JP3618526B2 - 耐水性組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は特定のポリビニルアルコール系樹脂からなる耐水性の優れた組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビニルアルコール系重合体(以下ビニルアルコール系重合体をPVAと略記することがある)は各種バインダー、接着剤あるいは表面処理剤として広く使用されており、造膜性および強度において他の水溶性樹脂の追随を許さぬ優れた性能を有することが知られている。しかしながらPVAは水溶性であるため、耐水性、特に低温で乾燥する場合の耐水性が低いという欠点があり、従来よりこの欠点を改良するための種々の方法が検討されてきた。例えばPVAをグリオキザール、グルタルアルデヒドあるいはジアルデヒドデンプン、水溶性エポキシ化合物、メチロール化合物等で架橋させる方法が知られている。しかしながらこの方法でPVAを十分耐水化するためには100℃以上、特に120℃以上の高温で長時間熱処理することが必要である。また低温乾燥で耐水化するためには、例えばpH2以下というような強酸性条件を用いることも知られているが、この場合にはPVA水溶液の粘度安定性が悪く使用中にゲル化する等の問題点を有している上、耐水性が不十分であるという欠点を有している。さらに、カルボン酸含有PVAをポリアミドエピクロルヒドリン樹脂で架橋させる方法、アセトアセチル基含有PVAをグリオキザール等の多価アルデヒド化合物で架橋させる方法等も知られているが、これらの方法でも、耐水性が不十分であり、PVA水溶液の粘度安定性が悪い等の問題点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、室温から50℃程度の低温で乾燥あるいは熱処理する場合にも、冷水のみならず熱水に対しても著しく耐水性に優れ、粘度安定性等の問題点のない耐水性組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、フェニル基に結合したアミノ基(以下芳香族アミノ基と略記する)を有するビニルアルコール系重合体(A)ならびに多価エポキシ化合物、アルデヒド化合物および多価イソシアネート化合物から選ばれる少なくとも一種の耐水化剤(B)からなる組成物を見出し、本発明を完成させるに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の組成物を構成する芳香族アミノ基を有するPVAは、下記の化2の構成単位を有するPVAである。
【0006】
【化2】
【0007】
(ここで、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびR5 は水素原子または炭素数8以下の置換基を有していてもよい炭化水素基を表し、Aは2価の炭化水素基または窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を少なくとも1種含む2価の炭化水素基を表し、Sは硫黄原子を表し、Xはフェニル基に結合したアミノ基を含有する1価の基を表す。)
【0008】
上記の化2で表される構成単位中のR1,R2,R3,R4およびR5は水素原子または炭素数8以下の置換基を有していてもよい炭化水素基であれば特に制限はないが、R1が水素原子であり、R2が水素原子またはメチル基であり、R3,R4およびR5は水素原子または炭素数8以下(好ましくは炭素数6以下)の炭化水素が好ましい。なお、R3とR4(またはR5)が環を形成していてもよい。Aは、2価の炭化水素基または窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を少なくとも1種含む2価の炭化水素基であればその構造に特に制限はなく、例えば、−(CH2)n−(n=1〜10、好適には1〜8)、−CH2OCH2−、−OCH2−、−CONH−ph−OCH2−、−CONHCH2−、−CONHCH2OCH2−、−CONHCH2OCH2CH2−、−CONHCH2OCH2CH2CH2−、−CONHCH2OCH2CH2CH2CH2−、−CONHCH2−ph(CH3)2−CH2−等が例示される。(なお、phはフェニル基を意味する。)
