JPH11175548A - 画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及び記憶媒体 - Google Patents
画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及び記憶媒体Info
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- JPH11175548A JPH11175548A JP9341566A JP34156697A JPH11175548A JP H11175548 A JPH11175548 A JP H11175548A JP 9341566 A JP9341566 A JP 9341566A JP 34156697 A JP34156697 A JP 34156697A JP H11175548 A JPH11175548 A JP H11175548A
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- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 検索用の属性を登録する必要がなく、多数の
画像ファイルから所望の画像ファイルを容易に検索でき
る画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及びそ
のプログラムを記憶した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 色情報変換部１４及び位置情報変換部１
５は、入力された検索条件１２に応じてＲＧＢ値で表さ
れる基準色情報１６、及び画像のうち基準色との色彩の
近似を評価する領域を決める判定領域情報１７を出力す
る。マッチング評価部２４は、判定領域内のピクセルに
ついて、そのピクセルのＲＧＢ値と、基準色情報１６の
ＲＧＢ値との近似を評価し、近似であると評価したピク
セルの割合が一定値以上の画像ファイルを抽出する。
画像ファイルから所望の画像ファイルを容易に検索でき
る画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及びそ
のプログラムを記憶した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 色情報変換部１４及び位置情報変換部１
５は、入力された検索条件１２に応じてＲＧＢ値で表さ
れる基準色情報１６、及び画像のうち基準色との色彩の
近似を評価する領域を決める判定領域情報１７を出力す
る。マッチング評価部２４は、判定領域内のピクセルに
ついて、そのピクセルのＲＧＢ値と、基準色情報１６の
ＲＧＢ値との近似を評価し、近似であると評価したピク
セルの割合が一定値以上の画像ファイルを抽出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデジタル画
像ファイルから所望の画像ファイルを検索する画像ファ
イル検索方法、画像ファイル検索装置及びそのプログラ
ムを記憶した記憶媒体に関する。
像ファイルから所望の画像ファイルを検索する画像ファ
イル検索方法、画像ファイル検索装置及びそのプログラ
ムを記憶した記憶媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、コンピュータの発達にともなっ
て、職場だけでなく家庭内でもコンピュータを使用した
種々の作業が行われるようになった。また、スキャナー
及びデジタルカメラなどの電子画像読み込み装置の普及
やインターネットの普及に伴い、個人でも多くの画像フ
ァイルを取り扱うようになった。
て、職場だけでなく家庭内でもコンピュータを使用した
種々の作業が行われるようになった。また、スキャナー
及びデジタルカメラなどの電子画像読み込み装置の普及
やインターネットの普及に伴い、個人でも多くの画像フ
ァイルを取り扱うようになった。
【０００３】しかし、多くの画像ファイルから所望の画
像ファイルを抽出する場合、各画像ファイルをいちいち
開いて確認していては極めて煩雑である。このため、従
来から画像ファイルを検索する方法が開発されている。
従来、この種の画像ファイル検索方法としては、以下に
示す方法が知られている。
像ファイルを抽出する場合、各画像ファイルをいちいち
開いて確認していては極めて煩雑である。このため、従
来から画像ファイルを検索する方法が開発されている。
従来、この種の画像ファイル検索方法としては、以下に
示す方法が知られている。
【０００４】予め画像ファイルに、撮影者名、日付、
コメント又はその他の文字列等を属性として付加してお
き、キーワードを指定して所望の画像を検索する方法。 各画像ファイルから縮小画像を作成し、それらの縮小
画像を表示するサムネイル形式といわれる方法。
コメント又はその他の文字列等を属性として付加してお
き、キーワードを指定して所望の画像を検索する方法。 各画像ファイルから縮小画像を作成し、それらの縮小
画像を表示するサムネイル形式といわれる方法。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の方
法では、予め各画像ファイルに属性を登録しておく必要
があり、煩雑である。また、他のユーザが属性を登録し
た場合は、適切なキーワードが不明で所望の画像ファイ
ルを抽出できないことがある。の方法では、多数の縮
小画像を実際に見ながら所望の画像を探す必要があり、
時間がかかる、目が疲れるという問題がある。
法では、予め各画像ファイルに属性を登録しておく必要
があり、煩雑である。また、他のユーザが属性を登録し
た場合は、適切なキーワードが不明で所望の画像ファイ
ルを抽出できないことがある。の方法では、多数の縮
小画像を実際に見ながら所望の画像を探す必要があり、
時間がかかる、目が疲れるという問題がある。
【０００６】以上から本発明の目的は、検索用の属性を
登録する必要がなく、多数の画像ファイルから所望の画
像ファイルを容易に検索することができる画像ファイル
検索方法、画像ファイル検索装置及びそのプログラムを
記憶した記憶媒体を提供することである。
登録する必要がなく、多数の画像ファイルから所望の画
像ファイルを容易に検索することができる画像ファイル
検索方法、画像ファイル検索装置及びそのプログラムを
記憶した記憶媒体を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、複数の
画像ファイルから所望の画像ファイルを検索する画像フ
ァイルの検索方法において、色彩の近似を評価する評価
手段を有し、該評価手段は、検索条件として基準色が指
