JP2001265786A - 塗料中の光輝材を同定する方法 - Google Patents

塗料中の光輝材を同定する方法

Info

Publication number
JP2001265786A
JP2001265786A JP2000078489A JP2000078489A JP2001265786A JP 2001265786 A JP2001265786 A JP 2001265786A JP 2000078489 A JP2000078489 A JP 2000078489A JP 2000078489 A JP2000078489 A JP 2000078489A JP 2001265786 A JP2001265786 A JP 2001265786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
black
image
white
glittering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000078489A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Masuda
豊 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2000078489A priority Critical patent/JP2001265786A/ja
Priority to CN01806996A priority patent/CN1419672A/zh
Priority to PCT/JP2001/002165 priority patent/WO2001071560A1/ja
Priority to US10/239,297 priority patent/US7035464B2/en
Priority to EP01912485A priority patent/EP1283480A1/en
Priority to CA002403855A priority patent/CA2403855A1/en
Priority to KR1020027011568A priority patent/KR20020079985A/ko
Publication of JP2001265786A publication Critical patent/JP2001265786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/462Computing operations in or between colour spaces; Colour management systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/58Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
    • G06F16/583Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content
    • G06F16/5838Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content using colour
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • G01J3/502Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors using a dispersive element, e.g. grating, prism
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • G01J3/504Goniometric colour measurements, for example measurements of metallic or flake based paints

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Library & Information Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料中の光輝材を同定する。 【解決手段】 配合未知の塗色に使われている光輝材の
特徴パラメータを目視で抽出すること、抽出した特徴パ
ラメータをキーワードとして画像データベースを検索
し、最も近い単品光輝材の画像をモニター上に写し、配
合未知塗色の画像と単品光輝材の画像を比較して配合未
知塗色に使われている光輝材の種類を同定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光輝材の画像データベ
ースを用いて光輝材の特徴パラメータをパターンマッチ
させて、未知塗色に含まれる光輝材を同定することに関
する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】配合未知の塗色に含まれて
いる色材を同定する方法にコンピュータ調色(コンピュ
ータカラーマッチング略してCCM)の技術が開発さ
れ、実用になっている。
【0003】しかし、現在のCCMは鱗片状光輝材(ア
ルミフレーク、マイカフレーク、板状酸化鉄等)を含ま
ないソリッド顔料のみの塗色の顔料を分光反射率データ
から予測する方法で、古くから、クベルカ&ムンクの2
光束理論とダンカンの混色理論、さらにサウンダーソン
の表面反射率補正理論を組み合わせたものを用いてい
る。
【0004】一方、光輝材を含む塗色のCCMは現在実
用になっていない。その理由は、塗板のハイライト(正
反射光近傍)では光輝材から反射される光(反射光、干
渉光)同士は加成性が成り立つが、顔料による光の吸収
が同時に起こる為である。またシェード(正反射光と反
対の方向)では光輝材と顔料の光の吸収によって発色す
るためである。つまり、ハイライトからシェードまでの
広い範囲で、塗膜中に含まれる色材の発色特性を理論化
する事が不可能であるためである。
【0005】その他に光輝材の種類も近年、富に増え、
アルミフレークに限っても表面を有機顔料で被覆、また
はCVD法で酸化鉄を析出、または陽極酸化法で着色し
た、または、蒸着アルミの上に各種金属酸化物で被覆し
たものが次々に開発されており、光輝材自身でハイライ
トとシェードの色が変化する色材が開発されている。光
輝材としては、アルミフレークが100種類程度、アル
ミフレーク以外のマイカフレーク、板状酸化鉄等が30
