JP3610815B2 - 光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば写真処理装置や写真プリンタなどの写真処理機器に備えられ、スキャニングや焼き付けなどを行う際に、光源からの光をネガフィルムに照射させる光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真フィルムのスキャニング、あるいは写真印画紙などの感光材料に対して焼き付けを行う際に、光源からの光をネガフィルムに照射させる光源装置が、種々提案されている。このような光源装置における光源としては、ハロゲンランプが一般的に用いられている。
【0003】
ハロゲンランプから出射される光には、フィラメントの形状やリフレクタなどの影響により、光量むらが生じている。一方、ネガフィルムにおいては、画像が記録されている領域の全域に対して均一な光が照射される必要がある。したがって、上記の光源装置において、ハロゲンランプとネガフィルムとの間に、ハロゲンランプからの光を均一化する構成が必要となる。
【0004】
図2は、ハロゲンランプからの光を均一化する構成として、ミラートンネル33を備えた、従来のスキャニング用の光源装置の一構成例を示す模式図である。この光源装置は、光源31と、NDフィルタ32と、ミラートンネル33とを備えている。
【0005】
光源31は、ハロゲンランプとリフレクタとを備えており、ハロゲンランプから出射した光は、その一部がリフレクタで反射されることによって、略一定方向(調光フィルタ32の方向)に照射される。NDフィルタ32は、入射光の光量を適宜カットする機能を有している。
【0006】
ミラートンネル33は、内周面に光反射面が形成された筒状部と、この筒状部における光の入射側と出射側とに設けられた拡散板とから構成されている。拡散板は、例えばスリガラスや、PMMA(Poly-methyl methacrylate:メタクリル樹脂)などの樹脂に乳白色の顔料を含有させたもので構成される。
【0007】
このような構成の従来の光源装置における発光時の動作は次のようになる。光源31から出射した光は、NDフィルタ32を透過することによってその光量が調節され、ミラートンネル33の光入射側の拡散板にて拡散されてミラートンネル33内に進入する。そして、進入した光がミラートンネル33内部の光反射面にて反射、拡散され、ミラートンネル33の光出射側の拡散板にて再度拡散された後、ネガフィルム34に到達する。
【0008】
このように、光源31から出射した光を一旦ミラートンネル33を透過させてからネガフィルム34に照射することによって、むらのない均一な光をネガフィルム34に照射することが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ミラートンネル33は、上記のように、入射した光を内部で乱反射させることによって光量むらを均一化させるものである。すなわち、反射を繰り返すことによって生じる光量の減衰や、入射した光が、乱反射に伴って入射した方向にも反射されてしまうことによる光量の損失などが生じている。
【0010】
また、ミラートンネル33には、その入射側および出射側の両方に、拡散板が設けられている。この拡散板は、上述したようにスリガラスまたは乳白色の物質で構成されるため、光源からの光が2つの拡散板を通過する際に、光量が大幅に低下することになる。
【0011】
また、上記のような構成の光源装置はスキャニングに使用されるものであり、ネガフィルムを照らした光は、CCD(Charge-Coupled Device) によって検出される。CCDは、受光する像の光量が、光量センサの上限と下限との範囲内に広く分布している時に、コントラストの大きい像を得ることができる。すなわち、ネガフィルムを照らす光は、ある程度の光量を有している必要がある。
【0012】
したがって、従来の写真処理機器の構成では、光源からの光がミラートンネル33を通過することによって起こる光量低下を補償するために、ハロゲンランプのパワーをより大きくすることによって対応していた。その結果、ハロゲンランプの消費電力の増大、ハロゲンランプ自身のコストの増大などの問題が生じていた。
【0013】
また、上記のように、ハロゲンランプのパワーを大きくすると、ハロゲンランプから放出される熱量も大きくなるという問題も生じていた。この場合、光源装置内を冷却する構成、例えばファンなどの構成の冷却能力を上げる必要が生じ、さらなる消費電力の増大を招くことになる。
【0014】
