JPH07160844A - ファイリング装置 - Google Patents

ファイリング装置

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JPH07160844A
JPH07160844A JP5302787A JP30278793A JPH07160844A JP H07160844 A JPH07160844 A JP H07160844A JP 5302787 A JP5302787 A JP 5302787A JP 30278793 A JP30278793 A JP 30278793A JP H07160844 A JPH07160844 A JP H07160844A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
similarity
classification item
image input
calculated
Prior art date
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Pending
Application number
JP5302787A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Kawasaki
敏治 川崎
Yoshihiro Yokoyama
佳弘 横山
Kenichi Nishikawa
健一 西川
Yasuo Kurosu
康雄 黒須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07160844A publication Critical patent/JPH07160844A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】キーワード等のコードの入力を不要とし、画像
の自動分類登録を行う。 【構成】特徴量計算手段103は、画像入力手段101
により入力された画像の特徴量を計算し、特徴量読出手
段106は、ファイル手段109に記憶されている画像
に付加されている特徴量を読み出し、類似度計算手段1
04は、特徴量計算手段103により計算された特徴量
と特徴量読出手段106により読み出された特徴量との
類似度を計算し、最大類似度判定手段105は、類似度
計算手段104により計算された類似度のうち、その数
値が最大となるものを求め、求めた類似度に対応する画
像が属する分類項目を、入力された画像の分類項目であ
ると判定する。画像登録手段107は、入力された画像
を、判定された分類項目に属するようファイル手段10
9に登録し、特徴量登録手段108は、計算された特徴
量を、ファイル手段109に登録された画像に付加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーワード等のコード
情報の入力を不要とし、画像の自動分類登録を行うこと
を可能とするファイリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスクまたは光ディスク等
の記録媒体に画像を分類登録するためには、画像にキー
ワード等のコード情報を付加するのが主流であった。こ
れは、コード情報をキーボード等から入力し、該コード
情報が付加されている画像を検索するためである。
【0003】しかし、この方法には、画像の登録時およ
び検索時に、コード情報をキーボード等から入力しなけ
ればならず、多大な作業量を要するという欠点があっ
た。
【0004】そこで、従来より、画像からコード情報を
自動的に抽出する方法や画像の一部をコード情報に代わ
るキーとして付加する方法が考案されている。
【0005】前者は、例えば、特開昭63−21298
6号公報に記載されているように、画像から文字領域を
取り出し、文字認識を行って、コード情報とする方法で
ある。この方法によれば、画像の自動分類登録をコード
情報によって行うことができるが、文字認識を行うこと
から、文字認識による誤りの発生を回避できず、ユーザ
にとって好ましい分類登録を行うことができないという
欠点がある。
【0006】後者は、例えば、特開昭64−10384
号公報に記載されているように、画像の一部をそのまま
検索のためのキーとして付加する方法である。また、特
開昭59−216273号公報,特開昭60−1927
5号公報,特開昭60−83179号公報に記載されて
いるように、画像から輪郭情報を抽出し、これを検索の
ためのキーとして付加する方法である。これらの方法で
は、抽出されたデータは、記録媒体に記録されている画
像をユーザが検索するためのインデックスとして付加さ
れる情報である。すなわち、画像の検索時には、キー
(画像の一部または輪郭情報)を一覧表示し、ユーザに
より選択指示されたキーが付加された画像を表示するよ
うにしている。従って、画像の検索時にユーザが目視に
よって所望の画像の候補を絞り込むためには有効である
が、抽出されたデータが画像のまままたは画像の圧縮デ
ータであることから、画像の自動分類登録のために使用
することはできない。
【0007】また、画像から特徴量を自動的に抽出する
方法も考案されている。
【0008】これは、例えば、特開昭59−14070
号公報に記載されているように、画像から直線成分の割
合,中間調の割合等の特徴量を抽出し、これをコード情
報に変換する方法である。この方法によれば、画像の検
索時に、グラフを含む画像や写真を含む画像といった属
性による検索ができるが、画像の自動分類登録のために
使用することはしていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術では、画像の自動分類登録は行われていなかった。
【0010】ところで、画像の登録時に自動分類登録し
ておくと、画像の検索時には、分類項目を一覧表示し、
ユーザにより選択指示された分類項目に属する画像のみ
を表示することができるので、画像の登録時のみなら
ず、画像の検索時にみ、ユーザは、コード情報を入力す
る必要がなくなる。
【0011】本発明の目的は、キーワード等のコード情
報の入力を不要とし、画像の自動分類登録を行うことを
可能とするファイリング装置を提供することにある。
【0012】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像を入力する画像入力手段と、上記画
像入力手段により入力された画像を記憶するファイル手
段とを備えたファイリング装置において、上記画像入力
手段により入力された画像の特徴量を計算する特徴量計
算手段と、上記画像入力手段により入力された画像を、
複数の分類項目のいずれかに属するよう上記ファイル手
段に登録する画像登録手段と、上記特徴量計算手段によ
り計算された特徴量を、上記画像登録手段により上記フ
ァイル手段に登録された画像に付加して登録する特徴量
登録手段とを備えるようにしており、さらに、上記ファ
イル手段に記憶されている画像に付加されている特徴量
を読み出す特徴量読出手段と、上記特徴量計算手段によ
り計算された特徴量と上記特徴量読出手段により読み出
された特徴量との類似度を計算する類似度計算手段と、
上記類似度計算手段により計算された類似度のうち、そ
の数値が最大となるものを求め、該求めた類似度に対応
する特徴量が付加されている画像が属する分類項目を、
上記画像入力手段により入力された画像が属するべき分
類項目であると判定する最大類似度判定手段とを備える
ようにしている。そして、上記画像登録手段は、上記画
像入力手段により入力された画像を、上記最大類似度判
定手段により判定された分類項目に属するよう上記ファ
イル手段に登録するようにしている。
【0013】また、上記最大類似度判定手段は、上記類
似度計算手段により計算された類似度のうち、その数値
が最大となるものを求め、該求めた類似度が予め決めら
れた閾値以上である場合に、該類似度に対応する特徴量
が付加されている画像が属する分類項目を、上記画像入
力手段により入力された画像が属するべき分類項目であ
ると判定する有効最大類似度判定手段とを備えるように
することもできる。
【0014】また、上記最大類似度判定手段は、上記類
似度計算手段により計算された類似度のうち、その数値
が最大となるものを求め、該求めた類似度が予め決めら
れた閾値以上でない場合に、上記画像入力手段により入
力された画像が新たな分類項目に属するべきであると判
定するようにすることもできる。この場合、上記画像登
録手段は、上記最大類似度判定手段により新たな分類項
目に属するべきであると判定された場合に、新たな分類
項目を設け、上記画像入力手段により入力された画像
を、該新たな分類項目に属するよう上記ファイル手段に
登録するようにする。
【0015】また、画像を入力する画像入力手段と、上
記画像入力手段により入力された画像を記憶するファイ
ル手段とを備えたファイリング装置において、上記画像
入力手段により入力された画像の特徴量を計算する特徴
量計算手段と、上記画像入力手段により入力された画像
を、複数の分類項目のいずれかに属するよう上記ファイ
ル手段に登録する画像登録手段と、上記特徴量計算手段
により計算された特徴量を、上記画像登録手段により上
記ファイル手段に登録された画像に付加して登録する特
徴量登録手段とを備えるようにし、さらに、上記ファイ
ル手段に記憶されている画像に付加されている特徴量を
読み出す特徴量読出手段と、上記特徴量計算手段により
計算された特徴量と上記特徴量読出手段により読み出さ
れた特徴量との類似度を計算する類似度計算手段と、上
記類似度計算手段により計算された類似度のうち、その
数値が予め決められた閾値以上であるものを求め、該求
めた類似度に対応する特徴量が付加されている画像が属
する分類項目を、上記画像入力手段により入力された画
像が属するべき分類項目の候補であると判定する有効類
似度判定手段と、上記有効類似度判定手段により判定さ
れた分類項目を表示する分類項目一覧表示手段と、上記
分類項目一覧表示手段により表示された分類項目のう
ち、外部から選択指示されたものを受け付ける分類項目
選択手段とに備えるようにすることもできる。この場
合、上記画像登録手段は、上記画像入力手段により入力
された画像を、上記分類項目選択手段により受け付けら
れた分類項目に属するよう上記ファイル手段に登録する
ようにする。
【0016】なお、上記分類項目一覧表示手段は、上記
類似度計算手段により計算された類似度の数値が大きい
順に、上記有効類似度判定手段により判定された分類項
目を表示するようにしてもよい。
【0017】また、上記有効類似度判定手段は、上記類
似度計算手段により計算された類似度のうち、その数値
が予め決められた閾値以上であるものがない場合に、上
記画像入力手段により入力された画像が新たな分類項目
に属するべきであると判定するようにし、上記分類項目
一覧表示手段は、上記有効類似度判定手段により新たな
分類項目に属するべきであると判定された場合に、新た
な分類項目を表示するようにし、上記画像登録手段は、
上記分類項目選択手段により、上記新たな分類項目が受
け付けられた場合に、新たな分類項目を設け、上記画像
