JPH0981591A - 画像データベースの検索キー登録方法 - Google Patents
画像データベースの検索キー登録方法Info
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- JPH0981591A JPH0981591A JP7262299A JP26229995A JPH0981591A JP H0981591 A JPH0981591 A JP H0981591A JP 7262299 A JP7262299 A JP 7262299A JP 26229995 A JP26229995 A JP 26229995A JP H0981591 A JPH0981591 A JP H0981591A
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Image Analysis (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の形状や色分布などのような所望の画像
の特徴から画像ファイルを検索できるようにするため
に、その検索キーを画像データファイルに登録する。 【解決手段】 まず、検索キーとして使用するテンプレ
ート画像を指定する。そして、テンプレート画像と画像
データベース内の画像ファイルとの一致度を示すマッチ
ング関数を算出することによって、テンプレート画像に
マッチングするマッチング画像ファイルを画像データベ
ースから選択する。また、テンプレート画像がマッチン
グ画像ファイルの検索キーとなることを示す検索キー情
報を画像データベースに登録する。テンプレート画像の
代わりに、色分布などを示すテンプレートデータを検索
キーとして使用することも可能である。
の特徴から画像ファイルを検索できるようにするため
に、その検索キーを画像データファイルに登録する。 【解決手段】 まず、検索キーとして使用するテンプレ
ート画像を指定する。そして、テンプレート画像と画像
データベース内の画像ファイルとの一致度を示すマッチ
ング関数を算出することによって、テンプレート画像に
マッチングするマッチング画像ファイルを画像データベ
ースから選択する。また、テンプレート画像がマッチン
グ画像ファイルの検索キーとなることを示す検索キー情
報を画像データベースに登録する。テンプレート画像の
代わりに、色分布などを示すテンプレートデータを検索
キーとして使用することも可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の画像ファ
イルを含む画像データベースに検索キーを登録する方法
に関する。
イルを含む画像データベースに検索キーを登録する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、画像データベースから画像ファ
イルを検索する場合には、各画像ファイルに関して予め
登録されたキーワードによって検索を実行する方法が普
通であった。キーワードとしては、例えばファイル名
や、画像の内容を表わすタイトル等が使用されていた。
イルを検索する場合には、各画像ファイルに関して予め
登録されたキーワードによって検索を実行する方法が普
通であった。キーワードとしては、例えばファイル名
や、画像の内容を表わすタイトル等が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、画像
の形状や色分布などのような所望の画像の特徴から画像
ファイルを検索することが困難であった。
の形状や色分布などのような所望の画像の特徴から画像
ファイルを検索することが困難であった。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、画像の形状や色
分布などのような所望の画像の特徴から画像ファイルを
検索できるようにするために、その検索キーを画像デー
タファイルに登録する方法を提供することを目的とす
る。
を解決するためになされたものであり、画像の形状や色
分布などのような所望の画像の特徴から画像ファイルを
検索できるようにするために、その検索キーを画像デー
タファイルに登録する方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題を解決するため、請求項1に記載された発明
は、複数の画像ファイルを含む画像データベースに検索
キーを登録する方法であって、(a)検索キーとして使
用するテンプレート画像を指定する工程と、(b)前記
テンプレート画像と前記画像データベース内の画像ファ
イルとの一致度を示すマッチング関数を算出することに
よって、前記テンプレート画像にマッチングするマッチ
ング画像ファイルを前記画像データベースから選択する
工程と、(c)前記テンプレート画像が前記マッチング
画像ファイルの検索キーとなることを示す検索キー情報
を前記画像データベースに登録する工程と、を備えるこ
とを特徴とする。
述の課題を解決するため、請求項1に記載された発明
は、複数の画像ファイルを含む画像データベースに検索
キーを登録する方法であって、(a)検索キーとして使
用するテンプレート画像を指定する工程と、(b)前記
テンプレート画像と前記画像データベース内の画像ファ
イルとの一致度を示すマッチング関数を算出することに
よって、前記テンプレート画像にマッチングするマッチ
ング画像ファイルを前記画像データベースから選択する
工程と、(c)前記テンプレート画像が前記マッチング
画像ファイルの検索キーとなることを示す検索キー情報
を前記画像データベースに登録する工程と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0006】テンプレート画像と画像ファイルの一致度
を示すマッチング関数に応じてマッチングする画像ファ
イルを選択するので、テンプレート画像に近似する画像
部分を有する画像ファイルをマッチング画像ファイルと
して検索することができる。そして、そのマッチング画
像ファイルに対してテンプレート画像が検索キーとなる
ことを画像データベースに登録することができる。従っ
て、テンプレート画像として特定の形状や色分布などの
所望の特徴を有する画像をテンプレート画像とすれば、
これらの特徴から画像データファイル中の画像ファイル
を検索することが可能になる。
を示すマッチング関数に応じてマッチングする画像ファ
イルを選択するので、テンプレート画像に近似する画像
部分を有する画像ファイルをマッチング画像ファイルと
して検索することができる。そして、そのマッチング画
像ファイルに対してテンプレート画像が検索キーとなる
ことを画像データベースに登録することができる。従っ
て、テンプレート画像として特定の形状や色分布などの
所望の特徴を有する画像をテンプレート画像とすれば、
これらの特徴から画像データファイル中の画像ファイル
を検索することが可能になる。
【0007】前記工程(a)は、前記テンプレート画像
内において検索対象から除外すべきマスク領域を指定す
る工程を含み、前記工程(b)は、前記テンプレート画
像から前記マスク領域を除外した部分にマッチングする
画像ファイルを前記画像データベースから選択する工程
を含むことが好ましい。
内において検索対象から除外すべきマスク領域を指定す