また、ハロゲンランプのパワーを大きくすると、ネガフィルムでの照度むらが大きくなるので、上記の場合では、ミラートンネル33の拡散板の厚みを増加させ、ミラートンネル33での拡散効果を高める方法が考えられる。しかし、拡散板の厚みの増加によってさらに光量の低下が起こり、さらに、容量の高い光源が必要となってしまう。
【0015】
また、ネガフィルム上における光量むらを防ぐ別の方法としては、ミラートンネル33を光軸方向に長く形成し、ミラートンネル33内部での反射回数を増加させることにより拡散効果を高める方法もある。しかし、この方法では、ミラートンネル33が大型化し、これに伴って光源装置自体も大型化するという問題が生じる。
【0016】
また、CCDによってネガフィルム上の画像を画像データとして読み取る構成の場合、ミラートンネル33を用いずに、拡散板のみを用いて、画像の中心部と周辺部との光量差を、データ処理によって補正する構成もある。詳しく説明すると、光量が中心部よりも小さくなる周辺部のデータに対して、明るさをより大きくするようにデータ処理を行うことによって、画像全体で明るさを平均化させている。
【0017】
しかしながら、このようなデータ処理を行うと、不要なノイズが強調されてしまったり、逆に明確に表現される必要のある画像が不明瞭になってしまったりする弊害が生じている。
【0018】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、光源を出射した光の光量の損失を最小限にし、かつ、光量むらのない光を照明対象に照射することが可能な光源装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る光源装置は、光源と、上記光源から出射した光を均一化する光均一化手段と、上記光均一化手段によって均一化された光を照明対象に対して集光する集光手段と、上記光均一化手段から上記集光手段に照射される光領域の周辺部を囲うように配置され、反射面がその内側に形成された反射手段とを備えている。
【0020】
上記の構成によれば、光均一化手段と集光手段との間の領域に、光領域の周辺部を囲うように配置された反射手段が設けられているので、光均一化手段を出射した光のうち、周辺部に拡散した光が、反射手段によって中心部側に反射されることになる。すなわち、光均一化手段を出射した光のうち、集光手段に入射する光の割合を高めることができる。したがって、光源から出射した光を効率良く照明対象に照射することができる。
【0021】
また、光均一化手段によって均一化された光は、集光手段によって集光されて照明対象に照射されるので、照明が必要な領域にのみ光を照射することができる。したがって、従来の、拡散板によって拡散された光を照明対象に照射する場合のように、不要な領域へも光が拡散されることがなくなるので、効率良く照明対象を照明することができる。
【0022】
また、光源を出射した光は、光均一化手段によって光量むらが除去されてから集光手段によって集光されるので、照明対象に照射される光の光量むらを効率良く除去することができる。詳しく説明すると、例えば、光源を出射した光が、集光手段によって集光されてから光均一化手段に入射する構成の場合、集光されて光束の断面積が小さくなった光が光均一化手段に入射することになる。この場合、光均一化手段の一部分のみを透過して光が均一化されることになり、均一化の効率が悪くなる。一方、上記の構成によれば、光源を出射した光は、光均一化手段のほぼ全面に入射し、その後、集光手段によって集光されるので、効率良く光の均一化を行うことができる。
【0023】
また、本発明に係る光源装置は、上記の構成において、上記光源から出射される光を反射して上記集光手段が配置されている方向へ照射することができるように、上記光源の周囲に凹面形状で設けられるリフレクタをさらに備え、上記反射手段で囲まれた領域に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光が反射手段で反射された後に集光手段に入射し、中心部近傍に入射した光が直接集光手段に入射するように、上記リフレクタの反射面の曲率が設定されていることを特徴としている。
【0024】
上記の構成によれば、反射手段で囲まれた領域に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光が反射手段で反射された後に集光手段に入射し、中心部近傍に入射した光が直接集光手段に入射することになるので、照明対象上の光領域において、光量が小さくなる周辺部に対しては、反射手段で反射されずに直接照射される光と、反射手段で反射されて照射される光とが重畳されて照射されることになる。したがって、照明対象上の光領域における、中心部と周辺部との間の光量差を小さくすることができるので、照明対象に対して均一な光を照射することが可能となる。
