JP3620224B2 - 基板のプラズマクリーニング装置およびプラズマクリーニング方法ならびに電子部品実装用基板 - Google Patents

基板のプラズマクリーニング装置およびプラズマクリーニング方法ならびに電子部品実装用基板 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に電子部品を実装するのに先立って、基板の表面をプラズマクリーニングする基板のプラズマクリーニング装置およびプラズマクリーニング方法ならびに電子部品実装用基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置により基板に電子部品を実装するのに先立ち、基板の表面を清浄化することが行われる。基板の表面の清浄化処理を行う方法として、プラズマクリーニングが知られている。プラズマクリーニングは、処理対象の基板を真空チャンバ内の電極上に載置し、真空チャンバ内を真空吸引した後にプラズマ発生用ガスを真空チャンバ内に導入し、電極に高周波電圧を印加することにより真空チャンバ内にプラズマを発生させ、この結果発生したイオンや電子を基板の表面に衝突させてイオンや電子のエッチング効果により基板の表面の清浄化処理を行うものである。
【0003】
ところで、プラズマクリーニングはイオンや電子の衝突という微視的な作用によるものであるため、プラズマクリーニングによる基板表面の清浄化効果を目視による外観検査で判定することはきわめて困難である。そのためプラズマクリーニングの効果の判定は、従来は分光分析を用いた表面分析などの方法によって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、分光分析などによる方法は、専用の分析装置と分析のための相当の時間を要するものであり、プラズマクリーニングの効果を作業現場において簡便・迅速に判定することができないという問題点があった。また、従来の基板のプラズマクリーニング装置においては、前述のプラズマクリーニングの効果判定の困難さに起因して、処理対象基板の条件が変更された場合に、処理時間や高周波電源出力などのプラズマクリーニング処理条件を処理対象基板に応じて適正に設定することが困難で、場合によっては過剰クリーニングやクリーニング不足を生じるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、プラズマクリーニング処理条件を適正に設定することができる基板のプラズマクリーニング装置および簡便な方法でプラズマクリーニングの効果が判定できる基板のプラズマクリーニング装置およびプラズマクリーニング方法ならびに電子部品実装用基板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の基板のプラズマクリーニング装置は、真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられ基板を載置する電極と、電極に高周波電圧を印加する高周波電源と、真チャンバ内を真空吸引する真空吸引部と、真空チャンバ内にプラズマ発生用ガスを供給するプラズマガス供給部と、真空チャンバ内で基板を載置する基板載置部と、基板のプラズマクリーニング対象面に形成されたプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークを観察するカメラと、観察によって得られた観察データに基づきプラズマクリーニングの効果を判定する判定部と、判定結果に基づいてプラズマクリーニングの処理条件を変更する処理条件変更手段とを備えた。
【0007】
請求項2記載の基板のプラズマクリーニング方法は、真空チャンバ内を真空吸引した後にプラズマ発生用ガスを真空チャンバ内に導入し、真空チャンバ内に設けられた電高周波電圧を印加することにより真空チャンバ内にプラズマを発生させて電極上に載置された基板をプラズマクリーニングする基板のプラズマクリーニング方法であって、基板のプラズマクリーニング対象面にプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークを形成し、プラズマクリーニングの進行に伴う判定マークの視覚変化を観察することによりプラズマクリーニングの効果を判定するようにした。
【0008】
請求項3記載の基板のプラズマクリーニング方法は、請求項2記載の基板のプラズマクリーニング方法であって、前記判定マークの視覚変化を観察する手段がカメラであり、観察によって得られた観察データに基づき、判定部によってプラズマクリーニングの効果を判定するようにした。
【0009】
