JP3616933B2 - Ｐｏｓシステム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はＰＯＳシステムに関し、特に、飲食店で使用され、入力したオーダーを複数の出力装置に出力する機能を備えたＰＯＳシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、飲食店で使用されるＰＯＳシステムは、少なくとも１台の入力装置と、複数の出力装置と、これらを制御する制御装置とを有し、入力装置に入力されたオーダーに応じて、複数の出力装置のうち選択された出力装置にオーダーの内容を出力する。詳述すると、入力装置に入力されたオーダーは、その料理の種類によって、調理担当者の近くに設置された出力装置に出力される。また、オーダーを発した客のテーブルの配膳担当者の待機場所に設置された出力装置にも出力される。
【０００３】
なお、従来のＰＯＳシステムでは、ある出力装置に異常が発生した場合、異常が発生した出力装置に出力すべきオーダーの内容を他の出力装置に出力する（代替出力機能）ようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
通常、飲食店では時間帯によって来客数が変動し、ほとんど客が来ないような時間帯も存在する。このような時間帯の営業は、少ない従業員で行われるのが普通である。したがって、このような時間帯には、調理担当者の数や、配膳担当者の数が出力装置の数よりも少なくなる場合がある。このような場合に、従業員が多数いる場合と同じように、出力装置にオーダーの内容を出力させると、調理担当者及び配膳担当者は、離れた場所に設置された複数の出力装置を確認しなければならなず、非常に不便（非効率的）で、客に対するサービスの低下を招くという問題点がある。
【０００５】
上述のように、従来のＰＯＳシステムでは、出力装置に異常が発生した場合は、他の出力装置にオーダーの内容を出力させることができる。しかしながら、任意に出力先を変更することはできない。そこで、本願発明は、必要に応じて、オーダー内容の出力先を変更することができるＰＯＳシステムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、オーダーを入力するためのオーダー入力手段と、前記オーダーの内容を出力するための複数の出力手段と、該複数の出力手段のなかから前記オーダーの内容に応じて選択した少なくとも１つの出力手段に前記オーダーの内容を出力させる制御手段とを有するＰＯＳシステムにおいて、前記複数の出力手段にそれぞれ休止状態を設定する休止スイッチと、該休止スイッチがセットされた状態で前記制御手段からの出力命令を受けたとき前記制御手段に対して休止中であることを通知する休止通知手段とを設け、前記制御手段には前記出力命令を与えた出力装置から前記通知を受けたときに該出力命令を他の出力装置へ出力する出力先変更手段を設けたことを特徴とするＰＯＳシステムが得られる。
【０００７】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図１に本発明の一実施例のブロック図を示す。図１に示すように、本実施例のＰＯＳシステムは、オーダー入力装置１１と、制御装置１２と、それぞれ休止スイッチ１３が設けられたｎ個の出力装置１４とを有している。なお、出力装置１４は、例えば、プリンタ、液晶表示器、音声出力装置、あるいは、ＣＲＴディスプレイ等である。以下の説明では、出力装置１４がＣＲＴディスプレイであるとして説明する。
【０００８】
この種のＰＯＳシステムは飲食店等で使用されるもので、オーダー入力装置１１が複数設けられる場合もある。また、出力装置１４は、各調理担当者に１台、複数の配膳担当者待機場所にそれぞれ１台設置されることが望ましい。
【０００９】
以下、図１及び図２を参照してこのＰＯＳシステムの動作を説明する。まず、オーダー入力装置１１にオーダーの入力があると、制御装置１２は、そのオーダーの内容に基づいて、その内容を表示させるべき出力装置１４を決定する。つまり、オーダーの内容に応じて、オーダーされた料理を作る調理担当者に最も近い位置の出力装置１４と、そのオーダーを発した客のテーブルを担当する配膳担当者が居る待機場所に設置された出力装置とを選択する。なお、この決定は、予め記憶部（図示せず）に記憶させた料理の種類及びテーブルと出力装置との関係に基づいて行われる。
【００１０】
上記のようにオーダーの内容を表示させるべき出力装置１４が決定されると、制御装置１２はステップＳ１で、決定した出力装置１４に対して命令出力部から出力命令を発する。
【００１１】