0種類程度が知られている。
【0006】調色という立場から離れれば、メタリック
塗色の配合を推定する方法は既にあり、例えば特開平7
−150081号公報(トヨタ)では塗色を構成する色
材及び光輝材の量と分光反射率との対応である規定値を
設定し、デザイナーが決めた反射率を補間による逆推定
法を用いた既知関係の反射率と特性値ベクトルに基づい
て演算し、配合を推定する方法が述べられている。これ
はデザイナーがコンピュータグラフィック(CG)等の
装置を用いて得た、架空の色を変角の反射率データとし
て得て、その反射率に合うように予め作成しておいた色
材のデータベースからの種類と量を推定するものであ
る。
【0007】また、特開平10−227696(ニッペ
浅場)では、デザイナーがCGで作成した塗色の反射率
データから「CCM技法」により配合を推定する方法が
述べられているが、具体的なメタリック塗色のCCM方
法は述べられておらず、一般的な手法を網羅的に記述し
ているにすぎない。
【0008】上記、2つの方法は何れも、分光反射率デ
ータを用いて配合を推定しようとするものである。分光
反射率データは塗色のマクロ的な色彩科学的な測定をす
るには好適な装置であるが、光輝材を含んでいるミクロ
的なテクスチャーは測定できない。ここでテクスチャー
とは大粒径アルミを多く含んでいる塗色は「ギラギラ」
した金属感を、小粒径アルミならば「シルキー」な金属
感を与えるように、光輝材の粒径と発色特性と、それが
含まれる量によって得られる質感である。一般に塗料
(自動車、建築、工業用)で使われる光輝材の平均粒径
は5−200ミクロンで、特に自動車上塗りに用いる光
輝材は平均粒径が5−30ミクロン、厚みが0.1−
1.0ミクロンが多い。
【0009】一方、色を測定する測色機器の測定面積は
5−30mmφが一般的であり、測色機器では、ミクロ
キラキラ感を測定する事はできない。
【0010】よって、現在の解決方法は熟練した調色士
が、目視によりトライ&エラー方式で、様々な色材(顔
料と光輝材)を選び、その量を変えながら塗料を作成
し、自動塗装機で塗装する方法で、マクロ的な色とミク
ロ的な質感を調色している。この方法は膨大な工数を必
要とし、また個人の能力に依存するので、調色完了する
までの時間を予測し、管理する事は不可能である。
【0011】更に、我々塗料メーカーの分野では、自社
以外のメーカーで作成された配合未知の塗色の調色、こ
れを「他社色の色再現」と呼ぶ、課題が日夜発生してお
り、色再現の技術を開発する事は死活問題である。ここ
で言う色再現は、ハイライトからシェードまでのマクロ
的な発色のみならず、ハイライトからシェードまでの光
輝材の大小に起因するテクスチャーの一致までを含む。
このミクロ的な質感は測色機器では測定できない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記の
とおりの課題を解決するために、単品の光輝材のデータ
を取り込んだ光学顕微鏡画像を画像データとして蓄積さ
れ、単品の光輝材の特徴パラメータを検索用キーワード
として格納した画像データベースを作成すること、配合
未知の塗色に使われている光輝材の特徴パラメータを目
視で抽出すること、抽出した特徴パラメータをキーワー
ドとして画像データベースを検索し、最も近い単品光輝
材の画像をモニター上に写し、配合未知塗色の画像と単
品光輝材の画像を比較して配合未知塗色に使われている
光輝材の種類を同定することを含むことを特徴とする塗
色中に含まれる光輝材を同定する方法が提供される。
【0013】本発明によると、現在入手できる光輝材の
画像データベースを作成し、併せて、その光輝材を特徴
づける重要なパラメーターである、粒径、発色特性を予
め画像データベースを検索するキーワードとして格納
し、このキーワードを入力するだけで、膨大な光輝材デ
ータベースから配合未知色で使用しているであろうと予
測した光輝材の画像が瞬時にモニター上に写しだされ、
未知色の顕微鏡画像と目視比較し、使用光輝材の種類を
特定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、発明
の実施の形態を説明する。
【0015】(実施の形態)本発明に従う塗料中の光輝
材を同定する方法は、画像データベースを作成する第1
の工程(図1のブロック1)と、未知の光輝材の特徴パ
ラメータを抽出する第2の工程(図1のブロック2及び
3)と、未知の光輝材を同定する第3の工程(図1のブ
ロック4及び5)とを有する。
【0016】第1の工程において、塗色に用いられてい
る様々な単品の光輝材を、例えば100〜3000倍率
の一定倍率で顕微鏡撮影し、その画像データと、その光
輝材の粒径、発色特性等の特徴パラメータをデータベー
スとして格納した単品の光輝材の画像データベースをコ
ンピュータを用いて作成する。
【0017】第2の工程において、顕微鏡11を有する
顕微鏡ビデオマイクロスコープを用いて、配合未知の塗
板12の塗色の光学顕微鏡画像を100〜3000倍率
の一定の倍率で取り込み第1のモニター13に目盛付き
で表示し、この画像からおよその粒径、発色の特徴パラ
メータを目視から抽出する。
【0018】第3の工程において、この特徴パラメータ
を画像データベースを記憶しているハードデイスク14
を有するコンピュータ15に送信し、検索し、該当する
単品光輝材の画像を第2のモニター16に目盛付きで表
示し、第1及び第2のモニター13及び16に映し出さ
れた光学顕微鏡画像を目視で見比べて、配合未知の塗色
に用いられている色材の種類と量を同定する。
【0019】(背景色)配合未知色の光輝材は様々な顔
料の中で発色しているため、単品光輝材データベースを
作成するにあたり、透明なクリヤーワニスだけで作成し
た試料では不十分である。たとえば干渉グリーンマイカ
顔料は透明なクリヤーワニス中では、確かに顕微鏡では
緑から黄緑の干渉光による色が認められるが、青の顔料
の中の干渉グリーンマイカは周りの青の有機顔料の影響
で青から青緑の干渉色になる。このように顕微鏡下の光
輝材の色は周りの有機顔料の色の影響を受けるため単品
の光輝材のデーターベース用試料はクリヤーだけでは情
報が不足する。その為、青顔料、赤顔料、黒顔料中の単
品の光輝材の写真を撮影した。
【0020】これによって、未知の塗色に使われている
有機顔料に近い色相の単品光輝材の写真を検索する事に
よって、同定の精度が増した。
【0021】データベースとして格納する顕微鏡画像
(例えば、書式がJPEG)は光輝材の1つ1つの銘柄
を、4つの背景色,即ちクリヤー(透明)、赤、青、
黒、と混色したものである。よって、1銘柄当たり、J
PEG画像が4枚作成される。
