JP3615787B2 - 宅配物収納ロッカシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はマンション等の集合住宅に設置される宅配物収納ロッカシステムに関し、特にロッカの解錠方式を改良したロッカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マンション等の集合住宅では、居住者が不在のときでも宅配物を他人に預けることなく管理できるように、宅配物収納ロッカシステムを設置するようになっている。この宅配物収納ロッカシステムでは、カードリーダ、テンキーおよびマイコン等の電子装置が組み込まれている。
【0003】
このような宅配物収納ロッカシステムでは、宅配人はキー操作等により受取人およびロッカを指定し、そのロッカ内に宅配物を収納する。宅配物が収納されると、操作盤に設けられたプリンタから受領書および配達状がプリントアウトされる。これらを受け取った宅配人は、配達通知書を受取人の居住室に対応した郵便受け箱に挿入し、受領書だけを持ち帰る。
【0004】
一方、居住者は郵便受け箱内に配達通知書が入っていることを確認することによって、自分宛に宅配物が配達されていることを知る。居住者が宅配物をロッカから取り出す場合には、磁気カード等のIDカードの挿入や、テンキーによる暗証番号の入力や、予め住居人に渡されている鍵等によってロッカのドアを解錠し、宅配物を取り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、IDカードや鍵等を用いてロッカを解錠する場合、居住者が配達状を確認したときに、そのIDカード等を所持しているとは限らないため、直ぐに宅配物を取り出すことができなかった。IDカード等が居住者の部屋に置いてあるときは、居住者は部屋までIDカードを取りに戻らなければならない。
【0006】
また、暗証番号によって解錠する場合、暗証番号を忘れてしまうと解錠できない。さらに、この暗証番号を用いた場合は、暗証番号が他人に知られてしまう危険性もある。
【0007】
このように、従来は居住者が配達状を確認したときに、その場でロッカを解錠することができるとは限らず、宅配物を受け取るのに非常に手間がかかるという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、居住者が配達状を確認したときに、確実に宅配物を受け取ることができる宅配物収納ロッカシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、マンション等の集合住宅に設置される宅配物収納ロッカシステムにおいて、複数のロッカからなるロッカ部と、前記ロッカ部と一体に設けられ、宅配物の受取人と、前記宅配物を収納するロッカとを指定する操作盤と、前記指定されたロッカ内に前記宅配物が収納された場合にロッカのドアを施錠する施錠手段と、前記宅配物が収納されたロッカを特定する宅配データを記憶する記憶手段と、前記宅配データをバーコード化して記録した記録媒体であって、前記宅配物の受取人の郵便受け内に投入される配達状を出力するバーコード記録媒体出力手段と、前記バーコードを読み取ることにより、前記宅配データを解読するバーコード解読手段と、前記宅配データに対応するロッカを解錠する解錠手段と、を有し、前記解錠手段は、前記宅配物が収納された時刻から前記バーコード解読手段により前記バーコードが読み取られた時刻までの経過時間が、前記バーコードに予め設定されている有効時間以内の場合にのみ、前記バーコード解読手段により解読された宅配データに対応するロッカを解錠し、前記有効時間が切れた場合であっても、前記宅配物の受取人が保有するIDカードの挿入により、又は、前記宅配物の受取人による暗証番号の入力により、対応する居住者宛の宅配物が収納されているロッカのドアを解錠することを特徴とする宅配物収納ロッカシステムが提供される。
【0010】
【作用】
宅配人が、操作盤を操作することにより、宅配物の受取人と、宅配物を収納するロッカとを指定する。この指定されたロッカに宅配物が収納されると、施錠手段によりロッカが施錠される。そして、記憶手段は、その宅配物が収納されたロッカを特定する宅配データを記憶する。さらに、バーコード記憶媒体出力手段は、その宅配データをバーコード化して記録された記録媒体であって、宅配物の受取人の郵便受け内に投入される配達状を出力する。
