JP3623285B2 - ドア構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は住宅などの室内間或いは通路と室間の仕切壁に設けた開口部に取付けられるドアの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドアに遮音性能を付与するには、ドア本体の構造、即ち、ドア本体の構成材料に遮音材を使用する一方、ドア枠に取付けたドアと戸当たりとが気密的に当接するように構成しなければならない。特に、ドア枠の取付精度や該ドア枠に取付けた戸当たりの取付精度が悪い場合、ドアと戸当たりとの間に隙間が発生して遮音性が低下することになる。このため、従来から、戸当たりじゃくりを施したり、ドアをドア枠に取付ける丁番に調整機能を備えたラッチ受け丁番を使用して、施工に多少の狂いが生じていてもドアと戸当たりとの密着不良の補正が可能となるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、戸当たり面を切削する戸当たりじゃくりによれば、切削加工が可能な木質系の材料にしか採用することができないばかりでなく、その加工技術に熟練を要するという問題点があり、その上、精度よく加工が行われても、経時変化によりドアに反りが発生した場合、ドアと戸当たりとの間に隙間が生じて密着不良となり、例え、戸当たりにパッキンが設けられていても防音ドアとしての機能を損なうという問題点があった。
【0004】
一方、調整機能を備えたラッチ受け丁番を使用した場合には、経時変化によりドアに反りが生じても戸当たりに対するドアの密着度を微調整することができるが、構造上、その調整範囲が小さいために調整しても充分な密着性を得ることができない場合が生じる。さらに、いずれの場合においても、戸当たりを設けたドア枠に対するドアの取付時、又は、ドアの取付後におけるドア枠に対する戸当たりの取付時に、ドアや戸当たりがドア枠の幅方向にずれた位置に取付けられた場合、ドアと戸当たりとが面接触状態で正確に当接することができなくなるばかりでなく、ドアの円滑な開閉操作が行えなくなる等の問題点が生じる。
【0005】
即ち、戸当たりがドア枠に対して、ドアの開閉方向に接近した前寄り位置に取付けられていると、戸当たりの先端角部にドアが線接触状態で当接することになるばかりでなく、ドアを開放した状態から閉止する方向に回動させると、ドアが閉止する前にドアの取付位置に近い戸当たり部分、即ち、上下ドア枠部に取付けられている戸当たりにドアの枢着側部分が先に当接することになり、戸当たりにパッキンを設けていてもその部分のパッキンが強圧されてドアを開放する方向に弾圧し、ドアの閉止操作が重くなる。
【0006】
また、戸当たりがドア枠に対して、ドアの開閉方向に後退した後寄り位置に取付けられていると、戸当たりの奥隅部にドアの先端が線接触状態で当接することになり、その当接位置までのドアの回動角度が大きくなって丁番に過剰な応力が作用し、軽快な開閉操作の妨げになると共に、ドアの先端側から枢着側に向かって上下ドア枠部に取付けられた戸当たりとドアとの間が徐々に離間して隙間が生じ、遮音機能が著しく低下するという問題点が生じる。さらに、ドア枠の幅方向に対して戸当たりがその長さ方向を僅かでも傾斜した状態で取付られていると、ドアと戸当たりとが部分接触状態となって気密性、遮音性が損なわれることになる。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、ドア枠に対する戸当たりの取付位置を調整自在にして優れた気密性、遮音性を発揮するドア構造の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のドア構造は、ドア枠の一側枠部に丁番を介してドアを開閉自在に取付けると共にドア枠の少なくとも他側枠部を戸当たりが固着した取付枠部に形成してなるドア構造において、戸当たりの裏面には突条部が設けられている一方、戸当たりが取付けられる取付枠部の内面には上記突条部よりも幅広い凹溝が長手方向に設けられており、戸当たりの突条部が該凹溝内に遊嵌してドアに対する当接位置決め調整可能に固定されていると共に、戸当たりのドア当接部を、両端部に断面舌形状の弾性パッキンを互いにその先端部を近接、又は接触するように突設してなる断面L字形に形成してこのドア当接部にドアの先端角部を当接させるように構成している。
