JP2018004306A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018004306A
JP2018004306A JP2016127692A JP2016127692A JP2018004306A JP 2018004306 A JP2018004306 A JP 2018004306A JP 2016127692 A JP2016127692 A JP 2016127692A JP 2016127692 A JP2016127692 A JP 2016127692A JP 2018004306 A JP2018004306 A JP 2018004306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
unit
wafer
focal point
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016127692A
Other languages
English (en)
Inventor
優作 伊藤
Yusaku Ito
優作 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2016127692A priority Critical patent/JP2018004306A/ja
Publication of JP2018004306A publication Critical patent/JP2018004306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】被処理体の表面状態を高精度に検査できる表面検査装置を提供すること。【解決手段】ウエーハWを保持するチャックテーブルと、ウエーハWを撮像する撮像部と、チャックテーブルから撮像部に延びる光軸Lを中心にして配置され、環状のスリット104Bを備える一の環状の光ガイド104と、発光源からの光を光ガイド104に伝送する光ファイバと、光軸Lを囲繞する凹状の反射面を有する反射鏡105と、を備え、反射面はスリット104Bを第2焦点F2としウエーハW上の被照射点を第1焦点F1とする楕円曲線の一部を、光軸Lを中心に一回転させることにより形成される凹曲面である。【選択図】図5

Description

本発明は、被処理体の表面を検査する表面検査装置に関する。
一般に、被処理体(例えば、ウエーハ)の表面の欠陥や加工状態を検査する検査装置が知られている。この種の装置では、切削加工や研削加工などの加工処理が施された被処理体の表面を撮像する撮像部(CCDなどの撮像素子および顕微鏡)を備え、この撮像部の光軸に対して斜めの方向から被処理体の表面に光を照射している(例えば、特許文献1参照)。被処理体の表面に欠陥などが生じている場合には、照射された光が欠陥により散乱して撮像部に入光するため、この散乱光による被処理体の表面のコントラストに基づき、表面の欠陥や加工状態を検知している。
特開2012‐253299号公報
ところで、被処理体の表面を検査するに際し、表面の欠陥や加工状態をより高精度に検査することが要望される。表面の欠陥などを精度よく検知(撮像)するためには、被処理体の表面に十分な光量を導き、表面状態に基づくコントラストを得る必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被処理体の表面状態を高精度に検査できる表面検査装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被処理体の表面を検査する表面検査装置であって、被処理体を保持する保持部と、保持部に保持された被処理体を撮像する撮像部と、所定波長の光を発する発光源と、保持部から撮像部に伸びる光軸を中心にして配置され、環状の出射部を備える一の環状の光ガイドと、発光源からの光を光ガイドに伝送する光伝送部と、光軸を囲繞する凹状の反射面を有する反射鏡と、を備え、反射面は出射部を一の焦点とし光の被照射点を他の焦点とする楕円曲線の一部を、光軸を中心に一回転させることにより形成される凹曲面とするものである。
この構成によれば、一の環状の光ガイドの出射部から出射される光を効率よく被照射点に導くことができるため、被照射点におけるコントラストを高めることができ、被処理体の表面状態を高精度に検査することができる。
この構成において、一の焦点と他の焦点を結ぶ線と光軸との交わる角度は30°以上であることが好ましい。また、出射部から出射された光の一部を遮光する遮光部を備えてもよい。また、光ガイドと撮像部とは、一のケーシング内に配置されてもよい。
本発明によれば、反射鏡の反射面は、出射部を一の焦点とし光の被照射点を他の焦点とする楕円曲線の一部を、光軸を中心に一回転させて形成される凹曲面としたため、一の環状の光ガイドの出射部から出射される光を効率よく被照射点に導くことができる。このため、被照射点におけるコントラストを高めることができ、被処理体の表面状態を高精度に検査することができる。
