JP2005149996A - 線状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 線状照明範囲内での照度の均一性を高め、特に経時変化等によっても均一性が高い状態を維持する。
【解決手段】 1個のLED2から放射された光をスリット4に通して光束を線状に制限し、それをシリンドリカル凹型反射面を有する反射鏡5に当てて反射光を照明面10に導く。反射面の形状は、スリット4の開口の長手方向に対して直交する断面において、該開口を一方の焦点F1とし照明面10上の照射目的点を他方の焦点F2とする楕円曲線Aの一部を、該開口の長手方向に移動させた形状となっており、これによって照明面10の線状領域を照明する。LED2として、所定距離離間した照射面での照度分布が所定範囲で略一様であって且つ高輝度であるものを使用することにより、上記線状領域内での照度を略均一にすることができ、しかも時間経過に伴ってLED2の光量が減少しても照度の均一性は損なわれない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検査物の形状認識や検査を行う画像処理装置等に好適な照明装置に関し、更に詳しくは、照明対象物を線状(一次元状)に照明する線状照明装置に関する。
CCDカメラ等の撮像装置によって目的の画像を得るためには、その目的に見合った最適な照明が必要である。そのような照明を行う装置の一つとして、複数個の発光ダイオード(LED)を直線状に並べた線状光源と、断面が凹状のシリンドリカル反射面を有する反射鏡とを組み合わせ、被検査物を線状又は帯状に照明する線状照明装置が知られている(例えば特許文献1など参照)。
こうした線状照明装置では、1個のLEDにより照明面上に形成される光スポットは略円形又は長円形状であって、これが一次元状に連なることによって全体として線状の光スポットが形成される。したがって、1個のLEDによる照明範囲は狭い範囲でよく、配光を狭くしてより多くの光束を包含させたようなLEDを利用しつつ所望の形状の線状領域を照明することが多い。また、LEDの個数を増やして線状光源を長くすることによって、照明対象の線状領域を長く延ばすことができる。
しかしながら、従来のこうした線状照明装置には次のような問題がある。一般に画像処理等を目的とする照明装置の場合に、照明範囲内での照度の均一性を必要とすることが多い。上記線状照明装置では、各LEDの発光強度にばらつきがあると照明範囲内での照度にむらが生じるため、各LEDの発光強度をできるだけ揃える必要がある。通常、同一種類のLEDであっても特性には個体差があるから、できるだけ特性の揃ったLEDを選別して使用するといった工夫が必要となり、それがコストを増加させる大きな要因となる。
また、複数個のLEDの発光強度が初期的には揃っていたとしても、経時的な劣化による発光光量の変化の度合はそれぞれ異なるため、時間を経るに伴い照度むらが必然的に大きくなってゆく。そのため、長期間に亘る照明の安定性を考えた場合、大きな問題となる。さらにまた、照明範囲内で隣接するLEDによる光スポットの重なり状態によって照度むらが起こり、複数個のLEDを設計通りに高い寸法精度且つ傾きで固定することが必要となり、組立工程上でもコストが高くつく。
特開2002−93227号公報
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その主たる目的は、低廉なコストで以て、長期間に亘り安定的に照明範囲内の照度の高い均一性を確保することができる線状照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明に係る線状照明装置は、
a)1個のLEDと、
b)該LEDからの出射光束の範囲を線状に制限する開口を有する規制板と、
c)該開口の長手方向に対して直交する断面において該開口を一方の焦点とし照射目的点を他方の焦点とする楕円曲線の一部で形成されるシリンドリカル凹型反射面を有する反射鏡と、
を備え、前記照射目的点を含む線状領域を照明することを特徴とする。
