JPH09103547A - パチンコ機の電動式入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の電動式入賞装置

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JPH09103547A
JPH09103547A JP29747296A JP29747296A JPH09103547A JP H09103547 A JPH09103547 A JP H09103547A JP 29747296 A JP29747296 A JP 29747296A JP 29747296 A JP29747296 A JP 29747296A JP H09103547 A JPH09103547 A JP H09103547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向に小型化して遊技盤に対する設置の
簡略化を図り、遊技盤の設計,構成の簡易化並びに多様
化を可能にする。 【解決手段】 電動式入賞装置は、遊技盤内に装着され
る本体と、この本体の正面中央部に開設された大入賞口
3に組付けられた横長方形板状の開閉部材18と、本体
の裏側に組付けられて開閉部材18を開閉操作する開閉
駆動機構21と、大入賞口3裏側に形成された第1,第
2の通出口8,9に合わせて並列状態で着脱可能に組付
けられた検出スイッチ28,30とを備える。開閉駆動
機構21は、本体の裏側に横向きで着脱可能に取着され
る保持ケース22に、電磁ソレノイド23およびロッド
24そして開閉部材18に適宜連繋される操作レバー2
6を含めて組付けられ、機構全体がケース単位で構成さ
れると共に本体の前後方向の横向きに装備される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機の電
動式入賞装置に関し、更に詳しくは、遊技盤内に打出さ
れたパチンコ球(遊技球とも言う)に係る入賞領域を、電
気的動力手段を利用して閉鎖状態と開放状態とに変化さ
せ得る電動式入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の遊技盤に実施されるこの種
の電動式入賞装置では、所要の外形・サイズに構成され
た本体において、遊技球用の入賞領域を構成する扉状や
羽根状等の開閉部材が、電磁ソレノイドや連繋部材を含
む開閉駆動機構等を利用して開閉動作される基本構成を
具備している。そしてその型式上の区分による代表例の
一つとして、本体における横長の大入賞口に対設された
扉板状の開閉部材が閉鎖と開放の状態に変化される形態
で、一般に「アタッカー形式」とも呼ばれている大型の入
賞装置がある。そこでこのような「アタッカー形式」のも
のでは、当業分野において「第1種役物連続作動装置付
きパチンコ遊技機」、「第3種始動口付きパチンコ遊技
機」と称されている夫々のパチンコ機に実施されてお
り、そして夫々のゲーム内容に適応した遊技作動とし
て、特別遊技条件の成立または開成作動権利の発生およ
びこの間における作動条件の成立の前提にあって、開閉
部材に係る開放時間設定および大入賞口内への入賞球個
数設定の規定範囲内において、所定の開成作動を奏する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の「ア
タッカー形式」の入賞装置については、前述した「第1種
のパチンコ機」と「第3種のパチンコ機」とにおける夫々
のゲーム内容に適応した実施条件にあって、互いの遊技
作動機能が区分制約されているため、装置自体の構成に
おいて、所要の外形・サイズの本体と、入賞領域および
開閉部材と、開閉駆動機構等を含む基本部分を共通とし
ながらも、「第1種用」のものでは入賞球のカウント機能
(通称10カウントスイッチ)および開成継続機能(通称
継続スイッチ)を備えたタイプとされ、一方「第3種用」
のものでは、上記カウント機能のみを備えたタイプとさ
れている。しかし何れのタイプに係る入賞装置において
も、基本構成部分における開閉駆動機構の構成に制約さ
れて、取扱いおよび組付け等に問題があった。
【0004】すなわち、従来より「第1種用、第3種用」
に区分使用されているこの種の入賞装置にあっては、開
閉部材に対する開閉駆動機構が、電磁ソレノイド,ロッ
ドおよび連繋部材等を主体にして縦型用に構成されて、
本体側と分離された組立て形態とされている。このため
装置全体を観ると、本体側と開閉駆動機構側の2つの別
部品に区分されることになり、その取扱いや保管等が面
倒となっていた。また「第1種用,第3種用」の夫々の遊
