JP3606725B2 - 走行ガイドシステム - Google Patents
走行ガイドシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3606725B2 JP3606725B2 JP31648497A JP31648497A JP3606725B2 JP 3606725 B2 JP3606725 B2 JP 3606725B2 JP 31648497 A JP31648497 A JP 31648497A JP 31648497 A JP31648497 A JP 31648497A JP 3606725 B2 JP3606725 B2 JP 3606725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- rail
- gear
- roller
- guide rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行ガイドシステムに関するものであって、詳しくは曲線部が存在する走行路をスムーズに走行できて、かつキャリアーに搭載される駆動機により、自走することが可能な相対駆動部を備える走行ガイドシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種加工機、自動機や運搬装置などで目的とする物体を走行移動させる走行ガイドシステムにとって、最も重要な根本問題とされてきたのは、摩擦と振れであり、また、走行路において移動する機器などを方向変換させる手段を如何に簡便に行わせるかということにある。このような走行路においてキャリア(移動体)を方向変換させるには、通常カーブを画く走行レールを設けたり、あるいは別途シフト機構などを設けて方向の異なる走行路にスライドさせたり、またはリフト装置などで移し替えるなど、ほとんどが一動作では行われず、二動作あるいはそれ以上の動作で方向変換させている。
【0003】
もっとも、前者のカーブを画く走行レール上を走行させてキャリアが方向変換できる方式は、連続する動作ができるのでより有効であるが、キャリアを円滑に走行させてカーブを移動させるには、鉄道における軌道のように大がかりなものになって前述のような加工機,自動機などいわば規模の小さい搬送路においてそのまま採用できるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の搬送装置にあっては、ガイドレール上でキャリアを走行させるには、主に外部から動力(例えばチエンやベルトなどの巻き掛け駆動、スクリュー軸やロッドなどの直進動作など)を伝達させてキャリアを駆動する方式が採用され、そのためにガイドレールに沿わせて伝動装置が配置されている。したがって、このような構成では、直線的な走行路の場合は平行してあるいは別個に伝動装置を付設するスペースなどを必要とする。そして、搬送物を向きを変えて搬送する場合、外部からの伝動で走行させようとすると、どうしても構造が複雑化するので、その多くは直線の走行ラインから向きを変える位置で別個に配される走行ラインに一旦搬送物を移し替えて別個なキャリアによって目的位置まで搬送させる方式が多く採用されている。
【0005】
このようなことから、ガイドレールに沿ってキャリアを走行させて搬送するような搬送装置にあっては、全体的に装置の規模が大きくなり、しかも被搬送物を方向変換する位置で移し替えする操作が介在することになるための時間的なロスが生じて作業性が低下する、という問題点がある。
【0006】
また、前述のような別途動力でキャリアを走行させるような方式では、例えば走行路にカーブが存在するような場合、カーブでそのままキャリアを走行させるようにしようとすると、動力の伝動部にも案内を設けなければならず非常に厄介なこととなる。したがって、同一レベルでのカーブを描く走行路(ガイドレール)を採用することはあまり行われていないのが現状である。
【0007】
本発明では、このような状況に鑑み、曲線部を含む走行路が形成されるガイドレールにギアを備える部材を連続的に組み込んで、かかるガイドレールに案内されるキャリアに駆動機を搭載するとともに、その駆動機により駆動されるギアを前記ガイドレールに付属するギアと噛み合わせることで、カーブを含む走行路に沿ってキャリアが自走できるようにされる走行ガイドシステムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために構成される本発明の走行ガイドシステムは、
ガイドレールとガイドローラとの相対的案内構造を有する走行ガイドシステムにおいて、
a)ガイドレールは、案内方向に平行して所要の幅の両側に、ガイドローラが当接する上下方向の案内保持面と幅方向の案内保持面とを備えるローラ案内部を有するレール構成部材と、このレール構成部材と組み合わせて用いられる両側面にギアが形成されて、かつそのギア形成部の端縁に突縁部を備えるギア部材とを一体的に結合させてなり、