【0011】
受取人がバーコードのデータをバーコード解読手段に解読させると、解錠手段は、その解読されたデータに対応するロッカを解錠する。
その際、解錠手段は、宅配物が収納された時刻からバーコード解読手段によりバーコードが読み取られた時刻までの経過時間が、予め設定されている有効時間以内の場合にのみ、そのバーコード解読手段により解読された宅配データに対応するロッカを解錠する。
ただし、解錠手段は、有効時間が切れた場合であっても、宅配物の受取人が保有するIDカードの挿入により、又は、宅配物の受取人による暗証番号の入力により、対応する居住者宛の宅配物が収納されているロッカのドアを解錠する。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の概略構成を示すブロック図である。ロッカシステム10内には、複数のロッカからなるロッカ部30が設けられている。操作盤20にはテンキー等の入力装置が設けられており、操作盤20からの入力により、宅配物60の受取人や、宅配物60を収納するロッカ31を指定する。施錠手段1は、指定されたロッカ31に宅配物60が収納されると、そのロッカ31を施錠する。さらに、記憶手段2は、宅配物60を収納したロッカ31を特定する宅配データを記憶する。バーコード記録媒体出力手段3は、宅配物60がロッカ31に収納されると配達状50として、宅配業者名や配達日時等の各種データをプリント・アウトするが、その際に、配達状50の一部に、宅配データをコード化したバーコード4を同時に印刷する。宅配人は、バーコード4が印刷された配達状50を、受取人の郵便受けに入れる。これで宅配物60をロッカ31に保管することができる。
【0013】
受取人は、郵便受けに配達状50が入っているのを確認するとバーコード解読手段5によって、配達状50に印刷されているバーコードを読み取る。解錠手段6は、バーコード解読手段5で解読されたデータを記憶手段2に格納されているデータと照合し、一致しているデータがあれば対応するロッカ31を解錠する。そして、受取人は、ロッカ31から宅配物60を取り出し、宅配物60を受け取ることができる。
【0014】
図2はマンションの入口に設置されるロッカシステムの全体構成図である。ロッカシステム10は、主に操作盤20とロッカ部30から構成されている。なお、図示されていない各居住者の郵便受けが、このロッカシステム10に隣接して設置されている。
【0015】
操作盤20の表面には、カード挿入口21、テンキー22、スピーカ23、モニタ24、配達状取り出し口25、およびバーコード読み取り部26が設けられている。
【0016】
カード挿入口21には、居住者がそれぞれ所有するIDカードが挿入される。テンキー22は、宅配人が宅配物をロッカ内に収納する際に受取人の部屋番号等を入力するために用いられる。このテンキー22の操作方法を含めた簡単な操作手順が、使用説明書27に書かれている。スピーカ23およびモニタ24は、宅配人がテンキー22による操作を行う際に画像や音声で指示を行うために用いられる。なお、モニタ24にはCRTまたは液晶表示装置等が使用される。配達状取り出し口25は、宅配人が宅配物の配達を終了したときに受領書および配達状を受け取るために用いられる。バーコード読み取り部26は、配達状に印刷されたバーコードを読み取るために設けられており、内部のバーコードリーダが発する赤外線によってバーコードが読み取られる。
【0017】
また、操作盤20には、ビデオカメラ28およびモニタテレビ29が設けられている。ビデオカメラ28は常時ロッカシステム10付近を撮影しており、この撮影した映像がモニタテレビ29に映し出される。また、操作盤20の下側には、放熱用の換気口20aが設けられている
ロッカ部30は、大きさの異なる複数のロッカ31〜42から構成されており、宅配物の大きさに合わせて選択できるようになっている。
【0018】