技盤の製作においては、本体を前面側から取着する一
方、開閉駆動機構を裏面に縦向きで位置決め設置して、
連繋部材を本体の開閉部材の操作レバーに整合させなけ
ればならず、作業全体に手間が掛かり熟練が要求されて
いた。更には、前側の本体に対して裏側の開閉駆動機構
が縦向き上部に組付けられるために、遊技盤の限られた
広さの遊技面内において、入賞装置自体、特に開閉駆動
機構が別位置に配置される他の各種遊技部品の裏側との
レイアウトに制約を受けることになり、ゲーム内容に変
化の富んだ遊技盤の設計,構成が難しくなっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
提案されたもので、装置全体を大別して前側の本体と、
裏側の開閉駆動機構とを夫々ユニット化したもとで、本
体裏側に対して開閉駆動機構を前後横向きで一体的に組
付けて、上下方向に小型化した取扱い容易な1つの入賞
装置とし、遊技盤に対する設置の簡略化を図ると共に、
遊技盤の設計,構成の簡易化並びに多様化を可能にし得
るようにしたパチンコ機の電動式入賞装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るパチン
コ機の電動式入賞装置は、所要の外形・サイズに組立て
られて遊技盤内に装着される本体と、この本体の正面中
央部に開設された大入賞口に対して組付けられた横長方
形板状の開閉部材と、本体の裏側に組付けられて開閉部
材を開閉状態に操作保持する開閉駆動機構と、大入賞口
裏側に形成された第1,第2の通出口に合わせて並列状
態で着脱可能に組付けられたセーフ球用の検出スイッチ
とを備え、前記開閉駆動機構は、本体の裏側に横向きで
着脱可能に取着される保持ケースに、電磁ソレノイドお
よびロッドそして前記開閉部材に適宜連繋される操作レ
バーを含めて組付けて、機構全体がケース単位で構成さ
れると共に、本体の前後方向の横向きに装備されたこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】電動式入賞装置は、所要の外形・サイズに組立
てられて入賞領域に対する開閉部材を有する本体と、電
磁ソレノイドおよびロッドそして開閉用の操作レバーを
含めてケース単位で構成された開閉駆動機構とをユニッ
ト化し、本体の裏側に開閉駆動機構を前後横向きに組付
けて構成(製作)したものであるから、上下サイズを小型
にして取扱い,保管を容易なものとすると共に楽に製作
し得る。そして遊技盤の製作においては、入賞装置全体
を前側からセットして取着するだけで手早く簡単に装着
し得る。また遊技盤の設計においては、装置自体の上下
サイズが小型化されたことにより、別部位に配設される
他の各種遊技部品の裏側とのレイアウトに制約を受ける
ことなく、多くの遊技部品や大型の他の遊技部品の配置
が可能となってゲーム内容に変化の富んだ遊技盤を容易
に構成し得る。更に、「第1種用,第3種用」のアタッカ
ー形式の入賞装置として構成し得るので、入賞装置製作
に係るコスト低減や合理化を図ることが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ機の
電動式入賞装置につき、好適な実施例を挙げて添付図面
を参照しながら、以下詳細に説明する。
【0009】本実施例の電動式入賞装置は、「アタッカ
ー形式の大入賞装置」として、後述する実施態様例で取
上げる夫々のパチンコ機に好適に実施されるものであ
り、装置全体の概要としては、図1〜図6に示すよう
に、所要の外形・サイズに組立て構成されて後述の遊技
盤Pに装着される本体1と、この本体1の正面中央部に
おける大入賞口3に対設された横長方形板状の開閉部材
18と、本体1の裏側一方に組込まれて開閉部材18に
連繋された開閉駆動機構21と、本体1裏側の第1通出
口部分に組込まれたセーフ球カウント用の検出スイッチ
28とを基本構成として具備している。そしてこの基本
構成において、遊技作動機能(遊技内容)に対応して選択
変更される構成として、開成継続条件発生用に必要とさ
れる特別検出スイッチ30と、同スイッチ30の不要時
に使用される蓋片32とが、本体1裏側の第2通出口部
分に着脱交換可能に組込まれると共に、このスイッチ3
0の検出条件を制限するために使用される検出規制機構
34が、本体1の裏側他方に着脱可能に組込まれてい
る。
【0010】そこでこのような本実施例の電動式入賞装
置について、本体側と開閉駆動機構側とのユニット化部
品として大別されるもとで、前述した各構成部分毎に説
明する。まず前記本体1は、遊技盤P前面に取着される
