JP2001143075A - テンプレートマッチング方法 - Google Patents
テンプレートマッチング方法Info
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Abstract
の背景、あるいは、入力画像内に複数存在してもテンプ
レート画像の位置を正確に検出できるテンプレートマッ
チング方法を提供する。 【解決手段】 濃淡あるいは2値の入力画像に対し、濃
淡あるいは2値のテンプレート画像を用いてテンプレー
トマッチングを行い、テンプレート画像の位置を入力画
像内で検出するテンプレートマッチング方法において、
濃淡画像と同一の視野を持つ距離画像102と濃淡画像
101とから、統合画像104を生成する画像統合手段
103(107)を設け、入力画像104とテンプレー
ト画像108とを統合画像としてテンプレートマッチン
グを行うものである。
Description
像を用いてテンプレートマッチングを行い、テンプレー
ト画像の位置を入力画像内で検出するテンプレートマッ
チング方法に関する。
証されるテンプレートマッチング・システムのブロック
図を図10に示す、図10において、801は入力画
像、802はテンプレート画像、803はテンプレート
マッチング部である。テンプレートマッチングは予め保
持されたテンプレート画像802が入力画像801中の
どこに最も合うかを求める問題である。一般に、入力画
像801及びテンプレート画像802は、濃淡画像ある
いは2値画像である。テンプレートマッチング部803
では、例えば、残差逐次検定法による演算を行い、入力
画像801内のテンプレート画像802の位置を出力す
る。残差逐次検定法は、テンプレート画像802をN×
N画素、入力画像801をM×M画素とした時、次の式
(1)における、
ト画像802の位置とするものである。ここで、Iは入
力画像801の部分画像、Tはテンプレート画像802
である。
来例では、例えば、図11に示すような撮像装置と対象
物体との位置関係において、804は入力画像、805
はテンプレート画像、806は撮像装置、807はテー
ブル、808は第1の対象物体、809は第2の対象物
体、810は第3の対象物体、811は第1の対象物体
画像、812は第2の対象物体画像、813は第3の対
象物体画像とした場合に、対象物体808〜810が同
一形状で対象物体画像811〜813もテンプレート画
像と濃度分布が近いような場合に、テンプレート画像8
05を用いて、テーブル807上に置かれた第2の対象
物体809の位置を、撮像装置806で取得された入力
画像804内で求めるものとすると、濃淡あるいは2値
の情報のみで、テンプレートマッチングが実行されるの
で、望みの第2の対象物体画像812が検出されずに、
第1の対象物体画像811の位置、又は、第3の対象物
体画像813の位置が検出されてしまう可能性があり、
求めようとする対象物体の正確な位置が検出できないと
いう問題があった。更に、図11の入力画像804には
背景を図示していないが、背景が存在するような場合
に、テンプレート画像805に近い濃度分布を持つ部分
が背景に存在する時は、異なった位置を検出してしまう
という問題があった。更に、残差逐次検定法による式
(1)の演算は、入力画像804全体に対して実行され
るため、演算コストが高くなるという問題があった。ま
た、図12も図11と同じ、撮像装置と対象物体の位置
関係を示す図で、こちらも対象物体827〜830は全
て同一形状であるが、テンプレートマッチングにより、
テーブル826上に置かれた対象物体827〜830そ
れぞれの位置を全て入力画像824内で求めようとすれ
ば、図13に示すように、図12で撮像された対象物体
画像831〜834の位置を、予め保持する複数のテン
プレート画像群901中の各テンプレート画像902〜
905を用いて、テンプレートマッチング部906によ
りマッチングを図る探索作業を行って求めることにな
る。例えば、図12に示す第2の対象物体828の位置
を求めるには、第1のテンプレート画像902を用いて
入力画像824の全領域に対し、先述の残差逐次検定法
による式(1)の演算を行って、第2の対象物体画像8
32の位置を検出する。同様に、第1の対象物体82
7、第3の対象物体829、第4の対象物体830の位
置を求めるには、それぞれ第4、第3、第2のテンプレ
