JP3613782B2 - 基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置及び基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法 - Google Patents
基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置及び基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置及び基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、基板例えば半導体ウエハ(以下にウエハという)を搬送・保持する従来の基板保持用チャックとしては、図9に示すような構造のものが知られている。すなわち、基板保持用チャック例えばウエハチャックaは、左右対称に形成され、対向するように配設された一対の保持部材bにて構成されている。この場合、各保持部材bは、基部が水平かつ互いに平行に配設され、その両端が垂直下向きに折曲される略コの字状の一対の枠材eと、両枠材eの下部側の対向する位置に互いに平行に横架される上部保持棒c及び下部保持棒dと、両枠材eの一側面から基部の長手方向に向かって突出する一対の軸部fとで構成されている。なお、上部及び下部保持棒c,dには、それぞれウエハを整列状態で保持するための複数の保持溝gが列設されている。このように構成されるウエハチャックaは、垂直方向(Z方向),水平方向(X,Y方向)及び回転(θ)可能に形成されている。
【0003】
一方、ウエハチャックaの洗浄・乾燥装置hは、上下に開口した矩形の筒状に形成される洗浄容器iと、この洗浄容器iの内部上方の両側部に配設される乾燥ガス供給手段jと、各乾燥ガス供給手段jの下側に配設される洗浄液供給手段kとで主に構成されている。乾燥ガス供給手段jには、上部保持棒c又は下部保持棒dに向けて乾燥ガスを噴射するために、適当な間隔をおいて複数の噴射孔(図示せず)が穿設されており、また、洗浄液供給手段kには、上部保持棒c又は下部保持棒dに向けて洗浄液を噴射するために、適当な間隔をおいて複数の噴射孔(図示せず)を有する噴射ノズルにて形成されている。
【0004】
上記のように構成されるウエハチャックaを洗浄・乾燥する場合は、洗浄容器i内にウエハチャックaを挿入した後、ウエハチャックaを垂直及び水平のY方向に移動しながら、それぞれ上部保持棒cの保持溝gと下部保持棒dの保持溝gに向けて洗浄液供給手段kから洗浄液を噴射して洗浄した後、同様にウエハチャックaを垂直及び水平のY方向に移動しながら乾燥ガス供給手段jから乾燥ガスを噴射して乾燥を行っていた。なお、ウエハチャックaを固定にして、代わりに洗浄容器iあるいは洗浄液供給手段k,乾燥ガス供給手段jを駆動(垂直移動)する方式のものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ウエハチャックaは複数の部材を組立てることにより形成されるので、特にウエハが大型になってくると、各保持部材bに十分な強度を持たせるためには、各構成部材を肉厚に形成する必要があった。
【0006】
そのため、ウエハチャックa及びその洗浄・乾燥装置h全体が大型化するという問題があり、また、ウエハチャックa上の洗浄液の液切れが悪くなると共に、洗浄処理後に洗浄液が保持溝g内に残留し、乾燥が不十分になるという問題があった。
【0007】
なお、上記ウエハチャックaに代えて、ウエハの下部を保持する下部保持棒と、ウエハの下部両側を保持する一対の側部保持棒を具備する3本も使用されているが、この種のウエハチャックにおいても、上記と同様、洗浄・乾燥装置の大型化や洗浄・乾燥効率の低下等の問題があった。
【0008】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、基板保持用チャックの洗浄及び乾燥を効率よく、かつ確実に行うようにした基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置及びその方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置は、少なくとも基板の下部を保持する1又は複数の下部保持部材と、上記下部保持部材の両側の基板辺部を保持すると共に、上記下部保持部材と同一平面上に変位し得る複数の側部保持部材とを具備する基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置であって、 箱状に形成され、その上面と一側面に、上記各保持部材が挿入可能な開口部を有する容器と、 上記容器の内部に配設されて上記各保持部材に向かって洗浄液を噴射する洗浄液供給手段と、 上記容器の内部に配設されて上記各保持部材に向かって乾燥ガスを噴射する乾燥ガス噴射手段と、を具備し、 上記基板保持用チャックと上記容器とを、相対的に上記保持部材の長手方向に沿う水平移動及び垂直移動可能に形成してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
