JPH0349038Y2 - - Google Patents

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JPH0349038Y2
JPH0349038Y2 JP1984141904U JP14190484U JPH0349038Y2 JP H0349038 Y2 JPH0349038 Y2 JP H0349038Y2 JP 1984141904 U JP1984141904 U JP 1984141904U JP 14190484 U JP14190484 U JP 14190484U JP H0349038 Y2 JPH0349038 Y2 JP H0349038Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アルミサツシ等の引違い窓の窓枠の
上枠に設置し引違い窓の障子の召合せ框の上縁と
窓の上枠との気密、水密及び遮音を保持する為の
アルミサツシの引違い窓の風止具に関する考案で
ある。
(従来の技術) (a)例えば本出願人の出願に係る実開昭55−
174487号公開実用新案公報所載の、サツシの上部
風止装置があるが、これには、召合せ框の上縁
に、弾力的に当接する風止部を備え、風止板が窓
枠の上枠と、障子の召合せ框の上縁との間の、隙
間を塞いで、窓の気密性、水密性を向上する技術
が記載してある。亦、(b)例えば実開昭55−87988
号公開実用新案公報第16図には、基板の下面
に、複数の並列した鰭状片の様な物が描かれてあ
る。更に(c)例えば実願昭55−137313号の明細書及
び図面には、風止板の基版と上枠との間へ、弾性
体を設けた物が記載してある。
(考案が解決しようとする課題) 上記(a)の風止装置で、風止部が窓の障子の召合
せ框の上縁に対し、本体から下向に、並行して列
設した、複数の鰭状片で形成されている丈けで、
本体上部は、略平面であつて、窓枠の上枠との間
に空間部を形成しているので、此処が、一種の空
洞を構成し、窓内外の音声を伝播し易く成る欠点
が生ずる。
亦、上記(b)の物では、鰭状片が下向の物だけで
ある為、その長さが長く成ると共に、重さが増す
ので、引違い窓の開閉の際に、抵抗が大きく成
り、鰭状片の各先端の損傷が早まる。そして、上
記の支障を避け、鰭状体を薄くて軽目の物にする
と、風圧が強い場合、ひらひらして、風止作用が
低下する等の支障を招き、硬度を高めれば、開閉
の際に、上記同様の抵抗増加、先端損傷の他に摺
動音を発生したりする不都合が起る。亦、(c)の装
置に於ける弾性体は、スポンジ、又は発泡スチロ
ール等の発泡合成樹脂材等の材質で、その形状も
略円筒形で、その作用は、戸の召合せ部の上縁に
摺接するか、又は上縁を被覆する水平片を、下方
へ押付けるバネとしての働きをするもので、風止
作用も、上枠裏面と水平片上面に接触する、円筒
体の上下の筒状の部分的な周囲と、薄い厚さのス
ポンジ体で為されるだけで、鰭状片の様に、その
複数の先端を上縁に接触させ、有効な風止作用を
行なう物ではない。
本考案の目的は、此の問題を解決し遮音性が高
く気密性及び水密性に優れた召合せ框の上部の外
枠の上板下面に取付ける風止具を提供する事に在
る。
(考案の構成、問題点を解決する為の手段) 以下、本考案の構成を図面に示した実施例に依
つて説明する。第1図及び第2図に於て、1はポ
リアミド、ポリエチレン等の合成樹脂材料を射出
成形で形成した後述のアルミニウム合金等の押出
型材を組立てたアルミサツシの引違い窓の窓枠の
上枠の、障子装着用の2本のレール間に嵌装する
幅を有し障子の召合せ框の上縁部を蔽う長さを有
する薄板状の成形体から成る基板、2は上記基板
1と一体に、複数並列して形成した上向鰭状片
で、基板1の長手方向に直角に、等間隔等長で、
基板1から立設する。3は基板1の両端から上方
へ、基板1と鈍角αの角度で形成した、基板1と
同じ幅の傾斜片、4は両側の傾斜片3から水平方
向へ派生させた取付片で、夫々取付孔5(丸孔及
び又は長孔)を穿設し、派生片6の反対端に、下
方へ直角の角度で折曲した突片7を具備し、傾斜
片3、取付片4、派生片6に依つて取付部Aを形
成する。そして次に、8は基板1の端部、即ち、
傾斜片3の基部に接し基板1の下面に一体に配設
し基板1の長手方向に直角に形成したアングル状
の鉤片で、従つて其の長溝9は基板1の両端下部
に於て互に相対向している。10は上向鰭状片2
