JP5042692B2 - 宅配ボックス - Google Patents

宅配ボックス Download PDF

Info

Publication number
JP5042692B2
JP5042692B2 JP2007102011A JP2007102011A JP5042692B2 JP 5042692 B2 JP5042692 B2 JP 5042692B2 JP 2007102011 A JP2007102011 A JP 2007102011A JP 2007102011 A JP2007102011 A JP 2007102011A JP 5042692 B2 JP5042692 B2 JP 5042692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage medium
luggage
portable storage
control device
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007102011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008255751A (ja
Inventor
松本  健志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Solutions Ltd
Original Assignee
Hitachi Solutions Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Solutions Ltd filed Critical Hitachi Solutions Ltd
Priority to JP2007102011A priority Critical patent/JP5042692B2/ja
Publication of JP2008255751A publication Critical patent/JP2008255751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5042692B2 publication Critical patent/JP5042692B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)

Description

本発明は、生体情報を利用して錠の開閉を行う宅配ボックスに関する。
近年、インターネットを介した通信販売が急増している。このような通信販売においては、注文及び支払いは、インターネットワークに接続されたコンピュータ、通信機器等によって行われる。商品が電子データである場合には、商品の受領もコンピュータ、通信機器等によって行うことができる。従って、注文者は通信機器さえあれば、いつでもどこにいても通信販売に関する全ての行為を行うことができる。
しかしながら、商品が書籍、電子機械、洋服等の有体物である場合には、商品を実際に配送しなければならない。すなわち、商品の販売者は、注文者が指定した配送場所に商品を届けなければならず、注文者は商品を受け取る必要がある。
ここで、商品がCD−ROM等の小さなものである場合には注文者の郵便ボックス等に投函することも可能であるが、郵便ボックス等に納まらないサイズの商品については、本人に直接渡すほかない。そうなると、注文者は、商品の配送予定日時に自宅等の配送場所にいるか、または、宅配便の集荷センター等の配送場所に赴いて商品を受け取る必要がある。
このように、インターネットを介した通信販売は、いつでもどこでも可能であることが大きなメリットであるにもかかわらず、商品の配送については制約が存在している。
特許文献1には、宅配ボックスの利用方法の例が記載されている。この例では、一戸建て家屋の玄関や集合住宅のエントランスに施錠可能で大きな商品を収容可能な宅配ボックスを設置し、商品を宅配ボックスに投函する。また、特許文献2には、宅配ボックスの利用方法の他の例が記載されている。この例では、集合住宅の各戸入口付近に宅配ボックスを設置し、宅配ボックスの開閉を電気錠によって行う。また、予め宅配ボックスの利用者に、利用者の指紋情報(すなわち生体情報)を記憶したICカードを配布する。宅配ボックスの開閉時には、開閉操作者の指紋情報とICカードに記憶された指紋情報を照合し(すなわち操作者を認証し)、一致した場合に開閉を許可する。さらに、特許文献3には、生体情報による認証技術として、指静脈パターンによる認証装置が記載されている。
実開平5−44896号公報 特開2004−180140号公報 特開2003−187235号公報