【0025】
また、本発明に係る光源装置は、上記したいずれかの構成において、上記光均一化手段が、透明基板の表面に複数のマイクロレンズが形成されたフライアイレンズであることを特徴としている。
【0026】
上記の構成によれば、光均一化手段としてフライアイレンズを用いており、このフライアイレンズは、透明な透明基板およびマイクロレンズで構成されているため、透過率90%以上が実現されており、光源からの出射光の減光の程度を低く抑えることができる。したがって、このような構成の光均一化手段を用いることにより、入射した光を均一に拡散し、かつ、光量の減少を最低限にすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0028】
本実施形態に係る光源装置は、図1に示すように、ランプボックスとしての筺体1および着脱式のコンデンサレンズユニット2とを有している。筺体1内には、光源部3、熱線反射フィルタ4、回転板ASSY5、第1および第2フライアイレンズ(光均一化手段)6A・6B、および、コールドミラー7が設けられている。熱線反射フィルタ4、第1フライアイレンズ6A、回転板ASSY5、第2フライアイレンズ6B、コールドミラー7、およびコンデンサレンズユニット2は、光源部3と、光源装置外部の所定位置に搬送されるネガフィルム8とを結ぶ光軸上に、光源部3からの光の出射方向に沿ってこの順で設けられている。
【0029】
なお、本実施形態における光源装置は、ネガフィルム8に光を照射し、ネガフィルム8に記録された原画像を、CCDによって検出するための光源装置として使用されるものであるが、感光材料としての印画紙に焼き付けるための光源装置にも適用できる。
【0030】
光源部3は、ハロゲンランプ(光源)9と、ヒートシンク10と、リフレクタ11とを備えている。
【0031】
ハロゲンランプ9としては、発光部となるフィラメントを1本備え、その長手方向が、光の出射方向に対して平行になっている構成のハロゲンランプを用いることが好ましい。これは、このような構成のハロゲンランプ9が、ネガフィルム8の方向から見た場合、理想的な点光源に最も近い発光を行うものとなっており、ネガフィルム8上での光量むらを最小限にすることができるからである。しかしながら、このような構成のハロゲンランプ9に限定されるものではなく、例えば、発光部となるフィラメントを1本備え、その長手方向が、光の出射方向に対して垂直になっているものや、フィラメントを2本備え、各フィラメントの長手方向が光の出射方向に対して平行になっているものなどを用いることも可能である。
【0032】
ヒートシンク10は、ハロゲンランプ9に電力を供給し、ハロゲンランプ9を所定位置に固定するソケットとしての機能と、ハロゲンランプ9で生じた熱を吸収・放出するヒートシンクとしての機能との両方を有している。
【0033】
リフレクタ11は、ハロゲンランプ9から出射される光を反射して前方(熱線反射フィルタ4方向)へ照射し、かつ集光することができるように、ハロゲンランプ9の周囲に凹面形状で設けられている。このリフレクタ11の反射面の曲率は、反射光の理論上の焦点が、後述する第2フライアイレンズ6Bとコンデンサレンズユニット2との間の領域内に位置するように設計されている。
【0034】
また、リフレクタ11は、アルミなどの金属材料から構成されており、光の反射面とは反対の外面に、放熱のための複数のフィンが形成されている。したがって、リフレクタ11は、ハロゲンランプ9で生じた熱を吸収し、放出する機能が優れた構成となっている。
【0035】
なお、リフレクタ11を構成する材料としては、上記のものに限られるものではなく、例えば、ガラス部材から構成され、反射面に、可視光線を反射させる機能を有するダイクロイックミラーを形成した構成とすることも可能である。しかしながら、このガラス部材から構成されたリフレクタ11と、本実施形態のように、金属材料から構成されたリフレクタ11とを比較すると、金属材料から構成されたリフレクタ11の方が反射特性が安定しており、かつ、安価で長寿命である。
【0036】