図1は、本実施形態に係る表面検査装置を備える研削研磨装置の斜視図である。 図2は、研削研磨装置が備える研磨ユニットを模式的に示す斜視図である。 図3は、研削研磨装置が備える検査ユニットを模式的に示す斜視図である。 図4は、検査ユニットの内部構成を示す断面図である。 図5は、検査ユニットの部分拡大断面図である。 図6は、楕円からなる反射鏡に対するウエーハおよび出射部の配置関係を示す模式図である。 図7は、実施例、従来例、および比較例で取得されたコントラストの値を比較したグラフである。 図8は、変形例に係る検査ユニットの内部構成を示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、本実施形態に係る表面検査装置を備える研削研磨装置の斜視図である。研削研磨装置2は、フルオートタイプの加工装置であり、制御部100の制御の下、ウエーハW(被処理体)に対して搬入処理、粗研削加工、仕上げ研削加工、研磨加工、表面検査処理、洗浄処理、搬出処理からなる一連の作業を全自動で実施するように構成されている。ウエーハWは、略円板状に形成されており、カセット8a,8bに収容された状態で研削研磨装置2に搬入される。なお、ウエーハWは、研削処理および研磨処理が施される板状のワークであればよく、シリコン、ガリウムヒ素等の半導体基板でもよいし、セラミック、ガラス、サファイア等の無機材料基板でもよいし、さらに半導体製品のパッケージ基板などでもよい。ウエーハWの表面は、格子状に配列されたストリート(分割予定ライン:不図示)により複数の領域に区画され、各領域にはIC等のデバイス(不図示)が形成されている。
研削研磨装置2は、図1に示すように、各構成を支持する基台4を備えている。基台4の上面の前端側には、開口4aが形成されており、この開口4a内には、ウエーハWを搬送する第1の搬送ユニット6が設けられている。また、開口4aのさらに前端側の領域には、それぞれ複数のウエーハWを収容可能なカセット8a,8bを載置する載置台10a,10bが形成されている。
また、基台4には、ウエーハWの位置合わせを行うアライメント機構12が設けられている。このアライメント機構12は、ウエーハWが仮置きされる仮置きテーブル14を含み、例えば、カセット8aから第1の搬送ユニット6で搬送され、仮置きテーブル14に仮置きされたウエーハWの中心を位置合わせする。
基台4には、アライメント機構12を跨ぐ門型の支持構造16が配置されている。この支持構造16には、ウエーハWを搬送する第2の搬送ユニット18が設けられている。第2の搬送ユニット18は、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)、及び上下方向(Z軸方向)に移動可能であり、例えば、アライメント機構12で位置合わせされたウエーハWを後方に搬送する。
開口4aおよびアライメント機構12の後方には、開口4bが形成されている。この開口4b内には、鉛直方向に延びる回転軸の周りに回転する円盤状のターンテーブル20が配置されている。ターンテーブル20の上面には、ウエーハWを吸引保持する4個のチャックテーブル(保持部)22が略等角度間隔に設置されている。
第2の搬送ユニット18でアライメント機構12から搬出されたウエーハWは、裏面側が上方に露出するように、前方側の搬入搬出位置Aに位置付けられたチャックテーブル22へと搬入される。ターンテーブル20は、時計回り方向Rの向きに回転し、チャックテーブル22を、搬入搬出位置A、粗研削位置B、仕上げ研削位置C、研磨位置Dの順に位置付ける。
各チャックテーブル22は、モータ等の回転駆動源(不図示)と連結されており、鉛直方向に延びる回転軸の周りに回転可能に構成されており、本実施形態では、各チャックテーブル22は、制御部100の制御により所定速度(例えば3000rpm)で回転可能となっている。各チャックテーブル22の上面は、ウエーハWを吸引保持する保持面となっている。この保持面は、チャックテーブル22の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)と接続されている。チャックテーブル22に搬入されたウエーハWは、保持面に作用する吸引源の負圧で表面側を吸引される。
ターンテーブル20の後方には、上方に伸びる壁状の支持構造24が立設されている。支持構造24の前面には、2組の昇降ユニット26が設けられている。各昇降ユニット26は、鉛直方向(Z軸方向)に伸びる2本の昇降ガイドレール28を備えており、この昇降ガイドレール28には、昇降テーブル30がスライド可能に設置されている。
昇降テーブル30の後面側には、ナット部(不図示)が固定されており、このナット部には、昇降ガイドレール28と平行な昇降ボールねじ32が螺合されている。昇降ボールねじ32の一端部には、昇降パルスモータ34が連結されている。昇降パルスモータ34で昇降ボールねじ32を回転させることにより、昇降テーブル30は昇降ガイドレール28に沿って上下に移動する。
昇降テーブル30の前面には、固定具36が設けられている。粗研削位置Bの上方に位置付けられた昇降テーブル30の固定具36には、ウエーハWを粗研削する粗研削用の研削ユニット38aが固定されている。一方、仕上げ研削位置Cの上方に位置付けられた昇降テーブル30の固定具36には、ウエーハWを仕上げ研削する仕上げ研削用の研削ユニット38bが固定されている。