b)前記ガイドレールに対応するガイドローラを備える側は、前記ガイドレールの両側のローラ案内部で上下方向の案内保持面に接触させるとともに幅方向の案内保持面にそれぞれ少なくとも2組のガイドローラを当接させ、それらのうちの少なくとも1個のガイドローラ支持軸に、前記ガイドレールのギア部材のギアと噛み合う歯車が付されてレールに沿って駆動される
ことを特徴とするものである。
【0009】
このように構成される本発明によれば、ガイドレールがローラ案内部を両側に備えるレール構成部材と両側面にギアを設けられたギア部材を一体に組み合わされてギア付きのガイドレールとなり、このガイドレールに案内される移動体(キャリア)付設のガイドローラを、そのガイドレールの両側で、ガイドローラの上下方向の案内保持面と幅方向の案内保持面とを備えるローラ案内部に対して少なくとも2組ずつ当接させて両側からガイドレールを抱えるようにすることで、上下いずれの方向にも振れを防止して安定状態にて保持案内させ、それらガイドローラの支持軸のうち少なくとも1本のローラ支持軸に付設される歯車をガイドレール側のギアに噛み合わせるようにすることで、キャリアに搭載される駆動機によって前記歯車を駆動して自走できることになる。こうすることにより、ガイドレールの途中にカーブが存在しても何ら問題なく連続的に走行して目的位置に走行できる効果を奏するのである。また、ギア部材のギア形成部の端縁に突縁部を備えるようにすることで、ギア部材の成形に際して両側のバランスをとり加工歪を発生させることなく正確で精度の高い部材を得ることができるという効果を奏する。
【0010】
本発明による前記ガイドレールは、前記レール構成部材の両ローラ案内部に対し、前記ギア部材のギア形成部が前記ローラ両案内部よりも内側に位置するようにされ、かつそのギア部材の前記レール構成部材との接合面と反対の側の両側には全長に沿って前記ギア形成部より外側に突き出す突縁部がそれぞれ形成されているのがよい。このようにすることにより、ガイドレールの両ローラ案内部に当接係合するキャリアのガイドローラがレール側のギアと干渉することなくキャリアの案内保持ができ、特に前述のローラ支持軸に取り付く歯車が自走させるためのガイドレール側のギアとの噛み合いを行わせると同時にレールの案内部に当該支持軸上のガイドローラを当接させて案内保持することができ、ガイドレールに沿わせて駆動機により自走させる構成としてコンパクトに纏めることができる効果を呈する。
【0011】
また、ガイドレールを構成するギア部材のギア形成部より外側に突き出す突縁部を一方の面側に形成させることにより、両側面部にギアを形成されるこのギア部材が製作上歪みが生じるのを防止する効果ならびに、加工時の保持部の役目を分担させて精度の高い製品を得ることができ、製作を容易にする効果を奏するのである。さらに、この突縁部をガイドローラの案内として利用させるようにすることもできる。
【0012】
また、前記ガイドレールは、平行する両側縁がローラ案内部を形成するレール構成部材と、両側にギアを形成されるギア部材とが、そのギア部材に形成される両突縁部を前記レール構成部材と反対の側にして、両者の中央線を上下に合致させて積層され、所要の間隔で中空鋲により一体に締結されているのが好ましい。こうすると、レール構成部材とギア部材とが中空鋲にて強固に結合され、例えば機台などにこのガイドレールを取り付けるに際して、その結合中空鋲の内部を利用して別途取付のための孔などを設けることなく簡単に取付ボルトによって固定することができ、しかも、その取付側でギア部材に設けられる突縁部が取付座の役目を果たして安定性をもたらすことになる。
【0013】
本発明においてガイドレールは、ローラ案内部を備えるレール部材が金属で形成され、ギア部材としては機械的強度の高い合成樹脂で成形されたものを用い、それらをバネ性を有する中空鋲で一体に組み合わせるようにするのが、製作上好ましい。なお、前記レール構成部材としては炭素鋼,ステンレス鋼などが採用できる。炭素鋼を用いる場合にはローラ案内部の表面を熱処理して硬度を高めるようにするのがよい。また、ギア部材としては、例えば炭素繊維,ガラス繊維入りの熱硬化性樹脂などで成形されたものであるのがよい。ギア部材がこのような樹脂製の場合に、前記突縁部を設けるようにすることで、成形に伴う歪みの発生を防止できるとともに、その後の加工処理に際して治具による保持部とするなどに役立つのである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の走行ガイドシステムについて、その実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1に示されるのは、本発明に係る走行ガイドシステムの一例の要部を表す斜視図である。図2は図1におけるII−II線に沿って縦断したキャリアとガイドレールとの関係を表す断面図である。図3は本発明に係る走行ガイドシステムを構成するガイドレールの一例を示す横断面図である。図4は図3で示すガイドレールの接続部を分解して表す斜視図である。図5はガイドレールの曲線部の一例を表す底面図である。