定されると、前記基準色に近似した色彩を有するピクセ
ルの割合が一定値以上となる画像ファイルを前記複数の
画像ファイルのうちから抽出することを特徴とする画像
ファイル検索方法により解決する。
画像ファイルから所望の画像ファイルを検索する画像フ
ァイルの検索方法において、色彩の近似を評価する評価
手段を有し、該評価手段は、検索条件として基準色が指
定されると、前記基準色に近似した色彩を有するピクセ
ルの割合が一定値以上となる画像ファイルを前記複数の
画像ファイルのうちから抽出することを特徴とする画像
ファイル検索方法により解決する。
【０００８】上記した課題は、複数の画像ファイルから
所望の画像ファイルを検索する画像ファイルの検索方法
において、色彩の近似を評価する評価手段を有し、前記
評価手段は検索条件として基準色及び判定領域が指定さ
れると、前記判定領域内のピクセルのうち前記基準色に
近似した色彩を有するピクセルの割合が一定値以上とな
る画像ファイルを前記複数の画像ファイルのうちから抽
出することを特徴とする画像ファイル検索方法により解
決する。
所望の画像ファイルを検索する画像ファイルの検索方法
において、色彩の近似を評価する評価手段を有し、前記
評価手段は検索条件として基準色及び判定領域が指定さ
れると、前記判定領域内のピクセルのうち前記基準色に
近似した色彩を有するピクセルの割合が一定値以上とな
る画像ファイルを前記複数の画像ファイルのうちから抽
出することを特徴とする画像ファイル検索方法により解
決する。
【０００９】上記した課題は、検索条件のうち色に関す
る条件を入力してＲＧＢ値で表される基準色情報を出力
する色情報変換手段と、前記検索条件のうち位置に関す
る条件を入力して判定領域情報を出力する位置情報変換
手段と、画像ファイルにより描画される画像のピクセル
毎にＲＧＢ値で表される色情報と該ピクセルの位置情報
とを作成する色情報及び位置情報作成手段と、前記判定
領域情報、前記基準色情報、前記色情報及び前記位置情
報を入力し、前記判定領域内のピクセル毎に前記基準色
情報と前記色情報との色彩の近似を評価して、前記判定
領域内のピクセルのうち前記基準色と色彩が近似である
と評価したピクセルの割合を算出し、その割合が一定値
以上の画像ファイルを検索条件に適合したファイルとし
て抽出する評価手段とを有することを特徴とする画像フ
ァイル検索装置により解決する。
る条件を入力してＲＧＢ値で表される基準色情報を出力
する色情報変換手段と、前記検索条件のうち位置に関す
る条件を入力して判定領域情報を出力する位置情報変換
手段と、画像ファイルにより描画される画像のピクセル
毎にＲＧＢ値で表される色情報と該ピクセルの位置情報
とを作成する色情報及び位置情報作成手段と、前記判定
領域情報、前記基準色情報、前記色情報及び前記位置情
報を入力し、前記判定領域内のピクセル毎に前記基準色
情報と前記色情報との色彩の近似を評価して、前記判定
領域内のピクセルのうち前記基準色と色彩が近似である
と評価したピクセルの割合を算出し、その割合が一定値
以上の画像ファイルを検索条件に適合したファイルとし
て抽出する評価手段とを有することを特徴とする画像フ
ァイル検索装置により解決する。
【００１０】上記した課題は、検索条件のうち色に関す
る条件を入力してＲＧＢ値で表される基準色情報を出力
する色情報変換手段と、前記検索条件のうち位置に関す
る条件を入力して判定領域情報を出力する位置情報変換
手段と、画像ファイルにより描画される画像のピクセル
毎にＲＧＢ値で表される色情報と該ピクセルの位置情報
とを作成する色情報及び位置情報作成手段と、前記判定
領域情報、前記基準色情報、前記色情報及び前記位置情
報を入力し、前記判定領域内のピクセル毎に前記基準色
情報と前記色情報との色彩の近似を評価して、前記判定
領域内のピクセルのうち前記基準色と色彩が近似である
と評価したピクセルの割合を算出し、その割合が一定値
以上の画像ファイルを検索条件に適合したファイルとし
て抽出する評価手段とを有するプログラムを記憶したこ
とを特徴とする記憶媒体により解決する。
る条件を入力してＲＧＢ値で表される基準色情報を出力
する色情報変換手段と、前記検索条件のうち位置に関す
る条件を入力して判定領域情報を出力する位置情報変換
手段と、画像ファイルにより描画される画像のピクセル
毎にＲＧＢ値で表される色情報と該ピクセルの位置情報
とを作成する色情報及び位置情報作成手段と、前記判定
領域情報、前記基準色情報、前記色情報及び前記位置情
報を入力し、前記判定領域内のピクセル毎に前記基準色
情報と前記色情報との色彩の近似を評価して、前記判定
領域内のピクセルのうち前記基準色と色彩が近似である
と評価したピクセルの割合を算出し、その割合が一定値
以上の画像ファイルを検索条件に適合したファイルとし
て抽出する評価手段とを有するプログラムを記憶したこ
とを特徴とする記憶媒体により解決する。
【００１１】以下、本発明の作用について説明する。本
発明においては、画像の色を検索条件とする。つまり、
検索条件としてある色（基準色）を指定すると、評価手
段により画像全体又は画像内の判定領域のピクセルにつ
いて、基準色との色彩の近似を評価する。そして、基準
色と色彩が近似であると評価したピクセルの割合が一定
値以上のときに、検索条件に適合した画像ファイルであ
ると判定する。例えば、空を含む画像では少なくとも画
像の一部分に青色が含まれているので、青色を基準色と
すれば所望の画像ファイルを検索することができる。ま
た、木又は草を含む画像では少なくとも画像の一部に緑
色が含まれており、人物を含む画像では少なくとも画面
の一部に肌色が含まれているので、これらの色を基準色
とすることにより所望の画像ファイルを検索することが
できる。
発明においては、画像の色を検索条件とする。つまり、
検索条件としてある色（基準色）を指定すると、評価手
段により画像全体又は画像内の判定領域のピクセルにつ
いて、基準色との色彩の近似を評価する。そして、基準
色と色彩が近似であると評価したピクセルの割合が一定
値以上のときに、検索条件に適合した画像ファイルであ
ると判定する。例えば、空を含む画像では少なくとも画
像の一部分に青色が含まれているので、青色を基準色と
すれば所望の画像ファイルを検索することができる。ま
た、木又は草を含む画像では少なくとも画像の一部に緑
色が含まれており、人物を含む画像では少なくとも画面
の一部に肌色が含まれているので、これらの色を基準色
とすることにより所望の画像ファイルを検索することが
できる。
【００１２】このように本発明では、画像の色を検索条
件として所望の画像ファイルを検索するので、ユーザは
画像ファイルに、撮影者名、日付及びコメント等の属性
を設定する必要がない。また、本発明では、縮小画像を