を一体に形成した基板1と別体で、塩化ビニイ
ル、ポリアミド、ポリエチレン等の合成樹脂材料
の射出成形等に依つて作成した上向鰭状片2と仝
様の構造の下向鰭状片で、その嵌込基板11は、
基板1と同じく、障子装着用の2本のレール間
へ、嵌装する幅を有する長方形の薄板で、その厚
みは基板1の下面のアングル状の鉤片8に依り形
成した長溝9へガタ付無しに嵌装可能な板厚とす
る。第2図に於て二重鎖線Bで示したものはアル
ミサツシの引違い窓の第3図に示す外枠Dの上枠
12のレール13を保持する上板14を表し、下
向鰭状片10の下方の二重鎖線Cは仝じく第3図
の二枚の障子15及び16の上縁を表し、Eは両
障子15及び16の召合せ部の上縁を表す。
(作用) 本考案の実施例は上記の部分構造から成るが、
其の作用を説明すると、風止具の上向鰭状片2を
上向きにして基板1の長手方向をレール13と並
行に保持しアルミサツシの引違い窓の外枠Dの上
枠12の2本のレール13の障子15及び16の
召合せ框上縁Eの真上の位置へ嵌込み、複数並列
した上向鰭状片2の各先端を上記レール13間の
外枠Dの上枠12の上板14の下面へ密着させた
状態に成る様取付片4の取付孔5の長孔を利用す
る等し上板14に穿設する雌ネジ孔に依りビスを
使用して風止具を前記上板14に固定する。その
際、基板1、又は基板1及び嵌込基板11は、召
合せ框の上縁Eと、上枠12の上板14の下面と
の間の、空洞状の空間の中位部に保持され、上記
空間を上下に二分割すると共に、前記2本のレー
ル間を通つて侵入しようとする室外側からの空気
を遮断し、亦、音声の伝播をも防止する役目をす
る。この状態に於て、予め、基板1の下面の両端
に設けたアングル状の鉤片8の対向する長溝9
へ、下向鰭状片10の嵌込基板11の両端縁を挿
嵌し、嵌込基板11を、基板1の裏面へ、密接し
て着脱可能に装着した、下向鰭状片10の、複数
並列した各先端は、上記障子15及び障子16の
召合せ框の上縁Eに、少々の接触圧を保つて当接
する。この接触状態は、障子の戸車の高さの調整
によつて、多少は変更する事ができる。斯様にし
て上板14への風止具の固定により、障子15及
び障子16の召合せ框の上縁Eに設置した風止具
は、両障子15,16を閉じた状態の時には、そ
の上下の、複数並列した上向鰭状片2及び下向鰭
状片10と、基板1と嵌込基板10によつて、先
づ夫々、窓の上枠12の上板14の下面と、障子
の召合せ框の上縁部Eとの間に形成される、空洞
状の空間が、水平に上下に仕切る基板1及び嵌込
基板11によつて分割され、更にそれを、上向鰭
状片2及び下向鰭状片10によつて、縦に分割し
て、複数の密室状の上下の並列した小部屋に、区
分けされる事に成る結果、上記空間が、広い空洞
の侭の状態である場合に発生する、部屋の内部或
は外部からの、音声の、直接的な伝播を相当防ぎ
有効な遮音作用を為る他窓外との気密、水密作
用、塵埃、砂塵の侵入を防止出来る。而して本考
案では従来の下向鰭状片10のみの物に対して上
向鰭状片2を附加して設けてあるので、上記各作
用は下向鰭状片10のみの物と比較すると格別に
其の有効性が優れている。
尚、長期の使用中の障子の開閉に伴い障子の上
框及び竪框上縁との摺接動作に依つて下向鰭状片
10の先端が摩擦で摩耗したり、障子の竪框上端
の角との衝突で破損した場合には風止具全体を外
枠Dの上板14の下面から取外し、傷んだ下向鰭
状片10を基板1の鉤片8の長溝9から抜き出し
て之を傷みの無い物と差変え再度上板14の下面
へ装着する事に依り其の機能を更新出来る。
(他の実施態様) 上記の実施例では、上向鰭状片2の基板1に対
し下向鰭状片10を着脱可能に配備してあるが、
双方の鰭状片2及び10を基板1の上下に対称的
に一体成形に依り形成して立設し構造を単純化し
ても良く、其の場合合成樹脂材料として強靭な耐
摩擦性の有る材料例えばポリプロピレン、ポリア
セタール等を選べば長期の使用に耐える。亦上下
の並列した各鰭状片の鰭の間を撥水性の有る発泡
合成樹脂材等で充填すれば遮音性を一層高める事
が出来る。
(考案の効果) 本考案は、上記の構成及び作用を有するので、
(1)基板1、又は基板1及び嵌込基板11によつ
て、召合せ框の上縁部Eと、上枠12の上板14
の下面との間の空洞状の空間を、上下に二分割し
て、2本のレールの間を通つて侵入しようとする
室外側からの空気を遮断すると共に、更に複数の
夫々並列した上向鰭状片2と、下向鰭状片10と
