JP3622263B2 - 自動車用ドア - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動車用ドア、より詳しくは、前方衝突後もアウタハンドルを操作することによるドアの開作動をより確実に得られようにした自動車用ドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体側部に設けられる自動車用ドアつまりいわゆるサイドドアは、通常、その前端部が車体に対して回動自在に取付けられ、その後端部に設けたラッチ機構を車体に設けたストライカに係合させることにより閉状態が保持される。そして、ドアのうち後端部上縁付近に設けたアウタハンドルを外部から操作することにより、連結ロッドを介して上記ラッチ機構を開操作して、ドアを後開きでもって開くのが通常である。このような自動車用ドアは、インナパネルとアウタパネルとを接合することにより構成される(例えば特開平4−197828号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前方衝突が生じた時、サイドドアは少なからず変形されるが、このドアが変形された後も、アウタハンドルを操作することにより開くことができるようにすることが望まれる。
【0004】
前方衝突によるサイドドアの変形によって、ドアが開かなくなる原因を追及したところ、次のようなことが判明した。すなわち、ドアは、前後方向の大きな荷重を受けることによる座屈によって、車幅方向に変形することになる。そして、この座屈によって、アウタハンドルとラッチ機構との相対的な距離が大きくなり過ぎると、アウタハンドルの所定の操作量では、ラッチ機構を開作動させることが不可能になる、ということが判明した。
【0005】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、前方衝突後も、アウタハンドルを操作することによるドアの開作動をより確実に得られるようにした自動車用ドアを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような構成としてある。すなわち、
車体側部に設けられ、アウタハンドルを開操作することによりドアを閉状態に保持するラッチ機構が開作動されて開かれる自動車用ドアにおいて、
前記アウタハンドルとラッチ機構とが,上下方向に伸びる連結ロッドを介して連結され,
前記連結ロッドとラッチ機構との連結部位に上下方向に伸びる長孔と該長孔内に挿入されたピン部とが構成されて,該長孔内での該ピン部のスライドによって該連結ロッドが該ラッチ機構に対して上下方向に相対変位可能とされ,
車体前後方向に所定以上の荷重が加わったとき、前記アウタハンドルの位置よりも車体前後方向離れた位置において車幅方向の座屈が生じるように、該アウタハンドルよりも車体前後方向離れた位置においてぜい弱部が構成されている、
ような構成としてある。上記構成を前提とした本発明の好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
【0007】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、車体前後方向に所定以上の荷重が作用したとき、ドアの車幅方向の変形がもっとも大きくなる部分がぜい弱部に対応した位置となるので、つまりアウタハンドルそのものの位置が大きく車幅方向に変位することが防止されることになり、ドアの変形後においてもアウタハンドルを操作することによってドアを確実に開かせるようにする上で好ましいものとなる。
また,アウタハンドルとラッチ機構とを連結している連結ロッドを,長孔とピン部とを利用してラッチ機構に対して上下方向に相対変位可能に連結してあるので,ドアに座屈が生じてアウタハンドルとラッチ機構との間の距離が若干長くなっても,この距離の変更分を上記上下方向の相対変位によって吸収して,アウタハンドルの開操作によるドアの開作動をより確実に確保することができる。
【0008】
請求項2に記載したような構成とすることにより、インナパネルに形成されるレインフォ−スメント部の剛性を部分的に小さくするという簡単な手法により、ぜい弱部を構成することができる。
【0009】
請求項3あるいは請求項4に記載したような構成とすることにより、請求項2に対応した効果を得るためのより具体的な構造が提供される。特に、請求項3の場合は開口を形成することにより、また請求項4の場合はレインフォ−スメント部を部分的に形成しないようにするということにより、簡単に実施化し得るものとなる。
【0010】
