JPH0754398Y2 - 推進工法用推進体の連結部構造 - Google Patents

推進工法用推進体の連結部構造

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JPH0754398Y2
JPH0754398Y2 JP6303090U JP6303090U JPH0754398Y2 JP H0754398 Y2 JPH0754398 Y2 JP H0754398Y2 JP 6303090 U JP6303090 U JP 6303090U JP 6303090 U JP6303090 U JP 6303090U JP H0754398 Y2 JPH0754398 Y2 JP H0754398Y2
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propulsion
annular
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propelling
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輝夫 壁内
勝彦 向野
正也 服部
幸雄 今田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、隣接する推進体どうしを屈曲自在に連結して
ある推進工法用推進体の連結部構造に関する。
〔従来の技術〕
かかる推進工法用推進体の連結部構造にあっては、第9
図に示すように、推進体(2),(2)どうしを連結す
る連結部(J)の外周面と、この連結部(J)に対して
相対動作自在な推進体(2),(2)の内周面との隙間
にシール部材(15)を装入し、推進体(2),(2)内
に土砂などが入り込むのを防いでいる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、推進体を連結して成る推進ユニットを連結部
で屈曲する際、隣接する推進体どうしの隙間は、屈曲の
外側の部分では広がり内側の部分では狭まるように変形
する。つまりこの隙間は、推進体を連結してなる推進装
置を屈曲するのに確保された空間であり、したがってこ
の隙間に土砂が入り込んで詰まると、屈曲し難くなった
り不測の方向へ屈曲してしまうような不都合を生ずる。
一方、従来の連結部構造は、推進体内へ土砂が入り込む
のは妨げるものの前記隙間へ土砂が入り込むのを許容す
るので、上述のような不都合に対しては何ら有効に作用
するものではなかった。
そこで、第8図に示すように、前記隣接する推進体
(2),(2)の夫々における互いに対向する環状端面
(16),(17)どうしの間に、弾性変形可能なシール部
材(15)を圧入すると共に、これらシール部材(15)と
環状端面(16),(17)との各接当面を接着して、前記
隙間に土砂が入り込まないように改良することを、本考
案者らは先に提案している。
しかし、かかる改良構成によれば、連結部での屈曲によ
り近接しあう環状端面間で前記シール部材は圧接変形さ
せられて、前記推進体の外周側にはみ出た場合、推進ユ
ニットの土中への押し込み操作時において、前記はみ出
したシール部材と土砂とが摺接することにより、はみ出
したシール部材が前記推進体の推進方向後方側に向かっ
て折れ曲がりながら、前記環状端面のうち、推進体の推
進方向前方側に位置する前方側端面から徐々に捲れ上が
る。そして、その結果、短期間の使用であっても、前記
前方側端面から前記シール部材が剥離してそのシール効
果が不十分となり、土砂等が連結部に侵入してその機能
を損ねる虞があり、より一層の改良が望まれている。
本考案の目的は、推進体内及び隣接する推進体どうしの
隙間への土砂の入り込みを長期間の使用によっても阻止
することができて、推進体の連結部の屈曲状態を常に円
滑に維持することの可能な推進工法用推進体の連結部構
造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案にかかる推進工法用推
進体の連結部構造の特徴構成は、隣接する推進体の夫々
における互いに対向する環状端面のうち、少なくとも前
記推進体の推進方向前方側に位置する前方側端面に、前
記推進方向後方側に向かって突出させた突起を前記環状
端面の中心軸芯周りに配置して環状突出部を形成し、こ
の環状突出部に対する前記各推進体の中心軸芯側位置で
且つ前記対向する環状端面どうしの間に、弾性変形可能
なシール部材を圧入したことにある。
〔作用〕
上記本考案の特徴構成によれば、前記連結部における屈
曲により前記推進体の外周側にはみ出したシール部材
は、上述の如く前記推進体の押し込み時において推進方
向後方側に折れ曲がりながら移動しようとする。しか
し、前記環状突出部に対する前記各推進体の中心軸芯側
位置で且つ前記対向する環状端面どうしの間に、弾性変
形可能なシール部材を圧入してあるので、前記シール部
材の一部は、前記環状端面の径方向に対し、前記環状突
出部によって必ず覆われる。そして、前記はみ出したシ
ール部材が推進方向後方側に屈曲しても、前記シール部
材のうちかかる環状突出部によって覆われる部分は、そ