【0022】(光輝材の粒径)光輝材の粒径は、顕微鏡
の例えば、下記の6クラスで特定する。 非常に細かい粒径ExtraFine=記号EF(10
μm以下) 細かい粒径Fine=記号F(10μm〜15μm) 中粒径Midium=記号M(20μm〜25μm) 大きいCoarse=記号C(25μm−30μm) 非常に大きいExtra Coarse=記号EC(3
0μm〜50μm) 極めて大きいUltra Coarse=記号UC(5
0μm以上) (発色特性)発色特定としては、例えば、下記の19種
類の発色特性を用いることができる。 A)干渉シルバー B)干渉グリーン C)干渉ブルー D)着色グレー E)着色グリーン F)着色ブルー G)着色イエロー H)干渉ゴールド I)干渉バイオレット J)干渉レッド K)着色ゴールド L)着色カッパー/ブロンズ M)着色レッド N)着色レッド緑 O)黒紫 P)ガラスフレーク Q)その他 R)アルミフレーク ここで採用している光輝材の発色特性について、以下に
簡単に説明する。
【0023】この説明において使用している「隠蔽力」
の意味は下記のとおりである。隠蔽力とは、下地を遮蔽
する力の事である。ここで作成した試料の白黒素地上の
色差をCIE Lab*のdEで大小関係を表す。色差
が小さいほど隠蔽力が高い、または大きいと言い、その
逆を隠蔽力が低い、または小さいと言う。およそ隠蔽力
が小さい(または低い、または悪い)とは色差で40以
上、中程度は10以上、大きい(または高い、または良
い)とは色差で10以下を目安にしているが、光輝材の
粒径が細かくなると単位量に含まれる光輝材の数が増
え、結果的に隠蔽力が大きくなるので、正確にこの色差
範囲で規定するものではない。
【0024】A)干渉シルバー 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをコーティングしたものである。酸化
チタンの膜厚が薄いので、特定波長の光を干渉する効果
は無い。酸化チタンの膜厚の差が1つのマイカ基材上に
あるので、この膜厚差によって光の3原色である赤、
緑、青を干渉させ、結果的に光りの三原色を混ぜたシル
バー(白)になる。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗
装すると、黒素地上でも白素地上でも白く輝く。基材が
透明なので隠蔽力は小さい。顕微鏡的には、1つの光輝
材の中に赤、緑、青色に光っている部分が均等にまだら
模様に見える。形状は、基材が雲母(マイカとも呼ぶ)
でできているものは、マイカの劈開性の為、粉砕した時
に生じた1つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザした不
定形の形をしている。基材がアルミナのものは、結晶成
長でアルミナ基材を作るため、光輝材の縁が滑らかな銀
杏の葉っぱのような形をしている。
【0025】B)干渉グリーン 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをある一定の厚みでコーティングした
もので、白色光の内、緑の波長の光のみを強く干渉させ
る。結果的に干渉光が緑に発色する。クリヤーと混色
し、白黒素地板に塗装すると、黒素地上では緑に発色
し、白素地上では、白色光から干渉した緑の波長成分を
のぞいた赤紫の発色をする。隠蔽力は小さい。顕微鏡的
には、1つの光輝材の中に黄緑から緑に光っている部分
がまだら状に見える。形状は、基材が雲母(マイカとも
呼ぶ)でできているものは、マイカの劈開性の為、粉砕
した時に生じた1つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザ
した不定形の形をしている。基材がアルミナのものは、
結晶成長でアルミナ基材を作るため、光輝材の縁が滑ら
かな銀杏の葉っぱのような形をしている。
【0026】C)干渉ブルー 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをある一定の厚みでコーティングした
もので、白色光の内、青の波長の光のみを強く干渉させ
る。結果的に干渉光が青に発色する。クリヤーと混色
し、白黒素地板に塗装すると、黒素地上では青に発色
し、白素地上では、白色光から干渉した青の波長成分を
のぞいた黄色の発色をする。隠蔽力は小さい。顕微鏡的
には、1つの光輝材の中に紫から青に光っている部分が
まだら状に見える。形状は、基材が雲母(マイカとも呼
ぶ)でできているものは、マイカの劈開性の為、粉砕し
た時に生じた1つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザし
た不定形の形をしている。基材がアルミナのものは、結
晶成長でアルミナ基材を作るため、光輝材の縁が滑らか
な銀杏の葉っぱのような形をしている。
【0027】D)着色グレー 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをある一定の厚みでコーティングし干
渉シルバーを作成し、それを還元して酸化チタンの酸化
次数を2よりも小さくしたものである。次数が小さい程
黒くなる。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装する
と、白黒素地上で、グレーに発色する。隠蔽力は高い
が、アルミフレークには及ばない。顕微鏡的には、1つ
の光輝材の中に赤、緑、青色に光っている部分が均等に
まだら模様に見えるが、還元しているのでA)干渉シル
バーよりも彩度は低く、所々灰色に見える。形状は、基
材が雲母(マイカとも呼ぶ)でできているものは、マイ
カの劈開性の為、粉砕した時に生じた1つ1つの光輝材
の周囲が鋭くギザギザした不定形の形をしている。基材
がアルミナのものは、結晶成長でアルミナ基材を作るた
め、光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのような形をし
ている。
【0028】M)着色レッド 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化鉄をL)着色カッパー/ブ
ロンズよりも厚い膜厚でコーティングしたもので、酸化
鉄の色として赤色に発色する。クリヤーと混色し、白黒
素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、赤色に発色す
る。隠蔽力は中程度。ここで中程度とは干渉マイカより
はあるが、アルミフレーク程ではない事を示す。顕微鏡
的には、1つの光輝材の中に赤みのオレンジから赤に光
っている部分がまだら状に見える。形状は、基材が雲母