出力命令を受けた出力装置１４は、休止スイッチ１３が設定されていなければ、ステップＳ２からステップＳ３へと進んで、オーダーの内容を表示する。また、休止スイッチ１３が設定されている場合には、出力装置１４は制御装置１２に対して休止通知部（図示せず）から休止中であること通知する信号を発する。
【００１２】
制御装置１２は、出力命令を出力した先の出力装置１４から休止中であることを通知する信号を受けとった場合は、ステップＳ４で、オーダーの内容を表示させるべき他の出力装置１４（代替装置）を決定する。この決定も、予め記憶部に記憶させた休止状態と代替装置との関係に基づいて決定する。そしてステップＳ５で代替装置に対して出力命令を送出する。
【００１３】
代替装置は休止中でなければ、ステップＳ６からステップＳ７へ進み、オーダーの内容を表示する。また、休止中の場合は、制御装置１２に対して休止通が通知され、制御装置１２はステップＳ９で新たな代替装置を決定し、新たな代替装置に対して出力命令を発する。
【００１４】
以降、予め定められた順序で、オーダーの内容が表示されるまで代替装置が検索される。なお、検索の最後には、主出力装置が指定され（ステップＳ１０）、必ずオーダーの内容がいずれかの出力装置に表示されるようにしている。
【００１５】
このように、本実施例によれば、任意の出力装置を休止状態にして、休止状態の出力装置から出力されるはずのオーダーの内容を他の出力装置に出力させることができる。
【００１６】
なお、上記実施例では、休止状態にある出力装置がそれぞれ制御装置から出力命令があったときに、休止中であることを通知するようにしたが、制御装置に各出力装置の休止状態を監視する監視部を設け、その監視結果に基づいて、出力命令の出力先を決定して出力命令を出力するようにしてもよい。
【００１７】
【発明の効果】
本発明によれば、出力装置に休止スイッチと休止通知手段とを設け、任意の出力装置を休止状態にできるようにするとともに、制御装置に出力命令を与えた出力装置から休止を通知してきたときに、代替装置に出力命令を出力する出力先変更手段を設けたことで、任意の出力装置を休止状態にして、休止状態の出力装置に出力させるべきオーダーの内容を他の出力装置に出力させることができる。
【００１８】
また、出力装置に休止スイッチを設け、制御装置に休止状態を監視する監視手段を設けても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の構成図である。
【図２】図１のＰＯＳシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
１１ オーダー入力装置
１２ 制御装置
１３ 休止スイッチ
１４ 出力装置
Claims (2)
- オーダーを入力するためのオーダー入力手段と、前記オーダーの内容を出力するための複数の出力手段と、該複数の出力手段のなかから前記オーダーの内容に応じて選択した少なくとも１つの出力手段に前記オーダーの内容を出力させる制御手段とを有するＰＯＳシステムにおいて、前記複数の出力手段にそれぞれ休止状態を設定する休止スイッチと、該休止スイッチがセットされた状態で前記制御手段からの出力命令を受けたとき前記制御手段に対して休止中であることを通知する休止通知手段とを設け、前記制御手段には前記出力命令を与えた出力装置から前記通知を受けたときに該出力命令を他の出力装置へ出力する出力先変更手段を設けたことを特徴とするＰＯＳシステム。
- 前記複数の出力手段の休止状態に応じて変更先が予め決められており、前記出力先変更手段が、前記複数の出力手段の休止状態と前記変更先との関係を記憶する記憶手段を含んでいることを特徴とする請求項１のＰＯＳシステム。
Priority Applications (1)
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| JP8693995A JP3616933B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | Ｐｏｓシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP8693995A JP3616933B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | Ｐｏｓシステム |
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1995
- 1995-04-12 JP JP8693995A patent/JP3616933B2/ja not_active Expired - Fee Related
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