【0010】
この発明の基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置において、少なくとも上記側部保持部材に向かって乾燥ガスを噴射する乾燥ガス噴射手段を、上記側部保持部材の異なる位置に乾燥ガスを噴射する複数のノズルにて形成する方が好ましい(請求項2)。
【0011】
また、上記各保持部材の下面長手方向に乾燥ガスを噴射する補助乾燥ガス供給手段を更に具備する方が好ましい(請求項3)。
【0012】
加えて、上記保持部材の基端部に設けられた飛散防止用板に向かって乾燥ガスを噴射する飛散防止用乾燥ガス供給手段を更に具備する方が好ましい(請求項4)。
【0013】
また、この発明の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法は、少なくとも基板の下部を保持する1又は複数の下部保持部材と、上記下部保持部材の両側の基板辺部を保持すると共に、上記下部保持部材と同一平面上に変位し得る複数の側部保持部材とを具備する基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法であって、 容器と基板保持用チャックとを相対的に移動させて、チャックの各保持部材を容器内に挿入させる工程と、 上記各保持部材に向けて洗浄液を噴射する工程と、 上記各保持部材に向けて乾燥ガスを噴射する工程と、を有することを特徴とする(請求項5)。
【0014】
この発明の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、上記各保持部材に乾燥ガスを噴射する際、保持部材の異なる位置に乾燥ガスを噴射する方が好ましい(請求項6)。
【0015】
また、上記各保持部材の下面長手方向に向けて乾燥ガスを噴射する工程を更に有する方が好ましい(請求項7)。
【0016】
また、上記保持部材の基端部に設けられた飛散防止用板に向けて乾燥ガスを噴射する工程を更に有する方が好ましい(請求項8)。
【0017】
また、上記保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを相対的に垂直移動及び保持部材の長手方向に沿う水平移動を行う方が好ましい(請求項9)。この場合、上記保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを相対的に垂直移動した後、相対的に保持部材の長手方向に沿う水平移動し、その後再度相対的に垂直移動することも可能であり(請求項10)、また、上記乾燥ガスの噴射を、各保持部材毎行うことも可能である(請求項11)。
【0018】
この発明によれば、少なくとも基板の下部を保持する1又は複数の下部保持部材と、下部保持部材の両側の基板辺部を保持すると共に、下部保持部材と同一平面上に変位し得る複数の側部保持部材とを具備する基板保持用チャックと、容器とを相対的に移動させて、チャックの各保持部材を容器内に挿入させ、各保持部材に向けて洗浄液を噴射して洗浄を行った後、各保持部材に向けて乾燥ガスを噴射して乾燥することができる(請求項1,5)。また、各保持部材に乾燥ガスを噴射する際、保持部材の異なる位置に乾燥ガスを噴射することで、乾燥を確実に行うことができる(請求項2,6)。
【0019】
また、各保持部材の下面長手方向に向けて乾燥ガスを噴射することにより、保持部材の下面に残留する水分を確実に乾燥除去することができる(請求項3,7)。また、保持部材の基端部に設けられた飛散防止用板に向けて乾燥ガスを噴射することにより、洗浄の際に飛散して飛散防止板に付着した水分を乾燥除去することができる(請求項4,8)。
【0020】
また、保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを相対的に垂直移動及び保持部材の長手方向に沿う水平移動を行うことにより、乾燥ガスを保持部材の全面に均等に当てることができるので、乾燥効率の向上を図ることができる(請求項9)。また、保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを垂直移動した後、相対的に保持部材の長手方向に沿う水平移動し、その後再度相対的に垂直移動することで、更に乾燥ガスを保持部材の全面に均等に当てることができるので、更に乾燥効率の向上を図ることができる(請求項10)。また、上記乾燥ガスの噴射を、各保持部材毎行うことにより、一度に使用する乾燥ガスの使用量を少なくすることができる(請求項11)。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここではこの発明に係る基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置を、半導体ウエハ(基板)の保持用チャック例えばウエハ搬送チャックの洗浄・乾燥装置に適用した場合について説明し、更にこれらを半導体ウエハの洗浄処理システムに導入した場合について説明する。
【0022】
図1はこの発明に係る基板保持用チャックのの洗浄・乾燥装置を導入した半導体ウエハの洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
【0023】
上記洗浄処理システムは、被処理用の基板例えば半導体ウエハ(以下にウエハという)Wを水平状態に収納する容器例えばキャリア1を搬入・搬出するための搬入・搬出部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等によって液処理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入搬出部2と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整、姿勢変換及び間隔調整等を行うウエハWの受渡し部例えばインターフェース部4とで構成されている。
【0024】
上記搬入・搬出部2は、洗浄処理システムの一側端部にはキャリア搬入部5aとキャリア搬出部5bが併設されると共に、ウエハ搬出入部6が設けられている。この場合、キャリア搬入部5aとウエハ搬出入部6との間には図示しない搬送機構が配設されており、この搬送機構によってキャリア1がキャリア搬入部5aからウエハ搬出入部6へ搬送されるように構成されている。
【0025】
また、上記処理部3には、ウエハWに付着するパーティクルや有機汚染物質を除去する第1の処理ユニット21aを具備する第1の処理部21と、ウエハWに付着する金属汚染物質を除去する第2の処理ユニット22aを具備する第2の処理部22と、ウエハWに付着する酸化膜を除去すると共に、乾燥処理をする洗浄・乾燥処理ユニット23aを具備する第3の処理部23と、後述するウエハ搬送チャック(基板保持用チャック)11の洗浄・乾燥処理を行うための、この発明に係る基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置20を具備する第4の処理部24とで構成されている。なお、第4の処理部24は、必ずしも第3の処理部23とインターフェース部4の間に配置する必要はなく、例えば第2の処理部22と第3の処理部23との間に配置してもよいし、あるいは、第1の処理部21に隣接する位置に配置してもよい。
【0026】
また、キャリア搬出部5bとウエハ搬出入部6には、それぞれキャリアリフタ(図示せず)が配設され、このキャリアリフタによって空のキャリア1を搬入・搬出部2上方に設けられたキャリア待機部(図示せず)への受渡し部及びキャリア待機部からの受取りを行うことができるように構成されている。この場合、キャリア待機部には、水平方向(X,Y方向)及び垂直方向(Z方向)に移動可能なキャリア搬送ロボット(図示せず)が配設されており、このキャリア搬送ロボットによってウエハ搬出入部6から搬送された空のキャリア1を整列すると共に、キャリア搬出部5bへ搬出し得るようになっている。また、キャリア待機部には、空キャリアだけでなく、ウエハWが収納された状態のキャリア1を待機させておくことも可能である。
【0027】
上記キャリア1は、一側に図示しない開口部を有し、内壁に複数例えば25枚のウエハWを、適宜間隔をおいて水平状態に保持する保持溝(図示せず)を有する容器本体(図示せず)と、この容器本体の開口部を開閉する蓋体(図示せず)とで構成されており、後述する蓋開閉機構7によって上記蓋体を開閉できるように構成されている。
【0028】
上記ウエハ搬出入部6は、上記インターフェース部4に開口しており、その開口部には蓋開閉装置7が配設されている。この蓋開閉装置7によってキャリア1の図示しない蓋体が開放あるいは閉塞されるようになっている。したがって、ウエハ搬出入部6に搬送された未処理のウエハWを収納するキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外してキャリア1内のウエハWを搬出可能にし、全てのウエハWが搬出された後、再び蓋開閉装置7によって上記蓋体を閉塞することができる。また、上記キャリア待機部からウエハ搬出入部6に搬送された空のキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外して、キャリア1内へのウエハWの搬入を可能にし、全てのウエハWが搬入された後、再び蓋開閉装置7によって蓋体を閉塞することができる。なお、ウエハ搬出入部6の開口部近傍には、キャリア1内に収容されたウエハWの枚数を検出するマッピングセンサ8が配設されている。
【0029】
上記インターフェース部4には、複数枚例えば25枚のウエハWを水平状態に保持すると共に、ウエハ搬出入部6のキャリア1との間で、水平状態でウエハWを受け渡すウエハ搬送アーム9と、複数枚例えば50枚のウエハWを所定間隔をおいて垂直状態に保持する後述する間隔調整手段例えばピッチチェンジャ13と、ウエハ搬送アーム9とピッチチェンジャ13との間に位置して、複数枚例えば25枚のウエハWを水平状態から垂直状態へ、あるいは垂直状態から水平状態へ変換する保持手段例えば姿勢変換装置10と、垂直状態に変換されたウエハWに設けられたノッチ(図示せず)を検出する位置検出手段例えばノッチアライナ(図示せず)が配設されている。また、インターフェース部4には、処理部3と連なる搬送路12が設けられており、この搬送路12には、ウエハWを保持して搬送路12上を搬送し、上記第1ないし第3の処理ユニット21a〜23aのいずれかにウエハWを受け渡しするための、この発明に係る基板保持用チャック例えばウエハ搬送チャック11が移動自在に配設されている。
【0030】
上記ピッチチェンジャ13は、図2に示すように、ウエハWの両側部を保持する複数例えば52個の保持溝(図示せず)を有する互いに平行な一対の側部保持部13a,13bと、ウエハWの下部を保持する複数例えば52個の保持溝(図示せず)を有する互いに平行な一対の下部保持部13c,13dとを有する保持テーブル14と、この保持テーブル14の水平方向の向きを変換する方向変換用モータ15と、保持テーブル14及び方向変換用モータ15を搭載した基台16を垂直方向(Z方向)に移動する垂直移動機構17と基台16及び垂直移動機構17を取り付けた摺動板18を水平のY方向に移動する水平移動機構19とを具備してなる。
【0031】
この場合、垂直移動機構17は、駆動モータ17aと、駆動モータ17aによって回転されるねじ軸17bと、ねじ軸17bにねじ結合されると共に、基台16に突設される可動ナット17cとからなるボールねじ機構にて形成されている。また、水平移動機構19は、図示しない駆動モータによって回転されるねじ軸19aと、このねじ軸19aにねじ結合すると共に、摺動板18に突設される可動ナット19bとからなるボールねじ機構にて形成されている。なお、摺動板18には、水平に配設される一対にガイドレール19cに摺動可能に係合する摺動子19dが装着されている。
【0032】
上記ウエハ搬送チャック11は、図2及び図3に示すように、ウエハWの下部を保持する下部保持部材31(以下に下部保持棒という)と、下部保持棒31の両側のウエハWの辺部を保持する一対の側部保持部材32,33(以下に側部保持棒という)を具備してなる。この場合、各保持棒31,32,33には複数例えば50個の保持溝31a,32a,33aが列設されている。また、各保持棒31,32,33の基部側には、例えば円板状の飛散防止板30が、長手方向と直交するように装着されており、チャック洗浄時にチャック駆動部側に洗浄液Lが飛散して付着するのを防止している。また、両側部保持棒32,33は、ウエハWを保持しない場合には、下部保持棒31と同一の水平面上に位置し、ウエハWを保持する場合には、図2に矢印で示す方向に変位してウエハWの下部両側を保持し得るように構成されている。なお、各保持棒31,32,33は、耐食性及び耐薬品性に優れた部材例えばポリエーテルエーテルケトン(以下にPEEKという)樹脂にて形成されている。
【0033】
このように構成されるウエハ搬送チャック11は、未処理の複数枚例えば50枚のウエハWをピッチチェンジャ13から受け取って処理部3に搬送し、処理部3にて適宜処理が施された処理済みの複数枚例えば50枚のウエハWをピッチチェンジャ13に受け渡すように構成されている。
【0034】
次に、この発明に係るウエハ搬送チャックの洗浄・乾燥装置20について、図3ないし図6を参照して説明する。
【0035】
チャック洗浄・乾燥装置20は、例えば下方に開口した箱状に形成され、その上面と一側面に互いに平行に連なった3個の開口部41を有する容器例えば洗浄容器40と、この洗浄容器40の内部上方かつ各開口部41の一側近傍側に配設され、ウエハ搬送チャック11の各保持棒31,32,33に洗浄液例えば純水Lを噴射する洗浄液供給手段例えば純水噴射ノズル42と、洗浄容器40の内部上方における各開口部41の両側近傍に垂直方向に段差をもって配設され、ウエハ搬送チャック11の各保持棒31,32,33の異なる位置に乾燥ガス例えば空気Kを噴射する3組の乾燥ガス供給手段例えば気体噴射ノズル43,44,45とで主に構成されている。
【0036】
この場合、開口部41は、保持棒31,32,33が通過する範囲で可及的に狭い幅である方がよい。その理由は、ウエハ搬送チャック11の洗浄時に洗浄液が開口部41から外部に飛散する量を少なくすることができるからである。
【0037】
また、各組の気体噴射ノズル43,44,45は、各保持棒31,32,33に関して対向配置されており、かつ対峙する両気体噴射ノズル体43a,43b;44a,44b;45a,45bが垂直方向に段差をもって配置されている。
【0038】
このように、気体噴射ノズル43,44,45{具体的には、気体噴射ノズル体43a,43b;44a,44b;45a,45b}に垂直方向に段差をもたせた理由は、高い位置にある一方の気体噴射ノズル体43a,44a,45aで保持棒31,32,33の上部側位置に乾燥ガスを噴射し、低い位置にある他方の気体噴射ノズル43b,44b,45bで保持棒31,32,33の下部側位置に乾燥ガスを噴射させるようにしたためである。つまり、一方の気体噴射ノズル43a〜45aと、他方の気体噴射ノズル43b〜45bとから噴射される乾燥ガス例えば空気Kが互いに干渉しない異なる位置に当たるようにしている。したがって、両気体噴射ノズル体43a,43b;44a,44b;45a,45bを、垂直方向に必ずしも段差をもって配置する必要はなく、各保持棒31〜33の異なる位置に空気Kを噴射する構造であれば配置形態は任意でよい。
【0039】
また、洗浄容器40内における側部の各開口部41の下縁近傍には、各保持棒31,32,33の下面長手方向に向けて乾燥ガス例えば空気Kを噴射する補助乾燥ガス供給手段例えば補助気体噴射ノズル46が設けられている。この補助気体噴射ノズル46により、上記気体噴射ノズル43,44,45による乾燥工程の後に各保持棒31,32,33の下面に残存する水分を乾燥除去することができる。
【0040】
更に、洗浄容器40の側部外面には、上記飛散防止板30に向けて乾燥ガス例えば空気Kを噴射する飛散防止用乾燥ガス供給手段例えば飛散防止用気体噴射ノズル47が設けられている。この飛散防止用気体噴射ノズル47により、洗浄工程の際に飛散防止板30に付着した洗浄液の水分を乾燥除去することができる。なお、上記乾燥ガスには空気の他に例えば窒素ガス等の気体を利用してもよい。
【0041】
また、洗浄容器40の下部側方には、外側方に向かってブラケット40aが突設されており、このブラケット40aに、洗浄容器40を上下動するための昇降手段例えばシリンダ40bが連結されている(図6参照)。また、洗浄容器40の両側方近傍には、一対の側壁48aが配設されており、これら両側壁48aの端部から対向する面側に案内壁48bが突設され、かつ、両案内壁48b間には、垂直方向に回転自在なガイドローラ48cを枢着するガイド板48dが取り付けられている。この場合、ガイドローラ48cは、ガイド板48dにおける洗浄容器40側面の互いに平行な垂直方向に適宜間隔をおいて複数枢着されている。一方、洗浄容器40の外側面には、ガイドローラ48cが転動接触するガイド突条48eが突設されている。したがって、シリンダ40bの駆動により、ガイドローラ48cとガイド突条48eが接触しつつ洗浄容器40を安全かつ確実に昇降することができる。なお、側壁48a間の下方には、保持棒31,32,33の洗浄に供された純水を受け止めるための受け容器60が配設されている。
【0042】
上記純水噴射ノズル42は、適宜間隔をおいて多数の噴孔(図示せず)が穿設されており、純水Lを、洗浄容器に収容(挿入)された保持棒31,32,33の長手方向に拡開するように噴射することができるようになっている。また、純水噴射ノズル42は、伸縮自在部を有する種々の純水供給管49及び開閉弁51を介して洗浄容器40の外部に設置された純水供給源50に接続されている。
【0043】
上記気体噴射ノズル43,44,45{具体的には、噴射ノズル体43a,43b;44a,44b;45a,45b}は、洗浄容器40の各開口部41の両側に配設されたもの同士が対向する側に、適宜間隔をおいて多数の噴孔(図示せず)が穿設されており、乾燥ガス例えば空気Kを、洗浄容器40内に収容(挿入)された保持棒31,32,33に向けて効果的に噴射できるように形成されている。これら各気体噴射ノズル43,44,45は、伸縮自在部を有する種々の気体供給管52及び開閉弁53を介して気体供給源例えば空気供給源54に接続されている。また、各組の気体噴射ノズル43,44,45は、切換弁55a,55b,55cを介して空気供給源54に接続されており、各切換弁55a,55b,55cを操作することによって、各組の空気噴射ノズル43,44,45から別々に乾燥ガス例えば空気Kが噴射されるようになっている。また、補助気体噴射ノズル46及び飛散防止用気体噴射ノズル47は、それぞれ図示しない開閉弁を介して空気供給源54に接続されている。
【0044】
次に、上記ウエハ搬送チャック11の洗浄・乾燥装置20を用いた洗浄・乾燥方法の各工程について、図7に示すフローチャート及び図8に示す説明図に基づいて説明する。
【0045】
まず、ウエハWの洗浄工程を終了して、上記乾燥部にウエハWを渡し終えたウエハ搬送チャック11が、上記第4の処理部24へ移動し、チャック洗浄・乾燥装置20の洗浄容器40上部で停止する(ステップA)。このとき、両側部保持棒32,33は、下部保持棒31と同一の平面上に変位している。この後、洗浄容器40のブラケット40aに連結された上記シリンダ40bを駆動して、洗浄容器40の上昇を開始する。この上昇移動によって、洗浄容器40の各開口部41の上面側から、洗浄容器40内に各保持棒31,32,33が収容(挿入)される。そして、洗浄容器40が、各保持棒31,32,33に列設された保持溝31a,32a,33aに、純水噴射ノズル42から噴射される純水Lを最も効率よく接触できる位置に達したとき、シリンダ40bの駆動を停止して洗浄容器の上昇を停止する(ステップB)。この後、上記開閉弁51を開状態にして純水供給源50から純水Lを供給し、純水噴射ノズル42から各保持棒31,32,33に向けて噴射させ、各保持棒31,32,33の保持溝31a,32a,33aの洗浄を行う(ステップC)。
【0046】
保持棒31,32,33の保持溝31a,32a,33aの洗浄が終了した後、開閉弁51を閉状態にして純水Lの供給を停止する。
【0047】
次に、開閉弁53を開状態にすると共に、切換弁55a,55b,55cを第1組の空気噴射ノズル43側に切り換えて、空気Kを側部保持棒32の上側部及び下側部に向けて噴射する。このとき、洗浄容器40すなわち空気噴射ノズル43を所定時間垂直方向(Z方向)に上、下動した後、チャック駆動部(図示せず)からの駆動によって所定時間Y方向に前後動し、更に再度所定時間垂直方向(Z方向)に上、下動して、側部保持棒32に空気Kを噴射させる(ステップD)。次に、切換弁55a,55b,55cを第2組の空気噴射ノズル44側に切り換えて、空気Kを下部保持棒31の上側部及び下側部に向けて噴射する。このとき、上記と同様に、空気噴射ノズル44を所定時間垂直方向(Z方向)に上、下動した後、チャック駆動部(図示せず)からの駆動によって所定時間Y方向に前後動し、更に再度所定時間垂直方向(Z方向)に上、下動して、下部保持棒31に空気Kを噴射させる(ステップE)。下部保持棒31の乾燥を終了した後、切換弁55a,55b,55cを第3組の空気噴射ノズル45側に切り換えて、空気Kを側部保持棒33の上側部及び下側部に向けて噴射する。このとき、上記と同様に、空気噴射ノズル45を所定時間垂直方向(Z方向)に上、下動した後、チャック駆動部(図示せず)からの駆動によって所定時間Y方向に前後動し、更に再度所定時間垂直方向(Z方向)に上、下動して、側部保持棒33に空気Kを噴射させる(ステップF)。なお、乾燥する順番は、必ずしも、上記の通りである必要はなく、例えば最初に側部保持棒33の乾燥を行い、次に下部保持棒31の乾燥、最後に側部保持棒32の乾燥を行うようにしてもよい。
【0048】
上記のように、各保持棒31,32,33に乾燥ガス例えば空気Kを噴射する際、まず、図8(a)に示すように、空気噴射ノズル43,44,45(図では44の場合を示す)を上、下動することにより、保持棒31,32,33(図では31を示す)の上側部及び下側部の全体に空気Kを接触させることができる。次に、図8(b)に示すように保持棒31,32,33(図では31を示す)を水平のY方向に前後動することにより、保持棒31の長手方向全体に空気Kを接触させることができる。そして、図8(c)に示すように、空気噴射ノズル44を再度上、下動することにより、保持棒31の上側部及び下側部の全体に再度空気Kを接触させることができ、乾燥を確実に行うことができる。
【0049】
空気噴射ノズル43,44,45からの空気Kの噴射による各保持棒31,32,33の乾燥が終了した後、切換弁55a,55b,55cを閉状態にする一方、図示しない補助気体噴射ノズル46の開閉弁を開状態にして、補助気体噴射ノズル46から空気Kを保持棒31,32,33の下面長手方向に向けて噴射して、保持棒31,32,33の下面に残存する水分を乾燥除去する(ステップG)。
【0050】
上記のようにして、各保持棒31,32,33の乾燥が終了した後、補助気体噴射ノズル46の開閉弁を閉状態にする一方、飛散防止用気体噴射ノズル47の開閉弁(図示せず)を開状態にして、飛散防止用気体噴射ノズル47から空気Kを飛散防止板30に向けて噴射して、洗浄の際に飛散防止板30に付着した水分を乾燥除去する(ステップH)。
【0051】
上記のようにして、ウエハ搬送チャック11の洗浄・乾燥の一連の工程が終了する。この後、シリンダ40bを駆動して、洗浄容器40を下降し、ウエハ搬送チャック11を洗浄容器40の上方に位置させる。その後、ウエハ搬送チャック11は、インターフェース部4で再びウエハWを受け取って、ウエハWの洗浄・乾燥処理を行うことができる。
【0052】
なお、上述したウエハ搬送チャック11の洗浄・乾燥装置及び洗浄・乾燥方法では、洗浄容器40に昇降手段例えばシリンダ40bを連結して、洗浄容器40を上,下動させた場合について説明したが、昇降手段はウエハ搬送チャック11と洗浄容器40とを相対的に上,下動させることができるものであればよく、シリンダ以外の昇降手段例えばボールねじ機構や、ピニオンとラック等を使用してもよいことはは勿論である。また、昇降手段を洗浄容器に連結する場合だけでなく、ウエハ搬送チャック11に連結してもよい。
【0053】
また、上述した乾燥工程において、ウエハ搬送チャック11に、保持棒31,32,33の長手方向に往復移動可能にする駆動手段(図示せず)を設けた場合について説明したが、洗浄容器40とウエハ搬送チャック11を保持棒31,32,33の長手方向に相対的に往復移動させて、保持棒31,32,33に満遍なく乾燥ガス例えば空気Kを接触させることができればよいので、ウエハ搬送チャック11に限らず、例えば洗浄容器40に上記駆動手段を設けてもよい。
【0054】
なお、上記実施形態では、保持棒31,32,33を乾燥する際、各組の空気噴射ノズル43,44,45を別個に作動させて各保持棒31,32,33を順に乾燥する場合について説明したが、各組の空気噴射ノズル43,44,45を同時に作動させて各保持棒31,32,33を同時に乾燥させることも可能である。また、上記実施形態では、保持部材である保持棒が下部保持棒31と一対の側部保持棒32,33の3本の場合について説明したが、保持部材は少なくともウエハWの下部を保持する1又は複数の下部保持棒と、下部保持棒の両側のウエハWの辺部を保持する複数の側部保持棒を具備するもであれば、4本以上であってもよい。
【0055】
また、上記実施形態では、この発明に係る基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置及び洗浄・乾燥方法を半導体ウエハの保持用チャックの洗浄・乾燥装置及び洗浄・乾燥方法に適用した場合について説明したが、半導体ウエハ以外の基板例えばLCD用ガラス基板にも適用できることは勿論である。また、上記基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置は、上記実施形態で説明したような半導体ウエハの洗浄・乾燥処理システムに導入され、このシステムの一部として使用される場合に限定されず、単体としても使用できる。
【0056】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば以下のような優れた効果が得られる。
【0057】
(1)請求項1,5記載の発明によれば、少なくとも基板の下部を保持する1又は複数の下部保持部材と、下部保持部材の両側の基板辺部を保持すると共に、下部保持部材と同一平面上に変位し得る複数の側部保持部材とを具備する基板保持用チャックと、容器とを相対的に移動させて、チャックの各保持部材を容器内に挿入させ、各保持部材に向けて洗浄液を噴射して洗浄を行った後、各保持部材に向けて乾燥ガスを噴射して乾燥することができるので、基板保持用チャックの乾燥を効率よく、かつ確実に行うことができる。
【0058】
(2)請求項2,6記載の発明によれば、各保持部材に乾燥ガスを噴射する際、保持部材の上部と下部の異なる位置に乾燥ガスを噴射するので、上記(1)に加えて乾燥を確実に行うことができる。
【0059】
(3)請求項3,7記載の発明によれば、各保持部材の下面長手方向に向けて乾燥ガスを噴射することにより、保持部材の下面に残留する水分を確実に乾燥除去することができるので、上記(1)に加えて乾燥を確実に行うことができる。
【0060】
(4)請求項4,8記載の発明によれば、保持部材の基端部に設けられた飛散防止用板に向けて乾燥ガスを噴射することにより、洗浄の際に飛散して飛散防止板に付着した水分を乾燥除去することができるので、上記(1)に加えて乾燥を確実に行うことができる。
【0061】
(5)請求項9記載の発明によれば、保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを相対的に垂直移動及び保持部材の長手方向に沿う水平移動を行うことにより、乾燥ガスを保持部材の全面に均等に当てることができるので、上記(1)に加えて更に乾燥効率の向上を図ることができる。また、保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを垂直移動した後、相対的に保持部材の長手方向に沿う水平移動し、その後再度相対的に垂直移動することで、更に乾燥ガスを保持部材の全面に均等に当てることができるので、更に乾燥効率の向上を図ることができる(請求項10)。また、上記乾燥ガスの噴射を、各保持部材毎行うことにより、一度に使用する乾燥ガスの使用量を少なくすることができる(請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置を導入した半導体ウエハの洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
【図2】この発明におけるウエハ搬送チャックを示す概略断面図である。
【図3】この発明におけるウエハ搬送チャック、洗浄容器、純水噴射ノズル及び乾燥ガス噴射ノズルを示す分解斜視図である。
【図4】この発明に係るウエハ搬送チャックの洗浄・乾燥装置を示す概略断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】この発明に係るウエハ搬送チャックの洗浄・乾燥方法の一例を示すフローチャートである。
【図8】この発明における乾燥工程の具体的乾燥手順を示す説明図である。
【図9】従来の基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置の一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(基板)
L 純水(洗浄液)
K 空気(乾燥ガス)
11 ウエハ搬送チャック(基板保持具)
30 飛散防止板
31 下部保持棒(下部保持部材)
32,33 側部保持棒(側部保持部材)
40 洗浄容器(容器)
40b シリンダ
41 開口部
42 純水噴射ノズル(洗浄液供給手段)
43,44,45 気体噴射ノズル(乾燥ガス供給手段)
43a,43b;44a,44b;45a,45b 気体噴射ノズル体
46 補助気体噴射ノズル(補助乾燥ガス供給手段)
47 飛散防止用気体噴射ノズル(飛散防止用乾燥ガス供給手段)
Claims (11)
- 少なくとも基板の下部を保持する1又は複数の下部保持部材と、上記下部保持部材の両側の基板辺部を保持すると共に、上記下部保持部材と同一平面上に変位し得る複数の側部保持部材とを具備する基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置であって、
箱状に形成され、その上面と一側面に、上記各保持部材が挿入可能な開口部を有する容器と、
上記容器の内部に配設されて上記各保持部材に向かって洗浄液を噴射する洗浄液供給手段と、
上記容器の内部に配設されて上記各保持部材に向かって乾燥ガスを噴射する乾燥ガス噴射手段と、を具備し、
上記基板保持用チャックと上記容器とを、相対的に上記保持部材の長手方向に沿う水平移動及び垂直移動可能に形成してなる、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置。 - 請求項1記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置において、
少なくとも上記側部保持部材に向かって乾燥ガスを噴射する乾燥ガス噴射手段を、上記側部保持部材の異なる位置に乾燥ガスを噴射する複数のノズルにて形成してなる、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置。 - 請求項1又は2記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置において、
上記各保持部材の下面長手方向に乾燥ガスを噴射する補助乾燥ガス供給手段を更に具備してなる、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置において、
上記保持部材の基端部に設けられた飛散防止用板に向かって乾燥ガスを噴射する飛散防止用乾燥ガス供給手段を更に具備してなる、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥装置。 - 少なくとも基板の下部を保持する1又は複数の下部保持部材と、上記下部保持部材の両側の基板辺部を保持すると共に、上記下部保持部材と同一平面上に変位し得る複数の側部保持部材とを具備する基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法であって、
容器と基板保持用チャックとを相対的に移動させて、チャックの各保持部材を容器内に挿入させる工程と、
上記各保持部材に向けて洗浄液を噴射する工程と、
上記各保持部材に向けて乾燥ガスを噴射する工程と、
を有することを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。 - 請求項5記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、
上記各保持部材に乾燥ガスを噴射する際、保持部材の異なる位置に乾燥ガスを噴射する、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。 - 請求項5又は6記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、
上記各保持部材の下面長手方向に向けて乾燥ガスを噴射する工程を更に有する、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。 - 請求項5ないし7のいずれかに記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、
上記保持部材の基端部に設けられた飛散防止用板に向けて乾燥ガスを噴射する工程を更に有する、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。 - 請求項5ないし8のいずれかに記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、
上記保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを相対的に垂直移動及び保持部材の長手方向に沿う水平移動を行う、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。 - 請求項5ないし8のいずれかに記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、
上記保持部材に乾燥ガスを噴射する際、基板保持用チャックと容器とを相対的に垂直移動した後、相対的に保持部材の長手方向に沿う水平移動し、その後再度相対的に垂直移動する、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。 - 請求項9又は10記載の基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法において、
上記乾燥ガスの噴射を、各保持部材毎行うようにした、ことを特徴とする基板保持用チャックの洗浄・乾燥方法。
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