JP3616440B2 - ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造 - Google Patents
ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造 Download PDFInfo
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- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
防波堤、岸壁、護壁などの堤体をケーソンを用いて施工する場合、図10に示すように、地盤の上に捨石をして設けたマウンド21とその上に置くケーソン22との間に滑動抵抗を高めるために、ケーソンの底部にアスファルトマット23を取り付けることが行われている。アスファルトマット23は、ガラスクロスや金網などの補強材を芯材として使用して、アスファルトマスチックを打設してマット状に成形したものであり、これに代わる安価で性能のよいマット材が開発されなかったため、多くの施工実績がある。
【0003】
ところが、アスファルトマットは、敷設した後にケーソンの荷重により捨石の凸部が食い込むため、ケーソンの据え付け直しをしたり、移設をした場合、マットに捨石が食い込んだままとなり、再度据えつける場合の障害となることがある。
【0004】
そこで、アスファルトマットに代えてゴム製のマットを使用してマットへの捨石の食い込みを防止しようとする試みが行われている(例えば、実公昭59−35642号公報、特公平5−19617号公報参照)。
【0005】
ところで、これらアスファルトマットにしてもゴム製のマットにしても、ケーソンの底部に取り付ける必要があり、その取付構造として、図9に示すように、鋼製ケーソンの底部24にボルト挿通用の孔25を開け、マット26と鋼製ケーソンの底部24を、ワッシャー27を介装してボルト28とナット29により螺着する構造が知られている。
【0006】
ところが、鋼製ケーソンにおいては、海上を浮上曳航させて設置現場に移動させることが多く、ケーソン底部に孔をあけるのは浸水等の危険があるために嫌われる。
【0007】
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ケーソンに開口部を設けずに取り付けることができる構造のケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の要旨は、ケーソン底部に取り付けられ、マウンド上に据え付けられたケーソンの滑動を防止する板状のマットの片面側に、ケーソン底部に固着される取付端部を備えた取付片を一体的に設け、鋼製ケーソンの底部と取付片とを溶接したことを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造を第一の発明とし、
上記第一の発明において、マットの片面側に複数の取付片を平行に配置し、マット両端の取付片の周囲を切り欠き、取付端部を露出させたことを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造を第二の発明とし、
上記第一の発明において、取付片の取付端部がマットの少なくとも一対の対辺より延出していることを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造を第三の発明とし、
片面側に取付片を一体的に設けたマットを敷設し、該マットを切り欠いて露出させるか又は上記マットの少なくとも一対の対辺より延出させた取付端部をケーソン底部に固着してなるケーソン底部へのマット取付構造を第四の発明とする。
マットとしては、ゴムマット、補強材入りアスファルトマットおよび樹脂マット等が使用できるが、捨石の食い込みがなく、ヘタリが少ないことより、ゴムマットが好適に用いられる。本発明のマットは、再生ゴム等の粉末状ゴムを加硫剤・充填剤等の配合剤とともに、加熱・加圧して板状に形成したものであり、捨石マウンドの凹凸に応じて変形し、捨石の食い込みをなくすため、硬度(JIS−A)60゜〜75゜のものが好ましく用いられる。
【0009】
板状とは、平板状または表面に凹凸を付した板状のものをいうが、製作が容易で金型も安価である点で平板状のものが好ましい。
【0010】
取付片の材質としては金属材料、例えば鋼材が好ましく、その形状は、帯状、枠状、板状、棒状またはパイプ状のものを使用することができる。
【0011】
マットの片面側とはケーソン底面に接する側をいい、取付片をマット面と面一とするか、又はゴムマットの場合にはゴム薄膜が被る程度とするのが好ましい。
取付片をマットの片面側に一体的に設ける方法としては、マット成形時に同時に接着一体化するのが好ましいが、マット成形後に接着して一体化することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
〔実施の形態1〕
まず、本発明に係るマットの製造法の一例を説明すると、図1に示すように、下金型面1にサンドブラスト処理をし、接着剤(ロード社製のケムロック218)を塗布焼付して接着処理Aを施したフラットバー2(幅50mm×長さ1000mm×厚さ12mmの軟鋼製の帯状の取付片)を複数本所定の間隔をおいて平行に配置し、フラットバー2の両端にゴムが流れ込まないように(両端面が現れるように)カバーをした上で、フラットバー2が埋設されるように天然ゴムを主体とする粉末ゴムに加硫剤、充填剤等を配合したゴム組成物3を型内に充填し、150℃で加熱・加圧してフラットバー2をゴム組成物3に接着一体化し、約40分経過後に脱型し、図2(a)に示すように、片面側に複数本のフラットバー2を略平行に且つ略面一に埋設し、フラットバー2の両端部周囲のゴムを切り欠くことによりフラットバー2の両端部が露出したゴムマット4(1974mm×1000mm×厚さ30mm)を得ることができる。このようにして得られるゴムマットはマットから突出するものがなく、積み重ねて搬送、保管できるので、場所をとらずに扱いやすいという利点がある。
