JPS59224728A

JPS59224728A - 海洋構造物の基底面構造

Info

Publication number: JPS59224728A
Application number: JP58098004A
Authority: JP
Inventors: Katsu Kaneko; 克金子; Mikio Kondo; 近藤　三樹郎
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1983-06-03
Filing date: 1983-06-03
Publication date: 1984-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、海底面に設置する重力式海洋構造物の基底面
構造に係り１特に重力式海洋構造物の滑動防止技術に関
するものである。

海上プラント、防波堤、洋上架橋、沈埋トンネル等の海
洋構造物には、風圧力）波力１流水力）地震力、船舶の
接岸力や係留力、或いは海上漂流物の衝突力等の荷重が
加えら１する。海底面に単に着底させるに過ぎない重力
式海洋構造物では、斯かる荷重による全水平力が、海洋
構造物の水平抵抗力を上回った時に、海底面上で滑動す
ることになる。この水平抵抗力（ｆ）＆ま、次式で表わ
すことができる。ｆ−μ・Ｗ（但し、μは海洋構造物の
基底面と海底面との間の滑動摩擦係数・Ｗは海洋構造物
に作用する全鉛直力を示す）上式ｔ）ら・水平抵抗力σ
）ビ大きくして、海洋構造物の滑動安定性を増大ぎせる
には、滑動摩擦係数（μ）を大きくすオｔは良いことが
判る。

従来では、滑動摩擦係数（μ）を大きくするため【こ１
第１図に示す様に、海洋構造物０１０基底面【こアスフ
ァルト・マット０２乞添着している。なお・図中０３．
０４は夫れ夫れ補強用の網体（例〜鉄線）カラス繊維、
ワイヤローブ等で形成しＰもの）、鉄筋（鉄線・ワイヤ
ローブでも可）を示す。

ところが、アスファルト・マツ）０２は、局部荷重で破
壊し易いため・捨石との摺触【こ弱く、温度変化によっ
て軟化、或いは硬化し、その強度、滑動摩擦係数が一定
でないという不具合がある。

本考案は、斯かる技術的背景σ〕下に案出２ｔ’ｔたも
のであってＸ海底面に設置する重力式海洋構造物の基底
面を凹凸形状に成し、該基底面（こ凹凸噛合によってゴ
ムシートを添着したことを特徴としており、その目的と
する処は、海洋構造物の滑動安定性乞向上させる点にあ
る。

以下、第、２図乃至第９図に示した実施例に則して本発
明を説明する。

第２図は混成堤とし℃の防波堤１を示しており・同防波
堤１は、海底に投入し１ｍ１ｓ上に設置したケーソン２
と、同ケーソン２上の場所打ちコンクリート３とで構成
されている。

このケーソン２の基底面には１複数条の平行なあり溝（
ｄｏｖｊ−ｔａｉｌ　ｇｒｏｏｖｅ　）２　ａが形成ぎ
れており、同あり溝２αに密嵌する複数の突条１２αを
備えたゴムシート１０が前記基底面に添着キＪｔている
。

ゴムシート１０は・一体的に加硫成形されたよ、下二層
構造体であって、捨石Ｓと接触する下層１１は、耐カッ
ト性に富んだゴム（例えば、）−ンベアベルトに使わｉ
する様なゴム）で、突条１２　ｔｌ　７ａ’備えた上層
１２は、投石の凹凸を吸収し得る比較的軟質のゴムで形
成２ｆｔている（以上・第３図、第４図参照。

但し、第３図は第２図に於けるＩＩＩ−Ｉｌｌ線断面図
、第４図は第３図に於けるＩＶ　−ＩＶ線断面図である
）。

斯様【こゴムシート１ｏヒ添着したケーソン２を得るに
は、予め、ケーソン製造用型枠内底部に突条１２αを有
するゴムシート１０ヲ敷いて置き、その型枠内にコンフ
リートラ流し込めば良く、防波堤建設現場にて簡単に製
造し得る。

防波堤１は、前記の様に形成されており・ケーソン２の
底面に添着２１ｔたゴムシート１０は一弾性に富む上層
１２Ｙ備えているため・捨石Ｓに対する食い込みが良好
であり・剪断抵抗の大なる下層１１な有しているため、
捨石Ｓとの接触による局部荷重に対しても破断すること
が無く、又ゴムシート■０は、アスファルト・マットに
比して・温度変化に伴う弾性、剪断抵抗）抗張力等の変
化が少ないため）常時安定した形状を保持し・耐久性が
良好である。