請求項4記載の電子部品実装用基板は、プラズマクリーニング対象面にプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークと、電子部品と電気的に接続される複数の端子を備えた。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明によれば、プラズマクリーニングの進行に伴う判定マークの視覚的変化をカメラで観察し、観察結果に基づいてプラズマクリーニングの効果を判定し、判定結果に基づき処理条件変更手段によってプラズマクリーニング条件を変更することにより、適正なプラズマクリーニング処理条件を設定することができる。
【0011】
また、請求項2、および3記載の発明によれば、基板のプラズマクリーニング対象面に予めプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークを形成し、プラズマクリーニングの進行に伴う判定マークの視覚変化を観察することによって、プラズマクリーニングの効果を簡便に判定することができる。
【0012】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の基板のプラズマクリーニング装置の斜視図、図2は同基板のプラズマクリーニング装置の部分断面図、図3は同基板のプラズマクリーニング装置の制御系の構成を示すブロック図、図4は同プラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用基板の斜視図、図5(a)は同プラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用基板の側断面図、図5(b)同プラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用基板の部分斜視図である。
【0013】
まず、図1を参照して基板のプラズマクリーニング装置の全体構造を説明する。図1において、10はベース部材であり、ベース部材10の上面には、電子部品実装用の基板1の搬送路14が設けられている。搬送路14は、基板1の幅に対応して長手方向に連続して形成された凹部であり、この凹部に基板1を載置し、基板1を長手方向に押送することにより基板1を搬送するものである。
【0014】
搬送路14上には、真空チャンバ11が設けられている。真空チャンバ11はベース部材10、ベース部材10に装着された電極12(図2および図3参照)及びベース部材10上に配設された箱形の蓋部材13により構成される。蓋部材13の外側面には2つの板状のブラケット15が固着されており、ブラケット15の端部はブロック16に結合されている。ブロック16は、蓋部材13の開閉手段17に結合されている。開閉手段17はシリンダなどから成り、開閉手段17を駆動することにより、蓋部材13は上下動し、真空チャンバ11が開閉する。
【0015】
図1において、ベース部材10の側面には、ガイドレール40が配設されている。ガイドレール40には、2個のスライダ41、42がスライド自在に嵌合している。スライダ41、42にはブラケット43、44がそれぞれ固着されている。ブラケット43、44には、第1のシリンダ45、第2のシリンダ47がそれぞれ装着されている。第1のシリンダ45のロッド46及び第2のシリンダ47のロッド48には、第1の搬送アーム49、第2の搬送アーム50がそれぞれ結合されている。
【0016】
第1の搬送アーム49の先端部と第2の搬送アーム50の先端部は、搬送路14上に延出して下向きに屈曲しており、第1の搬送爪49a及び第2の搬送爪50aになっている。第1の搬送爪49a及び第2の搬送爪50aは、搬送路14上に位置し、第1のシリンダ45のロッド46、第2のシリンダ47のロッド48が突没することにより上下動する。
【0017】
ベース部材10の側面には、第1のモータ57および第2のモータ58が配設されている。第1のモータ57および第2のモータ58の回転軸には、それぞれプーリ55、56が装着されている。ベース部材10の側面には、プーリ55、56に対応して従動プーリ53、54が設けられている。プーリ55と従動プーリ53、プーリ56と従動プーリ54には、それぞれベルト59、60が調帯されている。ベルト59、60は連結部材51、52によってブラケット43、44と結合されている。
【0018】