ート画像905、904、903を用いて、それぞれ入
力画像824の全領域に対して、残差逐次検定法による
式(1)の演算を行い、対象物体画像831、833、
834の位置を検出することになるが、テンプレート画
像群901のそれぞれのテンプレート画像902〜90
5のサイズを人手で微調整しながら多数作成しなければ
ならないので、手間が掛かるという問題があった。更
に、それぞれのテンプレート画像902〜905を用い
て、入力画像824の背景を含む全領域に対してテンプ
レートマッチングの演算を実行するため、演算コストが
高くなるという問題があった。そこで、本発明は、テン
プレート画像を多数作成する必要がなく、テンプレート
画像と近い濃度分布が入力画像の背景若しくは入力画像
内に複数存在するような場合に、テンプレート画像を正
確に検出することができる演算コストの低いテンプレー
トマッチング方法を提供することを目的としている。
め、請求項1に記載の発明は、濃淡あるいは2値の入力
画像に対し、濃淡あるいは2値のテンプレート画像を用
いてテンプレートマッチングを行い、前記テンプレート
画像の位置を前記入力画像内で検出するテンプレートマ
ッチング方法において、濃淡画像と同一の視野を持つ距
離画像および前記濃淡画像から統合画像を生成する画像
統合手段を設け、前記入力画像と前記テンプレート画像
とを前記統合画像としてテンプレートマッチングを行う
ことを特徴としている。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1記載のテンプレートマッチング方法におい
て、前記テンプレート画像に2値のマスク画像を設定す
るマスク設定手段を設け、前記テンプレート画像をテン
プレートマスク画像とすることを特徴としている。ま
た、請求項3に記載の発明は、濃淡あるいは2値の入力
画像に対し、濃淡あるいは2値のテンプレート画像を用
いてテンプレートマッチングを行い、前記テンプレート
画像の位置を前記入力画像内で検出するテンプレートマ
ッチング方法において、テンプレート画像焦点距離とテ
ンプレート距離画像と入力画像焦点距離と入力距離画像
とを用いて前記テンプレート画像の倍率を決定するテン
プレート倍率決定手段と、濃淡画像のテンプレートのサ
イズを変更するテンプレートサイズ変更手段を備え、前
記サイズを変更したテンプレート画像を用いてテンプレ
ートマッチング部により濃淡画像でテンプレートマッチ
ングを行うことを特徴としている。また、請求項4に記
載の発明は、請求項3記載のテンプレートマッチング方
法において、前記テンプレートサイズ変更手段が2値化
画像のテンプレートサイズの変更を行い、前記テンプレ
ートマッチング部が2値化画像でテンプレートマッチン
グを行うことを特徴としている。また、請求項5に記載
の発明は、請求項3記載のテンプレートマッチング方法
において、前記テンプレートサイズ変更手段が統合画像
のテンプレートサイズの変更を行い、前記テンプレート
マッチング部が統合画像でテンプレートマッチングを行
うことを特徴としている。このテンプレートマッチング
方法によれば、濃淡画像と同一の視野を持つ距離画像お
よび濃淡画像から統合画像を生成する画像統合手段を設
け、入力画像およびテンプレート画像を統合画像として
テンプレートマッチングを行うか、あるいはマスク設定
手段によりテンプレート画像をテンプレートマスク画像
としてテンプレートマッチングを行うので、テンプレー
ト画像と近い濃度分布が入力画像の背景若しくは入力画
像内に複数存在しても、統合画像は距離データを含むこ
とによって、背景あるいは対象物体を正確に識別するこ
とが可能となり、誤検出を避けることができる。また、
テンプレート画像の特徴的な部分に設定するマスクデー
タによっても背景又は複数の対象物体を識別することで
誤検出を避けることができる。あるいは、テンプレート
倍率決定手段と、テンプレートサイズ変更手段とを設
け、入力距離画像の各ピクセルにおけるサイズの変更さ
れたテンプレート画像、あるいはサイズの変更されたテ
ンプレート2値化画像、あるいはサイズの変更されたテ
ンプレート統合画像を用いてテンプレートマッチングを
実行できるようにしたので、テンプレート画像はピクセ
ル単位で比較・変更が可能になったので1つの利用で済
み、サイズの異なるテンプレート画像を多数作成する必
要がなくなる。且つ、テンプレートマッチングは、入力