入力手段により入力された画像を、該新たな分類項目に
属するよう上記ファイル手段に登録するようにすること
もできる。
【0018】上述したようなファイリング装置におい
て、上記ファイル手段に記憶されている画像を検索する
ためには、上記ファイル手段に記憶されている画像が属
する分類項目のうち、外部から選択指示された分類項目
に属する画像を順次表示する画像検索手段をさらに備え
るようにすればよい。
【0019】
【作用】本発明のファイリング装置に画像を登録する際
に、まず、上記画像入力手段は、登録すべき画像を入力
し、上記特徴量計算手段は、上記画像入力手段により入
力された画像の特徴量を計算する。
【0020】一方、上記特徴量読出手段は、上記ファイ
ル手段に既に登録されている画像に付加されて登録され
ている特徴量を読み出す。
【0021】上記類似度計算手段は、上記特徴量計算手
段により計算された特徴量と上記特徴量読出手段により
読み出された特徴量との類似度を計算し、上記最大類似
度判定手段は、上記類似度計算手段により計算された類
似度のうち、その数値が最大となるものを求め、該求め
た類似度に対応する特徴量が付加されている画像が属す
る分類項目を、上記画像入力手段により入力された画像
が属するべき分類項目であると判定する。
【0022】従って、上記画像登録手段は、上記画像入
力手段により入力された画像を、上記最大類似度判定手
段により判定された分類項目に属するよう上記ファイル
手段に登録し、また、上記特徴量登録手段は、上記特徴
量計算手段により計算された特徴量を、上記画像登録手
段により上記ファイル手段に登録された画像に付加して
登録する。
【0023】これにより、上記画像入力手段により入力
された画像は、上記ファイル手段に既に登録されている
画像のうちの特徴量が最も類似している画像が属する分
類項目に属するようにして登録されることとなる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0025】まず、本実施例の第1の実施例について説
明する。
【0026】図2は本実施例のファイリング装置のハー
ドウェア構成図である。
【0027】図2において、10はファイリング装置を
制御するCPU、11はCPU10が実行するプログラ
ムが記憶されているメインメモリ、12はディスプレイ
13を制御するディスプレイ制御回路、13は画像を表
示するディスプレイ、14はキーボード15を制御する
キーボード制御回路、15はユーザからの指示を入力す
るキーボード、16はスキャナ17を制御するスキャナ
制御回路、17は画像を読み取るスキャナ、18はスキ
ャナ17により読み取られた画像を記憶するイメージメ
モリ、19は画像に対して特徴量計算,類似度計算等の
画像処理を行うイメージプロセッサ、20はプリンタ2
1を制御するプリンタ制御回路、21は画像を紙面に印
刷するプリンタ、22は光ディスク23を制御するする
光ディスク制御回路、23は画像および特徴量を蓄積す
る光ディスク、24はバスである。
【0028】図1は本実施例のファイリング装置の機能
ブロック図である。
【0029】図1において、101は画像入力手段、1
02は記憶手段、103は特徴量計算手段、104は類
似度計算手段、105は最大類似度判定手段、106は
特徴量読出手段、107は画像登録手段、108は特徴
量登録手段、109はファイル手段である。
【0030】画像入力手段101は、スキャナ17およ
びスキャナ制御回路16によって実現され、本実施例の
ファイリング装置に登録すべき画像を入力する。なお、
画像入力手段101は、記録媒体に記憶されている画像
を読み出す画像読み出し装置によっても実現することが
できる。
【0031】記憶手段102は、イメージメモリ18に
よって実現され、画像入力手段101により入力された
画像を一時記憶する。
【0032】特徴量計算手段103は、イメージプロセ
ッサ19によって実現され、記憶手段102に一時記憶
されている画像の特徴量を計算し、計算した特徴量を記
憶手段102に一時記憶する。
【0033】特徴量読出手段106は、イメージプロセ
ッサ19および光ディスク制御回路22によって実現さ
れ、ファイル手段109に画像と共に既に登録されてい
る特徴量を順次読み出し、読み出した特徴量を類似度計
算手段104に渡す。
【0034】類似度計算手段104は、イメージプロセ
ッサ19によって実現され、特徴量計算手段103によ
り計算され記憶手段102に一時記憶されている特徴量
と、特徴量読出手段106により読み出された特徴量と
の類似度を順次計算し、計算した類似度を最大類似度判
定手段105に渡す。
【0035】最大類似度判定手段105は、イメージプ
ロセッサ19によって実現され、類似度計算手段104
により計算されて渡された類似度のうち、その数値が最
大となる類似度を求め、ファイル手段109に既に登録
されている画像のうちの該類似度に対応する画像が属す
る分類項目を求めることにより、記憶手段102に一時
記憶されている画像が属するべき分類項目を判定する。
【0036】画像登録手段107は、イメージプロセッ
サ19および光ディスク制御回路22によって実現さ
れ、最大類似度判定手段105により判定された分類項
目に属するように、記憶手段102に一時記憶されてい
る画像をファイル手段109に登録する。
【0037】特徴量登録手段108は、イメージプロセ
ッサ19および光ディスク制御回路22によって実現さ
れ、画像登録手段107がファイル手段109に登録し
た画像に付加して、特徴量計算手段103により計算さ
れ記憶手段102に一時記憶されている特徴量をファイ
ル手段109に登録する。
【0038】ファイル手段109は、光ディスク23に
よって実現され、画像および特徴量を記憶する。
【0039】図3はファイル手段109に登録される画
像および特徴量のデータ構造を示す図である。
【0040】図3において、301は分類表であり、画
像が属する分類項目ごとに、分類項目名と、画像登録数
と、画像ファイル名および特徴量からなる登録画像とが
記述されている。また、302は画像ファイル名によっ
て一意に定まる画像の実データである。
【0041】図3の例では、画像ごとに特徴量が付加さ
れて登録されている場合を示している。
【0042】以下、本実施例のファイリング装置に画像
を登録する際の動作について、図4の動作フローチャー
トを用いて説明する。
【0043】本実施例においては、ファイル手段109
に、予め複数の分類項目が用意され、各分類項目ごと
に、1つ以上の画像が登録されているものとして説明す
る。すなわち、分類表301には、複数の分類項目ごと
に1つ以上の登録画像が記述されている。なお、分類項
目名は、ユーザが任意の時点で、キーボード15から入
力することができる。
【0044】ユーザは、本実施例のファイリング装置に
画像を登録するために、登録すべき画像を画像入力手段
101を用いて入力するだけでよく、以降は、本実施例
のファイリング装置が、以下に説明するように、入力さ
れた画像を自動的に分類して登録する。
【0045】すなわち、図4に示すように、まず、画像
入力手段101により入力された画像は、記憶手段10
2に一時記憶される(ステップ401)。このとき、イ
メージプロセッサ19が、記憶手段102に一時記憶さ
れている画像からノイズ成分を除去するようにすること
ができる。
【0046】特徴量計算手段103は、記憶手段102
に一時記憶されている画像から特徴量を計算し、計算し
た特徴量を記憶手段102に一時記憶する(ステップ4
02)。
【0047】特徴量計算手段103が計算する特徴量
は、例えば、画像から罫線以外の部分を除去することに
より抽出した罫線パターンを数量化したものである。
【0048】以下、特徴量計算手段103が画像から罫
線パターンを抽出する方法について説明する。
【0049】特徴量計算手段103は、画像から罫線パ
ターンを抽出するためには、画像をいくつかの小ブロッ
クに分割し、各小ブロック内の黒画素が縦一列または横
一列に連続する線分となる場合に、罫線であると判定
し、罫線であると判定されなかった部分を除去する。
【0050】図5は画像の一例を示し、図6は図5に示
した画像から抽出された罫線パターンを示している。ま
た、図7は図5に示した画像から図6に示した罫線パタ
ーンを抽出する例を示している。
【0051】図7において、701は図5に示した画像
の一部、702は画像701を小ブロックに分割したと
きの1つの小ブロックである。小ブロック702におい
て、703が縦一列に連続する線分であり、704が横
一列に連続する線分であるので、特徴量計算手段103
は、線分703,704を罫線であると判定し、その他
の部分を罫線以外であると判定する。この結果、705
に示すような罫線パターンが抽出される。
【0052】次に、特徴量計算手段103が抽出した罫
線パターンを数量化する方法について説明する。
【0053】特徴量計算手段103は、図6に示した罫
線パターンをいくつかの小ブロックに分割し、各小ブロ
ック内の罫線パターンについて、該罫線パターンを1次
元へ写像する投影分布関数および該罫線パターンを2次
元のまま保存するメッシュ密度特徴のうちの少なくとも
いずれか用いて数量化する。すなわち、投影分布関数
は、1つの小ブロック内の罫線パターンの縦成分および
横成分のそれぞれの黒画素数によって表すことができ
る。また、メッシュ密度特徴は、1つの小ブロック内の
罫線パターンの黒画素数によって表すことができる。
【0054】図8は投影分布関数を用いて罫線パターン
を数量化する例を示し、図9はメッシュ密度特徴を用い
て罫線パターンを数量化する例を示している。
【0055】図8において、801は図6に示した罫線
パターンを小ブロックに分割したときの1つの小ブロッ
ク、802は小ブロック801の投影分布関数の縦成
分、803は小ブロック801の投影分布関数の横成分
である。
【0056】図8に示すように、小ブロック801は、
大きさがnドット×mドットであり、このうちの罫線パ
ターンは、縦成分が、{(0,n),(1,0),…,
(m2,n),(m2+1,0),…,(2m2,n),
(2m2+1,0),…,(m2+m1(=n),n)}で
表され、横成分が、{(0,m),(1,0),…,
(n1,m1),(n1+1,0),…,(2n1,m),
(2n1+1,0),…,(3n1,m1),(3n1
1,0),…,(4n1(=n),m)}で表される。な
お、(i,j)の形式において、iはライン数またはカ
ラム数であり、jは黒画素数である。また、この例で
は、1ラインおよび1カラムが1ドットからなるとした
場合の例である。
【0057】また、図9において、901は図6に示し
た罫線パターンを小ブロックに分割したときの1つの小
ブロックである。
【0058】図9に示すように、小ブロック901は、
大きさがnドット×mドットであり、このうちの罫線パ
ターンは、(i,m+n−1)で表される。なお、iは
小ブロック901を識別するための識別子であり、m+
n−1は小ブロック901内の黒画素数である。
【0059】なお、図3に示した分類表301は、メッ
シュ密度特徴を用いて計算された特徴量が記述されてい