したがって、第1のモータ57、第2のモータ58が正逆駆動することによりベルト59、60は水平方向に走行し、ブラケット43、44に装着されている第1のシリンダ45、第2のシリンダ47は水平方向に正逆移動する。この水平方向の正逆移動と、第1のシリンダ45および第2のシリンダ47の上下動を組み合わせることにより、第1の搬送爪49aおよび第2の搬送爪50aは基板1を搬送路14上で押送して搬送する。即ち、第1の搬送爪49aは上流側(図1において左方)より基板1を真空チャンバ11内に搬入する。また第2の搬送爪50aは真空チャンバ11内より、下流側(図1において右方)へ基板1を搬出する。
【0019】
真空チャンバ11の下流側の搬送路14の上方には、カメラ71が配設されている。カメラ71は、プラズマクリーニング処理が行われた基板1の表面に形成された判定マークを観察する。
【0020】
ベース部材10の上流側には、基板1のローダ部20が配設されている。ローダ部20はZ軸モータ23を備えたZテーブル22を有しており、Zテーブル22には、マガジン21が装着されている。マガジン21の内部には多数の基板1が水平姿勢で段積して収納されている。24はプッシャであり、マガジン21内の基板1を搬送路14上に押し出す。
【0021】
また、ベース部材10の下流側には、基板1のアンローダ部30が配設されている。アンローダ部30はZ軸モータ33を備えたZテーブル32を有しており、Zテーブル32には、マガジン31が装着されている。マガジン31内にはプラズマクリーニング処理済みの基板1が第2の搬送爪50aにより挿入されて回収される。
【0022】
次に、図2を参照して真空チャンバ11の構造を説明する。図2において、ベース部材10には開口部10aが設けられており、開口部10aには絶縁部材8を介して電極12が下方より装着されている。電極12は高周波電源19と電気的に接続されている。また、真空チャンバ11は、パイプ18を通じて真空吸引部62、プラズマガス供給部63および大気開放弁64と接続されている。真空吸引部62は真空チャンバ11内を真空吸引する。プラズマガス供給部63は真空チャンバ11内にプラズマ発生用のガスを供給する。大気開放弁64を開放することにより、真空チャンバ11内には真空破壊用の空気が導入される。
【0023】
プラズマクリーニングの対象となる基板1は、搬送路14上を搬送されて真空チャンバ11内に搬入され、電極12上に載置される。したがって、電極12は真空チャンバ11内で基板1を載置する基板載置部となっている。蓋部材13は電気的に接地部61に接地され、電極12に対向する対向電極となっている。プラズマクリーニング後の基板1は、第2の搬送爪50aによって真空チャンバ11から搬出され、基板1の表面の判定マークはカメラ71によって観察される。
【0024】
次に、図3を参照してプラズマクリーニング装置の制御系の構成を説明する。図3において、判定部72はカメラ71により観察されたプラズマクリーニング後の基板1の判定マークを光学的に観察し、プラズマクリーニングの効果を判定する。制御部73は、判定部72から送られるプラズマクリーニングの効果の判定データに基づき、プラズマクリーニングの処理条件、すなわちプラズマクリーニングの処理時間や高周波電源の出力などを制御する。したがって、制御部73は、プラズマクリーニングの処理条件を変更する処理条件変更手段となっている。また、制御部73はその他のプラズマクリーニング各部の制御を行う。
【0025】
処理条件記憶部74は、プラズマクリーニング処理時間や高周波電源出力などの処理条件を記憶する。高周波電源制御部75は、高周波電源19を制御する。基板搬送制御部76は、第1の搬送爪49aおよび第2の搬送爪50aの動作を制御する。チャンバ制御部77は、蓋部材13の開閉動作を制御する。ローダ・アンローダ制御部78は、ローダ部20およびアンローダ部30の動作を制御する。
【0026】
次に、図4,図5を参照して、プラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用の基板1の表面に形成される判定マークについて説明する。図4において、基板1の上面には電子部品が電気的に接続される複数の端子1aが設けられている。基板1の中央部および4ヶ所の隅部には、プラズマクリーニングの効果を判定するための判定マークMが形成されている。判定マークMは、プラズマクリーニングのエッチング効果によって容易に除去される性質のもので、その除去の程度が視覚変化として観察できるものであればよく、例えば有機系物質の塗料を希釈して極薄の膜状に塗布したものや、無機系の物質をメッキ法などにより極薄の膜状に形成したものなどである。
【0027】