表示しなくても所望の画像ファイルを検索できるので、
目が疲れる、時間がかかるなどの不都合が回避される。
従って、本発明によれば、多数の画像ファイルから所望
の画像ファイルを容易に且つ高速で検索することができ
る。
件として所望の画像ファイルを検索するので、ユーザは
画像ファイルに、撮影者名、日付及びコメント等の属性
を設定する必要がない。また、本発明では、縮小画像を
表示しなくても所望の画像ファイルを検索できるので、
目が疲れる、時間がかかるなどの不都合が回避される。
従って、本発明によれば、多数の画像ファイルから所望
の画像ファイルを容易に且つ高速で検索することができ
る。
【００１３】なお、基準色と画像ファイルから抽出した
ピクセルとの色彩の近似は、基準色のＲ（赤）Ｇ（緑）
Ｂ（青）の各値の上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）と、
画像ファイルから抽出したピクセルのＲＧＢの各値の上
位Ｓビットとの比較により評価することができる。この
場合、Ｓの値を変化させることにより、近似の範囲を調
整することができる。
ピクセルとの色彩の近似は、基準色のＲ（赤）Ｇ（緑）
Ｂ（青）の各値の上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）と、
画像ファイルから抽出したピクセルのＲＧＢの各値の上
位Ｓビットとの比較により評価することができる。この
場合、Ｓの値を変化させることにより、近似の範囲を調
整することができる。
【００１４】また、基準色と画像ファイルから抽出した
ピクセルとの色彩の近似は、輝度を無視したＲＧＢ値の
上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）の比較により評価する
こともできる。更に、上記の２つの方法を組み合わせ
て、基準色と画像ファイルから抽出したピクセルとの色
彩の近似を評価することもできる。
ピクセルとの色彩の近似は、輝度を無視したＲＧＢ値の
上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）の比較により評価する
こともできる。更に、上記の２つの方法を組み合わせ
て、基準色と画像ファイルから抽出したピクセルとの色
彩の近似を評価することもできる。
【００１５】検索条件としての基準色は一つに限定する
必要はなく、２以上を指定できるようにしてもよい。こ
れにより、複雑な検索が可能になる。例えば、基準色と
して青及び白を指定した場合、青い空に白い雲が浮かぶ
景色等の画像を抽出することができる。また、本発明の
画像ファイル検索装置において、色情報変換手段は、色
に関する条件を入力してＲＧＢ値で表わされる基準色情
報を出力する。色に関する条件は、例えば「緑系の色」
又は「空」等のようにあいまいな言葉であってもよい。
予めこれらの言葉と基準色とを関連付けておくことによ
り、あいまいな言葉を検索条件とすることができ、検索
条件の設定が容易になる。
必要はなく、２以上を指定できるようにしてもよい。こ
れにより、複雑な検索が可能になる。例えば、基準色と
して青及び白を指定した場合、青い空に白い雲が浮かぶ
景色等の画像を抽出することができる。また、本発明の
画像ファイル検索装置において、色情報変換手段は、色
に関する条件を入力してＲＧＢ値で表わされる基準色情
報を出力する。色に関する条件は、例えば「緑系の色」
又は「空」等のようにあいまいな言葉であってもよい。
予めこれらの言葉と基準色とを関連付けておくことによ
り、あいまいな言葉を検索条件とすることができ、検索
条件の設定が容易になる。
【００１６】また、抽出した画像ファイルが複数の場合
には、基準色に近似した色彩を有するピクセルの割合が
高いものから順にファイル名を整列させて表示すること
が好ましい。
には、基準色に近似した色彩を有するピクセルの割合が
高いものから順にファイル名を整列させて表示すること
が好ましい。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。図１は本発明の実
施の形態の画像ファイル検索方法を実現する画像ファイ
ル検索装置を示すブロック図である。この画像ファイル
検索装置は、コンピュータと、該コンピュータに読み込
まれるプログラムとにより実現される。プログラムを読
み込んだコンピュータは、複数の処理を同時に、又は決
められた手順で実行する。なお、プログラムは、当初フ
ロッピーディスク又はＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に記憶
されており、コンピュータにインストールしておく。
て、添付の図面を参照して説明する。図１は本発明の実
施の形態の画像ファイル検索方法を実現する画像ファイ
ル検索装置を示すブロック図である。この画像ファイル
検索装置は、コンピュータと、該コンピュータに読み込
まれるプログラムとにより実現される。プログラムを読
み込んだコンピュータは、複数の処理を同時に、又は決
められた手順で実行する。なお、プログラムは、当初フ
ロッピーディスク又はＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に記憶
されており、コンピュータにインストールしておく。
【００１８】図１において、１１はキーボード及びマウ
ス等の操作子であり、ユーザは操作子１１を用いて検索
条件１２を入力する。検索条件１２には、少なくとも検
索する色及び位置に関する条件が含まれる。検索条件１
２のうち色に関する条件は色情報変換部１４に入力され
て基準色情報１６に変換される。本実施の形態では、検
索条件として、ＲＧＢ値を直接入力することができる。
この場合、色情報変換部１４は、入力されたＲＧＢ値を
直接基準色情報１６として出力する。
ス等の操作子であり、ユーザは操作子１１を用いて検索
条件１２を入力する。検索条件１２には、少なくとも検
索する色及び位置に関する条件が含まれる。検索条件１
２のうち色に関する条件は色情報変換部１４に入力され
て基準色情報１６に変換される。本実施の形態では、検
索条件として、ＲＧＢ値を直接入力することができる。
この場合、色情報変換部１４は、入力されたＲＧＢ値を
直接基準色情報１６として出力する。
【００１９】また、本実施の形態では、検索条件１２と
して、例えば赤系の色、青系の色、緑系の色、肌色系の
色などのように、曖昧な指定をすることができる。この
場合、色情報変換部１４は、磁気ディスクファイル１３
に記憶されている文字列変換テーブルを参照して、入力
された検索条件をＲＧＢ値に変換する。例えば、緑系の
色が指定された場合には基準色情報１６としてＲ＝１
