JP3612417B2 - クロック信号制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クロック信号による動作の制御に関し、特に、例えば携帯端末のような電子機器で電源立ち上げ時の不安定な動作クロック信号によるシステムの誤動作を防止することができるクロック信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、デスクトップのパーソナルコンピューターなどのようにAC電源で動作する情報機器では、アプリケーションなどで必要とされるデータは、ハードディスクなどの格納装置に保存されていた。このため、たとえその情報機器への電源の供給が止められたとしてもデータの消失は起きなかった。しかしながら、電池等で駆動される携帯情報機器では、消費電力の大きいハードディスクなどを使用することはできない。
【0003】
そのため、代わりに、EEPROMやフラッシュメモリ(Flash Memory)などの不揮発性のメモリデバイスがデータ保持用のデバイスとして使用されている。データが保存された後電力の供給を止めて、装置の電源を切断する方法が取られた装置も存在している。
【0004】
しかしながら、これらの不揮発性メモリデバイスは一般的にメモリの容量に比較し高価である。従って、一般的には揮発性のメモリであるDRAMのようなセルフリフレッシュタイプのデバイスが一般的に使用されている。この種のデバイスを使用する機器では、電力が供給されたまま、クロック信号が停止され、装置の信号の変化が止められる。これにより、電源OFFの状態を作り出すという方法が採用されている。
【0005】
また、メモリの内容の保持が必要では無いような装置でも、装置の各回路の信号の状態を保持したまま、装置の電源を落としたいというような状況が生じる場合がある。このため、そのようなときに、装置に供給されるクロック信号が停止され、装置の動作を停止し、装置の電源OFF状態を作り出す方法が取られている。
【0006】
いずれにしても、電源OFFの状態を作り出すために、発振源である発振器への電力供給が停止されて、クロック信号が停止される。
【0007】
ところが、クロック信号を停止すると、再び動作を開始するときにクロック信号が不安定になり、場合によっては誤動作を生じ、装置の動作に破綻を来す場合がある。そこで、装置のクロック信号による誤動作を避け、装置を安定して再起動することが必要になる。
【0008】
特開昭62−86419号公報と特開平4−25958号公報(第1、第2の従来例)にはクロック信号に同期して動作する中央演算処理装置を使用するシステムが述べられている。このシステムでは、電源立ち上げ後遅延バッファにより動作の開始を遅延させて、クロック信号が安定してからシステムの動作が開始される。これにより、電源立ち上げ時のシステムの誤動作を避けている。
【0009】
特開平6−101452号公報(第3の従来例)では、電源投入時の不安定なクロック信号による誤動作を避けるために、発振器の発振が、クロック信号が安定するまでカウントされる。このカウンタが所定値になるまでシステムを停止状態にしておくことで電源投入時の不安定なクロック信号による誤動作を避けている。
【0010】
また、特開平8−316832号公報(第4の従来例)では、半導体の集積回路に供給されるクロック信号生成を行うPLL回路のロック状態の検出のためにキャパシタではなくDフリップ・フロップを用いるという方法を採用している。
【0011】
特開平3−165617号公報(第5の従来例)では、電源投入時などの発振器が不安定な状態での動作クロック信号を確保するために初期段階のときのみ、CR発振器で擬似的にクロック信号が発生されるという方法を採用している。
【0012】
特開平3−165619号公報(第6の従来例)では、電源投入時などの初期状態においてクロック信号の不安定な動作によるシステムの誤動作を解決するために、真のシステムクロック信号である水晶発振器の発振が開始されるまでは、水晶発振器と比較し発振開始のタイミングの早いCR発振器などの出力を使用して回路を動作させ、水晶発振器が発振をはじめたらそれを検出して、システムに供給するクロック信号を水晶発振器の出力に切り替えるという方法を使用している。
【0013】
特開平9−134593号公報(第7の従来例)では、複数のフリップ・フロップが配列され、複数のクロックパルスが入力されたとき、初期化信号を出力する方法が採用されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
第1と第2の従来例では、システム動作を開始するタイミングをクロック信号の数カウント分カウンタにより遅延させるという方法を採用している。従って、クロック信号は遅延量を数えるカウンタにも供給されるため、電源立ち上げ時やクロック信号停止状態から再び動作を開始する時にはタイミングを取るべきカウンタも動作状態の不安定なクロック信号に影響され、誤動作を生じてしまう可能性がある。
【0015】
また、第3の従来例では、第1と第2の従来例と同様に、カウンタを使用してシステムに入力されるリセット信号を生成し、このリセット信号で回路の動作を一定期間遅らせている。こうして電源投入時などの発振器が不安定な期間回路を停止させておくことで誤動作を避けている。しかしながら、この方式も遅延を作り出すカウンタに発振器のクロック信号を使用しているために、電源投入時などのクロック信号の不安定な期間ではこのカウンタが誤動作を起こす可能性がある。
【0016】
第4の従来例では、PLLのロックを検出するのに基準周波数回路が使用されている。PLLの周波数のロックに必要な基準周波数回路は、クロック信号を供給するための発振器が発振を開始する前に発振が安定している必要がある。このため、基準周波数回路は常に発振したままにしておくか、クロック信号を供給する発振器が発振するよりも前に発振を開始させ、クロック信号を供給する発振器が発振を開始し出すときには、既に安定して発振を行っている必要がある。また、位相比較をして、周波数のロックを確認すると位相比較回路やVCOなどの回路が必要になるため全体的に回路が複雑化してしまうという問題がある。
【0017】
第5、第6の従来例では、初期動作時には実際に使用される発振器よりも早いタイミングで安定した発振を行う発振器を使用し、実際に使用する発振器が安定したとき、その発振器に切り替えて回路を動作させている。このため、たとえ発振開始のタイミングが水晶発振器よりも短くても、電源投入時は発振器は不安定である。結局、この回路だけでは電源投入時の回路の誤動作が生じてしまうという問題が残る。
【0018】
本発明は上記問題を解決するためになされたものである。従って、本発明の目的は、システムが再起動されるとき、システムが確実に安定して動作させられるクロック信号発生回路を提供することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、システムの再起動時の安定性に加えて、回路構成が簡略化され、高集積化に適したクロック信号発生回路を提供することにある。
