Ip Co., Llc Process for predicting amount of coarse flakes in coating compositions by wet color measurement
CN104303041B (zh) * 2012-02-21 2017-03-22 涂料外国Ip有限公司 通过湿法颜色测量来预测涂料组合物中粗大薄片的量的装置
US10178351B2 (en) 2012-09-19 2019-01-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Multi-angular color, opacity, pigment characterization and texture analysis of a painted surface via visual and/or instrumental techniques
CN105009152B (zh) * 2013-03-07 2019-07-09 阿克佐诺贝尔国际涂料股份有限公司 用于匹配涂料的方法
CN104572911A (zh) * 2014-12-26 2015-04-29 浙江理工大学 一种纺前着色纤维测配色方法
US10613727B2 (en) 2016-02-19 2020-04-07 Ppg Industries Ohio, Inc. Color and texture match ratings for optimal match selection
US9818205B2 (en) 2016-02-19 2017-11-14 Ppg Industries Ohio, Inc. Simplified texture comparison engine
CN106994437B (zh) * 2017-05-19 2020-08-04 安徽鹰龙工业设计有限公司 基于图像识别技术的汽车油漆修复方法及设备
US11062479B2 (en) 2017-12-06 2021-07-13 Axalta Coating Systems Ip Co., Llc Systems and methods for matching color and appearance of target coatings
US10970879B2 (en) * 2018-04-26 2021-04-06 Ppg Industries Ohio, Inc. Formulation systems and methods employing target coating data results
US11080552B2 (en) * 2018-09-18 2021-08-03 Axalta Coating Systems Ip Co., Llc Systems and methods for paint match simulation
WO2022051461A1 (en) 2020-09-04 2022-03-10 Sun Chemical Corporation Fully integrated digital color management system
WO2023076032A1 (en) * 2021-10-25 2023-05-04 Swimc Llc Method and system for determining color match for surface coatings

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08145797A (ja) * 1994-09-20 1996-06-07 Honda Motor Co Ltd 光輝顔料含有塗膜の色調判定方法
JPH10324829A (ja) * 1997-05-22 1998-12-08 Nippon Paint Co Ltd 自動車補修用塗料の調色装置
JP2001091358A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Jasco Corp 調色方法および装置
JP2001221690A (ja) * 2000-02-04 2001-08-17 Kansai Paint Co Ltd コンピュータ調色装置及びこの装置を用いた塗料の調色方法
WO2002004567A1 (fr) * 2000-07-07 2002-01-17 Kansai Paint Co., Ltd. Procede d'appariement des couleurs de peinture brillante
JP2002090222A (ja) * 2000-06-16 2002-03-27 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd Ccm計算システム、ccm計算方法および記録媒体
WO2004101689A2 (en) * 2003-05-07 2004-11-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method of producing matched coating composition and device used therefor
WO2004111289A2 (en) * 2003-06-12 2004-12-23 E.I. Dupont De Nemours And Company Method of characterization of surface coating containing metallic flakes and device used therein
JP2005094353A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd Ccm計算システム、ccm計算方法、プログラムおよび記録媒体
JP2005098980A (ja) * 2003-08-19 2005-04-14 Natoko Kk 非隠蔽性塗料の色合わせ方法、塗装物の製造方法、非隠蔽性塗料の色合わせ装置、塗装物製造装置、及びそのプログラム
JP2006015341A (ja) * 1999-12-17 2006-01-19 Ppg Ind Ohio Inc 塗料を適合させるコンピュータ実行方法および装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5231472A (en) 1991-09-16 1993-07-27 Ppg Industries, Inc. Color matching and characterization of surface coatings
EP1355242A1 (en) 2000-03-28 2003-10-22 E.I. Dupont De Nemours And Company Color matching method for automotive refinishing

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08145797A (ja) * 1994-09-20 1996-06-07 Honda Motor Co Ltd 光輝顔料含有塗膜の色調判定方法
JPH10324829A (ja) * 1997-05-22 1998-12-08 Nippon Paint Co Ltd 自動車補修用塗料の調色装置
JP2001091358A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Jasco Corp 調色方法および装置
JP2006015341A (ja) * 1999-12-17 2006-01-19 Ppg Ind Ohio Inc 塗料を適合させるコンピュータ実行方法および装置
JP2001221690A (ja) * 2000-02-04 2001-08-17 Kansai Paint Co Ltd コンピュータ調色装置及びこの装置を用いた塗料の調色方法
JP2002090222A (ja) * 2000-06-16 2002-03-27 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd Ccm計算システム、ccm計算方法および記録媒体
WO2002004567A1 (fr) * 2000-07-07 2002-01-17 Kansai Paint Co., Ltd. Procede d'appariement des couleurs de peinture brillante
WO2004101689A2 (en) * 2003-05-07 2004-11-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method of producing matched coating composition and device used therefor
JP2007505202A (ja) * 2003-05-07 2007-03-08 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 色合わせされた塗料の製造方法およびそれに使用される装置
WO2004111289A2 (en) * 2003-06-12 2004-12-23 E.I. Dupont De Nemours And Company Method of characterization of surface coating containing metallic flakes and device used therein
JP2007504481A (ja) * 2003-06-12 2007-03-01 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー メタリックフレークを含有する表面コーティングの特徴付け方法およびそれに使用されるデバイス
JP2005098980A (ja) * 2003-08-19 2005-04-14 Natoko Kk 非隠蔽性塗料の色合わせ方法、塗装物の製造方法、非隠蔽性塗料の色合わせ装置、塗装物製造装置、及びそのプログラム
JP2005094353A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd Ccm計算システム、ccm計算方法、プログラムおよび記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529546A (ja) * 2012-07-13 2015-10-08 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. コーティング組成物の自動化された生成、塗布および評価のためのシステムおよび方法
KR20210111862A (ko) * 2019-02-05 2021-09-13 피피지 인더스트리즈 오하이오 인코포레이티드 광 기반 분도기 및 광 기반 분도기를 물리적 코팅과 연관된 색상을 검출하는 데 사용하기 위한 용도
KR102654156B1 (ko) 2019-02-05 2024-04-02 피피지 인더스트리즈 오하이오 인코포레이티드 광 기반 분도기 및 광 기반 분도기를 물리적 코팅과 연관된 색상을 검출하는 데 사용하기 위한 용도

Also Published As

Publication number Publication date
EP2130013A1 (en) 2009-12-09
CN101617205A (zh) 2009-12-30
EP2130013B1 (en) 2019-05-15
EP2130013A4 (en) 2013-12-11
CN101617205B (zh) 2013-07-10
WO2008103405A1 (en) 2008-08-28
MX2009008865A (es) 2009-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2130013B1 (en) Automatic selection of colorants and flakes for matching coating color and appearance
JP5391424B2 (ja) 効果顔料を含有するコーティングの色及び外観のマッチング方法
US8407014B2 (en) Automatic selection of colorants and flakes for matching coating color and appearance
JP5213867B2 (ja) コーティング外観の測定方法およびその使用
US11080552B2 (en) Systems and methods for paint match simulation
US7743055B2 (en) Digital display of color and appearance and the use thereof
US7747615B2 (en) System for color match and digital color display
EP2721542B1 (en) Method for matching sparkle appearance of coatings
CN105556285A (zh) 用于匹配涂层的颜色与外观的方法
US20130083991A1 (en) Process for producing and delivering matching color coating and use thereof
US20130071015A1 (en) System for producing and delivering matching color coating and use thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121022

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130122

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130722

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20131125