JP2001134765A - 画像検索方法及び装置 - Google Patents

画像検索方法及び装置

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JP2001134765A
JP2001134765A JP31888099A JP31888099A JP2001134765A JP 2001134765 A JP2001134765 A JP 2001134765A JP 31888099 A JP31888099 A JP 31888099A JP 31888099 A JP31888099 A JP 31888099A JP 2001134765 A JP2001134765 A JP 2001134765A
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JP31888099A
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Miyuki Enokida
幸 榎田
Kunihiro Yamamoto
邦浩 山本
Kiyoshi Kusama
澄 草間
Kentaro Matsumoto
健太郎 松本
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの意図を迅速に反映した画像検索を行
う。 【解決手段】複数枚の画像を蓄積した記憶手段から所望
の画像を検索するにおいて、指定された検索元画像の特
徴量と前記複数枚の画像の特徴量に基づいて、該検索元
画像と該複数枚の画像の各々との類似度が計算され(ス
テップS71〜S710)、計算された画像類似度に基
づいて前記複数枚の画像から類似画像を抽出して検索結
果を得る。ここで、類似度の計算に際しては、画像を複
数の領域に分け、各領域に異なる重みが設定され、設定
された重みを用いて類似度が計算される(ステップS7
3〜S76)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像データ
から所望の画像データを検索するための、画像検索方
法、装置及び媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の画像データを蓄積した画像データ
ベースから、所望の画像を検索するための検索する手段
が種々提案されている。この種の検索処理は、 ・キーワードや撮影日時の非画像情報と画像データを関
連付け、それを基に検索を行う方法、 ・画像自体の特徴量(輝度・色差情報、画像周波数、ヒ
ストグラムなどの情報)を基に検索を行う方法、の2つ
に大別される。
【0003】後者において、画像データベースに対して
ある画像を提示し、その画像の特徴量を検索キーとして
画像を検索する方法を特に類似画像検索と呼ぶ。これ
は、画像処理について特別な知識を持たないユーザに対
し、直感的に分かりやすい検索インターフェースを提供
できるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ユーザの手元に検索の
キーとなる画像データが存在しない場合、例えばユーザ
の記憶に基づいて検索を行ったり、ユーザが独自に案し
た画像アイディアに基づいて検索を行う場合には、上記
類似画像検索のユーザインタフェースでは非常に使用が
困難であったり、使用が不可能であるという問題があっ
た。
【0005】あるいは、ユーザは、例えば上記キーワー
ドによる検索で候補画像を選ぶ等、何らかの方法でキー
となる画像データを探してくる必要があり、更に、こう
して得られた画像をキー画像として類似画像検索を行う
といったような、面倒な操作を強いられていた。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の画像検索方法は例えば以下の工程をなえ
る。すなわち、複数枚の画像を蓄積した記憶手段から所
望の画像を検索する画像検索方法であって、指定された
検索元画像の特徴量と前記複数枚の画像の特徴量に基づ
いて、該検索元画像と該複数枚の画像の各々との類似度
を計算する計算工程と、前記計算工程で計算された画像
類似度に基づいて前記複数枚の画像から類似画像を抽出
して検索結果を得る検索工程と、画像を複数の領域に分
け、各領域に異なる重みを設定する設定工程とを備え、