化2で表される構成単位中のXは、フェニル基に結合したアミノ基を含有する一価の基であればその構造に特に制限はなく、たとえば、−ph−NH2(1,2−)、−ph−NH2(1,3−)、−ph−NH2(1,4−)、−CH2−ph−NH2(1,2−)、−CH2−ph−NH2(1,3−)、−CH2−ph−NH2(1,4−)、−CH2CH2−ph−NH2(1,2−)、−CH2CH2−ph−NH2(1,3−)、−CH2CH2−ph−NH2(1,4−)、−ph(CH3)−NH2(1,2,3−)、−ph(CH3)−NH2(1,2,4−)、−ph(CH3)−NH2(1,2,5−)、−ph(CH3)−NH2(1,2,6−)、−nph−NH2(1,2−)、−nph−NH2(1,4−)、−nph−NH2(1,8−)等が例示される。(なお、phはフェニル基を意味し、nphはナフタレン基を意味する。)上記カッコ中に2つの数字のあるものは、最初の数字はフェニル基またはナフタレン基が−S−に結合している位置(すべての場合1)、2番目の数字は−NH2基の結合している位置(フェニル基の位置を1として計算)を示し、また上記カッコ中に3つの数字のあるものは、最初の数字はフェニル基またはナフタレン基が−S−に結合している位置(すべての場合1)、2番目の数字は−CH3基の結合している位置、3番目の数字は−NH2基の結合している位置をそれぞれ示す。
【0009】
フェニル基に結合したアミノ基を含有する構成単位の含有量は0.01〜30モル%であり、重合体中における該構成単位の分布に特に制限はない。該構成単位の含有量が0.01モル%未満になると、導入効果が十分に発現されず、30モル%を越えると耐水性組成物の保存安定性に問題(たとえばゲル化の発生)を生じる。該構成単位の含有量のさらに好ましい範囲は0.02〜20モル%であり、特に好ましい範囲は0.05〜15モル%である。
【0010】
PVAの粘度平均重合度(以下重合度と略記する)およびけん化度は目的に応じて適宜選択され、特に制限はない。重合度としては通常50〜10000、好ましくは100〜7000、より好ましくは100〜5000である。けん化度としては50モル%以上、好ましくは70モル%以上である。けん化度が50モル%より低い場合には水溶性が低下する。
【0011】
本発明の組成物を構成する耐水化剤(B)のうち多価エポキシ化合物としては、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジβ−メチルグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、テトラヒドロキシフェニルメタンテトラグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ブロム化ビスフェノールAジグリシジルエーテル、クロル化ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物のジグリシジルエーテル、ノボラックグリシジルエーテル、ポリアルキレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールジグリシジルエーテル、エポキシウレタン樹脂等のグリシジルエーテル型;p−オキシ安息香酸グリシジルエーテル・エステル等のグリシジルエーテル・エステル型;フタル酸ジグリシジルエステル、テトラハイドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサハイドロフタル酸ジグリシジルエステル、アクリル酸ジグリシジルエステル、ダイマー酸ジグリシジルエステル等のグリシジルエステル型;グリシジルアニリン、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシジルイソシアヌレート、トリグリシジルアミノフェノール等のグリシジルアミン型;エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化大豆油等の線状脂肪族エポキシ樹脂;3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カルボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、ビニルシクロヘキセンジエポキサイド、ジシクロペンタジエンオキサイド、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、リモネンジオキサイド等の脂環族エポキシ樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン等が挙げられる。
【0012】
アルデヒド化合物としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、クロトンアルデヒド、ベンズアルデヒドなどのモノアルデヒド類、グリオキザール、マロンアルデヒド、グルタルアルデヒド、ピメリンジアルデヒド、スベリンジアルデヒド、ジアルデヒドデンプン等のジアルデヒド類が挙げられる。
【0013】
多価イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート(TDI);水素化TDI;トリメチロールプロパン−TDIアダクト(例えばバイエル社製、商品名:DesmodurL);トリフェニルメタントリイソシアネート;メチレンビスジフェニルイソシアネート(MDI);水素化MDI;重合MDI;ヘキサメチレンジイソシアネート;キシリレンジイソシアネート;4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。乳化剤を用いて水に分散させたイソシアネートも使用できる。