【0013】
そして、このゴムマット4を複数枚敷きつめ、図3に示すようにゴム切り欠き部より露出したフラットバー2の端部5を鋼製ケーソンの底部に溶接等の手段で固着することによりゴムマット4をケーソン底部に取り付けることができる。
【0014】
すなわち、図4に示すように、鋼製ケーソンの底部6にフラットバー2の端部を溶接(W)することによって、ゴムマット4を鋼製ケーソンの底部6に取り付けることができる。図5は、図4を下面から見た図である。
【0015】
〔実施の形態2〕
実施の形態1において、フラットバー(帯状の取付片)の代わりに軟鋼製のフレーム(枠状の取付片)を用い、フレームの端部がゴムマットの一対の対辺より延出するようにカバーをして下金型面に配置し、実施の形態1と同様の条件でゴム組成物を型内に充填後に加熱・加圧し、図6に示すように、片面側にフレーム7を面一に接着一体化し、フレーム7の端部がゴムマット4の一対の対辺より延出したゴムマット(1974mm×1000mm×厚さ30mm)を得ることができる。
【0016】
そして、このゴムマットを鋼製ケーソンまたはコンクリートケーソンの底部に取り付けるには以下のような方法を採用することができる。
【0017】
▲1▼ 鋼製ケーソンの底部に取り付ける場合
通常、ケーソン組立工場にて鋼製ケーソンの底面を上にして配置し、その上に上記のようにして得られたゴムマット4を鋼製ケーソンの底部6にフレーム7が接するように敷き並べ、フレーム7の端部を鋼製ケーソンの底部6に溶接(W)することによりゴムマット4を鋼製ケーソンの底部6に取り付けることができる。そして、ゴムマット4を取り付けた鋼製ケーソンを図7に示すようにひっくり返し、海上に浮かべてケーソン設置現場まで曳航する。
【0018】
▲2▼ コンクリートケーソンの場合
図8に示すように、上記のようにして得られたゴムマット4の一対の対辺より延出しているフレーム7に孔加工を施してアンカーボルト8を挿通し、ワッシャー9を介してナット10で固定する。このようにフレーム7の延出部において上方に複数のアンカーボルト8を突出させたゴムマット4を敷き並べ、ゴムマットの接続部をシールした後コンクリート11を打設して、底面にゴムマットを取り付けたコンクリートケーソンが得られる。なお、上方に突出させたアンカーボルト8はコンクリート11中に埋設される鉄筋12に針金13等で固定しておくのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ケーソンに開口部を設けずに取り付けることができる構造のケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のケーソン滑動防止用ゴムマットの製造方法を説明する図である。
【図2】図2(a)は本発明の一実施例のケーソン滑動防止用ゴムマットの平面図、図2(b)はその側面図である。
【図3】図2(a)に示すゴムマットの一部を示す斜視図である。
【図4】図2(a)に示すゴムマットを鋼製ケーソンの底部に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図5】図4を下面から見た図である。
【図6】図6(a)は本発明の別の実施例のケーソン滑動防止用ゴムマットの平面図、図6(b)は図6(a)のB−B矢視断面図である。
【図7】図6(a)に示すゴムマットを鋼製ケーソンの底部に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例のゴムマットをコンクリートケーソンの底部に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図9】従来のケーソン底部へのゴムマットの取付構造の一例を示す断面図である。
【図10】ケーソンの使用状態の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…下金型面
2…フラットバー
3…ゴム組成物
4…ゴムマット
6…鋼製ケーソンの底部
7…フレーム
11…コンクリート
A…接着処理
W…溶接
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
防波堤、岸壁、護壁などの堤体をケーソンを用いて施工する場合、図10に示すように、地盤の上に捨石をして設けたマウンド21とその上に置くケーソン22との間に滑動抵抗を高めるために、ケーソンの底部にアスファルトマット23を取り付けることが行われている。アスファルトマット23は、ガラスクロスや金網などの補強材を芯材として使用して、アスファルトマスチックを打設してマット状に成形したものであり、これに代わる安価で性能のよいマット材が開発されなかったため、多くの施工実績がある。
【0003】
ところが、アスファルトマットは、敷設した後にケーソンの荷重により捨石の凸部が食い込むため、ケーソンの据え付け直しをしたり、移設をした場合、マットに捨石が食い込んだままとなり、再度据えつける場合の障害となることがある。
【0004】
そこで、アスファルトマットに代えてゴム製のマットを使用してマットへの捨石の食い込みを防止しようとする試みが行われている(例えば、実公昭59−35642号公報、特公平5−19617号公報参照)。
【0005】