画像の存在する部分に対して1度のテンプレートマッチ
ングの実行で済むので演算コストも低減できる。
て説明する。まず、本発明の第1の実施の形態について
説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るテン
プレートマッチング・システムのブロック図である。図
3は図1に示す濃淡および距離画像を取得する距離計測
装置の簡略模式図である。図4は図1に示す濃淡画像と
距離画像を示す図である。図1において、101は入力
濃淡画像、102は入力距離画像、103は第1の画像
統合手段、104は入力統合画像、105はテンプレー
ト濃淡画像、106はテンプレート距離画像、107は
第2の画像統合手段、108はテンプレート統合画像、
109はテンプレートマッチング部である。図3におい
て、301は投光光学系、302は受光光学系、303
はプリズムブロック、304は距離画像系CCD、30
5はカラー画像系CCD、306はメインCPU、30
7は距離画像出力、308はカラー画像出力である。つ
ぎに動作について説明する。図3に示した距離計測装置
によって濃淡画像101、距離画像102を取得する
が、この距離計測装置は三角測量の原理に基づいて、対
象物体までの距離を計測するものである。先ず、メイン
CPU306により制御される投光光学系301からレ
ーザ光を照射し、対象物体で反射した光を受光光学系3
02で受光する。プリズムブロック303は光路を2つ
に分岐させる。一方はレーザ波長のみを選択的に通過さ
せる光路で、距離画像系CCD304に導かれる。他方
は、レーザ波長以外の可視光が通過する光路で、カラー
画像系CCD305へ導かれる(ダイクロイックミラー
系等による)。距離画像系CCD304の出力は、メイ
ンCPUで距離として演算され、距離画像出力307と
なる。カラー画像系CCD305の出力はメインCPU
306を通過し、カラー画像出力308となる。従っ
て、距離画像とカラー画像が同一視野で取得できる利点
がある。この距離計測装置の具体例としては、例えば
「糊田寿夫:高速光切断法を用いた3次元形状入力シス
テム、計測技術、pp.38−42、Vol.8、19
96」に紹介されている装置VIVID700(商品名
である)、又は同等の機能を有する装置が使用できる。
なお、以降、断らない限り、カラー画像をモノクロ濃淡
画像として扱うものとする。図11に示すテーブル80
7、第1の対象物体808、第2対象物体809、第3
の対象物体810、から成るシーンを撮像装置806の
位置にこの距離計測装置を置いて計測する。こうして取
得した濃淡画像101と距離画像102を図4に示す。
この入力距離画像102は距離を濃淡表示し、距離計測
装置に近い部分ほど白く表現される。又、背景は計測範
囲外であることから、データが存在しないので黒く表現
される。更に、第1の対象物体808及び第3の対象物
体810は、計測範囲にしきい値を設定することによっ
て入力距離画像102には現れない。これによって、従
来例の図11において、望みの対象物体画像812の位
置が得られる。図1において、第1の画像統合手段10
3は、入力濃淡画像101と入力距離画像102とを入
力し、入力距離画像102のデータの存在する点に、対
応する入力濃淡画像101のデータをプロットする処理
により、入力統合画像104を出力する。同様に、第2
の画像統合手段107は、テンプレート濃淡画像105
とテンプレート距離画像106とを入力し、テンプレー
ト距離画像106のデータの存在する点に、対応するテ
ンプレート濃淡画像105のデータをプロットし、テン
プレート統合画像108を出力する。 テンプレートマ
ッチング部109は、入力統合画像104とテンプレー
ト統合画像108とを入力し、入力濃淡画像101内の
テンプレート濃淡画像105の位置を出力する。この場
合のマッチングの演算には、例えば、従来の技術の式
(1)で示した残差逐次検定法を用いれば良い。又、式
(1)による演算については、入力統合画像104内
の、データの存在する部分(入力統合画像104の黒色
部分以外の部分)のみ実行する。これによって大幅に演
算コストを削減できる。なお、入力濃淡画像101及
び、テンプレート濃淡画像105をカラー画像として、
テンプレートマッチング部109の入力を入力統合カラ
ー画像及び、テンプレートカラー統合画像とする場合に
