JPS61105215A - 電動式スライドサンル−フのウエルト取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電動式スライドサンルーフのウェルト取付構
造に係り、特にリッド開閉用モータがサンルー２のフレ
ームの下部に取り付けられるタイプのサンルーフのウェ
ルト取付構造に関する。

〔従来の技術〕

車両には、車室内の換気性能、乗員に与える開放感の向
上のため、ルーフパネルに開口を設ける所謂サンルーフ
を採用したものがある。

このサンルーフの一種として、電動式スライドサンルー
フがあるが、これは第５図に示すように、ルーフパネル
１に開口部２を形成し、この開口部２と剛体で形成した
リッド３を配設し、ルーフパネル１の下面にはフレーム
４を取り付けてリッド３との間に格納部５を形成すると
共に、フレーム４の左右両側に一対の案内レール８を設
け、上記リッド３が案内レール６に沿って、格納部５内
に移動するようにしている。この移動は、前方に設けら
れたモータ７でラックワイヤを前後方向に駆動して行う
ようにしている。

ここで、リッド３駆動用のモータ７は、第６図に示すよ
うにフレームの前方に設けられる場合　（モータ前置タ
イプ、例えば実開昭５８−１８７２１７号）と、第７図
に示すようにフレーム前部の下側、即ち車室側に配設さ
れる場合（モータ下履タイプ）とがある。前者は、車室
内への突出量が比較的少ないため、車室内のヘッドクリ
アランスに余裕が少ない車両に採用され、また後者はサ
ンルーフ開口前縁からウィンドウシールドまでの距離が
比較的少なく、ウィンドシールドパネルの傾斜が大きい
車両に採用される場合が多い。

このモータ下履タイプにあっては、モータは第７図に示
すように、フレーム４前縁の下側に取付ブラケット１Ｂ
を介して取り付けられ、フレーム４前端部にリッド３駆
動用のギヤ８を配設して、ラックワイヤ９を駆動する。

そしてフレーム４の開口周縁部にはウェルト装若用のフ
ランジ部が形成されるが、このモータ７の取り付けられ
る略中央部は、他の一般個所より内方に向はモータの取
り付は分だけ張り出して形成されている。

そして、このフレーム４の開口縁には全周にわたりウェ
ルト１０を設け、フレーム４の端部を処理するようにし
ている他、このフレーム４を覆うようにヘッドライニン
グ１１を施すようにしている。尚、図中符号１２はウェ
ザストリップ、符号１３はウィンドデフレクタを示して
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような電動式スライドサンルーフのウェルト取付
構造にあっては、モータ前置タイプのフレームとモータ
下履タイプのフレームとでは、フレーム開口縁の形状が
異なり、モータ下履タイプのフレームをモータ前置タイ
プのサンルーフに用いたのでは開口前縁に無用の張り出
しが形成されることとなるため、フレームを共有化する
ことはできず、コストの低減は図れない。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明にあっては、フレームの前側下部にリッド駆動用
のモータを設けてなる電動式スライドサンルーフのフレ
ーム開口周縁にウェルトを取り付けるに際し、上記モー
タ上端部に水平方向にフランジを設け、このフランジが
フレーム開口と略同一平面内で内方に突出するよう％−
タヲフレームに取’ｌ付４す、フレームのモータ取付部
付近ではフレーム開口縁に連続して上記フランジ板にウ
ェルトを延設した電動式スライドサンルーフのウェルト
取付構造を上記問題解決のための手段とする。

〔作用〕

本発明に係る電動式スライドサンルーフのウェルト取付
構造によれば、モータ下履タイプの場合であっても、特
にフレームに張り出しを設けることなくウェルトを取り
付けることができるから、モータ下履タイプとモータ前
置タイプのフレームを別個に製造する必要はない。

〔実施例〕

以下、本発明に係る電動式スライドサンルーフのウェル
ト取付構造の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図は本発明の第１の実施例を示すもので
ある０本実施例において、フレーム１４は従来で示した
フレーム前置タイプのものと同様に前縁に内側への張り
出しが形成されていないものを用いている。モしてモー
タ１５は、このフレーム１４に取付ブラケツト１８Ａを
介して取り付けられ、この取付ブラケッ）　１８Ａには
、ウェルト取付用のフランジ１７が設けられている。

このフランジ１７は、フレーム１４のフランジとなだら
かに連続するように弓形に形成されると共に、フレーム
１４のフランジと面一となるように段部１８ａを設けて
配置されている。そして、ウェル）１８はフレーム１４
の開口周縁のフランジからモータのフランジ１７へと連
続して設けられる。

尚、図中符号８はラックワイヤ３を駆動するギヤ、３は
開口を覆うリッド、　１２．２２はリッド３及びフレー
ム１４とルーフパネル２３との間に設けられたウェザス
トリップ、２１はフレーム１４に設けられた開口を車室
内側から覆うフィニッシャ、２５はフレーム１４及びモ
ータ１５ヲｍ　ウヘッドライニングを示している。

従って本実施例に係る電動式スライドサンルーフのウェ
ルト取付構造によれば、モータに特別な加工を施すこと
なく、モータ下履タイプのサンルーフにモータ前置タイ
プと同様のフレームを使用することができる。

第３図は本発明の第２の実施例を示すものである０本実
施例においては、フランジ１７Ａは、モータ１５のケー
シングに直接設けるようにしている。この場合において
も、フランジの形状等は第１の実施例と同様である。こ
の場合、モータは従来と同様の取付ブラケットを用いて
取り付けられる０本実施例によれば、モータの取付は従
来と同様の手順で行うことができる。

第４図は本発明の第３の実施例を示すものである０本実
施例にあっては、モータ１５とは別体にフランジブラケ
ット２６を設け、この７ランジブラケツト２Ｂをモータ
１５とフレーム１４との間に挟みフランジ１７Ｂを形成
するようにしている。

また第２の実施例と同様にフランジ等の形状は第１の実
施例と同様である０本実施例によれば、モータや取付ブ
ラケットに特別な加工を施すことなく、モータにフラン
ジを形成することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、電動式スライド
サンルーフのウェルトを、モータ取付部においては、モ
ータに設けたフランジに取り付けるようにしたから、モ
ータ前置タイプのフレームとモータ下履タイプのフレー
ムとを同一のもので共用でき、部品点数を削減すること
が可能となり、製造コストを軽減することができるとい
う効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電動式スライドサンルーフのウェ
ルト取付構造の第１の実施例を示す断面図、第２図は第
１図に示した実施例を示す斜視図、第３図は本発明の第
２の実施例を示す斜視図、第４図は本発明の第３の実施
例を示す斜視図、第５図は電動式スライドサンルーフを
示す車両の平面図、第６図及び第７図は従来の電動式ス
ライドサンルーフのウェルト取付構造を示す断面図であ
る。 ３・・・リット１４・・・フレーム １５・・・モータ　　　　１７，１７Ａ、１７Ｂ・・・
フランジ１８・・・ウェルト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレームの前側下部にリッド駆動用のモータを設けてな
   る電動式スライドサンルーフのフレーム開口周縁にウエ
   ルトを取り付けるに際し、上記モータ上端部に水平方向
   にフランジを設け、このフランジがフレーム開口縁と略
   同一平面内で内方に突出するようモータをフレームに取
   り付け、フレームのモータ取付部付近ではウエルトをフ
   レーム開口縁に続けて上記フランジに延設することを特
   徴とする電動式スライドサンルーフのウエルト取付構造
   。