６、Ｇ＝１９２、Ｂ＝１６が出力され、赤系の色が指定
された場合にはＲ＝１９２、Ｇ＝１６、Ｂ＝１６が出力
され、青系の色が指定された場合にはＲ＝１６、Ｇ＝１
６、Ｂ＝１９２が出力され、肌色系の色が指定された場
合にはＲ＝２５５、Ｇ＝１２８、Ｂ＝１２８が出力され
る。
して、例えば赤系の色、青系の色、緑系の色、肌色系の
色などのように、曖昧な指定をすることができる。この
場合、色情報変換部１４は、磁気ディスクファイル１３
に記憶されている文字列変換テーブルを参照して、入力
された検索条件をＲＧＢ値に変換する。例えば、緑系の
色が指定された場合には基準色情報１６としてＲ＝１
６、Ｇ＝１９２、Ｂ＝１６が出力され、赤系の色が指定
された場合にはＲ＝１９２、Ｇ＝１６、Ｂ＝１６が出力
され、青系の色が指定された場合にはＲ＝１６、Ｇ＝１
６、Ｂ＝１９２が出力され、肌色系の色が指定された場
合にはＲ＝２５５、Ｇ＝１２８、Ｂ＝１２８が出力され
る。
【００２０】更に、本実施の形態では、より曖昧な検索
条件を指定することも可能であり、例えば検索条件とし
て「空」を指定すれば、色情報変換部１４は、文字列変
換テーブルを参照し、基準色情報１６として、青系の色
のＲＧＢ値と白色の色のＲＧＢ値とを出力する。雲が浮
かんでいる空を含む画像を検索する場合は、このような
検索条件を指定すればよい。指定された検索条件と出力
される基準色情報１６との関係は、文字列変換テーブル
に予め設定されている。なお、判定領域は、例えば「右
上」及び「左上」等のように、２以上指定できるように
してもよい。
条件を指定することも可能であり、例えば検索条件とし
て「空」を指定すれば、色情報変換部１４は、文字列変
換テーブルを参照し、基準色情報１６として、青系の色
のＲＧＢ値と白色の色のＲＧＢ値とを出力する。雲が浮
かんでいる空を含む画像を検索する場合は、このような
検索条件を指定すればよい。指定された検索条件と出力
される基準色情報１６との関係は、文字列変換テーブル
に予め設定されている。なお、判定領域は、例えば「右
上」及び「左上」等のように、２以上指定できるように
してもよい。
【００２１】位置情報変換部１５は、検索条件１２のう
ち位置に関する条件を入力して、基準値との色彩の近似
を評価する画像範囲を示す判定領域情報１７を出力す
る。本実施の形態においては、判定領域情報１７として
画像の左上端部のピクセルを原点（０，０）とし、水平
方向の範囲及び垂直方向の範囲を百分率（％）で表した
値が出力される。ユーザは、判定領域として、例えば水
平方向を３３−６７％、垂直方向を３３−６６％という
ように指定することができる。この場合、位置情報変換
部１５は、入力された条件をそのまま判定領域情報１７
として出力する。また、本実施の形態においては、ユー
ザは判定領域を、右上、左上又は中央部等のように曖昧
に指定することができる。この場合、位置情報変換部１
５は、文字列変換テーブルを参照して、予め設定された
範囲を判定領域情報１７として出力する。例えば、ユー
ザが検索条件１２として右上と指定した場合、位置情報
変換部１５は文字列変換テーブルを参照して水平方向の
判定領域を０−３３％，垂直方向の判定領域を０−３３
％とした判定領域情報１７を出力する。指定された検索
条件と出力される判定領域情報１７との関係は、文字列
変換テーブルに予め設定されている。
ち位置に関する条件を入力して、基準値との色彩の近似
を評価する画像範囲を示す判定領域情報１７を出力す
る。本実施の形態においては、判定領域情報１７として
画像の左上端部のピクセルを原点（０，０）とし、水平
方向の範囲及び垂直方向の範囲を百分率（％）で表した
値が出力される。ユーザは、判定領域として、例えば水
平方向を３３−６７％、垂直方向を３３−６６％という
ように指定することができる。この場合、位置情報変換
部１５は、入力された条件をそのまま判定領域情報１７
として出力する。また、本実施の形態においては、ユー
ザは判定領域を、右上、左上又は中央部等のように曖昧
に指定することができる。この場合、位置情報変換部１
５は、文字列変換テーブルを参照して、予め設定された
範囲を判定領域情報１７として出力する。例えば、ユー
ザが検索条件１２として右上と指定した場合、位置情報
変換部１５は文字列変換テーブルを参照して水平方向の
判定領域を０−３３％，垂直方向の判定領域を０−３３
％とした判定領域情報１７を出力する。指定された検索
条件と出力される判定領域情報１７との関係は、文字列
変換テーブルに予め設定されている。
【００２２】一方、磁気ディスクファイル１８には複数
の画像ファイルが記憶されている。色情報作成部１９
は、磁気ディスクファイル１８から読み出した画像ファ
イルからピクセル毎のＲＧＢ値を作成して、色情報２１
として出力する。このとき、位置情報作成部２０は、色
情報作成部１９で色情報２１を作成したピクセルの位置
を示す位置情報２２を出力する。
の画像ファイルが記憶されている。色情報作成部１９
は、磁気ディスクファイル１８から読み出した画像ファ
イルからピクセル毎のＲＧＢ値を作成して、色情報２１
として出力する。このとき、位置情報作成部２０は、色
情報作成部１９で色情報２１を作成したピクセルの位置
を示す位置情報２２を出力する。
【００２３】マッチング評価部２４は、位置情報２２と
判定領域情報１７とを比較し、位置情報２２が判定領域
情報１７により示される範囲内であるときは、色情報２
１のＲＧＢ値と基準色情報１７のＲＧＢ値との色彩の近
似を評価する。磁気ディスクファイル２３には、近似の
評価に必要なマッチング基準データが記憶されている。
判定領域情報１７とを比較し、位置情報２２が判定領域
情報１７により示される範囲内であるときは、色情報２
１のＲＧＢ値と基準色情報１７のＲＧＢ値との色彩の近
似を評価する。磁気ディスクファイル２３には、近似の
評価に必要なマッチング基準データが記憶されている。
【００２４】マッチング評価部２４は、画像ファイルの
判定領域内のピクセルのうち基準値と色彩が近似したピ
クセルの割合が一定値以上である場合は、その画像ファ
イルを検索条件に適合したファイル（以下、適合ファイ
ルという）とし、一定値に満たない場合は不適合ファイ
ルとする。表示処理部２５は、マッチング評価部２４に
より適合ファイルとされたファイルのファイル名を、グ
ラフィック表示装置２６に表示する。
判定領域内のピクセルのうち基準値と色彩が近似したピ
クセルの割合が一定値以上である場合は、その画像ファ
イルを検索条件に適合したファイル（以下、適合ファイ
ルという）とし、一定値に満たない場合は不適合ファイ
ルとする。表示処理部２５は、マッチング評価部２４に
より適合ファイルとされたファイルのファイル名を、グ
ラフィック表示装置２６に表示する。