前記計算工程は、前記設定工程で設定された重みを用い
て類似度の計算を実行する。
【0006】また、上記の目的を達成するための本発明
の画像検索装置は例えば以下の手段を備える。すなわ
ち、複数枚の画像を蓄積した記憶手段から所望の画像を
検索する画像検索装置であって、指定された検索元画像
の特徴量と前記複数枚の画像の特徴量に基づいて、該検
索元画像と該複数枚の画像の各々との類似度を計算する
計算手段と、前記計算手段で計算された画像類似度に基
づいて前記複数枚の画像から類似画像を抽出して検索結
果を得る検索手段と、画像を複数の領域に分け、各領域
に異なる重みを設定する設定手段とを備え、前記計算手
段は、前記設定手段で設定された重みを用いて類似度の
計算を実行する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0008】[第1の実施形態]図1は、第1の実施形
態による画像検索装置(コンピュータシステム)の構成
を示すブロック図である。
【0009】図1において、101はCPUで、システ
ム全体の制御を行っている。102はキーボードで、マ
ウス102aとともにユーザによる指示操作をシステム
に入力するために使用される。103は表示部で、CR
Tや液晶などで構成されている。104はROM、10
5はRAMで、システムの記憶装置を構成し、CPU1
01が実行するプログラムや当該システムが利用するデ
ータを記憶する。106はハードディスク装置、107
はフロッピーディスク装置で、システムのファイルシス
テムに使用される外部記憶装置を構成している。108
はプリンタである。
【0010】図2は、第1の実施形態による画像検索の
大まかな流れを示すフローチャートである。ステップS
21では、ユーザが表示部103上に、所望の画像に似
せたイラストを描画する。ステップS22では、描画さ
れた画像の持微量を計算する。ステップS23では、上
記特徴量に基づき類似画像を検索する。ステップS24
では、上記検索により得られた類似画像データを表示部
103に表示する。以下、これらステップの各々につい
て詳細に説明する。
【0011】『ステップ21の説明』図3は、ステップ
21において表示部103に表示される操作画面例を示
す図である。31はユーザ描画領域、32は色指定スク
ロールバー、33はクリアボタン、34はアンドゥボタ
ン、35はペンの太さを指定するためのラジオボタン、
36はツールパレットボタン、37は検索実行ボタン、
38は検索時の条件を設定する設定ボタンである。
【0012】ユーザは、ソフトウェアにより実現されて
いる上記描画ツールとマウス102a等を用いて、ユー
ザ描画領域31に検索したい画像に似せたイラスト画を
書き込むことができる。なお、イラスト画を描画中のソ
フトウェア動作の概略は以下の通りである。
【0013】色指定スクロールバー32は、描画に用い
るペンの色を指定するためのスクロールバーである。上
から順にR,G,B値を指定する。クリアボタン33を
押すと描画領域31全体を白く塗りつぶし、描画領域3
1を初期状態にすることができる。アンドゥボタン34
を押すと直前の動作を取り消し、1つ前の状態に戻るこ
とができる。また、ラジオボタン35を用いて、描画領
域31への描画を行うためのペンの太さを指定すること
ができる。更に、ツールパレット36において左の「ペ
ン」を選択しているとき、ユーザはポインティングデバ
イス102aを用いて、描画領域31上に自由な曲線を
描画できる。また、ツールパレット36の中央の「直
線」を選択しているときは、ポインティングデバイス1
02aを用いて直線の始点と終点を指定することで、直
線を描画できる。ツールパレット36の右の「円」を選
択しているときは、上記「ペン」や「直線」と同様に円
の中心と半径を指定することで、円を描画できるように
なっている。
【0014】上記のような描画ツールを使って、描画領
域31にイラスト画を描画した後、検索実行ボタン37
を押すことで、処理はステップS21を終了し、ステッ
プS22に進む。
【0015】このとき、検索実行ボタン37を押す前に
設定ボタン38を操作してステップS22以降の類似画
像検索の条件を変更できる。すなわち、ユーザが、設定
ボタン38を押すと、設定メニュー39が表示され、類
似画像検索時における類似度の計算を「画像の全体につ
いて均一な重み付けで検索する(画像全体)」か、「画