る例を示しており、(k,p)の形式において、kは小
ブロックの識別子であり、pは黒画素数である。
【0060】さて、図4に戻って、特徴量読出手段10
6は、図3に示した分類表301に記述されている登録
画像の特徴量を順次読み出し、読み出した特徴量を類似
度計算手段104に渡す(ステップ403)。
【0061】類似度計算手段104は、特徴量計算手段
103により計算され記憶手段102に一時記憶されて
いる特徴量と、特徴量読出手段106により読み出され
て渡された特徴量との類似度を順次計算し、計算した類
似度を最大類似度判定手段105に渡す(ステップ40
4)。
【0062】以下、類似度計算手段104が、2つの特
徴量、すなわち、特徴量計算手段103により計算され
た特徴量および分類表301に記述されている特徴量の
2つの特徴量から類似度を計算する方法について説明す
る。
【0063】類似度計算手段104が類似度を計算する
方法は2種類考えられ、まず第1の方法は、Kを小ブロ
ック数とするとき、2つの特徴量{(id,d1[i
d])|1≦i≦K,d1[id]は黒画素数d},
{(id,d2[id])|1≦id≦K,d2[i
d]は黒画素数}に対して、
【0064】
【数1】
【0065】によって得られる数値を類似度とする方法
である。これは、2つの特徴量の内積を取って正規化し
た数値を類似度とする方法である。
【0066】また、第2の方法は、Kを小ブロック数と
し、小ブロックの縦がmドットであり横がnドットであ
るとするとき、2つの特徴量{(id,d1[id])
|1≦id≦K,d1[id]は黒画素数},{(i
d,d2[id])|1≦id≦K,d2[id]は黒
画素数}に対して、
【0067】
【数2】
【0068】によって得られる数値を類似度とする方法
である。これは、2つの特徴量の差分を平均化した数値
を類似度とする方法である。
【0069】さて、図4に戻って、最大類似度判定手段
105は、類似度計算手段104により計算されて渡さ
れた類似度のうち、その数値が最大となる類似度を求
め、図3に示した分類表301に記述されている登録画
像のうちの該類似度に対応する登録画像が属する分類項
目を求める。そして、該分類項目を、記憶手段102に
一時記憶されている画像が属するべき分類項目であると
判定する(ステップ405)。
【0070】画像登録手段107は、図3に示した分類
表301において、最大類似度判定手段105により判
定された分類項目に対応する画像登録数を1加算し、適
当な画像ファイル名を生成して、生成した画像ファイル
名を新たに記述すると同時に、ファイル手段109にお
ける該画像ファイル名が表すファイルに、記憶手段10
2に一時記憶されている画像を登録する(ステップ40
6)。
【0071】特徴量登録手段108は、図3に示した分
類表301において、画像登録手段107が記述した画
像ファイル名に対応する特徴量に、特徴量計算手段10
3により計算され記憶手段102に一時記憶されている
特徴量を記述する(ステップ407)。
【0072】これにより、画像入力手段101により入
力された画像は、ファイル手段109に既に登録されて
いる画像のうちの特徴量が最も類似している画像が属す
る分類項目に属するようにして登録されることとなる。
【0073】そこで、検索時には、図3に示した分類表
301に記述されている分類項目名を一覧表示し、ユー
ザにより選択指示された分類項目名に対応する分類項目
に属する登録画像の実データを順次表示していくように
すればよい。
【0074】なお、本実施例において、特殊な分類項目
を予め用意しておき、特徴量計算手段103により計算
された特徴量が予め決められた閾値以上でないならば、
類似度を計算せずに、直ちに、特殊分類項目に属するよ
うに登録するようにしてもよい。これにより、特徴量が
閾値以上でない画像、すなわち、罫線部分がほとんどな
い画像は、まとめられて登録されることとなる。
【0075】また、本実施例において、ファイル手段1
09に登録される画像および特徴量のデータ構造は、図
10に示すようにすることもできる。
【0076】図10において、1001は分類表であ
り、分類項目名と、特徴量と、画像登録数と、画像ファ
イル名からなる登録画像とが記述されている。
【0077】図10の例では、分類項目ごとに特徴量が
付加されて登録されている場合を示している。
【0078】このようなデータ構造の場合、特徴量読出
手段106は、図10に示した分類表1001に記述さ
れている特徴量を順次読み出し、読み出した特徴量を最
大類似度判定手段105に渡す。
【0079】また、最大類似度判定手段105は、類似
度計算手段104により計算されて渡された類似度のう
ち、その数値が最大となる類似度を求め、図10に示し
た分類表1001に記述されている分類項目のうちの該
類似度に対応する分類項目を求める。そして、該分類項
目を、記憶手段102に一時記憶されている画像が属す
るべき分類項目であると判定する。
【0080】また、特徴量登録手段108は図10に示
した分類表1001には既に特徴量が記述されているの
で、特徴量を記述しなくてもよいが、既に記述されてい
る特徴量に登録画像数を掛けたものと、特徴量計算手段
103により計算され記憶手段102に一時記憶されて
いる特徴量との平均を取った数値を記述するようにして
もよい。
【0081】また、本実施例において、特徴量計算手段
103が特徴量を計算する方法は、以下に説明するよう
にすることもできる。
【0082】図11は特徴量計算手段103が特徴量を
計算する別の方法を示す図である。
【0083】特徴量計算手段103は、後述する1つ以
上の画像テンプレートを該画像テンプレートの識別子と
共に記憶するようにし、それぞれの画像テンプレートを
画像にくまなく当てはめ、当てはめた画像テンプレート
内で有効な黒画素数を求めることにより数値化するよう
にする。すなわち、この場合の特徴量は、画像テンプレ
ートの識別子,画像テンプレートを当てはめた位置,画
像テンプレート内で有効な黒画素数からなる3次元ベク
トルの列となる。
【0084】画像テンプレートは、図12に示すよう
に、中央方形部および該中央方形部と1辺のみを共有す
るまわりの4つの方形部からなる十字形をしており、ま
わりの4つの方形部を有効/無効の2つに分類する組み
合わせからできる16個の全部または一部である。
【0085】特徴量計算手段103は、これらの画像テ
ンプレートを、画像にくまなく当てはめていき、それぞ
れ当てはめた際に、各画像テンプレートの有効部分にあ
る黒画素数を求める。
【0086】図11の例では、画像テンプレート110
1は、中央方形部の大きさがmドット×nドットであ
り、上側方形部の大きさがmtopドット×nドットであ
り、下側方形部の大きさがmbottomドット×nドットで
あり、左側方形部の大きさがmドット×nleftドットで
あり、右側方形部の大きさがmドット×nrightドット
である例を示している。また、画像テンプレート110
1は、下側方形部,左側方形部,右側方形部が有効であ
り上側方形部が無効である例を示している。
【0087】このとき、画像テンプレート1101の有
効部分内の黒画素数は、図11に示した計算式によって
得ることができる。
【0088】ここで、m+n−1は、中央方形部内の黒
画素数であり、Qtopは、上側方形部内の黒画素のうち
縦に連続した黒画素数の最大値であり、Qbottomは、下
側方形部内の黒画素のうち縦に連続した黒画素数の最大
値であり、Qleftは、左側方形部内の黒画素のうち横に
連続した黒画素数の最大値であり、Qrightは、右側方
形部内の黒画素のうち横に連続した黒画素数の最大値で
ある。
【0089】このように、中央方形部の大きさがmドッ
ト×nドットであり、上側方形部の大きさがmtopドッ
ト×nドットであり、下側方形部の大きさがmbottom
ット×nドットであり、左側方形部の大きさがmドット
×nleftドットであり、右側方形部の大きさがmドット
×nrightドットである16個の画像テンプレートにつ
いて、中央方形部内の黒画素数をNとし、上側方形部内
の黒画素のうち縦に連続した黒画素数の最大値をQtop
とし、下側方形部内の黒画素のうち縦に連続しの黒画素
数の最大値をQbottomとし、左側方形部内の黒画素のう
ち横に連続した黒画素数の最大値をQleftとし、右側方
形部内の黒画素のうち横に連続した黒画素数の最大値を
rightとするとき、各画像テンプレートの有効部分内
の黒画素数は以下に示すようになる。
【0090】すなわち、上側方形部,下側方形部,左側
方形部,右側方形部が有効である画像テンプレートの場
合、
【0091】
【数3】
【0092】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,下側方形部,左側方形部が有効であり右側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0093】
【数4】
【0094】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,下側方形部,右側方形部が有効であり左側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0095】
【数5】
【0096】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,左側方形部,右側方形部が有効であり下側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0097】
【数6】
【0098】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、下側方形
部,左側方形部,右側方形部が有効であり上側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0099】
【数7】
【0100】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,下側方形部が有効であり左側方形部,右側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0101】
【数8】
【0102】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,左側方形部が有効であり下側方形部,右側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0103】
【数9】
【0104】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,右側方形部が有効であり下側方形部,左側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0105】
【数10】
【0106】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、下側方形