図5(a)に示すように、判定マークMは下層M1、中層M2および上層M3の3層に分かれており、各層は異なる色彩(例えば、赤、白、黒など)に着色されている。これによりプラズマクリーニングの進行に伴って判定マークMは上層より順次除去されるので、プラズマクリーニング後に判定マークMがどの色に変化しているか、すなわち判定マークMの視覚的変化を観察することにより、プラズマクリーニングの効果がどの程度であるかを判定することができる。各層M1、M2、M3の膜圧は20オングストローム程度の極薄のものが望ましいが、判定マークMを構成する物質にエッチングされやすいものを用いる場合には、前記膜厚以上であってもよい。
【0028】
また、判定マークMの各層の色彩を変える代わりに、図5(b)に示すように、下層M1、中層M2、上層M3を形状の異なるマーク、例えば円形、正方形、三角形とし、これらのマークを積層して1つの判定マークMとしてもよい。この場合も同様にプラズマクリーニングの進行に伴って、判定マークMは上層より順次除去され、判定マークMの形状が変化する。したがって、判定マークMの形状の視覚的変化を観察することによりプラズマクリーニングの効果を判定することができる。
【0029】
また、判定マークMを形成する位置を基板1上に適切に配置することにより、プラズマクリーニングの効果の分布状況、すなわち基板1上でプラズマクリーニングが均一に行われているか否かを判定することができる。例えば、図4に示す例では、基板1の中央部と周辺部でのプラズマクリーニング効果のばらつきの程度を判定することができる。
【0030】
この基板のプラズマクリーニング装置は上記のような構成より成り、次に動作を説明する。まず、図2において、真空チャンバ11が開いた状態、すなわち蓋部材13が上昇した状態で、第1の搬送爪49aによって真空チャンバ11内に基板1が搬入される。次いで蓋部材13が下降して真空チャンバ11が閉じられる。この後、真空チャンバ11内は真空吸引部62により真空吸引され、次いでプラズマガス供給部63によりプラズマ発生用ガスが真空チャンバ11内に導入される。次いで高周波電源19を駆動して電極12に高周波電圧を印加することにより、真空チャンバ11内にはプラズマが発生する。その結果発生したイオンや電子が基板1の表面に衝突することにより(図2に示す下向き矢印参照)、基板1の表面のプラズマクリーニングが行われる。
【0031】
プラズマクリーニングが終了すると、真空チャンバ11内には大気開放弁64を介して空気が導入され、その後蓋部材13を上昇させて真空チャンバ11を開く。次に、第1の搬送爪49a、第2の搬送爪50aを下流側へ移動させることにより、新たな基板1を真空チャンバ11内に搬入するとともに、プラズマクリーニング処理済みの基板1を真空チャンバ11から搬出する。
【0032】
この後、プラズマクリーニング処理済みの基板1はカメラ71の下方まで搬送され、そこで基板1の表面の判定マークMはカメラ71により観察される。観察された判定マークMの画像データは判定部72に送られ、予め記憶された基準の画像データと比較することにより、プラズマクリーニングの効果が判定される。
【0033】
ここで、プラズマクリーニングの効果が合格と判定されたならば、既設定のプラズマクリーニングの条件がそのまま維持され、プラズマクリーニングの効果が不合格と判定されたならば、判定データが制御部73に送られる。制御部73は、送られた判定データに基づき、予め設定された条件データにしたがってプラズマクリーニング処理条件を変更する。変更された新しいプラズマクリーニング処理条件は、処理条件記憶部74に送られて記憶され、以後新しい処理条件によってプラズマクリーニングが行われる。
【0034】
このように、プラズマクリーニングの対象となる基板1の表面に、プラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークMを形成し、プラズマクリーニング後にこの判定マークMの視覚的変化をカメラ71によって観察することにより、プラズマクリーニングの効果を常に検知し、この検知結果に応じて必要な場合にはプラズマクリーニングの処理条件を変更することにより、常に適正なプラズマクリーニング処理条件を設定することができる。
【0035】
また、基板1に形成される判定マークMはプラズマクリーニングによって視覚変化を生じるようなものとなっているため、オペレータの目視によってもプラズマクリーニングの効果を判定することができ、作業現場でのプラズマクリーニングの効果の確認を簡便・迅速に行うことができる。
【0036】