請求項5に記載したような構成とすることにより、レインフォ−スメント部をインナパネルに一体成形することにより、別途レインフォ−スメント部を構成する部材を用いる必要のないものとなる。
【0011】
請求項6に記載したような構成とすることにより、内装材により覆われて外部から目視できないインナパネルにぜい弱部を形成することにより、外観上問題となるアウタパネルのデザイン上の制約を小さくする上で好ましいものとなる。
【0012】
請求項7に記載したような構成とすることにより、もっとも一般的な後開き式のドアにおいて、請求項1に対応した効果を得ることができる。
【0013】
請求項8に記載したような構成とすることにより、アウタハンドルが位置する部分の車幅方向への変形量を極めて小さくして、請求項1に対応した効果をより一層高める上で好ましいものとなる。
【0014】
請求項9あるいは請求項10に記載したような構成とすることにより、ぜい弱部が複数ある場合でも、車幅方向にもっとも大きく変形される部分をアウタハンドルよりも確実に前方の位置として、ドア変形後のアウタハンドルを操作することによるドアの開作動を確実に得る上でより好ましいものとなる。
【0015】
請求項11に記載したような構成とすることにより、ドアの車幅方向への変形を防止する補強作用が強いドアミラ−取付用ブラケットよりも前方位置を避けてぜい弱部を形成することにより、当該ぜい弱部において車幅方向の変形をもっとも大きくしつつ、この車幅方向へ大きく変形される部分をアウタハンドルから極力遠い位置として、ドア変形後のアウタハンドルを操作することによるドアの開作動を確実に得る上で好ましいものとなる。
【0016】
【実施例】
以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する。図1において、1は自動車(のボディ)、2は車体側部に設けられて本発明が適用されたサイドドアである。このドア2は、実施例では自動車1が右ハンドルとされている関係上、助手席側ドアとなっている。
【0017】
ドア2は、図3に示すように、インナパネル11とアウタパネル12とを接合することにより構成されている。両パネル11と12とは、ウインドガラスが通過する開口を有する上縁部を除いて、前縁部、後縁部および下縁部でもって互いに接合されて、全体として袋状とされている。ドア2の後端部には、上下方向略中間位置において、後述するラッチ機構13が装備されている。また、ラッチ機構13を開操作するためのアウタハンドル14が、ドア2の後端部のうち上縁部に近い位置に設けられて、このアウタハンドル14とラッチ機構13とは、連結ロッド15により連結されている。
【0018】
アウタハンドル14は、図3に示すように、ピン16を中心として回動自在にドア2に保持され、このアウタハンドル14の車幅方向内端部は、上記連結ロッド15の上端部に対して、ピン17によって回動自在に連結されている。アウタハンドル14は、アウタパネル12よりも車幅方向外側に位置された操作部14aを引き操作することより、連結ロッド15を下降動させるようになっており、このようなアウタハンドル14、連結ロッド15の動きが、ラッッチ機構13を開作動させる動きとなる。
【0019】
ラッチ機構13はフォ−ク21を有し、フォ−ク21が車体側に設けたストライカ31に係合することにより、ドア2の閉状態が保持される。勿論、ストライカ31は、ドア2により開閉される乗降用の開口の後縁部に設けられている。ラッチ機構13は、フォ−ク21の他さらに、プッシュリンク22、オ−プンレバ−23、クロ−ズドレバ−24を有し、各部材21〜24は、ピン25、26、27あるいは28を中心に回動自在としてドア2に保持されている。そして、図3では、閉状態から、開方向へ若干フォ−ク21が回動された状態が示されている(フォ−ク21の図4時計方向の回動が開方向の動き)。そして、図4矢印で示す動きが、各部材15、21〜24の開作動方向の動きを示している。
【0020】
フォ−ク21は、スプリング29により開方向へ付勢されているが、閉状態では、フォ−ク21の係止部21aがクロ−ズドレバ−24の規制部24aよりも図4右方側に位置されて、開方向へ回動するのが規制されている。そして、クロ−ズロレバ−24が図4時計方向に所定以上回動することによって、規制部24aによる回動規制が解除されて、フォ−ク21が開方向へ回動可能とされる。
【0021】
前記連結ロッド15の下端部に形成された長孔15a内に、プッシュリンク22ら突設したピン部22aが挿入され、アウタハンドル14を所定量引き操作つまり開操作することにより、ピン部22aが長孔15aの上ストロ−ク端に押されて、図4時計方向つまり開方向へ回動されることになる。
【0022】
