JP3728337B2 - 緩衝材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、コンクリート構造物の外周面や、、コンクリート製橋脚の外周面、更には駐車場等の緩衝部材として用いる緩衝材及びその製造方法に係わり、更に詳しくは成形ならびに加工が容易で、安価に製作出来ると共に耐久性に富む緩衝材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート製の構築物や、コンクリート製のフェンス等のコンクリート構造物の外周面や、コンクリート製橋脚の外周面、更には駐車場等には、他の部材との接触や、車両,船舶等の接触や衝突事故等により直線部やコーナ部が破損したり、損傷したりする場合があり、このような場合に、そのままの状態にしておくと、破損したり損傷した部分から雨水等が浸入し、内部の基礎材料や金属支持材料が腐蝕して寿命を短くすると言う問題があった。
【0003】
そこで、従来ではコンクリート構造物の外周面や、コンクリート製橋脚の外周面、更には駐車場等の直線部やコーナ部が破損したり、損傷したりするのを未然に防止させるため、鉄板等の金属板の外周面を所定の厚さのゴム材料により被覆した複数枚の緩衝部材を連結して用いたものが提案されている(例えば、実公昭3−12809号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、緩衝部材は直線的な面のみを保護するだけでなく、特に破損や損傷が激しいコーナ部も保護する必要があり、このような場合に、常に一定の形状(平板状)に形成した緩衝部材だけを用いるだけでは足らなず、保護する部分に対応した種々の曲がった形状の緩衝部材をも予め形成しておく必要があった。
【0005】
しかし、コンクリート構造物やコンクリート製橋脚等の各種形状毎に対応した緩衝部材を製造するための金型(モールド)をそれぞれ製作するには多大な費用が必要であり、また形状によっては、簡単な二つ割り金型から、複数に分割した複雑な金型を準備しなければならないため、その設計ならびに製作には、費用がかかる上に、多くの時間を要すると言う問題があった。
【0006】
また、従来の緩衝材は、芯材となる鉄板と、その外周面を被覆するゴム材料とから構成されているが、鉄板とゴム材料とは接着性が極めて悪く、ゴム材料が簡単に剥離しないようにボルト等の固定手段が必要であった。
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、複数の金型や複雑な金型を用いることなく、使用場所に対応した形状に簡単に成形加工することが出来、従って、安価に製造出来ると共に、芯材とその外周面を覆うゴム状弾性部材との結合も強固であって、極めて耐久性に富む緩衝材を容易に製造出来る緩衝材及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、複数の貫通穴を備えた金属板と、この金属板の外周面を覆うゴム状弾性材料とから成り、前記ゴム状弾性材料を、金属板の貫通穴を通して連結固定したことを要旨とするものである。
この発明は上記のように構成され、成形型の一方に、所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設し、このゴム状弾性シート材料上に、複数の貫通穴を備えた金属板を載置し、更に金属板の上面に所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設した後、成形型の他方を載置させて、加熱,加圧することにより、金属板を埋設したゴム状弾性材料から成る緩衝材本体を一体的に成形するものである。
【0008】
また、この発明は、成形型の一方に、所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設し、このゴム状弾性シート材料上に、複数の貫通穴を備えた金属板を載置し、更に金属板の上面に所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設した後、成形型の他方を載置させて、加熱,加圧することにより、金属板を埋設したゴム状弾性材料から成る緩衝材本体を一体的に成形し、この緩衝材本体を所定の形状に曲げ加工するものである。
このような製造方法により、緩衝材本体を製造するので、使用場所に対応した形状に簡単に成形加工することが出来ると共に、安価に製造出来るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態を示す緩衝材の概略正面図、図2は図1のAーA矢視拡大断面図を示し、前記緩衝材本体1は、複数の貫通穴2を備えた金属板3(パンチングメタルと呼称されている)と、この金属板3の外周面を覆うゴム状弾性材料4とから構成され、前記ゴム状弾性材料4を、金属板3の貫通穴2を通して連結固定することにより、一体的に形成されている。
【0010】
前記緩衝材本体1の大きさは、コンクリート構造物やコンクリート製橋脚等の各種形状毎に対応して数種類形成しておき、また金属板3の厚さは、緩衝材本体1の成形後に所定の形状に曲げ加工を容易に行なえるものを使用する。また、金属板3に形成する複数の貫通穴2は、等ピッチで一定の大きさのものに限らず、任意の配置で、かつ任意の形状の貫通穴2を形成することも可能である。
【0011】
また、緩衝材本体1の表面側1xには、該緩衝材本体1を構造物に固定するためのボルト・ナット5を取付ける凹部6が所定の間隔で形成してあり、この凹部6の深さhは、緩衝材本体1を構造物に取付けた後、ボルト・ナット5の頭部が緩衝材本体1の表面側1xから突出しない深さに形成することが望ましい。
次に、緩衝材本体1の製造方法を、図3及び図4を参照しながら説明する。
まず、断面凹状に形成された成形型の一方7(下金型)に、所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料8aを敷設し、このゴム状弾性シート材料8a上に、複数の貫通穴2を備えた金属板3を載置する。
【0012】
次いで、金属板3の上面に所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料8bを敷設した後、ボルト・ナット5を取付ける凹部6を形成するための凸部9を備えた成形型の他方10(上金型)を載置させて被嵌させた後、加熱,加圧して一体的に成形するものである。
即ち、成形型の他方10(上金型)を載置させて加熱,加圧させて加硫成形する際、ゴム状弾性シート材料8a,8bは、加熱及び加圧状態で複数の貫通穴2内を通って上下に流れ込み、硬化した際には金属板3の貫通穴2の内部はゴム状弾性材料によって充填され、また金属板3の外周面はゴム状弾性シート材料8a,8bで被覆された状態となるものである。
【0013】
従って、金属板3とゴム状弾性シート材料8a,8bとは、貫通穴2を介して一体的に固定され(所謂,投錨効果)、ゴム状弾性シート材料8a,8bが金属板3の表面から簡単に剥離しない状態となるものである。
次に、上記のように構成した緩衝材本体1を構造物のコーナ部等に使用する場合には、上記のように形成した所定の大きさの緩衝材本体1を、折り曲げ装置等を用いて曲げ加工を行うものである。
【0014】
これにより、予め曲げ加工を行うための成形用の金型等を用いることなく、成形後の緩衝材本体1を使用して目的に応じた曲げ加工を行うことが出来るものである。
次に、この発明にかかる緩衝材本体1を、構造物Wの外周面に配設する場合についで、図5及び図6(a)〜(d)を参照しながら具体的に説明する。
【0015】
図5に示すように、4ヵ所の湾曲したコーナ部Rを備えた構造物Wの外周面をこの発明にかかる複数枚の緩衝材本体1を用いて覆う場合には、予め直線部の長さを測定して、この長さに応じて図6(a),(b)に示すような幅の異なる緩衝材本体1a,1bを複数枚準備する。
次いで、構造物Wの4ヵ所の湾曲したコーナ部Rの曲率半径を測定して、図6(a),(b)に示すような板状の緩衝材本体1a,1bを、図示しない公知の折り曲げ装置を用いて上記コーナ部Rの曲率半径に対応するように折り曲げ加工を行い、図6(c),(d)に示すような曲面を備えた緩衝材本体1c,1dを成形する。
【0016】
このようにして、構造物Wの直線部に使用する複数枚の緩衝材本体1a,1bと、コーナ部Rに使用する複数枚の緩衝材本体1c,1dとが準備できたら、構造物Wの側面に植設させてあるボルトに、緩衝材本体1a,1b及び1c,1dに予め形成してあるボルト取付け穴11を順次挿通させて配設し、ナット5を介して締付け固定することにより、図5に示すような状態で配設することが出来るものである。
【0017】
以上のように、この発明の実施形態では、複数の金型や複雑な金型を用いることなく、使用場所に対応した形状に緩衝材本体1を簡単に成形加工することが出来、従って、安価に製造出来ると共に、芯材とその外周面を覆うゴム状弾性部材との結合も強固であって、極めて耐久性に富む緩衝材を容易に製造出来るものである。
【0018】
【発明の効果】
この発明は、上記のように複数の貫通穴を備えた金属板と、この金属板の外周面を覆うゴム状弾性材料とから成り、前記ゴム状弾性材料を、金属板の貫通穴を通して連結固定したので、軽量で、かつ金属板とゴム状弾性材料とを強固に一体的に成形でき、更に安価に製造出来る効果がある。
【0019】
またこの発明は、複数の金型や複雑な金型を用いることなく、使用場所に対応した形状に緩衝材本体を簡単に成形することが出来ると共に、平板製作と同じ工程で曲げ加工を行うことが出来、従って、安価に製造出来ると共に、芯材とその外周面を覆うゴム状弾性部材との結合も強固であって、極めて耐久性に富む緩衝材を容易に製造出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す緩衝材の概略正面図である。
【図2】図1のAーA矢視拡大断面図である。
【図3】緩衝材の成形工程を示す説明図である。
【図4】緩衝材の成形工程を示す説明図である。
【図5】構造物の外周面に緩衝材本体を配設した状態を示す斜視図である。
【図6】(a),(b)は、構造物の直線部分に使用する緩衝材本体の斜視図、(c),(d)は、構造物のコーナ部に使用する緩衝材本体の斜視図である。
【符号の説明】
1,1a〜1d 緩衝材本体 2 貫通穴
3 金属板(パンチングメタル) 4 ゴム状弾性材料
5 ボルト・ナット 6 凹部
7 成形型の一方(下金型) 8a,8b ゴム状弾性シート材料
9 凸部 10 成形型の他方10(上金型)
11 ボルト取付け穴 R コーナー部

Claims (3)

  1. 複数の貫通穴を備えた金属板と、この金属板の外周面を覆うゴム状弾性材料とから成り、前記ゴム状弾性材料を、金属板の貫通穴を通して連結固定したことを特徴とする緩衝材。
  2. 成形型の一方に、所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設し、このゴム状弾性シート材料上に、複数の貫通穴を備えた金属板を載置し、更に金属板の上面に所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設した後、成形型の他方を載置させて、加熱,加圧することにより、金属板を埋設したゴム状弾性材料から成る緩衝材本体を一体的に成形することを特徴とする緩衝材の製造方法。
  3. 成形型の一方に、所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設し、このゴム状弾性シート材料上に、複数の貫通穴を備えた金属板を載置し、更に金属板の上面に所定の厚さに形成したゴム状弾性シート材料を敷設した後、成形型の他方を載置させて、加熱,加圧することにより、金属板を埋設したゴム状弾性材料から成る緩衝材本体を一体的に成形し、この緩衝材本体を所定の形状に曲げ加工することを特徴とする緩衝材の製造方法。
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