【0016】
本実施例の走行ガイドシステムは、ギア付きのガイドレール10と、このガイドレール10に案内されて走行自在なキャリア20とで構成されている。
【0017】
ガイドレール10は、図3によって示されるように、適宜幅で所要の厚み寸法で幅方向の両側にローラ案内部12を備えるレール構成部材11と、このレール構成部材11の下側に配されて両側面にギア(歯)16が形成されるギア部材15とを、中心線上で所要の間隔にてバネ性を有する材料で形成された中空鋲19によって一体に結合された構成にされている。
【0018】
前記レール構成部材11は、両側に設けられるローラ案内部12が、上下両面を傾斜面13a,13bにされた突稜部13と、この突稜部13の根元で上下方向に垂直な平坦部13c,13cをそれぞれ形成され、かつその平坦部13cと突稜部13傾斜面13a,13bとの交差個所で、それぞれ長手方向に溝条14が設けられて油溜めとなるようにされ、その突稜部13の傾斜面13a,13bと上下平坦部13c,13cとがガイドローラの案内面となるようにして、左右両側で対称に形成されている。このレール構成部材11には、所要の間隔でギア部材15との結合用の孔11aが中心線上に設けられる。
【0019】
また、前記ギア部材15は、その両側面に全長にわたり設けられるギア16の形成部が、図によって示されるように、前記レール構成部材11のローラ案内部12よりも中心寄り、言い換えるとレール構成部材11のローラ案内部12の幅Lよりも狭い幅L’で形成され、底部の両外側部に前記ギア16の形成部より突き出す突縁部17が左右に設けられている。なお、中心線上にはレール構成部材11との結合用の孔18が設けられ、それら結合用の孔18の底面側は座ぐり18’されて中空鋲19の鍔が収まるようにされている。このようなギア部材15は例えば炭素繊維もしくはガラス繊維などの補強材を混入された熱硬化性の樹脂によって成形されたものであるのが好ましい。このような成形物にすることで、生産性を高め、かつ寸法精度を維持できるものが得られる。この成形に際して、前記底側に突縁部17を設けて歪みの発生を防止することと、加工上でその突縁部17を治具で押さえて面加工するのを容易とするなどの機能を備えるようにされている。なお、必要に応じてその突縁部17がローラの案内部として活用することも可能である。また、中空鋲19の内部はガイドレール10の機台など取付部への取付ボルト孔を兼ねている。
【0020】
前述のようなガイドレール10は、直線部に用いられるものでは、前記構造のものが所要の長さ直線状に形成される。その場合、ギア部材15については成型物であるので、成形された所定長さの部材を端部において順次接続するようにして、所要の長さにすることができる。その接続部については、取扱が容易な長さのレール構成部材11に対してそれよりも短い長さのギア部材15をその両端部におけるレール構成部材11との接合面(上面)側の中心線上に切り込み(キー溝15a)を設けて、接続する他方のギア部材15の端部と突き合わせて両者のキー溝15aに、例えばスプリングピン15cを填め込んで軸線を合致させ、その上からレール構成部材11を重ねて中空鋲19で締結すれば軸線を簡単に合致させてギア部材15の接続ができる。なお、ギア部材15におけるギア部分は、当然ながら、ギア16のピッチが合う寸法にされたものが用いられる。したがって、成形されるときに両側の歯の位置については左右合致して形成されている。
【0021】
このようなガイドレール10を所要長さ接続するには、例えば図4で示されるように端部においてレール構成部材11側をギア部材15より長くしておき、それら接続するガイドレール10,10のレール構成部材11端が突き合わされた状態でギア部材15側に空間が形成されるようにして、この空間部の長さに対応する長さのギア部材15相当の継手片9を填め合わせて予め設けられている端部の取付孔11bによりボルトで綴じ合わせて連結するようにされる。
【0022】
さらに、本実施例のガイドレール10では、曲線部に対応する曲線ガイドレール10Bが用意される。この曲線ガイドレール10Bは、断面構造が前述の直線のガイドレール10と同一にされ、所要回転半径で描く彎曲部10bと、この彎曲部10bの両端にそれぞれ所要長さの直線部10b’,10b’が連接されたものである。そして、ギア部材15はその彎曲部10bにおいて内外周でそれぞれ歯のピッチが揃う歯数でピッチ円を描く半径が選ばれている(図6(a),(b)参照)。なお、その内外の両ギア16,16部は彎曲部10bの始点から45°,90°の2箇所で横断すると丁度内外両方の歯底を切断できるような割合になる寸法が選ばれている。もちろん、これに限定されるものではない。また、この曲線ガイドレール10Bにおいても、図5で示されるように、直線部10b’の両端において前記直線のガイドレール10の場合と同様に形成して接続できる構成にされている。前記説明と同一構造の部分については、同一の符号を付して説明を省略する(以下においても同様)。