図3は操作盤20内部のハードウェアの構成を示すブロック図である。制御回路ユニット80は、プロセッサ構成の制御回路を搭載しており、ロッカシステム10全体を制御する。この制御回路ユニット80には、バーコードプリンタユニット81、バーコードリーダユニット82、カードリーダ83、テンキー22、音声回路84、モデム85、およびモニタ24が電気的に接続されている。プリンタユニット81は、予め用意された用紙に日付等をプリントし、受領書または配達状を配達状取り出し口25から出力する。この際、配達状には受取人と宅配物を収納したロッカを示すバーコードを同時にプリントする。
【0019】
ロッカ部30の各ロッカ31〜42は、宅配物検知信号を制御回路ユニット80に送る。また、制御回路ユニット80は、ロッカ部30に対して解錠用の信号電流を供給する。
【0020】
制御回路ユニット80内には、図示されていないメモリが設けられている。このメモリには、居住者とその部屋番号との対応を図るための居住者識別コード、現在宅配物が収納されているロッカおよびその受取人等が記憶されている。また、このメモリはバッテリでバックアップされており、電源供給が絶たれたときでも、その記憶内容を保持できるようになっている。
【0021】
制御回路ユニット80は、宅配人によるテンキー22の操作に応じてモニタ24の画面を切り換えたり、音声による指示を行ったりする。なお、音声の出力は、音声回路84にて音声信号を成形し、コネクタ80aを介して音声回路84に接続されたスピーカ23により行う。
【0022】
また、制御回路ユニット80は、モデム85およびコネクタ80bを介して電話回線と接続されている。この電話回線には、ロッカシステム10全体の使用状況等が送り出され、管理会社の中央管理装置に送られる。また、使用状況の他には、警報信号等も送られる。
【0023】
図4はロッカ31の構成を示す外観図である。ドア311の左側端部には、取手312が設けられている。ロッカ本体の取手312側には、施錠装置313が設けられている。この施錠装置313は、通常はドア311を施錠状態にしている。そして、操作盤20内の制御回路ユニット80から指令されたときのみ、ドア311を解錠する。また、施錠装置313は、所定の鍵を鍵挿入部314に挿入することにより、手動で解錠させることができる。
【0024】
ロッカ31内には収納検知装置315が設けられている。この収納検知装置315としては、例えば発光部315aおよび受光部315bからなる光センサが用いられている。収納検知装置315は、ロッカ31内に宅配物が収納されたことを検知すると、その検知信号を制御回路ユニット80に送る。ロッカ31の右上には、ロッカ番号316が付けられており、このロッカ31のロッカ番号は「1」である。このロッカ番号は、ロッカ31の「1」から順にロッカ42の「12」まで付けられている。なお、ロッカ31の他のロッカ32〜42の構成については、大きさが異なる以外はロッカ31とほぼ同じ構成を有するので、ここでは説明を省略する。
【0025】
図5はテンキー22を示す図である。テンキー22には、全部で15個のキーが設けられている。これらのキーのうち、開始キー221、確認キー222、および訂正キー223はそれぞれ一定の機能を有するキーである。各数値キー224〜22c、22eは任意の数値を入力するためのキーである。また、「#」キー22dと、「*」キー22fとは目的に応じて任意に機能を設定できるキーである。
【0026】
図6は配達状50の例を示す図である。配達状50の上部には、配達日(DATE)51、配達時刻(TIME)52、宅配物を収納したロッカ番号(ロッカNO)53、受取人の部屋番号(部屋NO)、および宅配業者名55がプリントされている。この例では、配達日51が1994年4月25日、配達時刻52が13時35分5秒、ロッカ番号が「4」、部屋番号が「316」である。
【0027】
また、配達状50の下部には、バーコード4がプリントされている。このバーコード4は、配達状50の上部に書かれた内容等51〜55を、コード番号4aのようにコード化し、さらにそのコード番号4aをバーコード4に変換したものである。
【0028】
次に、上記構成を有するロッカシステム10の操作方法を説明する。