そしてゴムシート１０と捨石Ｓとの間の滑動摩擦係数（
μ）は・捨石Ｓに対する食い込み効果とも相俟って、港
湾構造物設計基阜にょるμｍ０８なる条件を容易に満た
すことができ、水平荷重に対する防波堤１の抵抗力が増
し、滑動安定性が同上する。

又、逆に、滑動摩擦係数（／２）が大きくなれば、その
分だけ防波堤工の荷重Ｗ乞減少ぎせて・必要な水平抵抗
力（ｆ）ヲ維持できるため（式ｆ＝μ・Ｗによる）防波
堤１の板幅（ｔＩ）乞縮少ぎせ得る。その結果、捨石Ｓ
の設置幅（ｔｌ）も縮少可能となり１材料費、工事費の
節減）工期の短縮７計り□得る。

次に、前記実施例の変形例について説明する。

第５図はゴムシート２０馨帆布２１および鉄筋２２乞も
って補強するとともに１鉄筋２２にてケーソン２に対す
るゴムシート加の添着力を向上させた例テあり、前記実
施例のゴムシート１０に比して耐久性が優れている。

第６図６ま、ケーソン底部に添着するゴムシートＩの表
面形状を示し、前記突条１２ａと同様な断面形状を有す
る各突条３１が、相互に傾斜する方向に指向して形成ぎ
１江いる。突条３１を斯様な配列状態で形成することに
より、ケ・−ソンとゴムシートＩの接合面に於ける矢印
Ａ方向の剪断抵抗が向上する。

第７図乃至第９図は、第６図と同様に、ゴムシー）　４
０．５０．６００表面形状を示している。ゴムシート４
０は、複数の円柱状突起４１乞備えており、この円柱状
突起４１がケーソン底面部に係合する。こｔｔに対して
、ゴムシート５０に於ける円柱状突起５１σコ外周面に
は、周方向に沿う複数条の溝が付’２Ｈｔｔており、こ
の溝によってケーソン底面部に対する円柱状突起５１の
密着力が向上する。又、ゴムシート印には・複数の円錐
台状突起６１が付されており、この円錐台突起６１は、
ゴムシート１ｏの突条１２αと同様に、ケーソン底部の
凹陥部がら抜は難い。

なお、前記各実施例では、防波堤について説明したが１
本発明は）防波堤以外の他の重力式海洋構造物にも適用
し得るものであり旭捨石を使わず、海底岩盤上に直接設
置する海洋構造物にも適用さオを−る。

以上の説明から明らかな様に、本発明では、海底面に設
置する重力式海洋構造物の基底面を凹凸形状に成し、該
基底面に凹凸噛合によってゴムシートラ添着したので、
海洋構造物の滑動摩擦係数が増大し１水平荷重に対する
抵抗が向上する。又、ゴムシートは、アスファルト・マ
ットに比して局部荷重に強く、耐久′性が良好で゛ある
。

更に、海洋構造物の基底面【こ対するゴムンートノ取付
けは・ゴムンートに対するコンクリートのキャスティン
グ〔こよって容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はケーソン底面にアスファルト・マント７付した
公知例・第２図は本発明の一実施例に係る基底面構造２
備えた防波堤の断面図、第３図は第２図に於けるＩＩＩ
　−ｍ線断面図、第４図は第３図に於けろＩＶ　−ＩＶ
線断面図１第５図は前記基底面構造の変形例、第６図乃
至第９図は他の実施例に係るゴムシートの要部斜視図で
ある。１・・・防波堤、２・・・ケーソン、２α・・・あり溝
、３・・・場所打ちコンクリート、ＩＯ・・・ゴムシート、１１・・・下層、１２・・・上
層、１２ａ・・・突条− ２０・・・コムシー　ト、　２１・・・帆布、２２・・
・鉄筋、加・・・ゴムンート、３１・・・突条、４０・
・・ゴムシート、４１・・・円柱状突起、５０・・・ゴ
ムシート、５１・・・円柱状突起、印・・・ゴムシート
、６１・・・円錐台状突起、Ｓ・・・捨石。代理人　弁理士　江　原　　望外１名

Claims

【特許請求の範囲】

海底面に設置する重力式海洋構造物の基底面を凹凸形状
に成し・該基底面に凹凸噛合によってゴムシートを添着
して成る海洋構造物の基底面構造。