は、例えば、式(1)に示す残差逐次検定法を用いれ
ば、カラー成分をR(赤)、G(緑)、B(青)とし、 R(a,b)=RR (a,b)+RG (a,b)+RB (a,b) ・・・(2) の演算を行い、Rの最小値を求めればよい。このよう
に、本実施の形態によれば、画像統合手段103、10
7を設けて、濃淡画像の背景を除去し、しきい値を設定
した距離画像の統合画像を生成して、距離データを含め
た濃淡画像によりテンプレートマッチングを行うので、
図11に示した従来技術の場合のように、所望以外の対
象物体あるいは背景を誤検出するようなことは避けるこ
とができる。
説明する。図2は本発明の第2の実施の形態に係るテン
プレートマッチング・システムのブロック図である。図
2において、201はマスク画像、202はマスク設定
手段、203はテンプレートマスク画像である。なお、
その他の図1と同一構成には、同一符号を付して重複す
る説明は省略する。また、図3、図4は第1の実施の形
態との共通図として使用する。つぎに動作について説明
する。テンプレートマッチング部109の1つの入力で
ある入力統合画像104を作成する過程は第1の実施の
形態と同じである。マスク設定手段202は、テンプレ
ート濃淡画像105の特徴的な部分に、2値のマスク画
像201を設定するものであり、テンプレート濃淡画像
105とマスク画像201とを入力し、テンプレート濃
淡画像105のマスク画像201の0の部分(マスク画
像201の黒の部分)を、テンプレートマスク画像20
3として出力する。 テンプレートマッチング部109
は、図1の前実施の形態と同一機能を持ち、入力統合画
像104とテンプレートマスク画像203を入力して、
入力濃淡画像101内の、テンプレート濃淡画像105
の位置を出力する。このように、第2の実施の形態によ
れば、テンプレート画像と近い濃度分布が背景、あるい
は、入力画像内に複数存在しても、入力画像中のテンプ
レート画像の位置を正確に検出できる。また、入力画像
中のデータの存在する部分のみテンプレートマッチング
を実行すればよいので、演算コストを低減できる。
説明する。図5は本発明の第3の実施の形態に係るテン
プレートマッチング・システムのブロック図である。図
8は図5に示す入力濃淡画像と入力距離画像を示す図で
ある。図9は図5に示すテンプレートの濃淡画像と距離
画像を示す図である。図5において、501はテンプレ
ート倍率決定手段で、502はテンプレートサイズ変更
手段、503はテンプレート画像焦点距離、504は入
力画像焦点距離、505はテンプレートマッチング部で
ある。先ず、図12に示したようなテーブル826、第
1〜4の対象物体827〜830から成るシーンを撮像
装置825の位置に、図3に示す距離計測装置を置いて
取得した入力の濃淡画像と距離画像を図8に示す。図
中、508は入力距離画像、509は入力濃淡画像であ
り、入力距離画像508は距離計測装置に近い部分ほど
白く表現される。入力距離画像508の背景は計測範囲
外であることからデータが存在しない(この領域は黒く
表現される)。図9にはテンプレートの濃淡画像と距離
画像とを示す。507はテンプレート濃淡画像、506
はテンプレート距離画像である。つぎに動作について説
明する。図5に示すテンプレート画像焦点距離503
は、テンプレート画像取得時に持つ焦点距離である。同
様に入力画像焦点距離504は、入力画像取得時に持つ
焦点距離である。距離画像の各ピクセルは距離計測装置
で取得した距離情報が濃淡として表現されている。この
距離情報をZとし、テンプレート画像焦点距離503を
Ft、テンプレート距離画像506のテンプレート中央
の距離情報をZtとすると、テンプレート距離画像50
6の中央での倍率Mtは次式で表される。 Mt=Ft/Zt ・・・ (3) 一方、入力画像焦点距離504をFl、入力距離画像5
08の各ピクセルの距離情報をZi(i=1,2,・・
・,n ここでnは距離情報の存在する個数)とする
と、入力距離画像508の各ピクセルでの倍率Miは次
式で表される。 Mi=Fl/Zi ・・・ (4) (i=1,・・・,n) テンプレート倍率決定手段501は、テンプレート画像
焦点距離503と、テンプレート距離画像506と、入
力画像焦点距離504と、入力距離画像508とを入力
し、式(3)、式(4)の演算を実行し、次式に基づい