また、リフレクタ11とヒートシンク10とは、ネジ止め、あるいはバネ鋼による挟み込みなどによって直接固定されているので、ハロゲンランプ9におけるフィラメントの発光位置と、リフレクタ11の凹面の曲率との関係を精度良く設定することができる。また、組み立て時や交換時などにおいても、ハロゲンランプ9とリフレクタ11との微妙な配置関係を容易に決定することが可能となる。さらに、ヒートシンク10において吸収した熱が、放熱効果の高いリフレクタ11に容易に移動することが可能となるので、ハロゲンランプ9で生じた熱を、さらに効率良く冷却することができる。
【0037】
なお、リフレクタ11の反射面に、赤外線を吸収する機能を有する熱線吸収膜を蒸着した構成とすることも可能であり、この場合、リフレクタ11によって反射された光の赤外線成分を低減することができる。
【0038】
熱線反射フィルタ4は、赤外線を反射させる一方、可視光線を透過させる機能を有している。ここでは、780nm以上の波長の光を反射させ、780nm未満の波長の光を透過させる機能を有する熱線反射フィルタ4を用いる。
【0039】
回転板ASSY5は、円盤状のフレーム12を備え、その中心から放射状に3等分した領域に、ポジフィルタ、セットアップフィルタ、開口部が設けられている。
【0040】
また、フレーム12の外周に接するように、ステッピングモータが設けられており、ステッピングモータを駆動することにより、フレーム12を回動させることが可能となっている。このようにフレーム12を回動させることによって、ハロゲンランプ9から出射した光が、上記の2種類のフィルタおよび開口部のいずれか1つを透過することになる。
【0041】
ポジフィルタは、入射した光を68%カットする機能を有している。また、セットアップフィルタは、入射した光の全体の光量を84%カットする機能を有している。このセットアップフィルタは、ハロゲンランプ9の交換時などに使用される。
【0042】
本実施形態においては、ネガフィルム8に対して光を照射させているので、通常に光を照射している時には、上記の開口部がハロゲンランプ9から出射した光の光路上に位置するように、フレーム12が配置される。
【0043】
また、回転板ASSY5には、ネガ焼け防止ソレノイド13およびシャッター14が設けられている。ネガ焼け防止ソレノイド13およびシャッター14からなる構成は、実際にネガフィルム8の露光を行っている時以外において、ネガ焼け防止ソレノイド13を駆動することによって、シャッター14を、ハロゲンランプ9からの光路上に挿入する仕様になっている。これは、装置の故障などにより、ネガフィルム8が露光位置から動かなくなり、ネガフィルム8にハロゲンランプ9からの光が照射されつづけ、ネガフィルム8の温度上昇によって色ぬけなどが生じることを防ぐためのものである。
【0044】
第1および第2フライアイレンズ6A・6Bは、それぞれ透明基板と多数のマイクロレンズとが一体成形された構成となっており、内部に乳白色の顔料等を含んでいないので、無色透明である。また、各マイクロレンズは全て同一形状で構成されており、透明基板の表面に、各々のマイクロレンズの焦点等を考慮して2次元的に規則正しく配列されている。この際に、第1フライアイレンズ6Aにおける各マイクロレンズは、入射光を第2フライアイレンズ6Bの領域内に導くように配置され、第2フライアイレンズ6Bにおける各マイクロレンズは、入射光をコンデンサレンズユニット2の開口領域内に導くように配置されている。
【0045】
このような構成の第1および第2フライアイレンズ6A・6Bに入射する光は、凹凸形状を成す表面において屈折、拡散されるが、このことは、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bに入射する光が、多数のマイクロレンズによって分光されると言うこともできる。したがって、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bは、マイクロレンズの作用によって面光源と同等な機能を有することになる。また、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bは、どちらも透明な透明基板およびマイクロレンズで構成されているため、透過率90%以上が実現されており、光源からの出射光の減光の程度を低く抑えるようにしている。このように、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bは、入射した光を均一に拡散し、かつ、光量の減少を最低限にすることができる。
【0046】
以上のような構成の第1フライアイレンズ6Aは、熱線反射フィルタ4と、回転板ASSY5との間に配置されており、第2フライアイレンズ6Bは、回転板ASSY5とコールドミラー7との間に配置されている。このように、2枚の第1および第2フライアイレンズ6A・6Bを光軸方向に連続して配置することによって、ハロゲンランプ9から出射された光が有する光量むらを確実に除去することができる。