研削ユニット38a,38bのスピンドルハウジング40には、それぞれ、回転軸を構成するスピンドル42が収容されており、各スピンドル42の下端部(先端部)には、円盤状のホイールマウント44が固定されている。研削ユニット38aのホイールマウント44の下面には、粗研削用の研削砥石を備えた研削ホイール46aが装着されており、研削ユニット38bのホイールマウント44の下面には、仕上げ研削用の研削砥石を備えた研削ホイール46bが装着されている。各スピンドル42の上端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されており、研削ホイール46a,46bは、回転駆動源から伝達される回転力で回転する。
チャックテーブル22およびスピンドル42を回転させつつ、研削ホイール46a,46bを下降させ、純水等の研削液を供給しながらウエーハWの裏面側に接触させることで、ウエーハWを粗研削又は仕上げ研削できる。研磨位置Dの近傍には、研削ユニット38a,38bで研削されたウエーハWの上面を研磨する研磨ユニット48が設けられている。また、搬入搬出位置Aの近傍には、ウエーハWの上面(表面)の欠陥や加工状態を検査する検査ユニット50が配置されている。研削ユニット38a,38bおよび研磨ユニット48で研削および研磨されたウエーハWは、検査ユニット50でウエーハWの上面(表面)に残存する研削痕や、研磨不良としてのスクラッチ、クラック、もしくは、微細なパーティクルなどの有無を検査される。
アライメント機構12の前方にはウエーハWを洗浄する洗浄ユニット52が設けられており、上面(表面)の検査がされた後のウエーハWは、第2の搬送ユニット18でチャックテーブル22から洗浄ユニット52へと搬送される。洗浄ユニット52で洗浄されたウエーハWは、第1の搬送ユニット6で搬送され、カセット8bに収容される。
図2は、研削研磨装置が備える研磨ユニットを模式的に示す斜視図である。基台4(図1)の上面には、図2に示すように、ブロック状の支持構造54が立設されている。支持構造54の後面には、研磨ユニット48を水平方向(ここでは、X軸方向)に移動させる水平移動ユニット56が設けられている。
水平移動ユニット56は、支持構造54の後面に固定され水平方向(X軸方向)に平行な一対の水平ガイドレール58を備える。水平ガイドレール58には、水平移動テーブル60がスライド可能に設置されている。水平移動テーブル60の後面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、水平ガイドレール58と平行な水平ボールねじ(不図示)が螺合されている。
水平ボールねじの一端部には、パルスモータ62が連結されている。パルスモータ62で水平ボールねじを回転させることにより、水平移動テーブル60は水平ガイドレール58に沿って水平方向(X軸方向)に移動する。水平移動テーブル60の後面側には、研磨ユニット48を鉛直方向(Z軸方向)に移動させる鉛直移動ユニット64が設けられている。鉛直移動ユニット64は、水平移動テーブル60の後面に固定され鉛直方向(Z軸方向)に平行な一対の鉛直ガイドレール66を備える。鉛直ガイドレール66には、鉛直移動テーブル68がスライド可能に設置されている。鉛直移動テーブル68の前面側(裏面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、鉛直ガイドレール66と平行な鉛直ボールねじ(不図示)が螺合されている。
鉛直ボールねじの一端部には、パルスモータ70が連結されている。パルスモータ70で鉛直ボールねじを回転させることにより、鉛直移動テーブル68は鉛直ガイドレール66に沿って鉛直方向(Z軸方向)に移動する。鉛直移動テーブル68の後面(表面)には、ウエーハWの上面を研磨する研磨ユニット48が固定されている。研磨ユニット48のスピンドルハウジング72には、回転軸を構成するスピンドル74が収容されており、スピンドル74の下端部(先端部)には、円盤状のホイールマウント76が固定されている。ホイールマウント76の下面には、ホイールマウント76と略同径の研磨ホイール78が装着されている。研磨ホイール78は、ステンレス等の金属材料で形成されたホイール基台78aを備えている。ホイール基台78aの下面には、円盤状の研磨パッド78bが固定されている。
研磨ホイール78の近傍には、チャックテーブル22に保持され露出したウエーハWの上面に研磨液(スラリー等)を供給する研磨液供給ノズル(不図示)が配置されている。チャックテーブル22及びスピンドル74を回転させつつ、研磨ホイール78を下降させ、研磨液を供給しながらウエーハWの上面に研磨パッド78bを接触させることで、ウエーハWを研磨できる。
図3は、研削研磨装置が備える検査ユニットを模式的に示す斜視図である。基台4(図1)の上面には、図3に示すように、支持構造21が立設されている。支持構造21の後面には収容ボックス23が固定され、この収容ボックス23の後面には、検査ユニット50を水平方向(ここでは、X軸方向)に移動させる水平移動ユニット25が設けられている。