【0020】
本発明の更に他の目的は、簡単な回路構成により、電源投入時のクロック信号の不安定な動作による回路の誤動作を避けることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明のクロック信号制御装置は、クロック信号を発生する発振器と、前記発振器からの前記クロック信号の周波数またはディューティを検出し、検出結果に基づいて制御信号を出力するパルス検出回路と、及び前記パルス検出回路からの前記制御信号に応答して、前記発振回路からの前記クロック信号から供給クロック信号を生成するクロック信号供給選択回路とを具備する。
【0022】
前記パルス検出回路は、前記クロック信号の前記ディューティに対応する出力電圧を出力するパルス電圧変換器と、及び前記パルス電圧変換器からの前記出力電圧が予め決められたレベルより高いとき前記制御信号を出力する電圧検出器とを具備する。このとき、前記電圧検出器は、ヒステリシス特性を有することが望ましい。
【0023】
前記パルス電圧変換器は、前記発振器からの前記クロック信号に応答してキャパシタを充電するポンプ回路と、及び前記キャパシタの電圧に対応するアナログ電圧を出力する平均化回路とを具備している。または、前記パルス電圧変換器は、前記発振器からの前記クロック信号に応答してアナログ電圧を出力する平均化回路を具備していてもよい。
【0024】
前記パルス検出回路は、前記クロック信号の周波数に対応する出力電圧を出力する周波数カウンタと、及び前記周波数カウンタからの前記出力電圧が予め決められたレベルより高いとき前記制御信号を出力する周波数変動検出器とを具備する。
【0025】
この場合、前記周波数カウンタは、前記クロック信号のパルスに応答してパルスを生成するワンショット・マルチバイブレーターと、及び前記ワンショット・マルチバイブレーターにより生成されるパルス数に対応する出力電圧を発生する平均化回路とを具備する。
【0026】
前記周波数変動検出器は、前記周波数カウンタからの前記出力電圧を微分するための微分回路と、前記微分回路からの出力をゲート素子レベルに変換するための変換器と、前記周波数カウンタからの前記出力電圧が予め決められたレベルより高いとき前記制御信号を出力する電圧検出器とを具備する。この場合、前記電圧検出器は、ヒステリシス特性を有することが望ましい。
【0027】
前記クロック信号供給選択回路は、前記パルス検出回路からの前記制御信号と前記発振器からのクロック信号との論理和を計算し、その計算結果を前記供給クロック信号として出力するANDゲート回路を具備する。
【0028】
前記クロック信号供給選択回路は、前記パルス検出回路からの前記制御信号から前記発振器からのクロック信号に同期する同期制御信号を生成する同期回路を更に具備し、前記ANDゲート回路は前記パルス検出回路からの前記制御信号に代えて、前記同期制御信号と前記発振器からの前記クロック信号との論理和を計算し、その計算結果を前記供給クロック信号として出力する記同期クロック信号として出力することがのぞましい。
【0029】
前記同期回路は、リセット信号によりリセットされて動作可能となり、前記クロック信号供給選択回路は、前記リセット信号に応答して動作可能となり、前記発振器からの前記クロック信号を遅延させて供給リセット信号として出力するリセット回路を更に具備する。これにより、CPU等のクロック動作回路が供給リセット信号に応答してリセットされる。
【0030】
前記発振器は、電気的な発振を行う発振回路と、及び前記発振回路の前記発振の周波数を逓倍する周波数逓倍回路とを具備していてもよい。
【0031】
上記のいずれかのクロック信号制御回路は携帯電話内に設けられることができる。
【0032】
電子回路装置が、上記のいずれかのクロック信号制御回路を複数具備し、前記発振器は、電気的な発振を行う発振回路と、及び前記発振回路の前記発振の周波数を逓倍する周波数逓倍回路とを具備してもよい。このとき、 前記複数のクロック信号制御回路のうちの少なくとも1つは、前記発振器からの前記クロック信号を分周し、分周されたクロック信号を前記パルス検出回路に出力する分周回路を更に具備してもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、携帯電話等の電子回路装置に適用して好適な本発明のクロック信号制御装置を詳細に説明する。
【0034】
最初に、本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の構成を示す。図1を参照すると、第1の実施形態のクロック信号制御装置は、発振器101、パルス・レート検出回路(パルス検出回路)102、クロック信号供給選択回路103、クロック信号動作回路104からなる。
【0035】
クロック信号動作回路104は、クロック信号に応答して動作を確定する回路のことであり、CPU(Central Processing Unit)などのようにクロック信号の供給を受けて動作するユニットを指す。
【0036】
発振器101は、一定周期で発振を行う回路からなり、水晶発振子、CR発振器、SAW(Surface Acoustic Wave、弾性表面波)発振子などから構成される。しかしながら、電気的な発振を行う回路であればどのような回路でもよい。
【0037】
パルス・レート検出回路102は、上記発振器の発振のローレベルの時間幅とハイレベルの時間幅の比、すなわちディューティを検出する。
【0038】
クロック信号供給選択回路103は、パルス・レート検出回路102の出力結果に基づいてクロック信号動作回路104に対し発振器101の出力であるクロック信号を供給するかどうかを決定する。
【0039】
パルス・レート検出回路102は、図2に示されるように、レート−電圧変換器1021と電圧検出器1022からなる。レート−電圧変換器1021は、発振器101の出力であるクロック信号のハイレベルとローレベルの割合を検出する回路である。レート−電圧変換器1021は、ハイレベルの割合が多い程出力電圧が高くなる。電圧検出器1022はレート−電圧変換器の出力電圧が予め決められたレベルより高いときに有効であることを示す制御信号を出力する。
【0040】
多少のレベル変動に堪えられるように、電圧検出器1022にはヒステリシス特性を持つコンパレーターが使用されることが望ましい。レート−電圧変換器 1021は、発振器101の出力の平均値を取るのだが、この電圧は常に変動しているので、通常の、ヒステリヒス特性を持たないコンパレーターがレート−電圧変換器1021として使用されると、電圧の検出値付近において誤動作を起こす可能性がある。
【0041】
次に、図1のブロック図と図3のタイミングチャートを参照して、本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の動作を説明する。図3において、(a)は発振器出力を示し、(b)はレート−電圧変換器の出力を示し、(c)はパルス・レート検出信号を示し、(d)はクロック供給選択回路内の内部信号Aを示し、(e)はクロック供給選択回路内の内部信号Bを示し、(f)は供給クロック信号を示し、(g)はクロック動作回路の状態を示す。