る工程を含み、前記工程(b)は、前記テンプレート画
像から前記マスク領域を除外した部分にマッチングする
画像ファイルを前記画像データベースから選択する工程
を含むことが好ましい。
【0008】テンプレート画像内に検索対象から外した
い部分をマスク領域として指定すれば、検索したい画像
部分についてのみマッチング処理を行なうことができ
る。
い部分をマスク領域として指定すれば、検索したい画像
部分についてのみマッチング処理を行なうことができ
る。
【0009】また、前記工程(a)は、原稿画像の一部
の領域をテンプレート画像として指定する工程を含むこ
とが好ましい。
の領域をテンプレート画像として指定する工程を含むこ
とが好ましい。
【0010】こうすれば、テンプレート画像を容易に指
定することができる。
定することができる。
【0011】前記工程(a)は、ポインティングデバイ
スを用いてテンプレート画像の形状を指定する工程と、
前記形状に所望の色を指定する工程と、前記指定された
色で着色された形状の画像を前記テンプレート画像とし
て設定する工程と、を含むことが好ましい。
スを用いてテンプレート画像の形状を指定する工程と、
前記形状に所望の色を指定する工程と、前記指定された
色で着色された形状の画像を前記テンプレート画像とし
て設定する工程と、を含むことが好ましい。
【0012】こうすれば、原稿画像が無い場合にも、任
意の形状とその色を指定することによって、容易にテン
プレート画像を設定することができる。
意の形状とその色を指定することによって、容易にテン
プレート画像を設定することができる。
【0013】前記テンプレート画像は間引き画像であ
り、前記工程(b)は、前記テンプレート画像と、前記
複数の画像ファイルのそれぞれに対する間引き画像との
マッチングを行なう工程を含むことが好ましい。
り、前記工程(b)は、前記テンプレート画像と、前記
複数の画像ファイルのそれぞれに対する間引き画像との
マッチングを行なう工程を含むことが好ましい。
【0014】こうすれば、処理対象となる画像データの
データ量を低減できるので、マッチング処理をより高速
に行なうことができる。
データ量を低減できるので、マッチング処理をより高速
に行なうことができる。
【0015】前記工程(a)は、検索対象とする複数の
テンプレート画像を指定する工程を含み、前記工程
(b)は、前記複数のテンプレート画像とマッチングす
る画像ファイルを選択する工程を含むことが好ましい。
テンプレート画像を指定する工程を含み、前記工程
(b)は、前記複数のテンプレート画像とマッチングす
る画像ファイルを選択する工程を含むことが好ましい。
【0016】こうすれば、検索の対象としたい複数のテ
ンプレート画像の画像部分を含む画像ファイルをうまく
検索することができる。
ンプレート画像の画像部分を含む画像ファイルをうまく
検索することができる。
【0017】第2の発明は、複数の画像ファイルを含む
画像データベースに検索キーを登録する方法であって、
(a)検索キーとして使用する色分布をテンプレートデ
ータとして指定する工程と、(b)前記テンプレートデ
ータと前記画像データベース内の画像ファイルの色分布
との一致度を示すマッチング関数を算出することによっ
て、前記テンプレートデータにマッチングするマッチン
グ画像ファイルを前記画像データベースから選択する工
程と、(c)前記テンプレートデータが前記マッチング
画像ファイルの検索キーとなることを示す検索キー情報
を前記画像データベースに登録する工程と、を備えるこ
とを特徴とする。
画像データベースに検索キーを登録する方法であって、
(a)検索キーとして使用する色分布をテンプレートデ
ータとして指定する工程と、(b)前記テンプレートデ
ータと前記画像データベース内の画像ファイルの色分布
との一致度を示すマッチング関数を算出することによっ
て、前記テンプレートデータにマッチングするマッチン
グ画像ファイルを前記画像データベースから選択する工
程と、(c)前記テンプレートデータが前記マッチング
画像ファイルの検索キーとなることを示す検索キー情報
を前記画像データベースに登録する工程と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0018】テンプレートデータと画像ファイルの色分
布との一致度を示すマッチング関数に応じてマッチング
する画像ファイルを選択するので、テンプレートデータ
に近似する色分布を有する画像ファイルをマッチング画
像ファイルとして検索することができる。そして、その
マッチング画像ファイルに対してテンプレートデータが
検索キーとなることを画像データベースに登録すること
ができる。従って、テンプレートデータとして指定され
た色分布の特徴から画像データベース中の画像ファイル
を検索することが可能になる。
布との一致度を示すマッチング関数に応じてマッチング
する画像ファイルを選択するので、テンプレートデータ
に近似する色分布を有する画像ファイルをマッチング画
像ファイルとして検索することができる。そして、その
マッチング画像ファイルに対してテンプレートデータが
検索キーとなることを画像データベースに登録すること
ができる。従って、テンプレートデータとして指定され
た色分布の特徴から画像データベース中の画像ファイル
を検索することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例を適
用する画像検索システムの構成を示すブロック図であ
る。この画像検索システムは、CPU20と、マッチン
グ、色変換、縮小(間引き)等の演算を行う演算器22
と、ハードディスク装置32と、光磁気ディスク装置
(MO)34と、CD−ROM装置36と、ビデオプレ
ーヤ38と、画像メモリ40と、CRT等の表示部42
と、マウスやキーボードなどの入力操作部44と、外部
インタフェイス46とを備えている。これらの各要素
は、バス50を介して相互に接続されている。画像デー
タベース30は、ハードディスク装置32や光磁気ディ
スク装置34やCD−ROM装置36等の外部記憶装置
に格納されている。なお、ビデオプレーヤ38からは、
画像を静止画として取り込むことができる。また、画像
検索システムは、外部インタフェイス46を通じて、外
部のデータベースにも接続できる。
用する画像検索システムの構成を示すブロック図であ
る。この画像検索システムは、CPU20と、マッチン
グ、色変換、縮小(間引き)等の演算を行う演算器22
と、ハードディスク装置32と、光磁気ディスク装置
(MO)34と、CD−ROM装置36と、ビデオプレ
ーヤ38と、画像メモリ40と、CRT等の表示部42
と、マウスやキーボードなどの入力操作部44と、外部
インタフェイス46とを備えている。これらの各要素
は、バス50を介して相互に接続されている。画像デー
タベース30は、ハードディスク装置32や光磁気ディ
スク装置34やCD−ROM装置36等の外部記憶装置
に格納されている。なお、ビデオプレーヤ38からは、
画像を静止画として取り込むことができる。また、画像
検索システムは、外部インタフェイス46を通じて、外
部のデータベースにも接続できる。
【0020】図2は、実施例の手順を示すフローチャー
トである。ステップS1では、画像データベース30中
の1つの画像ファイルを処理対象画像データとして選択