左右横長の前基板2と、この前基板2の裏側中央部に取
着された箱体5とから構成されて、全体的には上下方向
のサイズが必要最小限にされている。そして前基板2で
は、正面中央部に横長方形枠状の大入賞口3が開設され
ていると共に、同口3の下縁裏側に通入案内板4が成形
されている。また箱体5では、その内部に前記大入賞口
3と通入案内板4に整合する広さの通出室6が画成され
ており、この通出室6の底面右半分に斜状の通出案内板
7が成形され、底面左半分に第1,第2の通出口8,9が
左右並列に区画形成されている(図7,図8参照)。
【0011】そして、この本体1におけるその余の構成
として、前基板2前面に各種絵柄,色彩の装飾シール(図
示しない)が貼着されて本体1全体の美観を変更し得る
ようになっている。また前基板2の左右両端部におい
て、入賞口12を成形したランプカバー兼用のケース1
1が前側に取着されると共に通出路13が裏側に成形さ
れて、この双方により入賞具10が構成されている。そ
して各側の入賞具10において、検出スイッチ14がそ
の球検出口15を入賞口12に合わせた前後横向きに着
脱可能に組込まれて、始動入賞具として利用できるよう
になっていると共に、ランプ16が必要に応じて取着さ
れている。また箱体5の裏面には、複数個のランプを配
置接続した基盤(共に図示しない)が必要に応じて取着可
能とされ、カバー17で覆蓋保護し得るようになってい
る(図1,図4参照)。
【0012】また前記開閉部材18は、大入賞口3の開
口内法サイズに合わせた方形の球受け板ともされてお
り、そしてその下縁両端の支軸19を前基板2の裏側に
支持して、大入賞口3に対する起立閉鎖状態と前傾開放
状態とに変化し得るようになっている。これに対して前
記開閉駆動機構21では、前記箱体5の正面右側(図3
では左側)に横向きでビス着される保持ケース22内に
おいて、前後横向きに組込まれた電磁ソレノイド23お
よびばね付きロッド24と、このロッド24前端の連繋
具25と、ケース22に支ピン27で支持された操作レ
バー26とを有し、そしてこのレバー26の前端が前記
開閉部材18側端の連繋ピン20に連繋されている。こ
のもとで、電磁ソレノイド23の作動条件に合わせて操
作レバー26が作動されて、開閉部材18を開閉保持し
得るようになっている。ちなみにこの機構21は、保持
ケース22単位で構成して取扱い得ると共に、本体1に
着脱セットし得るようになっている(図1,図4,図5参
照)。
【0013】一方前記検出スイッチ28は、その球検出
口29を前記箱体5の第1の通出口8に合わせて横向き
で着脱可能に組込まれて、常時着用されるようになって
いる。これに対して前記特別検出スイッチ30は、その
球検出口31を第2の通出口9に合わせて横向きで着脱
可能に組付けられるようになっている(図7,図8参
照)。但しこのスイッチ30は、セーフ球のカウント検
出機能も付加される。そして特別検出スイッチ30が着
用されない場合の前提にあって、前記蓋片32は、第2
の通出口9に着脱可能に嵌挿セットされて同口9を覆蓋
し、その上端の案内面33を前記箱体5の通出案内板7
に整合して、大入賞口3から通出室6に入ったセーフ球
を前記検出スイッチ28の球検出口29に向けて案内し
得るようになっている(図9,図10参照)。
【0014】また前記特別検出スイッチ30が着用され
た前提にあって、前記検出規制機構34は、前記箱体5
の正面左側(図3では右側)に横向きでビス着される保持
ケース35内において、前後横向きに組込まれた電磁ソ
レノイド36およびばね付きのロッド37と、このロッ
ド37前端の連繋具38と、前基板2裏側の軸支部42
(図7,図8参照)に支ピン41で支持された旋回式の開
閉レバー39とから構成されており、そして電磁ソレノ
イド36の作動条件に合わせて開閉レバー39が前後方
向へ旋回変位されて、その先端の開閉片部40で前記特
別検出スイッチ30の球検出口31上面を開閉保持し、
同スイッチ30の球検出機能を制限し得るようになって
いる。ちなみにこの機構34では、開閉レバー39を除
く主要部を保持ケース35単位で構成して取扱い得ると
共に本体1に着脱セットし得、連繋具38に連繋された
開閉レバー39については、支ピン41を上方へ抜いて
前基板2から取外し得るようになっている(図1,図4,
図9参照)。
【0015】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例の電
動式入賞装置は、実施の対象とされるパチンコ機の遊技
盤でのゲーム内容によって、遊技状態や開成作動態様が
異なるが、基本的には次のような状態を奏する。すなわ
ち、当該遊技盤における入賞装置の実施状態において、
パチンコ遊技中に予め設定された開成条件が成立した場
合に、装置自体が開成作動を付与される。このもとで、
開閉駆動機構21の電磁ソレノイド23が適時点から所
定時間に亘り通電励磁されることにより、起立閉鎖状態
の開閉部材18が前傾開放状態に変化されて、球受け板
を呈すると共に大入賞口3を開口する(図2,図3,図6
参照)。これにより、この状態において開閉部材18に
受けられた遊技球は、大入賞口3からセーフ球として通
出室6内に入る。
【0016】そしてこのセーフ球の以後の通出処理とし
て、装置自体の実施条件に応じて第2の通出口9に特別
検出スイッチ30が着用されている場合には、その球検
出口31を通過して検出されるセーフ球(初球1個が有
効な特別セーフ球とされる)と、検出スイッチ28の球
検出口29を通過してカウント検出されるセーフ球とに
区分されて装置外へ通出されることになる。一方、第2
の通出口9に特別検出スイッチ30が着用されていない
場合つまり不要とされた場合には、同通出口9にセット
された蓋片32を利用して全てのセーフ球が検出スイッ
チ28に向けて案内された後に、同スイッチ28でカウ
ント検出されて通出されることになる。また、前記特別
検出スイッチ30により1個の特別セーフ球が検出され
た場合には、その検出信号に基いて検出規制機構34の
電磁ソレノイド36が適時点から所定時間に亘り通電励
磁されることにより、開閉レバー39が閉方向へ旋回変
移されてその開閉片部40でスイッチ30の球検出口3
1を閉鎖し、以後のセーフ球の検出を制止する。
【0017】なお、前述したセーフ球検出制止状態にお
いて、通出室6に入ったセーフ球は、開閉レバー39の
開閉片部40により検出スイッチ28側へ案内されてカ
ウント検出される。またこの状態については、前記開閉
部材18の起立閉鎖復帰時点、つまり電磁ソレノイド2
3の消磁時点から次回の開成作動が行なわれる(開閉部
材18の開放)までの間の所定時点で解除されることに
なり、電磁ソレノイド36の消磁に従い開閉レバー39
が元の開放位置側へ復帰保持されて、特別検出スイッチ
30を再び本来の検出可能状態に戻すように設定されて
いる。
【0018】このような本実施例の電動式入賞装置は、
遊技状態や開成作動に適した構成の前提にあって、その
代表的な実施態様として、図11に略示する「第1種役
物連続作動装置付きパチンコ遊技機」および図12に略
示する「第3種始動口付きパチンコ遊技機」における夫々
の遊技盤Pにおいて、所要部位に開口されたセット口に
対して図5,図6に略示するように、前側から嵌挿セッ
トして本体1に取着することにより設置されて、夫々の
ゲーム内容に適応する所定作動条件設定がなされて好適
に実施し得るもので、以下夫々の実施態様例について説
明する。但し夫々のパチンコ機については、基本的な構
成およびゲーム内容が在来のものと同様につき、当該の
遊技盤Pのみを例示する。また、電気的な制御技術等に
ついては本発明の要旨としないので、その説明は省略す
る。
【0019】まず図11の遊技盤Pでの実施態様におい
て、入賞装置に係る設定条件としては、電磁ソレノイド
23の作動可能時間T秒、セーフ球の規定入賞個数(カ
ウント個数)n個、開成作動の継続可能回数N回とさ
れ、また検出スイッチ28がカウント専用、特別検出ス
イッチ30がカウント検出用および特別セーフ球の検出
に基く継続条件成立用とされ(図7,図8参照)、そして
左右の入賞具10が第1種始動入賞口として利用される
例とする。このもとで遊技盤Pに打出された遊技球が、
盤面中央部の可変入賞口51または各入賞具10に入る
ことにより、当該スイッチ14の検出信号に応答して図
柄可変表示装置52による図柄変動表示および組合わせ
判定がなされる。これに基いて特別遊技状態が成立され
た場合において、入賞装置で開成作動が付与されて電磁
ソレノイド23の作動により開閉部材18が大入賞口3
を開放する。
【0020】そしてこの間において、大入賞口3から通
出室6に入ったセーフ球が、基本的には検出スイッチ2
8でカウント検出されるもとで、特別検出スイッチ30
により初球1個が特別セーフ球として検出(カウント検
出を含む)されると、検出規制機構34の電磁ソレノイ
ド36の作動により、開閉レバー39がその開閉片部4
0で特別検出スイッチ30を閉鎖して検出不能状態に制
止保持する。そうして入賞装置自体の遊技条件として、
検出スイッチ28によるセーフ球の規定数カウント検出
と、電磁ソレノイド23のタイムアップとの何れか早い
時点で当該回の開成作動が終了停止されて開閉部材18
により大入賞口3が閉鎖される。また特別検出スイッチ
30により特別セーフ球が検出されたことに基いて、次
回の開成作動が可能とされる継続条件が成立され、この
前提において、以下設定回までの開成作動が継続可能と
される。図11中符号53は、他の入賞具を示す。
【0021】なおこの実施態様例において、双方の検出
スイッチ28,30の設置位置を左右反対に変更するこ
とも可能である。すなわち図1,図7および図8に示す
ように、同一の形状・サイズとされた両スイッチ28,3
0を、共に水平に並列して互いの球検出口29,31を
隣接する向きに配置したもとで、図示左側を特別検出ス
イッチ30、図示右側を検出スイッチ28に変更して実
施することも可能である。そしてこの場合、規定入賞数
N個のセーフ球の検出処理について、例えば右側の検出
スイッチ28で2/3N個以上を、また左側の特別検出
スイッチ30で1/3N個以内を夫々カウント検出し得
る条件を維持し得るならば、検出規制機構34を予め組
外して省略しておくことも可能である。
【0022】次に図12の遊技盤Pの実施態様において
は、入賞装置に係る設定条件として、電磁ソレノイド2
3の作動可能時間T1秒、セーフ球の規定入賞個数n
個、開成作動の継続可能回数N回とされ、また検出スイ
ッチ28がカウント専用、双方の入賞具10が第3種始
動入賞口とされる。そして特別検出スイッチ30を省略
した場合に合わせて蓋片32をセットすると共に、検出
規制機構34を省略(図9では保持ケース35のみを取
着したままの状態を示す)した構成とする(図9,図10
参照)。このもとで遊技盤Pに打出された遊技球が、盤
面中央部の特定入賞具54に入る過程で、特別装置(検
出手段,図柄手段を含む)55が作動されたことに基いて
開成作動権利条件が発生され、この権利発生(存続)中に
おいて別の遊技球が各々の入賞具10に入ってスイッチ
14で検出されることに基いて、1回の開成作動条件が
成立される。
【0023】これにより入賞装置では、開成作動が付与
された状態において電磁ソレノイド23の作動により開
閉部材18が大入賞口3を開放し、この間に大入賞口3
から通出室6に入った全てのセーフ球を検出スイッチ2
8でカウント検出する。そして入賞装置自体の遊技状態
条件として、スイッチ28によるセーフ球の規定数カウ
ント検出と、電磁ソレノイド23のタイムアップとの何
れか早い時点で当該回の開成作動が終了停止されて大入
賞口3が閉鎖される。そうして、遊技球が各入賞口10
に再度入って検出されたことに基いて、次回の開成作動
条件が成立され、以下この条件成立毎において設定回ま
での開成作動が継続可能とされる。
【0024】但しこの実施態様例において、遊技盤Pの
所要他部所に図柄選定装置56および同装置56の図柄
判定に基いて開成作動される小型の電動役物57が配置
される一方、第3種始動入賞具58が別位置に配設され
た場合では、本実施例の入賞装置における双方の入賞具
10については、図柄表示装置56に対する作動用入賞
口として使用可能である。また前記特別検出スイッチ3
0を省略せず着用したままの状態の場合には、検出スイ
ッチ28と同様なカウント専用として使用することも可
能である。なお検出規制機構34については、保持ケー
ス35単位で組外してもよい。図12中符号59は、他
の入賞具を示す。
【0025】前述したように本実施例の電動式入賞装置
によれば、第1種,第3種の夫々のパチンコ機(遊技盤)
での実施にあたり、本体1、開閉部材18、開閉駆動機
構21および検出スイッチ28を含む基本構成を共通と
したもとで、特別検出スイッチ30と蓋片32および検
出規制機構34の必要選択部品を着脱交換使用するだけ
の単純な構成変更選定により、「第1種用アタッカー」と
「第3種用アタッカー」との遊技状態および開閉作動条件
に区分して好適に実施できる。しかも本体1の外形・サ
イズに合わせて、開閉駆動機構21および検出規制機構
34を基本的には各々の保持ケース22,35単位で構
成して前後横向きに組付けているので、装置全体が上下
サイズを小さくしたもの、つまり本体1の上下高さ分の
範囲に小型化したものとし得る。これにより夫々の遊技
盤の限られた広さの遊技面内において、装置自体を他の
遊技部品のレイアウトに制約されずに好適に着用でき
る。言換えれば、入賞装置が上下に小型であることによ
り、多くの遊技部品や大型の遊技部品を配置可能にし
て、ゲーム内容の変化に富んだ遊技盤を設計,構成する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】前述した如く、本発明に係るパチンコ機
の電動式入賞装置によれば、所要の外形・サイズに組立
