JP3647513B2 - 推進管用カラー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はヒューム管等の推進管の連結部に使用される円筒状の鋼製カラーに係り、特に先端縁を補強することによって推進中にカラーが砂利等の異物と接触しても、めくれないようにした推進管用カラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の推進管用カラーは、例えば図2(A)に示す如く、推進管10のソケット部に嵌着された鋼製カラー11の先端縁が、内側に湾曲されてカール縁12を形成し、このカール縁12によって鋼製カラー11の先端縁を補強し、推進時にこの鋼製カラー11の先端縁が砂利等に接触されてもめくれないように工夫がなされていた。また、このようにカール縁12を形成することによって、推進管10の接合時に、カラー11の先端が反対側の推進管10に取り付けられた止水ゴムに強く当接された場合にも、止水ゴムを傷付けたり、或いはめくれさせることがないように工夫されていた。
【0003】
処で、肉厚が約6mm以下の比較的薄い鋼板を用いて形成した鋼製カラー11の場合には、前述のような先端縁を内周側に湾曲させてカール縁12を形成し、このカール縁によってその先端縁を補強することは可能であった。しかし、例えば図2(B)に示すような約9mm以上の肉厚を有する鋼板で形成した鋼製カラー13は鋼板をプレス加工等で湾曲させることが極めて困難であったために、前述のような折曲加工を先端縁に施こさずにそのまま使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、図2(B)に示すように、鋼製カラー13の先端縁に折曲加工が施されていない場合には、推進管10の推進時に、鋼製カラー13の先端縁に砂利等の異物14が接触されると、この異物14の作用で鋼製カラー13の先端縁が外周方向にめくれてしまう問題があった。
【0005】
本発明に係る推進管用カラーは、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に鋼製カラーの先端縁内周面にリブ材を突設することによって、この先端縁をリブ材で補強し、これによって鋼製カラーの先端縁が推進時に砂利等の異物に接触しても、この先端縁がめくれることがないようにした全く新しい推進管用カラーの技術を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る推進管用カラーは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、その発明の要旨は、ヒューム管等の推進管の連結部に装着されて使用される円筒状の鋼製カラーに於いて、該鋼製カラーの先端縁内周面に複数のリブ材を所定の間隔を保って並列して、突設して構成したことを特徴とした推進管用カラーである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る推進管用カラーの一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係る実施例の推進管用カラーの断面説明図である。
【0008】
図1に於いて、1は本発明に係る円筒形状の鋼製カラーであって、約9mmの肉厚を持った鋼板より形成されている。この鋼製カラー1の先端縁の内周面入口には、リング形状のリブ材2、2a、2bが夫々所定の間隔を保って先端縁から奥側に並列されて鋼製カラー1の軸と直交する方向に溶着されている。これ等のリブ材2、2a、2bの上下巾及び左右巾は約10×10mmの寸法を有している。また、鋼製カラー1の元端部は、ヒューム管製の推進管3の外周部に嵌着されている。
【0009】
本発明に係る推進管用カラーは、前述の如く、鋼製カラー1の先端縁の内周面にリング形状のリブ材2、2a、2bを夫々並列して溶着させて一体的に取り付けたので、この鋼製カラー1の先端縁をこれ等のリブ材2、2a、2bで強固に補強することが出来る。
【0010】
従って、前述の鋼製カラー1を推進管3に取り付けて推進管3と共に推進した場合に、砂利等の異物に鋼製カラー1の先端縁が強く接触しても、この先端縁が外周方向にめくれ上がることがない。
【0011】
上記実施例に於いては、プレスによって湾曲させることが困難な約9mmの肉厚を有する鋼板で形成した鋼製カラー1について説明したが、プレスによって湾曲させることが容易な約6mm以下の鋼製カラーの場合にも、前述の従来例の如く、その先端縁にカール縁を設けることなく、本発明のようにリブ材2、2a、2bを先端縁に溶着して構成することも可能である。
【0012】
本発明の如く、鋼製カラー1の先端縁にリブ材2、2a、2bを取り付ける方が、従来の如く、先端縁を湾曲させてカール縁を形成する場合よりも、加工作業が容易である上に、先端縁をより強固に補強することが出来る。
【0013】
本発明のように、複数のリブ材2、2a、2bを夫々並列して鋼製カラー1の先端縁に取り付けた場合には、この先端縁全体を安定した状態で補強することが出来る。更に、これ等のリブ材2、2a、2bを利用することによって、止水用のゴム輪4a、4bの夫々の両側面をこれ等のリブ材2、2a、2bで挟持して止水用ゴム輪4a、4bを夫々鋼製カラー1の先端縁内に簡単かつ安定した状態で取付固定することが出来る。
【0014】
【発明の効果】
本発明に係る推進管用カラーは、上述の構造と作用とを有するので、次のような多大な効果を有している。
【0015】
(1)鋼製カラーの先端縁内周面に複数のリブ材を設けたので、先端縁をこれ等のリブ材によって補強することが出来る。(2)従って、推進時に砂利等の異物に先端縁が接触した場合にも、この先端縁が外方にめくれることを防止出来る。
【0016】
(3)従来の先端縁を湾曲させる場合よりも、加工作業を容易にし、かつこの先端縁をより強固に補強することが出来る。(4)先端縁の内周面に複数のリブ材を所定の間隔を保って並列したので、先端縁全体を巾広く補強することが出来る。(5)更にこれ等のリブ材間に止水用のゴム輪を安定した状態で簡単に取り付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例の推進管用カラーの断面説明図である。
【図2】 図2(A)、(B)は夫々従来例の推進管用カラーを示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 鋼製カラー
2,2a,2b リブ材
3 推進管
4a,4b ゴム輪
10 推進管
11 鋼製カラー
12 カール縁
13 鋼製カラー
14 異物
Claims (1)
- ヒューム管等の推進管の連結部に装着されて使用される円筒状の鋼製カラーに於いて、該鋼製カラーの先端縁内周面に複数のリブ材を所定の間隔を保って並列して、突設して構成したことを特徴とした推進管用カラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20421995A JP3647513B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 推進管用カラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20421995A JP3647513B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 推進管用カラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0953386A JPH0953386A (ja) | 1997-02-25 |
JP3647513B2 true JP3647513B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=16486816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20421995A Expired - Fee Related JP3647513B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 推進管用カラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3647513B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP20421995A patent/JP3647513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0953386A (ja) | 1997-02-25 |
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