する。
トである。ステップS1では、画像データベース30中
の1つの画像ファイルを処理対象画像データとして選択
する。
【0021】ステップS2では、検索キーとなる画像の
特徴を示す複数のテンプレートデータ(「参照データ」
とも呼ぶ)を設定する。テンプレートデータとしては、
自然画像データ、イラスト画像データ(形状のみ、ある
いは形状と色分布を有する画像データ)、色分布のみを
表わすデータ等を使用することができる。
特徴を示す複数のテンプレートデータ(「参照データ」
とも呼ぶ)を設定する。テンプレートデータとしては、
自然画像データ、イラスト画像データ(形状のみ、ある
いは形状と色分布を有する画像データ)、色分布のみを
表わすデータ等を使用することができる。
【0022】図3は、テンプレート画像を設定する処理
を示す説明図である。まず、図3(A)に示すように、
参照画像を表示部42に表示する。この参照画像として
は、写真原稿やイラスト等の任意の原稿画像を使用する
ことができる。次に、図3(B)に破線で示すように、
オペレータがマウスやトラックボールなどのポインティ
ングデバイスを用いて所望の画像部分をテンプレート画
像として指定する。図3(B)の例では、家を含む矩形
の第1の画像部分TP1と、樹木を含む矩形の第2の画
像部分TP2とをそれぞれテンプレート画像として指定
している。図3(C),(D)は、抽出された2つのテ
ンプレート画像TP1,TP2を示している。
を示す説明図である。まず、図3(A)に示すように、
参照画像を表示部42に表示する。この参照画像として
は、写真原稿やイラスト等の任意の原稿画像を使用する
ことができる。次に、図3(B)に破線で示すように、
オペレータがマウスやトラックボールなどのポインティ
ングデバイスを用いて所望の画像部分をテンプレート画
像として指定する。図3(B)の例では、家を含む矩形
の第1の画像部分TP1と、樹木を含む矩形の第2の画
像部分TP2とをそれぞれテンプレート画像として指定
している。図3(C),(D)は、抽出された2つのテ
ンプレート画像TP1,TP2を示している。
【0023】なお、オペレータがドロー系やペイント系
の作図プログラムを利用し、対話操作によって作成した
画像(イラスト等)をテンプレート画像とすることも可
能である。この場合には、オペレータがテンプレート画
像の形状(外形)と、その形状内の色を指定することに
よって、テンプレート画像を設定する。図4は、オペレ
ータがポインティングデバイスを用いてテンプレート画
像の形状(人間の形の概略)を入力し、その各閉図形の
内部を所望の色で着色することによって設定されたテン
プレート画像TP3を示している。こうすれば、原稿画
像が無い場合にも所望の特徴を有する画像部分(図4の
例では人間の画像)を検索キーのためのテンプレート画
像とすることが可能である。なお、オペレータが形状の
みを指定した場合には、その形状がテンプレート画像と
なる。また、画像の特定の色分布、例えば色分布ヒスト
グラムをテンプレートデータとして指定することも可能
である。ステップS2では、以上のような種々のテンプ
レートデータが設定される。
の作図プログラムを利用し、対話操作によって作成した
画像(イラスト等)をテンプレート画像とすることも可
能である。この場合には、オペレータがテンプレート画
像の形状(外形)と、その形状内の色を指定することに
よって、テンプレート画像を設定する。図4は、オペレ
ータがポインティングデバイスを用いてテンプレート画
像の形状(人間の形の概略)を入力し、その各閉図形の
内部を所望の色で着色することによって設定されたテン
プレート画像TP3を示している。こうすれば、原稿画
像が無い場合にも所望の特徴を有する画像部分(図4の
例では人間の画像)を検索キーのためのテンプレート画
像とすることが可能である。なお、オペレータが形状の
みを指定した場合には、その形状がテンプレート画像と
なる。また、画像の特定の色分布、例えば色分布ヒスト
グラムをテンプレートデータとして指定することも可能
である。ステップS2では、以上のような種々のテンプ
レートデータが設定される。
【0024】ステップS3では、オペレータが、ステッ
プS2で設定された複数のテンプレートデータの中の1
つを検索キーとして選択する。検索キーが形状を含むテ
ンプレート画像(自然画像、イラスト画像等)である場
合には、演算器22が、ステップS4において処理対象
画像とテンプレート画像とのマッチングを実行する。一
方、検索キーが色分布のみを表わすデータである場合に
は、ステップS5において、処理対象画像の色分布とテ
ンプレートデータの色分布とのマッチングを実行する。
プS2で設定された複数のテンプレートデータの中の1
つを検索キーとして選択する。検索キーが形状を含むテ
ンプレート画像(自然画像、イラスト画像等)である場
合には、演算器22が、ステップS4において処理対象
画像とテンプレート画像とのマッチングを実行する。一
方、検索キーが色分布のみを表わすデータである場合に
は、ステップS5において、処理対象画像の色分布とテ
ンプレートデータの色分布とのマッチングを実行する。
【0025】ステップS4における形状マッチング(画
像マッチング)の手法としては次のような選択肢があ
る。
像マッチング)の手法としては次のような選択肢があ
る。
【0026】[画像マッチング手法1]:テンプレート
画像のカラー画像データ(RGBデータ、YMCKデー
タなど)を階調を有するモノクロームデータ(以下、
「階調モノクロームデータ」と呼ぶ)に変換し、この階
調モノクロームデータを用いてマッチングを行なう。
画像のカラー画像データ(RGBデータ、YMCKデー
タなど)を階調を有するモノクロームデータ(以下、
「階調モノクロームデータ」と呼ぶ)に変換し、この階
調モノクロームデータを用いてマッチングを行なう。
【0027】[形状マッチング手法2]:テンプレート
画像のカラー画像データの色成分すべてを用いてマッチ
ングを行なう。
画像のカラー画像データの色成分すべてを用いてマッチ
ングを行なう。
【0028】[画像マッチング手法3]:色成分を1つ
以上指定し、指定された色成分に関してマッチングを行
なう。
以上指定し、指定された色成分に関してマッチングを行
なう。
【0029】[画像マッチング手法4]:テンプレート
画像のカラー画像データを他の表色系のデータ(YCr
Cb系など)に変換し、変換後のデータを用いてマッチ
ングを行なう。
画像のカラー画像データを他の表色系のデータ(YCr
Cb系など)に変換し、変換後のデータを用いてマッチ
ングを行なう。
【0030】[画像マッチング手法5]:テンプレート
画像のカラー画像データを2値データに変換し、その2
値データを用いてマッチングを行なう。
画像のカラー画像データを2値データに変換し、その2
値データを用いてマッチングを行なう。
【0031】画像マッチング手法1を選択した場合、す
なわち、階調モノクロームデータを用いてマッチングを
行なう場合には、例えば、次の数式1〜数式4に従っ
て、テンプレート画像と各画像ファイルとの一致度を示
す相関関数f(x,y)(以下、「マッチング関数」と
呼ぶ)を算出する。
なわち、階調モノクロームデータを用いてマッチングを
行なう場合には、例えば、次の数式1〜数式4に従っ