ところで、これらアスファルトマットにしてもゴム製のマットにしても、ケーソンの底部に取り付ける必要があり、その取付構造として、図9に示すように、鋼製ケーソンの底部24にボルト挿通用の孔25を開け、マット26と鋼製ケーソンの底部24を、ワッシャー27を介装してボルト28とナット29により螺着する構造が知られている。
【0006】
ところが、鋼製ケーソンにおいては、海上を浮上曳航させて設置現場に移動させることが多く、ケーソン底部に孔をあけるのは浸水等の危険があるために嫌われる。
【0007】
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ケーソンに開口部を設けずに取り付けることができる構造のケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の要旨は、ケーソン底部に取り付けられ、マウンド上に据え付けられたケーソンの滑動を防止する板状のマットの片面側に、ケーソン底部に固着される取付端部を備えた取付片を一体的に設け、鋼製ケーソンの底部と取付片とを溶接したことを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造を第一の発明とし、
上記第一の発明において、マットの片面側に複数の取付片を平行に配置し、マット両端の取付片の周囲を切り欠き、取付端部を露出させたことを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造を第二の発明とし、
上記第一の発明において、取付片の取付端部がマットの少なくとも一対の対辺より延出していることを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造を第三の発明とし、
片面側に取付片を一体的に設けたマットを敷設し、該マットを切り欠いて露出させるか又は上記マットの少なくとも一対の対辺より延出させた取付端部をケーソン底部に固着してなるケーソン底部へのマット取付構造を第四の発明とする。
マットとしては、ゴムマット、補強材入りアスファルトマットおよび樹脂マット等が使用できるが、捨石の食い込みがなく、ヘタリが少ないことより、ゴムマットが好適に用いられる。本発明のマットは、再生ゴム等の粉末状ゴムを加硫剤・充填剤等の配合剤とともに、加熱・加圧して板状に形成したものであり、捨石マウンドの凹凸に応じて変形し、捨石の食い込みをなくすため、硬度(JIS−A)60゜〜75゜のものが好ましく用いられる。
【0009】
板状とは、平板状または表面に凹凸を付した板状のものをいうが、製作が容易で金型も安価である点で平板状のものが好ましい。
【0010】
取付片の材質としては金属材料、例えば鋼材が好ましく、その形状は、帯状、枠状、板状、棒状またはパイプ状のものを使用することができる。
【0011】
マットの片面側とはケーソン底面に接する側をいい、取付片をマット面と面一とするか、又はゴムマットの場合にはゴム薄膜が被る程度とするのが好ましい。
取付片をマットの片面側に一体的に設ける方法としては、マット成形時に同時に接着一体化するのが好ましいが、マット成形後に接着して一体化することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
〔実施の形態1〕
まず、本発明に係るマットの製造法の一例を説明すると、図1に示すように、下金型面1にサンドブラスト処理をし、接着剤(ロード社製のケムロック218)を塗布焼付して接着処理Aを施したフラットバー2(幅50mm×長さ1000mm×厚さ12mmの軟鋼製の帯状の取付片)を複数本所定の間隔をおいて平行に配置し、フラットバー2の両端にゴムが流れ込まないように(両端面が現れるように)カバーをした上で、フラットバー2が埋設されるように天然ゴムを主体とする粉末ゴムに加硫剤、充填剤等を配合したゴム組成物3を型内に充填し、150℃で加熱・加圧してフラットバー2をゴム組成物3に接着一体化し、約40分経過後に脱型し、図2(a)に示すように、片面側に複数本のフラットバー2を略平行に且つ略面一に埋設し、フラットバー2の両端部周囲のゴムを切り欠くことによりフラットバー2の両端部が露出したゴムマット4(1974mm×1000mm×厚さ30mm)を得ることができる。このようにして得られるゴムマットはマットから突出するものがなく、積み重ねて搬送、保管できるので、場所をとらずに扱いやすいという利点がある。
【0013】
そして、このゴムマット4を複数枚敷きつめ、図3に示すようにゴム切り欠き部より露出したフラットバー2の端部5を鋼製ケーソンの底部に溶接等の手段で固着することによりゴムマット4をケーソン底部に取り付けることができる。
【0014】
すなわち、図4に示すように、鋼製ケーソンの底部6にフラットバー2の端部を溶接(W)することによって、ゴムマット4を鋼製ケーソンの底部6に取り付けることができる。図5は、図4を下面から見た図である。
【0015】
〔実施の形態2〕
実施の形態1において、フラットバー(帯状の取付片)の代わりに軟鋼製のフレーム(枠状の取付片)を用い、フレームの端部がゴムマットの一対の対辺より延出するようにカバーをして下金型面に配置し、実施の形態1と同様の条件でゴム組成物を型内に充填後に加熱・加圧し、図6に示すように、片面側にフレーム7を面一に接着一体化し、フレーム7の端部がゴムマット4の一対の対辺より延出したゴムマット(1974mm×1000mm×厚さ30mm)を得ることができる。
【0016】
そして、このゴムマットを鋼製ケーソンまたはコンクリートケーソンの底部に取り付けるには以下のような方法を採用することができる。
【0017】
▲1▼ 鋼製ケーソンの底部に取り付ける場合
通常、ケーソン組立工場にて鋼製ケーソンの底面を上にして配置し、その上に上記のようにして得られたゴムマット4を鋼製ケーソンの底部6にフレーム7が接するように敷き並べ、フレーム7の端部を鋼製ケーソンの底部6に溶接(W)することによりゴムマット4を鋼製ケーソンの底部6に取り付けることができる。そして、ゴムマット4を取り付けた鋼製ケーソンを図7に示すようにひっくり返し、海上に浮かべてケーソン設置現場まで曳航する。
【0018】
▲2▼ コンクリートケーソンの場合
図8に示すように、上記のようにして得られたゴムマット4の一対の対辺より延出しているフレーム7に孔加工を施してアンカーボルト8を挿通し、ワッシャー9を介してナット10で固定する。このようにフレーム7の延出部において上方に複数のアンカーボルト8を突出させたゴムマット4を敷き並べ、ゴムマットの接続部をシールした後コンクリート11を打設して、底面にゴムマットを取り付けたコンクリートケーソンが得られる。なお、上方に突出させたアンカーボルト8はコンクリート11中に埋設される鉄筋12に針金13等で固定しておくのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ケーソンに開口部を設けずに取り付けることができる構造のケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のケーソン滑動防止用ゴムマットの製造方法を説明する図である。
【図2】図2(a)は本発明の一実施例のケーソン滑動防止用ゴムマットの平面図、図2(b)はその側面図である。
【図3】図2(a)に示すゴムマットの一部を示す斜視図である。
【図4】図2(a)に示すゴムマットを鋼製ケーソンの底部に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図5】図4を下面から見た図である。
【図6】図6(a)は本発明の別の実施例のケーソン滑動防止用ゴムマットの平面図、図6(b)は図6(a)のB−B矢視断面図である。
【図7】図6(a)に示すゴムマットを鋼製ケーソンの底部に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例のゴムマットをコンクリートケーソンの底部に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図9】従来のケーソン底部へのゴムマットの取付構造の一例を示す断面図である。
【図10】ケーソンの使用状態の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…下金型面
2…フラットバー
3…ゴム組成物
4…ゴムマット
6…鋼製ケーソンの底部
7…フレーム
11…コンクリート
A…接着処理
W…溶接
Claims (4)
- ケーソン底部に取り付けられ、マウンド上に据え付けられたケーソンの滑動を防止する板状のマットの片面側に、ケーソン底部に固着される取付端部を備えた取付片を一体的に設け、鋼製ケーソンの底部と取付片とを溶接したことを特徴とするケーソン滑動防止用マット取付構造。
- マットの片面側に複数の取付片を平行に配置し、マット両端の取付片の周囲を切り欠き、取付端部を露出させたことを特徴とする請求項1記載のケーソン滑動防止用マット取付構造。
- 取付片の取付端部がマットの少なくとも一対の対辺より延出していることを特徴とする請求項1記載のケーソン滑動防止用マット取付構造。
- 片面側に取付片を一体的に設けたマットを敷設し、該マットを切り欠いて露出させるか又は上記マットの少なくとも一対の対辺より延出させた取付端部をケーソン底部に固着してなるケーソン底部へのマット取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30882795A JP3616440B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30882795A JP3616440B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144019A JPH09144019A (ja) | 1997-06-03 |
JP3616440B2 true JP3616440B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=17985788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30882795A Expired - Fee Related JP3616440B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | ケーソン滑動防止用マットおよびそのマットのケーソン底部への取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616440B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116729575B (zh) * | 2023-06-13 | 2024-03-12 | 交通运输部天津水运工程科学研究所 | 一种用于管节纵向运动的拖航系统 |
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1995
- 1995-11-28 JP JP30882795A patent/JP3616440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09144019A (ja) | 1997-06-03 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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