て入力距離画像508の各ピクセルにおけるテンプレー
ト倍率Si(i=1,2,・・・,nここでnは距離情
報の存在する個数)を次式のように決定し出力する。 Si=Mi/Mt ・・・ (5) (i=1,・・・,n) 次に、テンプレートサイズ変更手段502では、テンプ
レート濃淡画像507のサイズをテンプレート倍率Si
で掛け、テンプレート濃淡画像507のサイズを変更す
る。続いて、テンプレートマッチング部505では、入
力濃淡画像509を入力画像、入力距離画像508の各
ピクセルにおけるサイズの変更されたテンプレート濃淡
画像507をテンプレート画像として、例えば、式
(1)に示す残差逐次検定法を行い、第1の対象物体画
像831から第4の対象物体834までの位置を出力す
る。このように、第3の実施の形態によれば、テンプレ
ート画像は1つで済み、従来例の図13のようにサイズ
の異なるテンプレート画像を多数作成しないで、テンプ
レートマッチングを実行することができる。更に、テン
プレートマッチングは入力画像のデータの存在する部分
に対して1度の実行で済ませることが可能になる。
説明する。図6は本発明の第4の実施の形態に係るテン
プレートマッチング・システムのブロック図である。図
6において、601は第1の2値化手段、602は第2
の2値化手段、603は入力2値化画像、604はテン
プレート2値化画像である。その他の図5と同一構成に
は同一符号を付して重複する説明は省略する。つぎに動
作について説明する。先ず、第1の2値化処理手段60
1は、入力距離画像508を入力して、あるしきい値に
基づいて2値化処理を行い、入力2値化画像603を出
力する。同様に、第2の2値化手段602は、テンプレ
ート距離画像506を入力し、あるしきい値に基づいて
2値化処理を行って、テンプレート2値化画像604を
出力する。又、テンプレート倍率決定手段501の機能
は、第3の実施の形態と同一機能である。テンプレート
サイズ変更手段502の機能も第3の実施の形態と同様
であるが、入力がテンプレート2値化画像604となる
点が異なる。又、テンプレートマッチング部505の機
能も第3の実施の形態と同様であるが、入力画像が入力
2値化画像603、テンプレート画像がサイズの変更さ
れたテンプレート2値化画像604となる点が異なる。
そして結果として、図12のような第1の対象物体画像
831〜第4の対象物体画像834までの位置を出力す
る。このように、第4の実施の形態によれば、テンプレ
ート画像は1つで済み、サイズの異なるテンプレート画
像を多数作成する必要が無く、テンプレートマッチング
を実行できる。また、テンプレートマッチングは、入力
画像のデータの存在する部分に対して1度の実行で済ま
せることができる。
説明する。図7は本発明の第5の実施の形態に係るテン
プレートマッチング・システムのブロック図である。図
7において、701は第1の画像統合手段、702は第
2の画像統合手段、703は入力統合画像、704はテ
ンプレート統合画像である。その他の図5と同一構成に
は同一符号を付して重複する説明は省略する。つぎに動
作について説明する。図7に示す第1の画像統合手段7
01は、入力濃淡画像509と入力距離画像508とを
入力し、入力距離画像508のデータの存在する点に対
応する入力濃淡画像509のデータをプロットし、入力
統合画像703を出力する。同様に、第2の画像統合手
段702は、テンプレート距離画像506のデータの存
在する点に対応するテンプレート濃淡画像507のデー
タをプロットし、テンプレート統合画像704を出力す
る。また、テンプレート倍率決定手段501の機能は第
3の実施の形態と同一のものである。テンプレートサイ
ズ変更手段502の機能も第3の実施の形態と同様であ
るが、入力がテンプレート統合画像704となる点が異
なる。テンプレートマッチング部505も第3の実施の
形態と同様であるが、入力画像が入力統合画像703、
テンプレート画像がサイズの変更されたテンプレート統
合画像704となる点が異なる。その結果として、第1
の対象物体画像831から第4の対象物体画像834ま
での位置を出力する。このように、第5の実施の形態に
よれば、テンプレート画像は1つで済み、サイズの異な
るテンプレート画像を多数作成する必要が無くテンプレ
ートマッチングを実行できる。また、テンプレートマッ
チングは入力画像のデータの存在する部分に対して1度