水平移動ユニット25は、収容ボックス23の後面に固定され水平方向(X軸方向)に平行な一対の水平ガイドレール27を備える。水平ガイドレール27には、水平移動テーブル29がスライド可能に設置されている。水平移動テーブル29の後面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、水平ガイドレール27と平行な水平ボールねじ31が螺合されている。水平ボールねじ31の一端部には、パルスモータ33が連結されている。パルスモータ33で水平ボールねじ31を回転させることにより、水平移動テーブル29は水平ガイドレール27に沿って水平方向(X軸方向)に移動する。水平移動テーブル29の後面側には、固定部材35を介して、検査ユニット50が固定されている。この検査ユニット50は、チャックテーブル22上に配置され、水平移動ユニット25によりチャックテーブル22上のウエーハWの中心を含む半径方向に移動可能となっている。本構成では、検査ユニット50とチャックテーブル22とを備えて表面検査装置51を構成する。
図4は、検査ユニットの内部構成を示す断面図である。図5は、検査ユニットの部分拡大断面図である。図6は、楕円からなる反射鏡に対するウエーハおよび出射部の配置関係を示す模式図である。検査ユニット50は、ウエーハWの上面に所定波長(例えば、650nm赤)の光(可視光)αを照射し、ウエーハWの上面で散乱した散乱光βを検知する。検査ユニット50が検知した散乱光βに関する情報は、制御部100に送られ、この制御部100がウエーハWの上面の欠陥や研磨状態(加工状態)などを含む表面状態を判定する。
検査ユニット50は、図4に示すように、ケーシング101と、このケーシング101に取り付けられる撮像部102と、顕微鏡103と、光ガイド104と、反射鏡105とを備えて概略構成される。ケーシング101は、検査ユニット50の外形をなし、撮像部固定部106と、顕微鏡固定部107と、反射鏡固定部108とをZ軸方向(高さ方向)に積層して構成される。撮像部固定部106は、中央に空間106Aが形成された筒状に形成され、この空間106A内に撮像部102が固定される。
撮像部102は、顕微鏡103を通じてウエーハWに上面を撮像するものであり、顕微鏡103の光軸L上には撮像素子102Aが配置されている。本実施形態では、顕微鏡103の光軸Lは、ウエーハW(チャックテーブル22)から撮像部102に延びる光軸と一致する。撮像素子102Aは、顕微鏡103を通じて散乱光βを受光し、この散乱光βの情報を制御部100に送る。本実施形態では、撮像素子102Aとしてラインセンサが用いられている。ラインセンサは、方形のエリアセンサに比べて、広い領域を高精度、かつ、高速に撮像できる特性を有する。
顕微鏡固定部107は、中央に空間107Aが形成された筒状に形成され、この空間107A内に顕微鏡103が固定される。また、顕微鏡固定部107は、空間107A周りの下面側に凹部107Bが形成され、この凹部107Bには、顕微鏡103を囲むように環状の光ガイド104が固定される。光ガイド104は、上記した光軸Lを中心に配置されており、光ガイド104の底面には内側から外側に向けて拡径する傾斜面104Aが形成される。この傾斜面104Aには、1本の環状に形成されたスリット(出射部)104Bが形成されている。また、光ガイド104内には、スリット104Bに連通する環状の光照射管104Cが配置される。この光照射管104Cは、例えば、ガラスなどの光を透過する材料で形成され、この光照射管104Cは、所定波長の光を発光する発光源109と光ファイバ(光伝送部)110を介して接続されている。発光源109は、例えば、図3に示す収容ボックス23内に収容されており、発光源109からの光は、光ファイバ110を通じて、光照射管104Cに伝送され、スリット104Bを通じて照射される。このように、ケーシング101の外部に配置された発光源109から、光ファイバ110を通して光を導くため、ケーシング101内が高温になることも避けられ、反射鏡105や光学系103Bなどの光学部材が加熱されることを避けることができる。顕微鏡103は、図5に示すように、中央に筒状に形成された導光路103Aを備え、この導光路103Aに複数のレンズからなる光学系103Bが収容されている。また、これらの光学系103Bは、導光路103Aの下部に取り付けられたレンズ押え103Eにより固定されている。
反射鏡固定部108は、顕微鏡固定部107の下面に取り付けられ、スリット104Bを通じて出射された光をウエーハW上に導く反射鏡105を備える。具体的には、反射鏡固定部108は、顕微鏡固定部107の外周面に嵌合するフランジ部108Aと、上記した顕微鏡103の光軸Lの周りに配置され下方に突出する突出部108Bと、この突出部108Bの下部に顕微鏡103に連通する開口部108Cとを備える。また、突出部108Bの内周面には、上記光軸Lを囲繞する凹状の反射面を有する反射鏡105が設けられている。反射鏡105の反射面は、図6に示すように、スリット104B(図5)を第2焦点F2(一の焦点)とし光の被照射点(例えばウエーハW上の点)を第1焦点F1(他の焦点)とする楕円Kの一部を、光軸Lを中心に一回転させることにより形成される凹曲面である。楕円は、二つの焦点を有し、一方の焦点から出た光は、楕円の内面で反射してから他方の焦点に至るという性質が知られている。