【００２５】（色彩の近似の評価）以下、本実施の形態
の画像ファイル検索方法について説明する前に、色彩の
近似について説明する。本実施の形態では、基準色情報
１６のＲＧＢ値を基準値とし、画像ファイルの判定領域
内の全てのピクセルについて、基準値との色彩の近似を
評価する。ここでは、判定領域内にｍ個×ｎ個のピクセ
ルがあるとする。
の画像ファイル検索方法について説明する前に、色彩の
近似について説明する。本実施の形態では、基準色情報
１６のＲＧＢ値を基準値とし、画像ファイルの判定領域
内の全てのピクセルについて、基準値との色彩の近似を
評価する。ここでは、判定領域内にｍ個×ｎ個のピクセ
ルがあるとする。
【００２６】基準値のＲ値をｒx1y1、Ｇ値をｇx1y1、Ｂ
値をｂx1y1とし、近似を評価するピクセル（以下、比較
ピクセルという）のＲ値をｒxi2yj2、Ｇ値をｇxi2yj2、
Ｂ値をｂxi2yj2として、下記式（１）〜（４）により基
準値と比較ピクセルとの色彩の近似を評価する。 Ｚij＝（αＸij＋βＹij）／１００ …（１） 但し、α、βは、α＋β＝１００を満足する係数。
値をｂx1y1とし、近似を評価するピクセル（以下、比較
ピクセルという）のＲ値をｒxi2yj2、Ｇ値をｇxi2yj2、
Ｂ値をｂxi2yj2として、下記式（１）〜（４）により基
準値と比較ピクセルとの色彩の近似を評価する。 Ｚij＝（αＸij＋βＹij）／１００ …（１） 但し、α、βは、α＋β＝１００を満足する係数。
【００２７】Ｘijは下記式（２）を満足するときは１、
満足しないときは０となる。 （（Ｒ1 （sift（Ｓ，ｒx1y1）−sift（Ｓ，ｒxi2yj2））2 ＋（Ｇ1 （sift（Ｓ，ｇx1y1）−sift（Ｓ，ｇxi2yj2））2 ＋（Ｂ1 （sift（Ｓ，ｂx1y1）−sift（Ｓ，ｂxi2yj2））2 ） ／（Ｒ1 ＋Ｇ1 ＋Ｂ1 ）＜Ｋ1 …（２） 但し、Ｒ1 、Ｇ1 、Ｂ1 、Ｓ及びＫ1 はいずれも係数で
ある。
満足しないときは０となる。 （（Ｒ1 （sift（Ｓ，ｒx1y1）−sift（Ｓ，ｒxi2yj2））2 ＋（Ｇ1 （sift（Ｓ，ｇx1y1）−sift（Ｓ，ｇxi2yj2））2 ＋（Ｂ1 （sift（Ｓ，ｂx1y1）−sift（Ｓ，ｂxi2yj2））2 ） ／（Ｒ1 ＋Ｇ1 ＋Ｂ1 ）＜Ｋ1 …（２） 但し、Ｒ1 、Ｇ1 、Ｂ1 、Ｓ及びＫ1 はいずれも係数で
ある。
【００２８】式（２）において、関数sift（Ｓ，
ｒxiyj）はｒxiyjを２8-S で除算した商、つまり２進法
により表記されるＲ値の上位Ｓビットの値を示す。これ
と同様に、関数sift（Ｓ，ｇxiyj）は２進法により表示
されるＧ値の上位Ｓビットの値、関数sift（Ｓ，
ｂxiyj）は２進法により表示されるＢ値の上位Ｓビット
の値である。
ｒxiyj）はｒxiyjを２8-S で除算した商、つまり２進法
により表記されるＲ値の上位Ｓビットの値を示す。これ
と同様に、関数sift（Ｓ，ｇxiyj）は２進法により表示
されるＧ値の上位Ｓビットの値、関数sift（Ｓ，
ｂxiyj）は２進法により表示されるＢ値の上位Ｓビット
の値である。
【００２９】式（２）の第１項では、基準値と比較ピク
セルとの赤の精度を比較している。例えば、Ｓが８であ
るとすると、Ｒ値の８ビットについて比較ピクセルと基
準値との近似を評価する。Ｓが４であるとすると、上位
４ビットについてのみ基準値と比較ピクセルとの近似を
評価する。同様に、式（２）の第２項では基準値と比較
ピクセルとの緑の精度を比較し、第３項では基準値と比
較ピクセルとの青の精度を比較する。つまり、式（２）
では、基準値と比較ピクセルとのＲＧＢ値の近似を、Ｓ
で表される精度で評価する。
セルとの赤の精度を比較している。例えば、Ｓが８であ
るとすると、Ｒ値の８ビットについて比較ピクセルと基
準値との近似を評価する。Ｓが４であるとすると、上位
４ビットについてのみ基準値と比較ピクセルとの近似を
評価する。同様に、式（２）の第２項では基準値と比較
ピクセルとの緑の精度を比較し、第３項では基準値と比
較ピクセルとの青の精度を比較する。つまり、式（２）
では、基準値と比較ピクセルとのＲＧＢ値の近似を、Ｓ
で表される精度で評価する。
【００３０】また、式（１）中のＹijは、下記式（３）
を満足するときは１，満足しないときは０となる。 （Ｒ2 （sift（Ｓ，shikiso （ｒx1y1））−sift（Ｓ，shikiso （ｒxi2yj2）） ）2 ＋Ｇ2 （sift（Ｓ，shikiso （ｇx1y1））−sift（Ｓ，shikiso （ｇxi2y j2 ）））2 ＋Ｂ2 （sift（Ｓ，shikiso （ｂx1y1））−sift（Ｓ，shikiso （ｂxi2y j2 ）））2 ）／（Ｒ2 ＋Ｇ2 ＋Ｂ2 ）＜Ｋ2 …（３） 但し、Ｒ2 、Ｇ2 、Ｂ2 及びＫ2 はいずれも係数であ
る。
を満足するときは１，満足しないときは０となる。 （Ｒ2 （sift（Ｓ，shikiso （ｒx1y1））−sift（Ｓ，shikiso （ｒxi2yj2）） ）2 ＋Ｇ2 （sift（Ｓ，shikiso （ｇx1y1））−sift（Ｓ，shikiso （ｇxi2y j2 ）））2 ＋Ｂ2 （sift（Ｓ，shikiso （ｂx1y1））−sift（Ｓ，shikiso （ｂxi2y j2 ）））2 ）／（Ｒ2 ＋Ｇ2 ＋Ｂ2 ）＜Ｋ2 …（３） 但し、Ｒ2 、Ｇ2 、Ｂ2 及びＫ2 はいずれも係数であ
る。
【００３１】また、式（３）において、関数shikiso
（ｒ）＝１００×ｒ／（ｒ＋ｇ＋ｂ）、関数shikiso
（ｇ）＝１００×ｇ／（ｒ＋ｇ＋ｂ）、関数shikiso
（ｂ）＝１００×ｂ／（ｒ＋ｇ＋ｂ）である。式（３）
は、輝度を無視したＲＧＢ値の比較を示す。つまり、Ｒ
値、Ｇ値及びＢ値の合計値は輝度に関係するが、Ｒ値、
Ｇ値、Ｂ値の合計値に対するＲ値、Ｇ値又はＢ値の割合
を算出することにより、輝度を無視したＲＧＢ値の比較
が可能になる。この算出した値の上位Ｓビットに着目し
て、基準値と比較ピクセルとの近似を評価する。
（ｒ）＝１００×ｒ／（ｒ＋ｇ＋ｂ）、関数shikiso
（ｇ）＝１００×ｇ／（ｒ＋ｇ＋ｂ）、関数shikiso
（ｂ）＝１００×ｂ／（ｒ＋ｇ＋ｂ）である。式（３）
は、輝度を無視したＲＧＢ値の比較を示す。つまり、Ｒ
値、Ｇ値及びＢ値の合計値は輝度に関係するが、Ｒ値、
Ｇ値、Ｂ値の合計値に対するＲ値、Ｇ値又はＢ値の割合
を算出することにより、輝度を無視したＲＧＢ値の比較
が可能になる。この算出した値の上位Ｓビットに着目し
て、基準値と比較ピクセルとの近似を評価する。
【００３２】判定領域内の全てのピクセル（ｍ×ｎ個）
について、上記式（１）により基準値との色彩の近似を