宅配人が宅配物60を配達する場合には、テンキー22のうち開始キー221を押し、モニタ24の表示画面およびスピーカ23からの音声指示に従ってテンキー22による操作を進める。モニタ24の画面上には、まず受取人の部屋がある棟番号を入力するための画面が表示されるので、宅配人は受取人の部屋がある棟番号を入力する。次に、受取人の部屋番号を入力するための画面がモニタ24に表示されるので、宅配人は受取人の部屋番号を入力する。そうすると、その部屋番号に対応する部屋の居住者の氏名がモニタ24に表示されるので、テンキー22によって確認を行う。モニタ24の画面上では宅配人の身分を入力する画面が表示される。さらに、登録されている宅配業者名等が表示されるので、宅配人は自分の宅配業者名をテンキー22で選択指定する。
【0029】
受取人と宅配人との確認がなされると、ロッカ部30のロッカ31〜42の構成図が表示される。この構成図は、使用中のロッカは色を変えて表示される。宅配人が、空のロッカ(色が変えられていないロッカ)の中から宅配物の大きさに応じて一つのロッカを選択すると、選択されたロッカのドアが解錠される。宅配人がそのロッカに宅配物を収納してドアを閉めると自動的にドアが施錠される。
【0030】
この操作が終了すると、配達状取り出し口25からは、受領書およびバーコード4がプリントされた配達状50が自動的に出力される。これらを受け取った宅配人は、配達状50を受取人の郵便受け内に投入し、受領書を持ち帰る。
【0031】
一方、居住者は、帰宅時等に自分の郵便受け内に配達状50が投入されているのを確認することにより、宅配物60が配達されていることを知る。居住者は、配達状50のバーコード4をロッカ部30のバーコード読み取り部26に 押し当てることによって、バーコードリーダユニット82にバーコード4を読取らせる。読み取られたバーコード4のデータは、制御回路ユニット80で解読され、制御回路ユニット80内のメモリに格納されているデータと照合される。その結果一致したデータがあればそのロッカのドアを解錠する。これにより、居住者は容易に宅配物60を取り出すことができる。
【0032】
この際、バーコード4の有効時間を設定し、宅配物60が収納されてからバーコード4のデータが読み取られるまでの時間が、設定値以内の場合にのみロッカが解錠されるようにすることもできる。例えば、有効時間を24時間に設定しておいた場合、宅配物60が収納されてから24時間以内であれば、バーコード4によってロッカを解錠することができる。もし、受取人が有効時間以内に宅配物60を引き取れなかった場合、IDカードをカード挿入口21に挿入する。カードリーダ83は、挿入されたIDカードの識別コードを読み取り、対応する居住者宛の宅配物60が収納されているロッカのドアを解錠する。
【0033】
このように、有効時間を設けることによって、バーコード4が悪用されることを防止することができる。そして、その場合には、IDカードのようなバーコード4以外の解錠手段を併用する。
【0034】
次に、前記の方法で操作されたときのロッカシステム10の制御手順をフローチャートを用いて説明する。
図7は宅配物60をロッカに収納する際の入居者確認までのフローチャートである。このフローチャートは、ロッカシステム10が待機状態のときに開始キー221が入力されることによって開始される。
〔S1〕棟区分があるかどうかを判断し、あればステップ2に進み、なければステップ6に進む。
〔S2〕モニタ24に、棟選択画面を表示する。
〔S3〕棟番号の入力を受け付ける。
〔S4〕入力された棟番号が登録された棟番号かどうかを判断し、登録されていればステップ6に進み、登録されていなければステップ5に進む。
〔S5〕モニタ24に、「入力された棟番号は、登録されておりません。」と表示し、ステップ2に進む。
〔S6〕モニタ24に、部屋選択画面を表示する。
〔S7〕部屋番号の入力を受け付ける。
〔S8〕入力された部屋番号が登録された部屋番号かどうかを判断し、登録されていればステップ10に進み、登録されていなければステップ9に進む。
〔S9〕モニタ24に、「入力された部屋番号は、登録されておりません。」と表示し、ステップ6に進む。
〔S10〕モニタ24に、入居者氏名を表示する。
〔S11〕確認キー222が入力されたかどうかを判断し、入力されれば図8のステップ13に進み、入力されなければステップ12に進む。
〔S12〕訂正キー223が入力されたかどうかを判断し、入力されればステップ6に進み、入力されなければステップ11に進む。
【0035】
このようにして、受取人が確定する。この受取人のデータは、図1に示す記憶手段2に格納される。