このため、環状に形成されたスリット104B上に位置する第2焦点F2から出射された光αは、反射鏡105の反射面で反射しつつ、ウエーハW上に設けられた第1焦点F1に集光される。本実施形態では、図5に示すように、反射鏡固定部108の突出部108BとウエーハWとの隙間Hは2.5mmに設定される。この場合に、ウエーハWに照射される光αのスポット径Dは、例えば、3.0mm程度となる。
発明者の実験によると、反射鏡105の形状は、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jと光軸Lとがなす角θが30°以上70°以下とすることが好ましいことが判明している。第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jと光軸Lとがなす角θが30°より小さい場合、反射鏡105での鏡面反射が強くなりすぎるため、散乱光のコントラストが低下してしまう。一方、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jと光軸Lとがなす角θが70°を超えると、反射鏡105での鏡面反射が低下するものの散乱光も少なくなるので、コントラストが低下する。このため、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jと光軸Lとがなす角θを30°以上70°以下とすることにより、反射鏡105での鏡面反射を抑えつつ、散乱光のコントラストを高めることができる。本実施形態では、θを37°に設定している。
また、楕円は、焦点の位置を同一としても、長軸の長さAと短軸の長さBとを変更することにより形状が変化する。発明者の実験によれば、上記したθを37°とした場合、長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bは、3以上5以下(3≦A/B≦5)とすることが好ましいことが判明した。長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bを3よりも小さくする(A/B<3)と、照明光量自体が低下することとなる。一方、長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bを5よりも大きくする(5<A/B)と、反射鏡105で反射する光束が少なくなり、コントラストが得られないこととなる。
本実施形態では、上述したように、反射鏡105の反射面は、スリット104Bを第2焦点F2とし、ウエーハW上の被照射点を第1焦点F1とする楕円Kの一部として形成される。反射面は、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jの外側に位置するため、この線Jよりも内側に出射された光は、ウエーハW上の第1焦点F1とは異なる点に照射されるおそれがある。第1焦点F1とは異なるウエーハW上の点に光が照射された場合、この照射された点で散乱が生じるおそれがあり、結果として、散乱光のコントラストが低下する。このため、検査ユニット50は、図4に示すように、スリット104Bから出射された光の一部を遮光する遮光部111を備える。遮光部111は、図5に示すように、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jを光軸L回りに回転させた逆円錐体の外周面の一部をテーパー状の外周面111Bとして有するリング状体である。この遮光部111は、上記線Jに接近して配置され、この線Jよりも内側に出射された光を遮光する。遮光部111はリング状に形成され、顕微鏡103の下端部103Cの外周面103Dに形成された雄ねじと、遮光部111の内周面111Aに形成された雌ねじとが螺合することで固定される。この構成によれば、遮光部111は、スリット104Bから上記した線Jよりも内側に出射された光αを遮光するため、第1焦点F1を含む被照射点で散乱した散乱光βのコントラストを高めることができ、ウエーハWの表面状態を高精度に検査することができる。
また、上記した反射鏡105を有する反射鏡固定部108は、顕微鏡固定部107の下部に嵌合するように構成されている。具体的には、図示は省略するが、反射鏡固定部108のフランジ部108Aの内径と、顕微鏡固定部107の下端の外径とがほぼ同径に構成されており、フランジ部108Aを顕微鏡固定部107に嵌合するだけで、簡単に、反射鏡固定部108を顕微鏡固定部107に取り付けることができる。この構成によれば、例えば、長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bが異なる反射面が予め形成された反射鏡固定部108を複数備えておき、例えば、ウエーハWに照射される光αのスポット径Dの大きさに応じて、最適な反射鏡固定部108に取り換えることができる。なお、反射鏡固定部108を顕微鏡固定部107に固定するために、固定用ねじ(不図示)を設けることがより好ましい。
次に実施例について説明する。
[実施例1]
発光源109は、650nmの光(可視光)を出力10Wで発光する。また、図5に示すように、スリット104Bを第2焦点F2とし、ウエーハW上の被照射点を第1焦点F1とする楕円曲面の反射面を有する反射鏡105を取り付けた。この場合、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jと光軸Lとがなす角θは37°とする。また、長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bは3.7(A/B=3.7)とする。また、スリット104Bから上記線Jよりも内側に出射された光αを遮光する遮光部111を設けている。
検査動作については、チャックテーブル22上にウエーハWを保持し、この状態でチャックテーブル22を所定回転数(例えば3000rpm)で回転させる。そして、第1焦点F1がウエーハWの表面に位置するように、検査ユニット50の高さを調整し、この検査ユニット50からウエーハWに向けて光αを連続的に照射しつつ、検査ユニット50がウエーハWの中心から半径方向に移動するように水平移動ユニット25を動作させる。すると、ウエーハWの中心から外縁に向けて上記したスポット径Dでらせん状に光が照射される。これにより、ウエーハWの表面から散乱した散乱光のコントラストを順次取得することができ、このコントラストに基づいてウエーハWの全面を検査することができる。この場合、コントラストは、検出されたウエーハW上の黒色をI背景、ウエーハW上の白色をI信号とした場合、次の式により定義される。
コントラスト=(I信号−I背景)/(I信号+I背景)
本実施例では、ウエーハWとして、ストリートに沿ってレーザで改質層が形成されたウエーハを用いて、このウエーハWの表面の画像を取得する。この取得した画像は白黒の10ビットデータ(1024)であり、このデータを、明るさに対するヒストグラムデータに変換すると、線部分(白色)と背景部分(黒色)との明るさにピークが生じる。この線部分のピーク値をI信号とし、背景部分のピーク値をI背景として検出し、これらの比からコントラストを取得している。取得されたコントラストは、実施例ごとに記録する。
[実施例2]
実施例2では、反射鏡105を形成する楕円Kの長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bを4.5(A/B=4.5)とする。その他の構成は上記した実施例1と同じである。
[実施例3]
実施例3は、実施例2の顕微鏡103から遮光部111を取り外した。その他の構成は上記した実施例2と同じである。
[実施例4]
実施例4では、反射鏡105を形成する楕円Kの長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bを6.1(A/B=6.1)とする。その他の構成は上記した実施例1と同じである。
[従来例]
実施例1の構成から反射鏡105を有する反射鏡固定部108を取り外した。また、顕微鏡103から遮光部111を取り外した。他の構成は実施例1と同一である。
[比較例1]
比較例1では、反射鏡の曲面を楕円ではなく放物面として構成した。スリット104Bと、被照射点とを結ぶ線と光軸とのなす角θを30°に設定し、被照射点と焦点とが一致する放物面からなる反射鏡を形成した。その他の構成は実施例1と同一である。
[比較例2]
比較例2では、スリット104Bと、被照射点とを結ぶ線と光軸とのなす角θを45°に設定した。その他の構成は比較例1と同一である。
[比較例3]
比較例3では、スリット104Bと、被照射点とを結ぶ線と光軸とのなす角θを55°に設定した。その他の構成は比較例1と同一である。
図7は、実施例、従来例、および比較例で取得されたコントラストの値を比較したグラフである。図7に示すように、反射鏡を用いた実施例1〜4、および、比較例1〜3は、従来例に比べて大きな白黒比(コントラスト)を取得している。このため、反射鏡を設けることにより、コントラストを高めることができることが分かる。
また、比較例1〜3では、被照射点と焦点とを結ぶ線と光軸とのなす角θを45°に設定すると(比較例2)、コントラストを著しく向上させることができる。これに対して、実施例1〜4では、いずれも比較例2よりもさらに散乱光のコントラストを高めることができるため、ウエーハWの表面状態をより高精度に検査することができる。特に、長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bを4.5(A/B=4.5)とした実施例2では、最も高いコントラストを取得することができた。これら実施例1〜4に示すように、長軸の長さAと短軸の長さBとの比A/Bを調整することにより、散乱光のコントラストを所望の値に調整することが可能となる。このため、上記した比A/Bが異なる反射面が形成された反射鏡固定部108を複数用意しておき、これら反射鏡固定部108を交換することによって、ウエーハWに照射される光αの強弱ではなく、交換に伴う該比A/Bの調整により、散乱光のコントラストを簡単に、所望の値に調整することができる。