部,左側方形部が有効であり上側方形部,右側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0107】
【数11】
【0108】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、下側方形
部,右側方形部が有効であり上側方形部,左側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0109】
【数12】
【0110】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、左側方形
部,右側方形部が有効であり上側方形部,下側方形部が
無効である画像テンプレートの場合、
【0111】
【数13】
【0112】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形部
が有効であり下側方形部,左側方形部,右側方形部が無
効である画像テンプレートの場合、
【0113】
【数14】
【0114】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、下側方形部
が有効であり上側方形部,左側方形部,右側方形部が無
効である画像テンプレートの場合、
【0115】
【数15】
【0116】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、左側方形部
が有効であり上側方形部,下側方形部,右側方形部が無
効である画像テンプレートの場合、
【0117】
【数16】
【0118】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、右側方形部
が有効であり上側方形部,下側方形部,左側方形部が無
効である画像テンプレートの場合、
【0119】
【数17】
【0120】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。また、上側方形
部,下側方形部,左側方形部,右側方形部が無効である
画像テンプレートの場合、
【0121】
【数18】
【0122】によって得られる数値が、該画像テンプレ
ートの有効部分内の黒画素数となる。
【0123】従って、特徴量計算手段103により計算
される特徴量は、3次元ベクトル(画像テンプレートの
識別子,画像テンプレートを当てはめた位置,黒画素
数)が、画像テンプレート数(16個)分×画像テンプ
レートを当てはめた位置数(K個)分並んだものとな
る。
【0124】以下、特徴量計算手段103が上述したよ
うに画像テンプレートを用いて特徴量を計算した場合
に、類似度計算手段104が2つの特徴量から類似度を
計算する方法について説明する。
【0125】類似度計算手段104が類似度を計算する
方法は2種類考えられ、まず第1の方法は、Lを画像テ
ンプレート数、Kを画像テンプレートを当てはめた位置
数とするとき、2つの特徴量{(tid,id,d1
[tid][id])|1≦tid≦L,1≦id≦
K,d1[tid][id]は黒画素数},{(ti
d,id,d2[tid][id])|1≦tid≦
L,1≦id≦K,d2[tid][id]は黒画素
数}に対して、
【0126】
【数19】
【0127】によって得られる数値を類似度とする方法
である。これは、2つの特徴量の内積を取って正規化し
た数値を類似度とする方法である。
【0128】また、第2の方法は、Lを画像テンプレー
ト数、Kを画像テンプレートを当てはめた位置数とする
とき、2つの特徴量{(tid,id,d1[tid]
[id])|1≦tid≦L,1≦id≦K,d1[t
id][id]は黒画素数},{(tid,id,d2
[tid][id])|1≦tid≦L,1≦id≦
K,d2[tid][id]は黒画素数}に対して、
【0129】
【数20】
【0130】によって得られる数値を類似度とする方法
である。これは、2つの特徴量の差分を平均化した数値
を類似度とする方法である。
【0131】さて、上記第1の実施例によれば、画像入
力手段101により入力された画像は、ファイル手段1
09に予め用意されている複数の分類項目のうちのいず
れかに属するように登録されていた。ところが、類似度
計算手段104により計算された類似度の数値によって
は、予め用意された分類項目ではなく、新たな分類項目
に属するように登録されることが好ましい場合がある。
以下、このようなことを可能とする第2の実施例につい
て説明する。
【0132】本実施例のファイリング装置のハードウェ
ア構成図は、図2と同様である。
【0133】図13は本実施例のファイリング装置の機
能ブロック図である。
【0134】図13において、101は画像入力手段、
102は記憶手段、103は特徴量計算手段、104は
類似度計算手段、106は特徴量読出手段、107は画
像登録手段、108は特徴量登録手段、109はファイ
ル手段、110は有効最大類似度判定手段、111は類
似度閾値記憶手段である。
【0135】画像入力手段101,記憶手段102,特
徴量計算手段103,特徴量読出手段106,類似度計
算手段104は、上記第1の実施例と同様である。ただ
し、類似度計算手段104は、計算した類似度を有効最
大類似度判定手段110に渡す。
【0136】有効最大類似度判定手段110は、イメー
ジプロセッサ19によって実現され、類似度計算手段1
04により計算されて渡された類似度のうち、その数値
が最大となる類似度を求め、該類似度の数値が類似度閾
値記憶手段111に記憶されている閾値以上であるか否
かを判定する。そして、閾値以上であるならば、ファイ
ル手段109に既に登録されている画像のうちの該類似
度に対応する画像が属する分類項目を求めることによ
り、記憶手段102に一時記憶されている画像が属する
べき分類項目を判定する。また、閾値以上でないなら
ば、記憶手段102に一時記憶されている画像が新たな
分類項目に属するべきであると判定する。
【0137】画像登録手段107は、イメージプロセッ
サ19および光ディスク制御回路22によって実現さ
れ、有効最大類似度判定手段110により判定された分
類項目に属するように、記憶手段102に一時記憶され
ている画像をファイル手段109に登録する。なお、画
像登録手段107は、有効最大類似度判定手段110に
より新たな分類項目に属するべきであると判定された場
合は、新たな分類項目も登録する。
【0138】特徴量登録手段108,ファイル手段10
9は、上記第1の実施例と同様である。
【0139】また、ファイル手段109に登録される画
像および特徴量のデータ構造を示す図は、図3と同様で
ある。すなわち、図3に示すように、画像ごとに特徴量
が付加されて登録されている。
【0140】以下、本実施例のファイリング装置に画像
を登録する際の動作について説明する。
【0141】本実施例の動作フローチャートは、図4と
同様である。
【0142】ただし、本実施例においては、画像の登録
時に新たに分類項目を設けることができるので、上記第
1の実施例のように、ファイル手段109に予め複数の
分類項目を用意しておく必要はない。なお、新たな分類
項目は設けられるが、その時点で分類項目名が生成され
るわけではなく、分類項目名については、上記第1の実
施例と同様に、ユーザが任意の時点で、キーボード15
から入力することができるようになっている。
【0143】ユーザは、本実施例のファイリング装置に
画像を登録するために、登録すべき画像を画像入力手段
101を用いて入力するだけでよく、以降は、本実施例
のファイリング装置が、以下に説明するように、入力さ
れた画像を自動的に分類して登録する。
【0144】すなわち、図4に示すように、まず、画像
入力手段101により入力された画像は、記憶手段10
2に一時記憶される(ステップ401)。このとき、イ
メージプロセッサ19が、記憶手段102に一時記憶さ
れている画像からノイズ成分を除去するようにすること
ができる。
【0145】特徴量計算手段103は、記憶手段102
一時記憶されている画像から特徴量を計算し、計算した
特徴量を記憶手段102に一時記憶する(ステップ40
2)。
【0146】ここで、特徴量計算手段103が計算する
特徴量は、上記第1の実施例と同様に、画像から罫線以
外の文字部分を除去することにより抽出した罫線パター
ンを数量化したものであり、特徴量計算手段103が画
像から罫線パターンを抽出する方法、および、特徴量計
算手段103が抽出した罫線パターンを数量化する方法
は、上記第1の実施例と同様である。また、上記第1の
実施例と同様に、図3に示した分類表301は、メッシ
ュ密度特徴を用いて計算された特徴量が記述されている
例を示している。なお、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、特徴量計算手段103が特徴量を計
算する方法を、上述した画像テンプレートを用いた方法
とすることができる。
【0147】続いて、特徴量読出手段106は、図3に
示した分類表301に記述されている登録画像の特徴量
を順次読み出し、読み出した特徴量を類似度計算手段1
04に渡す(ステップ403)。
【0148】類似度計算手段104は、特徴量計算手段
103により計算され記憶手段102に一時記憶されて
いる特徴量と、特徴量読出手段106により読み出され
て渡された特徴量との類似度を順次計算し、計算した類
似度を有効最大類似度判定手段110に渡す(ステップ
404)。
【0149】ここで、類似度計算手段104が類似度を
計算する方法は、上記第1の実施例と同様である。
【0150】続いて、有効最大類似度判定手段110
は、類似度計算手段104により計算されて渡された類
似度のうち、その数値が最大となる類似度を求め、該類
似度の数値が類似度閾値記憶手段111に記憶されてい
る閾値以上であるか否かを判定する。そして、閾値以上
であるならば、図3に示した分類表301に記述されて
いる登録画像のうちの該類似度に対応する登録画像が属
する分類項目を求め、該分類項目を、記憶手段102に
一時記憶されている画像が属するべき分類項目であると
判定する(ステップ405)。
【0151】なお、有効最大類似度判定手段110は、
該類似度の数値が類似度閾値記憶手段111に記憶され
ている閾値以上でないならば、記憶手段102に一時記
憶されている画像が新たな分類項目に属するべきである
と判定する。
【0152】画像登録手段107は、図3に示した分類
表301において、有効最大類似度判定手段110によ
り判定された分類項目に対応する画像登録数を1加算
し、適当な画像ファイル名を生成して、生成した画像フ
ァイル名を新たに記述すると同時に、ファイル手段10
9における該画像ファイル名が表すファイルに、記憶手
段102に一時記憶されている画像を登録する(ステッ
プ406)。
【0153】なお、画像登録手段107は、有効最大類
似度判定手段110により新たな分類項目に属するべき
であると判定された場合は、図3に示した分類表301
において、新たに分類項目を設け、該分類項目に対応す
る画像登録数に1を記述し、適当な画像ファイル名を生
成して、生成した画像ファイル名を新たに記述すると同