ここで、アウタハンドル14を所定量引き操作しても、プッシュリンク22が開方向へ十分回動できないときは、クロ−ズドレバ−24によってフォ−ク21の開方向への回動が規制された状態のままとなり、ドア2を開くことが不能になる。開操作に必要なプッシュリンク22の所定量分の回動が不能になる事態として、車体前後方向からの所定以上の荷重が加わったときの座屈によって、アウタハンドル14が正規の位置から大きく車幅方向に変位したときがある。すなわち、アウタパネル12つまりアウタハンドル14が例えば車幅方向外方側へ変位すると(図3一点鎖線をも参照)、アウタハンドル14を連結ロッド15に連結しているピン17と、プッシュリンク22のピン部22aとの距離が長くなって、アウタハンドル14を所定量引き操作しても、プッシュリンク22は開作動に必要な所定量だけ回動することが不可能になってしまうことになる。なお,上記ピン17とピン部22aとの距離が長くなっても,ピン部22aが長孔15a内でスライドする範囲では,連結ロッド15を介したアウタハンドル14とプッシュリンク22との連結は確保される。
【0023】
座屈によってアウタパネル12が車幅方向外方側へ変形したときの様子を模式的に図5、図6に示してある。、図5はアウタパネル12の前端部が車幅方向外方側へ変形したときを示し、図6は、アウタパネル12の後端部が車幅方向外方側へ変位したときを示してある。図5、図6共に、車幅方向外方側への最大変形量は同じとしてあるが、座屈を生じた位置つまり車幅方向外方側への最大変位となる位置が、アウタハンドル14より遠く離れた前方位置となる図5のときは、アウタハンドル14近くで最大変位となる図6の場合よりも、アウタハンドル14の車幅方向外方側への変位量が小さくなる。すなわち、座屈位置をアウタハンドル14よりも前方、好ましくはアウタハンドル14から極力遠い位置での前方とすることにより、座屈が生じてもアウタハンドル14を操作することによってドア2の開作動が可能となる、ということが理解される。
【0024】
本発明は、上述したドア2の座屈位置を極力アウタハンドル14から前後方向に離れた前方所定位置で行わせるために、ドア2の所定位置に座屈を生じ易くするためのぜい弱部を構成するもので、このぜい弱部の構成例について、図7以下を参照しつつ説明する。
【0025】
先ず、図7〜図8に示す例では、ドア2のインナパネル11に対して、上縁部つまりベルトライン付近において、前後方向ほぼ全長に渡って伸びる第1レインフォ−スメント部41を形成してある。また、インナパネル11には、第1レインフォ−スメント部41よりも下方位置において、第2レインフォ−スメント部42A、42Bが形成されている。第2レインフォ−スメント部42A、42Bは、本来であれば、互いに連続してドア2の前後方向ほぼ全長に渡って形成されるものであるが、部分的に補強しない部分つまりぜい弱部Z1を形成するために、前後方向所定位置において分断されたものとなっており、この分断された部分がぜい弱部Z1となる。
【0026】
各レインフォ−スメント部41、42A、42Bは、それぞれ、インナパネル11を車幅方向内方側に凸(車幅方向外方側へは凹)となるようにプレス成形することによりインナパネル11と一体に形成されている。そして、ぜい弱部Z1は、上記凸(凹)を形成することなく、平板状のままとすることにより構成されている。また、実施例では、第1レインフォ−スメント部41にもぜい弱部Z2を形成するようにしてあり、このぜい弱部Z2は、ぜい弱部Z1と前後方向ほぼ同一位置において第1レインフォ−スメント部41に形成された開口(孔)として形成されている。
【0027】
前記ぜい弱部Z1、Z2の前後方向位置は、アウタハンドル14よりも十分離れた前方位置に設定される。このぜい弱部Z1、Z2の形成位置としては、ドア2の前縁部付近にすることも可能である。ただし、図1、図2に示すように、ドア2が、ドアミラ−5を取付けるための取付ブラケット6を有する場合は、この取付ブラケット6より後方位置でかつ当該取付ブラケット6に極力近い位置とするのが好ましい。これは、取付ブラケット6を設けることにより、取付ブラケット6よりも前側部分が極めて剛性の高いものとなるからである。図2には、取付ブラケット6の後端を通る上下方向線αが示されるが、上述のように、ぜい弱部Z1、Z2を設ける位置は、このα線よりも後方でかつα線に近い位置とするのが好ましいものとなる。
【0028】