数値化した後、下記式（４）によりヒット率Ｈを計算す
る。 Ｈ＝（Ｚ／（ｍ×ｎ））×１００ …（４） 但し、Ｚ＝Ｚ11＋Ｚ12＋…＋Ｚij＋…＋Ｚmn そして、ヒット率Ｈと検索条件１２として設定されたヒ
ット率Ｗとを比較し、Ｈ＞Ｗのときに、その画像ファイ
ルを適合ファイルとする。
について、上記式（１）により基準値との色彩の近似を
数値化した後、下記式（４）によりヒット率Ｈを計算す
る。 Ｈ＝（Ｚ／（ｍ×ｎ））×１００ …（４） 但し、Ｚ＝Ｚ11＋Ｚ12＋…＋Ｚij＋…＋Ｚmn そして、ヒット率Ｈと検索条件１２として設定されたヒ
ット率Ｗとを比較し、Ｈ＞Ｗのときに、その画像ファイ
ルを適合ファイルとする。
【００３３】本実施の形態においては、１２個の係数
α，β，Ｓ，Ｒ1 ，Ｇ1 ，Ｂ1 ，Ｒ2，Ｇ2 ，Ｂ2 ，Ｋ
1 ，Ｋ2 ，Ｗが存在する。これらの係数のうち、α，
β，Ｓ，Ｒ1 ，Ｇ1 ，Ｂ1 ，Ｒ2 ，Ｇ2 ，Ｂ2 ，Ｋ1 ，
Ｋ2 の値はマッチング基準データとして磁気ディスクフ
ァイル２３に予め記憶されている。これらの係数をユー
ザが設定することにより、近似の範囲を細かく調整する
ことができる。なお、これらの値を適当な値（初期値）
に設定しておき、ユーザが任意に変更できるのは、これ
らの係数のうちのいくつかのみに制限してもよい。
α，β，Ｓ，Ｒ1 ，Ｇ1 ，Ｂ1 ，Ｒ2，Ｇ2 ，Ｂ2 ，Ｋ
1 ，Ｋ2 ，Ｗが存在する。これらの係数のうち、α，
β，Ｓ，Ｒ1 ，Ｇ1 ，Ｂ1 ，Ｒ2 ，Ｇ2 ，Ｂ2 ，Ｋ1 ，
Ｋ2 の値はマッチング基準データとして磁気ディスクフ
ァイル２３に予め記憶されている。これらの係数をユー
ザが設定することにより、近似の範囲を細かく調整する
ことができる。なお、これらの値を適当な値（初期値）
に設定しておき、ユーザが任意に変更できるのは、これ
らの係数のうちのいくつかのみに制限してもよい。
【００３４】図２は、本実施の形態の画像ファイル検索
方法を示すフローチャートである。まず、ステップＳ１
において、ユーザは画像ファイルが格納されているディ
レクトリと、検索条件１２として色に関する条件及び判
定領域に関する条件と、ヒット率Ｗとを指定する。例え
ば、図３に示すように中央部に木がある画像を検索しよ
うとする場合であって、検索条件として「緑系の色」及
び「中央部」を指定し、ヒット率Ｗを３０％に設定した
とする。
方法を示すフローチャートである。まず、ステップＳ１
において、ユーザは画像ファイルが格納されているディ
レクトリと、検索条件１２として色に関する条件及び判
定領域に関する条件と、ヒット率Ｗとを指定する。例え
ば、図３に示すように中央部に木がある画像を検索しよ
うとする場合であって、検索条件として「緑系の色」及
び「中央部」を指定し、ヒット率Ｗを３０％に設定した
とする。
【００３５】次に、ステップＳ２において、色情報変換
部１４及び位置情報変換部１５は、入力された検索条件
が文字列の場合に、磁気ディスクファイル１３の文字列
変換テーブルを参照して、入力された文字列に対応する
基準色情報１６及び判定領域情報１７を出力する。上記
の例では、図４に示すように、「中央部」に対して、水
平方向が３３−６７％、垂直方向が３３−３６％の範囲
を判定領域情報１７として出力し、「緑系の色」に対
し、Ｒ＝１６，Ｇ＝１９２、Ｂ＝１６を基準色情報１６
として出力する。
部１４及び位置情報変換部１５は、入力された検索条件
が文字列の場合に、磁気ディスクファイル１３の文字列
変換テーブルを参照して、入力された文字列に対応する
基準色情報１６及び判定領域情報１７を出力する。上記
の例では、図４に示すように、「中央部」に対して、水
平方向が３３−６７％、垂直方向が３３−３６％の範囲
を判定領域情報１７として出力し、「緑系の色」に対
し、Ｒ＝１６，Ｇ＝１９２、Ｂ＝１６を基準色情報１６
として出力する。
【００３６】次に、ステップＳ３において、磁気ディス
クファイル１８に記憶されている多数の画像ファイルか
ら１つのファイルを読み出し、画像の大きさ（縦及び横
のピクセル数）を検出する。そして、判定領域情報１７
に応じて判定領域を決める。その後、ステップＳ４にお
いて、色情報作成部１９は、画像ファイルから判定領域
内のピクセルの色情報を読み出してＲＧＢ値で表わされ
る色情報２１として出力する。また、位置情報作成部２
０は、色情報作成部１９で読み出したピクセルの位置を
位置情報２２として出力する。なお、画像ファイルとし
ては、ＢＭＰファイルだけでなく、ＧＩＦファイルおよ
びＪＰＥＧファイル等を使用することができる。色情報
作成部１９及び位置情報作成部２０は、これらのファイ
ルの場合もピクセル毎の色情報（ＲＧＢ値）２１及び位
置情報２２を作成して出力する。
クファイル１８に記憶されている多数の画像ファイルか
ら１つのファイルを読み出し、画像の大きさ（縦及び横
のピクセル数）を検出する。そして、判定領域情報１７
に応じて判定領域を決める。その後、ステップＳ４にお
いて、色情報作成部１９は、画像ファイルから判定領域
内のピクセルの色情報を読み出してＲＧＢ値で表わされ
る色情報２１として出力する。また、位置情報作成部２
０は、色情報作成部１９で読み出したピクセルの位置を
位置情報２２として出力する。なお、画像ファイルとし
ては、ＢＭＰファイルだけでなく、ＧＩＦファイルおよ
びＪＰＥＧファイル等を使用することができる。色情報
作成部１９及び位置情報作成部２０は、これらのファイ
ルの場合もピクセル毎の色情報（ＲＧＢ値）２１及び位
置情報２２を作成して出力する。
【００３７】ステップＳ５において、マッチング評価部
２４では、色情報作成部１９から出力された色情報２１
のＲＧＢ値と、色情報変換部１４から出力された基準色
情報１６のＲＧＢ値とを比較して、前述した式（１）〜
式（３）によりＺijを計算する。そして、ステップＳ６
において、判定領域内の全てのピクセルについてＺijの
計算を行ったか否かを調べる。全てのピクセルについて
のＺijの計算を終了していない場合は、ステップＳ４か
らステップＳ６間での処理を繰り返す。一方、ステップ
Ｓ６で全てのピクセルについてのＺijの計算を終了して
いる場合（ＹＥＳの場合）は、ステップＳ７に移行す
る。
２４では、色情報作成部１９から出力された色情報２１
のＲＧＢ値と、色情報変換部１４から出力された基準色
情報１６のＲＧＢ値とを比較して、前述した式（１）〜
式（３）によりＺijを計算する。そして、ステップＳ６
において、判定領域内の全てのピクセルについてＺijの
計算を行ったか否かを調べる。全てのピクセルについて
のＺijの計算を終了していない場合は、ステップＳ４か
らステップＳ６間での処理を繰り返す。一方、ステップ
Ｓ６で全てのピクセルについてのＺijの計算を終了して
いる場合（ＹＥＳの場合）は、ステップＳ７に移行す