時に、ファイル手段109における該画像ファイル名が
表すファイルに、記憶手段102に一時記憶されている
画像を登録する。ここでは、新たに設けた分類項目に
は、分類項目名は記述されず、ユーザがキーボード15
から分類項目名を入力した時点で記述される。
【0154】特徴量登録手段108は、図3に示した分
類表301において、画像登録手段107が記述した画
像ファイル名に対応する特徴量に、特徴量計算手段10
3により計算され記憶手段102に一時記憶されている
特徴量を記述する(ステップ407)。
【0155】これにより、画像入力手段101により入
力された画像は、ファイル手段109に既に登録されて
いる画像のうちの特徴量が最も類似している画像が属す
る分類項目に属するようにして登録されるか、または、
新たな分類項目に属するようにして登録されることとな
る。
【0156】そこで、検索時には、図3に示した分類表
301に記述されている分類項目名を一覧表示し、ユー
ザにより選択指示された分類項目名に対応する分類項目
に属する登録画像の実データを順次表示していくように
すればよい。
【0157】なお、画像登録手段107は、有効最大類
似度判定手段110により新たな分類項目に属するべき
であると判定された場合に、図3に示した分類表301
において、新たな分類項目を設けずに、そのような画像
を登録するための特殊な分類項目を予め用意しておき、
該特殊分類項目に属するように登録するようにしてもよ
い。
【0158】さらに、特殊分類項目を用意するようにし
た場合は、特徴量計算手段103により計算された特徴
量が予め決められた閾値以上でないならば、類似度を計
算せずに、直ちに、特殊分類項目に属するように登録す
るようにしてもよい。
【0159】また、本実施例においては、ユーザが、画
像が登録される前に分類項目名をキーボード15から入
力しておく場合が考えられる。このような場合は、画像
登録手段107は、図3に示した分類表301におい
て、新たな分類項目を設け、入力された分類項目名を新
たな分類項目に記述する。このようにして分類項目名が
記述された新たな分類項目には、対応する登録画像(特
徴量を含む。)が1つもないこととなる。
【0160】そして、画像登録手段107は、有効最大
類似度判定手段110により新たな分類項目に属するべ
きであると判定された場合に、図3に示した分類表30
1において、上述したような登録画像が1つもない新た
な分類項目が記述されているならば、新たな分類項目を
設けずに、このような分類項目に属するように登録する
ようにしてもよい。
【0161】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、ファイル手段109に登録される画像お
よび特徴量のデータ構造は、図10に示すようにするこ
とができる。すなわち、分類項目ごとに特徴量が付加さ
れて登録されるようにすることができる。
【0162】このようなデータ構造の場合、特徴量読出
手段106は、図10に示した分類表1001に記述さ
れている特徴量を順次読み出し、読み出した特徴量を有
効最大類似度判定手段110に渡す。
【0163】また、有効最大類似度判定手段110は、
類似度計算手段104により計算されて渡された類似度
のうち、その数値が最大となる類似度を求め、該類似度
の数値が類似度閾値記憶手段111に記憶されている閾
値以上であるか否かを判定する。そして、閾値以上であ
るならば、図10に示した分類表1001に記述されて
いる分類項目のうちの該類似度に対応する分類項目を求
め、該分類項目を、記憶手段102に一時記憶されてい
る画像が属するべき分類項目であると判定する。また、
閾値以上でないならば、記憶手段102に一時記憶され
ている画像が新たな分類項目に属するべきであると判定
する。
【0164】また、特徴量登録手段108は、図10に
示した分類表1001には既に特徴量が記述されている
ので、特徴量を記述しなくてもよいが、既に記述されて
いる特徴量に登録画像数を掛けたものと、特徴量計算手
段103により計算され記憶手段102に一時記憶され
ている特徴量との平均を取った数値を記述するようにし
てもよい。なお、特徴量登録手段108は、有効最大類
似度判定手段110により新たな分類項目に属するべき
であると判定された場合は、図10に示した分類表10
01において、新たに設けられた分類項目に対応する特
徴量に、特徴量計算手段103により計算され記憶手段
102に一時記憶されている特徴量を記述する。
【0165】さて、上記第1の実施例および上記第2の
実施例においては、ユーザが登録すべき画像を画像入力
手段101を用いて入力するだけで、以降は、ファイリ
ング装置が入力された画像が属するべき分類項目を自動
的に決定するようになっていた。ところが、ユーザが意
図する分類項目とは異なる分類項目に属するように登録
されてしまう場合があるので、登録時に、候補となる分
類項目をユーザに通知し、ユーザが所望の分類項目を選
択指示することにより、ユーザが最終的に分類項目を決
定することを可能とすることが好ましい場合がある。以
下、このようなことを可能とする第3の実施例について
説明する。
【0166】本実施例のファイリング装置のハードウェ
ア構成図は、図2と同様である。
【0167】図14は本実施例のファイリング装置の機
能ブロック図である。
【0168】図14において、101は画像入力手段、
102は記憶手段、103は特徴量計算手段、104は
類似度計算手段、106は特徴量読出手段、107は画
像登録手段、108は特徴量登録手段、109はファイ
ル手段、111は類似度閾値記憶手段、112は有効類
似度判定手段、113は分類一覧表示手段、114は分
類選択手段である。
【0169】画像入力手段101,記憶手段102,特
徴量計算手段103,特徴量読出手段106,類似度計
算手段104は、上記第1の実施例と同様である。ただ
し、類似度計算手段104は、計算した類似度を有効類
似度判定手段112に渡す。
【0170】有効類似度判定手段112は、イメージプ
ロセッサ19によって実現され、類似度計算手段104
により計算されて渡された類似度のうち、その数値が類
似度閾値記憶手段111に記憶されている閾値以上であ
る類似度を求め、該類似度に対応する画像が属する分類
項目を求めることにより、記憶手段102に一時記憶さ
れている画像が属するべき分類項目の候補を判定する。
なお、有効類似度判定手段112は、類似度計算手段1
04により計算されて渡された類似度のうち、その数値
が類似度閾値記憶手段111に記憶されている閾値以上
である類似度がないならば、記憶手段102に一時記憶
されている画像が新たな分類項目に属するべきであると
判定する。
【0171】分類一覧表示手段113は、ディスプレイ
制御回路12およびディスプレイ13によって実現さ
れ、有効類似度判定手段112により判定された分類項
目の候補を一覧表示する。なお、分類一覧表示手段11
3は、有効類似度判定手段112により新たな分類項目
に属するべきであると判定された場合は、新たな分類項
目という候補を表示する。
【0172】分類選択手段114は、キーボード制御回
路14およびキーボード15によって実現され、分類一
覧表示手段113により一覧表示された分類項目の候補
の中からユーザにより選択指示された分類項目を受け付
ける。
【0173】画像登録手段107は、イメージプロセッ
サ19および光ディスク制御回路22によって実現さ
れ、分類選択手段114により受け付けられた分類項目
に属するように、記憶手段102に一時記憶されている
画像をファイル手段109に登録する。
【0174】特徴量登録手段108,ファイル手段10
9は、上記第1の実施例と同様である。
【0175】また、ファイル手段109に登録される画
像および特徴量のデータ構造を示す図は、図3と同様で
ある。すなわち、図3に示すように、画像ごとに特徴量
が付加されて登録されている。
【0176】以下、本実施例のファイリング装置に画像
を登録する動作について、図15の動作フローチャート
を用いて説明する。
【0177】本実施例においては、上記第2の実施例と
同様に、画像の登録時に新たに分類項目を設けることが
できるので、上記第1の実施例のように、ファイル手段
109に予め複数の分類項目を用意しておく必要はな
い。なお、新たな分類項目は設けられるが、その時点で
分類項目名が生成されるわけではなく、分類項目名につ
いては、上記第1の実施例と同様に、ユーザが任意の時
点で、キーボード15から入力することができるように
なっており、本実施例においては、特に、分類項目の候
補が一覧表示された時点で、キーボード15から入力す
ることができるようになっている。
【0178】ユーザは、本実施例のファイリング装置に
画像を登録するために、登録すべき画像を画像入力手段
101を用いて入力すると、以降は、本実施例のファイ
リング装置が、以下に説明するように、入力された画像
が属するべき分類項目の候補を一覧表示するので、ユー
ザは、所望の分類項目を選択指示すれば、該選択指示さ
れた分類項目に属するように画像が登録される。
【0179】すなわち、図15に示すように、まず、画
像入力手段101により入力された画像は、記憶手段1
02に一時記憶される(ステップ1501)。このと
き、イメージプロセッサ19が、記憶手段102に一時
記憶されている画像からノイズ成分を除去するようにす
ることができる。
【0180】特徴量計算手段103は、記憶手段102
に一時記憶されている画像から特徴量を計算し、計算し
た特徴量を記憶手段102に一時記憶する(ステップ1
502)。
【0181】ここで、特徴量計算手段103が計算する
特徴量は、上記第1の実施例と同様に、画像から罫線以
外の文字部分を除去することにより抽出した罫線パター
ンを数量化したものであり、特徴量計算手段103が画
像から罫線パターンを抽出する方法、および、特徴量計
算手段103が抽出した罫線パターンを数量化する方法
は、上記第1の実施例と同様である。また、上記第1の
実施例と同様に、図3に示した分類表301は、メッシ
ュ密度特徴を用いて計算された特徴量が記述されている
例を示している。なお、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、特徴量計算手段103が特徴量を計
算する方法を、上述した画像テンプレートを用いた方法
とすることができる。
【0182】続いて、特徴量読出手段106は、図3に
示した分類表301に記述されている登録画像の特徴量
を順次読み出し、読み出した特徴量を類似度計算手段1
04に渡す(ステップ1503)。
【0183】類似度計算手段104は、特徴量計算手段
103により計算され記憶手段102に一時記憶されて
いる特徴量と、特徴量読出手段106により読み出され
て渡された特徴量との類似度を順次計算し、計算した類
似度を、順次、有効類似度判定手段112に渡す(ステ
ップ1504)。
【0184】ここで、類似度計算手段104が類似度を
計算する方法は、上記第1の実施例と同様である。
【0185】続いて、有効類似度判定手段112は、類
似度計算手段104により計算されて渡された類似度の