インナパネル11を示す図10の例では、アウタハンドル14よりも前方側に、ぜい弱部となる2つの開口Z3、Z4が形成され、Z3の方がZ4よりも前方に位置されている。後方側の開口Z4は、例えばドアスピ−カ取付用あるいは各種配線の引きだし用として形成されており、この開口Z4を前方衝突時の座屈位置設定用のぜい弱部として利用することは、当該開口Z4がアウタハンドル14の近くにあるため好ましくない。このため、座屈位置設定のためのぜい弱部としての開口Z3を別途形成して、この開口Z3でもって確実に座屈が生じるように、開口Z3の開口面積をZ4の開口面積よりも十分大きくしてある(開口Z3の方が、Z4より弱い部分となる)。
【0029】
図10において、一点鎖線で示すものは、開口Z4の代わりに、機能的には当該開口Z4と同一機能をなす開口Z5が形成されている場合の例を示し(実線で示す開口Z4は存在しない例)、開口Z5とZ3とは、アウタハンドル14を挾んで前後に位置されている。この場合も、アウタハンドル14よりも遠く離れて十分前方位置にある開口Z3が、開口Z5よりも開口面積が大きくされて、座屈位置設定用とされる。
【0030】
インナパネル11を示す図11の例では、アウタハンドル14よりも前方位置において、前記開口Z4あるいはZ5と同一機能をなす開口Z6が形成されている。そして、座屈位置設定のためのぜい弱部Z13(図10のZ3に相当Z)が、開口Z6よりも前方位置において、上下方向に間隔をあけて複数形成された開口として構成されている。ぜい弱部Z13を構成する複数の開口は、その1つ1つは開口Z6の開口面積よりも小さい開口面積とされているが、複数の小さい開口を合計したぜい弱部Z13の合計の開口面積は、開口Z6の開口面積よりも十分大きくされている。また、図11の例では、開口Z6に対応した位置において部分的に、図8、図9に示すような凸部(凹部)からなるレインフォ−スメント部43を形成して、このレインフォ−スメント部43に開口Z6を形成して、座屈位置設定用のぜい弱部Z13よりも開口Z6部分の方が十分強度的に優れたものとされている。
【0031】
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。
【0032】
(1)座屈位置設定のためのぜい弱部を構成するには、実施例に示す他、次のようにすることもできる。すなわち、凸(凹Z)となるレインフォ−スメント部にぜい弱部を構成する場合は、ぜい弱部とする部分の凸となる高さ(凹の深さ)を小さくしたり、凸(凹)の幅を小さくすることにより形成することもできる。また、座屈位置設定用ぜい弱部を、例えば上下方向に所定長さに渡って伸びるスリットの形式で構成すること、部分的に薄肉とすることによって構成することもできる。勿論、ぜい弱部は、前述した各種構成態様の任意の2つあるいは3つ以上のものを適宜組み合わせて構成することもできる。
【0033】
(2)座屈位置設定用のぜい弱部を、アウタパネルに形成することもできる。この場合、例えば、アウタパネル内面に別途レインフォ−スメント部材を接合するようにして、図7〜図9に示すのと同様な手法によってぜい弱部を構成すればよい。勿論、デザイン上の見地や特別の機能達成のための見地等からアウタパネルに開口を形成してもよい場合は、この開口をぜい弱部として構成することも可能となる。
【0034】
(3)運転席側のサイドドア、あるいは後席側のサイドドアに対しても同様に適用できるものである。また、ドアの形式としては、前開き式やスライド式の場合であっても本発明を適用することができる。要は、アウタハンドルとアウタハンドルに機械的に連係されたラッチ機構とが、ドアの前後方向いずれか一端部側に位置されているものであれば、本発明を適用することができる。
(4)座屈位置設定用のぜい弱部は、アウタハンドルから前後方向に大きく離れた位置であれば、ドアの上下方向いずれの位置に形成するかは特に問題としないが、所望位置で座屈を確実に生じさせるという観点からは、比較的容易に変形し易い上下方向中間部あるいはその付近に形成して、上方向端部や下方向端部を避けて形成するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動車用ドアを示す斜視図。
【図2】本発明が適用される自動車用ドアを車幅方向外側から見た図。
【図3】図2のX2−X2線相当断面図。
【図4】ラッチ機構の一例を示す図。
【図5】ドアが変形したときの状態を示す模式図。
【図6】ドアが変形したときの状態を示す模式図で、座屈位置が図5の場合よりもアウタハンドルに近い後方位置のときを示す。
【図7】ぜい弱部の形成例を示す側面図。
【図8】図7のX8−X8線、およびX8B−X8B線相当断面図。
【図9】図7のX9−X9線相当断面図。
【図10】ぜい弱部の他の形成例を示す側面図。
【図11】ぜい弱部のさらに別の形成例を示す側面図。
【符合の説明】
1:自動車
2:ドア
5:ドアミラ−
6:ドアミラ−取付用ブラケット
11:インナパネル
12:アウタパネル
13:ラッチ機構
14:アウタハンドル