像の中心部分の重み付けを高くして行う(中心部分)」
かを選択できる。
【0016】『ステップS22の説明』ステップS22
では、上記イラスト画の画像特徴量を計算する。図4は
本実施形態による画像の分割状態を説明する図である。
図4に示すように、描画領域31の大きさは水平方向に
W画素、垂直方向にH画素である。本実施形態では、こ
れを水平方向に3分割、垂直方向に2分割、計6分割
し、左上から順に領域(0,0)、…領域(2,1)と
する。そして、これら各領域のR,G,B値の平均値を
算出し、計18個の数値をもって、イラスト画の画像特
徴量とする。
【0017】図5は本実施形態による画像の特徴量算出
処理を説明するフローチャートである。図5のフローチ
ャートを用いて、特徴量算出処理の流れを説明する。ス
テップS51で変数kを値0で初期化する。ステップS
52で変数jを値0で初期化する。ステップS53で変
数iを値0で初期化する。ステップS54で、配列dの
k番目の要素d(k)に、領域(i,j)のRの平均値
を代入する。同様にd(k+1)にGの平均値を、d
(k+2)にBの平均値を代入する。なお、R,G,B
値の平均値算出方法は図6のフローチャートを用いて後
述する。
【0018】ステップS55でkを3だけ増加させる。
ステップS56でiを1だけ増加させる。ステップS5
7でiを値2と比較し、2より大きければS58へ移
る。それ以外の場合はS54へ戻る。ステップS58で
はjを値1だけ増加させる。ステップS59でjを値1
と比較し1より大きければ処理を完了する。それ以外の
場合はS53へ戻る。
【0019】上記の処理を終了すると、18個の要素を
持つ配列d()に、イラスト画像の画像特徴量が格納さ
れる。ここでは特徴量算出のため、画像を6個の等面積
な矩形領域に分割しているが分割方法は矩形に限るもの
ではなく、より複雑な形状でもよいし、分割数を増やし
ても良い。また、分割数を増減したときは、特徴量を格
納する配列の要素数は18個ではなく、それに応じて要
素数を増減させることになり、ステップS57とステッ
プS59の判定に用いられる値も変化することになる。
【0020】図6は、領域毎のR,G,B値の平均値算
出方法を説明するフローチャートである。画像データ
は、R(X,Y)、G(X,Y)、B(X,Y)の3つ
の配列に格納されているものとする。ただし、0≦X<
W、0≦Y<Hであり、画像の左上隅を起点(0,0)
とする。以下のフローでは、X0≦X<X1、Y0≦Y
<Y1の部分領域の平均濃度を算出し、変数DR,D
G,DBに夫々R,G,B値の平均値を代入する。
【0021】また、上記ステップS54において、領域
(i,j)に相当する領域は、図4に示す如く3×2に
等分割された場合、 X0=W×i/3,X1=W×(i+1)/3 Y0=H×j/2,Y1=H×(j+1)/2 に対応するので、定数X0,X1,Y0,Y1を上記に
示す値で初期化した後、図6に示されるフローチャート
を実行する。
【0022】まずステップS61で変数DR,DG,D
Bを値0で初期化する。ステップS62で変数YをY0
で初期化する。ステップS63で変数XをX0で初期化
する。ステップS64で、DRにR(X,Y)の値を加
える。同様にDGにG(X,Y)の値を、DBにB
(X,Y)の値を加える。ステップS65で変数Xを1
だけ増加させる。ステップS66で変数XとX1を比較
し、等しければステップS67へ、それ以外の場合はス
テップS64へ移る。ステップS67で変数Yを値1だ
け増加させる。ステップS68で変数YとY1を比較
し、等しければステップS69へそれ以外の場合はステ
ップS63へ移る。以上のステップS63〜ステップS
68の繰り返しにより、RGB各色成分毎の領域内全画
素分の和が、DR、DG、DBとして求まる。
【0023】ステップS69で、変数DR,DG,DB
の値を夫々(X1−X0)×(Y1−Y0)で除算す
る。これは領域内の総画素数である。すなわちDR,D
G,DBは領域内の画素濃度の総和を画素数で割った平
均濃度となる。
【0024】『ステップS23の説明』ステップS23
では、上記画像特徴量に基づき、類似画像検索を行う。
ハードディスク装置106には、N枚の画像データが蓄
積されており、各々画像の特徴量が、上で説明したのと
同じ方法により事前に算出され、格納されているものと
する。なお、画像データは周知のJPEG、Flash