うち、その数値が類似度閾値記憶手段111に記憶され
ている閾値以上である類似度を求め、図3に示した分類
表301に記述されている登録画像のうちの該類似度に
対応する登録画像が属する分類項目を求め、該分類項目
を、記憶手段102に一時記憶されている画像が属する
べき分類項目の候補であると判定する(ステップ150
5)。
【0186】なお、有効類似度判定手段112は、類似
度計算手段104により計算されて渡された類似度のう
ち、その数値が類似度閾値記憶手段111に記憶されて
いる閾値以上である類似度がないならば、記憶手段10
2に一時記憶されている画像が新たな分類項目に属する
べきであると判定する。
【0187】分類一覧表示手段113は、有効類似度判
定手段112により判定された分類項目候補に対応する
分類項目名を一覧表示する(ステップ1506)。この
とき、分類一覧表示手段113は、類似度が大きい順
に、分類項目名を一覧表示することが好ましい。
【0188】なお、分類一覧表示手段113は、有効類
似度判定手段112により新たな分類項目に属するべき
であると判定された場合は、例えば、新たな分類項目と
いう分類項目名を表示し、ユーザがキーボード15から
分類項目名を入力するよう促すことができる。
【0189】ここで、ユーザにより所望の分類項目名が
選択指示されると、分類選択手段114は、該選択指示
された分類項目名を受け付ける(ステップ1507)。
【0190】画像登録手段107は、図3に示した分類
表301において、分類選択手段114により受け付け
られた分類項目名に対応する画像登録数を1加算し、適
当な画像ファイル名を生成して、生成した画像ファイル
名を新たに記述すると同時に、ファイル手段109にお
ける該画像ファイル名が表すファイルに、記憶手段10
2に一時記憶されている画像を登録する(ステップ15
08)。
【0191】なお、画像登録手段107は、分類選択手
段114により新たな分類項目名が受け付けられた場合
は、図3に示した分類表301において、新たに分類項
目を設け、該分類項目に対応する画像登録数に1を記述
し、適当な画像ファイル名を生成して、生成した画像フ
ァイル名を新たに記述すると同時に、ファイル手段10
9における該画像ファイル名が表すファイルに、記憶手
段102に一時記憶されている画像を登録する。ここで
は、新たに設けた分類項目には、分類項目名は記述され
ず、ユーザがキーボード15から分類項目名を入力した
場合にのみ記述される。
【0192】特徴量登録手段108は、図3に示した分
類表301において、画像登録手段107が記述した画
像ファイル名に対応する特徴量に、特徴量計算手段10
3により計算され記憶手段102に一時記憶されている
特徴量を記述する(ステップ1509)。
【0193】これにより、画像入力手段101により入
力された画像は、ファイル手段109に既に登録されて
いる画像のうちの特徴量がある程度類似している画像が
属する分類項目のうち、ユーザにより選択指示された分
類項目に属するようにして登録されるか、または、新た
な分類項目に属するようにして登録されることとなる。
【0194】そこで、検索時には、図3に示した分類表
301に記述されている分類項目名を一覧表示し、ユー
ザにより選択指示された分類項目名に対応する分類項目
に属する登録画像の実データを順次表示していくように
すればよい。
【0195】なお、画像登録手段107は、有効類似度
判定手段112により新たな分類項目に属するべきであ
ると判定された場合に、図3に示した分類表301にお
いて、新たな分類項目を設けずに、そのような画像を登
録するための特殊な分類項目を予め用意しておき、該特
殊分類項目に属するように登録するようにしてもよい。
【0196】さらに、特殊分類項目を用意するようにし
た場合は、特徴量計算手段103により計算された特徴
量が予め決められた閾値以上でないならば、類似度を計
算せずに、直ちに、特殊分類項目名を表示するようにし
てもよい。
【0197】また、本実施例においては、ユーザが、画
像が登録される前に分類項目名をキーボード15から入
力しておく場合が考えられる。このような場合は、画像
登録手段107は、図3に示した分類表301におい
て、新たな分類項目を設け、入力された分類項目名を新
たな分類項目に記述する。このようにして分類項目名が
記述された新たな分類項目には、対応する登録画像(特
徴量を含む。)が1つもないこととなる。
【0198】そして、分類一覧表示手段113は、分類
項目名を一覧表示する際に、図3に示した分類表301
において、上述したような登録画像が1つもない新たな
分類項目が記述されているならば、このような分類項目
の分類項目名をも表示するようにしてもよい。
【0199】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、ファイル手段109に登録される画像お
よび特徴量のデータ構造は、図10に示すようにするこ
とができる。すなわち、分類項目ごとに特徴量が付加さ
れて登録されるようにすることができる。
【0200】このようなデータ構造の場合、特徴量読出
手段106は、図10に示した分類表1001に記述さ
れている特徴量を順次読み出し、読み出した特徴量を有
効類似度判定手段112に渡す。
【0201】また、有効類似度判定手段112は、類似
度計算手段104により計算されて渡された類似度のう
ち、その数値が類似度閾値記憶手段111に記憶されて
いる閾値以上である類似度を求め、図10に示した分類
表1001に記述されている分類項目のうちの該類似度
に対応する分類項目を求め、該分類項目を、記憶手段1
02に一時記憶されている画像が属するべき分類項目の
候補であると判定する。なお、有効類似度判定手段11
2は、類似度計算手段104により計算されて渡された
類似度のうち、その数値が類似度閾値記憶手段111に
記憶されている閾値以上である類似度がないならば、記
憶手段102に一時記憶されている画像が新たな分類項
目に属するべきであると判定する。
【0202】また、特徴量登録手段108は、図10に
示した分類表1001には既に特徴量が記述されている
ので、特徴量を記述しなくてもよいが、既に記述されて
いる特徴量に登録画像数を掛けたものと、特徴量計算手
段103により計算され記憶手段102に一時記憶され
ている特徴量との平均を取った数値を記述するようにし
てもよい。なお、特徴量登録手段108は、有効類似度
判定手段112により新たな分類項目に属するべきであ
ると判定された場合は、図10に示した分類表1001
において、新たに設けられた分類項目に対応する特徴
量、特徴量計算手段103により計算され記憶手段10
2に一時記憶されている特徴量を記述する。
【0203】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キーワード等のコード情報の入力を不要とし、画像の自
動分類登録を行うファイリング装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のファイリング装置の機能ブロッ
ク図。
【図2】第1の実施例のファイリング装置のハードウェ
ア構成図。
【図3】画像および特徴量のデータ構造を示す説明図。
【図4】第1の実施例の画像登録動作の動作フローチャ
ート。
【図5】画像の一例を示す説明図。
【図6】罫線パターンの一例を示す説明図。
【図7】罫線パターンを抽出する例を示す説明図。
【図8】投影分布関数を用いて罫線パターンを数量化す
る例を示す説明図。
【図9】メッシュ密度特徴を用いて罫線パターンを数量
化する例を示す説明図。
【図10】画像および特徴量の別のデータ構造を示す説
明図。
【図11】特徴量計算手段の別の方法を示す説明図。
【図12】画像テンプレートの例を示す説明図。
【図13】第2の実施例のファイリング装置の機能ブロ
ック図。
【図14】第3の実施例のファイリング装置の機能ブロ
ック図。
【図15】第3の実施例の画像登録動作の動作フローチ
ャート。
【符号の説明】
10…CPU、11…メインメモリ、12…ディスプレ
イ制御回路、13…ディスプレイ、14…キーボード制
御回路、15…キーボード、16…スキャナ制御回路、
17…スキャナ、18…イメージメモリ、19…イメー
ジプロセッサ、20…プリンタ制御回路、21…プリン
タ、22…光ディスク制御回路、23…光ディスク、2
4…バス、101…画像入力手段、102…記憶手段、
103…特徴量計算手段、104…類似度計算手段、1
05…最大類似度判定手段、106…特徴量読出手段、
107…画像登録手段、108…特徴量登録手段、10
9…ファイル手段、110…有効最大類似度判定手段、
111…類似度閾値記憶手段、112…有効類似度判定
手段、113…分類一覧表示手段、114…分類選択手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9194−5L G06F 15/403 350 C 9061−5L 15/70 460 (72)発明者 西川 健一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 黒須 康雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を入力する画像入力手段と、上記画像
    入力手段により入力された画像を記憶するファイル手段
    とを備えたファイリング装置において、 上記画像入力手段により入力された画像の特徴量を計算
    する特徴量計算手段と、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像を、複数の分類項目のいずれかに属するよう上
    記ファイル手段に登録する画像登録手段と、上記特徴量
    計算手段により計算された特徴量を、上記画像登録手段
    により上記ファイル手段に登録された画像に付加して登
    録する特徴量登録手段とを備え、 上記ファイル手段に記憶されている画像に付加されてい
    る特徴量を読み出す特徴量読出手段と、上記特徴量計算
    手段により計算された特徴量と上記特徴量読出手段によ
    り読み出された特徴量との類似度を計算する類似度計算
    手段と、上記類似度計算手段により計算された類似度の
    うち、その数値が最大となるものを求め、該求めた類似
    度に対応する特徴量が付加されている画像が属する分類
    項目を、上記画像入力手段により入力された画像が属す
    るべき分類項目であると判定する最大類似度判定手段と
    をさらに備え、 上記画像登録手段は、上記画像入力手段により入力され
    た画像を、上記最大類似度判定手段により判定された分
    類項目に属するよう上記ファイル手段に登録することを
    特徴とするファイリング装置。
  2. 【請求項2】画像を入力する画像入力手段と、上記画像
    入力手段により入力された画像を記憶するファイル手段
    とを備えたファイリング装置において、 上記画像入力手段により入力された画像の特徴量を計算