て、テンプレート画像と各画像ファイルとの一致度を示
す相関関数f(x,y)(以下、「マッチング関数」と
呼ぶ)を算出する。
【0032】
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【0033】ここで、(x,y)は、テンプレート画像
内の座標、t(x,y)はテンプレート画像の画像デー
タ、g(x,y)はマッチングの対象となる画像ファイ
ルの画像データ(以下、「対象画像データ」と呼ぶ)、
Nはテンプレート画像内の画素数である。対象画像とテ
ンプレート画像がマッチングするか否かは、マッチング
関数f(x,y)が所定の閾値以上であるか否かによっ
て判断される。なお、閾値は適宜変更可能である。
内の座標、t(x,y)はテンプレート画像の画像デー
タ、g(x,y)はマッチングの対象となる画像ファイ
ルの画像データ(以下、「対象画像データ」と呼ぶ)、
Nはテンプレート画像内の画素数である。対象画像とテ
ンプレート画像がマッチングするか否かは、マッチング
関数f(x,y)が所定の閾値以上であるか否かによっ
て判断される。なお、閾値は適宜変更可能である。
【0034】なお、2値データを用いる画像マッチング
手法5に対しても、上記数式1〜4で与えられるマッチ
ング関数f(x,y)を使用することができる。
手法5に対しても、上記数式1〜4で与えられるマッチ
ング関数f(x,y)を使用することができる。
【0035】画像マッチング手法2を選択した場合に
は、カラー画像データに関するマッチング関数を用い
る。この実施例では、対象画像データg(x,y)とテ
ンプレート画像データt(x,y)が、1例として、次
の数式5および6に示すように、それぞれRGB成分で
構成されている場合を考える。
は、カラー画像データに関するマッチング関数を用い
る。この実施例では、対象画像データg(x,y)とテ
ンプレート画像データt(x,y)が、1例として、次
の数式5および6に示すように、それぞれRGB成分で
構成されている場合を考える。
【0036】
【数5】
【数6】
【0037】この時、上記数式2〜4をカラー画像デー
タに拡張すると、次の数式7〜9が得られる。
タに拡張すると、次の数式7〜9が得られる。
【0038】
【数7】
【数8】
【数9】
【0039】画像マッチング手法3において、複数の色
成分の中のいくつかを指定した場合(例えばRGB成分
の中でR成分のみを指定した場合)には、数式7〜9に
おいて、指定されなかった色成分を0とおけばよい。
成分の中のいくつかを指定した場合(例えばRGB成分
の中でR成分のみを指定した場合)には、数式7〜9に
おいて、指定されなかった色成分を0とおけばよい。
【0040】図5は、画像のマッチング処理の方法を示
す説明図である。図5に示すように、通常は、マッチン
グ処理の対象画像の方がテンプレート画像よりも大き
い。従って、対象画像の領域内でテンプレート画像TP
1を順次移動させてゆき、テンプレート画像TP1の各
位置(X,Y)について上記の数式1〜4(または数式
1,7〜8)に従ってマッチング関数f(x,y)を算
出する。そして、マッチング関数f(x,y)の最大値
を求める。
す説明図である。図5に示すように、通常は、マッチン
グ処理の対象画像の方がテンプレート画像よりも大き
い。従って、対象画像の領域内でテンプレート画像TP
1を順次移動させてゆき、テンプレート画像TP1の各
位置(X,Y)について上記の数式1〜4(または数式
1,7〜8)に従ってマッチング関数f(x,y)を算
出する。そして、マッチング関数f(x,y)の最大値
を求める。
【0041】ステップS5における色分布マッチングに
は、上述の画像マッチングの手法と異なる手法が用いら
れる。図6(A)は、テンプレートデータとして指定さ
れた色分布ヒストグラムの一例を示すグラフであり、横
軸は階調z(画像データのレベル)、縦軸は度数Htで
ある。この場合には、例えば次の数式10に示すマッチ
ング関数f(Hg,Ht)を使用して、テンプレートデ
ータHt(z)と対象画像の色分布ヒストグラムHg
(z)との一致度を調べることができる。
は、上述の画像マッチングの手法と異なる手法が用いら
れる。図6(A)は、テンプレートデータとして指定さ
れた色分布ヒストグラムの一例を示すグラフであり、横
軸は階調z(画像データのレベル)、縦軸は度数Htで
ある。この場合には、例えば次の数式10に示すマッチ
ング関数f(Hg,Ht)を使用して、テンプレートデ
ータHt(z)と対象画像の色分布ヒストグラムHg
(z)との一致度を調べることができる。
【0042】
【数10】
【0043】この際、テンプレートデータHt(z)の
度数の総計と、対象画像の色分布ヒストグラムHg
(z)の度数の総計とを同じ値に正規化(例えば、度数
を百分率で表す)しておけば、対象画像のサイズに係わ
らずにマッチング関数f(Hg,Ht)を求めることが
できる。
度数の総計と、対象画像の色分布ヒストグラムHg
(z)の度数の総計とを同じ値に正規化(例えば、度数
を百分率で表す)しておけば、対象画像のサイズに係わ
らずにマッチング関数f(Hg,Ht)を求めることが
できる。
【0044】マッチング関数f(Hg,Ht)として
は、数式10の代わりに、次の数式11あるいは数式1
2〜15で規定される関数を使用することも可能であ
る。
は、数式10の代わりに、次の数式11あるいは数式1
2〜15で規定される関数を使用することも可能であ
る。
【0045】
【数11】
【0046】
【数12】
【数13】
【数14】
【数15】
【0047】ここで、Mは階調の総数であり、例えば階
調の範囲が0〜255の場合にはM=256である。
調の範囲が0〜255の場合にはM=256である。
【0048】なお、カラー画像データに対してテンプレ
ートデータHt(z)を指定する場合には、オペレータ
が各色成分毎に図6(A)のような色分布ヒストグラム
を指定する。この時、一部の色成分だけをテンプレート
データHt(z)として使用するようにしてもよい。階
調モノクロームデータに対しても、同様の濃度分布ヒス
トグラムをテンプレートデータとして使用することが可
能である。
ートデータHt(z)を指定する場合には、オペレータ
が各色成分毎に図6(A)のような色分布ヒストグラム
を指定する。この時、一部の色成分だけをテンプレート
データHt(z)として使用するようにしてもよい。階
調モノクロームデータに対しても、同様の濃度分布ヒス
トグラムをテンプレートデータとして使用することが可
能である。
【0049】以上のように、色分布ヒストグラムをテン
プレートデータとして使用すれば、特徴的な色分布と各
画像ファイルとの一致度を調べることが可能である。
プレートデータとして使用すれば、特徴的な色分布と各
画像ファイルとの一致度を調べることが可能である。
【0050】なお、図6(B)に示すように、階調の範
囲をマスク範囲として指定し、このマスク範囲において
はマッチング関数の演算を実行しないようにすることも
可能である。こうすれば、色分布ヒストグラムの特徴的
な階調部分(マスク範囲以外の部分)と類似する分布を
有するような画像ファイルをうまく検索するための検索
キーを登録することができる。
囲をマスク範囲として指定し、このマスク範囲において
はマッチング関数の演算を実行しないようにすることも