の部分が接触する前記後方側端面に対して捲れ上がろう
とする方向に移動し難いので、前記シール部材と前記前
方側端面との剥離は抑制される。
〔考案の効果〕
このように、本考案によれば、対向する環状端面の間に
弾性変形可能なシール部材を圧入したことによって、推
進体内及び隣接する推進体どうしの隙間への土砂の入り
込みを阻止することができるようになった。しかも、環
状突出部を設けたことにより、シール部材と前方側端面
との剥離を長期の使用にわたって抑制でき、その結果、
推進体の連結部の屈曲状態を常に円滑に維持することが
可能となった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、外面が円筒面状の推進体として
の、推進用ヘッド(1)や複数の推進管(2)が連結部
(J)を介して屈曲自在に予め連結されて推進ユニット
(3)が形成され、推進管(2)を押圧させるのに、推
進管(2)を屈曲しないように保持しながら押圧して、
推進管(2)に連結した推進用ヘッド(1)を地中推進
させるために、施工ピット(4)内に推進管(2)を地
中に押し込む推進用ヘッド(1)推進用押圧装置(5)
を設けるとともに、推進ユニット(3)を地中に侵入さ
せる箇所近くで、前記各推進体(1),(2)の中心軸
芯(すなわち、この中心軸芯は後述する環状端面(1
6),(17)の中心軸芯でもある。)(P)がほぼ直線
上に並ぶ状態に保持しながら地中に案内するガイド部材
(6)を設けて押込装置(A)を形成し、施工ピット
(4)の上部外方には、推進ユニット(3)を巻取って
ある巻装用ドラム(7)を取外し自在に設置して、推進
工法用の推進装置を構成してある。
尚、図中(8)は、施工ピット(6)を側壁を内側から
支持する支持ジャッキであり、また(9)は、ドラム
(7)から繰り出された推進管(2)を支持及び案内す
るガイドローラーである。
前記推進用ヘッド(1)は、例えば50〜70mmの小径のヘ
ッド本体(1A)と、ヘッド本体(1A)と同径でその先端
側に取付けてある掘削部(1B)とから成り、掘削部(1
B)を推進用ヘッド本体(1A)に対し前記中心軸芯
(P)周りに回転自在に構成してある。そして、前記掘
削部(1B)には、推進用ヘッド(1)を地中推進させる
に伴って土圧を受けて、その土圧を受けた方向に推進用
ヘッド(1)の推進方向を片寄らせるための受圧面
(F)を、先端側ほど前記中心軸芯(P)に近接する傾
斜面に形成して設けてある。つまり、前記推進用ヘッド
(1)を直進させる時は、ヘッド本体(1A)に対して掘
削部(1B)を回転させながら推進させ、旋回させる時
は、旋回させるべき側とは径方向の反対側に受圧面
(F)を向けて推進させれば、受圧面(F)が土圧を受
けて推進用ヘッド(1)の推進方向が受圧面(F)と反
対側に向けられる。
前記推進用ヘッド(1)と推進管(2)との連結部
(J)、及び、推進管(2),(2)どうしの連結部
(J)は、第1図に示すように、前記推進管(2)の一
端側に、継手部材(12)を取り付けるとともに、その一
端側に隣接する前記推進管(2)の他端側に、前記継手
部材(12)を前記中心軸芯(P)と直交する二方向に揺
動自在に受け入れる嵌合受部(13)を形成してある。
尚、以下各推進管(2),(2)どうしの連結部(J)
について説明するが、前記推進用ヘッド(1)と推進管
(2)との連結部(J)についても同様の構成としてあ
る。
前記継手部材(12)は、推進管(2)の長手方向に沿う
姿勢で設けてあり、後部に形成された軸部(12a)と、
その軸部(12a)の前部に形成された球状部(12b)とか
らなる。継手部材(12)の軸部(12a)は推進管(2)
の前部に螺合固定してあり、継手部材(12)の球状部
(12b)は推進用ヘッド(1)又は推進管(2)の後部
に設けた嵌合受部(13)に摺動自在に内嵌してある。前
記嵌合受部(13)は、後方からの押し込み力に相当する
推進用のスラスト力を受け止める推進用の受面(13a)
と、推進ユニット(3)を土中から抜く際の後方からの
引っ張り力に相当する引き抜き用のスラスト力を受け止
める抜止用の受面(13b)を形成してある。尚、前記球
状部(12b)と嵌合受部(13)との間には、隣接する両
推進管(2),(2)の中心軸芯(P)周りの相対回動
(即ちローリング)を規制する回動規制手段(14)を設
けてある。
前記各推進管(2)は、前記推進ヘッド(1)側に向か
うに従って、縮径するテーパー形状とすることにより、
推進管(2)を推進方向に押し込む際の抵抗を低減させ
てある。
第1図及び第2図に示すように、前記推進管(2)の連
結部(J)夫々において互いに対向する環状端面(1
6),(17)どうしの間には、推進用ヘッド(1)や推
進管(2)の内部に土砂が入り込むのを阻止するシール
部材(15)を、前記中心軸芯(P)側の位置に寄せる状
態で、圧入してある。このシール部材(15)は、推進抵
抗とならぬように、環状端面(16),(17)間に圧入さ
れ且つ前記推進ユニット(3)を直線状に保った状態に
おいて、前記環状端面(16),(17)のうち、推進管
(2)の推進方向後方側に位置する後方側端面(17)の