【0023】
また、図7にU字形に彎曲形成されたギア部材15Cが示されており、このようなU字形の彎曲部10c端にそれぞれ直線部10b’,10b’を設ける形状に前記要領でギア部材15Cを成形して、所要のピッチで結合用の孔18を設けたものを用意すれば、これに同様の彎曲させたレール構成部材(図示せず)を組み合わせることで、U字形のガイドレール10Cができることになる。
【0024】
このように構成される直線のガイドレール10,曲線ガイドレール10B,U字形のガイドレール10Cは、その用途に応じて所要の個所に曲線ガイドレール10B、またはU字形のガイドレール10Cを配置して連接させることで自在な走行路が設けられることになる。その一例として図8に、直線のガイドレール10と曲線ガイドレール10Bを組み合わせたものがギア16形成部を表して示されている。
【0025】
次に、前述のガイドレール10に沿って走行するキャリア20は、図1にて示されるように、適宜厚みで四角形のベース部材21の下部に、前記ガイドレール10の両側のローラ案内部12と当接して案内される上下2個を1組とするガイドローラ(ガイドローラとガイドレールとの関係については後述)が一対組み込まれた従動ローラアセンブリ23と、前記一対のガイドローラのうち片側のガイドローラ組の下側にピニオン(図2参照)が配されてそのピニオンがガイドレールのギア部材15に設けられるギア16と噛み合うようにされる駆動ローラアセンブリ22とが、所要の間隔で2個配列されている。そして、このキャリア20はベース部材21上に搭載されるモータ24により駆動されることにより走行できるようになっている。
【0026】
前記駆動ローラアセンブリ22は、図2でその縦断面図によって表されているように、キャリア20のベース部材21に軸受26持されて垂下する支持軸27により、中央部を支持されてベース部材21下面に沿って旋回自在にフレーム28が付設され、その支持軸27を基準にして左右両側に所要の間隔で、一方には前記ガイドレール10の一方のローラ案内部12に当接するガイドローラ29,29を2個支持するローラ支持軸30が定着され、他方にはガイドレール10のギア16に噛み合うピニオン32を下部に固着されてかつ他方のローラ案内部12に当接する一個のガイドローラ29を備える駆動軸31が軸受33にて支持されている。なお、フレーム28の上面とベース部材21の下面との間には、座板35を介してシート状のスライドベアリング材36を介在させて、旋回容易なようになされている。また、フレーム28は、その幅方向の両外側を旋回に支障のない状態で長くしたスカート部28’を設けることにより、ガイドローラ29や駆動部のピニオン32を保護して走行時に外部からの障害物との接触を避けて安全を図ることができる。
【0027】
この駆動ローラアセンブリ22は、ガイドローラ29とガイドレール10のローラ案内部12との関係が、前記ローラ支持軸30上と駆動軸31上の各ガイドローラ29とは、その外周縁に形成される傾斜縁29’をガイドレール10のローラ案内部12における突稜部13の上下傾斜面13a,13bに接するようにするとともに、外周面29”の一部をガイドレール10の平坦部13c,13cに当接させて、左右両側からガイドレール10を挟むようにされて案内支持される。
【0028】
前記駆動軸31上のピニオン32は、その駆動軸31上部に取り付く歯車37が前記フレーム28の支持軸27上に遊支持されるアイドル歯車38と噛み合い、そのアイドル歯車38にはベース部材21上に搭載されたモータ(減速機付き)24の出力軸上の駆動歯車39と噛み合って、動力伝達されるようになっている。なお、ベース部材21の中央には前記駆動歯車39とアイドル歯車38とを噛み合わせるためにその駆動歯車39を挿入する透かし孔21a(図9参照)が設けられている。
【0029】
前記従動ローラアセンブリ23は、図10で示されるように、前記駆動ローラアセンブリ22と同様に、キャリア20のベース部材21に軸受41支持されて垂下する支持軸42により、中央部を支持されてベース部材21下面に沿って旋回自在にフレーム40が付設され、その支持軸42を基準にして左右両側に所要の間隔で、前記ガイドレール10のローラ案内部12に当接するガイドローラ29を2個支持するローラ支持軸44が左右対称に定着されている。これらローラ支持軸42上に配されるガイドローラ29は、前記駆動ローラアセンブリ22におけるものと同様にガイドレール10のローラ案内部12に当接係合して、この従動ローラアセンブリ23が案内支持される。
【0030】