本発明に係る線状照明装置では、発光源として、所定距離離間した照射面での照度分布が所定範囲で略一様であって且つ高輝度であるLEDを1個のみ使用し、このLEDから出射された光を規制板の開口を通して取り出して略線状の光束とする。好ましくは、このLEDは少なくとも規制板の開口の範囲に対して照度分布が略一様な発光特性を有し、その開口の長手方向及び短手方向のそれぞれ略中央の軸上に配置された構成とするとよい。これにより、開口を通過する線状の光束の照度は略均一となる。この光束を反射鏡のシリンドリカル凹型反射面に照射し、その反射光を照射目的点を含む照明面に導く。開口の長手方向に対し直交する断面において該開口は照射目的点と共役な位置であるため、照射目的点の近傍には開口を投影した線状の光スポットが形成される。
照明面における線状の照明領域内の照度の均一性は、規制板の開口の範囲でのLEDの照度分布の均一性に依存する。したがって、前述したようにその開口の範囲においてLEDの照度分布が略一様な発光特性を有することにより、照明面上の線状領域内での照度の均一性を高くすることができる。
上述したような本発明に係る線状照明装置の構成において、規制板の開口は短手方向にも或る程度のサイズを有し、またLEDの発光領域も点ではなく或る程度の面積を有している。そのため、実際には、規制板の開口の長手方向に対し直交する断面において、開口の短手方向の1点から発した光が照射目的点の1点に収束すると単純には捉えることができず、該断面上で開口の短手方向にサイズを有する像が照射目的点を含む照明面付近に投影されることになる。その場合、LEDからの発光光軸に直交して規制板の開口面が配置されると、その開口の短手方向にサイズを有する像は、照明面付近では上記発光光軸に平行な面上では収束せずに若干広がった集光状態となる。その結果、上記発光光軸に平行に照明面を配置すると、その面上に形成される線状の照明領域内では互いに対向する長手方向の両縁端で若干の焦点ボケが生じてしまうことになる。
そこで、本発明に係る線状照明装置において、規制板開口の短手方向にサイズを有する像をLEDからの発光光軸に平行な照明面上に鮮明に、つまり焦点ボケなく収束させるには、LEDからの発光光軸に直交して規制板の開口面を配置するのではなく、互いに共役な楕円の2焦点を通る直線に対して所定角度だけ傾けるように配置するとよい。すなわち、規制板開口にあって長手方向に延伸する両縁端部を、光束の通過方向に段差を有するべく形成する構成とするとよい。これによって、開口の短手方向にサイズを有する像をLEDからの発光光軸に平行な照明面上に投影したときに、その短手方向の両端部、つまり長手方向に延伸する両縁端部に相当する箇所が焦点ボケすることがなく、輪郭が明瞭である線状領域内全体を略均一な照度で以て照明することができる。
また、本発明に係る線状照明装置において線状照明領域内での照度を高くしたい場合に、前記LED、規制板、及び反射鏡を1組とする照射手段を複数組有し、それら複数組の照射手段にあって、各規制板の開口の長手方向は同一方向であって且つ前記照射目的点である他方の焦点を共有するように配置されている構成とすることが好ましい。
この構成によれば、複数の照射手段から同一の照明領域に向けてそれぞれ独立に光を照射し、照明領域においてそれら複数の方向からの光束が重なることによって照度を高くすることができる。
また、その一態様として、前記照射手段を2組有し、その2組の照射手段に含まれる規制板の開口の長手方向に対して直交する断面において、該2組の照射手段は前記照射目的点を通過する直線を軸として線対称に配置されている構成とすることができる。この構成によれば、照明面に設置された対象物に対しその鉛直上方には照射手段が配置されないので、この位置にCCDカメラ等の撮像手段を配置し、対象物を真上から撮像することが可能となる。また、光が両方向から当たるため、照明の片寄り現象が解消され対象物が凹凸を有するものであっても影が出来ず、良好な画像を得ることができる。
さらに具体的な一態様として、前記規制板の開口の長手方向に対して直交する断面において、2組の照射手段に含まれる2個のLEDが線対称の軸側に向かって配置される構成とすることができる。また、別の態様として、前記規制板の開口の長手方向に対して直交する断面において、2組の照射手段に含まれる2個のLEDが線対称の軸側に背を向けて配置される構成としてもよい。
前者の態様では、線対称の軸に対して狭い角度で照明面を照明するのに有利である。一方、後者の態様では、線対称の軸に対して広い角度で照明面を照明するのに有利である。両態様とも、装置全体のサイズはほぼ同程度であるので、所望の照明角度に応じていずれかを適宜に選択すればよい。