(マイカとも呼ぶ)でできているものは、マイカの劈開
性の為、粉砕した時に生じた1つ1つの光輝材の周囲が
鋭くギザギザした不定形の形をしている。基材がアルミ
ナのものは、結晶成長でアルミナ基材を作るため、光輝
材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのような形をしている。
もう一つはアルミフレークの上に酸化鉄をL)着色カッ
パー/ブロンズよりも厚い膜厚でコーティングしたもの
で、酸化鉄の色として赤色に発色する。クリヤーと混色
し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、銅色
に発色する。基材がアルミフレークなので、隠蔽力が高
い。顕微鏡的には、1つの光輝材が全面均一に銅色に光
っている。形状はアルミを基材としているので、アトマ
イズ粉をボールミルで粉砕しアルミの展性を利用して薄
くのばしたような光輝材の縁が不定形の滑らかなギザギ
ザの形をしている。
【0029】E)着色グリーン 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化コバルト、酸化クロムやフ
タロシアニングリーン顔料をコーティングしたもので、
酸化物の色や顔料の色として緑を呈する。クリヤーと混
色し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、緑
色に発色する。隠蔽力は中程度。顕微鏡的には、1つの
光輝材の全面が緑色を呈している。形状は、基材が雲母
(マイカとも呼ぶ)でできているものは、マイカの劈開
性の為、粉砕した時に生じた1つ1つの光輝材の周囲が
鋭くギザギザした不定形の形をしている。基材がアルミ
ナのものは、結晶成長でアルミナ基材を作るため、光輝
材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのような形をしている。
もう一つはアルミフレークの上にフタロシアニングリー
ン顔料をコーティングしたもの。クリヤーと混色し、白
黒素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、緑色に発色
する。基材がアルミフレークなので、隠蔽力が高い。顕
微鏡的には、1つの光輝材が全面均一に緑色である。形
状はアルミを基材としているので、アトマイズ粉をボー
ルミルで粉砕しアルミの展性を利用して薄くのばしたよ
うな光輝材の縁が不定形の滑らかなギザギザの形をして
いる。
【0030】F)着色ブルー 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化コバルト、酸化クロムやフ
タロシアニンブルー顔料をコーティングしたもので、酸
化物の色や顔料の色として青を呈する。クリヤーと混色
し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、青色
に発色する。隠蔽力は中程度である。顕微鏡的には、1
つの光輝材の全面が青色を呈している。形状は、基材が
雲母(マイカとも呼ぶ)でできているものは、マイカの
劈開性の為、粉砕した時に生じた1つ1つの光輝材の周
囲が鋭くギザギザした不定形の形をしている。基材がア
ルミナのものは、結晶成長でアルミナ基材を作るため、
光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのような形をしてい
る。もう一つはアルミフレークの上にフタロシアニンブ
ルー顔料をコーティングしたものがある。クリヤーと混
色し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、青
色に発色する。基材がアルミフレークなので、隠蔽力が
高い。顕微鏡的には、1つの光輝材が全面均一に青色で
ある。形状はアルミを基材としているので、アトマイズ
粉をボールミルで粉砕しアルミの展性を利用して薄くの
ばしたような光輝材の縁が不定形の滑らかなギザギザの
形をしている。
【0031】G)着色イエロー 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化ニッケルをコーティングし
たもので、酸化物の色や顔料の色として黄色を呈する。
クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素
地上とも、黄色に発色する。隠蔽力は小さい。顕微鏡的
には、1つの光輝材の全面がオレンジから黄色を呈して
いる。形状は、基材が雲母(マイカとも呼ぶ)でできて
いるものは、マイカの劈開性の為、粉砕した時に生じた
1つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザした不定形の形
をしている。基材がアルミナのものは、結晶成長でアル
ミナ基材を作るため、光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っ
ぱのような形をしている。もう一つはアルミフレークの
上に無機の黄色顔料をコーティングしたもの。クリヤー
と混色し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素地上と
も、黄色に発色する。基材がアルミフレークなので、隠
蔽力が高い。顕微鏡的には、1つの光輝材が全面均一に
緑色である。形状はアルミを基材としているので、アト
マイズ粉をボールミルで粉砕しアルミの展性を利用して
薄くのばしたような光輝材の縁が不定形の滑らかなギザ
ギザの形をしている。
【0032】H)干渉ゴールド 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをある一定の厚みでコーティングした
もので、白色光の内、黄色の波長の光のみを強く干渉さ
せる。結果的に干渉光が黄色(=ゴールド)に発色す
る。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、黒素
地上ではゴールドに発色し、白素地上では、白色光から
干渉した黄色の波長成分をのぞいた青の発色をする。隠
蔽力は小さい。顕微鏡的には、1つの光輝材の中にオレ
ンジからゴールドに光っている部分がまだら状に見え
る。形状は、基材が雲母(マイカとも呼ぶ)でできてい
るものは、マイカの劈開性の為、粉砕した時に生じた1
つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザした不定形の形を
している。基材がアルミナのものは、結晶成長でアルミ
ナ基材を作るため、光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱ
のような形をしている。
【0033】I)干渉バイオレット 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをある一定の厚みでコーティングした
もので、白色光の内、紫(青と赤の成分)の波長の光の
みを強く干渉させる。結果的に干渉光が紫に発色する。
クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、黒素地上
では紫に発色し、白素地上では、白色光から干渉した紫
の波長成分をのぞいた緑の発色をする。隠蔽力は小さ
い。顕微鏡的には、1つの光輝材の中に青味の赤から紫
に光っている部分がまだら状に見える。形状は、基材が
雲母(マイカとも呼ぶ)でできているものは、マイカの
劈開性の為、粉砕した時に生じた1つ1つの光輝材の周
囲が鋭くギザギザした不定形の形をしている。基材がア
ルミナのものは、結晶成長でアルミナ基材を作るため、
光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのような形をしてい
る。
【0034】J)干渉レッド 透明な薄片基材(例えば白雲母、合成金雲母、アルミ
ナ)に酸化チタンをある一定の厚みでコーティングした
もので、白色光の内、赤の波長の光のみを強く干渉させ
る。結果的に干渉光が赤に発色する。クリヤーと混色
し、白黒素地板に塗装すると、黒素地上では赤に発色
し、白素地上では、白色光から干渉した赤の波長成分を
のぞいた青緑の発色をする。隠蔽力は小さい。顕微鏡的
には、1つの光輝材の中に赤から赤紫に光っている部分
がまだら状に見える。形状は、基材が雲母(マイカとも
呼ぶ)でできているものは、マイカの劈開性の為、粉砕
した時に生じた1つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザ
した不定形の形をしている。基材がアルミナのものは、
結晶成長でアルミナ基材を作るため、光輝材の縁が滑ら
かな銀杏の葉っぱのような形をしている。
【0035】K)着色ゴールド 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化鉄をある膜厚でコーティン
グしたもので、酸化鉄の色としてゴールドに発色する。
クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素
地上とも、ゴールドに発色する。隠蔽力は中程度。顕微
鏡的には、1つの光輝材の中にオレンジから黄色に光っ
ている部分がまだら状に見える。形状は、基材が雲母
(マイカとも呼ぶ)でできているものは、マイカの劈開
性の為、粉砕した時に生じた1つ1つの光輝材の周囲が
鋭くギザギザした不定形の形をしている。基材がアルミ
ナのものは、結晶成長でアルミナ基材を作るため、光輝
材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのような形をしている。
もう一つはアルミフレークの上に酸化鉄をある膜厚でコ
ーティングしたもので、酸化鉄の色としてゴールドに発
色する。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、
白、黒素地上とも、ゴールドに発色する。基材がアルミ
フレークなので、隠蔽力が高い。顕微鏡的には、1つの
光輝材が全面均一にゴールドに光っている。形状はアル
ミを基材としているので、アトマイズ粉をボールミルで
粉砕しアルミの展性を利用して薄くのばしたような光輝
材の縁が不定形の滑らかなギザギザの形をしている。
【0036】L)着色カッパー/ブロンズ 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化鉄をK)着色ゴールドより
も厚い膜厚でコーティングしたもので、酸化鉄の色とし
て銅色に発色する。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗
装すると、白、黒素地上とも、銅色に発色する。隠蔽力
は中程度。顕微鏡的には、1つの光輝材の中にオレンジ
から赤みのオレンジに光っている部分がまだら状に見え
る。形状は、基材が雲母(マイカとも呼ぶ)でできてい
るものは、マイカの劈開性の為、粉砕した時に生じた1
つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザした不定形の形を
している。基材がアルミナのものは、結晶成長でアルミ
ナ基材を作るため、光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱ
のような形をしている。もう一つはアルミフレークの上
に酸化鉄をK)着色ゴールドよりも厚い膜厚でコーティ
ングしたもので、酸化鉄の色として銅色に発色する。ク
リヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、白、黒素地
上とも、銅色に発色する。基材がアルミフレークなの
で、隠蔽力が高い。顕微鏡的には、1つの光輝材が全面
均一に銅色に光っている。形状はアルミを基材としてい
るので、アトマイズ粉をボールミルで粉砕しアルミの展
性を利用して薄くのばしたような光輝材の縁が不定形の
滑らかなギザギザの形をしている。
【0037】M)着色レッド 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化鉄をL)着色カッパー/ブ
ロンズよりも厚い膜厚でコーティングしたもので、酸化
鉄の色として赤色に発色する。クリヤーと混色し、白黒
素地板に塗装すると、白、黒素地上とも、赤色に発色す
る。隠蔽力は中程度。顕微鏡的には、1つの光輝材の中
に赤みのオレンジから赤に光っている部分がまだら状に
見える。形状は、基材が雲母(マイカとも呼ぶ)ででき
ているものは、マイカの劈開性の為、粉砕した時に生じ
た1つ1つの光輝材の周囲が鋭くギザギザした不定形の
形をしている。基材がアルミナのものは、結晶成長でア
ルミナ基材を作るため、光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉
っぱのような形をしている。もう一つはアルミフレーク
の上に酸化鉄をL)着色カッパー/ブロンズよりも厚い
膜厚でコーティングしたもので、酸化鉄の色として赤色
に発色する。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装する
と、白、黒素地上とも、銅色に発色する。基材がアルミ
フレークなので、隠蔽力が高い。顕微鏡的には、1つの
光輝材が全面均一に銅色に光っている。形状はアルミを
