JP3615101B2 - 自動車のウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のウインドレギュレータに関し、特にモジュールプレートに設置した状態で車体を構成するパネルに装着するようにしたウインドレギュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウインドレギュレータとしては、例えば特開平10−114219号公報に開示されているように、ウインドガラスが固定されるキャリアをガイドレールに沿って移動自在に支持し、キャリアをガイドレールに沿って張設したケーブルやテープに結合し、ケーブルやテープを駆動手段にて移動駆動するように構成したものが知られている。
【0003】
さらに、図5に示すようなレギュレータ組立体21を構成し、これをモジュールプレート(図示せず)に固定設置し、このモジュールプレートをドアパネルのインナパネルに形成した開口部に装着することにより組立性やメンテナンス性の向上を図ったものも知られている。
【0004】
図5において、レギュレータ組立体21は、ガイドレール22と、ガイドレール22に沿って移動自在に支持されるとともにウインドガラスが固定されるキャリア23と、キャリア23に結合されたケーブル24を移動駆動する駆動手段25にて構成されている。駆動手段25にて移動駆動されるケーブル24は、アウタチューブ27に挿通されてガイドレール22の両端部に配設されたガイドローラ26に向けて案内され、これらガイドローラ26、26間でガイドレール22に沿って張設され、キャリア23が固定されている。28はガイドレール22の両端近傍に設けられたモジュールプレートに対する取付部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、モジュールプレートに対して、図5に示したようなレギュレータ組立体21を設置する構成では、モジュールプレートとは別にガイドレール22を備えているので、部品点数が多く、コスト高になるとともに重量も大きくなるという問題がある。
【0006】
なお、実公平2−47188号公報には、上記モジュールプレートに相当するサブプレートに、断面逆台形状のガイドレールを一体的に形成し、または断面コ字形状の凹溝ガイドとガイド孔を互いに平行に形成し、これらによってキャリアを移動自在に支持するようにしたものが開示されているが、これらガイドレールや凹溝ガイド等のプレス成形には複雑な型を必要とし、サブプレート自体の成形コストが高くなり、さらに特殊な専用のキャリアを用いる必要があって既成汎用品を用いることができないのでコスト高になるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、部品点数を少なくできてコスト及び重量の低下を図れ、また汎用されているキャリアを用いることができてさらにコスト低下を図ることができる自動車のウインドレギュレータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ウインドガラスを固定したキャリアをガイドレールに沿って移動可能に支持した自動車のウインドレギュレータにおいて、車体を構成するパネルに装着されるモジュールプレートにてガイドレールを構成し、かつそのガイドレールは、モジュールプレートのガイドレール形成部の両側に切欠開口を形成するとともに一部を折り曲げてレール主板部の両側にレール側板部を切り起し成形し、かつ少なくとも一方のレール側板部の先端部をさらに折り曲げてフランジを形成して構成したものである。
【0009】
この構成によると、モジュールプレートにてキャリアのガイドレールを構成しているので、別にガイドレールを設ける必要がなく、部品点数を少なくできるとともにガイドレールがモジュールプレートと一体成形されているのでコスト低下を図ることができ、しかもそのガイドレールは、モジュールプレートのガイドレール形成部の両側に切欠開口を形成するとともに一部を折り曲げてレール主板部の両側にレール側板部を切り起し成形しているので複雑な成形型を用いる必要がなく、型費の面でも有利である。また、少なくとも一方のレール側板部の先端部をさらに折り曲げてフランジを形成しているので、従来のガイドレールと同じ断面形状にでき、既成汎用品のキャリア等をそのまま用いることができ、一層コスト低下を図ることができる。
【0010】
また、モジュールプレートのガイドレール形成部の板厚をその他の部分の板厚より厚くすると、ガイドレールの強度を確保しつつ、モジュールプレートの全体の板厚を薄くして重量低減を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車のウインドレギュレータの一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0012】
図1において、1は車体を構成するドアのドアインナパネルに装着されるモジュールプレートであり、図示の如くウインドレギュレータ2を設置した状態でドアインナパネルに形成された開口部に装着される。
【0013】
モジュールプレート1にはウインドレギュレータ2のガイドレール3がそのプレス成形時に一体成形されている。このガイドレール3は、モジュールプレート1の上端部と下端部に適当な領域を残して形成されており、図2に詳細に示すように、モジュールプレート1の板面と面一のレール主板部4の両側に切欠開口5a、5bを形成するとともに、その切欠形成時にその一部をドア内側に向けて垂直に折り曲げてレール側板部6a、6bを切り起し形成し、かつ一方のレール側板部6aの先端部をさらに垂直に折り曲げてレール主板部4と平行なフランジ7を形成して構成されている。
【0014】
ガイドレール3には、図3に詳細に示すように、ウインドガラス9が固定されるキャリア8がその長手方向に移動自在に支持されている。キャリア8は、キャリアプレート10にガイドレール3のレール側板部6a、6b及びフランジ7に摺動自在に係合するスライド係合部11a、11b、11cを設けるとともに上端両側部にウインドガラス9の下端部を締結固定する取付部12a、12bを形成して構成されている。