上述したように本発明に係る線状照明装置では、照明対象である照明面上の線状領域内での照度の均一性を非常に高くすることができる。また、経時的な劣化がLEDに生じて発光光量が減少した場合でも照度の均一性は殆ど損なわれないため、長期間に亘って高い照度均一性を確保することができる。また、従来のように特性の揃ったLEDを複数個用意する必要がなく、また組立時の精度もそれほど厳しくする必要がないので、全体としてコストを大幅に低減することが可能である。さらにまた、規制板をその開口の形状やサイズが相違するものに交換することによって、様々な形状やサイズの線状領域を照明することができ、各種の用途に広く対応することができる。
以下、本発明の一実施例である線状照明装置について図面を参照して説明する。図1は本実施例による線状照明装置の光学系配置を説明するための光路図、図2はスリットの拡大図であって(a)は縦断面図、(b)は正面平面図、図3はLEDの配光特性を説明するための図であり、(b)はLEDとスリットとの関係を示す概略図、(a)は(b)に示すスリット開口長手方向におけるLEDの照度分布を示す図である。また、図4は本実施例による線状照明装置においてスリット開口に段差を設けた理由を説明するための光路図、図5は本実施例による線状照明装置における光路の詳細図であって、(a)はスリット開口近傍の光路を示す図、(b)は照明面近傍における光路を示す図である。なお、図1は、本実施例の光学系配置を、発光源であるLED2を含み、スリット4の開口の長手方向に対して直交する断面図で以て示したものである。この図1では図面が煩雑になるのを避けるため代表的な光路のみを記載しているが、記載のもの以外に多数の光路を通る光が存在することは当然である。
図1に示す照明手段1は、照明面10上を照明するための主要な光学部品として、LED2、スリット(本発明における規制板)4及び反射鏡5を備える。詳しく説明すると、発光源である唯一のLED2は、基板3を介してそれに直交する方向に発光光軸Pが指向するようにケーシング6に取り付けられている。LED2から発する光は、発光光軸Pを中心に角度ωで立体角状に広がった配光をなす。このLED2は広配光であって、しかもLED2から所定距離だけ離間した、発光光軸Pに直交する平面上で照度分布が略均一となる。
すなわち、図3(b)に示すようにLED2から距離Dだけ離れた平面B上において、図3(a)に示すような照度分布となる。LED2の発光部(チップ)から平面Bまでの距離は発光光軸Pから離れるに従い長くなるから、一般には、発光光軸P付近で照度が最大となり周辺部に向かうに従って照度が低下するのが普通である。それに対し、このLED2では、例えばチップの前方に配置された樹脂やガラス製のレンズに所定の特性を持たせることにより、このような配光特性を実現している。
このLED2の前方には、後述する楕円曲線Aの中心点及び照射目的点を通る直線である軸Cに沿ってスリット4が設けられ、さらにその前方には反射鏡5が設けられている。スリット4に形成されている線状の開口41は、図1の紙面に直交する方向が長手方向であり、LED2はその開口41の長手方向及び短手方向のそれぞれ中央から発光光軸Pに沿ってやや後退した位置に設けられている。反射鏡5の断面は図1中に点線で示す楕円曲線Aの一部を構成しており、この断面が開口41の長手方向に移動することで反射鏡5のシリンドリカル凹型反射面が形成される。
LED2、スリット4及び反射鏡5を内装するケーシング6は、反射鏡5による反射光の出射方向が広く開口しているが、その開口部には光損失が殆ど無い、ガラス又は合成樹脂製の透明板7が取り付けられている。この透明板7はLED2や反射鏡5の反射面の汚れや機械的な損傷を防止する保護を目的としているものであるから、照明装置としての機能に必須ではない。また、LED2及びスリット4の部分には非透明の遮光板8が介挿されており、これによって外光がケーシング6内に侵入することを軽減し、またケーシング6内でスリット4などに当たって反射した光がケーシング6内から漏洩することも防止している。
反射鏡5のシリンドリカル凹型反射面を構成する楕円曲線Aは2つの焦点を有しており、その一方の焦点(第1焦点)F1に開口41が位置するようにスリット4が配置され、他方の焦点(第2焦点)F2に照射目的点が位置するように照明面10が軸Cに略直交した状態で配置される。これによって、スリット4の開口41の位置に線状の光源を配置したものとみなすことができ、その線状光源の像を照射目的点を含む照明面10上に結像させることができる。