外形とほぼ等しくなるリング状に形成してあり、更に、
屈曲に伴う隙間の変形にも柔軟に対応して、推進用ヘッ
ド(1)や推進管(2)の端面に密着してシール性を保
持できるよう弾性変形自在な合成樹脂又はゴム等で製作
してある。
前記環状端面(16),(17)のうち、推進管(2)の推
進方向前方側に位置する前方側端面(16)上における外
周部には、前記推進方向後方側に向かってその前方側端
面(16)より垂直に突出する環状突出部(16a)を形成
してある。そして、前記シール部材(15)の推進方向前
方側部分を、前記環状突出部(16a)の内周面(16b)に
接触させると共に、前記前方側端面(16)のうちの前記
環状突出部(16a)よりも内側に位置する凹状部分の平
坦部(16c)に圧接状態で接着してある。
前記推進ユニット(3)が屈曲すると、第1図に示すよ
うに、その屈曲内側において、前記対向する環状端面
(16),(17)どうしが近接することにより、前記シー
ル部材(15)を圧接変形させて、推進ユニット(3)の
外周部にはみ出させる。そして、前記推進管(2)の外
周側にはみ出したシール部材(15)は、前記推進管
(2)の押し込み時において、土砂との摺接により推進
方向後方側に折れ曲がりながら移動しようとする。しか
し、第2図に示す前記シール部材(15)のうち前記環状
突出部(16a)の内周面(16b)に接触する部分は、その
内周面(16b)に対して捲れ上がろうとする方向に移動
し難いので、前記シール部材(15)と前記前方側端面
(16)との剥離は抑制され、そのシール効果が維持され
る。
〔別実施例〕
次に、本考案の別実施例を列挙する。
(イ)上述の実施例においては、前記環状突出部(16
a)を前記前方側端面(16)のみに設けたが、第4図に
示すように、環状突出部(16a),(17a)をこの前方側
端面(16)と前記後方側端面(17)の双方に設けてもよ
い。
(ロ)上述の実施例においては、前記推進ユニット
(3)を直線状に保った状態で、前記シール部材(15)
の全てを前記環状突出部(16a)よりも前記中心軸芯側
の位置にのみ配置したが、第5図に示すように、同状態
で、前記シール部材(15)の一部を前記環状突出部(16
a)上にまで延出させて配置してもよい。
(ハ)上述の実施例においては、前記前方側端面(16)
のうちの前記環状突出部(16a)よりも内側に位置する
凹状部分の平坦部(16c)には突出部を形成しなかった
が、第6図に示すように、この平坦部(16c)における
前記中心軸芯に対する内周側部分に他の環状突出部(16
d)を形成してもよい。
(ニ)上述の実施例においては、前記環状突出部(16
a)を前記前方側端面(16)から垂直に突出させたが、
第7図に示すように、前記中心軸芯からの放射方向に遠
ざかるに従って、次第に前記推進方向後方側に突出する
ように形成してもよい。
(ホ)上述の実施例においては、前記シール部材(15)
を前記平坦部(16c)とのみ接着したが、他の部分とも
接着してよい。
(ヘ)前記シール部材(15)を、推進用ヘッド(1)や
推進管(2)よりもやや径を大きく形成しても本考案の
趣旨を変更するものではない。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る推進工法用推進体の連結部構造の実
施例を示し、第1図は要部の縦断面図、第2図は第1図
の要部拡大縦断面図、第3図は押込装置をも含めた全体
側面図である。 第4図乃至第7図は別実施例を示し、夫々第2図に相当
する図である。第8図は第9図の従来例を改変した構造
の要部縦断面図である。 第9図は従来例の要部縦断面図である。 (1),(2),(2),(2)……推進体、(16),
(17)……環状端面、(16)……前方側端面、(16a)
……環状突出部、(P)……中心軸芯、(15)……シー
ル部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する推進体(1),(2),(2),
    (2)どうしを屈曲自在に連結してある推進工法用推進
    体の連結部構造であって、前記隣接する推進体(1),
    (2),(2),(2)の夫々における互いに対向する
    環状端面(16),(17)のうち、少なくとも前記推進体
    (1),(2),(2),(2)の推進方向前方側に位
    置する前方側端面(16)に、前記推進方向後方側に向か
    って突出させた突起を前記環状端面(16),(17)の中
    心軸芯(P)周りに配置して環状突出部(16a)を形成
    し、この環状突出部(16a)に対する前記各推進体
    (1),(2)の中心軸芯(P)側位置で且つ前記対向
    する環状端面(16),(17)どうしの間に、弾性変形可
    能なシール部材(15)を圧入してある推進工法用推進体
    の連結部構造。
JP6303090U 1990-06-14 1990-06-14 推進工法用推進体の連結部構造 Expired - Lifetime JPH0754398Y2 (ja)

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