実施例2と実施例3とを比較すると、遮光部111を設けた実施例2の方が、コントラストが高い結果となった。遮光部111は、第1焦点F1及び第2焦点F2を結ぶ線Jに接近して配置され、この線Jよりも内側に出射された光を遮光するため、第1焦点F1を含む被照射点により集光させることができる。このため、被照射点で散乱した散乱光βのコントラストを高めることができ、ウエーハWの表面状態を高精度に検査することができる。
図8は、変形例に係る検査ユニットの内部構成を示す断面図である。図4に示したものと同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。上記した検査ユニット50では、発光源109からの光を光ファイバ110を通じて、光ガイド104に伝送していたが、他の構成とすることもできる。変形例に係る検査ユニット150は、鉛直方向に延びる第1フレーム151と、水平方向に延び、第1フレーム151に連結される第2フレーム152とを備える。第1フレーム151には、撮像部102、顕微鏡103、光ガイド104、遮光部111が収容され、第1フレーム151の下部には、反射鏡105を有する反射鏡固定部108が取り付けられている。
一方、第2フレーム152は、発光源109に対向する対向面に開口部152Aを備え、この開口部152Aを通じて、発光源109からの光αが入射する。第2フレーム152内には、円錐状に形成されて入射した光αを第2フレーム152の径方向に反射する第1ミラー153と、この第1ミラー153で反射された光を第1フレーム151に送る第2ミラー154とを備える。また、第1フレーム151には、送られた光αを光ガイド104に向けて送る第3ミラー155を備える。この変形例では、光ファイバ110の代わりに、第1ミラー153、第2ミラー154および第3ミラー155を備えて光伝送部を構成する。つまり、ミラーの反射により光を伝送する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、上記実施形態では、検査ユニット50,150は、研削研磨装置2に設けられ、表面にIC等のデバイスが形成されたウエーハWの上面(裏面)を研磨し、この研磨後に残存する研削痕や、研磨不良としてのスクラッチ、クラック、もしくは、微細なパーティクルなどを検査するものとしたが、後工程に限られることなく、例えば、膜処理などを施していないベアウエーハの表面を検査したり、半導体製造の前工程の処理をしたウエーハにおいて、表面に生じたスクラッチ、クラックの検出、さらには、エッチングマスクとしてのレジストを形成し現像した後の該レジスト表面に付着した微細なパーティクルや欠陥などを検査する構成としてもよい。
2 研削研磨装置
22 チャックテーブル(保持部)
50、150 検査ユニット
51 表面検査装置
100 制御部
101 ケーシング
102 撮像部
103 顕微鏡
104 光ガイド
104B スリット(出射部)
105 反射鏡
106 撮像部固定部
107 顕微鏡固定部
108 反射鏡固定部
108A フランジ部
108B 突出部
109 発光源
110 光ファイバ(光伝送部)
111 遮光部
153 第1ミラー(光伝送部)
154 第2ミラー(光伝送部)
155 第3ミラー(光伝送部)
F1 第1焦点(他の焦点)
F2 第2焦点(一の焦点)
L 光軸(保持部から撮像部に延びる光軸)
W ウエーハ(被処理体)

Claims (4)

  1. 被処理体の表面を検査する表面検査装置であって、
    前記被処理体を保持する保持部と、
    前記保持部に保持された被処理体を撮像する撮像部と、
    所定波長の光を発する発光源と、
    前記保持部から前記撮像部に延びる光軸を中心にして配置され、環状の出射部を備える一の環状の光ガイドと、
    前記発光源からの光を前記光ガイドに伝送する光伝送部と、
    前記光軸を囲繞する凹状の反射面を有する反射鏡と、を備え、
    前記反射面は前記出射部を一の焦点とし前記光の被照射点を他の焦点とする楕円曲線の一部を、前記光軸を中心に一回転させることにより形成される凹曲面である、表面検査装置。
  2. 前記一の焦点と前記他の焦点を結ぶ線と前記光軸との交わる角度は30°以上である請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 前記出射部から出射された光の一部を遮光する遮光部を備える請求項1又は2に記載の表面検査装置。
  4. 前記光ガイドと前記撮像部とは、一のケーシング内に配置される請求項1から3のいずれか一項に記載の表面検査装置。
JP2016127692A 2016-06-28 2016-06-28 表面検査装置 Pending JP2018004306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016127692A JP2018004306A (ja) 2016-06-28 2016-06-28 表面検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016127692A JP2018004306A (ja) 2016-06-28 2016-06-28 表面検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018004306A true JP2018004306A (ja) 2018-01-11