可能である。こうすれば、色分布ヒストグラムの特徴的
な階調部分(マスク範囲以外の部分)と類似する分布を
有するような画像ファイルをうまく検索するための検索
キーを登録することができる。
【0051】ステップS4またはステップS5におい
て、対象画像に対する検索キーのマッチング関数の値
(以下、「マッチング相関値」と呼ぶ)が算出される
と、ステップS6において、検索キー情報が画像データ
ベース30に登録される。
て、対象画像に対する検索キーのマッチング関数の値
(以下、「マッチング相関値」と呼ぶ)が算出される
と、ステップS6において、検索キー情報が画像データ
ベース30に登録される。
【0052】図7は、検索キー情報の構成を示す説明図
である。検索キー情報は、図7(A)に示すインデック
ステーブルを含んでいる。インデックステーブルは、m
個のテンプレートデータのそれぞれに対応する検索キー
参照データREF1〜REFmを含んでいる。図7
(B)は、1つの検索キー参照データの内容を示してい
る。検索キー参照データは、テンプレートデータポイン
タPTと、n個の画像ファイルに対するマッチングデー
タMT1〜MTnとを含んでいる。テンプレートデータ
ポインタPTは、画像データベース30内におけるテン
プレートデータの存在位置を示すポインタである。各画
像ファイルに対するマッチングデータMT1〜MTn
は、画像データポインタとマッチング相関値とを含んで
いる。画像データポインタは、画像データベース30内
における画像ファイルの存在位置を示すポインタであ
る。また、マッチング相関値は、その画像ファイルと、
テンプレートデータポインタPTで示されるテンプレー
トデータとのマッチング相関値である。なお、各検索キ
ー参照データに含まれるマッチングデータMT1〜MT
nの個数nは、テンプレートデータ毎に異なっていても
よい。例えば、マッチング相関値が所定の閾値以上の場
合にのみ、そのマッチングデータMTを検索キー参照デ
ータに登録するようにするのが現実的である。この場合
には、マッチングデータの個数nはテンプレートデータ
によって異なる数になる。
である。検索キー情報は、図7(A)に示すインデック
ステーブルを含んでいる。インデックステーブルは、m
個のテンプレートデータのそれぞれに対応する検索キー
参照データREF1〜REFmを含んでいる。図7
(B)は、1つの検索キー参照データの内容を示してい
る。検索キー参照データは、テンプレートデータポイン
タPTと、n個の画像ファイルに対するマッチングデー
タMT1〜MTnとを含んでいる。テンプレートデータ
ポインタPTは、画像データベース30内におけるテン
プレートデータの存在位置を示すポインタである。各画
像ファイルに対するマッチングデータMT1〜MTn
は、画像データポインタとマッチング相関値とを含んで
いる。画像データポインタは、画像データベース30内
における画像ファイルの存在位置を示すポインタであ
る。また、マッチング相関値は、その画像ファイルと、
テンプレートデータポインタPTで示されるテンプレー
トデータとのマッチング相関値である。なお、各検索キ
ー参照データに含まれるマッチングデータMT1〜MT
nの個数nは、テンプレートデータ毎に異なっていても
よい。例えば、マッチング相関値が所定の閾値以上の場
合にのみ、そのマッチングデータMTを検索キー参照デ
ータに登録するようにするのが現実的である。この場合
には、マッチングデータの個数nはテンプレートデータ
によって異なる数になる。
【0053】図2のステップS7では、オペレータが必
要に応じて検索キーを変更し、ステップS3〜S6の処
理を再度実行する。通常は、ステップS2で設定された
複数の検索キーを順次選択しながら、同じ処理対象画像
についてマッチング相関値をそれぞれ求めて、その検索
キー情報を登録する。
要に応じて検索キーを変更し、ステップS3〜S6の処
理を再度実行する。通常は、ステップS2で設定された
複数の検索キーを順次選択しながら、同じ処理対象画像
についてマッチング相関値をそれぞれ求めて、その検索
キー情報を登録する。
【0054】ステップS8では、処理対象とすべき画像
ファイルが残っているか否かを判断し、未処理の画像フ
ァイルがあれば、ステップS1〜S7の処理を繰返す。
なお、各処理対象画像に対して同じテンプレートデータ
を検索キーとして使用する場合には、2回目以降のルー
チンにおいてステップS2が省略される。
ファイルが残っているか否かを判断し、未処理の画像フ
ァイルがあれば、ステップS1〜S7の処理を繰返す。
なお、各処理対象画像に対して同じテンプレートデータ
を検索キーとして使用する場合には、2回目以降のルー
チンにおいてステップS2が省略される。
【0055】こうして、各画像ファイルについて検索キ
ーとのマッチング処理が行なわれ、各検索キーに関する
検索キー情報が画像データベース30に登録される。
ーとのマッチング処理が行なわれ、各検索キーに関する
検索キー情報が画像データベース30に登録される。
【0056】なお、画像データベースが各画像ファイル
の間引き画像を有している場合には、テンプレート画像
も同じ間引き率で間引くことによって間引きテンプレー
ト画像を作成できる。そして、ステップS4のマッチン
グ処理では、間引きテンプレート画像と、画像データベ
ース内の各間引き画像とのマッチング相関値を算出すれ
ばよい。こうすれば、マッチング処理の処理対象となる
画像データのデータ量が低減できるので、マッチング処
理をより高速に行なうことができるという利点がある。
の間引き画像を有している場合には、テンプレート画像
も同じ間引き率で間引くことによって間引きテンプレー
ト画像を作成できる。そして、ステップS4のマッチン
グ処理では、間引きテンプレート画像と、画像データベ
ース内の各間引き画像とのマッチング相関値を算出すれ
ばよい。こうすれば、マッチング処理の処理対象となる
画像データのデータ量が低減できるので、マッチング処
理をより高速に行なうことができるという利点がある。
【0057】検索キーとしてテンプレート画像を指定す
る方法としては、上記以外にも種々の方法が考えられ
る。例えば、図8に示すように、検索したい家の画像部
分の中で特徴的な複数の画像部分TPa〜TPfを1つ
の検索キーとして指定することも可能である。この場合
には、指定した複数のテンプレート画像TPa〜TPf
のそれぞれのマッチング関数の値に基づいて、その検索
キーのマッチング相関値を算出する。例えば、各テンプ
レート画像TPa〜TPfについてのマッチング関数の
平均値や合計値を、複数のテンプレート画像TPa〜T
Pfを1つの検索キーとした時のマッチング相関値とし
て用いることができる。
る方法としては、上記以外にも種々の方法が考えられ
る。例えば、図8に示すように、検索したい家の画像部
分の中で特徴的な複数の画像部分TPa〜TPfを1つ
の検索キーとして指定することも可能である。この場合
には、指定した複数のテンプレート画像TPa〜TPf
のそれぞれのマッチング関数の値に基づいて、その検索
キーのマッチング相関値を算出する。例えば、各テンプ
レート画像TPa〜TPfについてのマッチング関数の
平均値や合計値を、複数のテンプレート画像TPa〜T
Pfを1つの検索キーとした時のマッチング相関値とし
て用いることができる。
【0058】このように、比較的小さな複数の画像部分
をテンプレート画像として設定すれば、テンプレート画
像のデータ量を低減できるので、マッチング処理をより
高速に行なうことができるという利点がある。また、マ
ッチングの対象から除外したい画像部分を、うまくテン
プレート画像から除外することができるという利点もあ
る。
をテンプレート画像として設定すれば、テンプレート画
像のデータ量を低減できるので、マッチング処理をより
高速に行なうことができるという利点がある。また、マ
ッチングの対象から除外したい画像部分を、うまくテン
プレート画像から除外することができるという利点もあ
る。
【0059】また、図9に示すように、テンプレート画
像内において、マッチング処理の対象から除外する領域
をマスク領域として指定することも可能である。こうす
れば、マッチングの対象から除外したい画像部分を、う
まくテンプレート画像から除外することができる。
像内において、マッチング処理の対象から除外する領域
をマスク領域として指定することも可能である。こうす
れば、マッチングの対象から除外したい画像部分を、う
まくテンプレート画像から除外することができる。
【0060】図10は、上述のようにして登録された検
索キー情報を用いて画像の検索を行なう手順を示すフロ
ーチャートである。ステップS11では、検索キーとし
て使用可能なテンプレートデータを画面に表示する。ス
テップS12では、表示されたテンプレートデータの中
から検索に使用する検索キーを選択する。ステップS1
3では、選択された検索キーを用いて検索キー情報を参
照し、画像データベース内の各画像ファイルについて、
その検索キーのマッチング相関値をメモリに記憶する。
索キー情報を用いて画像の検索を行なう手順を示すフロ
ーチャートである。ステップS11では、検索キーとし
て使用可能なテンプレートデータを画面に表示する。ス
テップS12では、表示されたテンプレートデータの中
から検索に使用する検索キーを選択する。ステップS1
3では、選択された検索キーを用いて検索キー情報を参
照し、画像データベース内の各画像ファイルについて、
その検索キーのマッチング相関値をメモリに記憶する。
【0061】図11は、検索時に用いられる検索キー情
報の構成を示す説明図である。この検索キー情報は、図
7に示すものと同じデータで構成されているが、検索時
に作成されるものであり、その配列が異なっている。検
索時の検索キー情報は、図11(A)に示す画像キーテ
ーブルを含んでおり、この画像キーテーブルは、n個の
画像ファイルのそれぞれに対応する画像ファイルキーデ
ータMK1〜MKnを含んでいる。図11(B)は、1
つの画像ファイルキーデータの内容を示している。画像
ファイルキーデータは、画像データポインタMTと、m
個のテンプレートデータに対するマッチングデータTT
1〜TTmとを含んでいる。画像データポインタPM
は、画像データベース30内における画像ファイルの位
置を示すポインタである。各マッチングデータTT1〜
TTmは、テンプレートデータポインタとマッチング相
関値とを含んでいる。テンプレートデータポインタは、
画像データベース30内におけるテンプレートデータの
位置を示すポインタである。
報の構成を示す説明図である。この検索キー情報は、図
7に示すものと同じデータで構成されているが、検索時
に作成されるものであり、その配列が異なっている。検
索時の検索キー情報は、図11(A)に示す画像キーテ
ーブルを含んでおり、この画像キーテーブルは、n個の
画像ファイルのそれぞれに対応する画像ファイルキーデ
ータMK1〜MKnを含んでいる。図11(B)は、1
つの画像ファイルキーデータの内容を示している。画像
ファイルキーデータは、画像データポインタMTと、m
個のテンプレートデータに対するマッチングデータTT
1〜TTmとを含んでいる。画像データポインタPM
は、画像データベース30内における画像ファイルの位
置を示すポインタである。各マッチングデータTT1〜
TTmは、テンプレートデータポインタとマッチング相
関値とを含んでいる。テンプレートデータポインタは、
画像データベース30内におけるテンプレートデータの
位置を示すポインタである。
【0062】図10のステップS13〜S15において
は、ステップS12において指定された検索キー(テン
プレートデータ)について、図7(A)に示すインデッ
クステーブルから図7(B)に示すテンプレートデータ
ポインタ及びマッチングデータ(画像データポインタ、
マッチング相関値)が読出され、図11(A)に示す画
像キーテーブルに、図11(B)に示すように配列変換
されて、記憶される。画像ファイルキーデータはマッチ
ングデータの個数に対応して作成される。また、検索キ
ーとして複数のテンプレートデータが選択されている場
合には、インデックステーブルから読出されたデータ
は、図11(B)に示すように、対応する画像データポ
インタを有する画像ファイルキーデータに追加記憶され
る。
は、ステップS12において指定された検索キー(テン
プレートデータ)について、図7(A)に示すインデッ
クステーブルから図7(B)に示すテンプレートデータ
ポインタ及びマッチングデータ(画像データポインタ、
マッチング相関値)が読出され、図11(A)に示す画
像キーテーブルに、図11(B)に示すように配列変換
されて、記憶される。画像ファイルキーデータはマッチ
ングデータの個数に対応して作成される。また、検索キ
ーとして複数のテンプレートデータが選択されている場
合には、インデックステーブルから読出されたデータ
は、図11(B)に示すように、対応する画像データポ
インタを有する画像ファイルキーデータに追加記憶され
る。
【0063】ステップS16では、各画像ファイルにつ
いて、ステップS12において検索キーとして設定され
たテンプレートデータとマッチングするか否かが論理判
定される。すなわち、検索キーとのマッチング相関値が
所定の閾値以上の場合には、その画像ファイルは候補画
像と判定され、閾値未満の場合には候補画像ではないと
判定される。複数の検索キーが設定されている場合に
は、複数の検索キーに関するマッチング相関値の和が所
定の閾値と比較されて、候補画像であるか否かが判定さ
れる。
いて、ステップS12において検索キーとして設定され
たテンプレートデータとマッチングするか否かが論理判
定される。すなわち、検索キーとのマッチング相関値が
所定の閾値以上の場合には、その画像ファイルは候補画
像と判定され、閾値未満の場合には候補画像ではないと
判定される。複数の検索キーが設定されている場合に
は、複数の検索キーに関するマッチング相関値の和が所
定の閾値と比較されて、候補画像であるか否かが判定さ
れる。
【0064】検索の結果、候補画像となる画像ファイル
が画像データベース30中に存在する場合には、ステッ
プS17においてその候補画像の情報を画面に表示して
オペレータに通知する。この際、候補画像ファイルのフ
ァイル名のみを候補画像の情報として表示してもよく、
また、候補画像そのもの(またはその間引き画像)を表
示してもよい。
が画像データベース30中に存在する場合には、ステッ
プS17においてその候補画像の情報を画面に表示して
オペレータに通知する。この際、候補画像ファイルのフ
ァイル名のみを候補画像の情報として表示してもよく、
また、候補画像そのもの(またはその間引き画像)を表
示してもよい。
【0065】上記実施例では、自然画像、イラスト、形
状、色分布等の所望のテンプレートデータを検索キーと
して設定し、その検索キーと画像ファイルとの一致度
(マッチング相関値)を検索キー情報として登録したの
で、所望の特徴を有するテンプレートデータを検索キー
として用いて画像の検索を行なうことができる。
状、色分布等の所望のテンプレートデータを検索キーと
して設定し、その検索キーと画像ファイルとの一致度
(マッチング相関値)を検索キー情報として登録したの
で、所望の特徴を有するテンプレートデータを検索キー
として用いて画像の検索を行なうことができる。
【0066】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0067】(1)上記実施例では、検索キー情報とし
てマッチング相関値を登録したが、マッチング相関値を
登録せずに、単に、各画像ファイルに対してどのテンプ
レートデータがマッチングするかを示す情報を検索キー
情報として登録するようにしてもよい。
てマッチング相関値を登録したが、マッチング相関値を
登録せずに、単に、各画像ファイルに対してどのテンプ
レートデータがマッチングするかを示す情報を検索キー
情報として登録するようにしてもよい。
【図1】この発明の一実施例を適用する画像検索システ
ムの構成を示すブロック図。
ムの構成を示すブロック図。
【図2】実施例の手順を示すフローチャート。
【図3】テンプレート画像の設定方法を示す説明図。
【図4】オペレータによって作成されたテンプレート画
像を示す説明図。
像を示す説明図。
【図5】マッチング処理の方法を示す説明図。
【図6】色分布ヒストグラムの一例を示すグラフ。
【図7】検索キー情報の構成を示す説明図である。
【図8】複数のテンプレート画像を指定する方法を示す
説明図。
説明図。
【図9】テンプレート画像に設定されたマスク領域を示
す説明図。
す説明図。
【図10】検索キー情報を用いて画像の検索を行なう手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図11】検索時の検索キー情報の構成を示す説明図。
20…CPU 22…演算器 30…画像データベース 32…ハードディスク装置 34…光磁気ディスク装置 36…CD−ROM装置 38…ビデオプレーヤ 40…画像メモリ 42…表示部 44…入力操作部 46…外部インタフェイス 50…バス
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の画像ファイルを含む画像データベ
ースに検索キーを登録する方法であって、(a)検索キ
ーとして使用するテンプレート画像を指定する工程と、
(b)前記テンプレート画像と前記画像データベース内
の画像ファイルとの一致度を示すマッチング関数を算出
することによって、前記テンプレート画像にマッチング
するマッチング画像ファイルを前記画像データベースか
ら選択する工程と、(c)前記テンプレート画像が前記
マッチング画像ファイルの検索キーとなることを示す検
索キー情報を前記画像データベースに登録する工程と、
を備えることを特徴とする画像データベースの検索キー
登録方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像データベースの検索
キー登録方法であって、 前記工程(a)は、 前記テンプレート画像内において検索対象から除外すべ
きマスク領域を指定する工程を含み、 前記工程(b)は、 前記テンプレート画像から前記マスク領域を除外した部
分にマッチングする画像ファイルを前記画像データベー
スから選択する工程を含む、画像データベースの検索キ
ー登録方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の画像データベー
スの検索キー登録方法であって、 前記工程(a)は、 原稿画像の一部の領域をテンプレート画像として指定す
る工程を含む、画像データベースの検索キー登録方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の画像データベー
スの検索キー登録方法であって、 前記工程(a)は、 ポインティングデバイスを用いてテンプレート画像の形
状を指定する工程と、 前記形状に所望の色を指定する工程と、 前記指定された色で着色された形状の画像を前記テンプ
レート画像として設定する工程と、を含む画像データベ
ースの検索キー登録方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の画
像データベースの検索キー登録方法であって、 前記テンプレート画像は間引き画像であり、 前記工程(b)は、 前記テンプレート画像と、前記複数の画像ファイルのそ
れぞれに対する間引き画像とのマッチングを行なう工程
を含む、画像データベースの検索キー登録方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の画
像データベースの検索キー登録方法であって、 前記工程(a)は、 検索対象とする複数のテンプレート画像を指定する工程
を含み、 前記工程(b)は、 前記複数のテンプレート画像とマッチングする画像ファ
イルを選択する工程を含む、画像データベースの検索キ
ー登録方法。 - 【請求項7】 複数の画像ファイルを含む画像データベ
ースに検索キーを登録する方法であって、(a)検索キ
ーとして使用する色分布をテンプレートデータとして指
定する工程と、(b)前記テンプレートデータと前記画
像データベース内の画像ファイルの色分布との一致度を
示すマッチング関数を算出することによって、前記テン
プレートデータにマッチングするマッチング画像ファイ
ルを前記画像データベースから選択する工程と、(c)
前記テンプレートデータが前記マッチング画像ファイル
の検索キーとなることを示す検索キー情報を前記画像デ
ータベースに登録する工程と、を備えることを特徴とす
る画像データベースの検索キー登録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7262299A JPH0981591A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 画像データベースの検索キー登録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7262299A JPH0981591A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 画像データベースの検索キー登録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0981591A true JPH0981591A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17373862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7262299A Pending JPH0981591A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 画像データベースの検索キー登録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0981591A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10143647A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-05-29 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 画像データファイルの処理方法およびそのための記録媒体 |
