JPH0734092U - 推進工法用管継手 - Google Patents

推進工法用管継手

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JPH0734092U
JPH0734092U JP6478993U JP6478993U JPH0734092U JP H0734092 U JPH0734092 U JP H0734092U JP 6478993 U JP6478993 U JP 6478993U JP 6478993 U JP6478993 U JP 6478993U JP H0734092 U JPH0734092 U JP H0734092U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
propulsion
propulsive force
pipe joint
pipes
Prior art date
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Pending
Application number
JP6478993U
Other languages
English (en)
Inventor
祥己 桜井
啓太 兼子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 湾曲状経路を推進させる場合でも、管の一部
に応力が集中したり、管に欠損を生じたりすることのな
い推進工法用管継手を提供する。 【構成】 第1の管11の受口12の奥端面18と第2
の管13の挿口14の先端面23との間に、リング状の
推進力伝達部材21を配設し、この推進力伝達部材21
に、管軸心方向に一定寸法だけ突出する突部22を、周
方向における湾曲部内面側と湾曲部外面側との間の各中
間箇所に形成する。推進経路が湾曲状であり、管継手部
分で管11,13同士を屈曲させながら推進させる場合
には、挿口14の先端面23が推進力伝達部材21の突
部22に当接し、これら2箇所の突部22を介して推進
力が伝達されるため、応力集中が緩和され、管11,1
3の一部にせん断力が集中して破損することは防止され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、推進工法用管継手、とくに複数の管を地中で直線状だけでなく湾曲 状にも推進させる場合に用いられる推進工法用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、推進工事において、第1の管に形成された受口の内部に、第2の管に形 成された挿口を挿入し、挿口の先端面を受口の奥端面に接触させ、受口挿口間で 推進力を伝達させることにより、これらの管を地中で推進させる推進工法が知ら れている。この場合、一般に、管の先頭に先導管を設置し、この先導管により掘 削および方向修正を行いながら管を推進させる。この推進工法に使用される推進 工法用管は、図3に示すような構成となっている。
【0003】 図3において、1は鋳鉄製の管本体であり、一端に受口2が形成されていると ともに、他端に挿口3が形成されている。そして、一方の管1の受口2に他方の 管1の挿口3が挿入され、挿口3の先端面が受口2の奥端面に当接することで、 挿口3側から受口2側へ推進力が伝達される。なお、受口2の内周に形成された 溝部2aと挿口3の外周面との間には、環状のシール材4が圧縮状態で配置され ている。
【0004】 また、管胴部の外周は、挿口3の部分を除いて外装材5で覆われている。この 外装材5は、その外径が受口2の外径と等しくなるように形成されて、受口2の 存在にもとづく推進抵抗の発生を防止するようになっている。外装材5は、管本 体1の外周を覆うモルタル材にて形成された外装ライニング層6と、この外装ラ イニング層6をさらに覆う薄肉鋼管材にて形成された外装板7とで構成されてい る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記推進工法の管継手を用いて、推進経路が湾曲状となってい る箇所を管継手部分で管同士を屈曲させながら推進させると、図4,図5に示す ように、挿口3の先端面3aと受口2の奥端面2aとにおける湾曲部内面側箇所 Aだけが点接触状態となって応力集中を生じるとともに、受口2における推進力 を伝達する部分のかかり代Bが極端に小さくなって、このかかり代Bとなってい る受口2の奥端面2aの湾曲部内面側箇所Aに大きなせん断力が作用して欠損し てしまう(欠損箇所を斜線部で示す)ことがあった。
【0006】 本考案は上記問題を解決するもので、湾曲状経路を推進させる場合でも、推進 力に基づいて、管の一部に応力が集中したり、管同士のかかり代の減少による欠 損を生じたりすることのない推進工法用管継手を提供することを目的とするもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本考案は、第1の管に形成された受口の内部に第2 の管に形成された挿口を挿入し、受口挿口間で推進力を伝達させることによりこ れらの管を地中で直線状および湾曲状に推進させる推進工法用管継手において、 第1の管の受口の奥端面と第2の管の挿口の先端面との間にリング状の推進力伝 達部材を配設し、この推進力伝達部材に、管軸心方向に沿う方向に突出する突部 を周方向における湾曲部内面側と湾曲部外面側との間の各中間箇所に形成してな るものである。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、推進経路が直線状または湾曲状の何れの場合であっても、 推進力伝達部材に形成された2箇所の突部を介して推進力が伝達されるため、応 力集中が緩和される。また、両突部は推進力伝達部材の周方向における湾曲部内 面側と湾曲部外面側との間の各中間箇所に形成されてなるため、推進力が両突部 を介して伝達された際に、推進力伝達中心位置が湾曲部内面側と湾曲部外面側と の間の中間位置となるため、継手部における管同士の屈曲角度が増加しても、か かり代が減少せず、従来のように管の一部にせん断力が集中して破損することは ない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案にかかる推 進工法用管継手の要部平面断面図である。