【0014】
本発明の組成物に、水溶性酸化剤を添加することも可能である。水溶性酸化剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩、過酸化水素、ベンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、キュメンハイドロパーオキシド、t−ブチルハイドロパーオキシド、臭素酸カリウム、過酢酸t−ブチル、過安息香酸t−ブチル等を挙げることができ、これらの水溶性酸化剤の1種または2種以上を用いることができる。
【0015】
本発明の組成物において、芳香族アミノ基を有するPVA(A)と耐水化剤(B)との重量配合比率(A)/(B)は99.99/0.01〜10/90であり、好ましくは99.9/0.1〜70/30である。(A)/(B)が99.99/0.01を超える場合には耐水化効果が低く、10/90未満の場合には耐水性組成物の粘度安定性が低下する。
【0016】
本発明に使用される化2で表される構成単位を有する芳香族アミノ基を有するPVAは、エポキシ基を有する単量体とビニルエステル系単量体を共重合して得られる重合体に、芳香族アミノ基を有するメルカプタンを反応させ、けん化することにより得られる。
【0017】
エポキシ基を有する単量体とビニルエステル系単量体の共重合の方法としては、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などの公知の方法が挙げられる。その中でも、無溶媒あるいはアルコールなどの溶媒中で重合する塊状重合法や溶液重合法が通常採用され、高重合度のものを得る場合には、乳化重合法が採用される。溶液重合時に溶媒として使用されるアルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコールなどの低級アルコールが挙げられる。共重合に使用される開始剤としては、例えば、α, α’ −アゾビスイソブチロニトリル、2, 2’ −アゾビス(2, 4−ジメチルバレロニトリル)、2, 2’ −アゾビス(4−メトキシ−2, 4−ジメチルバレロニトリル)、過酸化ベンゾイル、n−プロピルパーオキシカーボネートなどのアゾ系開始剤または過酸化物系開始剤などの公知の開始剤が挙げられる。重合温度については特に制限はないが、−30〜150℃の範囲が適当である。
【0018】
エポキシ基を有する単量体とビニルエステル系単量体から構成される重合体のエポキシ基と芳香族アミノ基を有するメルカプタンの反応は、無溶媒あるいはアルコールなどの溶媒中で、トリエチルアミン、ジエタノールアミン、水酸化ナトリウムなどのアルカリを触媒を用いて行われる。反応温度に特に制限はないが、−30〜150℃の範囲が適当である。
上記の方法で用いるビニルエステル系単量体としては、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどが挙げられるが、一般に酢酸ビニルが用いられる。
【0019】
上記の方法により得られる変性ポリビニルエステル系重合体は、エポキシ基を有する単量体とビニルエステル系単量体だけから構成されるものであってもよいし、本発明の効果を損なわない範囲で、共重合可能なエチレン性不飽和単量体を共重合してもよい。エチレン性不飽和単量体としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテンなどのオレフィン類;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸などの不飽和酸類あるいはその塩あるいはその炭素数1〜18のモノもしくはジアルキルエステル類;アクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩などのアクリルアミド類;メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩などのメタクリルアミド類;N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドなどのN−ビニルアミド類;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビニル類;炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシアルキルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;トリメトキシビニルシランなどのビニルシラン類、酢酸アリル、塩化アリル、アリルアルコール、ジメチルアリルアルコール、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩等が挙げられる。
【0020】