本発明は上記実施の形態に限定されないのであって、例えば判定マークMの態様として、上記実施の形態では異なる色や形状のマークを積層したものとなっているが、要は判定マークMを構成する物質がプラズマクリーニングによるエッチング効果によって除去され、その除去の度合いが視覚変化として観察できるようなものであればよく、例えば異なる膜厚の複数の判定マークMを基板上の特定位置に並列に配置して形成し、どの膜厚の判定マークMまでが除去されたかを観察することによりプラズマクリーニングの効果を判定するようにしてもよいものである。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、基板のプラズマクリーニング対象面に予めプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークを形成し、プラズマクリーニングの進行に伴う判定マークの視覚変化を観察するようにしているので、従来は専用の分析装置と相当の分析時間を必要としていたプラズマクリーニングの効果の判定を、作業現場にて目視により簡便・迅速に行うことができる。また、プラズマクリーニング後の判定マークをカメラで観察することにより、プラズマクリーニングの効果を常に自動的に検知し、必要な場合にはプラズマクリーニング処理条件を変更することにより、常に適正なプラズマクリーニング処理条件を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の基板のプラズマクリーニング装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の基板のプラズマクリーニング装置の部分断面図
【図3】本発明の一実施の形態の基板のプラズマクリーニング装置の制御系の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態のプラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用基板の斜視図
【図5】(a)本発明の一実施の形態のプラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用基板の側断面図
(b)本発明の一実施の形態のプラズマクリーニングの対象となる電子部品実装用基板の部分斜視図
【符号の説明】
1 基板
1a 端子
10 ベース部材
11 真空チャンバ
12 電極
13 蓋部材
14 搬送路
19 高周波電源
20 ローダ部
30 アンローダ部
49a 第1の搬送爪
50a 第2の搬送爪
62 真空吸引部
63 プラズマガス供給部
71 カメラ
72 判定部
73 制御部
74 処理条件記憶部
M 判定マーク

Claims (4)

  1. 真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた電極と、電極に高周波電圧を印加する高周波電源と、真空チャンバ内を真空吸引する真空吸引部と、真空チャンバ内にプラズマ発生用ガスを供給するプラズマガス供給部と、真空チャンバ内で基板を載置する基板載置部と、基板のプラズマクリーニング対象面に形成されたプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークを観察するカメラと、観察によって得られた観察データに基づきプラズマクリーニングの効果を判定する判定部と、判定結果に基づいてプラズマクリーニングの処理条件を変更する処理条件変更手段とを備えたことを特徴とする基板のプラズマクリーニング装置。
  2. 真空チャンバ内を真空吸引した後にプラズマ発生用ガスを真空チャンバ内に導入し、真空チャンバ内に設けられた電極に高周波電圧を印加することにより真空チャンバ内にプラズマを発生させて真空チャンバ内に載置された基板をプラズマクリーニングする基板のプラズマクリーニング方法であって、基板のプラズマクリーニング対象面にプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークを形成し、プラズマクリーニングの進行に伴う判定マークの視覚変化を観察することによりプラズマクリーニングの効果を判定することを特徴とする基板のプラズマクリーニング方法。
  3. 前記判定マークの視覚変化を観察する手段がカメラであり、観察によって得られた観察データに基づき、判定部によってプラズマクリーニングの効果を判定することを特徴とする請求項2記載の基板のプラズマクリーニング方法。
  4. プラズマクリーニング対象面にプラズマクリーニングによって視覚変化を生じる判定マークと、電子部品と電気的に接続される複数の端子を備えたことを特徴とする電子部品実装用基板。
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