基材としているので、アトマイズ粉をボールミルで粉砕
しアルミの展性を利用して薄くのばしたような光輝材の
縁が不定形の滑らかなギザギザの形をしている。
【0038】N)着色レッド緑 2つの種類がある。透明な薄片基材(例えば白雲母、合
成金雲母、アルミナ)に酸化鉄をある一定の膜厚で均一
コーティングしたもので、緑色の干渉光が発色する。ク
リヤーと混色し、白黒素地板に塗装すると、黒素地上で
は緑に発色し、白素地上では白色光から緑成分をのぞい
た赤紫に発色する。隠蔽力は中程度。顕微鏡的には、1
つの光輝材の中に緑に光っている部分と少ない面積では
あるが、赤く光っている点がまだら状に見える。形状
は、基材が雲母(マイカとも呼ぶ)でできているもの
は、マイカの劈開性の為、粉砕した時に生じた1つ1つ
の光輝材の周囲が鋭くギザギザした不定形の形をしてい
る。基材がアルミナのものは、結晶成長でアルミナ基材
を作るため、光輝材の縁が滑らかな銀杏の葉っぱのよう
な形をしている。
【0039】O)黒紫 基材が板状酸化鉄である色材で、基材の厚みが増えるに
従って赤紫から黒色を呈する。クリヤーと混色し、白黒
素地板に塗装すると、白黒素地上とも赤紫から黒色を呈
する。色材の比重が重いので、単位秤量当たりに含まれ
る色材の個数が極めて少ないため、隠蔽力は小さい。顕
微鏡的には1つ1つの光輝材が赤紫から黒色の中の1色
が均一に見られる。形状は、基材の結晶成長により得ら
れる為正六角形をしており、厚みが有るため、光輝材の
縁が黒く影ができる事がある。
【0040】P)ガラスフレーク 基材がガラスである色材で、ガラスの薄片を粉砕して基
材を作成し、その上に銀メッキや酸化チタンでコーティ
ングし、意匠性を付与する。現在、市販されているもの
は平均粒径が30ミクロン以上と大きい。クリヤーと混
色し、白黒素地板に塗装すると、白黒素地上ともほぼ同
一の色を呈する。色材が大きいので単位秤量当たりに含
まれる色材の個数が極めて少ないため、また基材が透明
な為、隠蔽力はほとんどない。顕微鏡的には1つ1つの
光輝材はガラスを割った時に発生するような曲率が緩や
かな鋭い鎌状をしていて、しかも大きいのですぐに特定
できる。
【0041】Q)その他 A)−P)までに含まれないS)のアルミフレークを除
く、光輝材で、例えば、有機マイクロビーズのように光
学的な意匠性を期待するものではなく、高級オーディオ
製品に見られるように手触りの風合いを出す色材を示
す。
【0042】R)アルミフレーク 基材がアルミフレークのものである。アトマイズ粉をス
チールボールミルで粉砕したもので、アルミの優れた展
性により、楕円状に延ばされ、厚みは0.6ミクロン程
度と薄い。クリヤーと混色し、白黒素地板に塗装する
と、白黒素地上とも、ほぼ同一の色を呈する。隠蔽力は
極めてよく、白黒素地の45°/0°の色差が5以下に
なる。顕微鏡的には1つ1つのアルミフレークは高輝度
に銀白色に輝いていてる。形状はアルミを基材としてい
るので、アトマイズ粉をボールミルで粉砕しアルミの展
性を利用して薄くのばしたような光輝材の縁が不定形の
滑らかなギザギザの形をしている。
【0043】
【実施例】まず単品の光輝材のデータベースを作成する
方法について説明する。ここで言う単品の光輝材とは塗
色を構成する色材の1つ1つの銘柄で、アルミフレー
ク、マイカフレーク等に分類できる。
【0044】この光輝材を固形分換算で1g秤量し、ラ
ッカーワニス(関西ペイント(株)アクリック2000
GLクリヤー)を14g加えスパチュウラで良く攪拌す
る(ステップ1)。
【0045】次に、JIS K5400規格の白黒隠蔽
紙にN0.20番のバーコーターで塗装し、常温で乾燥
させる(ステップ2)。
【0046】また赤(関西ペイント(株)2620GL
ストロングレッド)、青(関西ペイント(株)2365
GLファーストブルー)、黒(関西ペイント(株)24
00GLディープブラック)のアクリック2000GL
の原色をクリヤーで50%クリヤーカットした3色の原
色エナメルを用意する(ステップ3)。
【0047】ステップ1と同じく、光輝材1gに対して
各原色エナメルを14g秤量しスパチュウラで良く攪拌
する(ステップ4)。
【0048】ステップ2と同じ方法で塗装、乾燥させる
(ステップ5)。
【0049】このようにして1つの種類の光輝材に対し
て4種類の色の塗装したの白黒隠蔽紙の黒素地上の部分
の顕微鏡写真をのビデオマイクロスコープ(明伸工機
(株)DiaZoom)で×1250倍率で撮影する
と、そのRGBアナログ信号はコントローラーを通っ
て、アナログ信号はアナログモニター上に映し出され
る。また、そのRGBアナログ信号は同時にパソコンの
ビデオキャプチャーボードでRGB各256階調のデジ
タル信号に変換されてパソコンモニター上に映し出され
る。その画像を640*480pixcelのVGA規
格の画像サイズのJPEG画像として、保存される。J
PEG画像はファイルの圧縮率が高いので、データベー
スの容量が少なくてすむ為に採用したファイル書式であ
るが、一般に知られているTIFF,PICT,EPS
画像等のファイル書式も利用可能である(ステップ
6)。
【0050】光輝材の平均粒径は光輝材約0.2gをト
ルエン50gに分散し、超音波で5分間ほぐした後粒度
分布測定器(独Malvernパーティクルアナライザ
ー2600)で粒度分布を測定し、D50の値を平均粒
径とした。
【0051】この平均粒径の数字は連続量であるが、次
のデータベースの検索に便利なように以下の5つのクラ
ス分けをし、その記号をデータベースに格納する(ステ
ップ7)。 非常に細かい粒径ExtraFine=記号EF(10
μm以下) 細かい粒径Fine=記号F(10μm〜15μm) 中粒径Midium=記号M(20μm〜25μm) 大きいCoarse=記号C(25μm〜30μm) 非常に大きいExtra Coarse=記号EC(3
0μm〜50μm) 極めて大きいUltra Coarse=記号UC(5
0μm以上) 光輝材の発色特性は白黒素地上の発色と光輝材の構造か
ら、以下の分類を行った(ステップ8)。 A)干渉シルバー B)干渉グリーン C)干渉ブルー D)着色グレー E)着色グリーン F)着色ブルー G)着色イエロー H)干渉ゴールド I)干渉バイオレット J)干渉レッド K)着色ゴールド L)着色カッパー/ブロンズ M)着色レッド N)着色レッド緑 O)黒紫 P)ガラスフレーク Q)その他 R)アルミフレーク この単品の光輝材のJPEG画像と粒径、発色のパラメ
ーターを図2−5のパーソナルコンピュータのハードデ
ィスク図2−6内に市販のデータベースソフト(Fil
eMaker社のファイルメーカーPro ver.