    する特徴量計算手段と、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像を、複数の分類項目のいずれかに属するよう上
    記ファイル手段に登録する画像登録手段と、上記特徴量
    計算手段により計算された特徴量を、上記画像登録手段
    により上記ファイル手段に登録された画像が属する分類
    項目に付加して登録する特徴量登録手段とを備え、 上記ファイル手段に記憶されている画像が属する分類項
    目に付加されている特徴量を読み出す特徴量読出手段
    と、上記特徴量計算手段により計算された特徴量と上記
    特徴量読出手段により読み出された特徴量との類似度を
    計算する類似度計算手段と、上記類似度計算手段により
    計算された類似度のうち、その数値が最大となるものを
    求め、該求めた類似度に対応する分類項目を、上記画像
    入力手段により入力された画像が属するべき分類項目で
    あると判定する最大類似度判定手段とをさらに備え、 上記画像登録手段は、上記画像入力手段により入力され
    た画像を、上記最大類似度判定手段により判定された分
    類項目に属するよう上記ファイル手段に登録することを
    特徴とするファイリング装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のファイリング装置におい
    て、 上記最大類似度判定手段は、上記類似度計算手段により
    計算された類似度のうち、その数値が最大となるものを
    求め、該求めた類似度が予め決められた閾値以上である
    場合に、該類似度に対応する特徴量が付加されている画
    像が属する分類項目を、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像が属するべき分類項目であると判定することを
    特徴とするファイリング装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のファイリング装置におい
    て、 上記最大類似度判定手段は、上記類似度計算手段により
    計算された類似度のうち、その数値が最大となるものを
    求め、該求めた類似度が予め決められた閾値以上である
    場合に、該類似度に対応する分類項目を、上記画像入力
    手段により入力された画像が属するべき分類項目である
    と判定することを特徴とするファイリング装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載のファイリング装置
    において、 上記最大類似度判定手段は、上記類似度計算手段により
    計算された類似度のうち、その数値が最大となるものを
    求め、該求めた類似度が予め決められた閾値以上でない
    場合に、上記画像入力手段により入力された画像が新た
    な分類項目に属するべきであると判定し、 上記画像登録手段は、上記最大類似度判定手段により新
    たな分類項目に属するべきであると判定された場合に、
    新たな分類項目を設け、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像を、該新たな分類項目に属するよう上記ファイ
    ル手段に登録することを特徴とするファイリング装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5記載のファ
    イリング装置において、 少なくとも1つの特殊な分類項目を用意し、 上記画像登録手段は、上記特徴量計算手段により計算さ
    れた特徴量が予め決められた閾値以上でない場合に、上
    記画像入力手段により入力された画像を、上記特殊分類
    項目に属するよう上記ファイル手段に登録することを特
    徴とするファイリング装置。
  7. 【請求項7】画像を入力する画像入力手段と、上記画像
    入力手段により入力された画像を記憶するファイル手段
    とを備えたファイリング装置において、 上記画像入力手段により入力された画像の特徴量を計算
    する特徴量計算手段と、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像を、複数の分類項目のいずれかに属するよう上
    記ファイル手段に登録する画像登録手段と、上記特徴量
    計算手段により計算された特徴量を、上記画像登録手段
    により上記ファイル手段に登録された画像に付加して登
    録する特徴量登録手段とを備え、 上記ファイル手段に記憶されている画像に付加されてい
    る特徴量を読み出す特徴量読出手段と、上記特徴量計算
    手段により計算された特徴量と上記特徴量読出手段によ
    り読み出された特徴量との類似度を計算する類似度計算
    手段と、上記類似度計算手段により計算された類似度の
    うち、その数値が予め決められた閾値以上であるものを
    求め、該求めた類似度に対応する特徴量が付加されてい
    る画像が属する分類項目を、上記画像入力手段により入
    力された画像が属するべき分類項目の候補であると判定
    する有効類似度判定手段と、上記有効類似度判定手段に
    より判定された分類項目を表示する分類項目一覧表示手
    段と、上記分類項目一覧表示手段により表示された分類
    項目のうち、外部から選択指示されたものを受け付ける
    分類項目選択手段とをさらに備え、 上記画像登録手段は、上記画像入力手段により入力され
    た画像を、上記分類項目選択手段により受け付けられた
    分類項目に属するよう上記ファイル手段に登録すること
    を特徴とするファイリング装置。
  8. 【請求項8】画像を入力する画像入力手段と、上記画像
    入力手段により入力された画像を記憶するファイル手段
    とを備えたファイリング装置において、 上記画像入力手段により入力された画像の特徴量を計算
    する特徴量計算手段と、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像を、複数の分類項目のいずれかに属するよう上
    記ファイル手段に登録する画像登録手段と、上記特徴量
    計算手段により計算された特徴量を、上記画像登録手段
    により上記ファイル手段に登録された画像が属する分類
    項目に付加して登録する特徴量登録手段とを備え、 上記ファイル手段に記憶されている画像が属する分類項
    目に付加されている特徴量を読み出す特徴量読出手段
    と、上記特徴量計算手段により計算された特徴量と上記
    特徴量読出手段により読み出された特徴量との類似度を
    計算する類似度計算手段と、上記類似度計算手段により
    計算された類似度のうち、その数値が予め決められた閾
    値以上であるものを求め、該求めた類似度に対応する分
    類項目を、上記画像入力手段により入力された画像が属
    するべき分類項目の候補であると判定する有効類似度判
    定手段と、上記有効類似度判定手段により判定された分
    類項目を表示する分類項目一覧表示手段と、上記分類項
    目一覧表示手段により表示された分類項目のうち、外部
    から選択指示されたものを受け付ける分類項目選択手段
    とをさらに備え、 上記画像登録手段は、上記画像入力手段により入力され
    た画像を、上記分類項目選択手段により受け付けられた
    分類項目に属するよう上記ファイル手段に登録すること
    を特徴とするファイリング装置。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載のファイリング装置
    において、 上記分類項目一覧表示手段は、上記類似度計算手段によ
    り計算された類似度の数値が大きい順に、上記有効類似
    度判定手段により判定された分類項目を表示することを
    特徴とするファイリング装置。
  10. 【請求項10】請求項7,8または9の記載のファイリ
    ング装置において、 少なくとも1つの特殊な分類項目を用意し、 上記分類項目一覧表示手段は、上記類似度計算手段によ
    り計算された類似度のうち、その数値が予め決められた
    閾値以上であるものがない場合に、上記特殊分類項目を
    表示することを特徴とするファイリング装置。
  11. 【請求項11】請求項7,8,9または10記載のファ
    イリング装置において、 上記有効類似度判定手段は、上記類似度計算手段により
    計算された類似度のうち、その数値が予め決められた閾
    値以上であるものがない場合に、上記画像入力手段によ
    り入力された画像が新たな分類項目に属するべきである
    と判定し、 上記分類項目一覧表示手段は、上記有効類似度判定手段
    により新たな分類項目に属するべきであると判定された
    場合に、新たな分類項目を表示し、 上記画像登録手段は、上記分類項目選択手段により、上
    記新たな分類項目が受け付けられた場合に、新たな分類
    項目を設け、上記画像入力手段により入力された画像
    を、該新たな分類項目に属するよう上記ファイル手段に
    登録することを特徴とするファイリング装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか記載のファイ
    リング装置において、 上記ファイル手段に記憶されている画像が属する分類項
    目のうち、外部から選択指示された分類項目に属する画
    像を順次表示する画像検索手段をさらに備えたことを特
    徴とするファイリング装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載のファイリング装置にお
    いて、 上記画像検索手段は、上記ファイル手段に記憶されてい
    る画像が属する分類項目を一覧表示し、該表示された分
    類項目のうち、外部から選択指示されたものを受け付
    け、該受け付けた分類項目に属する画像を順次表示する
    ことを特徴とするファイリング装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか記載のファイ
    リング装置において、 上記特徴量計算手段は、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像から罫線部分を抽出し、該抽出した罫線部分を
    数値化し、該数値化により得られた数値を特徴量とする
    ことを特徴とするファイリング装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載のファイリング装置にお
    いて、 上記特徴量抽出手段は、上記画像入力手段により入力さ
    れた画像をいくつかの小ブロックに分割し、該分割した
    小ブロックについて、黒画素が縦一列または横一列に連
    続する線分を罫線部分であると判定し、該罫線部分であ
    ると判定されなかった部分を除去することにより、上記
    画像入力手段により入力された画像から罫線部分を抽出