エポキシ基を有する単量体としては、アリルグリシジルエーテル、メタクリルグリシジルエーテル、1,2−エポキシ−5−ヘキセン、1,2−エポキシ−7−オクテン、1,2−エポキシ−9−デセン、8−ヒドロキシ−6,7−エポキシ−1−オクテン、8−アセトキシ−6,7−エポキシ−1−オクテン、N−(2,3−エポキシ)プロピルアクリルアミド、N−(2,3−エポキシ)プロピルメタクリルアミド、4−アクリルアミドフェニルグリシジルエーテル、3−アクリルアミドフェニルグリシジルエーテル、4−メタクリルアミドフェニルグリシジルエーテル、3−メタクリルアミドフェニルグリシジルエーテル、N−グリシドキシメチルアクリルアミド、N−グリシドキシメチルメタクリルアミド、N−グリシドキシエチルアクリルアミド、N−グリシドキシエチルメタクリルアミド、N−グリシドキシプロピルアクリルアミド、N−グリシドキシプロピルメタクリルアミド、N−グリシドキシブチルアクリルアミド、N−グリシドキシブチルメタクリルアミド、4−アクリルアミドメチル−2,5−ジメチル−フェニルグリシジルエーテル、4−メタクリルアミドメチル−2,5−ジメチル−フェニルグリシジルエーテル、アクリルアミドプロピルジメチル(2,3−エポキシ)プロピルアンモニウムクロリド、メタクリルアミドプロピルジメチル(2,3−エポキシ)プロピルアンモニウムクロリド、メタクリル酸グリシジル等が用いられる。
【0021】
変性ポリビニルエステル系重合体のエポキシ基に付加させる芳香族アミノ基を有するメルカプタンは、メルカプト基と芳香環に結合したアミノ基を有する化合物である。例えば、2−アミノチオフェノール、3−アミノチオフェノール、4−アミノチオフェノール、2−(N−メチル)アミノチオフェノール、3−(N−メチル)アミノチオフェノール、4−(N−メチル)アミノチオフェノール、2−(N,N−ジメチル)アミノチオフェノール、3−(N,N−ジメチル)アミノチオフェノール、4−(N,N−ジメチル)アミノチオフェノール等が挙げられ、これらの酢酸エステルや安息香酸エステル等のエステルも使用できる。
【0022】
本発明の組成物は、芳香族アミノ基を有するPVA(A)および耐水化剤(B)を含んでいることが必須の条件であるが、用途に応じて溶媒、各種添加剤、他の水溶性樹脂あるいは高分子水性分散体等を含有させることができる。溶媒としては水が好ましく用いられるが、これに各種アルコール、ケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒を併用して用いることもできる。添加剤としては、各種消泡剤、各種分散剤、ノニオン性あるいはアニオン性界面活性剤、シランカップリング剤、pH調節剤あるいは炭化カルシウム、クレー、タルク、小麦粉などの充填剤等が挙げられる。水溶性樹脂としてはカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリヒドロキシ(メタ)アクリレートまたはその共重合体、ポリアクリルアミド等の(メタ)アクリル系重合体、ポリビニルピロリドンまたはその共重合体、カルボキシル基含有変性PVA、硫酸基含有変性PVA、スルホン酸基含有変性PVA、リン酸基含有変性PVA、4級アンモニウム塩基含有変性PVA等のPVA誘導体、及び一般のPVA等が挙げられる。高分子水性分散体としてはアクリル重合体及び共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ビニルエステル系重合体及び共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体等の水性分散体が挙げられる。
【0023】
本発明の組成物は室温での処理においても優れた耐水性を付与することができるので、省エネ用の接着剤として、特に木工用接着剤、合板用接着剤、二液分別塗布型瞬間接着剤として有用である。また、本発明の組成物は低温での造膜性、皮膜強度あるいは耐水性を生かして、紙用コート剤とりわけ高温で熱処理のできない感熱紙処理剤(感熱記録紙用バインダー、感熱記録紙用下塗り剤、感熱記録紙用表面コート剤)に好適に使用される。さらにまた、本発明の組成物は無機物あるいは有機物用接着剤、セラミックス用バインダー、顔料分散などの分散剤、架橋性エマルジョンの重合安定剤、ゼラチンブレンドあるいは感光性樹脂等の画像形成材料、菌体固定ゲルあるいは酵素固定ゲル等のハイドロゲル用基材、塗料用ビヒクル、無機質材料あるいは有機質材料の処理剤(たとえば表面コート剤)に有効に使用される。さらに、フィルム、シート、繊維などの成形物にも使用できる。さらに、従来水溶性樹脂が使用されていた用途にも広範に使用できる。
【0024】
本発明の組成物は通常、水あるいは前述の有機溶媒を含む水に溶解あるいは分散して用いられる。例えば紙用オーバーコート剤に用いる場合には、芳香族アミノ基を有するPVA(A)と耐水化剤(B)を混合して塗布してもよいし、あらかじめ成分(B)を紙面に塗布しておき、その後成分(A)を塗布してもよい。接着剤に用いる場合には、成分(A)と成分(B)を混合して、接着せんとする被着面に塗布して用いてもよいし、あらかじめ成分(B)を被着面の一方に塗布し、成分(A)をもう一方の面に塗布して用いてもよい。
