JPH06295318A - キーワード付与方法及びその装置 - Google Patents

キーワード付与方法及びその装置

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JPH06295318A
JPH06295318A JP5082922A JP8292293A JPH06295318A JP H06295318 A JPH06295318 A JP H06295318A JP 5082922 A JP5082922 A JP 5082922A JP 8292293 A JP8292293 A JP 8292293A JP H06295318 A JPH06295318 A JP H06295318A
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JP
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keyword
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Application number
JP5082922A
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English (en)
Inventor
Koji Maekawa
浩二 前川
De Shiruba Suran
スラン・デ・シルバ
Takeshi Ichimatsu
健 一松
Manabu Sakaguchi
学 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH06295318A publication Critical patent/JPH06295318A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な検索キーワードを付与することのでき
るキーワード付与装置を提供する。 【構成】 適合度演算情報記憶手段5は与えられた特徴
量に基づいて、キーワード記憶手段3に記憶された各キ
ーワードに関する適合度を演算するための適合度演算情
報をキーワードごとに記憶する。しきい値記憶手段8
は、予め定めた値をしきい値としてキーワードごとに記
憶する。適合度演算手段7は、画像情報から抽出された
特徴量について、前記適合度演算情報を用いて、前記各
キーワードに関する適合度を演算する。キーワード決定
手段9は、適合度演算手段7で演算した各キーワードに
関する適合度が、当該キーワードに対応する前記しきい
値を越える場合は、当該特徴量を抽出した画像情報に関
連づけて当該キーワードを記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キーワード付与装置
に関し、特に、付与するキーワードの適正化に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像データベースに登録されて
いる画像データを検索するには、当該画像データに付与
されたキーワードを用いて行なう。したがって、画像デ
ータベースにある画像データを登録する際、適切なキー
ワードを付与する必要がある。従来の画像データベース
についてのキーワード付与方法として、登録を行なう者
が自己の主観で適切と思われるキーワードを付与する方
法がある。
【0003】また、特開平2−41566号公報には、
キーワード付与方法として、文書中に表、図形、または
写真等の領域の個数、位置、サイズ等を検出し、検出し
た情報から、レイアウトに関する情報を、キーワードと
して登録するといった方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のキーワード付与方法には、以下のような問題
点があった。
【0005】前者については、キーワードを付与する者
の感覚で決められる為に、キーワードの付け方が人によ
って異なるおそれがあり、異なる者によって付与された
キーワードに一貫性をもたすことができない。したがっ
て、検索の際、適切なデータ検索を行なうことができな
い。
【0006】また、後者においては、文書ではない画像
データではレイアウトに関する情報だけでは、実質的に
検索できず、この場合、前者と同様の問題が生ずる。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決
し、登録する画像情報に対して、適切な検索キーワード
を付与することのできるキーワード付与装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のキーワード付
与方法においては、複数のキーワードを記憶し、与えら
れた特徴量に基づいて前記各キーワードに関する適合度
を演算するための適合度演算情報を、キーワードごとに
記憶し、画像情報から抽出された特徴量について、前記
適合度演算情報を用いて、各キーワードに関する適合度
を演算し、演算した各キーワードに関する適合度が、当
該キーワードごとに設けられたしきい値を越える場合
は、当該特徴量を抽出した画像情報に関連づけて当該キ
ーワードを記憶すること、を特徴とする。
【0009】請求項2のキーワード付与装置において
は、複数のキーワードを記憶するキーワード記憶手段、
与えられた特徴量に基づいて前記各キーワードに関する
適合度を演算するための適合度演算情報を、キーワード
ごとに記憶する適合度演算情報記憶手段、予め定めた値
をしきい値としてキーワードごとに記憶するしきい値記
憶手段、画像情報から抽出された特徴量について、前記
適合度演算情報を用いて、各キーワードに関する適合度
を演算する適合度演算手段、適合度演算手段で演算した
各キーワードに関する適合度が、当該キーワードに対応
する前記しきい値を越える場合は、当該特徴量を抽出し
た画像情報に関連づけて当該キーワードを記憶するキー
ワード決定手段、を特徴とする。
【0010】請求項3のキーワード付与方法において
は、前記連結成分の抽出にあっては、前記画像情報が、
二値データである場合は、当該二値データに基づいて連
結成分を抽出し、前記画像情報が、二値データ以外で、
かつテクスチャ構造を有する場合は、テクスチャ解析を
行ない同じテクスチャ構造を有する領域内を連結成分と
して抽出し、前記画像情報が、二値データ以外で、かつ
テクスチャ構造を有しない場合には、輪郭を抽出した
後、当該輪郭内を連結成分として抽出すること、を特徴
とする。
【0011】請求項4のキーワード付与装置において
は、前記画像情報が、二値データである場合は、当該二
値データに基づいて連結成分を抽出し、前記画像情報
が、二値データ以外で、かつテクスチャ構造を有する場
合は、テクスチャ解析を行ない同じテクスチャ構造を有
する領域内を連結成分として抽出し、前記画像情報が、
二値データ以外で、かつテクスチャ構造を有しない場合
には、輪郭を抽出した後、当該輪郭内を連結成分として
抽出すること、を特徴とする。
【0012】請求項5のキーワード付与方法において
は、前記連結成分の抽出にあっては、前記画像情報が、
テクスチャ構造を有する場合は、テクスチャ解析を行な
い、同じテクスチャ構造を有する領域内を連結成分とし
て抽出することを特徴とする。
【0013】請求項6のキーワード付与方法において
は、入力された画像情報を画像の性質が類似している領
域ごとに領域分割し、分割された領域ごとに形状特徴を
抽出し、抽出した形状特徴を前記画像情報のキーワード
として付与することを特徴とする。
【0014】請求項7のキーワード付与方法において
は、当該形状特徴と関連づけて、当該領域としての性質
を記憶することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1のキーワード付与方法または、請求項
2のキーワード付与装置においては、画像情報から抽出
された特徴量について、前記適合度演算情報を用いて、
各キーワードに関する適合度を演算する。演算した各キ
ーワードに関する適合度が、当該キーワードごとに設け
られたしきい値を越える場合は、当該特徴量を抽出した
画像情報に関連づけて当該キーワードを記憶する。この
ように、予め記憶した複数のキーワードについて適合度
を判断し、所定のしきい値を越える場合に当該画像情報
のキーワードと記憶することにより、当該画像情報に客
観的なキーワードを付与することができる。
【0016】請求項3のキーワード付与方法または、請
求項4のキーワード付与装置においては、前記画像情報
が、二値データである場合は、当該二値データに基づい
て連結成分を抽出する。また、前記画像情報が、二値デ
ータ以外で、かつテクスチャ構造を有する場合は、テク
スチャ解析を行ない同じテクスチャ構造を有する領域内
を連結成分として抽出する。したがって、画像情報がテ
クスチャ構造であっても、同じテクスチャ構造を有する
領域を連結成分として抽出することができる。また、前
記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチャ構造
を有しない場合には、輪郭を抽出した後、当該輪郭内を
連結成分として抽出する。したがって、画像情報が二値
データでなくとも、連結成分を抽出することができる。
【0017】請求項5のキーワード付与方法において
は、前記連結成分の抽出にあっては、前記画像情報が、
テクスチャ構造を有する場合は、テクスチャ解析を行な
い、同じテクスチャ構造を有する領域内を連結成分とし
て抽出する。したがって、テクスチャ構造を有する画像
情報の連結成分を抽出することができる。
【0018】請求項6のキーワード付与方法において
は、入力された画像情報を画像の性質が類似している領
域ごとに領域分割し、分割された領域ごとに形状特徴を
抽出する。したがって、画像の性質が類似している領域
の形状特徴をキーワードとして記憶することができる。
【0019】請求項7のキーワード付与方法において
は、当該形状特徴と関連づけて、当該領域としての性質
を記憶する。したがって、領域としての形状特徴だけで
なく、その性質をもキーワードとして用いることができ
る。
【0020】
【実施例】
[目次] I.キーワード付与装置1 (1)構成 (2)ハードウェア構成の一例 (3)動作 II.キーワード付与装置51 (1)構成 (2)動作 III他の応用例 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− I.キーワード付与装置1 (1)構成 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1にキ
ーワード付与装置1の機能ブロック図を示す。キーワー
ド付与装置1は、キーワード記憶手段3、適合度演算情
報記憶手段5、しきい値記憶手段8、適合度演算手段
7、およびキーワード決定手段9を備えている。
【0021】キーワード記憶手段3は複数のキーワード
を記憶する。適合度演算情報記憶手段5は与えられた特
徴量に基づいて前記各キーワードに関する適合度を演算
するための適合度演算情報をキーワードごとに記憶す
る。しきい値記憶手段8は、予め定めた値をしきい値と
してキーワードごとに記憶する。適合度演算手段7は、
画像情報から抽出された特徴量について、前記適合度演
算情報を用いて、各キーワードに関する適合度を演算す
る。キーワード決定手段9は、適合度演算手段7で演算
した各キーワードに関する適合度が、当該キーワードに
対応する前記しきい値を越える場合は、当該特徴量を抽
出した画像情報に関連づけて当該キーワードを記憶す
る。
【0022】(2)ハードウェア構成の一例 図2に、キーワード付与装置21を示す。キーワード付
与装置21は、図2の各機能をCPUを用いて実現した
ハードウェア構成の一例である。キーワード付与装置2
1は、CPU23、ROM25、メインメモリ26、画
像メモリ27、磁気ディスク39、キーボード38、イ
メージスキャナ36、光ディスク34、CRT32、お
よびバスライン30を備えている。
【0023】イメージスキャナ36は、登録する画像を
読み込み、ディジタルデータに変換する。画像メモリ2
7は、当該ディジタルデータを画像情報である画像デー
タとして記憶する。
【0024】磁気ディスク39は、候補となるキーワー
ドおよび当該キーワードに関する適合度を演算するため
の適合度演算情報をキーワードごとに記憶する。本実施
例においては、適合度演算情報として、画像データとキ
ーワードとの適合度を決定する手順およびメンバシップ
関数を採用した。また、磁気ディスク39は、そのキー
ワードが候補として適するか否か判断するしきい値をキ
ーワードごとに記憶する。
【0025】CPU23は、磁気ディスク39に記憶さ
れている適合度決定のためのメンバシップ関数に基づ
き、画像メモリ27に記憶されている画像データとキー
ワードとの適合度を決定する。また、キーワード付与装
置21全体の制御も行なう。
【0026】光ディスク34は、画像データに対応する
キーワードが決定されると、画像メモリ27に記憶され
た画像データとともに、当該キーワードを記憶する。C
RT32は登録、検索された画像、または決定されたキ
ーワードなどを表示する。キーボード38には、登録ま
たは検索などの指示が入力される。
【0027】メインメモリ26は、磁気ディスク39か
ら読み込まれたキーワードの候補、または画像データと
当該キーワード候補との適合度を決定する手順やルー
ル、その手順を実行する時の作業ファイル等として使用
される。
【0028】(3)動作 つぎに、図3のフローチャートを用いて、キーワード付
与装置21の動作について説明する。
【0029】ここでは、人間の顔写真の画像データにキ
ーワードを付与して登録する場合について説明する。キ
ーワード付与にあたって、イメージスキャナ36により
登録する画像が読み込まれ、ディザ等の疑似中間調処理
がなされ、画像メモリ27に書き込まれる。
【0030】次に、読み込まれた画像データに適するキ
ーワードの決定を、図3に示す手順で行なう。まず、磁
気ディスク39に登録されているキーワード候補のう
ち、まだ適合度が決定されていないキーワードを取り出
し、当該キーワードの適合度演算情報を読む込む(ステ
ップST2)。その際、対応するしきい値も同様にして
メインメモリ26に書き込む。
【0031】つぎに、メインメモリ26に書き込まれた
適合度演算情報に基づき、画像メモリ27に書き込まれ
ている当該キーワード候補に対する画像データの適合度
が演算され(ステップST3)、演算結果がメインメモ
リ26に書き込まれる。
【0032】ステップST3で行なう処理の一例を、図
4に示す。図4は、キーワードの候補が「面長」である
場合の、処理を示すフローチャートである。
【0033】まず、当該画像の濃度勾配を検出し、その
変化が急なところを輪郭として検出し、メインメモリ2
6に書き込む(ステップST11)。輪郭の検出につい
ては、特開昭58ー205376号公報で示される処理
によって行なった。これにより、画像メモリ27に書き
込まれている画像データの輪郭(この場合顔の輪郭)が
検出される。
【0034】つぎに、メインメモリ26に書き込まれた
輪郭の縦横比を求める(ステップST12)。本実施例
においては、検出された輪郭を水平・垂直方向に走査
し、[縦の長さ]、[横の幅]を検出し、[縦の長さ]
÷[横の幅]から[輪郭の縦横比]を求めた。求めた縦
横比はメインメモリ26に書き込まれる。
【0035】つぎに、メインメモリ26に書き込まれた
[輪郭の縦横比]から適合度を決定する。本実施例にお
いては、図5に示されるメンバシップ関数によって適合
度をファジィ推論することにより、適合度を決定した。
決定した適合度はメインメモリ26に書き込まれる。た
とえば、[輪郭の縦横比]が2.0であった場合、図5
よりその適合度は0.8と決定される。これにより、図
3ステップST3の処理(図4ステップST11〜ステ
ップST14)が終了する。
【0036】図3に戻って、磁気ディスク3から読み出
されメインメモリ26に書き込まれたしきい値と、ステ
ップST3において演算された適合度を比較する(ステ
ップST4)。演算された適合度が前記しきい値以上で
あれば、当該キーワード候補を、その画像のキーワード
の一つとしてメインメモリ26に記憶する(ステップS
T5)。
【0037】たとえば、先ほどの例の場合、適合度が
0.8で、そのしきい値が0.75であれば、適合度は
しきい値以上の値となる。したがって、この「面長」と
いうキーワードの候補は、登録される画像のキーワード
として登録される。
【0038】このように、未処理のキーワード候補につ
いての処理が終了すると、ステップST1に戻り、ステ
ップST2からステップST5までの処理を、磁気ディ
スク39に登録されているキーワードの候補の全てにつ
いて行ない、登録する画像のキーワードが決定される。
【0039】全てのキーワードについて、ステップST
2からステップST5までの処理が終了すると、画像メ
モリ27に書き込まれた画像データおよび当該画像デー
タに対応したキーワードを、光ディスク34に記憶す
る。当然、付与されるキーワードは複数になる場合もあ
る。
【0040】このように、本実施例においては、登録す
る画像データに自動的にキーワードが付与される。した
がって、登録作業者の主観に基づくキーワードが付与さ
れることがない。すなわち、登録画像データに付与され
るキーワードは客観性をもつこととなる。
【0041】なお、磁気ディスク39中に保持されるキ
ーワードの候補や適合度を決定する手順、ルール等を登
録する画像データの分野別に用意することにより、種々
の分野の画像データに対して、適切なキーワードを付与
することができる。
【0042】II.キーワード付与装置51 (1)構成 図6に、他の実施例であるキーワード付与装置51を示
す。キーワード付与装置51は、連結成分抽出手段5
3、形状特徴抽出手段55、キーワード決定手段57を
備えている。
【0043】連結成分抽出手段53は、画像情報が与え
られると、それに基づいて以下のようにして、連結成分
を抽出する。前記画像情報が、二値データである場合
は、当該二値データに基づいて連結成分を抽出する。ま
た、前記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチ
ャ構造を有する場合は、テクスチャ解析を行ない同じテ
クスチャ構造を有する領域内を連結成分として抽出す
る。また、前記画像情報が、二値データ以外で、かつテ
クスチャ構造を有しない場合には、類似した濃度の領域
ごとに領域分割をして、各領域間の輪郭を抽出した後、
当該輪郭内を連結成分として抽出する。
【0044】なお、本明細書において、「テクスチャ構
造を有する」とは、「画像中の構成要素が表わす形状、
分布密度、方向等の面としての性質が均質な領域をもつ
画像としての特徴を有すること」をいう。
【0045】形状特徴抽出手段55は、連結成分抽出手
段53が抽出した連結成分に基づき、形状特徴を抽出す
る。キーワード決定手段57は、形状特徴抽出手段55
が抽出した形状特徴を、抽出した画像情報に関連づけて
当該画像情報のキーワードとして記憶する。
【0046】なお、キーワード付与装置51の各機能を
CPUを用いて実現したハードウェア構成については、
キーワード付与装置21とほぼ同様であるので説明は省
略する。
【0047】(2)動作 つぎに、図7を用いて、キーワード付与装置51の処理
について説明する。まず、操作者は与えられた画像デー
タが、二値データか否か、およびテクスチャ構造を有す
るか否かをキーボード38から入力する。ステップST
21において、与えられた画像データが二値データでな
ければ、ステップST22に進む。ステップST22で
は、テクスチャ構造を有すると入力された場合は、ステ
ップST23に進み、テクスチャ解析を行なう。
【0048】テクスチャ解析については、一般に行なわ
れる(1)〜(4)等の方法により行なえばよい。
(1)構成要素の特徴の抽出による解析、(2)パワー
スペクトルを用いた解析、(3)確率密度関数による解
析、(4)線形予測法を用いた解析である。以下に示す
画像情報については(1)構成要素の特徴の抽出による
解析を行なった。
【0049】つぎに、同じテクスチャ構造を有する領域
を1つの連結成分として抽出する(ステップST2
4)。例えば、図8Aに示す画像データであれば、図8
Cに示すように領域α1と領域β1の2つの部分が各々
連結成分となる。また、図8Bに示す画像データであれ
ば、図8Dに示すように領域γ1と領域δ1の2つの部
分が各々連結成分となる。
【0050】このように、連結成分を抽出して画像デー
タを領域ごとに分割することを領域分割という。
【0051】つぎに、形状特徴を抽出する(ステップS
T25)。本明細書において、形状特徴とは、幾何学的
特徴量、位相幾何学的特徴量等の当該図形の有する形状
特徴全てをいう。本実施例においては、幾何学的特徴量
または位相幾何学的特徴量として、画像データ全体から
見た各領域の面積、重心位置、周囲長、主軸角、穴の数
を採用した。たとえば、図8C、Dの場合については、
周囲長、面積、重心位置を記憶する。
【0052】つぎに、抽出した形状特徴をキーワードと
して、当該画像データとともに記憶する(ステップST
26)。
【0053】このように、テクスチャ構造を有する画像
については、領域としての性質が均質的な領域に基づ
き、形状特徴を抽出することにより、当該領域の形状特
徴をキーワードとして記憶することができる。これによ
り、客観的なキーワードを画像データに付与して登録す
ることができる。
【0054】一方、ステップST22において、テクス
チャ構造を有しないと入力された場合は、ステップST
27に進み、輪郭抽出を行なう。輪郭抽出については、
キーワード付与装置1と同様に、当該画像の濃度勾配を
検出し、その変化が急なところを輪郭として検出すれば
よい。このように輪郭を抽出して、これにより領域分割
を行なうようにすればよい(ステップST24)。
【0055】このように、入力画像データが二値画像で
ない場合であっても、形状特徴をキーワードとして、当
該画像データに付与することができる。
【0056】また、ステップST21において、与えら
れた画像データが二値データであれば、ステップST2
4に進み、領域分割を行なう。このように二値データの
場合は、なんらの領域分割を行なうことなく、当該画像
データにキーワードを付与することができる。
【0057】このように、二値画像でなくとも、さらに
はテクスチャ構造を有していても、一旦領域分割を行な
った後、連結成分を抽出することにより、当該画像デー
タの形状特徴を、当該画像データのキーワードとして付
与することができる。すなわち、画像の種類がどのよう
なものであっても、当該画像データの形状特徴を、当該
画像データのキーワードとして登録することができる。
【0058】III.他の応用例 なお、本実施例においては、領域としての形状特徴だけ
でなく、当該形状特徴と関連づけて、当該領域としての
性質を記憶するようにしている。したがって、領域分割
した後の形状特徴が同じような場合であっても、両者を
明確に区別することができる。
【0059】たとえば、図9A,Bに示すようなテクス
チャ構造を有する画像データであれば、領域分割すると
その形状特徴は同じになる。しかし、領域α2,β2の
性質(この場合は、テクスチャ構造の構成要素の特徴)
を領域の性質として記憶することにより、領域分割しそ
の形状特徴は同じになる画像データでも区別することが
できる。
【0060】なお、本実施例においては、テクスチャ構
造を有する領域で領域分割した後、形状特徴を抽出し
た。しかしこれに限られることなく、画像の性質が類似
している領域を有する為、領域分割できるものであれば
どのような画像情報を領域分割して形状特徴を抽出して
もよく、例えば、濃淡画像、距離画像、色彩画像等にお
いても、画像の性質が類似している領域で領域分割する
ようにしてもよい。
【0061】また、キーワード付与装置1については、
メンバシップ関数を用いて、適合度を演算するとして説
明したが、これに限られることなく、所定の多項式を用
いて適合度を演算する様にしてもよい。
【0062】上記各実施例では、図1および図6に示す
機能を実現する為に、CPU23を用い、ソフトウェア
によってこれを実現している。しかし、その一部もしく
は全てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現
してもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1のキーワード付与方法または、
請求項2のキーワード付与装置においては、画像情報か
ら抽出された特徴量について、前記適合度演算情報を用
いて、各キーワードに関する適合度を演算する。演算し
た各キーワードに関する適合度が、当該キーワードごと
に設けられたしきい値を越える場合は、当該特徴量を抽
出した画像情報に関連づけて当該キーワードを記憶す
る。したがって、客観的なキーワードを当該画像情報に
付与することができる。これにより、登録する画像情報
に対して、適切な検索キーワードを付与することのでき
るキーワード付与装置を提供することができる。
【0064】請求項3のキーワード付与方法または、請
求項4のキーワード付与装置においては、前記画像情報
が、二値データである場合は、当該二値データに基づい
て連結成分を抽出する。また、前記画像情報が、二値デ
ータ以外で、かつテクスチャ構造を有する場合は、テク
スチャ解析を行ない同じテクスチャ構造を有する領域内
を連結成分として抽出する。したがって、画像情報がテ
クスチャ構造であっても、同じテクスチャ構造を有する
領域を連結成分として抽出することができる。また、前
記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチャ構造
を有しない場合には、輪郭を抽出した後、当該輪郭内を
連結成分として抽出する。したがって、画像情報が二値
データでなくとも、連結成分を抽出することができる。
【0065】すなわち、画像情報の種類にかかわらず、
形状特徴を抽出することができる。これにより、登録す
る画像情報の種類にかかわらず、適切な検索キーワード
を付与することのできるキーワード付与装置を提供する
ことができる。
【0066】請求項5のキーワード付与方法において
は、前記連結成分の抽出にあっては、前記画像情報が、
テクスチャ構造を有する場合は、テクスチャ解析を行な
い、同じテクスチャ構造を有する領域内を連結成分とし
て抽出する。したがって、テクスチャ構造を有する画像
情報の連結成分を抽出することができる。これにより、
テクスチャ構造を有する画像情報であっても、適切な検
索キーワードを付与することのできるキーワード付与装
置を提供することができる。
【0067】請求項6のキーワード付与方法において
は、入力された画像情報を画像の性質が類似している領
域ごとに領域分割し、分割された領域ごとに形状特徴を
抽出する。これにより、登録する画像情報の種類にかか
わらず、適切な検索キーワードを付与することのできる
キーワード付与装置を提供することができる。
【0068】請求項7のキーワード付与方法において
は、当該形状特徴と関連づけて、当該領域としての性質
を記憶する。したがって、領域としての形状特徴だけで
なく、その性質をもキーワードとして用いることができ
る。これにより、領域分割後の形状特徴が同じような画
像情報であっても、適切な検索キーワードを付与するこ
とのできるキーワード付与装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キーワード付与装置1の機能ブロック図であ
る。
【図2】キーワード付与装置1をCPUで実現したハー
ドウェアー構成を示す図である。
【図3】キーワード付与装置1の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】「面長である」というキーワードについてキー
ワードとして記憶するか否かの判断のフローチャートで
ある。
【図5】「面長である」というキーワードの適合度を推
論するに用いるメンバシップ関数の一例を示す図であ
る。
【図6】キーワード付与装置51の機能ブロック図であ
る。
【図7】キーワード付与装置51の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】テクスチャ構造を有する画像データと当該画像
データを領域分割した状態を示す図である。
【図9】領域分割すると同じような形状特徴を有する画
像データを示す図である。
【符号の説明】
3・・・キーワード記憶手段 5・・・適合度演算情報記憶手段 7・・・適合度演算手段 8・・・しきい値記憶手段 9・・・キーワード決定手段 53・・連結成分抽出手段 55・・形状特徴抽出手段 57・・キーワード決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 学 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のキーワードを記憶し、 与えられた特徴量に基づいて前記各キーワードに関する
    適合度を演算するための適合度演算情報を、キーワード
    ごとに記憶し、 画像情報から抽出された特徴量について、前記適合度演
    算情報を用いて、各キーワードに関する適合度を演算
    し、 演算した各キーワードに関する適合度が、当該キーワー
    ドごとに設けられたしきい値を越える場合は、当該特徴
    量を抽出した画像情報に関連づけて当該キーワードを記
    憶すること、 を特徴とするキーワード付与方法。
  2. 【請求項2】複数のキーワードを記憶するキーワード記
    憶手段、 与えられた特徴量に基づいて前記各キーワードに関する
    適合度を演算するための適合度演算情報を、キーワード
    ごとに記憶する適合度演算情報記憶手段、 予め定めた値をしきい値としてキーワードごとに記憶す
    るしきい値記憶手段、 画像情報から抽出された特徴量について、前記適合度演
    算情報を用いて、各キーワードに関する適合度を演算す
    る適合度演算手段、 適合度演算手段で演算した各キーワードに関する適合度
    が、当該キーワードに対応する前記しきい値を越える場
    合は、当該特徴量を抽出した画像情報に関連づけて当該
    キーワードを記憶するキーワード決定手段、 を特徴とするキーワード付与装置。
  3. 【請求項3】画像情報に基づいて連結成分を抽出し、 抽出した連結成分に基づき、形状特徴を抽出し、 抽出した形状特徴を、抽出した画像情報に関連づけて当
    該画像情報のキーワードとして記憶するキーワード付与
    方法であって、 前記連結成分の抽出にあっては、 前記画像情報が、二値データである場合は、当該二値デ
    ータに基づいて連結成分を抽出し、 前記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチャ構
    造を有する場合は、テクスチャ解析を行ない同じテクス
    チャ構造を有する領域内を連結成分として抽出し、 前記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチャ構
    造を有しない場合には、輪郭を抽出した後、当該輪郭内
    を連結成分として抽出すること、 を特徴とするキーワード付与方法。
  4. 【請求項4】画像情報に基づいて連結成分を抽出する連
    結成分抽出手段、 連結成分抽出手段が抽出した連結成分に基づき、形状特
    徴を抽出する形状特徴抽出手段、 形状特徴抽出手段が抽出した形状特徴を、抽出した画像
    情報に関連づけて当該画像情報のキーワードとして記憶
    するキーワード決定手段、を備えたキーワード付与装置
    であって、 前記連結成分抽出手段は、 前記画像情報が、二値データである場合は、当該二値デ
    ータに基づいて連結成分を抽出し、 前記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチャ構
    造を有する場合は、テクスチャ解析を行ない同じテクス
    チャ構造を有する領域内を連結成分として抽出し、 前記画像情報が、二値データ以外で、かつテクスチャ構
    造を有しない場合には、輪郭を抽出した後、当該輪郭内
    を連結成分として抽出すること、 を特徴とするキーワード付与装置。
  5. 【請求項5】画像情報に基づいて連結成分を抽出し、 抽出した連結成分に基づき、形状特徴を抽出し、 抽出した形状特徴を前記画像情報のキーワードとして記
    憶するキーワード付与方法であって、 前記連結成分の抽出にあっては、 前記画像情報が、テクスチャ構造を有する場合は、テク
    スチャ解析を行ない、同じテクスチャ構造を有する領域
    内を連結成分として抽出すること、 を特徴とするキーワード付与方法。
  6. 【請求項6】入力された画像情報を画像の性質が類似し
    ている領域ごとに領域分割し、 分割された領域ごとに形状特徴を抽出し、 抽出した形状特徴を前記画像情報のキーワードとして付
    与すること、 を特徴とするキーワード付与方法。
  7. 【請求項7】請求項3、請求項5または請求項6のキー
    ワード付与方法において、 当該形状特徴と関連づけて、当該領域としての性質を記
    憶すること、 を特徴とするキーワード付与方法。
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