【0047】
なお、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bの表面に、熱線反射コーティングを蒸着させた構成とすることも可能であり、このような構成とした場合、ネガフィルム8への熱線の到達をさらに抑えて、ネガ面の温度上昇をさらに抑えることができる。
【0048】
コールドミラー7は、赤外線を透過させる一方、可視光線のみをネガフィルム8方向に反射させるものである。本実施形態においては、400〜780nmの波長を持つ可視光線のみを反射させるコールドミラー7を使用する。このようなコールドミラー7は、例えば熱線反射フィルタ4よりも、赤外線を除去する効率が高いものとなっている。このように、ハロゲンランプ9から出射した光は、熱線反射フィルタ4、およびコールドミラー7によって、その赤外線成分の光が除去されるので、ネガフィルム8の温度上昇を十分に抑えることができる。
【0049】
なお、このコールドミラー7の背面側、すなわち、コールドミラー7の反射面とは反対側には、反射防止板15が配置されている。この反射防止板15におけるコールドミラー7側の表面はホーニング処理が施され、さらに黒アルマイト(陽極酸化皮膜)処理が施されている。これにより、コールドミラー7を透過した赤外線がネガフィルム8方向へ反射することを防いでいる。また、この反射防止板15は、コールドミラー7を透過した赤外線が筺体1にまで到達し、使用者が触れる可能性のある筺体1の一部分が極端に温度上昇することを防ぐ機能をも有している。
【0050】
また、筐体1には、コールドミラー7からネガフィルム8への光の通過部となる開口部が形成されており、この開口部の外側に、コンデンサレンズユニット2が着脱自在に設置されている。なお、第2フライアイレンズ6Bと、コールドミラー7と、上記開口部とに囲まれた空間における両側面には、反射板が設けられており、側面方向に拡散された光を内側へ反射させることによって、光の利用効率を高める構成となっている。
【0051】
コンデンサレンズユニット2は、レンズホルダー16と、反射板(反射手段)17と、コンデンサレンズ(集光手段)18と、拡散板19とを備えている。コンデンサレンズユニット2の上面は、コンデンサレンズユニット2が筺体1に取付けられた状態(以下、取付け状態と称する)において、筺体1における開口部に密着して接するように配置される。
【0052】
また、コンデンサレンズユニット2は、取付け状態において、筺体1の側面よりも外側に突き出るような位置に設けられた把手部20を備えており、使用者は、この把手部20を把持することによって、コンデンサレンズユニット2の着脱を行う。
【0053】
レンズホルダー16は筒状の形状となっており、その断面は略正方形の形状となっている。また、このレンズホルダー16は、その中心軸が、取付け状態において、コールドミラー7からネガフィルム8へ照射される光の光軸にほぼ一致するように配置される。
【0054】
レンズホルダー16の内周における最下部には、拡散板19が配置されており、拡散板19の上部には、コンデンサレンズ18が配置されている。そして、レンズホルダー16の内周における最上部からコンデンサレンズ18の上部にわたる内側面に、反射板17が設けられている。
【0055】
コンデンサレンズ18は、レンズホルダー16の内周面に沿うように、略正方形の形状で形成されており、レンズホルダー16の内周側に設けられた、バネ鋼からなるレンズ押さえ(図示せず)によって保持されている。
【0056】
また、拡散板19は、スリガラスによって構成されており、ネガフィルム8上の微小な傷を目立たなくする目的で配置されている。この拡散板19による減光率は5〜10%程度であり、光が拡散板19を透過する際の光量の低下の程度は僅かなものとなっている。
【0057】
反射板17は、例えば、表面をスパッタリングなどにより鏡面仕上げした金属板やミラーなどによって構成されており、コンデンサレンズユニット2の光の入射側からコンデンサレンズ18に到る筒状領域の内周面を全て覆うように設けられている。
【0058】
また、コンデンサレンズユニット2において、把手部20側から見て左右の端部は、筺体1に形成されたガイド部(図示せず)にガイドされている。そして、コンデンサレンズユニット2は、このガイド部に従って、把手部20側から見て前後に(図1においては左右に)移動可能となっている。これにより、コンデンサレンズユニット2は、筺体1に対して取り外し可能となっている。
