JP3532724B2 - 照明装置およびこれを用いた画像読み取りシステム - Google Patents

照明装置およびこれを用いた画像読み取りシステム

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JP3532724B2
JP3532724B2 JP04401297A JP4401297A JP3532724B2 JP 3532724 B2 JP3532724 B2 JP 3532724B2 JP 04401297 A JP04401297 A JP 04401297A JP 4401297 A JP4401297 A JP 4401297A JP 3532724 B2 JP3532724 B2 JP 3532724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、照明対象物上の
ライン状の領域を照明する照明装置および該照明装置を
用いた画像読み取りシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】書状などの照明対象物上のライン状の領
域を照明するための照明装置は、主としてCCDライン
イメージセンサと組み合わせて、原稿上の画像を読み取
る画像読み取りシステムに用いられる。このような画像
読み取りシステム用の照明装置は、図8に示すように直
管型の蛍光管201を用いたものが一般的である。すな
わち、蛍光管201からの光が凹面反射鏡202で集光
され、書状などの照明対象物204に照射されることに
より、照明対象物204上のライン状の領域が照明され
る。照明された照明対象物204上のライン状領域の画
像は、結像レンズ205によって照明対象物204の正
面に設けられたCCDラインイメージセンサ206上に
結像され、読み取られる。
【0003】蛍光管は発光効率が高く、かつ小型で低コ
ストであるが、光量はあまり大きくないため、図8のよ
うな蛍光管201を光源とした構成では照明対象物20
4上を高い照度で照明することは難しい。画像読み取り
システムの中でも、特に高速の読み取りが求められる産
業用システムにおいては、照明対象物上を高い照度で照
明することが要求されるため、図8の照明装置はこうし
た用途に適さない。
【0004】そこで、このような高速画像読み取りシス
テムに用いられる照明装置では、図9に示すように光源
部300にハロゲンランプのような高輝度のランプ30
1を用い、ここから出る光を凹面反射鏡302で一旦集
光し、図示しない熱線カットフィルタを介して光ファイ
バ束303に通し、さらにライン型ライトガイド304
により光ファイバ束303の光出射端を細長く並べ替え
て、照明対象物305上にライン状の照明パターンを得
る方式が一般的である。光ファイバ束303およびライ
ン型ライトガイド304については、例えば特開平6−
148442、特開平6−51127、特開平6−51
128などに開示されている。照明された照明対象物3
05上の画像は、図9の場合と同様に結像レンズ306
を介して照明対象物305の正面に設けられたCCDラ
インイメージセンサ307上に結像され、読み取られ
る。
【0005】しかし、ハロゲンランプのような高輝度の
ランプ301は発熱量や消費電力が大きく、冷却用ファ
ンや大きな電源が必要である。また、光ファイバ束30
3およびライン型ライトガイド304は形状が大きく、
コストも高いため、照明装置全体としては光源・電源部
と光ファイバ束を連結した大がかりで高コストなものと
なってしまい、小型化とコスト削減が課題となってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、蛍光
管を用いた従来の照明装置は、発光効率が高く、かつ小
型で低コストであるという利点を持つ反面で、光量はあ
まり大きくないため、高速の画像読み取りシステム用照
明装置として必要な照度が十分に得られないという問題
点があった。
【0007】一方、ハロゲンランプのような高輝度ラン
プを含む光源と光ファイバ束を用いた照明装置は、高照
度の照明が可能であるが、発熱量および消費電力が大き
く、冷却用ファンや大きな電源が必要であり、また形状
が大きくコスト高であるという問題点があった。
【0008】本発明は、蛍光管を用いながら照明対象物
上のライン状領域を高い照度で照明することができる照
明装置およびこれを用いた安価で高性能な画像読み取り
処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は蛍光管の輝度を光学的手段により向上させ
て、照明対象物上のライン状領域を十分な照度で照明す
るようにしたことを骨子とするものである。
【0010】すなわち、本発明に係る照明装置は直管型
の蛍光管と、この蛍光管の周面の少なくとも一部に被着
されたプリズムシートと、蛍光管から放射されてプリズ
ムシートを透過した光を集光して照明対象物に照射する
集光素子とを具備することを特徴とする。
【0011】このように本発明では、特定方向の輝度を