【0025】
また、本発明の組成物は、接着剤、特に木工用、合板用接着剤として著効を示すが、その場合は、成分(A)を有機重合体エマルジョンと併用することが好適である。
ここで、有機重合体水性エマルジヨンとしては、不飽和単量体、例えば、酢酸ビニル等のビニルエステル系不飽和単量体、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリルニトリル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等のアクリル系不飽和単量体、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル等のハロゲン含有不飽和単量体、スチレン系単量体、エチレン、プロピレンなどのオレフィン系単量体、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等のジエン系単量体の1種または2種以上を、通常の乳化重合に用いられているのと同様の乳化剤を用いてラジカル重合開始剤の存在下に乳化重合したものを用いればよい。
【0026】
上記有機重合体水性エマルジヨンに用いられる有機重合体としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニルで代表されるビニルエステル系(共)重合体、アクリル酸エステル系重合体、スチレン−アクリル酸エステル系重合体などで代表される(メタ)アクリル酸エステル系(共)重合体、スチレン−ブタジエン系共重合体などで代表されるスチレン−ジエン系共重合体が好適なものとして使用される。
【0027】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。なお実施例中特に断りのない限り、「%」および「部」はそれぞれ「重量%」および「重量部」を意味する。
【0028】
《合成例1》(芳香族アミノ基含有PVAの合成)
(1) 攪拌機、還流冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた反応器に、酢酸ビニルモノマー405部、アリルグリシジルエーテル11部およびメタノール30部を仕込み、窒素ガスを15分バブリングして脱気した。別途、メタノール15部に2,2’−アゾビスイソブチロニトリル4.5部を溶解した開始剤溶液を調製し、窒素ガスのバブリングにより窒素置換した。
反応器の昇温を開始し、内温が60℃となったところで、別途調製した開始剤溶液を添加し重合を開始した。60℃で4時間重合した後、冷却して重合を停止した。この時の固形分濃度は54.8%であった。続いて30℃、減圧下にメタノールを時々添加しながら未反応の酢酸ビニルモノマーの除去を行い、ポリ酢酸ビニル共重合体のメタノール溶液(濃度44.5%)を得た。このメタノール溶液の一部をエーテル中に投入してポリマーを回収し、アセトン−エーテルで2回再沈精製した後、40℃で減圧乾燥した。この精製ポリマーについて、CDCl3を溶媒にしてプロトンNMR(日本電子(株)製、型式GSX−270)測定およびアセトン中の極限粘度測定(JIS)を実施し粘度平均分子量を算出したところ、アリルグリシジルエーテル単位(エポキシ基含有単位)を2.1モル%含有する粘度平均重合度1050のポリ酢酸ビニル系共重合体であった。
【0029】
(2) 攪拌機、還流冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた反応器に、上記(1)で得たエポキシ基を有する重合体のメタノール溶液(濃度44.5%)100部を計り取り15分窒素ガスをバブリングした後、2−アミノチオフェノール8.0部と水酸化ナトリウム0.03部をメタノール48部に溶解したものを仕込んだ。攪拌しながら50℃で2時間反応させた後、40℃に冷却してから濃度10%の水酸化ナトリウムのメタノール溶液を40部添加し、けん化を行った。40℃で5時間放置した後粉砕し、酢酸8部を加えて中和してからソックスレー抽出器を用いてメタノールで48時間以上洗浄し、60℃で20時間以上乾燥することにより、変性PVAを得た。該変性PVAのIRおよびプロトンNMR(d6−DMSO)を測定したところ、エポキシ基は完全に消失しており、2.1モル%のアニリン基の導入が確認でき、ビニルアルコール含量は97.0モル%であった。また、該PVAの4%DMSO溶液を調製し、20℃で粘度を測定したところ61.2cpであった。
【0030】
実施例1