一般に、集合住宅では、エントランス付近に住民共用の宅配ボックスが設置される。住民共用の宅配ボックスの場合、住民又は同居者のみが受け取ることができるようにする必要がある。このため、例えば、開錠番号入力によって開錠する電気錠とし、商品を投函するたびに開錠番号を設定して、商品配送先住民の郵便ボックスに開錠番号を印刷した紙を投函するという方式が使用されている。また、所定の情報を記憶させたICカードによって開錠する電気錠とし、商品を投函するたびにICカードに所定の情報を記憶させ、商品配送先住民の郵便ボックスにICカードを投函するという方式が実際に製品化され使用されている。
しかしながら、開錠番号入力によって開錠する方式においては、開錠番号を忘れた場合には開錠できなくなるし、忘れる恐れのないような単純な番号にした場合には、第三者によって不正に開錠される危険性が高くなる。ICカードを使用する方式においても、ICカードを紛失した場合には開錠することができない。このため、例えば秘密のキーコードを入力すれば常に開錠できるといった、解除番号入力やICカード使用によらず開錠できるような特別な開錠手段を備える必要がある。しかしながら、このような開錠手段を備えた場合には、これが第三者に知られた場合、容易に商品を不正に入手することができることになる。
本発明の目的は、開錠鍵を紛失した場合であっても開錠が可能であり、かつ不正な開錠を防止することが可能な宅配ボックスを提供することにある。
本発明の宅配ボックスは、中央制御装置(CPU)、生体情報登録・照合プログラム及び管理情報を格納した主記憶装置、生体情報採取装置、可搬記憶媒体が接続される可搬記憶媒体制御装置及び荷物部電子錠を有する。
配送人が荷物を宅配ボックスに格納する場合には、配送人は、可搬記憶媒体を可搬記憶媒体制御装置に接続する。生体情報採取装置によって配送人の生体情報を採取し、それを、可搬記憶媒体及び主記憶装置に格納する。こうして、可搬記憶媒体に配送人の生体情報が格納される。この可搬記憶媒体を受領人の郵便ボックス等に投入する。
受領人が荷物を宅配ボックスから取り出す場合には、受領人は、配送人の生体情報が格納された可搬記憶媒体を可搬記憶媒体制御装置に接続する。中央制御装置(CPU)は、可搬記憶媒体に格納された配送人の生体情報と主記憶装置に格納された生体情報を比較し、両者が一致する場合に、荷物電子錠を開錠する。
受領人が可搬記憶媒体を紛失した場合には、新たに、可搬記憶媒体を可搬記憶媒体制御装置に接続する。生体情報採取装置によって配送人の生体情報を採取し、それを、可搬記憶媒体及び主記憶装置に格納する。
本発明によれば、開錠鍵を紛失した場合であっても開錠が可能であり、かつ不正な開錠を防止することができる。
図1は宅配ボックス1の外観を示す。宅配ボックス1は、例えば枠体91に多段に組み込んで、集合住宅のエントランスの壁面92等に埋め込む形で設置することができる。
図2は宅配ボックス1の構造を示す。宅配ボックス1は、荷物部11と生体情報採取部13を上下に積み重ねた形状をしている。荷物部11の内部には商品等の荷物を収納する空間が形成されている。荷物部11の扉12は開閉可能な扉になっており、内側に設けられた荷物部電子錠によって施錠可能になっている。
生体情報採取部13の扉14も開閉可能な扉になっており、鍵穴151に鍵を挿入することによって開閉可能である。なお、扉14を施錠するのは、生体情報採取部13の内部に設置してある後述する各種装置にいたずらがされないようにするためであり、宅配ボックス1が常時監視されている場合には施錠する必要はない。また、生体情報採取部13の扉14の一部には切れ込み141が形成されており、ここを通して、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬記憶媒体を挿入することができる。
本発明によると人間の生体情報を利用する。生体情報には、静脈パターン、指紋、瞳等が含まれる。しかしながら、以下では、生体情報として、指の静脈パターンの場合を説明する。
図3を参照して、宅配ボックス1の生体情報採取部13の構造を説明する。図3(a)は、扉14を半開した状態を示し、図3(b)は、扉14を除去した状態を示す。生体情報採取部13の内部には、可搬記憶媒体挿入口51が形成された可搬記憶媒体制御装置5、鍵穴151を備えた錠15、指ガイド45を備えた生体情報採取装置41、及び、赤外線ランプ44が設けられている。また、図示していないが、生体情報採取装置41には、赤外線ランプ44と対向した部分に赤外線カメラが設けられ、指先が置かれる部分に撮影開始ボタンが設置される。更に、宅配ボックス1を制御するパーソナルコンピュータが設置されているが、これらについては、後に、図4を参照して説明する。