光学的に向上させる効果を持つレンズシートであるプリ
ズムシートを蛍光管の周面に被着させることにより、蛍
光管の特定の出射角方向の輝度を向上させ、さらに蛍光
管面上の各出射点における最大輝度の光線を集光素子を
用いて選択的に照明対象物上に導くことにより、照明対
象物上のライン状の領域において高い照度を得ることが
できる。
【0012】ここで、プリズムシートは典型的には、一
方の面に断面形状が略三角形の複数の突条が形成され、
他方の面が平滑面からなるプリズム状の凸凹面を持つシ
ート状光学素子である。このようなプリズムシートは、
特定範囲の入射角を持つ光を透過させ、この特定範囲以
外の入射角を持つ光を拡散または反射させるような、光
学的な角度選択性を有する。この性質により、プリズム
シートを拡散性の光源である蛍光管の周面に貼り付ける
と、特定方向の輝度、具体的には蛍光管の管面に垂直な
方向およびその近辺の方向の輝度を向上させることがで
きる。
【0013】また、プリズムシートを断面形状が略三角
形の突条が蛍光管の長さ方向とほぼ平行となるような向
きに蛍光管の周面に貼り付けると、蛍光管の長さ方向に
関しての光の出射角の制限が緩和されるため、蛍光管の
管面に垂直な方向およびその近辺の方向の輝度を上げる
効果がより顕著に発揮される。
【0014】本発明において用いるプリズムシートと
は、このような特定方向についての輝度を向上させる性
質のあるシート状光学素子の総称である。なお、プリズ
ムシートにおいては、ある特定方向の輝度が向上するの
と引き替えに、他の方向についての輝度は低下する。こ
の輝度の低下は、突条の長さ方向とシートの法線ベクト
ルを含む面内の出射方向の光線に関しては顕著ではな
く、突条の長さ方向に直交する面内の出射方向の光線に
関して顕著である。
【0015】このようなプリズムシートを照明装置に応
用した例として、液晶ディスプレイのバックライトが公
知である。光源からの光が入射する導光板上に拡散板と
プリズムシートを置いて、導光板の正面方向の輝度を向
上させ、液晶パネルの視野特性を改善することができ
る。導光板上に配置された拡散板の上にプリズムシート
を置く場合と置かない場合とで輝度を比較すると、プリ
ズムシートを置くことにより、導光板の面に垂直な方向
の輝度が上昇することが知られている。これに対し、本
発明はプリズムシートを蛍光管の周面に被着し、かつプ
リズムシートを透過した光をさらに集光素子で集光して
照明対象物にライン状に照射する点が異なっている。
【0016】集光素子は光線の偏向作用、特にある一点
から出た光を別のある一点の付近に集める性質を有する
光学素子であり、シリンドリカルレンズや凹面反射鏡
(特に楕円柱型凹面反射鏡)が用いられる。
【0017】集光素子に凹面反射鏡を用いるときは、特
に蛍光管が円周方向の一部のみから光を出射するアパー
チャ付き蛍光管である場合、アパーチャを形成するため
の遮光マスクの存在により蛍光管により影ができると、
照明対象物上の照度が低下する可能性があるが、このよ
うな場合には蛍光管を反射鏡により反射されて照明対象
物に向かう光の光路から外れた位置に設置することで、
影ができないようにすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)図1に、本発明の一実施形態に係る
照明装置を含む画像読み取りシステムの構成を示す。直
管型の蛍光管101より発した光は、蛍光管101の周
面に貼りつけられたプリズムシート102を透過するこ
とによって、蛍光管101の管面に垂直な方向およびそ
の近辺の方向の輝度が高められる。
【0019】プリズムシート102を透過した光のう
ち、蛍光管101からその管面に垂直な方向およびその
近辺の方向に発した光が集光素子であるシリンドリカル
レンズ103により集光された後、照明対象物104で
ある例えば書状の表面上にライン状に照射され、このラ
イン状の照射領域が照明される。シリンドリカルレンズ
103は、蛍光管101の中心軸が照明対象物104の
ライン状の照射領域に焦点を結ぶように設置される。
【0020】このように本実施形態では、蛍光管101
とプリズムシート102およびシリンドリカルレンズ1
03により、照明対象物104をライン状に照明する照
明装置が構成される。この照明装置は、図1の例では照
明対象物104の表面を図の左右両側の斜め上方から照
明するように二箇所に設けられている。
【0021】こうして照明された照明対象物104上の
画像は、結像レンズ105を介して照明対象物104の
正面に設けられたCCDラインイメージセンサ106上
に結像される。CCDラインイメージセンサ106は、
照明対象物104上の画像を読み取って電気信号に変換
し、画像信号として図示しない処理部へ出力する。
【0022】次に、図2および図3を用いて光源部の構
成を詳細に説明する。図2は蛍光管101とプリズムシ
ート102からなる光源部の構成を示す斜視図であり、
図3はその断面図である。蛍光管101は断面円形の棒
状のガラス管111の内面に蛍光物質112を塗布し、
内部にガス113を封入した直管型蛍光管である。そし