合成例1で得た変性PVA100部を水に加熱溶解し、エチレングリコールジグリシジルエーテルを3部加えて、耐水性組成物の10%水溶液を作成した。この溶液を流延し、20℃で乾燥してシート状物を得た。得られたシート状物を水中(20℃)に24時間浸漬した後、膨潤度(水中浸漬後の重量/絶乾重量)を測定した。シート状物の水中膨潤度は2倍であり、しっかりとした皮膜状態を維持していた。また、得られたシート状物を60℃および120℃で10分間熱処理を行い、上記と同様に膨潤度を測定した。膨潤度はいずれも2倍であり、20℃で耐水化が完了していることが判明した。結果を表1に示す。
【0031】
実施例2
実施例1で用いた耐水化剤のエチレングリコールジグリシジルエーテルをグリオキザールに代える以外は実施例1と同様に行った。結果を合わせて表1に示す。
【0032】
実施例3
実施例1で用いた耐水化剤のエチレングリコールジグリシジルエーテルを水分散性多価イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業製、商品名:コロネートC−3053)に代える以外は実施例1と同様に行った。結果を合わせて表1に示す。
【0033】
比較例1
実施例1で用いた変性PVAに代えて、無変性PVA(クラレ製、商品名PVA−110;重合度1000、けん化度98.5モル%)を用いる以外は実施例1と同様に行った。結果を合わせて表1に示す。
【0034】
比較例2
実施例1で用いた変性PVAに代えて、N− ビニルホルムアミドと酢酸ビニルの共重合体をけん化して得られたけん化度98.5モル%、重合度1000、変性量2モル%のアミノ基変性PVAを用いる以外は実施例1と同様に行った。結果を合わせて表1に示す。
【0035】
比較例3
実施例1で用いた変性PVAに代えて、イタコン酸と酢酸ビニルの共重合体をけん化して得られたけん化度98.0モル%、重合度1000、変性量2モル%のカルボン酸変性PVAを用い、実施例1で用いた耐水化剤のエチレングリコールジグリシジルエーテルに代えて、ポリアミドエピクロルヒドリン(日本PMC製)を表1に示す配合割合で用いる以外は実施例1と同様に行った。結果を合わせて表1に示す。
【0036】
比較例4
けん化度98.0モル%、重合度1000、変性量5モル%のアセトアセチル基変性PVAの10%水溶液100部に、グリオキザールを5部加えたものを使用したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を合わせて表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
下記の実施例4〜6および比較例5〜8の接着剤組成物を下記の要領で、木工用接着剤および合板用接着剤としての性能を評価した。
(1)木工用接着剤としての性能
木/木(カバ材)接着力試験
以下の条件で試験体を作成し、接着力を測定した。
〔接着条件〕
被着材:カバ/カバ(マサ目)、含水率8%
塗布量:150g/m2(両面塗布)
堆積時間:1分
圧締条件:20℃、24時間、圧力10kg/cm2
〔測定条件〕
JIS K−6852に準ずる圧縮剪断接着強度を測定。
常態強度:20℃、7日間養生後、そのままの状態で測定。
耐水強度:20℃、7日間養生後、試験片を20℃水に3時間浸漬した後、濡れたままの状態で測定。
耐温水強度:20℃、7日間養生後、試験片を60℃水に3時間浸漬した後、20℃水中で冷却し、濡れたままの状態で測定。
【0039】
(2)合板用接着剤としての性能
合板/合板接着力試験
以下の条件で試験体を作成し、接着力を測定した。
〔測定条件〕
耐熱剥離:20℃、3日間養生後、60℃熱風乾燥3時間行った場合の接着面の剥離状態を観察。
温水浸漬剥離:20℃、3日間養生後、70℃温水中に2時間浸漬後、60℃熱風乾燥3時間を行った場合の接着面の剥離状態を観察した。
煮沸水浸漬剥離:20℃、3日間養生後、煮沸水に4時間浸漬後、60℃熱風乾燥3時間を行った場合の接着面の剥離状態を観察した。
【0040】
実施例4
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、実施例1の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0041】
実施例5
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、実施例2の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0042】
実施例6
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、実施例3の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0043】
比較例5
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、比較例1の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0044】
比較例6