4.0)を利用して格納し、単品光輝材のデータベース
とした。データベース作成ソフトは、画像を格納でき、
そのパラメータのデータが格納できるデーターベースソ
フトならば、なんでも良い(ステップ9)。
【0052】次に未知塗色の使用色材の同定方法につい
て述べる配合未知の塗色をステップ6で説明した条件で
撮影しの顕微鏡付属のアナログモニター上に映し出され
る(ステップ10)。
【0053】この画像中に映し出された光輝材の銘柄を
推定するには、画像中の目盛あるいはモニター上に透明
なフィルムに書いたもスケールを利用した。このスケー
ルを参考にしてステップ7で説明したクラス分けした記
号を目視で判断する(ステップ11)。
【0054】光輝材の発色も塗膜表面の光輝材を見つ
け、目視判断する。塗膜の内部にある光輝材を用いる
と、顔料の色の影響を受けているので光輝材単独の発色
を分離するのが難しい(ステップ12)。
【0055】以上の目視観察で得た配合未知塗色のパラ
メータである粒径クラス、発色クラスの記号をステップ
9で作成した画像データベースに入力すると、該当する
単品の光輝材の候補が数件ヒットする(ステップ1
3)。
【0056】このヒットしたものから、画像データベー
スの写真を1枚ずつ目視判定して、最も近いものを目視
のパターンマッチから探す(ステップ14)。
【0057】更に精度を高める為、未知塗色図2−2の
シェードの色を顔料の色と考えて、ステップ6で作成し
たクリヤー、赤、青、黒の背景色と近い色の中の光輝材
の発色を目視で確認する(ステップ15)。
【0058】以上の方法で、未知塗色中に含まれる光輝
材の種類を高い精度で同定する事ができる(ステップ1
6)。
【0059】
【効果】本発明によると、配合未知の塗色の配合を推定
するにあたり予め作成しておいた光輝材の光学顕微鏡画
像データベースを検索する事によって、短時間に精度良
く使用している光輝材を同定するすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に従う方法の工程を示す概略
図。
【図2】本発明の実施例に従う方法を実施するために使
用する装置の概略図。
【符号の説明】
11 顕微鏡 12 塗板 13 第1のモニター 15 コンピユータ 16 第2のモニター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単品の光輝材のデータを取り込んだ光学
    顕微鏡画像を画像データとして蓄積され、単品の光輝材
    の特徴パラメータを検索用キーワードとして格納した画
    像データベースを作成すること、 配合未知の塗色に使われている光輝材の特徴パラメータ
    を目視で抽出すること、 抽出した特徴パラメータをキーワードとして画像データ
    ベースを検索し、最も近い単品光輝材の画像をモニター
    上に写し、配合未知塗色の画像と単品光輝材の画像を比
    較して配合未知塗色に使われている光輝材の種類を同定
    することを含むことを特徴とする塗色中に含まれる光輝
    材を同定する方法。
  2. 【請求項2】 該光学顕微鏡画像が、倍率が100−3
    000倍のうちから選ばれた一定倍率で撮影することに
    よって作成される請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 検索用の特徴パラメータが光輝材の粒径
    と発色特性である請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 該光学顕微鏡画像が、単品の光輝材をク
    リヤー、赤、青及び黒の4色の背景色の中で撮影するこ
    とによって作成される請求項1の方法。
JP2000078489A 2000-03-21 2000-03-21 塗料中の光輝材を同定する方法 Pending JP2001265786A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000078489A JP2001265786A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 塗料中の光輝材を同定する方法
CN01806996A CN1419672A (zh) 2000-03-21 2001-03-19 涂料中闪光材料的鉴定方法
PCT/JP2001/002165 WO2001071560A1 (fr) 2000-03-21 2001-03-19 Procede permettant d'identifier une substance brillante dans de la peinture
US10/239,297 US7035464B2 (en) 2000-03-21 2001-03-19 Method for identifying brilliant material in paint
EP01912485A EP1283480A1 (en) 2000-03-21 2001-03-19 Method for identifying glittering material in paint
CA002403855A CA2403855A1 (en) 2000-03-21 2001-03-19 Method for identifying brilliant material in paint
KR1020027011568A KR20020079985A (ko) 2000-03-21 2001-03-19 도료내의 광휘재를 동정하는 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000078489A JP2001265786A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 塗料中の光輝材を同定する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001265786A true JP2001265786A (ja) 2001-09-28

Family

ID=18595893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000078489A Pending JP2001265786A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 塗料中の光輝材を同定する方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7035464B2 (ja)
EP (1) EP1283480A1 (ja)
JP (1) JP2001265786A (ja)
KR (1) KR20020079985A (ja)
CN (1) CN1419672A (ja)
CA (1) CA2403855A1 (ja)
WO (1) WO2001071560A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218895A (ja) * 2006-01-20 2007-08-30 Kansai Paint Co Ltd 光輝性顔料の同定方法、同定システム、同定プログラム及びその記録媒体
WO2011001477A1 (ja) * 2009-07-03 2011-01-06 株式会社南海 光輝色彩見本票および光輝色彩見本帳
US8290275B2 (en) 2006-01-20 2012-10-16 Kansai Paint Co., Ltd. Effective pigment identification method, identification system, identification program, and recording medium therefor

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265786A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Kansai Paint Co Ltd 塗料中の光輝材を同定する方法
US20040092637A1 (en) * 2002-11-12 2004-05-13 Basf Corporation Electronic display of automotive colors
US20040218182A1 (en) * 2003-04-30 2004-11-04 Alman David H. Method for identifying effect pigments in a paint film for field color matching
JP5299431B2 (ja) * 2008-10-09 2013-09-25 株式会社サタケ 画像読み取り装置用トレイ