て、この例では蛍光管101の周面の円周方向の一部に
プリズムシート102が透明接着剤114により貼り付
けられている。
【0023】プリズムシート102は、図2および図3
に示すように一方の面に略三角形の断面形状を有する突
条が長さ方向に沿って多数形成され、他方の面が平坦に
形成された透明シートからなるプリズム状の凹凸面を持
つシート状光学素子であり、平坦な方の面が蛍光管10
1の周面に貼り付けられている。このように構成される
プリズムシート102は、特定範囲の入射角を持つ光を
透過し、この特定範囲以外の入射角を持つ光を拡散また
は反射させるような、いわゆる光学的な角度選択性を有
する。
【0024】すなわち、蛍光管101から発してプリズ
ムシート102の一つの突条に入射する光に注目する
と、これらの光のうち突条を形成する三角形の辺に対し
て鋭角の入射角を持つ光、つまり蛍光管101の管面に
垂直な方向およびその近辺の方向の光は、プリズムシー
ト102を透過するが、鈍角の入射角を持つ光はプリズ
ムシート102で反射または拡散される。一方、プリズ
ムシート102を透過した光はプリズムシート102に
対して垂直に近い方向に出射する。このようにプリズム
シート102に特定範囲の入射角で入射して透過した光
がシリンドリカルレンズ103によって集光されること
により、照明対象物104上にライン状に照射され、ラ
イン状の領域が照明される。
【0025】次に、本実施形態による照明装置の効果に
ついて説明する。書状等の照明を行うに当たって高照度
を得るためには、シリンドリカルレンズ等による集光で
は不十分で、光源の輝度の向上が必須である。画像読み
取りのための照明を行う際、もし照明光を真上方向から
当てると、紙面で正反射された成分が直接CCDイメー
ジセンサに入り、不都合である。また、照明光をあまり
低い角度から当てると、紙面の凸凹などによる影の発生
の影響が大きくなり、やはり不都合である。
【0026】このように、照明光を照明対象物上に照射
するのに適した照射角(入射方向)は、ある特定範囲の
領域に限られる。一般的に、シリンドリカルレンズのよ
うな集光素子は、照射見込み角を広げることにより照明
対象物上の照度を高める効果がある。しかし、このよう
に照射角の領域が限定されている条件下において、照明
対象物上の照射領域の照度を向上させるには、集光素子
を使用するだけでは限界があり、どうしても光源の輝度
を向上させる必要がある。この要求を達成する上で、プ
リズムシート102は大きな効果を発揮する。
【0027】すなわち、蛍光管101の表面はほぼ完全
拡散光源面とみなされるので、ここから発した光は管面
の表側のほぼあらゆる方向に向けて出射される。しか
し、それらの光のうち、照明対象物104上の照射領域
付近へ到達し、照明光として有効に用いられる光は、あ
る限られた出射方向に向けて発したものに限られる。従
って、この方向に関してだけでも輝度を向上することが
できれば、照射領域における照度は向上するはずであ
る。
【0028】また、何らかの方法によってある方向に関
して輝度を向上させることができれば、その方向が都合
よく照射領域の方向を向いていない場合においても、そ
の方向の光をシリンドリカルレンズ102のような集光
素子を用いて照射領域付近へ導くことによって、照射領
域における照度を向上させる効果が得られる。
【0029】本実施形態のようにプリズムシート102
を用いると、ある特定の出射方向に関する輝度が向上す
る。プリズムシート102は前述のように特定範囲の入
射角の光を透過し、その範囲以外の入射角の光を拡散ま
たは反射させるという光学的な角度選択性を有する。こ
のため、プリズムシート102を拡散性の光源である蛍
光管101の周面上に貼り付けると、特定出射方向以外
の光が再度光源の方に反射されて再拡散されるという、
再利用作用が起こる。これによって特定方向の輝度を向
上させることができる。
【0030】そして、このようにしてプリズムシート1
02により特定方向の輝度が上昇した光をシリンドリカ
ルレンズ103によって照明対象物104上にライン状
に導くことにより、照明対象物104上の照射領域であ
るライン状の領域の輝度を効果的に向上させることがで
きる。
【0031】また、プリズムシート102は図2に示し
たように、断面が略三角形の突条が蛍光管101の長さ
方向とほぼ平行となるような向きに蛍光管101の周面
に貼り付けられている。このようにプリズムシート10
2を蛍光管101の周面に貼り付けると、蛍光管101
の長さ方向に関しての光の出射角の制限が緩和されるた
め、上述した効果がより顕著に発揮される。
【0032】次に、蛍光管101とプリズムシート10
2からなる光源部の他の構成例について説明する。図1
中に示した光源部では、蛍光管101を一般的な全面発
光タイプとし、その周面の一部、すなわち照明対象物1
04上のライン状の照射領域側(シリンドリカルレンズ
103側)の部分にのみプリズムシート102を貼り付
けているが、光源部の構成はこれに限られるものではな
く、例えば図4および図5に示すように構成することも