図4を参照して、本発明による宅配ボックス1の構造を詳細に説明する。本例の宅配ボックス1は、中央制御装置(CPU)2、主記憶装置3、生体情報取得制御装置4、可搬記憶媒体制御装置5及び荷物部電子錠制御装置7を有し、これらは通信路8によって通信可能に接続されている。本例では、中央制御装置2、主記憶装置3及び通信路8(内部バス)は、パーソナルコンピュータによって構成し、生体情報取得制御装置4、可搬記憶媒体制御装置5および荷物部電子錠制御装置7は、パーソナルコンピュータに接続された機器として構成されている。しかしながら、本例の宅配ボックス1は、パーソナルコンピュータを用いる代わりに、専用機器として構成することもできる。
主記憶装置3には、宅配ボックス1の電源投入時に、図示していないが磁気ディスク等から生体情報登録・照合プログラム31がローディングされる。中央制御装置2が生体情報登録・照合プログラム31を実行することにより、本例の宅配ボックス1の機能が実現される。また、主記憶装置3には、宅配ボックス1の開錠可否等を判定するための管理情報32が記憶される。
生体情報採取制御装置4には生体情報採取装置41および撮影開始ボタン42が接続されている。生体情報採取装置41は、本実施例では、指静脈パターンを採取する指静脈認識装置である。すなわち赤外線ランプ44が指先に照射した赤外線の透過光を赤外線カメラ43が受光して、静脈パターンの撮像を行う。
生体情報採取制御装置4は、撮影開始ボタン42が押下されたされたとき、その旨を中央制御装置2に通知する。生体情報採取制御装置4は、中央制御装置2からの撮像開始の指示を受けると、生体情報採取装置41に、撮像を実行するように命令を送る。生体情報採取制御装置4は、生体情報採取装置41から画像を受け取り、それを中央制御装置2に送付する。
可搬記憶媒体制御装置5は、USBメモリ等の可搬記憶媒体6に中央制御装置2から送付された情報を記憶し、あるいは可搬記憶媒体6に記憶された情報を読み込んで中央制御装置2に送付する。本実施例においては、可搬記憶媒体制御装置5は、個人情報61の読み書きを行うために使用する。
荷物部電子錠制御装置7は、宅配ボックス1の商品等の荷物を収納する場所に取り付けた荷物部電子錠71の開閉を制御する。荷物部電子錠制御装置7は、中央制御装置2から施錠指示を受けたとき、荷物部電子錠71を施錠させる。また、荷物部電子錠制御装置7は、中央制御装置2からの要求に応じて荷物部電子錠71が開錠状態、施錠状態のいずれにあるか、また、開錠状態の場合に荷物部の扉が開いているか(施錠できない状態か)閉じられているか(施錠可能な状態か)を検知し、検知結果を中央制御装置2に送付する。
図5(a)は主記録装置3に記憶されている管理情報32のデータ構成図である。管理情報32は、荷物格納有無321および生体情報322を含む。荷物格納有無321は、宅配ボックス1に配送された商品等の荷物が格納されているか否かを示す情報であり、「格納あり」「格納なし」のいずれかの値が設定される。生体情報322は、本実施例では、商品配送者の指静脈パターン画像である。
図5(b)は可搬記憶媒体6に格納されている個人情報61のデータ構成図である。個人情報61は、生体情報611を有する。生体情報611は、本実施例では、商品配送者の指静脈パターン画像である。
以上で、本発明に係る宅配ボックス1の説明を終え、以下、当該宅配ボックスを使用するときの処理の流れについて説明する。
図6は宅配ボックスの生体情報登録・照合プログラム31の動作を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、中央制御装置2が生体情報登録・照合プログラム31を実行することによって行われるが、以下の説明では、生体情報登録・照合プログラム31が、各処理を実行するかのように記載する。
ここでは、配送者が荷物を宅配ボックスに格納する処理、受領者が荷物を宅配ボックスから取り出す処理、及び、可搬記憶媒体を再制作する処理の3つの処理を説明する。
先ず、ステップS801からS808の配送者が荷物を宅配ボックスに格納する処理を説明する。
ステップS801にて、生体情報登録・照合プログラム31は、宅配ボックス1が設置され電源が投入されると処理を開始し、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321を「格納なし」とし、荷物部電子錠制御装置7に開錠を指示する。以上の処理により、荷物部11の扉12は開錠された状態となり、いつでも荷物を格納することができる。