【0009】
このようなドア構造において、上記戸当たりは請求項2に記載しているように断面凸形状の中空部材からなり、その表面側が突条部を有する裏面側に対して開閉自在な蓋部に形成されていると共に、突条部の突面部に幅方向に長いビス取付長孔部を突条部の長さ方向に適宜間隔毎に設けてなる構造を有する。なお、請求項1または請求項2に記載の発明において、請求項3に記載したように、表面側の蓋部を裏面側と別体に形成しておき、裏面側の両側端に設けた係止片部に蓋部の両側端に設けた係合片部を係脱自在に構成しておいてもよい。
【0010】
【作用】
ドア枠の一側枠部に丁番によってドアを回動自在に取付ける一方、ドア枠の戸当たり取付枠部の内面に設けた凹溝に戸当たりの裏面突条部を遊嵌させ、戸当たりを凹溝に仮固定する。この状態から、ドアを閉止させてその先端部を戸当たりのドア当接面に当接させると、ドアと戸当たりとの当接状態が確認できる。そして、戸当たりの裏面突条部を戸当たり取付枠部の凹溝内で溝幅方向に移動させてドアとの当接面に対する戸当たりの長さ方向の傾斜度を補正すると共に平行度を調整して両者が全長に亘って面接触状態となるように位置調整したのち、戸当たりを固定する。
【0011】
この際、請求項2に記載しているように、戸当たりを中空に形成しておくと共にその表面側を開閉自在な蓋体となし、且つ突条部に幅方向に長いビス取付長孔部を設けておけば、ドアと戸当たりとの当接状態を直視しながら凹溝に仮固定したビスに対して戸当たりを長孔部に沿って溝幅方向に移動させることにより適正な位置に調整し、蓋体を開放した状態でビスを螺締して戸当たりを正確な位置に容易に固定させることができると共にその固定作業後、蓋体を閉止することによってビス頭が隠蔽され、体裁のよい外観を呈するものである。この際、請求項3に記載したように、蓋体を裏面側に対して別体に形成しておけば、蓋体が邪魔になることはなく、戸当たりの取付作業が円滑に行え、作業能率が向上する。
【0012】
また、ドアの施工後において、経時変化によりドアに反りや捩れが生じた場合においても、ビスを緩めて戸当たりを戸当たり取付枠部の凹溝内で溝幅方向に移動させることにより、上記同様に、ドアに対する正確な当接位置に戸当たりを位置調整して固定することができる。
【0013】
【実施例】
本発明の実施例を図面について説明すると、図3に示すように、室内間の仕切壁Aに設けた開口部Bの四方内周面又は、床面側を除く上側と両側部との3方にドア枠1を固着し、このドア枠1の一側枠部1aに丁番2を介して開口部Bの開閉用ドア3の対向端面における少なくとも上下部を回動自在に枢着する一方、ドア枠1の少なくとも他側枠部の内面中央部に全長に亘って戸当たり4を固着してなるドア構造において、図1に示すように、戸当たり4の裏面中央部に全長に亘って一定幅を有する突条部41を一体に設けていると共に、ドア枠1の他側枠部を戸当たり4の取付枠部1bとして該取付枠部1bの内面中央部に上記突条部41よりも5mm以上幅広い凹溝5を全長に亘って設けてあり、この凹溝5内で戸当たり4の突条部41が溝幅方向に移動調整可能に固定されているものである。
【0014】
このドア構造をさらに詳しく述べると、戸当たり4は塩化ビニル樹脂やアルミよりなる成形品であって、その本体部は上記凹溝5よりも幅広い一定厚みを有する断面長方形に形成され、裏面中央部に上記突条部41を一体的に形成して断面中空の凸形状をなしている。さらに、戸当たり4の裏面板部4aと一側面板部4bとの連設部において裏面板部4aの延長方向に一定幅を有する取付片4cを一体に突設し、この取付片4cと一側面板部4bとによって断面L字形のドア当接部6を形成すると共に該ドア当接部6に弾性パッキン7を設けてある。
【0015】
弾性パッキン7は、断面舌形状の弾性パッキン7、7を取付片4cの先端と、戸当たり4の一側面板部4bと表面板部4dとの直角連設部とに互いにその先端部を近接、又は接触するように突設している。
【0016】
また、戸当たり4の他側面板部は、図1、図2に示すように幅方向の中央部全長に亘って分離させて裏面板部4aと直角に連設した部分を固定係止片部4eに、表面板部4dと直角に連結した部分を該固定係止片部4eに重なりあって係脱する係合片部4fに形成してあり、この係合片部4fを一体に設けた表面板部4dを一側面板部4bとの連設部43を介して開閉自在な蓋部42に形成してある。
【0017】
このような戸当たり4は、上記パッキン7と蓋部42の開閉支点部である連設部43とを除いて硬質塩化ビニル樹脂より成形されてあり、パッキン7と連設部43とは軟質塩化ビニル樹脂より一体的に押出成形されているが、軟質部を後で付着させても良い。アルミ成形品の場合も同様である。さらに、突条部41の突出高さは上記ドア枠1の戸当たり取付枠部1bに刻設した凹溝5の深さに略等しく形成していると共にその平坦な突出頂面板部4gに、図4に示すように幅方向に長いビス取付長孔部8を長さ方向に所望間隔毎に設けてある。なお、このビス取付長孔部8は図5に示すように、突条部41を所望長さ間隔毎に全高によって切除することにより形成してもよい。
【0018】
このように構成した戸当たり4を開口部Bに取付けたドア枠1の内面に装着する場合、ドア枠1が開口部Bの四方内面に矩形枠状に取付けられて開口部Bの床面側にもドア枠1の下側枠部、即ち、沓摺1cが設けられている場合には、両側枠部1a、1bと上側枠部1dと共にその沓摺1cの上面中央部にも凹溝5を設けておき、これらの凹溝5内に戸当たり4を装着して全体的に矩形状の戸当たりを形成してもよい。
【0019】
また、開口部Bの床面側に沓摺1cを設けることなく該開口部Bの上側下面と両側対向面との3方にドア枠1を正面門形状に取付けられている場合には、その3方の枠部1a、1b、1dに設けている凹溝5に戸当たり4を装着してもよいが、いずれにしても、少なくともドア3が回動自在に枢着された一側枠部1aと対向する他側枠部に戸当たり4を装着しておけばよい。
【0020】
ドア枠1に対する戸当たり4の装着、例えば、他側枠部である取付枠部1bに設けた凹溝5に戸当たり4を装着するには、該凹溝5内に戸当たり4の突条部41を遊嵌させると共に該戸当たり4の蓋部42を開放し、突条部41に設けている各取付長孔部8を通じて戸当たり4の中空内からビス9を凹溝5の溝底面中央部に緩く螺合させることにより、戸当たり4を取付枠部1bに対して溝幅方向に移動可能に仮固定する。
【0021】
一方、ドア3はドア枠1の一側枠部1aの内面に丁番2によって水平方向に回動自在に取付けられる。即ち、ドア枠1の一側枠部1aと対向するドア3の側端面の少なくとも上下端部に丁番2の一半片を固着し、該一半片に対してピンにより回動自在に枢着されている他半片をドア枠の一側枠部1aの内面にドア3が垂直状態となるように固着する。このドア3の取付けは、戸当たり4の取付前に行ってもよく、又、戸当たり4の仮固定後に行ってもよい。
【0022】
そして、ドア3の取付後に、該ドア3を閉止する方向に回動させてその先端角部を戸当たり4のドア当接部6に当接させる。この状態にして、ドア当接部6を形成している戸当たり4の一側面板部4bと該一側面板部4b上に受止されるドア3の先端部の対向面3aとが溝幅方向に対して傾斜している場合には、ビス9をガイドとして戸当たり4の突条部41を凹溝5の溝幅方向に移動させ、該戸当たり4の一側面板部4bとドア3の対向面3aとが溝幅方向に平行になるように調整する。
【0023】
さらに、戸当たり4の一側面板部4bとドア3の対向面3aとの上記平行度が調整されても、戸当たり4が正確に垂直状態となっていなければ、戸当たり4の一端側から他端側に向かってドア当接部6に対するドア3の対向面3aが徐々に離間した状態となり、パッキン7が設けられている場合には、該パッキン7 に対するドア3の密着力にバラツキが生じることになるので、戸当たり4をその一端側を支点として他端側を溝幅方向に移動させることにより垂直となるように調整する。なお、戸当たり4がドア枠1の上下枠部にも設けられている場合においても、同様にしてドア3の対向面3aに対して戸当たり4が全面的に当接するように溝幅方向に移動調整する。
【0024】
この調整作業は、戸当たり4の蓋部42を開放させた状態にしてドア3と戸当たり4のドア当接部6との当接状態を直視しながら行え、調整後、ビス9をドア枠1に螺締して戸当たり4を固定し、係止片部4eと係合片部4fとを係止させることにより蓋部42を閉止してビス9を隠蔽し、戸当たり4の取付作業が完了する。
