JPS594171Y2 - トメリング - Google Patents

トメリング

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Publication number
JPS594171Y2
JPS594171Y2 JP1975144599U JP14459975U JPS594171Y2 JP S594171 Y2 JPS594171 Y2 JP S594171Y2 JP 1975144599 U JP1975144599 U JP 1975144599U JP 14459975 U JP14459975 U JP 14459975U JP S594171 Y2 JPS594171 Y2 JP S594171Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retaining ring
opposing wall
bearing
shaft
plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975144599U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5289539U (ja
Inventor
利和 奥野
Original Assignee
オクノ トシカズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オクノ トシカズ filed Critical オクノ トシカズ
Priority to JP1975144599U priority Critical patent/JPS594171Y2/ja
Publication of JPS5289539U publication Critical patent/JPS5289539U/ja
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Publication of JPS594171Y2 publication Critical patent/JPS594171Y2/ja
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は適宜軸に挿嵌されたベアリングなどの被係止部
材を該軸に対し移動しないよう固定させる止めリングに
関するものである。
一般にこの種の止めリング1′は該リング1′に適合す
る治具を用いて拡開させて第6図に示される如く適宜軸
Aに挿嵌し、この軸に挿嵌されているベアリングBなど
の被係止部材の係止を行なっているのであるが、この場
合前記治具が被係止部材に突き当らないよう該被係止部
材と前記止めリング1′との間に所定の゛隙間dを残し
ており、その為被係止部材は前記軸A上を隙間dにおい
て移動し、所謂ガタ付きが生じる欠点がある。
そこで本考案は斯かる欠点を除去すべく考案したもので
、その目的は適宜軸に挿嵌されたベアリングなどの被係
止部材を該軸に対しガタ付くことなく確実に係止させ得
る止めリングを提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図中1は本考案に係る止めリングを示しており、該止め
リング1は、所定長さの帯状板11を略C字形に弯曲さ
せると共に、第2図に示す如く、該帯状板11の幅方向
の両側縁を長さ方向の全幅に亘って同方向に折曲げて一
対の対向壁12,13を形成し、断面形状を略々コ字形
とするのであり、更に、一方の前記対向壁12を、該対
向壁12の中心側部分12aが他方の対向壁13に対し
離間する方向に傾斜させるのである。
尚この帯状板11の両端部近くには治具(図示せず)挿
通用の孔14.15が穿設されている。
斯くて本考案止めリング1は所定の治具により拡開させ
て適宜軸Aに挿嵌させると共に、該軸Aに形成された環
状溝aに嵌入させてこの軸Aに挿嵌させるベアリングB
を係止させるのである。
この場合止めリング1はその相対向する一対の対向壁1
2.13のうち一方の対向壁12が第3図矢印イで示す
如く軸Aの軸心方向外方に拡がろうとするので、この対
向壁12の押圧力により前記ベアリングBは前記軸Aの
段部A1に押しつけられ同時に、他方の前記対向壁13
が前記環状溝aの側面a1に押し付けられるのである。
このことにより、前記ベアリングBと前記止めリング1
との間にすきまを全く形成することなく、前記止めリン
グ1を介して前記ベアリングBを軸Aに係止できるので
ある。
しかも略C字形をした前記帯状板11の長さ方向全幅に
亘って前記対向壁12を形成したから、前記止めリング
1に対する前記ベアリングBからの反力が大きくても、
この反力は前記止めリング1の帯状板11の長さ方向の
全部に亘り、C字形に弯曲して形成された前記対向壁1
2の全体にほぼ均等に分散されて吸収されるのであり、
この結果、前記止めリング1には小さな応力しか生じず
、従って、前記帯状板11に薄板を用いても、その薄板
の板厚の割に大きな反力に耐えられるのである。
しかも、前記止めリング1は、前記対向壁12における
前記ベアリングBと対接する中心側部分12 aが軸A
を取り巻くほぼ円に近い円弧を形成しているので、前記
ベアリングBにおける前記止めリング1との対接面に凹
部があっても、その凹部にかかわりなく、前記ベアリン
グBを安定的に支持できるのであり、換言すると、前記
ベアリングBを軸Aにガタつくことなく支持できるので
ある。
尚、上記実施例においては、前記対向壁12.13のベ
アリングBに対接する方の対向壁12を傾斜させたが、
第4図に示す如く他方の対向壁13を傾斜させてもよい
又、第5図に示す如く両方の対向壁12.13を共に離
間方向へ傾斜させてもよい。
以上説明した如く本考案による止めリングを用いた場合
、適宜軸に挿嵌されたベアリングなどの被係止部材との
間に隙間を生せしめることなく該止めリングを被係止部
材に圧接させることができ、従って被係止部材を前記軸
にガタ付くことなく確実に係止させ得るのである。
又、止めリングに対する被係止部材からの反力を対向壁
とにより前記帯状板の長さ方向全幅に亘り分散できるの
で、前記反力が大きい場合でも前記止めリング内には小
さな応力しか動かず、この結果、前記帯状板を薄板で形
成できながら、板厚の割にひずみにくく、換言すると前
記被係止部材からの反力が大きい場合でも該部材のガタ
付きをきわめて小さくできるのである。
更に、C字形にしてほぼ円形とした前記対向壁の中心側
部分全体で前記被係止部材を押圧するようにしたから、
該被係止部材の前記止めリングとの対接面に凹部があっ
ても該被係止部材を確実に保持できるのである。
又本考案止めリングは断面路コ字型の帯状板を弯曲させ
るだけの極めて簡単な構造で非常に安価に製作できるの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の態様を例示し、第1図はその正面図
、第2図は同縦断面図、第3図は使用状態を示す縦断面
図、第4,5図は夫々別の実施例を示す縦断面図、第6
図は従来における使用状態縦断面図である。 1・・・・・・止めリング、11・・・・・・帯状板、
12.13・・・・・・対向壁、12a・・・・・・中
心側部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長さの帯状板を略々C字形に弯曲させると共に、該
    帯状板の幅方向両側縁を長さ方向の全幅に亘って同方向
    に折曲げて一対の対向壁を形成し、断面形状を略々コ字
    形とする一方、前記面対向壁のうち少なくとも一方の対
    向壁を、該一方の対向壁の中心側部分が、他方の対向壁
    に対し離間する方向に傾斜させたことを特徴とする止め
    リング。
JP1975144599U 1975-10-22 1975-10-22 トメリング Expired JPS594171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975144599U JPS594171Y2 (ja) 1975-10-22 1975-10-22 トメリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975144599U JPS594171Y2 (ja) 1975-10-22 1975-10-22 トメリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5289539U JPS5289539U (ja) 1977-07-04
JPS594171Y2 true JPS594171Y2 (ja) 1984-02-06

Family

ID=28624351

Family Applications (1)

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JP1975144599U Expired JPS594171Y2 (ja) 1975-10-22 1975-10-22 トメリング

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051016A (ja) * 1983-08-30 1985-03-22 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振部品
JP7058959B2 (ja) * 2017-09-15 2022-04-25 キヤノン株式会社 軸用止め輪、画像形成装置、シート搬送装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4879969U (ja) * 1971-12-29 1973-10-01

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Publication number Publication date
JPS5289539U (ja) 1977-07-04

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