ステップS802にて、生体情報登録・照合プログラム31は、可搬記憶媒体制御装置5から可搬記憶媒体6が装着されたという情報を受けるまで待ち続ける。ここでは、配送者が可搬記憶媒体6を可搬記憶媒体制御装置5に挿入したものとする。可搬記憶媒体制御装置5は、可搬記憶媒体6が装着されたという情報を送信する。生体情報登録・照合プログラム31は、可搬記憶媒体制御装置5から可搬記憶媒体6が装着されたという情報を受信すると、ステップS803に進む。ステップS803にて、生体情報登録・照合プログラム31は、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321を参照し、荷物格納有無321が、「格納あり」と「格納なし」のいずれであるかを判定する。ここでは、管理情報32の荷物格納有無321は「格納なし」であるとする。生体情報登録・照合プログラム31は、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321が、「格納なし」であるため、ステップS804に進む。ステップS804にて、生体情報登録・照合プログラム31は、生体情報採取制御装置4から撮影開始ボタン42が押下された旨の情報を受けるまで待ち続ける。配送者は、生体情報採取部13の扉14を開け、生体情報採取装置41の上面左右に備えられた指ガイド部45沿いに、自らの指を置いて、生体情報採取装置41の上面奥部にある撮影開始ボタン42を押下する。
生体情報採取制御装置4は、撮影開始ボタン42の押下を検知すると、その旨を、生体情報登録・照合プログラム31に通知する。生体情報登録・照合プログラム31は、ステップS805にて、生体情報採取制御装置4に対して、静脈パターンの撮像を行い、撮像結果を送付するように指示する。生体情報採取制御装置4は、この指示を受け、赤外線ランプ44を照射するとともに、赤外線カメラ43により配送者の静脈パターンの撮像を行う。そして、配送者の静脈パターンの画像を生体情報登録・照合プログラム31に送付する。生体情報登録・照合プログラム31は、受信した画像を、主記憶装置3に格納された管理情報32の生体情報322および可搬記憶媒体6の生体情報611に記憶する。こうして、主記憶装置3に格納された管理情報32の生体情報322には、配送者の指静脈パターンが格納される。また、可搬記憶媒体6には、配送者の指静脈パターンが格納される。配送者は、この可搬記憶媒体6を、荷物届け先の郵便ボックス等に投函する。荷物の受領者は、この可搬記憶媒体6を用いて、宅配ボックス1から荷物を取り出すが、この処理は後に説明する。
ステップS806にて、生体情報登録・照合プログラム31は、荷物部電子錠制御装置7に対して、荷物部11の扉12が閉められているか(施錠可能な状態にあるか)を問合せる。生体情報登録・照合プログラム31は、配送者が荷物部11に荷物を格納し、荷物部11の扉12が閉められたとの通知を受けるまで待ち続ける。ここで、配送者は、荷物の格納が終了したので、荷物部11の扉12を閉じたものとする。荷物部電子錠制御装置7は、荷物部11の扉12が閉じられた旨を通知する。生体情報登録・照合プログラム31は、扉12が閉じられたことの通知を受けると、ステップS807に進む。ステップS807にて、生体情報登録・照合プログラム31は、荷物部電子錠制御装置7に対して、施錠を指示する。荷物部電子錠制御装置7は、荷物部電子錠71によって荷物部11の扉12を施錠し、生体情報登録・照合プログラム31に施錠したことを通知する。
ステップS808にて、生体情報登録・照合プログラム31は、荷物部11の扉12が施錠されたという通知を待ち、通知を受けると、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321に「荷物格納あり」を設定する。
なお、本実施例においては、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321が「荷物格納なし」の場合には、荷物部11の扉12は施錠されていない。従って、配送者はまず荷物部11の扉12を開いて荷物を荷物部11に格納し、再び、荷物部11の扉12を閉じ、その後で撮影開始ボタン42を押下する。こうして荷物の格納をスムーズに行うことができる。また、誤って荷物を格納する前に撮影開始ボタン42を押下した場合、荷物を格納しないままに荷物部11の扉12が施錠される。この場合は、後述する受領者による荷物取出処理と同様な処理によって、荷物部11の扉12を開錠し、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321を「荷物格納なし」に戻す。それによって、正しい手順に沿った荷物格納を行うことができる。
荷物が格納されていないときに荷物部11の扉12を施錠しないでおくと、危険物や汚物等を入れられる危険もある。このような危険を回避するためには、例えば、荷物部11の扉12は原則として常に施錠しておき、荷物を格納する間および荷物を取り出す間のみ開錠するようにすればよい。具体的には、例えば、荷物部11の底面に重量計を設置し、重量計制御装置を介して通信路8に接続する。中央制御装置2は、重量計制御装置に重量計の値を問い合わせる。荷物を格納するとき、ステップS805の直後に開錠し、ステップS806およびS807において、荷物部11の扉12が閉じられ、且つ、重量計の示す重量が荷物のない状態より増加している場合に施錠すればよい。