キャリア20は、このように構成されているので、ベース部材21上に搭載のモータ24を駆動してピニオン32を回転させれば、ガイドレール10のギア16に噛み合って駆動され、ガイドローラ29がガイドレール10のローラ案内部12に沿っ案内され、自在に走行できるのである。そして、ガイドレール10の曲線部(彎曲部)10bに到達すれば、駆動ローラアセンブリ22並びに従動ローラアセンブリ23がともに支持軸27,42を基準にして旋回自在に設けられているので、図11で示されるようにガイドレール10のローラ案内部12に沿って旋回され、そのまま向きを変えて目的個所まで走行できるのである。この際、ガイドレール10に対して、ガイドローラ29は、前述のように両側のローラ案内部12における突稜部13の傾斜面13a,13bに接すると同時に隣接する上下の平坦部13c,13cに外周面を当接して両側からガイドレール10を挟むようにして転動するので、彎曲部10bにおいても遠心力の影響を受けて位置ずれを起こすようなことなく円滑に走行できる。しかも、ピニオン32は、前述のように両側のガイドローラ29によって常に正しくガイドレール10のローラ案内部12に沿い案内されているので、噛み合い状態が狂うことが無く、したがって、直線部同様に正常な駆動を行って、直線・曲線の連続であっても円滑な運転ができる。
【0031】
以上の実施例において説明したキャリア20は、駆動ローラアセンブリ22と従動ローラアセンブリ23とを備えて、両者がベース部材21の下面で旋回自在にされて曲線部(彎曲部)ではガイドローラの支持軸が位置を変えて移動を円滑に行わせる形式、いわゆるボギー形式のものであったが、このほかに、図12および図13にてし示されるようにベース部材21Aにガイドローラ支持軸30,44,44および駆動軸31の位置を固定して彎曲部でも変位移動できるローラ位置固定形式のものとすることができる。なお、ガイドローラ10の支持構造並びにピニオン32を備える駆動軸31については、その構造がベース部材21Aを箱形にしてその内部に支持部を定位置に配置されるようにされ、前記ボギー形式のものと同様であるので詳細な図示を省略し、同一部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
このガイドローラ支持軸位置固定形式のキャリア20Aにては図13で示されるように、走行路となるガイドレール10に彎曲部10bが存在する場合、その彎曲部10bが一定方向にのみカーブを描く場合にのみ採用され、その彎曲部10bでガイドレール10の内径側のギア16にピニオン32が噛み合うように配置される。また、他のガイドローラ支持軸30,44,44および駆動軸31の位置はガイドレール10の外側に位置する2組のものより内側に配されるものが前後方向において間隔を狭くするように配置されている。そして、駆動軸31上の図示されない歯車にはモータ24の出力軸上の駆動歯車39が噛み合って動力を伝達されるようになっている。
【0033】
図14に示されるのは、ガイドレール10Dがそのレール構成部材11Dを断面長方形にされて、両側面に溝部13Dを対称に設けてローラ案内部12Dとされたもので、このようなレール構成部材11Dと前述のギア部材15とを組み合わせた構造になっている。キャリア20Bには、ガイドレール10Dを両側から挟むようにして配される少なくとも両側2個づつのガイドローラ29Dが前記実施例と同様に支持配設される支持軸にそれぞれ1個づつ設けられ、それらのガイドローラ29Dが前記ローラ案内部12Dの溝部13Dに係合して転動するようにされている。したがって、ガイドローラ29Dの外周側縁が溝部13Dの下側縁13D’に接触するとともに、外周面を溝底13D”に当接して、両側のガイドローラ29D,29Dにて挟んで転動走行するようにされている。この形式においても、前述の実施例同様に、モータ24による駆動でガイドレール10D付設のギア16にピニオン32を噛み合わせて自走できること、並びに彎曲部での連続走行も行える。この形式の走行ガイドシステムでは、比較的負荷の小さい搬送物の移送に使用して効果的である。
【0034】
図15に示されるのは、ガイドレール10Fがそのレール構成部材11Fを板状のものにされて、その両側部がローラ案内部12Fとされたもので、このようなレール構成部材11Fと前述のギア部材15とを組み合わせた構造になっている。キャリア20Fには、ガイドレール10Fを両側から挟むようにして配される少なくとも両側2個づつの周面に溝29fを付されたガイドローラ29Fが前記実施例と同様に支持配設される支持軸にそれぞれ1個づつ設けられ、それらのガイドローラ29Fが前記ローラ案内部12Fに係合して転動するようにされている。したがって、ガイドローラ29Fの外周溝部29fの上内縁と、溝底29f’をローラ案内部12Fに当接して、両側のガイドローラ29F,29Fにて挟んで転動走行するようにされている。この形式においても、前述の実施例同様に、モータ24による駆動でガイドレール10B付設のギア16にピニオン32を噛み合わせて自走できること、並びに彎曲部での連続走行も行える。この形式の走行ガイドシステムによれば、軽量の負荷の搬送などに適し、レールの構成を簡易化して、比較的低速度での走行、あるいは簡易型の搬送装置として安価に提供できる。