【0010】 図1において、11は第1の管であり、その開口端には受口12が形成されて いる。第1の管11には第2の管13が接続され、この第2の管13の開口端に は、受口12内に挿入される挿口14が形成されている。管11,13の外周に は、推進抵抗の軽減のため、これらの管11,13の外径を全長にわたって一様 にする外装部15が形成されている。この外装部15は、管11,13の外周に 形成されるモルタル層16と、このモルタル層16の外周を覆う外装鋼板層17 とを有している。また、受口12の奥端面18よりも開口側内周には受口側環状 溝19が形成され、挿口14の外周との間に、環状のゴム製のシール材20が圧 縮状態で配置されている。
【0011】 第1の管11の受口12の奥端面18と第2の管13の挿口14の先端面23 との間には、鋼製または樹脂製からなるリング状の推進力伝達部材21が配設さ れている。この推進力伝達部材21には、図2の(a),(b)に示すように、 管軸心方向に沿う方向に一定寸法Cだけ突出する突部22が、周方向における湾 曲部内面側と湾曲部外面側との間の各中間箇所、この実施例においては上部と下 部とに、管軸心を中心としてほぼ90度の角度範囲で形成されている。つまり、 推進工法において推進経路が湾曲されている場合には、一般に同一水平面内にお いて横方向に屈曲させるために左右方向が湾曲部内面側と湾曲部外面側となり、 したがってこれらの中間箇所は上部と下部となる。
【0012】 上記構成において、推進施工時には、すでに敷設された第1の管11の受口1 2の奥端面18に推進力伝達部材21をそのリング部分21aが奥端面18に接 するように装着するとともに、受口12の受口側環状溝19にシール材20を装 着する。そして、受口12の内部に挿口14を挿入する。挿口14の先端面23 は、受口12に装着された推進力伝達部材21の突部22に接触し、これによっ て推進力が伝達される。
【0013】 ところで、推進経路が湾曲状である場合には、図1に示すように、管継手部分 で管11,13同士を屈曲させながら推進させることとなる。この場合には、挿 口14の先端面23における上部および下部が推進力伝達部材21の上部および 下部に形成された突部22に当接し、これら2箇所の突部22を介して推進力が 伝達されるため、応力集中が緩和される。また、推進力が両突部22を介して伝 達され、推進力伝達中心位置が両突部22の中間位置である管11,13のほぼ 中心となるため、継手部における管11,13同士の屈曲角度が増加しても、か かり代が減少しないため、管11,13の一部にせん断力が集中して破損するこ とは防止される。
【0014】 なお、推進力伝達部材21における湾曲部内面側箇所Dには、突部22が形成 されていないため、この湾曲部内面側箇所Dにおける挿口14の先端面23と推 進力伝達部材21とは離間しており、当然ながら推進力が伝達されることがない とともにせん断力が集中して破損することもない。
【0015】 また、上記実施例においては、突部22を推進力伝達部材21における上部と 下部とに形成したが、これに限るものではなく、周方向における湾曲部内面側と 湾曲部外面側との間の各中間箇所に形成すればよい。また、推進力伝達部材21 をそのリング部分21aが奥端面18に接するように装着した場合を図示したが 、リング部分21aが挿口14側に対向するように受口12内に装着することも 可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、第1の管の受口の奥端面と第2の管の挿口の先 端面との間に推進力伝達部材を配設し、この推進力伝達部材に、管軸心方向に沿 う方向に突出する突部を周方向における湾曲部内面側と湾曲部外面側との間の各 中間箇所に形成し、この突部を介して推進力を伝達するように構成したため、湾 曲状の経路を推進させる場合でも、推進力に基づく応力集中が軽減されるととも に、管の一部にせん断力が集中して破損することは防止される。また、推進力伝 達部材をリング状に構成したため、推進力伝達部材の受口内面への装着を容易に 行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる推進工法用管継手の
要部平面断面図である。
【図2】(a)および(b)は同推進工法用管継手の推
進力伝達部材の正面図および側面図である。
【図3】従来の推進工法用管継手の要部平面断面図であ
る。
【図4】同従来の推進工法用管継手の屈曲状態を示す要
部平面断面図である。
【図5】同従来の推進工法用管継手の作用を概略的に示
す図である。
【符号の説明】
11 第1の管 12 受口 13 第2の管 14 挿口 18 奥端面 21 推力伝達部材 22 突部 23 先端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の管に形成された受口の内部に第2
    の管に形成された挿口を挿入し、受口挿口間で推進力を
    伝達させることによりこれらの管を地中で直線状および
    湾曲状に推進させる推進工法用管継手であって、第1の
    管の受口の奥端面と第2の管の挿口の先端面との間にリ
    ング状の推進力伝達部材が配設され、この推進力伝達部
    材に、管軸心方向に沿う方向に突出する突部が周方向に
    おける湾曲部内面側と湾曲部外面側との間の各中間箇所
    に形成されてなることを特徴とする推進工法用管継手。
JP6478993U 1993-12-03 1993-12-03 推進工法用管継手 Pending JPH0734092U (ja)

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