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、比較例2の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0045】
比較例7
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、比較例3の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0046】
比較例8
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、比較例4の耐水性組成物の10%水溶液10部を添加して水性接着剤を調製した。この水性接着剤を用いて、上記の(1)木工用接着剤としての性能、(2)合板用接着剤としての性能、の試験を行った。結果を表2〜4に示す。
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
実施例7
[2液型接着剤組成物の調製および接着試験]
(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(クラレ製OM−4200、固形分濃度55%)100部に対して、合成例1で合成した芳香族アミノ基含有PVAの10%水溶液10部および炭酸カルシウム(東洋ファインケミカル製;商品名P−30)50部を配合し第1液を調製した。
(2)一方、15%グリオキザール水溶液を第2液として準備した。
(3)上記で調製または準備した第1液と第2液を組み合わせて、2液型接着剤組成物とした。
(4)縦×横×厚さ=25×25×10mmの2片の試験片(カバ材、マサ目)からなる被着材対を、各接着剤組成物ごとに1組当たり5対ずつ用意した。1対の被着材の一方の試験片の接着面に上記(1)で調製した第1液を塗布し(塗布量約200g/m2)、もう一方の試験片の接着面に上記(2)で準備した第2液を塗布し(塗布量約50g/m2)、両塗布面を貼り合わせて圧締した(圧締圧力約10kg/cm2)。次いで、各被着材対ごとに、表5中に示す時間に亙って圧締し、各圧締時間後に解圧し、それぞれを5分間または24時間養生した後に、その接着強度を、JIS K−6852「接着剤の圧縮せん断接着強さ試験方法」に準じた方法で測定して、5対の平均値を採って、接着強度(圧縮せん断接着強さ)とした。
また、上記した24時間養生後の接着強度の試験時に、被着体の接着塗布面で接着剥離が生じずに、被着材の部分で破壊が生じた割合[破壊率(%)]を同時に求めて、下記の表の括弧内に併記した。破壊率の値が高い程、接着剤組成物の接着強度が大きいことを示す。
なお、上記の接着操作および試験は全て20℃の雰囲気中で行った。
また、24時間養生後、接着した試験片を60℃の熱水に60分間浸漬し、接着強度を測定した。
その結果を表5に示す。
【0051】
実施例8
第2液のグリオキザール水溶液を用いる代わりに、15%過硫酸アンモニウム水溶液を用いる他は、実施例7と同様の接着試験を行い、接着強度を測定するとともに被着剤の破壊率を求めた。その結果を表5に示す。
【0052】
比較例9
第2液のグリオキザール水溶液を用いずに第1液のみを用いて接着を行った他は、実施例7と同様の接着試験を行い、接着強度を測定するとともに被着剤の破壊率を求めた。その結果を表5に示す。
【0053】
【表5】
【0054】
表5から、本発明の2液型接着剤は、室温下に高い初期接着強度、最終接着強度を示し、また室温下に接着しても、優れた耐水接着強度を示すことが分かる。
【発明の効果】
上記の実施例から明らかなように、本発明の組成物は、室温での処理においても著しく耐水性に優れることが分かる。したがって室温下で処理が可能であることから省エネ対策上極めて有利であり、その工業的価値は大である。
Claims (3)
- フェニル基に結合したアミノ基を有するビニルアルコール系重合体(A)ならびに多価エポキシ化合物、アルデヒド化合物および多価イソシアネート化合物から選ばれる少なくとも一種の耐水化剤(B)からなる組成物であって、前記ビニルアルコール系重合体が下記の化1の構成単位を有するビニルアルコール系重合体である組成物。
- フェニル基に結合したアミノ基を含有する構成単位の含有量が0.01〜30モル%である請求項1記載の組成物。
- フェニル基に結合したアミノ基を有するビニルアルコール系重合体(A)と耐水化剤(B)との重量配合比率(A)/(B)が99.99/0.01〜10/90である請求項1記載の組成物。
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- 1997-10-06 JP JP27238997A patent/JP3618526B2/ja not_active Expired - Fee Related
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