【0035】
以上に説明したように、本発明の走行ガイドシステムによれば、ガイドレールのレール構成部材における走行方向に平行な両側のローラ案内部を、キャリア付設のガイドローラによって挟むようにすると同時にして上下方向の負荷をその案内部によって支持できて、第1の実施例で示される形式のガイドレールを採用すれば、精度を高めて高速での走行も可能である。また、本発明によれば、ガイドレールにラック状にギアを付設して直線部のみならず曲線部を組み入れて任意の方向に走行路を敷設できることになり、その走行路をモータ駆動によって自在に走行できるので、例えば前述のキャリアに駆動部を備えない従動型のものを連結して走行させることもできる。そうすれば、多くの搬送物を移送させるのに便利である。
【0032】
また、本発明の走行ガイドシステムは、必要に応じてそのレールの向きを横にしたり、逆さまにして吊り下げるようにすることもかのうであり、この場合はキャリアは横向き、あるいは吊り下げ構造となる。なお、キャリアの形状については用途に応じて任意に変形できることはいうまでもない。このようなキャリアの形状変形についても本発明の範疇に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る走行ガイドシステムの一例の要部を表す斜視図である。
【図2】図2は、図1におけるII−II線に沿って縦断したキャリアとガイドレールとの関係を表す断面図である。
【図3】図3は、本発明に係る走行ガイドシステムを構成するガイドレールの一例を示す横断面図である。
【図4】図4は、図3で示すガイドレールの接続部を分解して表す斜視図である。
【図5】図5は、ガイドレールの曲線部の一例を表す底面図である。
【図6】図6は、曲線ガイドレールに組み込まれるギア部材で、(a)は平面図、(b)は側面図を示している。
【図7】図7は、U字形のガイドレールに組み込まれるギア部材の平面図である。
【図8】図8は、曲線ガイドレールと直線のガイドレールを繋ぎ合わせた状態の一態様をレール構成部材を取り除いて、ギア部材の接続状態で表す平面図である。
【図9】図9は、キャリアのローラアセンブリにおけるガイドローラ部分を除く要部を縦断して示す側面図である。
【図10】図10は、図9のX−X視断面図で、ガイドローラ部分を断面しないで表している。
【図11】図11は、キャリアが曲線ガイドレール部分において移動する態様を表す裏面から見た図である。
【図12】図12は、キャリアの他の実施例図である。
【図13】図13は、図13で示されるキャリアの底面図で、ガイドレールの曲線部における態様を表している。
【図14】図14は、ガイドレールのローラ案内部が異なる場合に対応したキャリアの別例を示す図である。
【図15】図15は、ガイドレールのローラ案内部が異なる場合に対応したキャリアの別例を示す図である。
【符号の説明】
9 継手片
10,10D,10F ガイドレール
10B 曲線ガイドレール
10C U字形のガイドレール
10b ガイドレールの彎曲部
10b’ 彎曲部を有するガイドレールの直線部
10c U字形の彎曲部
11,11D,11F レール構成部材
12,12D,12F ローラ案内部
13 突稜部
13a,13b 突稜部の傾斜面
13c 平坦部
13D 溝部
14 溝条
15 ギア部材
16 ギア
17 突縁部
18 レール構成部材との結合用の孔
19 中空鋲
20,20A,20B キャリア
21,21A ベース部材
22 駆動ローラアセンブリ
23 従動ローラアセンブリ
24 モータ
26,33 軸受
27,42 支持軸
28,40 フレーム
29,29D,29F ガイドローラ
30,44 ローラ支持軸
31 駆動軸
32 ピニオン
36 スライドベアリング材
37 歯車
38 アイドル歯車
39 駆動歯車
Claims (4)
- ガイドレールとガイドローラとの相対的案内構造を有する走行ガイドシステムにおいて、
a)ガイドレールは、案内方向に平行して所要の幅の両側に、ガイドローラが当接する上下方向の案内保持面と幅方向の案内保持面とを備えるローラ案内部を有するレール構成部材と、このレール構成部材と組み合わせて用いられる両側面にギアが形成されて、かつそのギア形成部の端縁に突縁部を備えるギア部材とを一体的に結合させてなり、
b)前記ガイドレールに対応するガイドローラを備える側は、前記ガイドレールの両側のローラ案内部で上下方向の案内保持面に接触させるとともに幅方向の案内保持面にそれぞれ少なくとも2組のガイドローラを当接させ、それらのうちの少なくとも1個のガイドローラ支持軸に、前記ガイドレールのギア部材のギアと噛み合う歯車が付されてレールに沿って駆動される
ことを特徴とする走行ガイドシステム。 - 前記ガイドレールは、前記レール構成部材の両ローラ案内部に対し、前記ギア部材のギア形成部が前記両ローラ案内部よりも内側に位置するようにされ、かつそのギア部材の前記レール構成部材との接合面と反対の側の両側には全長に沿って前記ギア形成部より外側に突き出す突縁部がそれぞれ形成されている請求項1に記載の走行ガイドシステム。
