JP3605845B2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、取付板に形成した球入口の前面に開閉板を設け、該開閉板を開閉駆動機構により遊技者にとって有利となる第1の状態と不利になる第2の状態とに変換させるようにしたパチンコ機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機の入賞装置として、遊技盤の表面に取付ける取付板のほぼ中央に球入口を開設し、該球入口の前面に開閉板を開閉自在に設け、取付板の裏面には箱枠を形成して該箱枠に開閉板に受けられた球を入賞球として後方へ導く球通路と開閉板の開閉駆動機構(例えばソレノイドとレバーの組合せ)を設け、該開閉駆動機構の作動により開閉板を遊技者にとって有利となる第1の状態と不利になる第2の状態とに変換させるようにしたものが知られている(例えば特開平5−345065号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のパチンコ機の入賞装置は、取付板と箱枠が一体に形成されているため、取付板のデザインを変更するたびに箱枠と一体の金型を作成する必要があった。
【0004】
しかし、この種の入賞装置において取付板のデザインを変更する場合、取付板を含む前面側が変更されるだけで取付板の裏面側の箱枠や開閉板の開閉駆動機構等については変更を要しないことが多い。ところが、従来の入賞装置では、取付板と箱枠とが一体に形成されているためデザインを変更したり、或いは異なった種類の入賞装置を作る場合に箱枠を含めた金型を作る必要があつて無駄が多く金型費の増大等経済的損失が著しく大きいという問題点があった。
【0005】
特に、最近ではパチンコ機の機種も増えて多くの種類の入賞装置を用意する必要が有り、しかも新機種への交換サイクルも早くなっているため、入賞装置のデザイン変更も多く必要とされてその改善策が強く望まれている。
【0006】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点にかんがみてなされたもので、その目的とするところは、入賞装置のデザイン変更が容易にでき、しかも金型費を大幅に軽減できるようなパチンコ機の入賞装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、遊技盤の表面に取付けられ、その中央部分に球入口が形成された取付板と、前記取付板の球入口の前面に開閉自在に設けられた開閉板と、前記取付板の裏面に前記球入口を囲うように設けられた箱枠とを備え、前記開閉板を開閉駆動機構により遊技者にとって有利となる第1の状態と不利となる第2の状態とに変換させるようにしたパチンコ機の入賞装置において、前記取付板と前記箱枠とをそれぞれ別体に形成し、該取付板を箱枠の前面に着脱可能に取付けるようにしたものである。
【0008】
なお、上記箱枠の前面に、取付板の裏面に当接する前側面を一体に備えさせることにより、取付板と箱枠との合体性が高められる。
【0009】
また、取付板に複数の透孔を穿設し、箱枠には複数の突起を設け、該突起を取付板の透孔に嵌挿するようにすれば、取付板と箱枠とを容易に合体可能とすることができる。
【0010】
さらに、取付板の前面に突起の嵌入凹孔を有するチャッカーやガイド枠,飾り板等を装着し、嵌入凹孔に突起を嵌入した状態でねじを突起に締着するようにすれば、取付板と箱枠との固定が容易になる。
【0011】
【作用】
取付板と箱枠とを別体に形成したため、取付板を変更するだけで入賞装置のデザインを変更することができる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。図1は本発明に係る入賞装置の斜視図、図2はその分解視斜視図である。図において、入賞装置1は、遊技盤の表面に取付ける取付板10を有する。取付板10の中央部分には長方形の球入口11が形成される。取付板10の裏面には球入口11を囲うように箱枠12が設けられる。取付板10と箱枠12とは通常一体成形により形成されるが本発明においては取付板10と箱枠12とを分離してそれぞれ別体に形成する。
【0013】
箱枠12は、前面に取付板10の裏面に当接する前側面13を一体に備えており、その前側面13に取付板10の球入口11に合致する開口14と中心にねじ孔15を有する複数の突起16が形成されている。一方、取付板10には複数の透孔17が穿設されており、該透孔17に突起16をそれぞれ嵌挿させることにより取付板10と箱枠12とが着脱自在に合体される。
【0014】
取付板10の球入口11の前面には開閉板18が開閉自在に設けられる。開閉板18の下部両側には軸ピン19,19が突設される。また、箱枠12の開口14の下部両側には凹部20,20が形成される。そして、開閉板18の軸ピン19,19を凹部20,20に嵌挿することによって開閉板18が前面側へ回動自在に支持される。なお、軸ピン19,19は図6に示すように凹部20,20と取付板10の裏面とによって外れないように保持される。これによって、取付板10を外すだけで開閉板18の交換が容易にでき、取付板10と一緒に開閉板18もデザイン変更することができる。また、開閉板18の一側には係合突起21が形成される。係合突起21は、箱枠12の中空部に臨んで後述の開閉駆動機構22に連係される。
【0015】
前記箱枠12は、後面が開口した中空状に形成され、その後面に裏板23がねじ24によって取付けられる。そして、中空内部には箱枠12と裏板23に形成された枠片24,24および25によつて3つの入賞領域に分けられており、中央の入賞領域はV入賞口26とされ、左右両側の入賞領域は一般入賞口26a,26aとされている。そして、V入賞口26には入賞球を検出して特別遊技状態(大当り)の開閉サイクルを更新させるための入賞球検出器27が設けられている。28はV入賞口26および一般入賞口26a,26aの入賞球を検出してカウントする入賞球検出器である。
【0016】