【0025】
なお、以上の実施例においては、ドア枠1に設けている凹溝5内に戸当たり4の突条部41の頂面板部4gを当接状態にしてビス止めしているが、図6に示すように、ドア枠1の凹溝5の内底面と該凹溝5内に遊嵌する戸当たり4の突条部41の頂面板部4g、及び戸当たり4の裏面板部4aとの少なくともいずれかにシリコン、ゴム、発泡合成樹脂等の帯状防音シール材10を貼着しておいてもよい。このように構成しておくと、ドア枠1に設けた凹溝5や戸当たり4の突条部41の寸法精度、加工精度にバラツキが生じていてもそのバラツキを吸収して両者を隙間なく密着させることができ、精度のよい施工が可能となる。
【0026】
また、蓋部42の端部を形成している戸当たり4の他側面板部は、表面板部4dに対して直角に形成することなく、図7、図8に示すように斜め外方に傾斜した面板部4hとし、該面板部4hと裏面板部部4aの延長板部4iとに互いに係脱する係合片部4fと固定係止片部4eを形成しておいてもよい。又、戸当たり4の中空内部に突条部41を除く空間部と同一断面形状を有する木製芯材11を内装して戸当たり4を補強してその変形を防止するように構成してもよい。
【0027】
さらに、上記実施例においては、突条部41を有する裏面板部4aの一側面板部4bに蓋部42を連設しているが、図9、図10に示すように、裏面板部4a側に対して蓋部42を分離させた構造に形成しておいてもよい。この構造を詳述すると、突条部41を有する裏面板部4aの両側端部に外側方に向かってく字状に湾曲した係止片部4e、4eを表面側に向かって一体的に突設する一方、蓋部42を断面コ字状に形成してその両側片部を係合片部4f、4fとし、該係合片部4f、4fを上記係止片部4e、4eに被せてその先端内面に突設している係合突起44を係脱自在に係止させるように構成している。さらに、上記蓋部42の一側片部の基端部に弾性パッキン7を突設する一方、裏面板部4a側の一方の係止片部4eの基端部において、この裏面板部4aの延長方向に小幅の帯片部45を設け、該帯片部45の先端に上記弾性パッキン7と対向させて同一形状の弾性パッキン7を一体に設けてある。
【0028】
このように構成したので、この戸当たりをドア枠1の取付枠部1bに取付ける場合には、蓋部42を取り外した状態で裏面板部4aの突条部41を取付枠部1bの凹溝5内に挿入し、上記実施例同様に該突条部41に設けた長孔部を通じてビス9を凹凸溝5の底部に螺締すればよく、蓋部42が存在しないのでその取付作業が円滑に行えるものであり、裏面板部4aの取付後、蓋部42を装着すればよい。また、裏面板部4a側において、突条部41の一側端から延出した上記帯片部45と他側端から延出した裏面板他片部46との背面を突条部41の両側端面に対してやゝ鋭角(85〜89°)となるように背面側に傾斜させてあり、このように構成しておくことによって戸当たりを取付けた時に帯片部45の先端、即ち弾性パッキン7の基端と裏面板他片部46の先端とがドア枠1の取付枠部1bに確実に密着して気密性、外観性が良好となるものである。
【0029】
又、ドア枠1に全長に亘って凹溝5を設けることなく、 11に示すように一定長さ間隔毎に凹溝5'を設けておく一方、戸当たり4の裏面中央部にこれらの凹溝5'に対応させて一定長さ間隔毎に突条部41' を突設しておいてもよい。この突条部41' の形状は、その横幅が凹溝5'よりも狭く形成されているが、縦幅を凹溝5'と略同一寸法に形成しておくことが好ましく、このように構成しておけばドア枠1の凹溝5'に該凹溝5'と対応する戸当たり4の突条部41' を嵌め込めば、凹溝5'に突条部41' が係止してドア枠1に対して戸当たり4をワンタッチで所定の位置に仮固定することができ、この状態で上記同様に突条部41' を溝幅方向に移動させてドア3に対する戸当たり4の取付位置を作業性よく調整し得るものである。