Family

ID=60946095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016127692A Pending JP2018004306A (ja) 2016-06-28 2016-06-28 表面検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018004306A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185653U (ja) * 1983-05-30 1984-12-10 富士電機株式会社 外観検査用ストロボ照明装置
US4754381A (en) * 1986-01-02 1988-06-28 Downs James W Ellipsoidal reflector concentration of energy system
JPH0344655U (ja) * 1989-09-06 1991-04-25
JPH04355351A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Omron Corp 照明装置及び検査装置
JP2005149996A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Kyoto Denkiki Kk 線状照明装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185653U (ja) * 1983-05-30 1984-12-10 富士電機株式会社 外観検査用ストロボ照明装置
US4754381A (en) * 1986-01-02 1988-06-28 Downs James W Ellipsoidal reflector concentration of energy system
JPH0344655U (ja) * 1989-09-06 1991-04-25
JPH04355351A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Omron Corp 照明装置及び検査装置
JP2005149996A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Kyoto Denkiki Kk 線状照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11633804B2 (en) Laser processing apparatus and laser processing method
KR102285101B1 (ko) 피가공물의 검사 방법, 검사 장치, 레이저 가공 장치 및 확장 장치
TWI758293B (zh) 螢光檢測裝置
JP7359980B2 (ja) シリコンウェハの研削後表面のレーザー照射修復装置及び修復方法
US20130330848A1 (en) Observation device, inspection device, method for manufacturing semiconductor device, and substrate support member
TWI741151B (zh) 工件的檢查方法、工件的檢查裝置及加工裝置
KR20150008835A (ko) 반도체 웨이퍼 제조 및 배향 방법
US9607389B2 (en) Alignment apparatus
TW201600208A (zh) 雷射加工裝置
JP2020141088A (ja) シリコンウェハの表面の研削修復装置及び研削修復方法
JP2018004306A (ja) 表面検査装置
JP2023083014A (ja) ウェーハの製造方法および研削装置
JP7334065B2 (ja) チップの製造方法
US10782247B2 (en) Apparatus and method for measuring particle on surface of wafer
JP6989392B2 (ja) 板状物の加工方法
JP2021100773A (ja) 研削装置
JP2019192854A (ja) 保持テーブル及び加工装置
US20200072760A1 (en) Apparatus and method for substrate inspection
KR20240040030A (ko) 피가공물의 검사 방법 및 검사 장치
KR20190134275A (ko) 웨이퍼의 에지 영역 검사 시스템 및 검사 방법
JP7370265B2 (ja) 加工方法及び加工装置
JP2019145665A (ja) ウエーハの分割方法
JP7093158B2 (ja) 検査装置
TWI836080B (zh) 晶片之製造方法
JP2022059711A (ja) 被加工物の加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200804