てられて入賞領域に対する開閉部材を有する本体と、電
磁ソレノイドおよびロッドそして開閉用の操作レバーを
含めてケース単位で構成された開閉駆動機構とをユニッ
ト化部品として大別したもとで、本体の裏側に開閉駆動
機構をケース単位で前後方向の横向きに装備して、1つ
の入賞装置として構成(製作)したものであるから、装置
全体が組立て形態のものとして楽に製作し得ると共に、
上下サイズを小型にして取扱い,保管を容易なものとし
得、冒頭で説明した「第1種用,第3種用」のアタッカー
形式の入賞装置として実施可能とし得る。従って、この
ような入賞装置を使用する遊技盤の製作においては、装
置全体を前側からセットして取着するだけで手早く簡単
に装着し得、また夫々の遊技盤の限られた広さの遊技面
内において、装置自体を別部位に配設される他の各種遊
技部品の裏側とのレイアウトに制約を受けることなく好
適に着用できる。特に装置全体が上下に小型であること
により、多くの遊技部品や大型の他の遊技部品を配置可
能にして、ゲーム内容に変化の富んだ遊技盤を容易に設
計し構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電動式入賞装置を示す分
解斜視図である。
【図2】実施例に係る入賞装置を開放状態で示す正面図
である。
【図3】実施例に係る入賞装置を示す背面図である。
【図4】実施例に係る入賞装置を示す開放状態で示す平
面図である。
【図5】実施例に係る入賞装置を示す側面図である。
【図6】実施例に係る入賞装置を開放状態で示す縦央側
断面図である。
【図7】電動式入賞装置を「第1種用のアタッカー」とし
て使用する構成条件において開放状態で示す主要部の平
面図である。
【図8】電動式入賞装置を「第1種用のアタッカー」とし
て使用する構成条件において示す主要部の正面図であ
る。
【図9】電動式入賞装置を「第3種用のアタッカー」とし
て使用する構成条件において開放状態で示す主要部の平
面図である。
【図10】電動式入賞装置を「第3種用のアタッカー」と
して使用する構成条件において示す主要部の正面図であ
る。
【図11】電動式入賞装置を実施した第1パチンコ機の
遊技盤を略示する正面図である。
【図12】電動式入賞装置を実施した第2パチンコ機の
遊技盤を略示する正面図である。
【符号の説明】
P 遊技盤 1 本体 3 大入賞口 8 第1の通出口 9 第2の通出口 18 開閉部材 21 開閉駆動機構 22 保持ケース 23 電磁ソレノイド 24 ロッド 26 操作レバー 28 検出スイッチ 30 特別検出スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の外形・サイズに組立てられて遊技
    盤(P)内に装着される本体(1)と、この本体(1)の正面中
    央部に開設された大入賞口(3)に対して組付けられた横
    長方形板状の開閉部材(18)と、本体(1)の裏側に組付け
    られて開閉部材(18)を開閉状態に操作保持する開閉駆動
    機構(21)と、大入賞口(3)裏側に形成された第1,第2の
    通出口(8,9)に合わせて並列状態で着脱可能に組付けら
    れたセーフ球用の検出スイッチ(28,30)とを備え、 前記開閉駆動機構(21)は、本体(1)の裏側に横向きで着
    脱可能に取着される保持ケース(22)に、電磁ソレノイド
    (23)およびロッド(24)そして前記開閉部材(18)に適宜連
    繋される操作レバー(26)を含めて組付けて、機構全体が
    ケース単位で構成されると共に、本体(1)の前後方向の
    横向きに装備されたことを特徴とするパチンコ機の電動
    式入賞装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000070456A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Sanyo Bussan Kk 遊技機
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JP2013013586A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Toyomaru Industry Co Ltd 役物装置および遊技機
JP2016083381A (ja) * 2015-11-27 2016-05-19 豊丸産業株式会社 遊技機

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