図8は宅配物60をロッカに収納する際の業者選択のフローチャートである。〔S13〕モニタ24に、業者選択画面を表示する。
〔S14〕業者番号の入力を受け付ける。
〔S15〕入力された業者番号が登録された業者番号かどうかを判断し、登録されていればステップ17に進み、登録されていなければステップ16に進む。
〔S16〕モニタ24に、「入力された業者番号は、登録されておりません。」と表示し、ステップ13に進む。
〔S17〕モニタ24に、選択業者名を表示する。
〔S18〕確認キー222が入力されたかどうかを判断し、入力されれば図9のステップ20に進み、入力されていなければステップ19に進む。
〔S19〕開始キー221が入力されたかどうかを判断し、入力されればステップ13に進み、入力されなければステップ18に進む。
【0036】
図9は宅配物60をロッカに収納する際のロッカ選択から宅配物60の収納完了までのフローチャートである。
〔S20〕モニタ24に、ロッカ構成画面を表示する。この際、すでに使用されているロッカは、色を変えて表示する。
〔S21〕ロッカ番号の入力を受け付ける。
〔S22〕入力されたロッカ番号が空きロッカかどうかを判断し、空いていればステップ24に進み、空いていなければステップ23に進む。
〔S23〕モニタ24に、「入力されたロッカは、使用できません。」と表示し、ステップ20に進む。
〔S24〕モニタ24に、選択ロッカ番号を表示する。
〔S25〕確認キー222が入力されたかどうかを判断し、入力されればステップ27に進み、入力されていなければステップ26に進む。
〔S26〕開始キー221が入力されたかどうかを判断し、入力されればステップ20に進み、入力されていなければステップ25に進む。
〔S27〕ロッカを解錠し、ドアを開ける。
〔S28〕ドアが開いたかどうかを判断し、開けばステップ31に進み、開かなければステップ29に進む。
〔S29〕ドアを開ける動作が5回目かどうかを判断し、5回目であればステップ30に進み、5回目でなければステップ27に進む。
〔S30〕モニタ24に、「指定されたロッカのドアが開きません。」と表示し、ステップ36に進む。
〔S31〕作業者によって、ドアが閉められたことを検出する。
〔S32〕ロッカ内の宅配物60があるかどうかを判断し、宅配物60があればステップ34に進み、なければステップ33に進む。
〔S33〕モニタ24に、「指定されたロッカには、宅配物60が収納されていません。」と表示し、ステップ36に進む。
〔S34〕ロッカを施錠する。これは、図1に示す施錠手段1が行う機能である。
〔S35〕受領書、および配達状50を発行する。これは、図1に示すバーコード記録媒体出力手段3が行う機能である。
〔S36〕ロッカシステム10を待機状態にする。
【0037】
このようにして、宅配物60はロッカに収納される。なお、宅配物60を収納したロッカのデータは、図1に示す記憶手段2に格納される。
図10は受取人が宅配物60を受け取る際のロッカシステム10の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、バーコード読み取り部26に配達状50のバーコード4が押し当てられたときに開始される。
〔S41〕配達状50のバーコード4を読み取る。これは、図1に示すバーコード解読手段5が行う機能である。
〔S42〕読み取ったデータを、記憶手段2に記憶されているデータと比べ、有効なデータであるかどうかを判断し、有効であればステップ44に進み、有効でなければステップ43に進む。この際、バーコード4の有効時間以内であるかどうかも判断する。
〔S43〕モニタ24に、「バーコードのデータが無効です。」と表示し、ステップ49に進む。
〔S44〕ロッカのドアを解錠し、ドアを開く。
〔S45〕ドアが開いたかどうかを判断し、開いていればステップ47に進み、開いていなければステップ46に進む。
〔S46〕モニタ24に、「指定されたロッカのドアが開きません。」と表示し、ステップ49に進む。
〔S47〕ドアが閉められたことを検出する。
〔S48〕宅配物60が取り出されたかどうかを判断し、取り出されていればステップ49に進み、取り出されていなければステップ48を繰り返す。
〔S49〕ロッカシステム10を待機状態にする。
【0038】
このようにして、配達状50にプリントされたバーコード4を用いて、宅配物を受取人に引き渡すことができる。そのため、受取人は配達通知書を確認したときに、その場で確実にロッカを解錠することができ、宅配物を非常に容易に受け取るこがとができる。しかも、受取人が常にIDカードを所持している必要がなく、暗証番号を記憶しておく必要もない。さらに、バーコード4には有効時間を設けたため、バーコード4が不正に使用されることを防止することができる。
【0039】
上記の実施例では、バーコード4の有効時間が切れた場合には、IDカードでロッカを解錠するとしているが、暗証番号でロッカを解錠するように構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、ロッカに宅配物を収納した際に、受取人と宅配物を収納したロッカのデータをバーコードとして出力し、宅配物を受け取る際には、そのバーコードを読み取ることによって、宅配物を収納したロッカが解錠できるようにしたため、受取人は、宅配物が配達されたことを知った際に、確実に、しかも容易に宅配物を受け取ることができる。
さらに、バーコードには有効時間を設けたため、バーコードが不正に使用されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図である。
【図2】マンションの入口に設置されるロッカシステムの全体構成図である。
【図3】操作盤内部のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図4】ロッカの構成を示す外観図である。
【図5】テンキーを示す図である。
【図6】配達状の例を示す図である。
【図7】宅配物をロッカに収納する際の入居者確認までのフローチャートである。
【図8】宅配物をロッカに収納する際の業者選択のフローチャートである。
【図9】宅配物をロッカに収納する際のロッカ選択から宅配物の収納完了までのフローチャートである。
【図10】受取人が宅配物を受け取る際のロッカシステムの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 施錠手段
2 記憶手段
3 バーコード記録媒体出力手段
4 バーコード
5 バーコード解読手段
6 解錠手段
10 ロッカシステム
20 操作盤
30 ロッカ部
31〜42 ロッカ
50 配達状
60 宅配物

Claims (2)

  1. マンション等の集合住宅に設置される宅配物収納ロッカシステムにおいて、
    複数のロッカからなるロッカ部と、
    前記ロッカ部と一体に設けられ、宅配物の受取人と、前記宅配物を収納するロッカとを指定する操作盤と、
    前記指定されたロッカ内に前記宅配物が収納された場合にロッカのドアを施錠する施錠手段と、
    前記宅配物が収納されたロッカを特定する宅配データを記憶する記憶手段と、
    前記宅配データをバーコード化して記録した記録媒体であって、前記宅配物の受取人の郵便受け内に投入される配達状を出力するバーコード記録媒体出力手段と、
    前記バーコードを読み取ることにより、前記宅配データを解読するバーコード解読手段と、
    前記宅配データに対応するロッカを解錠する解錠手段と、
    を有し、
    前記解錠手段は、前記宅配物が収納された時刻から前記バーコード解読手段により前記バーコードが読み取られた時刻までの経過時間が、前記バーコードに予め設定されている有効時間以内の場合にのみ、前記バーコード解読手段により解読された宅配データに対応するロッカを解錠し、前記有効時間が切れた場合であっても、前記宅配物の受取人が保有するIDカードの挿入により、又は、前記宅配物の受取人による暗証番号の入力により、対応する居住者宛の宅配物が収納されているロッカのドアを解錠することを特徴とする宅配物収納ロッカシステム。
  2. 前記操作盤により前記宅配物を収納するロッカが指定された際に、指定されたロッカが使用されているかどうかを判断し、使用されていないロッカに対する指定のみを有効にするロッカ指定判別手段を、さらに有することを特徴とする請求項1記載の宅配物収納ロッカシステム。
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