【0042】
発振器101は、外部電源が供給されると、図3(a)に示されるように、発振を始める。この部分の電源の供給の制御は、どのような形式が用いられてもよい。例えば、手動のスイッチで電源が制御されてもよいし、あるいはクロック信号制御装置が電池などで駆動されているときは、電池残量検出器が電池の残量に合わせて電源を制御してもよい。
【0043】
パルス・レート検出回路102は、図3(b)に示されるように、発振器101の発振周波数に応じて、その出力を変化させていく。パルス・レート検出回路102は、発振器101の発振周波数が高ければその出力値が高くなり、周波数が低くなれば出力値が低くなる。電源投入直後は発振器101の出力は安定しておらず、発振器101は周波数の低い状態で発振を行う。その後、動作が安定してくると発振器101に固有の周波数で発振を始める。パルス・レート検出回路102内部のレート−電圧変換器1021は、電源投入直後は発振器101の周波数が低いため、低い出力値を示す。やがて発振器101の周波数が高くなるに従い徐々に高い出力値を示す。
【0044】
パルス・レート検出回路102内の電圧検出器1022は、図3(c)に示されるように、レート−電圧変換器1021の出力が予め決められたレベルを超えると発振器101が安定して発振していることを示す制御信号を出力する。クロック信号供給選択回路103は、図3(d),(e)、(f)に示されるように、制御信号に応答して、クロック信号動作回路104に対しクロック信号供給を開始する。
【0045】
クロック信号動作回路104は、クロック信号供給選択回路103からクロック信号が供給されると、図3(g)に示されるように、動作休止状態から動作状態へ状態を移行する。
【0046】
クロック信号供給選択回路103は、パルスレート検出回路102の出力信号をただ単に選択のための制御信号として使うだけではなく、制御信号に応答して発振器101の出力と同期して、クロック信号動作回路104にクロック信号を供給する。
【0047】
次に、図4、図5、図6、図7を参照して、本発明のクロック信号制御装置の構成を詳細に説明する。
【0048】
図4は、本発明の第1の実施形態によるパルス・レート検出回路102の一部であるレート−電圧変換器 1021の回路の例を示す。レート−電圧変換器 1021は、ポンプ回路と、平均化回路と、反転回路からなる。
【0049】
ポンプ回路は、キャパシタC1 10211、ダイオードD1 10212、D2 10213から構成される。平均化回路は、抵抗R1 10214、キャパシタC2 10215、オペアンプA1 10216から構成される。反転回路は、抵抗R2 10217、R3 10218、オペアンプA2 10219から構成される。
【0050】
ダイオードD2 10213とダイオードD1 10212が直列に接続され。ダイオードD2 10213のアノードはオペアンプA1 10216の反転入力に接続されている。ダイオードD2 10213とダイオードD1 10212の接続ノードにはキャパシタC1 10211の一端が接続されている。キャパシタC1 10211の他端には電圧Viが供給される。オペアンプA1 10216の非反転入力は接地されている。オペアンプA1 10216の反転入力と出力の間には抵抗R1 10214とキャパシタC2 10215の並列回路が接続されている。オペアンプA1 10216の出力は、抵抗R2 10217を介してオペアンプA2 10219の反転入力に接続されている。オペアンプA2 10219の反転入力と出力の間には抵抗R3 10218が接続されている。オペアンプA2 10219の非反転入力は接地されている。
【0051】
ポンプ回路は、キャパシタC2 10215に電荷を蓄積するための回路であり、キャパシタC1に波高値Viの電圧がかかるとVi*C1分の電荷がキャパシタC2に流れ込む。抵抗R1 10214によりキャパシタC2 10215の電荷を放電することで一定時間内のパルスの個数がアナログの電圧値に変換される。
【0052】
この回路の時定数は抵抗R1 10214とキャパシタC2 10215によって決まり、発振器の固有周波数に合わせて設定される。本発明では、周期の1/2の時間の間に90%まで電圧が落ちる程度の時定数τが設定される。CRによる積分の電圧変化で特に放電時の電圧は次の式によって表される。
Vo=V*exp(−t/τ)
ここで、Vは放電直前の平均値電圧で、τはC2*R1で表される値、expは自然対数変換である。例えば、発振器の周波数が1MHzの時は、
τ=C2*R1=−1/(2*106*Ln(90/100))
【0053】
=4.7*10−6
になるように抵抗R1とキャパシタC1の値を設定する。抵抗R1については数百KΩ以上の値が望ましいので、それに合わせてキャパシタC1の値を決定する。またここで示されるLnとはexpの逆変換である。
【0054】
また、反転出力回路はオペアンプA1 10216の反転された出力を正出力に戻すための回路である。
【0055】
図5はレート−電圧変換器1021の他の例の構成を示す。この場合、図4に示されるポンプ回路は使用されていない。単なる平均化回路のみで構成されている。
【0056】
図5を参照して、抵抗R11 102111の一端はオペアンプA11 102114の反転入力に接続されている。オペアンプA11 102114の非反転入力は接地されている。抵抗R11 102111の他端には電圧Viが供給される。オペアンプA11 102114の反転入力と出力の間には抵抗R1 2 102124とキャパシタC11 102113の並列回路が接続されている。オペアンプA11 102114の出力は、抵抗R13 102115を介してオペアンプA12 102117の反転入力に接続されている。オペアンプA12 102117の反転入力と出力の間には抵抗R14 102116が接続されている。オペアンプA12 102117の非反転入力は接地されている。
【0057】
この回路ではパルスの幅が一定でないパルスについては正確に周波数を測ることは出来ないが、本発明では正確な周波数を測る必要性はなく、特に必要となるのは発振器の固有周波数に達して安定して発振しているかどうかである。従って、固有周波数で安定して発振しているときは発振器のパルス幅が一定であるという前提の下に成り立っている。
【0058】
この図4に示されるレート−電圧変換器1021により変換された電圧が予め決められた電圧以上になったことが電圧検出器1022内部のコンパレーターにより検出されると、クロック信号が安定したことを示す制御信号を有効にする。
【0059】