pixなどの標準的なファイル形式で格納していても良
いし、いわゆるRDBMS(リレーショナルデータベー
スマネージメントシステム)に独自の形式で格納されて
あっても良い。画像特徴量は、N×18の大きさを持つ
2次元配列D(n,j)(ただし、本実施形態の場合は
0≦n<N,0≦j<18)に格納されているものとす
る。
【0025】このとき、提示画像と第n番目の画像との
画像間距離S(n)を以下の式で定義する。
【0026】
【数1】
【0027】この画像間距離が小さいほど、画像の類似
度が高いと判断する。まず、N枚全ての画像と提示画像
間の画像間距離S(n)(0≦n<N)を計算し、次に
S(n)の小さいものから順にM個(0<M<N)を選
び出すことで、類似画像検索を行う。以下、S(n)の
計算処理を図7、M個の画像の選出処理を図8のフロー
チャートを用いて説明する。
【0028】まず、図7において、ステップS71で、
変数nを値0で初期化する。ステップS72で、変数i
と、S(n)を値0で初期化する。
【0029】次に、ステップS73で、今回の領域が
「重視」する領域か否かを判断する。上述のように、設
定メニュー39を用いて「画像全体」を重視領域とする
か「中心部分」を重視領域とするかが設定される。「中
心部分」を重視領域とした場合、本実施形態では特徴量
抽出時の画像データの分割が図4で示すように6分割な
ので、画像の中心は、領域(1,0)と領域(1,1)
の2つの領域になる。すなわち、ステップS73ではi
=3とi=12の場合に、重視する領域であると判断す
る。よってi=3あるいはi=12の場合はステップS
74へ、それ以外の場合はステップS75へ夫々分岐す
る。一方、「画像全体」を重視領域に指定してある場合
は、必ずステップS74へ分岐することになる。
【0030】ステップS74では、変数Aに値100を
セットする。ステップS75では、変数Aに値25をセ
ットする。そして、ステップS76では、D(n,i)
とd(i)の差分にA/100を乗算した結果の二乗を
S(n)に加算する。この結果、重視領域における類似
度には重み100/100が、非重視領域における類似
度には25/100が乗算されることになり、設定メニ
ュー39による設定内容が反映される。
【0031】ステップS77で変数iを値3だけ増加さ
せる。ステップS78で変数iと18を比較し、等しけ
ればステップS79へ、それ以外の場合はステップS7
3へ進む。ステップS79で変数nを値1だけ増加させ
る。ステップS710で変数nとNを比較し、等しけれ
ば処理終了となる。それ以外の場合はステップS72へ
戻る。
【0032】以上のように計算された配列S(n)に、
提示画像と全蓄積画像との間の画像間距離が格納され
た。ここで、画像間距離は、上述したように、「重視す
る領域」、「重視しない領域」に対応した重み付けがな
されて計算される。続いて、画像間距離の小さなものか
ら順にM個を選出し、その画像番号を配列T()に格納
する処理を図8を用いて説明する。
【0033】ステップS81で変数jを値0で初期化す
る。ステップS82で変数iを値0で初期化する。ステ
ップS83で変数minを値0で、Lを十分大きな値で
初期化する。ステップS84でS(i)とLを比較し、
S(i)<LならばステップS85へ、それ以外の場合
はステップS86へ進む。
【0034】ステップS85で変数minに値iを代入
し、LにS(i)を代入する。ステップS86で変数i
を値1だけ増加させる。ステップS87でiとNを比較
し、等しければステップS88へ、それ以外の場合はス
テップS83へ移る。ステップS88でT(j)に値m
inを代入する。ステップS89でS(min)に十分
大きな値を代入する。ステップS810でjを値1だけ
増加させる。ステップS811でjとMを比較し、等し
ければ処理を完了する。その他の場合はステップS82
に戻る。上記の処理で、配列T(j)(0≦j<M)
に、提示画像との類似度の高い順に画像番号が格納され
る。
【0035】『ステップS24の説明』図9は、ステッ
プS24において表示部103に表示される操作画面例
を示す図である。91には、提示されたイラスト画を縮
小表示する。92a〜hには、上記処理により検索され
た類似画像を縮小表示する。92aには、最も類似度が
高い画像番号、すなわちT(0)に格納されている画像
番号に対応する画像が、92bには、T(1)に対応す