前記裏板23の後面には、開閉駆動機構22,中継基板29等入賞装置1の駆動部が集約して組付けられる。開閉駆動機構22は、ソレノイド30を備える。ソレノイド30のプランジャ31にはL字形に形成されたレバー32が固着される。レバー32が対応する裏板23には長孔33が穿設され、その長孔33にレバー32の垂直部が臨まされている。また、レバー32の垂直部には二又状の係合部34が形成されており、該係合部34と開閉板18の係合突起21とが係合される。
【0017】
前記ソレノイド30は、消磁した状態のとき、図4実線のようにこれのプランジャ31が復帰用ばね35の付勢によつて下方に押下げられており、このため開閉板18は閉成状態に維持される。一方、ソレノイド30が励磁されると図4鎖線のようにプランジャー31を復帰ばね35による付勢に抗して吸引し、レバー32を上方へ引上げて係合部34に係合する係合突起21を上動させる。これによって、開閉板18が開成される。すなわち、ソレノイド30の励磁によって遊技者にとって有利となる第1の状態の一例として開閉板18を開き、不利となる第2の状態の一例として開閉板18を閉じて球入口11への球の受入れを不可能とするものである。
【0018】
前記取付板10の左右両側には1個の球が通過可能な球通孔36,36が穿設され、その球通孔36,36に対応する取付板10の前面にチャッカー37,37が設けられる。また、箱枠12には球通孔36,36と連通状に球通路38,38が形成される。前記チャッカー37,37は球を受け入れて入賞球として球通路38,38から箱枠12の後方へ導くもので、後面が開口した中空状に形成される。そして、その中空部に突起16の嵌入凹孔39,39,39が形成され、その嵌入凹孔39,39,39のそれぞれ中心にねじ挿通孔40がそれぞれ穿設される。
【0019】
また、取付板10の前面であり、かつ球入口11の下部にはガイド枠41が設けられる。ガイド枠41は、球を受けて左右に振分け落下させるもので、後面が開口した中空状に形成される。そして、その中空部に突起16の嵌入凹孔39,39が形成され、さらにその中心にねじ挿通孔40がそれぞれ穿設される。
【0020】
前記チャッカー37,37およびガイド枠41の前面には飾り板42が設けられる。飾り板42にはチャッカー37,37およびガイド枠41のねじ挿通孔40に合致するねじ挿通用の小透孔43が穿設される。
【0021】
前記取付板10と箱枠12は、チャッカー37,37、ガイド枠41、飾り板42と一体に固定が施こされる。すなわち、取付板10の透孔17に箱枠12の突起16をそれぞれ嵌挿した後、チャッカー37,37とガイド枠41を取付板10の前面に当接してそれぞれの嵌入凹孔39に突起16を嵌め、さらにチャッカー37,37およびガイド枠41の前面に飾り板42を当接してビス44を小透孔43からチャッカー37,37およびガイド枠41のねじ挿通孔40にそれぞれ挿通して突起16のねじ孔15に締着する。これによって取付板10,チャッカー37,37,ガイド枠41および飾り板42を含む入賞装置1の前面側と、箱枠12および開閉板18の開閉駆動機構22を含む入賞装置1の後面側とが結合されることになる。
【0022】
なお、図示しないが前記飾り板42の前面に適宜な模様を印刷したシールを貼着することにより装飾効果を高めることができると共に、取付用のビスを隠すことができて見栄えが良好となる。また、本実施例では取付板10の前面にチャッカー37,37やガイド枠41を設けた入賞装置について説明したが、これらは必ずしも必要ではなく、本発明が適用される入賞装置は開閉板18のみを備えたものであってもよい。さらに、前記開閉板18は従来周知の開閉羽根であってもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】
箱枠に対して取付板を付け替えるだけで入賞装置のデザインを変更することができる。従って、デザインの変更を必要としない箱枠および開閉板の開閉駆動機構を含む入賞装置の後面側を共通部品として作りだめして保管しておき、必要に応じて取付板を含む入賞装置の前面側のみの金型を作るだけで容易にデザイン変更が可能となり、金型コストを大幅に軽減することができると共に、無駄が少なく、その経済的効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入賞装置の斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の中央縦断側面図である。
【図4】開閉駆動機構部分の断面図である。
【図5】取付板と箱枠の取付状態を示す部分断面図である。
【図6】開閉板の支持状態を示す横断平図である。
【符号の説明】
1 入賞装置
10 取付板
11 球入口
12 箱枠
13 前側面
14 開口
15 ねじ孔
16 突起
17 透孔
18 開閉板
22 開閉駆動機構
37,37 チャッカー
39 嵌入凹孔
40 ねじ挿通孔
41 ガイド枠
42 飾り板
Claims (5)
- 遊技盤の表面に取付けられ、その中央部分に球入口が形成された取付板と、前記取付板の球入口の前面に開閉自在に設けられた開閉板と、前記取付板の裏面に前記球入口を囲うように設けられた箱枠とを備え、前記開閉板を開閉駆動機構により遊技者にとって有利となる第1の状態と不利となる第2の状態とに変換させるようにしたパチンコ機の入賞装置において、
前記取付板と前記箱枠とをそれぞれ別体に形成し、前記取付板には複数の透孔を穿設すると共に、前記箱枠には複数の突起を設け、前記透孔に前記突起を嵌挿させることにより前記取付板と前記箱枠とが着脱自在に合体されるようにしたことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。 - 前記取付板の前面に前記突起が嵌入する凹孔を有するチャッカーを装着したことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の入賞装置。
- 前記取付板の前面に前記突起が嵌入する凹孔を有するガイド枠を装着したことを特徴とする請求項1乃至2記載のパチンコ機の入賞装置。
- 前記取付板の前面に飾り板を装着したことを特徴とする請求項1乃至3記載のパチンコ機の入賞装置。
- 前記飾り板の前面に適宜な模様を印刷したシールを装着したことを特徴とする請求項4記載のパチンコ機の入賞装置。
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