次に、ステップS802からS803、及び、ステップS810〜S814の受領者が荷物を宅配ボックスから取り出す処理を説明する。ここでは、ステップS808を経由して、ステップS802に進んだものとする。従って、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321は「荷物格納あり」である。受領者は、配送者の指静脈パターンが格納され可搬記憶媒体6を、郵便ボックス等から取り出しているものとする。
ステップS802にて、生体情報登録・照合プログラム31は、可搬記憶媒体制御装置5から可搬記憶媒体6が装着されたという情報を受けるまで待ち続ける。ここでは、受領者が可搬記憶媒体6を可搬記憶媒体制御装置5に挿入したものとする。また、この可搬記憶媒体6には、配送者の指静脈パターン、即ち、生体情報が格納されている。可搬記憶媒体制御装置5は、可搬記憶媒体6が装着されたという情報を送信する。生体情報登録・照合プログラム31が、可搬記憶媒体制御装置5から可搬記憶媒体6が装着されたという情報を受信すると、ステップS803に進む。ステップS803にて、生体情報登録・照合プログラム31は、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321を参照し、荷物格納有無321が、「格納あり」と「格納なし」のいずれであるかを判定する。ここでは、管理情報32の荷物格納有無321は「格納あり」である。従って、生体情報登録・照合プログラム31は、ステップS810に進む。
ステップS810にて、可搬記憶媒体6に個人情報61が記憶されているかどうかを判定する。例えば、可搬記憶媒体6に個人情報61を記憶する際、「生体情報鍵」というファイル名を付けて記憶することにしておき、可搬記憶媒体6に「生体情報鍵」というファイル名のファイルが存在する場合に、個人情報61が記憶されていると判断すればよい。ここでは、可搬記憶媒体6に、配送者の個人情報61が記憶されているものとする。従って、生体情報登録・照合プログラム31は、ステップS811に進む。
ステップS811にて、生体情報登録・照合プログラム31は、可搬記憶媒体6から生体情報611を読み込む。ステップS812にて、生体情報登録・照合プログラム31は、それが主記憶装置3に格納された管理情報32の生体情報322と一致するかどうか判定する。ここでは、配送者の生体情報611は、管理情報32の生体情報322と一致するものとする。従って、生体情報登録・照合プログラム31は、ステップS813に進む。
ステップS813にて、生体情報登録・照合プログラム31は、荷物部電子錠制御装置7に対して、荷物部電子錠71を開錠するように指示する。これにより、荷物部11の扉12が開錠されるので、受領者は、荷物部11から荷物を取り出すことができる。
ステップS814にて、生体情報登録・照合プログラム31は、荷物部電子錠制御装置7から開錠を行ったという通知を受けると、主記憶装置3に格納された管理情報32の荷物格納有無321に「格納なし」を設定する。
なお、配送人による荷物の格納処理において記載したように、荷物部11の底面に重量計を設置し、重量計制御装置を介して通信路8に接続してもよい。この場合、荷物部11の扉12が閉じられ、且つ、重量計の示す重量が荷物を格納する前と同一である場合に施錠すればよい。
最後に、ステップS801からS803、及び、ステップS820〜S823の可搬記憶媒体を再制作する処理を説明する。受領者が、可搬記憶媒体6を紛失した場合には、配送者の個人情報61が記憶された可搬記憶媒体6を新たに作製する必要がある。ここでは、管理情報32の荷物格納有無321は「格納あり」であり、再制作用の可搬記憶媒体6が可搬記憶媒体制御装置5に挿入されたものとする。
ステップS810にて可搬記憶媒体6に生体情報611が記憶されていないと判定されたものとする。この場合には、ステップS820に進む。例えば、新しい可搬記憶媒体6を用いる場合である。ステップS812の判定にて、可搬記憶媒体6の生体情報611が、主記憶装置3に格納された管理情報32の生体情報322と一致しないと判定されたものとする。この場合にも、ステップS820に進む。例えば、使用済みの可搬記憶媒体6を用いる場合である。
ステップS820にて、生体情報登録・照合プログラム31は、生体情報採取制御装置4から撮影開始ボタン42が押下されたという情報を受けるまで待ち続ける。撮影開始ボタン42が押下されたものとする。生体情報採取制御装置4は、撮影開始ボタン42の押下を検知すると、その旨を、生体情報登録・照合プログラム31に通知する。生体情報登録・照合プログラム31は、生体情報採取制御装置4に静脈パターンの撮像を行い、撮像結果を送付するように指示する。ステップS821にて、生体情報採取制御装置4は、この指示を受け、赤外線ランプ44を照射するとともに、赤外線カメラ43により、配送者の静脈パターンの撮像を行う。そして、配送者の静脈パターンの画像を生体情報登録・照合プログラム31に送付する。