【0059】
さらに、筺体1におけるレンズホルダー16に対向する位置には、マグネット21が設けられており、取付け状態において、このマグネット21とレンズホルダー16とが磁力によって接着される。すなわち、コンデンサレンズユニット2は、図1において左右に移動することによって筺体1に対して着脱可能になっており、取付け状態においては、マグネット21とレンズホルダー16とが磁力によって接着されることにより固定される。よって、使用者はコンデンサレンズユニット2の交換を容易に行うことができ、かつ、取付け状態における正確な位置決めを行うことができる。
【0060】
なお、本実施形態では、コンデンサレンズユニット2は、上記のような構成によって筺体1に対して着脱可能となっているが、このような構成に限定されるものではなく、使用者が容易にコンデンサレンズユニット2の着脱を行うことができ、かつ、取付け状態におけるコンデンサレンズユニット2の位置決めを正確に行うことができる構成であれば、どのような構成でも構わない。
【0061】
このように、コンデンサレンズユニット2が着脱自在な構成となっているので、それぞれ焦点距離の異なるコンデンサレンズ18を備えたコンデンサレンズユニット2を複数用意しておくことによって、ネガフィルム8のサイズに応じて、コンデンサレンズユニット2を入れ換えて使用することができる。よって、ネガフィルム8のサイズが変更されても、コンデンサレンズユニット2を交換することによって、光が照射される領域が、ネガフィルム8上の画像領域よりも小さくなってしまったり、逆に、照明が必要な領域以外の領域に多量の光が照射されることがなくなる。したがって、サイズの異なるネガフィルム8を使用した場合でも、ハロゲンランプ9から出射した光を効率良く照明必要領域に照射することが可能となる。
【0062】
次に、上記光源装置における、ハロゲンランプ9から出射された光が辿る経路について説明する。
【0063】
ハロゲンランプ9から立体角360°で出射された光は、リフレクター11によって前方へ反射され、熱線反射フィルタ4に入射する。熱線反射フィルタ4では、熱線の一部が取り除かれ、可視光線が透過される。
【0064】
熱線反射フィルタ4から出射された光は、第1フライアイレンズ6Aに入射し、光量むらが除去された後、回転板ASSY5におけるフレーム12のいずれかの領域を透過する。その後、第2フライアイレンズ6Bを透過することによって、さらに光量むらが除去され、コールドミラー7によってネガフィルム8方向に反射される。なお、コールドミラー7に到達した赤外線の一部は、コールドミラー7を透過し、光路から外れる。
【0065】
コールドミラー7によって反射された光は、コンデンサレンズユニット2に入射する。コンデンサレンズユニット2に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光は、反射板17で反射され、コンデンサレンズ18に入射する。また、中心部近傍に入射した光は、直接コンデンサレンズ18に入射する。そして、コンデンサレンズ18を透過した光は、拡散板19を透過し、ネガフィルム8に照射される。
【0066】
このように、コンデンサレンズユニット2に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光は反射板17で反射された後にコンデンサレンズ18に入射し、中心部近傍に入射した光は直接コンデンサレンズ18に入射することによって、ネガフィルム8上に照射される光領域において、周辺部と中心部との間の光量差をほとんどなくすことができる。これは、ネガフィルム8上の光領域において、光量が小さくなる周辺部に対しては、反射板17で反射されずに直接照射される光と、反射板17で反射されて照射される光とが重畳されて照射されることによるものと推測される。
【0067】
このように、コンデンサレンズユニット2に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光は反射板17で反射された後にコンデンサレンズ18に入射し、中心部近傍に入射した光は直接コンデンサレンズ18に入射するようにするためには、リフレクタ11の反射面の曲率を、上記のような光の進行状態となるように設定する必要がある。本実施形態の構成においては、上記したように、リフレクタ11の反射面の曲率を、反射光の理論上の焦点が、後述する第2フライアイレンズ6Bとコンデンサレンズユニット2との間の領域内に位置するように設計した場合に、ネガフィルム8上における光領域の中心部と周辺部との光量差を最も小さくすることが可能となった。