が、上記基板1、又は基板1及び嵌込基板11に
より、上記二分割された上下の水平空間を縦に細
分し、多数の密室状態の小部屋に区分する事によ
つて、召合せ框の上縁部Eの気密性及び水密性
を、充分に保持する他、室外からの騒音の侵入
と、室内音の漏洩を効果的に阻止し、加えて防塵
作用にも優れている。(2)基板1又は基板1及び嵌
込基板11に並列して複数列設した、上下の上向
鰭状片2及び下向鰭状片10の長さが、半分に成
り、下向鰭状片10では先端部のみを框に接触さ
せるので、引違い窓の開閉の操作に支障を及ぼす
事がなく、強風に際しても鰭状片がひらひらする
恐れがない。(3)下向鰭状片10は、基板1と別体
として嵌込んで着脱可能に装着するか、又は全体
を一体成形して基板1と同体にもできるが、別体
の場合には、下向鰭状片10の先端が、損傷した
り、磨耗した際には、下向鰭状片10のみを交換
して更新でき、同体の場合には、上向鰭状片2と
一体に成形して、射出成形等で形成するので、製
造費も手間も、下向鰭状片のみの従来品と、殆、
変る事がなく、使用者の負担が増加はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の斜視図、第2図は
仝じく側面図、第3図は、本考案の実施例をアル
ミサツシの引違い窓の、召合せ框の上縁に装着し
た状態の縦断面図である。 図の主要な部分を表す符号の説明、1……基
板、2……上向鰭状片、A……取付部、4……取
付片、5……取付孔、8……鉤片、9……(鉤片
8の)長溝、10……下向鰭状片、11……嵌込
基板、D……外枠、13……レール、14……上
板、15,16……障子、E……召合せ框の上
縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 引違い窓の外枠Dの上枠12の、上板14の
    下面に並設した2本のレール13間に嵌装する
    幅と、障子15の召合せ框の上縁部Eを覆う長
    さを具備し、両端の取付部Aによつて、上板1
    4の下面に取付け、召合せ框の上縁部Eと、上
    枠12の上板14の下面との間の空洞状の空間
    の中位部に保持し、上記空間を上下に二分割し
    て仕切る基板1と、この基板1の上面から、間
    隔を置いてレール13の長手方向と直角に、複
    数並列して立設し、その各先端を上記上板14
    の下面に当接させる、上記空間の高さの半分程
    度の長さの上向鰭状片2と、仝じく、基板1の
    下面から、複数並列して立設し、召合せ框の上
    縁Eに、その各先端を当接させる、上向鰭状片
    2と同様の、上記空間の高さの半分程度の高さ
    の下向鰭状片10とから成る、合成樹脂材料の
    成形体で造つたアルミサツシの引違い窓の風止
    具。 (2) 上向鰭状片2と一体に成形した基板1と、こ
    の基板1の下面両端に、基板1の長手方向に直
    交して配設した、アングル状の鈎片8の、対向
    する長溝9へ、その双方の端縁を挿嵌し、基板
    1の裏面に対し、密接して着脱可能に装着す
    る、下向鰭状片10と一体に成形した、嵌込基
    板11を具備する、実用新案登録請求の範囲の
    第1番目に記載したアルミサツシの引違い窓の
    風止具。
JP1984141904U 1984-09-19 1984-09-19 Expired JPH0349038Y2 (ja)

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JPS6156411U JPS6156411U (ja) 1986-04-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761068B2 (ja) * 1975-11-28 1982-12-22 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv

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JPS5934716Y2 (ja) * 1978-12-15 1984-09-26 ワイケイケイ株式会社 引戸の気密・水密構造
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