ステップS822にて、生体情報登録・照合プログラム31は、受信した画像と主記憶装置3に格納された管理情報32の生体情報322を照合し、両者が一致するか否かを判定する。例えば、類似度を計算し、類似度が一定値(閾値)以上である場合には、一致すると判定し、一定値(閾値)未満である場合には、一致しないと判定する。一致する場合には、ステップS823に進む。一致しない場合には、何もしないでステップS802に進む。
ステップS823にて、生体情報登録・照合プログラム31は、受信した画像を、管理情報32の生体情報322と可搬記憶媒体6の生体情報611に記憶する。こうして、配送者の生体情報が格納された可搬記憶媒体6が作製され、同時に、可搬記憶媒体6に格納された配送者の生体情報と同一の情報が、主記憶装置3に格納された管理情報32に格納される。受領者は、新たに作製した可搬記憶媒体6を用いて、宅配ボックスを開け、荷物を取り出すことができる。
以上本発明の例を説明したが本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者によって容易に理解されよう。
本発明による宅配ボックスの外観を示す図である。 本発明による宅配ボックスの構造の例を示す図である。 本発明による宅配ボックスの生体情報採取部の例を示す図である。 本発明による宅配ボックスの生体情報採取部の例を示す図である。 本発明による宅配ボックスの構成を示す図である。 本発明による宅配ボックスの主記録装置及び可搬記憶媒体に格納されている生体情報のデータ構成図である。 本発明による宅配ボックスの主記録装置及び可搬記憶媒体に格納されている生体情報のデータ構成図である。 本発明による宅配ボックスの生体情報登録・照合プログラムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…宅配ボックス、2…中央制御装置、3…主記憶装置、4…生体情報採取制御装置、5…可搬記憶媒体制御装置、6…可搬記憶媒体、7…荷物部電子錠制御装置、8…通信路、31…生体情報登録・照合プログラム、32…管理情報、41…生体情報採取装置、42…撮影開始ボタン、43…赤外線カメラ、44…赤外線ランプ、45…指ガイド、61…生体情報、71…荷物部電子錠、91…枠体、92…壁面、141…切れ込み、151…鍵穴、321…荷物格納有無、322…生体情報、611…生体情報

Claims (12)

  1. 荷物を収納するための荷物部と、該荷物部を施錠する電子錠と、可搬記憶媒体が接続される可搬記憶媒体制御装置と、個人を識別する生体情報を採取する生体情報採取装置と、該生体情報採取装置によって採取された生体情報を格納する主記憶装置と、前記電子錠、上記可搬記憶媒体制御装置、上記生体情報採取装置、及び、上記主記憶装置を制御する制御装置と、を有し、
    上記荷物部に荷物が格納されていない状態で、上記可搬記憶媒体制御装置に、可搬記憶媒体が接続されたとき、上記制御装置は、上記生体情報採取装置によって採取した生体情報を、配送者の生体情報として、上記可搬記憶媒体と上記主記憶装置に格納することを特徴とする宅配ボックス。
  2. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記荷物部に荷物が格納されている状態で、上記可搬記憶媒体制御装置に、上記配送者の生体情報が格納された可搬記憶媒体が接続されたとき、上記制御装置は、該可搬記憶媒体に格納されている上記配送者の生体情報と上記主記憶装置に格納されている生体情報とを比較し、両者が一致するとき、上記電子錠を開錠することを特徴とする宅配ボックス。
  3. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記荷物部に荷物が格納されている状態で、上記可搬記憶媒体制御装置に、可搬記憶媒体が接続されたとき、上記制御装置は、該可搬記憶媒体に生体情報が格納されていない場合、又は、該可搬記憶媒体に格納されている生体情報が上記主記憶装置に格納されている生体情報と一致しない場合、上記生体情報採取装置によって配送者の生体情報を採取し、該配送者の生体情報が上記主記憶装置に格納されている生体情報と一致する場合は、上記配送者の生体情報、上記可搬記憶媒体と上記主記憶装置に格納することを特徴とする宅配ボックス。