できる。
【0033】図4は、蛍光管101を全面発光タイプと
し、その周面全体にプリズムシート102を貼り付けた
場合の例を示している。このように構成しても、プリズ
ムシート102を蛍光管101の周面の円周方向の一部
のみに貼り付けた図2および図3に示した構成と同様の
効果が得られる。
【0034】図5は、蛍光管101をアパーチャ付きと
し、アパーチャ部にプリズムシート102を貼り付けた
例である。アパーチャ付き蛍光管とは、同図に示される
ようにガラス管111の周面の円周方向の一部を遮光マ
スク115により覆って光が出射されないように遮光
し、遮光マスク115で覆われていない部分をアパーチ
ャ116として、このアパーチャ116からのみ光が出
射されるようにすることにより、出射部の輝度を向上さ
せた蛍光管である。
【0035】なお、図5のアパーチャ付き蛍光管では、
出射部であるアパーチャ116の位置に蛍光物質112
が塗布されていないが、ここに蛍光物質が塗布されてい
るアパーチャつき蛍光管を用いた場合にも、同様の効果
が得られる。また、アパーチャ116の部分が透明であ
っても不透明であっても構わない。
【0036】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係る
照明装置を含む画像読み取りシステムの構成を示す断面
図である。図1と相対応する要素に同一の参照符号を付
して説明すると、本実施形態では集光素子として楕円柱
型凹面反射鏡107を用いた点が第1の実施形態と異な
る。
【0037】光源部は、第1の実施形態と同様に直管型
の蛍光管101およびその周面に貼り付けられたプリズ
ムシート102からなり、蛍光管101より発した光は
プリズムシート102を透過することによって、蛍光管
101の管面に垂直な方向およびその近辺の方向の輝度
が高められる。そして、本実施形態ではプリズムシート
102を透過した光のうち、蛍光管101からその管面
に垂直な方向およびその近辺の方向に発した光が楕円柱
型凹面反射鏡107により集光された後、照明対象物1
04である例えば書状の表面上にライン状に照射され、
このライン状の照射領域が照明される。楕円柱型凹面反
射鏡107は、蛍光管101の中心軸が照明対象物10
4のライン状の照射領域に結像するように設置される。
【0038】このように本実施形態では、蛍光管101
とプリズムシート102および楕円柱型凹面反射鏡10
7により、照明対象物104をライン状に照明する照明
装置が構成される。この照明装置は、第1の実施形態と
同様に照明対象物104の表面を図の左右両側の斜め上
方から照明するように二箇所に設けられている。
【0039】本実施形態では、蛍光管101は図4に示
した全面発光タイプとし、その周面全体にプリズムシー
ト102が貼り付けられている。このように光源部を構
成すると、蛍光管101の全方向に発した光を楕円柱型
凹面反射鏡107により集光して照明対象物104上に
照射することができるので、照明効率がより向上する利
点がある。
【0040】なお、光源部の構成としては図1中に示し
たように蛍光管101を全面発光タイプとし、その周面
の一部、すなわち照明対象物104上のライン状の照射
領域側にのみプリズムシート102を貼り付けた構成と
してよいし、図5に示したように蛍光管101をアパー
チャ付きとし、アパーチャ116からのみ光が出射され
るようにすることにより出射部の輝度を向上させ、この
アパーチャ部のみにプリズムシート102を貼り付けた
構成としてもよい。
【0041】(第3の実施形態) 次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7
は、本実施形態に係る照明装置を含む画像読み取りシス
テムの構成を示す断面図である。図6と相対応する要素
に同一の参照符号を付して説明すると、本実施形態では
蛍光管101照明対象物104のライン状の照射領域
に向かう光の光路から外れた位置に位置するように蛍光
管101および楕円柱型凹面反射鏡107を設置した点
が第2の実施形態と異なる。
【0042】第2の実施形態においては、図6に示した
ように蛍光管101が光路中にあるため、特にアパーチ
ャ付き蛍光管を用いた場合には、遮光マスク115によ
り蛍光管101が影となって照明対象物104上の照度
が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態にお
いては図7のように蛍光管101を光路から外した位置
に配置して、影の影響をなくす構成をとっている。この
ようにすることで、蛍光管101としてアパーチャ付き
蛍光管を用いた場合においても、照明対象物104上の
照度低下を避けることができる。
【0043】また、本実施形態においても、凹面反射鏡
107としては楕円柱面形状の反射鏡を用いている。こ
の場合、反射鏡107の2つの焦点位置に蛍光管101
の中心軸と、照明対象物104上のライン状の照射領域
をそれぞれ配置することによって、蛍光管101からの
光は反射鏡107により照明対象物104の照射領域に