15:連結ロッド
15a:長孔
22a:ピン部
41:レインフォ−スメント部
42A、42B:レインフォ−スメント部
43:レインフォ−スメント部
Z1:ぜい弱部(座屈位置設定用)
Z2:ぜい弱部(座屈位置設定用)
Z3:ぜい弱部(座屈位置設定用)
Z4:ぜい弱部(座屈位置設定とは無関係)
Z5:ぜい弱部(座屈位置設定とは無関係)
Z6:ぜい弱部(座屈位置設定とは無関係)
Z13:ぜい弱部(座屈位置設定用)

Claims (11)

  1. 車体側部に設けられ、アウタハンドルを開操作することによりドアを閉状態に保持するラッチ機構が開作動されて開かれる自動車用ドアにおいて、
    前記アウタハンドルとラッチ機構とが,上下方向に伸びる連結ロッドを介して連結され,
    前記連結ロッドとラッチ機構との連結部位に上下方向に伸びる長孔と該長孔内に挿入されたピン部とが構成されて,該長孔内での該ピン部のスライドによって該連結ロッドが該ラッチ機構に対して上下方向に相対変位可能とされ,
    車体前後方向に所定以上の荷重が加わったとき、前記アウタハンドルの位置よりも車体前後方向離れた位置において車幅方向の座屈が生じるように、該アウタハンドルよりも車体前後方向離れた位置においてぜい弱部が構成されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  2. 請求項1において、
    アウタパネルとインナパネルとからなり、
    前記インナパネルに、車体前後方向の剛性を向上させるためのレインフォ−スメント部が車体前後方向に伸ばして形成されており、
    前記ぜい弱部が、前記レインフォ−スメント部の剛性を部分的に低下させることにより構成されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  3. 請求項2において、
    前記ぜい弱部が、前記レインフォ−スメント部に形成された開口として構成されている、ことを特徴とする自動車用ドア。
  4. 請求項2において、
    前記ぜい弱部が、前記レインフォ−スメント部が部分的に存在しないように設定することにより構成されている、ことを特徴とする自動車用ドア。
  5. 請求項2において、
    前記レインフォ−スメント部は、前記インナパネルを部分的に車幅方向に凸あるいは凹となるように形成することにより該インナパネルに一体形成されている、ことを特徴とする自動車用ドア。
  6. 請求項1において、
    インナパネルとアウタパネルとからなり、
    前記ぜい弱部が前記インナパネルに形成されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  7. 請求項1において、
    ドアが、その前端部が車体に回動自在に取付けられた後開き式とされ、
    ドアの後端部に、前記アウタハンドルおよび前記ラッチ機構が設けられ、
    前記ぜい弱部が、前記アウタハンドルよりも前方に位置されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  8. 請求項7において、
    ドアが、インナパネルとアウタパネルとから構成されて、該インナパネルとアウタパネルとの前縁部同士が接合されており、
    前記ぜい弱部が、前記前縁部付近に位置されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  9. 請求項7において、
    前記ぜい弱部が、前記アウタハンドルよりも車体前方側および後方側の両方に形成され、
    前記アウタハンドルよりも車体前方側に位置するぜい弱部の方が、該アウタハンドルよりも車体後方側に位置するぜい弱部よりも弱く形成されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  10. 請求項7において、
    前記ぜい弱部が、前記アウタハンドルよりも車体前方側において複数形成され、
    車体前方側に位置するぜい弱部の方が車体後方側に位置するぜい弱部よりも弱く形成されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  11. 請求項7において、
    前記ドアの前端部上縁に、ドアミラ−取付用ブラケットが設けられ、
    前記ぜい弱部が、前記ドアミラ−取付用ブラケットの位置よりも後方でかつ該ドアミラ−取付用ブラケットに近い位置に形成されている、
    ことを特徴とする自動車用ドア。
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