  4. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記主記憶装置は、上記荷物部に荷物が格納されていることを示す「荷物格納あり」と上記荷物部に荷物が格納されていないことを示す「荷物格納なし」の2つのいずれかを記憶する管理情報を格納し、上記制御装置は、上記荷物部に荷物が格納されているか否かを判定するとき、上記管理情報を読み出すことを特徴とする宅配ボックス。
  5. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記荷物部に荷物が格納されているか否かを判定するために、上記荷物部に重量計が設けられていることを特徴とする宅配ボックス。
  6. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記生体情報採取装置は、赤外線ランプと赤外線カメラを有し、生体情報として、指静脈パターンを採取することを特徴とする宅配ボックス。
  7. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記可搬記憶媒体はUSBメモリであることを特徴とする宅配ボックス。
  8. 請求項1記載の宅配ボックスにおいて、上記生体情報採取装置は、撮像開始ボタンを有し、該撮像開始ボタンが押下されたら、生体情報の採取を行うことを特徴とする宅配ボックス。
  9. 荷物を収納するための荷物部と、該荷物部を施錠する電子錠と、可搬記憶媒体が接続される可搬記憶媒体制御装置と、個人を識別する生体情報を採取する生体情報採取装置と、該生体情報採取装置によって採取された生体情報を格納する主記憶装置と、前記電子錠、上記可搬記憶媒体制御装置、上記生体情報採取装置、及び、上記主記憶装置を制御する制御装置と、を有し、
    上記主記憶装置は、上記荷物部に荷物が格納されていることを示す「荷物格納あり」と上記荷物部に荷物が格納されていないことを示す「荷物格納なし」の2つのいずれかを記憶する管理情報を格納し、上記管理情報が「荷物格納なし」の状態で、上記可搬記憶媒体制御装置に、可搬記憶媒体が接続されたとき、上記制御装置は、上記生体情報採取装置によって採取した生体情報を、配送者の生体情報として、上記可搬記憶媒体と上記主記憶装置に格納することを特徴とする宅配ボックス。
  10. 請求項9記載の宅配ボックスにおいて、上記制御装置は、上記生体情報採取装置によって採取した生体情報を、配送者の生体情報として、上記可搬記憶媒体と上記主記憶装置に格納した後に、前記荷物部の扉が閉じられたことを検知すると、上記電子錠を施錠し、前記管理情報を「荷物格納なし」から「荷物格納あり」に変更することを特徴とする宅配ボックス。
  11. 請求項10記載の宅配ボックスにおいて、上記管理情報が「荷物格納あり」の状態で、上記可搬記憶媒体制御装置に、上記配送者の生体情報が格納された可搬記憶媒体が接続されたとき、上記制御装置は、該可搬記憶媒体に格納されている上記配送者の生体情報と上記主記憶装置に格納されている生体情報とを比較し、両者が一致するとき、上記電子錠を開錠することを特徴とする宅配ボックス。
  12. 請求項11記載の宅配ボックスにおいて、前記制御装置は、上記電子錠を開錠した後に、前記管理情報を「荷物格納あり」から「荷物格納なし」に変更することを特徴とする宅配ボックス。
JP2007102011A 2007-04-09 2007-04-09 宅配ボックス Expired - Fee Related JP5042692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007102011A JP5042692B2 (ja) 2007-04-09 2007-04-09 宅配ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007102011A JP5042692B2 (ja) 2007-04-09 2007-04-09 宅配ボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008255751A JP2008255751A (ja) 2008-10-23
JP5042692B2 true JP5042692B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=39979601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007102011A Expired - Fee Related JP5042692B2 (ja) 2007-04-09 2007-04-09 宅配ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5042692B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114170734A (zh) * 2020-09-10 2022-03-11 比亚迪股份有限公司 快递收发处理方法、装置、系统、设备和介质