- 前記ガイドレールは、平行する両側縁が前記ローラ案内部を形成するレール構成部材と、両側にギアを形成されるギア部材とが、そのギア部材に形成される両突縁部を前記レール構成部材と反対の側にして、両者の中央線を上下に合致させて積層され、所要の間隔で中空鋲により一体に締結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の走行ガイドシステム。
- カーブを形成する前記ガイドレールは、所要半径で描く曲線部の両端に適宜長さの直線部が一体に形成されたレール構成材とギア部材とでなる請求項1〜3のいずれかに記載の走行ガイドシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31648497A JP3606725B2 (ja) | 1997-11-02 | 1997-11-02 | 走行ガイドシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31648497A JP3606725B2 (ja) | 1997-11-02 | 1997-11-02 | 走行ガイドシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129896A JPH11129896A (ja) | 1999-05-18 |
JP3606725B2 true JP3606725B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=18077612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31648497A Expired - Fee Related JP3606725B2 (ja) | 1997-11-02 | 1997-11-02 | 走行ガイドシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3606725B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3486510A4 (en) * | 2016-07-13 | 2019-07-10 | Sejin-igb Co., Ltd. | MODULAR BODY AND ENERGY TRANSFER DEVICE THEREFOR |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4111370B2 (ja) * | 2001-10-12 | 2008-07-02 | 信行 坪井 | スクリュー式駆動装置 |
JP2008037111A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Komatsu Machinery Corp | ワーク搬送装置の走行架台 |
DE102011012024B3 (de) * | 2011-02-22 | 2012-01-12 | Smt Scharf Gmbh | Transporteinrichtung |
EP2789866A4 (en) * | 2011-12-05 | 2016-01-20 | Beltran Andrés Ernesto Salguero | COMPACT LINEAR ROLLER GUIDE |
KR101351502B1 (ko) * | 2012-01-13 | 2014-01-16 | 현대로템 주식회사 | 탈선방지용 자동조심 가이드장치 |
KR101361548B1 (ko) * | 2012-04-18 | 2014-02-14 | 창원대학교 산학협력단 | 롤러 트랙 기어 시스템 |
KR101706985B1 (ko) * | 2015-03-12 | 2017-02-16 | 주식회사 세진아이지비 | 동력전달장치 |
CN105883321B (zh) * | 2016-05-25 | 2018-09-25 | 江苏亨通光电股份有限公司 | 用于搬运电缆盘的电力轨道车 |
CN105883328B (zh) * | 2016-05-25 | 2018-09-25 | 江苏亨通光电股份有限公司 | 自动搬运小车 |
JP2018034278A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 株式会社Tss | 自走式多関節ロボット |
KR101904117B1 (ko) | 2017-03-14 | 2018-10-04 | 주식회사 세진아이지비 | 가이드 모듈 및 그를 구비하는 구동장치 |
CN110002241A (zh) * | 2019-05-28 | 2019-07-12 | 上海先惠自动化技术股份有限公司 | 一种工件托盘自动侧翻机构 |