る。
【００３８】ステップＳ７では、判定領域内のピクセル
のうち、基準色と近似であると評価したピクセルの割
合、即ちヒット率Ｈを計算する。そして、ステップＳ８
に移行し、設定されたヒット率Ｗよりもヒット率Ｈが大
きい場合は、ステップＳ９に移行して当該画像ファイル
を適合ファイルとして記憶した後、ステップＳ１０に移
行する。また、ステップＳ８でヒット率Ｈがヒット率Ｗ
よりも小さい場合（ＮＯの場合）は、ステップＳ８から
ステップＳ１０に直接移行する。
のうち、基準色と近似であると評価したピクセルの割
合、即ちヒット率Ｈを計算する。そして、ステップＳ８
に移行し、設定されたヒット率Ｗよりもヒット率Ｈが大
きい場合は、ステップＳ９に移行して当該画像ファイル
を適合ファイルとして記憶した後、ステップＳ１０に移
行する。また、ステップＳ８でヒット率Ｈがヒット率Ｗ
よりも小さい場合（ＮＯの場合）は、ステップＳ８から
ステップＳ１０に直接移行する。
【００３９】ステップＳ１０では、次の画像ファイルが
あるか否かを調べる。次の画像ファイルがある場合はス
テップＳ３に戻り、上記の処理を繰り返す。一方、ステ
ップＳ１０で全ての画像ファイルについて検索が終了し
たと判定した場合は、ステップＳ１１に移行し、表示処
理部２５は全ての適合ファイルのファイル名をヒット率
Ｈが高いものから順に整列させて表示装置２６に表示す
る。
あるか否かを調べる。次の画像ファイルがある場合はス
テップＳ３に戻り、上記の処理を繰り返す。一方、ステ
ップＳ１０で全ての画像ファイルについて検索が終了し
たと判定した場合は、ステップＳ１１に移行し、表示処
理部２５は全ての適合ファイルのファイル名をヒット率
Ｈが高いものから順に整列させて表示装置２６に表示す
る。
【００４０】本実施の形態においては、ユーザは検索条
件として色及び判定領域を指定するだけで多数の画像フ
ァイルから所望の画像ファイルを抽出する。これによ
り、各画像ファイル毎に、撮影者、日付又はコメント等
の属性を付加する手間を省くことができるとともに、縮
小画像から所望の画像を見つける必要がないので、目が
疲れる、時間がかかるなどの従来の不具合が解消でき
る。
件として色及び判定領域を指定するだけで多数の画像フ
ァイルから所望の画像ファイルを抽出する。これによ
り、各画像ファイル毎に、撮影者、日付又はコメント等
の属性を付加する手間を省くことができるとともに、縮
小画像から所望の画像を見つける必要がないので、目が
疲れる、時間がかかるなどの従来の不具合が解消でき
る。
【００４１】また、本実施の形態においては、検索条件
として、緑系の色、青系の色、赤系の色及び肌色系の色
や、中央部、右上部、左下部等のようにあいまいな言葉
を指定した場合に、色情報変換部１４及び位置情報変換
部１５は文字列変換テーブルを使用して基準色情報１６
及び判定領域情報１７を出力するので、検索条件の設定
が極めて容易である。更に、色に関する検索条件及び位
置に関する検索条件として２以上の検索条件を設定する
ことが可能であり、複雑な条件で検索が可能である。
として、緑系の色、青系の色、赤系の色及び肌色系の色
や、中央部、右上部、左下部等のようにあいまいな言葉
を指定した場合に、色情報変換部１４及び位置情報変換
部１５は文字列変換テーブルを使用して基準色情報１６
及び判定領域情報１７を出力するので、検索条件の設定
が極めて容易である。更に、色に関する検索条件及び位
置に関する検索条件として２以上の検索条件を設定する
ことが可能であり、複雑な条件で検索が可能である。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検索条件としてある色（基準色）を指定すると、評価手
段により画像全体又は画像内の判定領域のピクセルにつ
いて、基準色との色彩の近似を評価し、基準色と色彩が
近似であると評価したピクセルの割合が一定値以上の画
像ファイルを抽出する。従って、ユーザは、撮影者名、
日付及びコメント等の属性を設定する必要がない。ま
た、本発明においては、縮小画像を表示しなくても所望
の画像ファイルを検索できるので、目が疲れる、時間が
かかるなどの不都合が回避される。
検索条件としてある色（基準色）を指定すると、評価手
段により画像全体又は画像内の判定領域のピクセルにつ
いて、基準色との色彩の近似を評価し、基準色と色彩が
近似であると評価したピクセルの割合が一定値以上の画
像ファイルを抽出する。従って、ユーザは、撮影者名、
日付及びコメント等の属性を設定する必要がない。ま
た、本発明においては、縮小画像を表示しなくても所望
の画像ファイルを検索できるので、目が疲れる、時間が
かかるなどの不都合が回避される。
【図１】本発明の実施の形態の画像ファイル検索方法を
実現する画像ファイル検索装置を示すブロック図であ
る。
実現する画像ファイル検索装置を示すブロック図であ
る。
【図２】本実施の形態の画像検索方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図３】検索しようとする画像の一例を示す図である。
【図４】入力された検索条件に応じて出力される判定領
域情報及び基準色情報を示す模式図である。
域情報及び基準色情報を示す模式図である。
【符号の説明】 １１ 操作子、 １２ 検索条件、 １３，１８，２３ 磁気ディスクファイル、 １４ 色情報変換部、 １５ 位置情報変換部、 １６ 基準色情報、 １７ 判定領域情報、 １９ 色情報作成部、 ２０ 位置情報作成部、 ２１ 色情報、 ２２ 位置情報、 ２４ マッチング評価部、 ２５ 表示処理部、 ２６ 表示装置。
Claims (13)
- 【請求項１】 複数の画像ファイルから所望の画像ファ
イルを検索する画像ファイルの検索方法において、 色彩の近似を評価する評価手段を有し、該評価手段は、
検索条件として基準色が指定されると、前記基準色に近
似した色彩を有するピクセルの割合が一定値以上となる
画像ファイルを前記複数の画像ファイルのうちから抽出
することを特徴とする画像ファイル検索方法。 - 【請求項２】 複数の画像ファイルから所望の画像ファ
イルを検索する画像ファイルの検索方法において、 色彩の近似を評価する評価手段を有し、前記評価手段は
検索条件として基準色及び判定領域が指定されると、前
記判定領域内のピクセルのうち前記基準色に近似した色
彩を有するピクセルの割合が一定値以上となる画像ファ
イルを前記複数の画像ファイルのうちから抽出すること
を特徴とする画像ファイル検索方法。 - 【請求項３】 前記検索条件として、複数の基準色を指
定可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載の