る画像、…と表示し、92hには、この中で最も類似度
hが低い画像を表示する。縮小表示には、ハードディス
クに格納された画像データをデコードし、画面上に縮小
して表示しても良いし、標準的な画像フォーマットであ
るFlashpixのように、アイコン用の低解像度の
画像データを持っている場合には、その画像データをデ
コード・表示しても良い。ボタン93を押すと、次候
補、つまりT(8)〜T(15)に対応する画像を同様
に92a〜92hに縮小表示する。これをT(M−1)
に達するまで繰り返すことができる。また、候補画像の
縮小表示(或いはアイコン)を指定すると、対応する画像
の詳細(オリジナルの画像)が表示される。ボタン94を
押すとステップS24を終了する。
【0036】これにより、図3のリストボタン39で
「中心部分」を選択した場合は、画像データの中心部分
に対して重みを付けた類似検索が、「全体画像」を選択
した場合は、通常の類似画像検索が行えるようになる。
【0037】なお、本実施形態の場合、Aに設定する値
として、重みを付ける側の値を100、もう一方の値を
25としたがこれに限るものではない。
【0038】また、本実施形態の場合、画像の領域分割
を6分割とし、画像の中心部分を2つの領域としたが、
これに限るものではなく、分割数や分割方法に応じて設
定してよい。
【0039】また例えば、写真の画像データベースから
の検索を考えると、写真データの場合、一般的に画像の
中心部分に重要な「もの」が写っている場合が多い。よ
ってユーザが、図3のボタン38で、ユーザが「中心部
分」を選択しない場合でも、検索装置内部でこの「中心
重視」の処理を行っても良い。すなわち,デフォルトの
状態として,「中心重視」のモードが設定されるように
してもよい。
【0040】[第2の実施形態]第1の実施形態では、
重みを付けて計算するための領域を固定で指定したが、
この領域をユーザによって指定可能とすることもでき
る。第2の実施形態ではこのような場合を説明する。
【0041】この場合のユーザインタフェースは、図3
の設定ボタン38を図10に示すように領域指定ボタン
101に変更する。この領域指定ボタン101が押され
たときは、ユーザ描画領域31内に、図示の如く矩形領
域102を表示する。この矩形領域102は、ユーザが
マウスなどのポインティングデバイスにより、位置や大
きさを変更/指定できるようにする。
【0042】また、画像間距離の計算処理においては、
この矩形領域102が指定された場合、図7で示すフロ
ーチャートのステップS73における判断処理で、当該
分割領域が上記で指定された矩形領域102に含まれる
か否かを判断する。これにより、ユーザが任意の位置、
大きさの矩形領域で「重視」する領域を指定することが
可能となる。
【0043】なお、ユーザが指定する領域は、矩形領域
に限るものではない。また、矩形領域の大きさは、画像
特徴量計算時の分割領域の大きさに制限されるものでは
ない。ただし、このような場合、分割領域の一部が指定
された領域に含まれるという状態が発生する。その場合
は、図7に示すステップS73の判断処理で2状態に分
岐しているのを、各分割領域の状態(各分割領域に対す
る矩形領域に属する領域の占める割合)に応じて変数A
の値を可変にするように制御すれば良い。
【0044】なお、上記各実施形態で示した操作画面の
レイアウトは、これに限るものではない。また、ユーザ
がスケッチ画像を描画するためのデバイスは、マウスを
用いるものとして説明したがこれに限るものではなく、
ペンタブレットやタッチパネルのようなものでも良い。
【0045】以上のように上記各実施形態によれば、コ
ンピュータ操作画面上にユーザが所望の画像に似せた画
像を描画し、データベースシステムが上記画像を複数の
領域に分割し、各領域毎に特徴量を抽出し、それを基に
類似画像検索を行う。ここで、この類似画像検索を行う
時、複数に分割した領域の内、例えば画像の中心部分
や、ユーザが指定した領域に対して重みを付けて類似画
像検索を行えるようにすることにより、より複雑で高度
な検索が可能になる。これにより、ユーザの意図を迅速
に反映した検索を行える画像検索インタフェースを提供
することができる。また、画像データの「ある部分にこ
んなものがある画像」というように,画像全体はあまり
覚えていないが,部分的には覚えているといったような
場合がある。このような場合に、部分領域を重視して画
像検索を行うことにより、そのよく覚えている部分を特
に「丁寧」にさがすことができ、検索元画像に手書き画
像を用いた類似画像検索に対して非常に有効である。
【0046】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0047】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0048】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザの意図を迅速に反映した画像検索を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による画像検索装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】第1の実施形態による画像検索の大まかな流れ
を示すフローチャートである。
【図3】ステップ21において表示部103に表示され
る操作画面例を示す図である。
【図4】本実施形態による画像の分割状態を説明する図
である。
【図5】本実施形態による画像の特徴量算出処理を説明
するフローチャートである。
【図6】領域毎のR,G,B値の平均値算出方法を説明
するフローチャートである。
【図7】実施形態による画像間距離の計算処理を示すフ
ローチャートである。
【図8】類似画像を選出する処理を示すフローチャート
である。
【図9】ステップS24において表示部103に表示さ
れる操作画面例を示す図である。
【図10】第2の実施形態での対話的画像提示のための
画面構成を説明する図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 キーボポード 102a マウス表示部 103 表示部 104 ROM 105 RAM 106 ハードディスク 107 フロッピーディスク 108 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草間 澄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND08 NK06 PP03 PQ02 PR06 QM08 QP05 5L096 AA02 BA08 CA25 EA45 FA81 HA08 JA03 9A001 BB06 GG01 HH23 JJ02 KK42

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の画像を蓄積した記憶手段から所
    望の画像を検索する画像検索方法であって、 指定された検索元画像の特徴量と前記複数枚の画像の特
    徴量に基づいて、該検索元画像と該複数枚の画像の各々
    との類似度を計算する計算工程と、 前記計算工程で計算された画像類似度に基づいて前記複
    数枚の画像から類似画像を抽出して検索結果を得る検索
    工程と、 画像を複数の領域に分け、各領域に異なる重みを設定す
    る設定工程とを備え、 前記計算工程は、前記設定工程で設定された重みを用い
    て類似度の計算を実行することを特徴とする画像検索方
    法。
  2. 【請求項2】 操作者が対話的に画像を描画できる描画
    工程を更に備え、 前記指定された検索元画像は前記描画工程において描画
    された画像であることを特徴とする請求項1に記載の画
    像検索方法。
  3. 【請求項3】 前記計算工程は、処理対象となる2画像
    のそれぞれを複数の分割領域に分け、該2画像間で各分
    割領域毎に特徴量を比較して類似度を得るものであり、
    各分割領域毎に得られる類似度に対して前記設定工程で
    設定された重みを作用させることを特徴とする請求項1
    に記載の画像検索方法。
  4. 【請求項4】 前記設定工程は、画像の中央部分の領域
    に高い重みを設定することを特徴とする請求項1に記載
    の画像検索方法。
  5. 【請求項5】 前記設定工程は、前記検索元画像中にお
    いて任意に指定された領域に高い重みを設定することを
    特徴とする請求項1に記載の画像検索方法。
  6. 【請求項6】 前記検索工程で得られた画像を縮小して
    表示する表示工程を更に備えることを特徴とする請求項
    1に記載の画像検索方法。
  7. 【請求項7】 前記検索工程で得られた画像に対応付け
    られたアイコン画像を表示する表示工程を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像検索方法。
  8. 【請求項8】 前記表示工程は、表示された画像の一つ
    が選択された場合に、当該画像に関連付けられた詳細画
    像を表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の
    画像検索方法。
  9. 【請求項9】 前記表示工程は、抽出された画像を類似
    度順に表示することを特徴とする請求項7又は8に記載
    の画像検索方法。
  10. 【請求項10】 複数枚の画像を蓄積した記憶手段から
    所望の画像を検索する画像検索装置であって、 指定された検索元画像の特徴量と前記複数枚の画像の特
    徴量に基づいて、該検索元画像と該複数枚の画像の各々
    との類似度を計算する計算手段と、 前記計算手段で計算された画像類似度に基づいて前記複
    数枚の画像から類似画像を抽出して検索結果を得る検索
    手段と、 画像を複数の領域に分け、各領域に異なる重みを設定す
    る設定手段とを備え、 前記計算手段は、前記設定手段で設定された重みを用い
    て類似度の計算を実行することを特徴とする画像検索装
    置。
  11. 【請求項11】 操作者が対話的に画像を描画できる描
    画手段を更に備え、 前記指定された検索元画像は前記描画手段において描画
    された画像であることを特徴とする請求項10に記載の
    画像検索装置。
  12. 【請求項12】 前記計算手段は、処理対象となる2画
    像のそれぞれを複数の分割領域に分け、該2画像間で各
    分割領域毎に特徴量を比較して類似度を得るものであ
    り、各分割領域毎に得られる類似度に対して前記設定手
    段で設定された重みを作用させることを特徴とする請求
    項10に記載の画像検索装置。
  13. 【請求項13】 前記設定手段は、画像の中央部分の領
    域に高い重みを設定することを特徴とする請求項10に
    記載の画像検索装置。
  14. 【請求項14】 前記設定手段は、前記検索元画像中に
    おいて任意に指定された領域に高い重みを設定すること
    を特徴とする請求項10に記載の画像検索装置。
  15. 【請求項15】 前記検索手段で得られた画像を縮小し
    て表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求
    項10に記載の画像検索装置。
  16. 【請求項16】 前記検索手段で得られた画像に対応付
    けられたアイコン画像を表示する表示手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像検索装置。
  17. 【請求項17】 前記表示手段は、表示された画像の一
    つが選択された場合に、当該画像に関連付けられた詳細
    画像を表示することを特徴とする請求項15又は16に
    記載の画像検索装置。
  18. 【請求項18】 前記表示手段は、抽出された画像を類
    似度順に表示することを特徴とする請求項16又は17
    に記載の画像検索装置。
  19. 【請求項19】 複数枚の画像を蓄積した記憶手段から
    所望の画像を検索する画像検索処理を、コンピュータに
    よって実現させるための制御プログラムを格納したコン
    ピュータ可読メモリであって、該制御プログラムが、 指定された検索元画像の特徴量と前記複数枚の画像の特
    徴量に基づいて、該検索元画像と該複数枚の画像の各々
    との類似度を計算する計算工程のコードと、 前記計算工程で計算された画像類似度に基づいて前記複
    数枚の画像から類似画像を抽出して検索結果を得る検索
    工程のコードと、 画像を複数の領域に分け、各領域に異なる重みを設定す
    る設定工程のコードとを備え、 前記計算工程は、前記設定工程で設定された重みを用い
    て類似度の計算を実行することを特徴とするコンピュー
    タ可読メモリ。
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