効率よく集光される。
【0044】以上、本発明の実施形態について種々説明
したが、本発明は上記実施形態の構成に限定されるもの
ではない
【0045】例えば、プリズムシートとしては図に示し
たような形状のものに限定されるものではなく、特定範
囲の入射角を持つ光を透過し、この特定範囲以外の入射
角を持つ光を拡散または反射させる光学的角度選択性を
有するものであれば、どのような構成であっても構わな
い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればプ
リズムシートにより蛍光管からの光について特定方向の
輝度を向上させ、この輝度の向上した光のみを集光素子
により照明対象物上の照射部へ集中させて照射すること
によって、同じ蛍光管を用いて照明を行った場合にも、
ライン状の照射領域においてより高い照度を得ることが
できる。
【0047】従って、安価な蛍光管を用いながらも、高
速な読み取りが求められる画像読み取りシステムにおい
て必要な照度が十分得られるようになり、光ファイバ等
を用いる照明系と比較して大幅なコストダウンと装置の
小型化、および省エネルギーが可能となる。また、従来
の蛍光管を用いた照明装置にわずかな改造を施すことに
より、同じ消費電力でも、ライン状の照射領域の照度を
向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る照明装置を含む
画像読み取りシステムの構成を示す断面図
【図2】本発明における蛍光管とプリズムシートからな
る光源部の一構成例を示す斜視図
【図3】同光源部の構成を示す断面図
【図4】本発明における蛍光管とプリズムシートからな
る光源部の他の構成例を示す断面図
【図5】本発明における蛍光管とプリズムシートからな
る光源部の別の構成例を示す断面図
【図6】本発明の第2の実施形態に係る照明装置を含む
画像読み取りシステムの構成を示す断面図
【図7】本発明の第3の実施形態に係る照明装置を含む
画像読み取りシステムの構成を示す断面図
【図8】従来の直管型蛍光管を用いた照明装置を含む画
像読み取りシステムの構成を示す斜視図
【図9】従来の光ファイバ束を用いた照明装置を含む画
像読み取りシステムの構成を示す斜視図
【符号の説明】
101…蛍光管 102…プリズムシート 103…シリンドリカルレンズ 104…照明対象物 105…結像レンズ 106…CCDラインイメージセンサ 107…反射鏡 111…ガラス管 112…蛍光物質 113…封入ガス 114…透明接着剤 115…遮光板 116…アパーチャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02B 5/08 G03B 27/54 Z G03B 27/54 H04N 1/04 101 H04N 1/04 101 F21V 7/12 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21B 5/02 F21B 5/04 F21B 7/00 G02B 3/06 G02B 5/04 G02B 5/08 G03B 27/54 H04N 1/04 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直管型の蛍光管と、 前記蛍光管の周面の少なくとも一部に被着されたプリズ
    ムシートと、 前記蛍光管から放射されて前記プリズムシートを透過し
    た光を集光して照明対象物に照射する集光素子とを具備
    し、 前記プリズムシートは、一方の面に略三角形の断面形状
    を有する複数の突条が前記蛍光管の長さ方向とほぼ平行
    となるように前記蛍光管の周面に被着され、他方の面が
    平坦に形成されたシート状光学素子であり、該他方の面
    が前記蛍光管の周面に貼り付けられている ことを特徴と
    する照明装置。
  2. 【請求項2】前記集光素子としてシリンドリカルレンズ
    を用いたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 【請求項3】前記集光素子として凹面反射鏡を用いたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】前記集光素子として凹面反射鏡を用い、前
    記蛍光管を該反射鏡により反射されて照明対象物に向か
    う光の光路から外れた位置に設置したことを特徴とする
    請求項1に記載の照明装置。
  5. 【請求項5】前記蛍光管は、円周方向の一部のみから光
    を出射させるためのアパーチャを有することを特徴とす
    る請求項1または4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜のいずれか1項に記載の照明
    装置と、前記照明対象物上の画像を読み取る読み取り手
    段とを具備することを特徴とする画像読み取りシステ
    ム。
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