CN112123197B (zh) * | 2020-09-24 | 2024-03-22 | 郑州方铭高温陶瓷新材料有限公司 | 一种双轨道滑板砖平面研磨机 |
CN113997289A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-02-01 | 苏州大学 | 一种用于波纹钢拼装的机械臂及波纹钢拼装方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4315771Y1 (ja) * | 1967-09-20 | 1968-07-02 | ||
JPS60135362A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-18 | 光栄エンジニア・サ−ビス株式会社 | ラツク付きモノレ−ル |
JPS60183255A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-18 | 光栄エンジニア・サ−ビス株式会社 | ラツク付きモノレ−ル |
JPS641898A (en) * | 1987-06-22 | 1989-01-06 | Kumagai Gumi Co Ltd | Transfer device for carrier truck |
JPH0350062A (ja) * | 1989-07-17 | 1991-03-04 | Daifuku Co Ltd | 自走台車装置 |
JP3556366B2 (ja) * | 1995-12-24 | 2004-08-18 | 信行 坪井 | 走行案内装置とそのガイドレール |
-
1997
- 1997-11-02 JP JP31648497A patent/JP3606725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3486510A4 (en) * | 2016-07-13 | 2019-07-10 | Sejin-igb Co., Ltd. | MODULAR BODY AND ENERGY TRANSFER DEVICE THEREFOR |
US11371553B2 (en) | 2016-07-13 | 2022-06-28 | Sejin-iGB Co., Ltd. | Module bearing and power transmission device including same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11129896A (ja) | 1999-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3606725B2 (ja) | 走行ガイドシステム | |
JPH11208859A (ja) | 搬送システム | |
KR100530180B1 (ko) | 반송장치 | |
JPH03211186A (ja) | 中間高速エスカレーター | |
US3589205A (en) | Rack and pinion synchronizing mechanism | |
US4040302A (en) | Chain drive for a transfer machine | |
JP4111370B2 (ja) | スクリュー式駆動装置 | |
US6626360B2 (en) | Carrier mechanism for supporting and moving traveling module | |
JPH07269569A (ja) | 運動装置のガイドレール | |
JP2963624B2 (ja) | トラバーサの積載台車位置ずれ防止構造 | |
JPS622229Y2 (ja) | ||
CN109625889B (zh) | 转弯装置及运输线 | |
JPH0418977Y2 (ja) | ||
JPH1111632A (ja) | ワーク搬送装置 | |
JPS59186757A (ja) | 台車式搬送装置 | |
JP2518678B2 (ja) | 荷搬送設備 | |
CN216996277U (zh) | 一种大直径旋转圆环传动系统 | |
JP2000302225A (ja) | コンベア装置 | |
JPS6349585A (ja) | レ−ル回転分岐機構 | |
JP2001019331A (ja) | マンコンベア | |
JP3800543B2 (ja) | 印刷物搬送装置 | |
JP2023014523A (ja) | 搬送装置 | |
JP4075337B2 (ja) | 搬送設備 | |
JPS63125467A (ja) | 台車式搬送装置 | |
JPH02261716A (ja) | スラットコンベヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |