JP3609154B2 - 推進管用カラー - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はヒューム管等の推進管の連結部に使用される円筒状の鋼製カラーに係り、特に内周面に所定位置に止水用のゴム輪が嵌着されている推進管用カラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の推進管用カラーの内周面にゴム輪を取り付けるに当たっては、例えば図4に示す鋼製カラー11の如く、鋼製カラー11の先端部の内側に内周面を突出したリング突条12をプレスによって突設し、かつ鋼製カラー11の先端縁を内側に湾曲させてカール縁13を形成し、これ等のリング突条12とカール縁13との隙間にゴム輪14を嵌着固定し、これによって鋼製カラー11の内周面にゴム輪14を取り付けて構成していた。このように、ゴム輪14を推進管用カラー11の先端部に取り付けることによって、水密性を確保することが出来るストロークを長く取ることが出来、その為に耐震性に優れ、かつ曲げ角度を大きくすることが出来る利点があった。図中、15、16は推進管である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前述のように推進管用カラーにリング突条12を突設し、かつ推進管用カラー11の先端部を内側に湾曲させてカール縁13を形成する為に、推進管用カラー11の肉厚が約6mm以下の比較的薄い鋼板でなければならなかった。従って、肉厚が約9mm以上の厚い鋼板でこのような推進管用カラーを作ろうとすると、鋼板をプレス等で湾曲させることが極めて困難であり、コスト高になる問題があった。
【0004】
本発明に係る推進管用カラーは、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に推進管用カラーの内周面に所定の間隔を保って平行する複数のリブ材を突設し、これ等のリブ材間にゴム輪を嵌着固定するようにしたカラーの技術を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る推進管用カラーは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、その第1発明の要旨は、ヒューム管等の推進管の連結部に装着して使用される円筒状の鋼製カラーに於いて、該鋼製カラーの内周面に元部側の肉厚が巾狭でかつ先端部側の肉厚が徐々に巾広に形成された複数のリブ材が所定の間隔を保って平行に軸と直行して突設されており、かつこれ等の複数のリブ材間にゴム輪が嵌着されて構成された推進管用カラーである。
【0006】
本発明に係る推進管用カラーの第2発明の要旨は、前記鋼製カラーの複数のリブ材間に嵌着されたゴム輪は、鋼製カラーの内周面に密接する外周元部側の肉厚が巾広でその内周先端側の肉厚が巾狭に形成されていることを特徴とした第1発明の推進管用カラーである。
【0007】
更に第3発明の要旨は、前記鋼製カラーの複数のリブ材間に嵌着されるゴム輪は、外周面所定位置にリング溝、切欠溝等の溝が設けられるか或いはその内部に中空部が形成されていることを特徴とした第1発明乃至第2発明の推進間用カラーである。
【0008】
【作用】
本発明に係る第1発明の推進管用カラーは、前述の如く、円筒状の鋼製カラーの内周面に複数の平行したリブ材を軸と直行する方向に突設したので、これ等の複数のリブ材間にゴム輪を嵌着させることが出来る。従って、プレス加工が困難な肉厚のカラーに於いても、ゴム輪を簡単な構造でかつ安定した状態で、カラーの内周面に取り付けることが出来る。
【0009】
また、本発明の推進管用カラーは、推進管用カラーの内周面に突設したリブ材の元部側の肉厚が巾狭で、かつ先端部側の肉厚が徐々に巾広に構成されているので、平行するリブ材によって形成される凹溝は、その奥の巾が広くかつ表側の巾が狭く断面が台形状に形成されている。従って、この凹溝内に嵌入されたゴム輪の元部を抜け難く取り付けることが出来る。また、管接合時にゴム輪に圧縮の力が加わった時に、横方向にゴム輪が広がらず、ゴム輪が水密性を確保し易くなる。
【0010】
本発明に係る第発明の推進管用カラーに於いては、上述の如く、推進管用カラーの複数のリブ材間に嵌着されるゴム輪の構造が、鋼製カラーの内周面に接合する元部側の肉厚が巾広で、その内周面先端側の肉厚が巾狭に形成されているので、推進管用カラーの内周面にゴム輪を取り付ける際に、ゴム輪が抜け落ちず、かつ安定した状態で固定することが出来る。
【0011】
また、第発明に係る推進管用カラーは、上述の如く、ゴム輪の外周面にリング溝、切欠溝等の溝が設けられるか、或いはその内部に中空部が形成されているので、推進管用カラーの内周面に突設された複数のリブ材間にゴム輪の元部を強制的に嵌入する際に、このリング溝の作用でゴム輪の元部を容易に収縮させて小さくすることが出来る。従ってゴム輪の推進管用カラーへの取り付けを容易にすると共に、取り付けた後からの脱落を防止することが出来る。