画像ファイル検索方法。 - 【請求項４】 前記評価手段は、色彩の近似を、前記基
準色のＲＧＢ値の上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）とピ
クセルのＲＧＢ値の上位Ｓビットとの比較により評価す
ることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記
載の画像ファイル検索方法。 - 【請求項５】 前記評価手段は、色彩の近似を、輝度を
無視したＲＧＢ値の上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）の
比較により評価することを特徴とする請求項１乃至３の
いずれか１項に記載の画像ファイル検索方法。 - 【請求項６】 前記一定値は変更可能であることを特徴
とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像ファ
イル検索方法。 - 【請求項７】 前記評価手段により抽出した画像ファイ
ルを、前記基準色に近似した色彩を有するピクセルの割
合が高いものから順に整列させて表示することを特徴と
する請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像ファイ
ル検索方法。 - 【請求項８】 検索条件のうち色に関する条件を入力し
てＲＧＢ値で表される基準色情報を出力する色情報変換
手段と、 前記検索条件のうち位置に関する条件を入力して判定領
域情報を出力する位置情報変換手段と、 画像ファイルにより描画される画像のピクセル毎にＲＧ
Ｂ値で表される色情報と該ピクセルの位置情報とを作成
する色情報及び位置情報作成手段と、 前記判定領域情報、前記基準色情報、前記色情報及び前
記位置情報を入力し、前記判定領域内のピクセル毎に前
記基準色情報と前記色情報との色彩の近似を評価して、
前記判定領域内のピクセルのうち前記基準色と色彩が近
似であると評価したピクセルの割合を算出し、その割合
が一定値以上の画像ファイルを検索条件に適合したファ
イルとして抽出する評価手段とを有することを特徴とす
る画像ファイル検索装置。 - 【請求項９】 前記色に関する条件及び前記位置に関す
る条件のうちの少なくとも一方は、複数の条件を入力可
能であることを特徴とする請求項８に記載の画像ファイ
ル検索装置。 - 【請求項１０】 前記評価手段は、色彩の近似を、前記
基準色のＲＧＢ値の上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）と
ピクセルのＲＧＢ値の上位Ｓビットとの比較により評価
することを特徴とする請求項８又は９に記載の画像ファ
イル検索装置。 - 【請求項１１】 前記評価手段は、色彩の近似を、輝度
を無視したＲＧＢ値の上位Ｓビット（但し、Ｓは整数）
の比較により評価することを特徴とする請求項８又は９
に記載の画像ファイル検索装置。 - 【請求項１２】 前記評価手段により抽出した画像ファ
イルを、前記基準色に近似した色彩を有するピクセルの
割合が高いものから順に整列させて表示する表示処理手
段を有することを特徴とする請求項８又は９に記載の画
像ファイル検索装置。 - 【請求項１３】 検索条件のうち色に関する条件を入力
してＲＧＢ値で表される基準色情報を出力する色情報変
換手段と、 前記検索条件のうち位置に関する条件を入力して判定領
域情報を出力する位置情報変換手段と、 画像ファイルにより描画される画像のピクセル毎にＲＧ
Ｂ値で表される色情報と該ピクセルの位置情報とを作成
する色情報及び位置情報作成手段と、 前記判定領域情報、前記基準色情報、前記色情報及び前
記位置情報を入力し、前記判定領域内のピクセル毎に前
記基準色情報と前記色情報との色彩の近似を評価して、
前記判定領域内のピクセルのうち前記基準色と色彩が近
似であると評価したピクセルの割合を算出し、その割合
が一定値以上の画像ファイルを検索条件に適合したファ
イルとして抽出する評価手段とを有するプログラムを記
憶したことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9341566A JPH11175548A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9341566A JPH11175548A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及び記憶媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11175548A true JPH11175548A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18347067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9341566A Withdrawn JPH11175548A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 画像ファイル検索方法、画像ファイル検索装置及び記憶媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11175548A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100595064B1 (ko) * | 2000-05-19 | 2006-07-03 | 엘지전자 주식회사 | 칼라 왜곡 정보를 이용한 내용기반 멀티미디어 검색 방법 |
| JP2008225887A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Toshiba Corp | 画像検索システム |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP9341566A patent/JPH11175548A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100595064B1 (ko) * | 2000-05-19 | 2006-07-03 | 엘지전자 주식회사 | 칼라 왜곡 정보를 이용한 내용기반 멀티미디어 검색 방법 |
| JP2008225887A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Toshiba Corp | 画像検索システム |
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