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明のドア構造によれば、ドア枠の一側枠部に丁番を介してドアを開閉自在に取付けると共にドア枠の少なくとも他側枠部を戸当たりが固着した取付枠部に形成してなるドア構造において、戸当たりの裏面には突条部が設けられている一方、戸当たりが取付けられる取付枠部の内面には上記突条部よりも幅広い凹溝が長手方向に設けられており、戸当たりの突条部が該凹溝内に遊嵌してドアに対する当接位置決めを調整可能に固定されていると共に、戸当たりのドア当接部を、両端部に断面舌形状の弾性パッキンを互 いにその先端部を近接、又は接触するように突設してなる断面L字形に形成してこのドア当接部にドアの先端角部を当接させるように構成しているので、ドアの取付時或いは取付後において、戸当たりの突条部をドア枠の凹溝内で溝幅方向に移動させることにより、ドアとの当接状態が面接触状態となるように簡単且つ精度よく調整することができ、遮音性、気密性に優れたドア構造とすることができるものである。さらに、戸当たりのドア当接部に設けている上記弾性パッキンによって、一層良好な気密性、遮音性を発揮するドア構造が得られるものである。
【0031】
また、請求項2に記載した発明によれば、戸当たりを中空に形成していると共にその表面側が突条部を有する裏面側に対して開閉自在な蓋部に形成してあり、さらに、突条部の突面部に幅方向に長いビス取付長孔部を突条部の長さ方向に適宜間隔毎に設けているので、蓋部を開放した状態にしてドアと戸当たりとの当接状態を直視しながら仮固定したビスに対して戸当たりを長孔部に沿って溝幅方向に移動させることにより適正な位置に調整することができ、調整後、ビスを螺締して戸当たりを正確な位置に容易に固定させることができると共にその固定作業後、蓋部を閉止することによりビス頭を隠蔽して、体裁のよい外観を呈するドア構造が得られるものである。そして、請求項3に記載した発明のように、蓋部を裏面側に対して別体に形成しておけば、蓋部が邪魔になることはなく、戸当たりの取付作業が円滑に行え、作業能率が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドア枠と戸当たりとの取付状態を示す横断面図、
【図2】蓋部を開放した状態の戸当たりの平面図、
【図3】ドア構造全体の一部切欠簡略正面図、
【図4】戸当たりの一部斜視図、
【図5】形状の異なるビス取付長孔部を設けた戸当たりの一部斜視図、
【図6】ドア枠の凹溝と戸当たりとの対向面にシール材を設けた状態の断面図、
【図7】戸当たりの変形例を示す横断面図、
【図8】その戸当たりの蓋部を開放した状態の平面図、
【図9】蓋部を分離させた戸当たりの取付状態の断面図、
【図10】その分解断面図、
【図11】ドア枠の凹溝と戸当たりの突条部とを所望間隔毎に設けたドア構造の断面図。
【符号の説明】
1 ドア枠
1a 一側枠部
1b 取付枠部
2 丁番
3 ドア
4 戸当たり
41 突条部
42 蓋部
5 凹溝
6 ドア当接部
7 弾性パッキン
8 ビス取付長孔部
9 ビス

Claims (3)

  1. ドア枠の一側枠部に丁番を介してドアを開閉自在に取付けると共にドア枠の少なくとも他側枠部を戸当たりが固着した取付枠部に形成してなるドア構造において、戸当たりの裏面には突条部が設けられている一方、戸当たりが取付けられる取付枠部の内面には上記突条部よりも幅広い凹溝が長手方向に設けられており、戸当たりの突条部が該凹溝内に遊嵌してドアに対する当接位置決め調整可能に固定されていると共に、戸当たりのドア当接部を、両端部に断面舌形状の弾性パッキンを互いにその先端部を近接、又は接触するように突設してなる断面L字形に形成してこのドア当接部にドアの先端角部を当接させるように構成したことを特徴とするドア構造。
  2. 戸当たりが断面凸形状の中空部材からなり、その表面側が突条部を有する裏面側に対して開閉自在な蓋部に形成されていると共に、突条部の突面部に幅方向に長いビス取付長孔部を突条部の長さ方向に適宜間隔毎に設けていることを特徴とする請求項1記載のドア構造。
  3. 断面凸形状の中空部材からなる戸当たりが表面側と突条部を有する裏面側とに分離しており、表面側を蓋部に形成して裏面側の両側端に設けている係止片部に蓋部の両側端に設けている係合片部を係脱自在に係止させるように構成していることを特徴とする請求項1または2記載のドア構造。
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