【0015】
キャリア8はガイドレール3に沿って移動駆動可能に張設されたケーブル13に結合されている。ケーブル13は、電動式又は手動式の駆動手段14に内蔵された駆動ドラム(図示せず)に巻回されるとともにその両端側がアウタチューブ15内に挿通されてガイドレール3の両端部に配設されたガイドローラ16a、16bに向けて案内され、ガイドローラ16a、16bに巻回されてそれらの間に張設されている。これによって、駆動手段14のドラムを電動又は手動で正逆回転することによって、ケーブル13がガイドローラ16a、16b間で上下に移動駆動され、キャリア8が上下に移動駆動され、ウインドガラス9が上下駆動される。
【0016】
以上の構成によれば、ウインドガラス9が固定されたキャリア8を上下移動自在に支持するガイドレール3がモジュールプレート1に一体成形されているので、別にガイドレールを設ける必要がなく、部品点数を少なくできるとともにコスト低下を図ることができる。また、そのガイドレール3はモジュールプレート1のプレス成形時に切り起し成形することによって形成されているので、複雑な成形型を用いる必要がなく、安価な型を用いてガイドレール3を一体的に有するモジュールプレート1を製作することができ、さらに低コスト化を図ることができる。
【0017】
また、ガイドレール3の一側のレール側板部6aにフランジ7を形成しているので、従来のガイドレールと同じ断面形状となり、既成汎用品のキャリア等をそのまま用いることができ、一層コスト低下を図ることができる。
【0018】
以上の説明では、モジュールプレート1はガイドレール3の形成部を含めてそ全体が同一の板厚のものを例示したが、図4に示すように、切欠開口5a、5bの両側縁から適当距離の範囲を含むガイドレール形成部17を、例えば板厚が1.2mm程度の厚板18にて構成したモジュールプレート1を用いることができる。なお、このように部分的に板厚の異なるプレートは、差厚結合法を活用することによって製作可能である。ここで差厚結合法とは、板厚の異なる板材の端縁同士を突き合わせてレーザ溶接した直後にプレス成形することによって所要の接合強度を得る接合法である。
【0019】
このように、モジュールプレート1のガイドレール3の形成部分の板厚を厚くすると、ガイドレール3の強度を確保しつつ、モジュールプレート1の全体の板厚を薄くして重量低減を図ることができる。
【0020】
なお、上記実施形態の説明では、モジュールプレート1に1本のガイドレール3を配設した例を示したが、2本のガイドレール3を配設してもよいことは言うまでもない。また、上記ガイドレール3ではその一側の外側に向けてフランジ7を設けた例を示したが、フランジ7はガイドレール3の内側に向けて形成しても良い。また、ガイドレール3の両側にフランジ7を形成してもよく、その向きも内外何れでもよい。
【0021】
また、キャリア8の駆動手段はケーブル13を用いるものに限らず、テープなどを用いてもよく、またねじ機構や電動シリンダと連動機構等を用いた構成でもよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明の自動車のウインドレギュレータによれば、以上のようにモジュールプレートにてキャリアのガイドレールを構成しているので、別にガイドレールを設ける必要がなく、部品点数を少なくできるとともにガイドレールがモジュールプレートと一体成形されているのでコスト低下を図ることができ、しかもそのガイドレールは、モジュールプレートのガイドレール形成部の両側に切欠開口を形成するとともに一部を折り曲げてレール主板部の両側にレール側板部を切り起し成形しているので複雑な成形型を用いる必要がなく、型費の面でも有利である等の効果を奏する。また、少なくとも一方のレール側板部の先端部をさらに折り曲げてフランジを形成しているので、従来のガイドレールと同じ断面形状にでき、既成汎用品のキャリア等をそのまま用いることができ、一層コスト低下を図ることができる。
【0024】
また、モジュールプレートのガイドレール形成部の板厚をその他の部分の板厚より厚くすると、ガイドレールの強度を確保しつつ、モジュールプレートの全体の板厚を薄くして重量低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のウインドレギュレータの一実施形態の全体正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同実施形態におけるガイドレールとキャリアの詳細を示し、(a)は正面図、(b)はその左側面図である。
【図4】同実施形態におけるガイドレール部の変形例の図2と同様の断面図である。
【図5】従来例のレギュレータ組立体の正面図である。
【符号の説明】
1 モジュールプレート
2 ウインドレギュレータ
3 ガイドレール
4 レール主板部
5a、5b 切欠開口
6a、6b レール側板部
7 フランジ
8 キャリア
9 ウインドガラス
17 ガイドレール形成部
18 厚板

Claims (2)

  1. ウインドガラスを固定したキャリアをガイドレールに沿って移動可能に支持した自動車のウインドレギュレータにおいて、車体を構成するパネルに装着されるモジュールプレートにてガイドレールを構成し、かつそのガイドレールは、モジュールプレートのガイドレール形成部の両側に切欠開口を形成するとともに一部を折り曲げてレール主板部の両側にレール側板部を切り起し成形し、かつ少なくとも一方のレール側板部の先端部をさらに折り曲げてフランジを形成して構成したことを特徴とする自動車のウインドレギュレータ。
  2. モジュールプレートのガイドレール形成部の板厚をその他の部分の板厚より厚くしたことを特徴とする請求項記載の自動車のウインドレギュレータ。
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