の実行で済ませることができる。
濃淡あるいは2値の入力画像に対し、濃淡あるいは2値
のテンプレート画像を用いてテンプレートマッチングを
行い、テンプレート画像の位置を入力画像内で検出する
テンプレートマッチング方法において、濃淡画像と同一
の視野を持つ距離画像と、濃淡画像から統合画像を生成
する画像統合手段を設け、入力画像を統合画像とし、テ
ンプレート画像を統合画像あるいはマスク画像とするこ
とによって、テンプレート画像と近い濃度分布が入力画
像内の背景若しくは入力画像内に複数存在する場合で
も、入力画像中のテンプレート画像の位置を正確に検出
することが可能で、且つ、テンプレートマッチングの演
算コストも低減できるという効果がある。また、濃淡あ
るいは2値の入力画像に対し、濃淡あるいは2値のテン
プレート画像を用いてテンプレートマッチングを行い、
テンプレート画像の位置を入力画像内で検出するテンプ
レートマッチング方法において、テンプレート画像焦点
距離とテンプレート距離画像と入力画像焦点距離と入力
距離画像とを用いてテンプレート画像の倍率を決定する
テンプレート倍率決定手段と、濃淡画像のテンプレート
のサイズを変更するテンプレートサイズ変更手段を備
え、テンプレートマッチング部により、入力濃淡画像と
サイズの変更されたテンプレート濃淡画像、入力2値化
画像とサイズの変更されたテンプレート2値化画像、あ
るいは入力統合画像とサイズの変更されたテンプレート
統合画像を用いてテンプレートマッチングを行うので、
サイズの異なるテンプレート画像を多数作成する必要が
なくなり、入力画像のデータの存在する部分に対して1
度のテンプレートマッチングの実行で済むので演算コス
トも低減できるという効果がある。
マッチング・システムのブロック図である。
マッチング・システムのブロック図である。
計測装置の概略模式図である。
ある。
マッチング・システムのブロック図である。
マッチング・システムのブロック図である。
マッチング・システムのブロック図である。
示す図である。
ブロック図である。
おける撮像装置と対象物体の位置関係を示す図である。
係を示す図である。
テムのブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 濃淡あるいは2値の入力画像に対し、濃
淡あるいは2値のテンプレート画像を用いてテンプレー
トマッチングを行い、前記テンプレート画像の位置を前
記入力画像内で検出するテンプレートマッチング方法に
おいて、 濃淡画像と同一の視野を持つ距離画像および前記濃淡画
像から統合画像を生成する画像統合手段を設け、前記入
力画像と前記テンプレート画像とを前記統合画像として
テンプレートマッチングを行うことを特徴とするテンプ
レートマッチング方法。 - 【請求項2】 前記テンプレート画像に2値のマスク画
像を設定するマスク設定手段を設け、前記テンプレート
画像をテンプレートマスク画像とする請求項1記載のテ
ンプレートマッチング方法。 - 【請求項3】 濃淡あるいは2値の入力画像に対し、濃
淡あるいは2値のテンプレート画像を用いてテンプレー
トマッチングを行い、前記テンプレート画像の位置を前
記入力画像内で検出するテンプレートマッチング方法に
おいて、 テンプレート画像焦点距離とテンプレート距離画像と入
力画像焦点距離と入力距離画像とを用いて前記テンプレ
ート画像の倍率を決定するテンプレート倍率決定手段
と、濃淡画像のテンプレートのサイズを変更するテンプ
レートサイズ変更手段を備え、前記サイズを変更したテ
ンプレート画像を用いてテンプレートマッチング部によ
り濃淡画像でテンプレートマッチングを行うことを特徴
とするテンプレートマッチング方法。 - 【請求項4】 前記テンプレートサイズ変更手段が2値
化画像のテンプレートサイズの変更を行い、前記テンプ
レートマッチング部が2値化画像でテンプレートマッチ
ングを行う請求項3記載のテンプレートマッチング方
法。 - 【請求項5】 前記テンプレートサイズ変更手段が統合
画像のテンプレートサイズの変更を行い、前記テンプレ
ートマッチング部が統合画像でテンプレートマッチング
を行なう請求項3記載のテンプレートマッチング方法。
Priority Applications (1)
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