但し、実際には、図2(b)に示すようにスリット4の開口41は長手方向にd2なるサイズを有するのみならず短手方向にも或るサイズd1を有する。また、LED2のチップも或る程度の面積を有している。そのため、図4に示すように、仮にスリット4の開口41の短手方向が完全に軸Cと平行となっている場合、開口41の短手範囲内に存在する焦点f11に対する他の焦点は照射対象点F2(f11’)となるものの、開口41上の他の点f12、f13に対する他の収束点f12’、f13’は軸Cに直交する照明面10上には存在せず、さらに所定角度θだけ傾いた照明面10’上に存在することになる。そのため、仮に照明面を符号10’のような状態に配置すればスリット4の開口41の投影像を焦点ボケなく、つまり鮮明な輪郭を有して投影することが可能であるが、照明面を符号10のような状態に配置すると、スリット4の開口41の中心の焦点f11に対する像はボケがないものの、両端部の焦点f12、f13に対する像は若干のボケが生じ、線状照明範囲の輪郭が不鮮明になる。
そこで、この実施例の線状照明装置では、照明面を符号10の位置に配置しても鮮明な投影像が得られるように、スリット4の開口41の形状を工夫している。すなわち、図2(a)に示すように、スリット4の開口41の互いに対向する長辺42、43は光の通過方向にd3だけ段差を有するように形成されている。これによって、図5(a)に示すように、開口41の開口面は軸Cに垂直ではなく角度θだけ傾き、この面上の点F12、F13もF11に対して軸C上からずれる。それによって、図1及び図5(b)に描出したように軸Cに直交して配置された照明面10上に、それぞれの点F11、F12、F13に対する他の収束点F11’、F12’、F13’を位置させることができ、線状照明領域の輪郭をも鮮明にすることができる。
なお、点F12、F13及び角度θは次のようにして求めることができる。すなわち、図5(b)に描いたように、照明面10上の照明幅の縁の点F12’、F13’から光が出射すると考え、その光が反射鏡5の反射面で反射された後にスリット4のどの付近に集光するのかを求めればよい。この集光した点がF12、F13となる。そして、このF12、F11、F13を結んだ線と軸Cとの挟角が角度θとなる。こうした求め方は、光学設計で言われるところの光線追跡を逆に辿った追跡方法である。
また、上記説明した光学的配置は多少ずれても実用上は差し支えないことが多く、むしろ、照射範囲を多少広げる等のために意図的に焦点を外すという利用方法も考えられる。また、スリット4の開口41のサイズは、LED2の配光で照度分布が略均一である範囲であれば、目的に応じて適宜に変更することができる。
上記実施例の線状照明装置では、LED2、スリット4及び反射鏡5を含む照明手段1を1組のみ利用しているため、線状照明領域内の照度を上げるためにはLED2の輝度を高める必要があるが、これは素子の特性上の制約がある。そこで、線状照明領域内の照度を上げる方法として、より有効であるのは複数の照明手段を用いることである。次に、2組の照明手段を用いた実施例について説明する。図6及び図7は、2組の照明手段1a、1bを用いたそれぞれ異なる構成の線状照明装置の光路図であり、図1と同様にスリット開口の長手方向に対して直交する断面における光学的配置を描いたものである。なお、図6及び図7中の各構成要素の符号は、2組の照明手段1a、1bのいずれに属するのかを示すa又はbを除いて図1で説明した構成要素と同一又は相当するものを指し示す。
図6に示す線状照明装置においては、2組の照明手段1a、1bは、それぞれの照射目的点である楕円曲線Aa、Abの第2焦点F2a、F2bがほぼ一致するように、それぞれのLED2a、2bが向い合って配置される。すなわち、2組の照明手段1a、1bは、照射目的点を通る直線Qを軸として線対称で、且つ反射鏡5a、5bがLED2a、2bよりも内側(直線Qに近い側)に配置されている。したがって、両照明手段1a、1bのスリット4a、4bの開口、反射鏡5a、5bは同一方向(図6中の紙面に直交する方向)に延在しており、両照明手段1a、1bから照射された線状の光束は、照明面10上においてほぼ完全に重なる。それ故に、照明面10上の線状照明領域内の照度は両照明手段1a、1bによる照度の和となり、LED2の特性を含め、同一構成の照明手段を2組使用すれば、照度は2倍になる。
このように本実施例の構成による線状照明装置では、同一の照明手段1a、1bを軸Cの両側に対称に配置するだけで、手間をかけずに容易に照明面10上の線状照明領域内の照度を上げることができる。この場合でも、いずれか一方の照明手段のLEDの発光強度が経時劣化等で低下してきても照度の均一性が損なわれることはない。