【0012】
【実施例】
図により本発明に係る推進管用カラーの一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係る推進管用カラーの一部断面斜視図、図2は図1の推進管用カラーの使用例を示す要部の拡大断面図、図3(A),(B)は他例の推進管用カラーの拡大断面図である。
【0013】
図1及び図2に於いて、1は本発明に係る円筒状の鋼製カラーであって、約9mmの肉厚を有している。この鋼製カラー1の先端縁側の内周面には、断面が三角形或いは楔形の帯鉄材より形成されたリブ材2,3,4が所定の間隔を保って溶接されている。これ等のリブ材2,3,4は溶接された元部側が肉薄で、先端部側に行くに従って肉厚になるように取り付けられている。
【0014】
前述のリブ材2,3間及びリブ材3,4間には夫々止水用のゴム輪5,6の元部が嵌入され、かつこれ等のリブ材2,3,4によって固定されている。前記ゴム輪5,6は、図に明らかな如く、鋼製カラー1の内周面に密接する外周部の肉厚が巾広で、その内周先端の肉厚が巾狭に形成されている。
【0015】
また、鋼製カラー1の内周面に密接するゴム輪5,6の元部端面のほぼ中央には所定の巾と深さとを有するリング溝7が設けられており、このリング溝7の作用で、ゴム輪5,6の元部を収縮させて肉薄に形成し得るように構成されている。両側がリブ材2,3,4で挟持されているゴム輪5,6は、管接合時に外力が加わった場合にも横方向に広がって変形することがない。これによって水密性を確保出来る。
【0016】
図中8はヒューム管製の推進管であり、この推進管8のソケット部の外周面に鋼製カラー1の元縁が嵌着されて取り付けられている。上記実施例に於いては、3本のリブ材2,3,4を設けて、2本のゴム輪5,6を鋼製カラー1の内面に取り付けたが、リブ材及びゴム輪は必要に応じて増減することが出来る。
【0017】
上記実施例に於いては、ゴム輪5,6の元部を収縮し易くするために、元部端面にリング溝7を設けたが、図3(A),(B)に示す如く、ゴム輪5,6の元部側面に切欠溝9を設けることも、或いはゴム輪5,6の内部に中空部10を設けることも可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係る推進管用カラーは、上述の構造と作用とを有するので、次のような多大な効果を有している。
【0019】
(1)プレス或いは折曲加工が困難である肉厚の鋼製カラーの内周面にも、ゴム輪を簡単かつ安定した状態で取り付けることが出来る。(2)ゴム輪の取付加工が単純で作業が容易であり、かつ従来のものよりも強固に取付固定することが出来る。(3)接着剤を使用せずにゴム輪をカラーに取り付けることが出来る。(4)管接合時にゴム輪に圧縮の力が加わっても、ゴム輪を横方向に変形させることなく、水密性を確保出来る。
【0020】
(5)ゴム輪の元部を鋼製カラーに固定するリブ材或いはゴム輪の元部にテーパーを付けた場合には、ゴム輪の元部が脱落しないように、より強固に取付固定することが出来る。(6)ゴム輪に溝或いは中空部を設けた場合には、ゴム輪の元部を収縮させることが出来る。(7)これによってゴム輪をリング材間に容易かつ強制的に嵌入させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る推進管用カラーの一部断面斜視図である。
【図2】図1の推進管用カラーの使用例を示す要部の拡大断面図である。
【図3】図3(A),(B)は他例の推進管用カラーの拡大断面図である。
【図4】従来の鋼製カラーの断面説明図である。
【符号の説明】
1 鋼製カラー
2,3,4 リブ材
5,6 ゴム輪
7 リング溝
8 推進管
9 切欠溝
10 中空部
11 鋼製カラー
12 リング突条
13 カール縁
14 ゴム輪
15,16 推進管

Claims (3)

  1. ヒューム管等の推進管の連結部に装着して使用される円筒状の鋼製カラーに於いて、該鋼製カラーの内周面に元部側の肉厚が巾狭でかつ先端部側の肉厚が徐々に巾広に形成された複数のリブ材が所定の間隔を保って平行に軸と直行して突設されており、かつこれ等の複数のリブ材間にゴム輪が嵌着されて構成された推進管用カラー。
  2. 前記鋼製カラーの複数のリブ材間に嵌着されたゴム輪は、鋼製カラーの内周面に密接する外周元部側の肉厚が巾広でその内周先端側の肉厚が巾狭に形成されていることを特徴とした請求項1の推進管用カラー。
  3. 前記鋼製カラーの複数のリブ材間に嵌着されるゴム輪は、外周面所定位置にリング溝、切欠溝等の溝が設けられるか或いはその内部に中空部が形成されていることを特徴とした請求項1乃至請求項2の推進管用カラー。
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