    することを特徴とするファイリング装置。
  16. 【請求項16】請求項14または15記載のファイリン
    グ装置において、 上記特徴量抽出手段は、上記抽出した罫線部分をいくつ
    かの小ブロックに分割し、該小ブロックを識別するため
    の識別子と該小ブロック内の黒画素数とを対応付けた数
    値列を特徴量とすることを特徴とするファイリング装
    置。
  17. 【請求項17】請求項16記載のファイリング装置にお
    いて、 上記類似度計算手段は、上記特徴量計算手段により計算
    された特徴量および上記特徴量読出手段により読み出さ
    れた特徴量の2つの特徴量が、それぞれ、{(id,d
    1[id])|1≦id≦K,Kは小ブロックの数,d
    1[id]は黒画素数},{(id,d2[id])|
    1≦id≦K,Kは小ブロックの数,d2[id]は黒
    画素数}であるとするとき、 【数1】 によって得られる数値を類似度とすることを特徴とする
    ファイリング装置。
  18. 【請求項18】請求項16記載のファイリング装置にお
    いて、 上記類似度計算手段は、上記特徴量計算手段により計算
    された特徴量および上記特徴量読出手段により読み出さ
    れた特徴量の2つの特徴量が、それぞれ、{(id,d
    1[id])|1≦id≦K,Kはmドット×nドット
    の小ブロックの数,d1[id]は黒画素数},{(i
    d,d2[id])|1≦id≦K,Kはmドット×n
    ドットの小ブロックの数,d2[id]は黒画素数}で
    あるとするとき、 【数2】 によって得られる数値を類似度とすることを特徴とする
    ファイリング装置。
  19. 【請求項19】請求項1〜13のいずれか記載のファイ
    リング装置において、 上記特徴量計算手段は、1つ以上の画像テンプレートに
    ついて、該画像テンプレートを上記画像入力手段により
    入力された画像にくまなく当てはめ、該画像テンプレー
    トを識別するための識別子と該画像テンプレートを当て
    はめた位置と該画像テンプレート内の黒画素数とを対応
    付けた数値列を特徴量とすることを特徴とするファイリ
    ング装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載のファイリング装置にお
    いて、 上記画像テンプレートは、中央方形部および該中央方形
    部と1辺のみを共有するまわりの4つの方形部からなる
    十字形であり、該まわりの4つの方形部を有効/無効の
    2種類の部分に分類する組み合わせからできる16個の
    全部または一部であることを特徴とするファイリング装
    置。
  21. 【請求項21】請求項20記載のファイリング装置にお
    いて、 上記特徴量計算手段は、上記画像テンプレートの中央方
    形部がmドット×nドットであり、上側方形部がmtop
    ドット×nドットであり、下側方形部がmbotto mドット
    ×nドットであり、左側方形部がmドット×nleftドッ
    トであり、右側方形部がmドット×nrightドットであ
    るとし、 上記画像テンプレートの中央方形部内の黒画素数がNド
    ットであり、上側方形部内の黒画素数のうち縦に連続し
    た黒画素数の最大値がQtopドットであり、下側方形部
    内の黒画素数のうち縦に連続した黒画素数の最大値がQ
    bottomドットであり、左側方形部内の黒画素数のうち横
    に連続した黒画素数の最大値がQleftドットであり、右
    側方形部内の黒画素数のうち横に連続した黒画素数の最
    大値がQrightドットであるとするとき、 上側方形部,下側方形部,左側方形部,右側方形部が有
    効である画像テンプレートの場合、 【数3】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,下側方形部,左側方形部が有効であり右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数4】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,下側方形部,右側方形部が有効であり左側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数5】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,左側方形部,右側方形部が有効であり下側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数6】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 下側方形部,左側方形部,右側方形部が有効であり上側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数7】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,下側方形部が有効であり左側方形部,右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数8】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,左側方形部が有効であり下側方形部,右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数9】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,右側方形部が有効であり下側方形部,左側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数10】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 下側方形部,左側方形部が有効であり上側方形部,右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数11】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 下側方形部,右側方形部が有効であり上側方形部,左側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数12】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 左側方形部,右側方形部が有効であり上側方形部,下側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数13】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部が有効であり下側方形部,左側方形部,右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数14】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 下側方形部が有効であり上側方形部,左側方形部,右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数15】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 左側方形部が有効であり上側方形部,下側方形部,右側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数16】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 右側方形部が有効であり上側方形部,下側方形部,左側
    方形部が無効である画像テンプレートの場合、 【数17】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とし、 上側方形部,下側方形部,左側方形部,右側方形部が無
    効である画像テンプレートの場合、 【数18】 によって得られる数値を、該画像テンプレートの有効部
    分内の黒画素数とすることを特徴とするファイリング装
    置。
  22. 【請求項22】請求項19,20または21記載のファ
    イリング装置において、 上記類似度計算手段は、上記特徴量計算手段により計算
    された特徴量および上記特徴量読出手段により読み出さ
    れた特徴量の2つの特徴量が、それぞれ、{(tid,
    id,d1[tid][id])|1≦tid≦L,1
    ≦id≦K,Lは画像テンプレート数,Kは画像テンプ
    レートを当てはめた回数,d1[tid][id]は黒
    画素数},{(tid,id,d2[tid][i
    d])|1≦tid≦L,1≦id≦K,Lは画像テン
    プレート数,Kは画像テンプレートを当てはめた回数,
    d2[tid][id]は黒画素数}であるとすると
    き、 【数19】 によって求められる数値を類似度とすることを特徴とす
    るファイリング装置。
  23. 【請求項23】請求項19,20または21記載のファ
    イリング装置において、 上記類似度計算手段は、上記特徴量計算手段により計算
    された特徴量および上記特徴量読出手段により読み出さ
    れた特徴量の2つの特徴量が、それぞれ、{(tid,
    id,d1[tid][id],d1[tid][i
    d]は黒画素数)|1≦tid≦L,1≦id≦K,L
    は画像テンプレート数,Kは画像テンプレートを当ては
    めた回数},{(tid,id,d2[tid][i
    d])|1≦tid≦L,1≦id≦K,Lは画像テン
    プレート数,Kは画像テンプレートを当てはめた回数,
    d2[tid][id]は黒画素数}であるとすると
    き、 【数20】 によって求められる数値を類似度とすることを特徴とす
    るファイリング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126212A (ja) * 1997-10-24 1999-05-11 Fujitsu Ltd 特徴量選択装置
JP2001325225A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Sony Corp コンテンツ管理システム及び方法
US6907141B1 (en) 2000-03-14 2005-06-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Image data sorting device and image data sorting method

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