JP2000207405A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-28 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 複数画像の分類方法、分類装置および記録媒体 |
JP2001143075A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-05-25 | Yaskawa Electric Corp | テンプレートマッチング方法 |
JP2002543539A (ja) * | 1999-04-29 | 2002-12-17 | ミツビシ・エレクトリック・インフォメイション・テクノロジー・センター・ヨーロッパ・ビーヴィ | カラー画像を表現する方法、カラー画像を探索する方法、カラー画像を表現及び探索する装置、コンピュータシステム、コンピュータプログラム並びにコンピュータ読取り可能媒体 |
KR100785002B1 (ko) * | 2001-07-09 | 2007-12-11 | 삼성전자주식회사 | 색온도를 이용한 영상 브라우징 장치 및 방법 |
JP2010205133A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Panasonic Corp | 物体識別装置及び物体識別方法 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP7262299A patent/JPH0981591A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10143647A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-05-29 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 画像データファイルの処理方法およびそのための記録媒体 |
JP2000207405A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-28 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 複数画像の分類方法、分類装置および記録媒体 |
EP1445733A3 (en) * | 1999-04-29 | 2007-03-07 | Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. | Method and apparatus for representing and searching for colour images |
JP2002543539A (ja) * | 1999-04-29 | 2002-12-17 | ミツビシ・エレクトリック・インフォメイション・テクノロジー・センター・ヨーロッパ・ビーヴィ | カラー画像を表現する方法、カラー画像を探索する方法、カラー画像を表現及び探索する装置、コンピュータシステム、コンピュータプログラム並びにコンピュータ読取り可能媒体 |
EP1445733A2 (en) * | 1999-04-29 | 2004-08-11 | Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. | Method and apparatus for representing and searching for colour images |
EP1496473A2 (en) * | 1999-04-29 | 2005-01-12 | Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. | Method and apparatus for representing and searching for colour images |
EP1496473A3 (en) * | 1999-04-29 | 2007-03-07 | Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. | Method and apparatus for representing and searching for colour images |
US7636094B2 (en) | 1999-04-29 | 2009-12-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for representing and searching for colour images |
JP2010262673A (ja) * | 1999-04-29 | 2010-11-18 | Mitsubishi Electric R&D Centre Europe Bv | カラー画像を表現する方法、カラー画像を表現する装置、制御装置、画像を表現するシステム、機械読取り可能媒体、コンピュータシステム、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読取り可能媒体 |
JP2011146078A (ja) * | 1999-04-29 | 2011-07-28 | Mitsubishi Electric R&D Centre Europe Bv | カラー画像を表現する方法、カラー画像を表現する装置、制御装置、画像を表現するシステム、機械読取り可能媒体、コンピュータシステム、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読取り可能媒体 |
JP2001143075A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-05-25 | Yaskawa Electric Corp | テンプレートマッチング方法 |
KR100785002B1 (ko) * | 2001-07-09 | 2007-12-11 | 삼성전자주식회사 | 색온도를 이용한 영상 브라우징 장치 및 방법 |
JP2010205133A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Panasonic Corp | 物体識別装置及び物体識別方法 |
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