WO2011068600A1 (en) 2009-12-02 2011-06-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method and system for matching color and coarseness appearance of coatings
US9376577B2 (en) * 2010-01-13 2016-06-28 Kansai Paint Co., Ltd. Coating composition and coating film forming method
AU2014224780A1 (en) * 2013-03-07 2015-08-06 Akzo Nobel Coatings International B.V. Process for matching paint
US9607403B2 (en) 2014-10-28 2017-03-28 Ppg Industries Ohio, Inc. Pigment identification of complex coating mixtures with sparkle color
US10613727B2 (en) 2016-02-19 2020-04-07 Ppg Industries Ohio, Inc. Color and texture match ratings for optimal match selection
US11062479B2 (en) 2017-12-06 2021-07-13 Axalta Coating Systems Ip Co., Llc Systems and methods for matching color and appearance of target coatings
CN113631898A (zh) * 2019-01-31 2021-11-09 巴斯夫涂料有限公司 用于结合对纹理特性的视觉感知进行比较而发现和适应效果颜色配方的方法和设备

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06295318A (ja) 1993-04-09 1994-10-21 Omron Corp キーワード付与方法及びその装置
JP2921365B2 (ja) 1993-11-30 1999-07-19 トヨタ自動車株式会社 塗装色の再現方法及び塗装色の選択方法
JPH10227696A (ja) 1997-02-12 1998-08-25 Nippon Paint Co Ltd コンピュータグラフィックス画像データから塗料配合を推定する方法
JP3986117B2 (ja) * 1997-05-22 2007-10-03 日本ペイント株式会社 自動車補修用塗料の調色装置
JP3626387B2 (ja) * 2000-02-04 2005-03-09 関西ペイント株式会社 コンピュータ調色装置及びこの装置を用いた塗料の調色方法
JP2001265786A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Kansai Paint Co Ltd 塗料中の光輝材を同定する方法
US6781724B1 (en) * 2000-06-13 2004-08-24 Eastman Kodak Company Image processing and manipulation system
US6741260B2 (en) * 2000-07-07 2004-05-25 Kansai Paint Co., Ltd. Method for color matching of bright paint
JP4623842B2 (ja) * 2001-02-28 2011-02-02 関西ペイント株式会社 メタリック塗色の近似色を高速に検索する方法
US7187389B2 (en) * 2001-04-12 2007-03-06 International Business Machines Corporation System and method for simultaneous display of multiple object categories

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218895A (ja) * 2006-01-20 2007-08-30 Kansai Paint Co Ltd 光輝性顔料の同定方法、同定システム、同定プログラム及びその記録媒体
US8290275B2 (en) 2006-01-20 2012-10-16 Kansai Paint Co., Ltd. Effective pigment identification method, identification system, identification program, and recording medium therefor
JP2012226763A (ja) * 2006-01-20 2012-11-15 Kansai Paint Co Ltd 光輝性顔料の同定方法、同定システム、同定プログラム及びその記録媒体
WO2011001477A1 (ja) * 2009-07-03 2011-01-06 株式会社南海 光輝色彩見本票および光輝色彩見本帳
JP5025735B2 (ja) * 2009-07-03 2012-09-12 株式会社南海 光輝色彩見本票および光輝色彩見本帳

Also Published As

Publication number Publication date
CN1419672A (zh) 2003-05-21
EP1283480A1 (en) 2003-02-12
KR20020079985A (ko) 2002-10-21
CA2403855A1 (en) 2002-09-20
US7035464B2 (en) 2006-04-25
US20030048942A1 (en) 2003-03-13
WO2001071560A1 (fr) 2001-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5306519B2 (ja) 光輝性顔料の同定方法、同定システム、同定プログラム及びその記録媒体
JP4623842B2 (ja) メタリック塗色の近似色を高速に検索する方法
JP5063076B2 (ja) 光輝性顔料の同定方法、同定システム、同定プログラム及びその記録媒体
JP2001265786A (ja) 塗料中の光輝材を同定する方法
KR101162078B1 (ko) 페인트 매칭 방법
WO2020262615A1 (ja) 光輝性顔料判定方法、光輝性顔料判定装置および光輝性顔料判定プログラム
JPH1010045A (ja) メタリツク塗膜の光学的性質を決定する方法
Mojsilovic A method for color naming and description of color composition in images
US7259852B2 (en) Modified-color generation and display method and apparatus
JP4156948B2 (ja) メタリック塗色における意匠性の評価方法及び塗装物品
JP2004053260A (ja) メタリック塗色の色見本帳
JP2000065750A (ja) 塗膜の光輝感定量評価方法
JP2004189780A (ja) 光輝性塗料の調色方法
JP2003029642A (ja) 塗料色見本カード及び塗料色見本帳
JP5796924B2 (ja) 周囲の色と調和する多彩模様形成用塗料の配合の決定方法およびプログラム
Liang et al. Construction of spectral discoloration model for red lead pigment by aging test and simulating degradation experiment
JP2002365138A (ja) 塗装ラインにおける塗色管理方法
US20240135588A1 (en) Systems, methods, and interfaces for comparing complex coating mixtures with sparkle color
JP3742633B2 (ja) メタリツク塗色の分類整理方法
JPH07292294A (ja) カラーフリップフロップ性メタリック塗料
JP2004010818A (ja) メタリック塗色管理システム
Cramer Color measurement
JP2005024455A (ja) 隠蔽率算出方法、隠蔽率の数値化方法、隠蔽率算出プログラム、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体及び隠蔽率予測装置
JP4681252B2 (ja) 光輝性塗料の調色方法
Marijanovic et al. Difference of pigment behaviour in color reproduction and digital media