図6は、このような動作を行う電圧検出器1022の構成を示す。図6を参照して、電圧検出器1022は、直流電源Vr 10221、抵抗10222、オペアンプ10224からなる比較回路を有する。しかしながら、この比較回路だけだと次に接続されるべき論理回路の電圧とそぐわない可能性がある。そこで、P−ch MOSFET 10225とN−ch MOSFET 10226からなる電圧変換回路により論理回路で使用される電圧に変換する。
【0060】
オペアンプ101224 の反転入力には電圧Viが供給される。抵抗R11102111の一端はオペアンプA11 102114の反転入力に接続されている。オペアンプA11 102114の非反転入力は接地されている。抵抗R11 102111の他端には電圧Viが供給される。オペアンプ10224の非反転入力と出力の間には抵抗10223が接続されている。また、オペアンプ10224の非反転入力は、可変抵抗10222に接続され、可変抵抗10222と直流電源Vr10221との並列回路はグランドに接続されている。P−ch MOSFET 10225とN−ch MOSFET 10226が電源Vddとグランドの間に直列に接続されている。オペアンプ10224の出力は、P−ch MOSFET 10225とN−ch MOSFET 10226のゲートに接続されている。P−ch MOSFET 10225とN−ch MOSFET 10226の中間ノードから出力Voが得られる。
【0061】
図6の抵抗10223で示されるフィードバック回路はコンパレータ回路にヒステリシスを持たせるための抵抗である。この場合、レート−電圧変換器1021の出力電圧Viがローレベルからハイレベルに向かうときのコンパレータ回路の検出電圧とハイレベルからローレベルに向かうときのコンパレータ回路の検出電圧は異なっており、前者の方が低い電圧に設定されている。
【0062】
その様子を図7に示す。ここで、電圧Vrはレート−電圧変換器1021の出力電圧Viの最大値以上に設定されていて、可変抵抗器10222によりコンパレーター回路の感度が調整される。感度については、発振器が安定して発振している状態の時のレート−電圧変換器1021の出力電圧Viの最低電圧以下の電圧でコンパレーター回路がオンになるように調節が行われている。
【0063】
図8はクロック信号供給選択回路103の回路の一例の構成を示す。図8を参照して、D−フリップフロップ1032のD入力にはパルス・レート検出回路102の出力が供給されている。D−フリップフロップ1032のQ出力がD−フリップフロップ1033のD入力に接続されている。発振器101からのクロック信号が直接D−フリップフロップ1032のクロック端子に、またインバーター1031を介してD−フリップフロップ1033のクロック端子に供給されている。D−フリップフロップ1032と1033のリセット端子にはリセット信号れせTが供給されている。D−フリップフロップ1033の出力と発振器101からのクロック信号はANDゲート1034に供給される。ANDゲート1034の出力が同期クロック信号としてクロック動作回路104に供給される。
【0064】
クロック信号供給選択回路103はパルス・レート検出回路102の出力が有効のときは、クロック信号動作回路104に対しクロック信号を供給し、有効でないときはクロック信号の供給を停止する。
【0065】
図8において、D−フリップフロップ1032は発振器101からのクロック信号をクロック信号とし、そのクロック信号の立ち上がりでD端子に入力されるパルス・レート検出器102からの制御信号を保持し、発振器101からのクロック信号に同期した信号に変換し、Q端子から同期した信号を出力する。D−フリップフロップ1033は発振器101からのクロック信号の反転信号をクロック信号とし、つまり発振器出力の立ち下がりでD−フリップフロップ1032の出力を保持する。
【0066】
これらの回路により、発振器101からのクロック信号と非同期であったパルス・レート検出回路102の出力が発振器101からのクロック信号と同期した信号に変換される。その上で、D−フリップフロップ1033と発振器101からのクロック信号とのAND(論理和)を取ることで、パルス・レート検出信号が有効になった後にクロック信号がクロック信号動作回路104に供給される。
【0067】
また、両方のD−フリップフロップ1032と1033のRESET端子は電源投入直後はD−フリップフロップ1032と1033の出力が不安定になり、Q出力がハイレベルになるかローレベルになるかわからない。このためRESET入力がローレベルに設定されて、Q出力をリセットする。この時のQ出力の値はローレベルである。またこのD−フリップフロップはダイレクト・リセットタイプであり、クロック信号が供給されているか、いないかに関わらずリセット端子を有効にすることで初期状態に設定されることができる。
【0068】
次に図9は、上記の回路を使用して本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の全体を構成した場合の回路例を示す。
【0069】
この回路では、発振器101は、キャパシタ10111と10112、水晶振動子10113、抵抗10114、NOT(反転)回路 10115、10116からなる。パルス・レート検出回路102は、発振器101の出力からのクロック信号のパルス・レートを電圧に変換するための回路で、キャパシタ10211、ダイオード10212と10213、抵抗10214、キャパシタ10215、オペアンプ10216から構成されるパルス・レート−電圧変換器1021、及び基準電圧10221、可変抵抗器10222、オペアンプ10224からなるヒステリシス・コンパレータ、及びP−chMOSFET10225、N−chMOSFET10226からなる電圧変換回路からなる。クロック信号供給選択回路103は、発振器101のクロック信号とパルス・レート検出回路102の出力から、クロック信号動作回路104に対し、発振器101のクロック信号を供給するかどうかを決定するための回路であり、インバーター回路1031、D−フリップフロップ1032と1033、AND回路1034からなる。クロック信号動作回路104は、このクロック信号供給選択回路103の出力を回路を動作させるためのクロック信号として使用するCPU1041、シリアル通信1042などのクロック信号を要求する回路からなる。リセット信号RESETはD−フリップフロップ1032と1033とともに、CPU1041とシリアル通信1042に供給されている。
【0070】
次に、図9の構成例の各回路の動作を図3を参照して説明する。
【0071】
まず、電源が切断されている状態のときは各回路とも停止状態にある。次に電源が投入され、各回路に電力が供給されるとまず最初にRESET信号を有効にしてクロック信号供給選択回路103、及びクロック信号動作回路104を初期状態に設定する。
【0072】
リセットを終了するタイミングについては、クロック信号動作回路104の各回路がクロック信号を入力しなくてもリセットをかけることが出来るタイプのダイレクト・リセットタイプのものであれば、クロック信号供給選択回路103からのクロック信号が供給される前にリセットを解除してもよい。あるいは、クロック信号が供給された後にリセットを解除してもよい。しかしながら、クロック信号動作回路104の中にリセットをかけるときにクロック信号を必要とするタイプの同期リセットタイプのフリップフロップが含まれているときは、クロック信号供給選択回路103からのクロック信号が供給された後にリセットを解除する様な機構が必要になる。その場合の回路構成を図10に示す。
【0073】
図10を参照して、クロック動作回路用リセット回路105は、D−フリップフロップ1051のD入力は、D−フリップフロップ1033のQ出力に接続されている。D−フリップフロップ1052のD入力はD−フリップフロップ1051のQ出力に接続されている。D−フリップフロップ1051と1052のクロック端子には発振器101からのクロック信号が供給されている。また、D−フリップフロップ1051と1052のリセット端子にはリセット信号RESETが供給されている。D−フリップフロップ1052のQ出力はCPU1041とシリアル通信1042に供給されている。
【0074】
図3(a)に示されるように、電源の投入と同時に発振器101が動作を開始する。発振器101のクロック信号は、電源投入直後の初期状態において、周波数とディューティがばらついて不安定な状態にある。そのうちに発振が安定していき、クロック信号のハイレベルの時間幅とローレベルの時間幅がほぼ1:1位で発振を始める。
【0075】
一方パルス・レート検出回路102のレート−電圧変換器1021は発振器101からのクロック信号の平均化を開始する。発振器101が安定していないときはパルスの幅や個数が少ないので、図3(b)に示されるように、レート−電圧変換器1021の出力は低い電圧を示す。発振器101が安定して発振するようになると、クロック信号のディューティ(Duty)が50%に達する。このため、レート−電圧変換器1021の出力電圧が徐々に上がってくる。
【0076】
次に、電圧検出器1022は、レート−電圧変換器1021の出力が基準電圧10221と可変抵抗器10222で設定された電圧を超えるとローレベルを出力し、発振器101の発振が安定したことを示す。図3(c)に示されるように、電圧変換回路1021は電圧検出器1022の出力がローレベルのときに、P−ch MOSFET10225がオンになりクロック信号供給選択回路103に対し電源電圧Vddのレベルを出力する。逆に設定された電圧に達していないときは電圧検出器1022の出力はハイレベルを示す。図3(c)に示されるように、この時はN−ch MOSFET10226がオンになり、クロック信号供給選択回路103には、GNDのレベルが出力される。
【0077】
また、この回路で示されるコンパレータによる電圧検出器1022は、図7に示されるヒステリシスを持っており、レート−電圧変換器1021の変動をVr=VH−VLの分だけ吸収して変化点で誤動作が起こらないようにする。
【0078】
クロック信号供給選択回路103は、パルス・レート検出回路102の出力がハイレベルになると、AND回路1034で発振器101からのクロック信号とパルス・レート検出回路102とのANDを取った出力をクロック信号動作回路
104に出力する。
【0079】
この時、パルス・レート検出回路102の出力は発振器101からのクロック信号と必ずしも同期していない。そこで、供給されるクロック信号によるCPU1041等の誤動作を避けるために、クロック信号を用いて、パルス・レート検出回路102の出力はD−フリップフロップ1032と1033でクロック信号と同期させられる。これにより、幅の短いクロック信号が供給されることが防止される。
【0080】
図3(d)に示されるクロック信号供給選択回路の内部信号AはD−フリップフロップ1032の出力を示し、図3(e)示されるクロック信号供給選択回路の内部信号BはD−フリップフロップ1033の出力を示す。その結果と発振器101の出力とでANDを取ることで、図3(f)に示される供給クロック信号506が得られる。
【0081】
クロック信号動作回路104のCPU1041、シリアル通信1042などのクロック信号を必要とする回路は、図3(f)に示される供給クロック信号を使用して動作する。
【0082】
図10示されるクロック信号動作回路用リセット回路105については、クロック信号供給選択回路103のD−フリップフロップ1033の出力を更に遅らせることでクロック信号動作回路104にクロック信号が供給された後までリセット信号を伸ばすことが出来る。ここでは、1クロック信号分しかクロック信号が遅らされていないが、クロック信号動作回路の種類によって更に遅らされる必要のある時は更にD−フリップフロップを追加するか、カウンターなどを用いたタイマー回路を使用してリセット期間を長くする必要がある。
【0083】
図11は、クロック信号動作回路用リセット回路105の信号を含んだタイミングを示す。図11において、(a)は発振器出力を示し、(b)はパルス・レート変換器の出力を示し、(c)はパルス・レート検出信号を示し、(d)はクロック供給選択回路内の内部信号Aを示し、(e)はクロック供給選択回路内の内部信号Bを示し、(f)は供給クロック信号を示し、(g)はクロック動作回路のリセット出力Aを示し、(h)はクロック動作回路のリセット出力Bを示し、(i)はクロック動作回路の状態を示す。図10のD−フリップフロップ1051により遅らされた信号が図11(g)に示されるクロック信号動作回路リセット出力Aであり、D−フリップフロップ1052により遅らされた信号が図11(h)に示されるクロック信号動作回路リセット出力Bとなる。この2つのD−フリップフロップより供給クロック信号506が供給されてから1クロック信号分リセット期間を得ることが出来る。クロック信号動作回路104は、供給クロック信号506の最初の1クロック信号、及び2クロック信号目の立ち上がり信号で回路のリセットを行う事が出来る。
【0084】
次に、本発明の第2の実施形態によるクロック信号制御装置について説明する。
【0085】
図1は、実際に装置を構成したときに回路として構成される形態について示している。それぞれ発振器1 101、発振器2 111、発振器n 121を含むユニットから構成される回路の動作は図3を参照して説明した。
【0086】
しかしながら、実際の回路ではある装置が構成されたときに一つのクロック信号動作回路のみということは少なく、数種類のクロック信号動作回路から構成されることがほとんどである。その場合のブロックの構成例の一つが図12に示されている。
【0087】
図12を参照すると、第2の実施形態のクロック信号制御装置は、n個のユニットからなる。各ユニットは、図1に示されるクロック信号制御装置と同様に構成されている。すなわち、第1のユニットは、発振器1 201、パルス・レート検出回路1 202、クロック信号供給選択回路1 203、クロック信号動作回路1 204からなる。第2のユニットは、発振器2 211、パルス・レート検出回路2 212、クロック信号供給選択回路2 213、クロック信号動作回路2 214からなる。第nのユニットは、発振器n 221、パルス・レート検出回路n 222、クロック信号供給選択回路n 223、クロック信号動作回路n 224からなる。