【0068】
これに対して、例えば、リフレクタ11による反射光の理論上の焦点を、上記の位置よりも光源側に移動させた場合には、コンデンサレンズユニット2に入射する光の入射角度がきつくなり、反射板17によって光が乱反射されることになる。この場合、光量の損失が大きくなるという問題が生じる。
【0069】
また、リフレクタ11による反射光の理論上の焦点を、上記の位置よりもコンデンサレンズ18側に移動させた場合には、コンデンサレンズユニット2に入射する光の入射角度がゆるくなり、反射板17で反射されてネガフィルム8上に照射される光の量が少なくなる。この場合、反射板17による、ネガフィルム8上における周辺部の光量上昇の効果が少なくなり、中心部と周辺部との光量差を小さくすることができなくなる。
【0070】
以上のように、コンデンサレンズ18に対して光源側に反射板17を設けた構成とすることにより、ネガフィルム8上における光領域の中心部と周辺部との光量差をほとんどなくすことが可能となる。具体的には、この中心部と周辺部との光量差をおよそ3%以内にすることが可能となる。例えば、反射板17を設けない構成とした場合には、中心部と周辺部との光量差はおよそ10%程度となる。すなわち、上記のように反射板17を設けることによって、光量差を7%程度小さくることが可能となっている。
【0071】
例えば、ネガフィルム8を透過した光をCCDによって検出する装置の場合、上記のように、反射板17を設けない構成としたときには、CCDによって検出したデータに対してデータ処理を施すことによって、中心部と周辺部との光量差を補償する必要があった。しかしながら、前記したように、このようなデータ処理を行うと、余分なノイズが画像データに含まれることになる。
【0072】
一方、本実施形態における構成によれば、上記のように、中心部と周辺部との光量差を3%以内とすることができる。よって、光量差を補償するための画像処理を行う必要がなくなるので、処理の簡素化が図れるとともに、良好な画像データを提供することが可能となる。
【0073】
また、反射板17を設けない構成の場合には、中心部と周辺部との光量差が10%程度となっているので、ネガフィルム8の画像を感光材料としての印画紙に焼き付ける装置には適用することができなかった。しかしながら、本実施形態における構成によれば、中心部と周辺部との光量差をほとんどなくすことができるので、印画紙を感光させる装置に適用することが可能となる。
【0074】
また、上記のように、入射光をコンデンサレンズユニット2における入射側領域内に導くことができるように、透明基板の表面に複数のマイクロレンズが形成された第1および第2フライアイレンズ6A・6Bを備えているので、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bによって光量むらが除去された光の大部分がコンデンサレンズユニット2に入射することになる。したがって、従来用いられていたような、スリガラスや乳白色の顔料を含有した樹脂などを用いた拡散板のように、不要な領域へ光が拡散されることがなくなるので、ハロゲンランプ9を出射した光の光量ロスを大幅に低減することができる。
【0075】
また、第1および第2フライアイレンズ6A・6Bによって均一化された光は、コンデンサレンズ18によって集光されてネガフィルム8に照射されるので、照明が必要な領域にのみ光を照射することができる。したがって、従来のように、拡散板によって拡散された光を照明対象に照射する場合のように、不要な領域へも光が拡散されることがなくなるので、効率良くネガフィルム8を照明することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、発明に係る光源装置は、光源と、上記光源から出射した光を均一化する光均一化手段と、上記光均一化手段によって均一化された光を照明対象に対して集光する集光手段と、上記光均一化手段から上記集光手段に照射される光領域の周辺部を囲うように配置され、反射面がその内側に形成された反射手段とを備えている構成である。
【0077】
これにより、光均一化手段を出射した光のうち、周辺部に拡散した光が、反射手段によって中心部側に反射されることになる。すなわち、光均一化手段を出射した光のうち、集光手段に入射する光の割合を高めることができるので、光源から出射した光を、効率良く照明対象に照射することができるという効果を奏する。
【0078】