また、この構成では、各照明手段1a、1bは照明面10に直交する直線Qから或る程度離れているので、照明手段に邪魔されることなく垂直に照射面10を見ることができる。したがって、例えば照明面10上の被検査物を明るく照明しながら、直線Q上に設置したCCDカメラ等で被検査物を真上から撮影する、或いは拡大レンズ等を通して真上から目視で観察するのに非常に便利である。また、その際に2組の照明手段1a、1bは被検査物を両側の斜め上方から照らすので、照明の片寄り現象が無くなり被検査物が凹凸を有するものであっても一方向に強い影が出来ず、良好な画像を得ることができる。
一方、図7に示す線状照明装置においては、2組の照明手段1a、1bは、照射目的点を通る直線Qを軸として線対称で、且つLED2a、2bが背中合わせに配置されている。したがって、基本的には図6の構成と同様の効果を奏する。線対称の軸Qに対して狭い角度で照明面10を照明する場合には、図6のような構成が好ましく、他方、広い角度で照明面10を照明する場合には、図7のような構成が好ましい。図6、図7のいずれの構成とも、装置全体のサイズはほぼ同じであるので、照明の角度を使い分ける際に選択することができる。
なお、上記実施例は本発明の単に一例に過ぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正を加えても、本願の特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
本発明の一実施例による線状照明装置の光学系配置を説明するための光路図。 本実施例による線状照明装置におけるスリットの拡大図であって縦断面図(a)及び正面平面図(b)。 本実施例による線状照明装置におけるLEDの配光特性を説明するための図であり、(b)はLEDとスリットとの関係を示す概略図、(a)は(b)に示すスリット開口長手方向におけるLEDの照度分布を示す図。 本実施例による線状照明装置におけるスリット開口に段差を設けた理由を説明するための光路図。 本実施例による線状照明装置における光路の詳細図であり、(a)はスリット開口近傍の光路を示す図、(b)は照明面近傍における光路を示す図。 本発明の他の実施例による線状照明装置の光学系配置を説明するための光路図。 図6の変形例による線状照明装置の光学系配置を説明するための光路図。
符号の説明
1、1a、1b…照明手段
2、2a、2b…LED
4、4a、4b…スリット
41…開口
42、43…長辺
5、5a、5b…反射鏡
10…照明面

Claims (5)

  1. a)1個のLEDと、
    b)該LEDからの出射光束の範囲を線状に制限する開口を有する規制板と、
    c)該開口の長手方向に対して直交する断面において該開口を一方の焦点とし照射目的点を他方の焦点とする楕円曲線の一部で形成されるシリンドリカル凹型反射面を有する反射鏡と、
    を備え、前記照射目的点を含む線状領域を照明することを特徴とする線状照明装置。
  2. 前記LEDは少なくとも前記開口の範囲に対して照度分布が略一様な発光特性を有し、該開口の長手方向及び短手方向のそれぞれ略中央の軸上に配置されて成ることを特徴とする請求項1に記載の線状照明装置。
  3. 前記開口にあって長手方向に延伸する両縁端部は、光束の通過方向に段差を有して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の線状照明装置。
  4. 前記LED、規制板、及び反射鏡を1組とする照射手段を複数組有し、それら複数組の照射手段にあって、各規制板の開口の長手方向は同一方向であって且つ前記照射目的点である他方の焦点を共有するように配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の線状照明装置。
  5. 前記照射手段を2組有し、その2組の照射手段に含まれる規制板の開口の長手方向に対して直交する断面において、該2組の照射手段は前記照射目的点を通過する直線を軸として線対称に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の線状照明装置。
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