【0088】
このように、第2の実施形態のクロック信号制御装置は、各ユニット毎にクロック信号動作回路を有している。また、必要とされる発振周波数毎に発振器を有している。
【0089】
クロック信号動作回路204、214、224は、クロック信号に応答して動作を確定する回路のことであり、CPU(Central Processing Unit)などのようにクロック信号を供給してもらうことで動作するようなユニットのことを指す。
【0090】
発振器201、211、221は、一定周期で発振を行う回路から構成されたユニットであり、水晶発振子、CR発振器、SAW(Surface Acoustic Wave、弾性表面波)発振子などから構成される。しかしながら、電気的な発振を行う回路であればどのような回路でもよい。
【0091】
パルス・レート検出回路202、212、222は上記発振器の発振のローレベルの時間幅とハイレベルの時間幅の比を検出する。
【0092】
クロック信号供給選択回路203、213、223は、パルス・レート検出回路202、212、222の出力結果に基づいてクロック信号動作回路204、214、224に対し発振器201、211、221の出力であるクロック信号を供給するかどうかを決定する。
【0093】
発振器1 201はクロック信号動作回路1 204にクロック信号を供給し、発振器2 211はクロック信号動作回路2 214にクロック信号を供給する。
【0094】
この場合、発振器1 201、発振器2 211、発振器n 221はそれぞれ独立して動作する。システム全体としてクロック信号動作回路1 204が動作すべき場合に発振器1 201が動作させられる。このとき、パルス・レート検出回路1 202は内部のレート−電圧変換器1021により発振器1 201の発振周波数に合致する出力を出力する。
【0095】
更に電圧検出部1022のコンパレータにより出力レベルがある一定のレベルに達したら、発振器1 201のクロック信号がクロック信号動作回路1 204に供給可能であることを示す、有効信号をクロック信号供給選択回路1 203に対し出力する。クロック信号供給選択回路1 203は、クロック信号動作回路1 204に供給するクロック信号を発振器1 101のクロック信号に同期を取った後、クロック信号動作回路1 104に対して供給する。
【0096】
同様な動作が発振器2 211、パルス・レート検出回路2 212、クロック信号供給選択回路1 213、クロック信号動作回路2 214で構成されるユニットや、発振器n 121、パルス・レート検出回路n 122、クロック信号供給選択回路n 123、クロック信号動作回路n 124で構成されるユニットについても行われる。
【0097】
次に本発明の第3の実施形態によるクロック信号制御回路を説明する。
【0098】
図13は、本発明の第3の実施形態によるクロック信号制御回路の構成を示す。図13における構成例は、複数の種類のクロック信号動作回路に対して一つの発振器301を使用して回路を動作させる場合の回路構成例である。ここでいうクロック信号動作回路はクロック信号動作回路1 309、クロック信号動作回路2 310、クロック信号動作回路n 311から構成される。
【0099】
この実施形態では、発振器の周波数はクロック信号動作回路で使用される周波数よりも低い値である。このため、クロック信号は、クロック信号逓倍器で一度高い周波数にあげられてから分周器で分周されて、各ユニットに供給される。もちろん最初から発振周波数の高い発振器を使用してこのクロック信号を分周して、各クロック信号動作回路に供給してもよい。しかしながら、発振器に使用している発振子による発振回路は周波数が高いと一般的に消費電力が大きくなってしまうので、PLL(Phase Locked Loop)などの逓倍回路を使用してクロック信号の周波数を高くし、逓倍後のクロック信号を分周して使用することが多い。また、分周器を用いずにクロック信号動作回路ごとに逓倍器を用いてもよい。
【0100】
ここでは一般的に用いられるクロック信号動作回路のそれぞれのクロック信号の最小公倍数の値になる周波数に発振器のクロック信号を逓倍し、それ以外の周波数についてはクロック信号を分周して作り出すという方法で説明する。
【0101】
発振器301は、水晶発振子やSAW発振子などの発振子を用いた発振器でもクロック信号モジュールでも良い。クロック信号逓倍器303は発振器301からのクロック信号からその周波数より高い周波数を作り出す回路で構成されている。パルス・レート検出回路302は図1のパルス・レート検出回路102と同じ回路である。またこの回路については、周波数カウンタと周波数変動率検出の組み合わせによる構成にすることも出来る。クロック信号供給選択回路1 306はパルス・レート検出回路302の出力が有効になったとき、クロック信号逓倍器303のクロック信号出力をクロック信号動作回路1 309に供給し、この回路を動作可能状態にする。同様にクロック信号供給選択回路2 307はパルス・レート検出回路302の出力が有効になったら分周器1 304のクロック信号出力をクロック信号動作回路1 310に供給し、この回路を動作可能状態にする。クロック信号供給選択回路2 308も同様にパルス・レート検出回路302の出力が有効になったら分周器n 305のクロック信号出力をクロック信号動作回路1 311に供給し、この回路を動作可能状態にする。
【0102】
次に、本発明の第4の実施形態によるクロック信号制御回路を説明する。
【0103】
図14は、本発明の第4の実施形態によるクロック信号制御回路の構成を示す。図14を参照して、第4の実施形態によるクロック信号制御回路は、発振器401、周波数カウンタ402、周波数変動率検出器403、クロック信号供給選択回路404、クロック信号動作回路405からなる。
【0104】
発振器401は第1乃至第3の実施の形態と同じように水晶発振器、SAW発振器などから構成される。
【0105】
周波数カウンタ402はワンショット・マルチバイブレータ4021と平均化回路4022からなる。ワンショット・マルチバイブレータ4022は標準ロジックICである4538Bなどを使用してもよいし、オペアンプやトランジスタなどを用いてワンショット・マルチバイブレータの回路を構成してもよい。
【0106】
平均化回路4022は、図4や図5に示される回路で構成される。
【0107】
周波数変動率検出器403は、微分回路4031、電圧変換回路4032、電圧検出器4033、AND回路4034から構成される。微分回路4031は図15に示されるような微分回路を用いて構成される。この時、完全な微分回路を用いると高周波ノイズに反応してしまうので、高周波のノイズには反応しない形の微分回路が用いられる。
【0108】
すなわち、電圧Viが抵抗701とキャパシタ702の直列回路を介してオペアンプ704の反転入力に供給される。オペアンプ704の非反転入力は接地されている。オペアンプ704の出力Voは抵抗703を介して反転入力にフィードバックされている。
【0109】
更に、微分回路4031は周波数の変化がないときは安定した状態を示す信号が出力されてしまうので、発振器401が発振していない状態でも発振器401が安定して発振しているときと同じ出力結果を返してしまう。その影響を避けるために図2の電圧検出器1022と同じ回路を用いた電圧検出器4033を使用して周波数カウンタ402の出力がある一定の周波数に達していないときは周波数変動検出器403の出力を有効にしないようにする。つまり微分回路4031の入力信号に変化がなく、かつ電圧検出器がある一定の電圧以上にある事を示す信号が有効になっているときに周波数変動検出器403は、発振器が安定して発振していることを示す信号を出力する。
【0110】
この信号は微分回路4031の出力結果と電圧検出器4033の出力結果をAND回路4034を用い論理和を取って実現する。
【0111】
また、微分回路4031の出力はそのまま使用するとロジック回路であるAND回路4034の電圧レベルに合わないので、図6に示されるP−ch MOSFET10225とN−ch MOSFET10226からなる電圧変換回路4032は電圧変換を行う。
【0112】
このように、図1のパルス・レート検出回路102が、図14に示されるように、周波数カウンタ402と周波数変動率検出器403から構成される回路に置き換えることで同じような効果を得る回路を得られる。
【0113】
【発明の効果】
以上のように、本発明のクロック信号制御装置では、発振器が安定して発振していることを検出する回路を設け、この検出回路の出力を元に回路にクロック信号を供給するか、それとも供給しないかを決定し、クロック信号の供給が許可されたときのみに回路に対しクロック信号が供給される。
【0114】
このようにすることで、発振器が安定して発振しているかどうかを検出する回路を設けることにより、電源投入直後などの安定していない発振器の出力によるシステムの誤動作を避けることが出来る。
【0115】
また、発振器が安定して発振しているかどうかを調べるために、周波数カウンタを用い、周波数の変動率を検出し、この変動率がある一定の範囲内に入っているときに、クロック信号の供給を許可することで安定したクロック信号を供給し、不安定なクロック信号による誤動作を避けている。
【0116】
他に、発振器が安定して発振しているかどうかを調べるために、発振器のクロック信号のパルス・レートを調べ、このパルスのディューティが50%近辺に収まっているときに、回路に対してクロック信号の供給を許可するようにして、クロック信号が安定したらシステムに対しクロック信号を供給するようにする。
【0117】
これらの手段により本発明では、電源投入時やクロック信号停止後クロック信号供給再開時に生じる不安定なクロック信号によるシステムの誤動作を避けることが出来る。
【0118】
また、発振器が安定して発振しているかどうかを調べるために、周波数カウンタを用い、周波数の変動率を検出し、この変動率がある一定の範囲内に入っているときに、クロック信号の供給を許可することで安定したクロック信号を供給し、不安定なクロック信号による誤動作を避ける。
【0119】
このように発振器のクロック信号のディューティを基にクロック信号供給の許可・不許可を決定することで、回路の安定動作がクロック信号のパルス・レートに依存するような回路において電源投入直後などの安定していない発振器の出力によるシステムの誤動作を避けることが出来る。
【0120】
また、電池で駆動する携帯端末などで、装置の電源オンからすぐにシステムを立ち上げる様な装置で、発振器の動作を止め、クロック信号動作回路へのクロック信号供給を止めることで装置の消費電力を落とす回路において、安定したクロック信号のみを供給することで、装置の電源オン時にリセットを実行せずに直ちに立ち上がるシステムを構築出来る。
【0121】
これは、装置の電源の供給を切断しないでクロック信号の供給を止めることにより、装置の電源オフ状態を作り出せるので、レジスタなどの保持結果を消去してしまうこと無しに、再立ち上げが可能になるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態におけるパルス・レート検出回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】第1の実施形態におけるレート−電圧変換器の具体的な構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態におけるレート−電圧変換器の他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態における電圧検出器の具体的な構成を示すブロック図である。
【図7】第1の実施形態におけるレート−電圧変換器のヒステリシス特性を示す図である。
【図8】第1の実施形態におけるクロック信号供給選択回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の具体的な全体構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の他の具体的な全体構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第1の実施形態によるクロック信号制御装置の他の具体的な全体構成の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態によるクロック信号制御装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施形態によるクロック信号制御装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施形態によるクロック信号制御装置の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4の実施形態によるクロック信号制御装置で使用される、高周波ノイズの対策を考慮した微分回路を示す回路図である。
【符号の説明】
101:発振器
102:パルス・レート検出回路
103:クロック(信号)供給選択回路
104:クロック(信号)動作回路
1021:レート−電圧変換器
1022:電圧検出器
10211:キャパシタC1
10212:ダイオードD1
10213:ダイオードD2
10214:抵抗R1
10215:キャパシタC2
10216:オペアンプ(オペレーションアムプリファイア)A1
10217:抵抗R2
10218:抵抗R3
10219:オペアンプ(オペレーションアムプリファイア)A2
102111:抵抗R11
102112:抵抗R12
102113:キャパシタ(Condenser)C11
102114:オペアンプ(オペレーションアムプリファイアr)A11
102115:抵抗R13
102116:抵抗R14
102117:オペアンプ(オペレーションアムプリファイア)A12
10221:基準電圧Vr
10222:抵抗
10223:オペアンプ(オペレーションアムプリファイア)
10224:抵抗
10225:P−ch MOSFET
10226:N−ch MOSFET
1031:インバーター回路
1032:D−フリップフロップ
1033:D−フリップフロップ
1034:AND回路
1041:CPU
1042:シリアル通信回路
105:クロック(信号)動作回路用リセット回路
1051:D−フリップフロップ
1052:D−フリップフロップ
201:発振器1
202:パルス・レート検出回路1
203:クロック(信号)供給選択回路1
204:クロック(信号)動作回路1
211:発振器2
212:パルス・レート検出回路2
213:クロック(信号)供給選択回路2
214:クロック(信号)動作回路2
221:発振器3
222:パルス・レート検出回路n
223:クロック(信号)供給選択回路n
224:クロック(信号)動作回路n
301:発振器
302:パルス・レート検出回路
303:クロック信号逓倍帰
304:分周器1
305:分周器n
306:クロック(信号)供給選択回路1
307:クロック(信号)供給選択回路2
308:クロック(信号)供給選択回路n
309:クロック(信号)動作回路1
310:クロック(信号)動作回路2
311:クロック(信号)動作回路n
401:発振器
402:周波数カウンタ
403:周波数変動率検出器
404:クロック(信号)供給選択回路
405:クロック(信号)動作回路
701:抵抗R1
702:キャパシタC1
703:抵抗R2
704:オペアンプ(オペレーションアムプリファイア)A1

Claims (16)

  1. クロック信号を発生する発振器と、
    前記発振器からの前記クロック信号の周波数またはディューティをアナログレベルで表す比較信号と予め決められた周波数またはディユーティをアナログレベルで表す基準信号に基づいて、前記比較信号が前記基準信号よりアナログレベルが高いとき、制御信号を出力するパルス検出回路と、
    前記パルス検出回路からの前記制御信号に応答して、供給クロック信号としての前記発振器からの前記クロック信号のクロック動作回路への供給を開始するクロック信号供給選択回路とを具備するクロック信号制御回路。
  2. 前記パルス検出回路は、
    前記クロック信号の前記ディューティに対応するアナログレベルの前記比較信号を出力するパルス電圧変換器と、
    前記パルス電圧変換器からの前記比較信号が前記基準信号よりアナログレベルが高いとき前記制御信号を出力する電圧検出器と
    を具備する請求項1に記載のクロック信号制御回路。
  3. 前記電圧検出器は、ヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項2に記載のクロック信号制御回路。
  4. 前記パルス電圧変換器は、
    前記発振器からの前記クロック信号に応答してキャパシタを充電するポンプ回路と、
    前記キャパシタの電圧に対応するアナログレベルの前記比較信号を出力する平均化回路と
    を具備することを特徴とする請求項2または3に記載クロック信号制御回路。
  5. 前記パルス電圧変換器は、前記発振器からの前記クロック信号に応答してアナログレベルの前記比較信号を出力する平均化回路を具備することを特徴とする請求項2または3に記載クロック信号制御回路。
  6. 前記パルス検出回路は、
    前記クロック信号の周波数に対応する前記比較信号を出力する周波数カウンタと、
    前記周波数カウンタからの前記比較信号が前記基準信号よりレベルが高いとき前記制御信号を出力する周波数変動検出器と
    を具備する請求項1に記載のクロック信号制御回路。
  7. 前記周波数カウンタは、
    前記クロック信号のパルスに応答してパルスを生成するワンショット・マルチバイブレーターと、
    前記ワンショット・マルチバイブレーターにより生成されるパルス数に対応するアナログレベルの前記比較信号を発生する平均化回路と
    を具備する請求項6に記載のクロック信号制御回路。
  8. 前記周波数変動検出器は、
    前記周波数カウンタからの前記比較信号を微分するための微分回路と、
    前記微分回路からの出力をゲート素子レベルに変換するための電圧変換回路と、
    前記電圧変換回路からの出力が前記基準信号よりレベルが高いとき前記制御信号を出力する電圧検出器と
    を具備する請求項6に記載のクロック信号制御回路。
  9. 前記電圧検出器は、ヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項8に記載のクロック信号制御回路。
  10. 前記クロック信号供給選択回路は、前記パルス検出回路からの前記制御信号と前記発振器からの前記クロック信号との論理和を計算し、前記発振器からの前記クロック信号に代えて、前記計算結果を前記供給クロック信号として出力するANDゲート回路を具備することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のクロック信号制御回路。
  11. 前記クロック信号供給選択回路は、
    前記パルス検出回路からの前記制御信号から前記発振器からのクロック信号に同期する同期制御信号を生成する同期回路を更に具備し、
    前記ANDゲート回路は、前記パルス検出回路からの前記制御信号に代えて、前記同期制御信号と前記発振器からの前記クロック信号との論理和を計算し、前記発振器からの前記クロック信号に代えて、前記計算結果を前記供給クロック信号として供給することを特徴とする請求項10に記載のクロック信号制御回路。
  12. 前記同期回路は、リセット信号によりリセットされて動作可能となることを特徴とする請求項11に記載のクロック信号制御回路。
  13. 前記クロック信号供給選択回路は、前記リセット信号に応答して動作可能となり、前記同期制御信号を遅延させて前記クロック動作回路のリセット信号を生成するリセット回路を更に具備する請求項12に記載のクロック信号制御回路。
  14. 前記発振器は、
    電気的な発振を行う発振器と
    前記発振器の前記発振の周波数を逓倍する周波数逓倍回路と
    を具備する請求項1乃至13のいずれかに記載のクロック信号制御回路。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載のクロック信号制御回路を具備する携帯電話。
  16. 請求項1乃至13のいずれかに記載のクロック信号制御回路を複数具備する電子回路装置。
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