また、光均一化手段によって均一化された光は、集光手段によって集光されて照明対象に照射されるので、照明が必要な領域にのみ光を照射することができる。したがって、従来の、拡散板によって拡散された光を照明対象に照射する場合のように、不要な領域へも光が拡散されることがなくなるので、効率良く照明対象を照明することができるという効果を奏する。
【0079】
また、光源を出射した光は、光均一化手段によって光量むらが除去されてから集光手段によって集光されるので、光源を出射した光は、光均一化手段のほぼ全面に入射し、その後、集光手段によって集光されることになる。よって、照明対象に照射される光の光量むらを効率良く除去することができるという効果を奏する。
【0080】
発明に係る光源装置は、上記光源から出射される光を反射して上記集光手段が配置されている方向へ照射することができるように、上記光源の周囲に凹面形状で設けられるリフレクタをさらに備え、上記反射手段で囲まれた領域に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光が反射手段で反射された後に集光手段に入射し、中心部近傍に入射した光が直接集光手段に入射するように、上記リフレクタの反射面の曲率が設定されている構成である。
【0081】
これにより、上記の構成による効果に加えて、照明対象上の光領域において、光量が小さくなる周辺部に対しては、反射手段で反射されずに直接照射される光と、反射手段で反射されて照射される光とが重畳されて照射されることになる。したがって、照明対象上の光領域における、中心部と周辺部との間の光量差を小さくすることができるので、照明対象に対して均一な光を照射することが可能となるという効果を奏する。
【0082】
発明に係る光源装置は、上記光均一化手段が、透明基板の表面に複数のマイクロレンズが形成されたフライアイレンズである構成である。
【0083】
これにより、上記したいずれかの構成による効果に加えて、光均一化手段としてフライアイレンズを用いており、このフライアイレンズは、透明な透明基板およびマイクロレンズで構成されているため、透過率90%以上が実現されており、光源からの出射光の減光の程度を低く抑えることができる。したがって、このような構成の光均一化手段を用いることにより、入射した光を均一に拡散し、かつ、光量の減少を最低限にすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る光源装置の概略構成を示す側面図である。
【図2】従来の光源装置の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 筺体
2 コンデンサレンズユニット
3 光源部
4 熱線反射フィルタ
5 回転板ASSY
6A・6B 第1および第2フライアイレンズ(光均一化手段)
7 コールドミラー
8 ネガフィルム
9 ハロゲンランプ(光源)
10 ヒートシンク
11 リフレクタ
16 レンズホルダー
17 反射板(反射手段)
18 コンデンサレンズ(集光手段)
19 拡散板

Claims (3)

  1. 光源と、
    上記光源から出射した光を均一化するフライアイレンズと、
    上記光源および上記フライアイレンズを内部に含む筐体と、
    上記フライアイレンズによって均一化された光を照射対象に対して集光する集光手段、および、上記フライアイレンズから上記集光手段に照射される光領域の周辺部を囲うように配置され、反射面がその内側に形成された反射手段を有するレンズユニットとを備え、
    上記レンズユニットが上記筐体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする光源装置。
  2. 上記光源から出射される光を反射して上記集光手段が配置されている方向へ照射することができるように、上記光源の周囲に凹面形状で設けられるリフレクタをさらに備え、
    上記反射手段で囲まれた領域に入射した光のうち、周辺部近傍に入射した光が反射手段で反射された後に集光手段に入射し、中心部近傍に入射した光が直接集光手段に入射するように、上記リフレクタの反射面の曲率が設定されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 上記フライアイレンズが、自身の表面に熱線反射コーティングを蒸着させた構成であることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
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