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023312Y2 (ja) * 1985-05-13 1990-01-25
JPH079676B2 (ja) * 1986-05-30 1995-02-01 グローリー工業株式会社 品物の一時保管方法及び装置
JPH0648517B2 (ja) * 1986-07-14 1994-06-22 クリナツプ株式会社 共同ロッカー装置
JP3615787B2 (ja) * 1994-05-12 2005-02-02 マミヤ・オーピー株式会社 宅配物収納ロッカシステム
JPH0813916A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Nippon Signal Co Ltd:The 宅配物保管装置
JP2002081238A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Toshiba Corp 鍵システム
JP3768826B2 (ja) * 2001-01-12 2006-04-19 日本電信電話株式会社 生体情報認証保管庫及び施錠・解錠方法
JP4681140B2 (ja) * 2001-03-30 2011-05-11 グローリー株式会社 物品授受システムおよび装置
JP4189340B2 (ja) * 2004-03-09 2008-12-03 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 宅配ボックスシステムおよび宅配ボックス用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008255751A (ja) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999034080A1 (fr) Mecanisme de verrouillage et interrupteur faisant appel a un capteur dactyloscopique a pression
AU2012257871A1 (en) Device for controlling access, access control system and method for controlling access
US20230100623A1 (en) Safe Delivery Tower
US8749347B1 (en) Authorized custodian verification
US8502644B1 (en) Physical item security: tracking device activation
US20220351562A1 (en) Reception terminal
JP6762552B2 (ja) 電子錠システム
TWM439229U (en) Security apparatus with mulitple safety controls and system using the same
JP5697767B1 (ja) 貴重品保管装置
JP5042692B2 (ja) 宅配ボックス
JP2010229764A (ja) 集合型貴重品保管庫
JP5745790B2 (ja) 入退出管理システム
JP2015138506A (ja) 退出管理システム及び徘徊者情報の供給方法
JP3162728U (ja) 生体認証装置及び生体認証保管庫
JP7148234B2 (ja) 宅配ボックス
KR20090041619A (ko) 출입 통제 시스템
JP5285889B2 (ja) 保管庫管理システム
JP2004211538A (ja) 入退室管理システム
JP4545600B2 (ja) 個人識別機能付き収納庫
JP2004124497A (ja) 本人確認と連れ込み防止の機能を備えた入退室管理システム
JP2012202072A (ja) 電気錠システム
JP2006107308A (ja) 出口管理に係わる方法、管理装置、システム、及び情報読取装置
JP2008191729A (ja) 情報記憶媒体に記憶された認証用情報書換システム
JP2014029703A (ja) アクセスコントロール装置
US20210248850A1 (en) Management system and data center

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees