JPH09131440A - 入賞球案内部材 - Google Patents

入賞球案内部材

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JPH09131440A
JPH09131440A JP29003895A JP29003895A JPH09131440A JP H09131440 A JPH09131440 A JP H09131440A JP 29003895 A JP29003895 A JP 29003895A JP 29003895 A JP29003895 A JP 29003895A JP H09131440 A JPH09131440 A JP H09131440A
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JP29003895A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の裏面側に備えられる入賞球案内部材
において、複数種の遊技機に対する部分的共通化を可能
として、製作の手間の削減、コスト安、共通部分の大量
生産を実現でき、また、成形用金型も小型化できるよう
にする。 【解決手段】 入賞球案内部材23を、遊技におけるメ
インとなるメイン役物装置8に対応して配設され、複数
種の遊技機に対し共通的に使用可能な共通領域部として
の上部入賞球案内部材24と、この上部入賞球案内部材
24に接続可能で、特定の遊技機毎に個別的に使用され
る個別領域部としての下部入賞球案内部材25と、の分
割体により構成する。メイン役物装置8は、複数種の遊
技機に対し共通的に使用可能な可変表示装置である。下
部入賞球案内部材25には、遊技盤の裏面側に膨出状態
で配設される電気的役物装置19の裏面部を覆うカバー
部44が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の遊技機における入賞球案内部材、即ち、遊技盤の裏面
側に備えられて入賞球を案内する入賞球案内部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機
においては、遊技盤に複数の開口部を形成し、その開口
部に対して前方から各種構成部材(役物装置等)を取り
付けるようにしていた。このようにして遊技盤に取り付
けられる構成部材としては、ソレノイドやモータ等の電
気的可動装置の他、ランプやLED(Light Em
ittingDiode:発光ダイオード)等の発光源
やセンサー等を備えた、例えば、所謂1種(セブン機タ
イプ)や所謂2種(羽根物タイプ)や所謂3種(権利物
タイプ)の変動入賞装置、または、始動入賞口や一般入
賞口などの入賞具や遊技領域の装飾を行う装飾部材、さ
らには、1種や3種や多種等で可変表示装置を備える場
合の可変表示画面の前面を装飾する装飾カバー部材など
がある。
【0003】また、遊技盤の遊技領域に設けられた前記
変動入賞装置や前記入賞具に入賞した入賞球を入賞球処
理装置まで案内するために、遊技盤の裏面側には、その
広範囲を覆うように樹脂一体成形により入賞球通路が形
成された入賞球案内部材を備えて、入賞球の案内処理を
行うようにしていた。そして、可変表示装置を備える場
合には、入賞球案内部材における可変表示画面の装飾カ
バー部材の裏面部に対応する部分に開口部を形成し、そ
の開口部に対して裏面側から、液晶表示器或いはCRT
(Cathode Ray Tube:ブラウン管)や
その表示制御回路等から構成される可変表示装置を取り
付けることにより、前面側から可変表示画面が視認でき
るようにしていた。さらに、入賞球案内部材には、遊技
盤に備えられる各種電気機器の裏面側を覆ってしまう場
合に、その電気機器からの配線を入賞球案内部材の背面
側に延ばすようにするため、配線用開口部を縁部等に形
成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機においては、機種毎に変動入賞装置の形状や入賞口
の位置などが異なっていたり、また、入賞具の配置が異
なっていたため、それらに対応するように入賞球案内部
材も設計して、即ち、成型用の金型も新たに作製して、
各機種に応じた入賞球案内部材を用意する必要があっ
た。従って、入賞球案内部材に関して従来から、製作の
手間がかかり、コスト高となり、大量生産できない、在
庫が持てない等の問題点があった。なお、従来は、入賞
球案内部材を一体成形していたため、その成型用の金型
として大型のものが必要であった。
【0005】また、最近では、可変表示装置を使用して
遊技を行うようにした1種や3種や多種などのパチンコ
遊技機が増えてきているが、それらの遊技機に使用され
る可変表示装置としては、各機種で共通的に使用できる
ようにするために、内部の回路、例えば、ROM(Re
ad Only Memory)データなどのみを変更
するだけで、筐体などの機器は共通化するようにしたも
のが多くなっている。そして、最近の可変表示装置は、
大型化してきていて、遊技盤の広い範囲を占有する傾向
となっているため、その周辺の一般入賞口等の入賞具の
配置が規制を受けるようになってしまっている。このた
め、例えば、1種のパチンコ遊技機の場合などでは、可
変表示装置の上部と両側部の3つの入賞具を配置してい
るものがほとんどとなっており、可変表示装置の周辺の
構成はあまり変わらなくなってきている。
【0006】そこで、本発明の目的は、複数種の遊技機
に対する部分的共通化を可能として、製作の手間の削
減、コスト安、共通部分の大量生産を実現でき、また、
成形用金型も小型化できるようにした入賞球案内部材を
提供することにある。さらに、本発明は、各機種への共
通化に広く対応できるようにすることも目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、パチンコ遊技機等の遊
技機における可変表示装置や電動装置等の役物装置およ
び複数の始動入賞口や一般入賞口等の入賞口が設けられ
た遊技盤の裏面側に配設され、前記入賞口からの入賞球
を案内する入賞球案内通路を有した入賞球案内部材であ
って、遊技におけるメインとなるメイン役物装置、例え
ば、パチンコ遊技で視覚的にメインとなる演出表示画面
を有する等のメイン役物装置に対応して配設され、複数
種の遊技機に対し共通的に使用可能な共通領域部、例え
ば、上部入賞球案内部材等と、この共通領域部(上部入
賞球案内部材等)に接続可能で、特定の遊技機毎に個別
的に使用される個別領域部、例えば、下部入賞球案内部
材等と、の分割体により構成したこと、を特徴としてい
る。
【0008】このように、メイン役物装置に対応して配
設される共通領域部と、この共通領域部に接続可能な個
別領域部と、の分割体により構成した入賞球案内部材な
ので、メイン役物装置に対応して配設される共通領域部
を、複数種の遊技機に対し共通的に使用して、個別領域
部だけを特定の遊技機毎に個別的に使用することによ
り、従来の如く入賞球案内部材を全体で各機種毎に設計
して作製する必要が無くなり、共通的に使用できる共通
領域部を在庫として持っておいて、各機種毎に対応する
個別領域部だけ製作すれば良くなる。従って、製作の手
間が省け、コスト安に寄与でき、共通領域部を大量生産
でき、また、分割により成形用金型を小型化できる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の入賞球案内部材であって、前記メイン役物装置は、
前記複数種の遊技機に対し共通的に使用可能な、例え
ば、演出表示画面を有する等の可変表示装置であり、前
記共通領域部(上部入賞球案内部材等)には、前記可変
表示装置を取付可能な中央開口部を有する凹部およびボ
ス等による取付部が形成されている構成、を特徴として
いる。
【0010】このように、メイン役物装置として複数種
の遊技機に対し共通的に使用可能な可変表示装置が取付
可能な取付部を形成した共通領域部なので、遊技でメイ
ンとなる可変表示装置を取り付ける部分の共通化によ
り、最近の遊技機における可変表示装置の筐体の共通化
や、その周辺の入賞具の配置の固定化などに対応して、
入賞球案内部材の部分的共通化が有効に図れる。
【0011】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の入賞球案内部材であって、前記共通領域
部(上部入賞球案内部材等)には、前記遊技盤の裏面側
に固定する際に、前記複数種の遊技機に対し選択的に使
用可能な複数の固定用開口部、例えば、多数のビス穴等
が形成されている構成、を特徴としている。
【0012】このように、複数種の遊技機に対し選択的
に使用可能な複数の固定用開口部を形成した共通領域部
なので、遊技機の裏面側に固定する際に、種類の違う機
種の場合でも、適当な固定用開口部を使用してネジ等の
固定部材による固定が行え、例えば、遊技盤の裏面側の
部材が邪魔になって固定ができないなどの事態も回避で
きる。
【0013】さらに、請求項4記載の発明は、請求項
1、2または3記載の入賞球案内部材であって、前記共
通領域部(上部入賞球案内部材等)には、必要に応じて
前記入賞球を案内するための予備の入賞球案内通路が形
成されている構成、を特徴としている。
【0014】このように、予備の入賞球案内通路を形成
した共通領域部なので、例えば、可変表示装置の左右に
入賞口があるものと無いもののいずれでも、予備の入賞
球案内通路の使用・不使用により、共通的に使用でき
る。
【0015】さらにまた、請求項5記載の発明は、請求
項1、2、3または4記載の入賞球案内部材であって、
前記共通領域部(上部入賞球案内部材等)には、前記遊
技盤に備えられる電気機器からの配線を必要に応じて背
面側に延ばすための予備の配線用開口部が形成されてい
る構成、を特徴としている。
【0016】このように、予備の配線用開口部を形成し
た共通領域部なので、例えば、可変表示装置の前面に装
飾ランプを追加した場合であっても、その装飾ランプの
配線を予備の配線用開口部を使用して裏面側に整然と引
き延ばせる。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項1、
2、3、4または5記載の入賞球案内部材であって、前
記個別領域部(下部入賞球案内部材等)には、前記遊技
盤の裏面側に膨出状態で配設される電気的役物装置、例
えば、変動入賞装置等の裏面部を覆うカバー部と、前記
入賞球案内通路内の前記入賞球の検出を行う入賞球検出
器の取付部と、が形成されている構成、を特徴としてい
る。
【0018】このように、遊技盤の裏面側に膨出状態で
配設される電気的役物装置の裏面部を覆うカバー部と、
入賞球案内通路内の入賞球の検出を行う入賞球検出器の
取付部と、を形成した個別領域部なので、電気的役物装
置への球の落下による衝突などを防止でき、また、入賞
球検出器を簡単に取り付けられ、入賞球の検出が確実に
検出可能となる。
【0019】なお、請求項7記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5または6記載の入賞球案内部材であっ
て、前記共通領域部(上部入賞球案内部材等)と前記個
別領域部(下部入賞球案内部材等)のそれぞれに位置決
め部、例えば、位置決め突部または位置決め突部と位置
決め溝部等を設け、前記共通領域部(上部入賞球案内部
材等)と前記個別領域部(下部入賞球案内部材等)を各
々の前記位置決め部(位置決め突部または位置決め突部
と位置決め溝部等)により位置決めすると共に接続状態
にして前記遊技盤の裏面に取り付けた構成、を特徴とし
ている。
【0020】このように、共通領域部と個別領域部を各
々の位置決め部により位置決めすると共に接続状態にし
て遊技盤の裏面に取り付けことで、遊技盤の裏面に対し
共通領域部と個別領域部を正確に位置決めして取り付け
て、共通領域部と個別領域部の各々の入賞球案内通路を
正確に接続できる。従って、共通領域部と個別領域部の
各々の入賞球案内通路の接続部において、例えば、段差
が生じて球詰まり等の問題の発生を防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る入賞球案内
部材の実施の形態例を図1から図7に基づいて説明す
る。先ず、図1は本発明を適用した一例としてのパチン
コ遊技機の遊技盤部分の正面図であり、図中、1は遊技
盤、2は遊技領域、3はサイドランプ、4は風車、5,
6,7は一般入賞口、8は可変表示装置(メイン役物装
置)、9は演出表示画面、10は前面装飾カバー、11
は特別図柄表示装置、12は特別図柄表示部、13は普
通図柄表示装置、14は普通図柄表示部、15は特別図
柄始動口、16は普通図柄始動ゲート、17は特別変動
入賞装置(特別電動役物装置)、18は大入賞口(アタ
ッカー)、19は普通変動入賞装置(普通電動役物装
置)、20は特別図柄始動口である。
【0022】即ち、この遊技盤1の遊技領域2には、左
右のサイドランプ3,3、その風車4,4および一般入
賞口5,5、下部左右の一般入賞口6,6と天の一般入
賞口7の他、ほぼ中央部のメイン役物装置である可変表
示装置8の演出表示画面9、その周囲の前面装飾カバー
10、その一側方(図示では右側)の特別図柄表示装置
11の特別図柄表示部12、前面装飾カバー10の他側
方(図示では左側)の普通図柄表示装置13の普通図柄
表示部14、前面装飾カバー10の下方の特別図柄始動
口15およびその左右の普通図柄始動ゲート16,1
6、下部の特別電動役物装置である特別変動入賞装置1
7のアタッカーと呼ばれる大入賞口18、その下方の普
通電動役物装置である普通変動入賞装置19の特別図柄
始動口20等が設けられている。
【0023】この遊技盤1は、図示のように、所謂1種
(セブン機タイプ)のパチンコ遊技機に類するもので、
遊技領域2に弾き出された図示しない遊技球が、ほぼ中
央部の演出表示画面9の下方の特別図柄始動口15に直
接入ると、その特別図柄始動口15内に配設した特別図
柄始動センサー(入賞球検出器)58(図5参照)によ
る入賞球の検出に基づいて、演出表示画面9の図示右側
の特別図柄表示装置11のLEDによる2桁7セグメン
トの特別図柄表示部12で複数の識別情報(例えば、数
字、アルファベット、記号、図柄等)による変動図柄が
始動すると共に、通常はデモンストレーションの演出表
示がなされている演出表示画面9の変動図柄が始動す
る。
【0024】前記特別図柄表示部12において、2桁の
特別図柄が始動し、その図柄が停止して2桁とも揃う
と、遊技領域2の下部の特別変動入賞装置17のアタッ
カーである大入賞口18が開く。従って、その開放状態
の大入賞口18に遊技球が次々に入賞して、大当たり状
態となる。この大入賞口18は、所定時間または所定球
数で閉じ、また、再び開き、このような開閉動作を所定
回数繰り返すものである。また、特別図柄表示部12に
おいて、確率変動の図柄、例えば、「3」,「5」,
「7」等の三種類がそれぞれ揃うと、大入賞口)18が
開閉動作する大当たりは、その後に続いて2桁の図柄が
2回揃うまで継続される。
【0025】なお、このような特別図柄表示部12によ
る特別図柄の図柄変動と連動するようにして、中央の大
きな液晶画面による演出表示画面9において、各種のキ
ャラクタによる演出表示パターンで各種ゲームの演出表
示が行われるようになっている。また、特別図柄始動口
15の左右の普通図柄始動ゲート16,16を遊技球が
通過すると、その普通図柄始動ゲート16内に配設した
図示しない普通図柄始動センサーによる通過球の検出に
基づいて、前記演出表示画面9の図示左側にある普通図
柄表示装置14のLEDによる1桁7セグメントの普通
図柄表示部15で識別情報による変動図柄が始動する。
【0026】この普通図柄表示部15の表示図柄が特定
の図柄、例えば、数字の「7」等になる(確率変動状態
においては、こうなる確率は極めて高く設定されてい
る)と、大入賞口18下方の普通変動入賞装置19の特
別図柄始動口20が開いて、遊技球が入賞する。この普
通変動入賞装置19の特別図柄始動口20に遊技球が入
賞することにより、その特別図柄始動口20内に配設し
た図示しない特別図柄始動センサー(入賞球検出器)に
よる入賞球の検出に基づいて、特別図柄表示部12およ
び演出表示画面9の変動図柄が頻繁に始動する。このよ
うな高確率への確率変動状態は、大入賞口18の開閉動
作を伴う大当たり状態が2回終了するまで継続し、その
途中で再び特別図柄表示部12で確率変動の図柄
(「3」,「5」,「7」等)が2桁揃えば、同様に確
率変動状態が継続される。なお、図示しないが、大入賞
口18内の継続入賞流路には、継続スイッチが配設され
ており、また、一般入賞流路には、カウントスイッチが
配設されている。
【0027】また、以上の遊技盤1の裏面側には、図2
および図3に示すように、中継基盤21および入賞球案
内部材23が設けられている。即ち、中継基盤21は基
盤ホルダー22に取り付けられていて、この基盤ホルダ
ー22は可変表示装置8の背面に取り付けられている。
この可変表示装置8は、前述したように、演出表示画面
9を有するもので、パチンコ遊技機の各機種に、ROM
交換等を行うことにより、共通に使用されるものであ
る。そして、入賞球案内部材23は、共通領域部である
上部入賞球案内部材24と個別領域部である下部入賞球
案内部材25との2分割体により構成されている。つま
り、この入賞球案内部材23は、遊技盤1の裏面におい
て、ほぼ中央部のメイン役物装置である可変表示装置8
の周囲を覆う上部入賞球案内部材24と、下部の電気的
役物装置である特別変動入賞装置17および普通変動入
賞装置19と、特別変動入賞装置17の背面の中継基盤
71(図5参照)を含んでその周囲(左右のサイドラン
プ3,3の一般入賞口5,5と中央の特別図柄始動口1
5も含む)を覆う下部入賞球案内部材25とに分割し
て、メイン役物装置(可変表示装置8)の周囲を覆う上
部入賞球案内部材24を複数の機種で共通的に使用でき
るようにする一方で、電気的役物装置(特別変動入賞装
置17、普通変動入賞装置19)を含んでその周囲を覆
う下部入賞球案内部材25を各機種毎に別々或いは数パ
ターン(数機種)のみで共通にするものである。
【0028】先ず、上部入賞球案内部材24は、図4に
も拡大して正面(前面)側から示したように、前記演出
表示画面9用の中央開口部26の周囲に背面側からの表
示装置取付凹部27を有して、その上部中央から一側方
にかけて前記天の一般入賞口7からの入賞球案内通路2
8と、さらに表示装置取付凹部27の一側方に沿って連
続して下方に開口する縦の入賞球案内通路29と、この
実施の形態例では使用しない予備の入賞球案内通路3
0,31,32とを有している。具体的には、前記縦の
入賞球案内通路29の外側に連続して予備の入賞球案内
通路30が設けられ、また、前記表示装置取付凹部27
を挟んで反対側に予備の入賞球案内通路31が設けられ
ており、さらに前記表示装置取付凹部27の他側方に沿
って連続して下方に開口する予備の縦の入賞球案内通路
32が設けられている。ここで、左右の予備の入賞球案
内通路30,31は、前記可変表示装置8の横に入賞口
を備えたタイプのものに対応可能としたものである。な
お、この実施の形態例では、天の一般入賞口7を有して
おり、その位置は各機種共通であるが、機種によっては
無いものもある。
【0029】また、縦の入賞球案内通路29,32に
は、その一側壁に沿って複数(2個或いは4個)の流速
減速部材33,33,…がそれぞれ形成されている。こ
の流速減速部材33は、縦の入賞球案内通路29,32
を流れ落ちる入賞球に接触してその落下速度を下げるた
めの丸棒状のものである。そして、以上の表示装置取付
凹部27および入賞球案内通路28,29,30,3
1,32を有する上部入賞球案内部材24は、その左右
に、円形の位置決め突部34,34をそれぞれ有すると
共に、多数の固定用開口部である取付用ビス穴35,3
5,35,…をそれぞれ有している。このような多数の
取付用ビス穴35,35,35,…は、上部入賞球案内
部材24を各機種で共通に使用するために設けたもので
あり、即ち、各ビス穴の位置を選択して取り付けるため
に用いられる。これにより、違う機種で使用する場合
に、ビス穴位置に何かの部材が配設されてビス止めでき
ない等の問題が発生しない。
【0030】さらに、表示装置取付凹部27には、中央
開口部26の上部一側寄りに切欠溝状の配線用空間部3
6が形成されて、中央開口部26の左右にこの実施の形
態例では使用しない予備の切欠溝状の配線用空間部3
7,37がそれぞれ形成されると共に、さらにその外側
に予備の横長穴による配線用空間部38,38がそれぞ
れ形成されている。ここで、予備の配線用空間部37,
38は、可変表示装置8の前面側部に装飾ランプ等を備
えたタイプのものに対応可能としたものである。また、
上部入賞球案内部材24の左右には、図3に示すよう
に、背面側に突出する上下2本の表示装置取付ボス部3
9,39がそれぞれ設けられている。以上の構成の上部
入賞球案内部材24は樹脂一体成形品により得られる。
なお、図3に示したように、遊技盤1の背面には、上部
入賞球案内部材24の位置決め突部34,34にそれぞ
れ対応するザグリ加工による円形の位置決め溝部40,
40が形成されている。また、可変表示装置8は、図2
および図3に示すように、その左右に取付片41,42
を備えており、これら取付片41,42は、上部入賞球
案内部材24の表示装置取付ボス部39,39にそれぞ
れ対応するビス穴43,43をそれぞれ有している。
【0031】また、下部入賞球案内部材25は、図5に
遊技盤1から分離して示すと共に、図6にも拡大して正
面(前面)側から示したように、前記特別変動入賞装置
17および前記普通変動入賞装置19の背面側膨出部分
を覆って下方に開口するカバー部44を有して、その上
部中央から一側方にかけて前記特別図柄始動口15から
の入賞球案内通路45と、さらにカバー部44の両側方
に設けた入賞球案内通路46,47を有している。具体
的には、特別変動入賞装置17および普通変動入賞装置
19は、機種により形状や入賞球の落下位置が異なって
おり、カバー部44もこれに応じて形状が異なってい
る。つまり、カバー部44は、機種によってアタッカー
(大入賞口18)の裏面側部分、即ち、特別変動入賞装
置17および普通変動入賞装置19等の形状や入賞口の
位置やセンサーの有無、あるいは、特別変動入賞装置1
7の裏面の中継基盤71の配置位置や形状などが違うた
め、機種に応じて設計したり、或いは、予め形状の異な
るものを数パターン用意して、下部入賞球案内部材25
を選択して使用したりする。
【0032】また、特別図柄始動口15からの入賞球案
内通路45は、一側方の入賞球案内通路46に合流して
おり、この入賞球案内通路46および他側方の入賞球案
内通路47は、下方にそれぞれ開口すると共に、上面に
開口する連結口48,49をそれぞれ有している。な
お、左右の入賞球案内通路46,47は、前記左右のサ
イドランプ3,3の一般入賞口5,5からの入賞球を受
け入れるものである。これら連結口48,49の一側部
には、流速減速部50,50がそれぞれ設けられてい
る。この流速減速部50は、連結口48,49の一側縁
を滑らかに面取りした丸棒形状のもので、連結口48,
49にそれぞれ流れ落ちる入賞球に接触してその落下速
度を下げる機能に加え、連結口48,49の縁部の補強
も兼ねている。
【0033】さらに、カバー部44の上方の左右には、
普通図柄始動ゲートセンサー取付用逃げ部51,51が
形成されている。そして、以上のカバー部44および入
賞球案内通路45,46,47を有する下部入賞球案内
部材25は、その左右に、円形の位置決め突部52,5
2をそれぞれ有すると共に、取付用ビス穴53,53,
53,…を有している。また、カバー部44には、下方
からほぼ逆L字型をなす切欠溝状の配線用開口部54が
形成されている。さらに、前記特別図柄始動口15から
の入賞球案内通路45の一側部には、特別図柄始動セン
サー取付部55が形成されている。なお、図5に示した
ように、遊技盤1の背面には、下部入賞球案内部材25
の位置決め突部52,52にそれぞれ対応するザグリ加
工による円形の位置決め溝部56,56が形成されてい
る。
【0034】次に、以上のような分割構成による入賞球
案内部材23等の遊技盤1への取り付けについて説明す
る。先ず、遊技盤1には、図5に示されるように、左右
のサイドランプ3,3、天の一般入賞口7、前面装飾カ
バー10、その左右の特別図柄表示装置11および普通
図柄表示装置13、前面装飾カバー10下方の特別図柄
始動口15、その左右の普通図柄始動ゲート16,16
に各々取り付けた普通図柄始動ゲートセンサー57,5
7、さらに下部の特別変動入賞装置17および普通変動
入賞装置19等が前面側から予め取り付けられている。
このようにして前面側から各種部品を取り付けた遊技盤
1の裏面側において、図示例では、図5に示したよう
に、下部入賞球案内部材25を始めに取り付ける。
【0035】即ち、遊技盤1背面左右の円形の位置決め
溝部56,56に、下部入賞球案内部材25左右の位置
決め突部52,52をそれぞれ嵌め合わせて位置決めす
ることにより、特別変動入賞装置17および普通変動入
賞装置19の背面側膨出部分をカバー部44で覆うとと
もに、左右のサイドランプ3,3と前面装飾カバー10
下方の特別図柄始動口15を覆って、取付用ビス穴5
3,53,53,…において、図示しない固定ネジによ
り下部入賞球案内部材25を遊技盤1背面に固定する。
以上による下部入賞球案内部材25の遊技盤1背面への
取付状態において、図2および図3に示したように、下
部入賞球案内部材25の上部左右の普通図柄始動ゲート
センサー取付用逃げ部51,51に、普通図柄始動ゲー
トセンサー57,57がそれぞれ位置してその各々の配
線が導出されている。なお、図2および図5に示すよう
に、下部入賞球案内部材25の特別図柄始動口15から
の入賞球案内通路45の一側部に設けた特別図柄始動セ
ンサー取付部55に、入賞球検出器である特別図柄始動
センサー58を背面側から差し込んで取り付ける。ま
た、下部入賞球案内部材25のカバー部44に形成した
下方からほぼ逆L字型をなす切欠溝状の配線用開口部5
4には、図示していないが、カバー部44で覆われた特
別変動入賞装置17および普通変動入賞装置19などか
らの配線を中継する中継基盤71からの集中配線が引き
出される。
【0036】こうして下部入賞球案内部材25を取り付
けた遊技盤1の背面には、図3に示したように、上部入
賞球案内部材24をさらに取り付ける。即ち、遊技盤1
背面左右の円形の位置決め溝部40,40に、上部入賞
球案内部材24左右の位置決め突部34,34をそれぞ
れ嵌め合わせて位置決めすることにより、天の一般入賞
口7と前面装飾カバー10左右の特別図柄表示装置11
および普通図柄表示装置13を覆って、前面装飾カバー
10を中央開口部26に臨ませると共に、前面装飾カバ
ー10からの配線59を、中央開口部26上部一側寄り
の切欠溝状の配線用空間部36から上方に導出させる。
そして、多数の取付用ビス穴35,35,35,…のう
ち適当な箇所のものを用いて、図示しない固定ネジによ
り上部入賞球案内部材24を遊技盤1背面に固定する。
【0037】以上のように、遊技盤1の背面に対して、
下部入賞球案内部材25と上部入賞球案内部材24とを
それぞれ個別に位置決めして取り付けることで、上部入
賞球案内部材24の左右の縦の入賞球案内通路29,3
2と下部入賞球案内部材25の左右の連結口48,49
を有する入賞球案内通路46,47とがそれぞれ接続さ
れる。
【0038】以上のようにして遊技盤1の背面に取り付
けて一体化された状態の入賞球案内部材23に対して可
変表示装置8を取り付ける。即ち、図3に示すように、
上部入賞球案内部材24の演出表示画面9用の中央開口
部26を有する表示装置取付凹部27に可変表示装置8
の前部を臨ませて、上部入賞球案内部材24の背面左右
の表示装置取付ボス部39,39,39,39に可変表
示装置8左右の取付片41,42のビス穴43,43,
43,43において、図示しない固定ネジにより可変表
示装置8を上部入賞球案内部材24の背面に固定する。
なお、可変表示部材8を上部入賞球案内部材24に取り
付けてから、前述したように、遊技盤1の背面に上部入
賞球案内部材24を取り付けるようにすることも可能で
ある。
【0039】以上の通り、本発明の実施の形態例に係る
入賞球案内部材23によれば、以下に列挙する効果が得
られる。
【0040】(1)入賞球案内部材23が、パチンコ遊
技で視覚的にメインとなるメイン役物装置、即ち、演出
表示画面9を有する可変表示装置8に対応して配設さ
れ、複数種の遊技機に対応可能な共通領域部としての上
部入賞球案内部材24と、特定の遊技機毎に個別で使用
される個別領域部としての下部入賞球案内部材25と
に、分割構成されているため、従来の如く入賞球案内部
材23を全体で各機種毎に設計して作製する必要が無
く、共通的に使用できるところ、即ち、上部入賞球案内
部材24は残して、機種毎に対応している部分、即ち、
下部入賞球案内部材25だけ製作すれば良く、製作の手
間やコスト安および共通領域部である上部入賞球案内部
材24の大量生産などの面で効果的である。また、分割
されているため、成形用の金型も小型化できる。
【0041】(2)メイン役物装置としての可変表示装
置8を取り付ける部分を共通化することにより、最近の
遊技機における可変表示装置8の筐体の共通化や、その
周辺の入賞具の配置の固定化などから、容易に共通化が
行える。また、可変表示装置8の使用する遊技機は、そ
の遊技の面白味から現在1番多く作られているため、共
通化といった効果をより向上させる。
【0042】(3)共通領域部である上部入賞球案内部
材24には、その固定部材としてのネジ用の開口部であ
るネジ穴35を選択的に使用できるように複数形成して
いるため、種類の違う機種に上部入賞球案内部材24を
備える場合に、遊技盤1の裏面側の部材が邪魔になって
固定ができないなどの不都合な問題が起こらない。
【0043】(4)共通領域部である上部入賞球案内部
材24には、予備の入賞球案内通路30,31,32が
形成されているため、例えば、可変表示装置8の左右に
入賞口があるものと無いもののいずれでも、共通的に使
用できる。
【0044】(5)共通領域部である上部入賞球案内部
材24には、予備の配線用開口部37,38が形成され
ているため、例えば、可変表示装置8の前面に装飾ラン
プを追加した場合であっても、その装飾ランプの配線を
上部入賞球案内部材24の裏面側に整然と引き延ばせ
る。
【0045】(6)個別領域部である下部入賞球案内部
材25には、電動入賞装置17,19などの電気的役物
装置の裏面側へ膨出した部分を覆うカバー部44と、入
賞球案内通路45内の入賞球を検出する入賞球検出器5
8の取付部55が形成されているため、電動入賞装置1
7,19などの電気的役物装置への球の落下による衝突
などを防止できる。そして、個別領域部は、裏面側の膨
出部の形状や、中継基盤の形状や配置、各入賞口の配置
などに対応して備えられるため、各機種でマッチしたも
のになり、形状が合わない等の問題点がない。また、下
部入賞球案内部材25に入賞球検出器58を簡単に取り
付けられ、入賞球の検出を確実に検出可能である。さら
に、下部入賞球案内部材25として全体形状が小型にな
るため、カバー部44や入賞球検出器取付部55を機種
に応じた正確で複雑なものとして作ることができる。
【0046】ところで、実施の別形態例では、上部入賞
球案内部材24の左右の縦の入賞球案内通路29,32
と下部入賞球案内部材25の左右の連結口48,49を
有する入賞球案内通路46,47との接続については、
以下のような位置決めにより行う。この実施の別形態例
においては、先ず、下部入賞球案内部材25の前記位置
決め突部52,52を無くすか、あるいは、位置決め突
部52,52を遊技盤1の位置決め溝部56,56に対
してそれぞれある程度余裕のあるもの(少しスライド可
能)にして、始めに、上部入賞球案内部材24を遊技盤
1背面に位置決め突部34,34および位置決め溝部4
0,40により位置決めして取り付けた後で、下部入賞
球案内部材25を次のように位置決めして取り付ける。
即ち、図7に示したように、上部入賞球案内部材24の
縦の入賞球案内通路29の下部開口の左右に形成した一
対の位置決め突部60,60を、下部入賞球案内部材2
5の連結口48の左右に形成した一対の位置決め溝部6
1,61にそれぞれ嵌め合わせて位置決めすることによ
って、互いの入賞球案内通路29と入賞球案内通路46
の近くで確実な連結を行う。
【0047】なお、上部入賞球案内部材24の他方の縦
の入賞球案内通路32と下部入賞球案内部材25の他方
の連結口49との接続についても、図示しないが、以上
と同様の一対の位置決め突部60,60と一対の位置決
め溝部61,61との嵌め合わせによる位置決めにより
行う。このように、実施の別形態例においては、位置決
め突部60,60と位置決め溝部61,61により、上
下の入賞球案内部材24,25の連結部の位置決めを行
って取り付けるため、上下に連通した入賞球案内通路2
9,46および入賞球案内通路32,47の合わせが正
確になり、例えば、互いの入賞球案内通路の接続部に段
差が生じて球詰まり等の問題が発生するのを防止するこ
とができる。
【0048】なお、以上の実施の形態例においては、所
謂1種(セブン機タイプ)のパチンコ遊技機としたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、所謂2種(羽
根物タイプ)や所謂3種(権利物タイプ)のパチンコ遊
技機、アレンジボール遊技機等の弾球遊技機であっても
よい。また、以上の実施の形態例では、共通領域部であ
る上部入賞球案内部材に取り付けるメイン役物装置とし
て演出表示画面を有する可変表示装置としたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、メイン役物装置とし
ては特別図柄表示画面を有する可変表示装置であっても
よい。さらに、個別領域部である下部入賞球案内部材に
取り付ける電気的役物装置としても、実施の形態例の変
動入賞装置に限らず任意である。また、入賞球案内部材
の分割構成としても、実施の形態例の上部と下部の分割
体によるものに限らず任意であり、その他、具体的な細
部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論で
ある。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る入賞球案内部材によれば、共通領域部と個別領域部と
の分割体による構成のため、メイン役物装置に対応して
配設される共通領域部を、複数種の遊技機に対し共通的
に使用して、個別領域部だけを特定の遊技機毎に個別的
に使用することできるようになり、即ち、共通的に使用
できる共通領域部を在庫として持っておいて、各機種毎
に対応する個別領域部だけ製作すれば良いものとなる。
従って、入賞球案内部材の製作の手間を省いて、共通領
域部を大量生産できることから、コスト安に大きく寄与
することができると共に、入賞球案内部材の分割により
成形用金型を小型化することができる。
【0050】また、請求項2記載の発明に係る入賞球案
内部材によれば、共通領域部に可変表示装置の取付部を
形成したため、請求項1記載の発明により得られる効果
に加えて、遊技でメインとなる可変表示装置を取り付け
る部分の共通化によって、最近の遊技機における可変表
示装置の筐体の共通化や、その周辺の入賞具の配置の固
定化などに対応して、入賞球案内部材の部分的共通化を
有効に実現することができる。
【0051】そして、請求項3記載の発明に係る入賞球
案内部材によれば、共通領域部に複数の固定用開口部を
形成したため、請求項1または2記載の発明により得ら
れる効果に加えて、遊技機の裏面側に固定する際に、種
類の違う機種の場合でも、適当な固定用開口部を使用し
てネジ等の固定部材による固定を行うことができ、例え
ば、遊技盤の裏面側の部材が邪魔になって固定ができな
いなどの事態も回避することができる。
【0052】さらに、請求項4記載の発明に係る入賞球
案内部材によれば、共通領域部に予備の入賞球案内通路
を形成したため、請求項1、2または3記載の発明によ
り得られる効果に加えて、例えば、可変表示装置の左右
に入賞口があるものと無いもののいずれでも、予備の入
賞球案内通路の使用・不使用により、共通的に使用する
ことができる。
【0053】さらにまた、請求項5記載の発明に係る入
賞球案内部材によれば、共通領域部に予備の配線用開口
部を形成したため、請求項1、2、3または4記載の発
明により得られる効果に加えて、例えば、可変表示装置
の前面に装飾ランプを追加した場合であっても、その装
飾ランプの配線を予備の配線用開口部を使用して裏面側
に整然と引き延ばすことができる。
【0054】また、請求項6記載の発明に係る入賞球案
内部材によれば、個別領域部には、遊技盤の裏面側に膨
出状態で配設される電気的役物装置の裏面部を覆うカバ
ー部と、入賞球案内通路内の入賞球の検出を行う入賞球
検出器の取付部と、を形成したため、請求項1、2、
3、4または5記載の発明により得られる効果に加え
て、電気的役物装置への球の落下による衝突などを防止
することができ、また、入賞球検出器を簡単に取り付け
て、入賞球の検出を確実に行うことができる。
【0055】なお、請求項7記載の発明に係る入賞球案
内部材によれば、共通領域部と個別領域部のそれぞれに
位置決め部を設けたことで、遊技盤の裏面に対し共通領
域部と個別領域部を正確に位置決めして取り付けて、共
通領域部と個別領域部の各々の入賞球案内通路を正確に
接続することができるため、請求項1、2、3、4、5
または6記載の発明により得られる効果に加えて、共通
領域部と個別領域部の各々の入賞球案内通路の接続部に
おいて、例えば、段差が生じて球詰まり等の問題が発生
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのパチンコ遊技機
の遊技盤部分の正面図である。
【図2】図1の遊技盤およびその裏面側に膨出するメイ
ン役物装置(可変表示装置)と電気的役物装置(変動入
賞装置)と入賞球案内部材との関係を示す背面図であ
る。
【図3】図2の遊技盤および下部入賞球案内部材(個別
領域部)と上部入賞球案内部材(共通領域部)とメイン
役物装置(可変表示装置)との関係を示す分解斜視図で
ある。
【図4】図3の上部入賞球案内部材(共通領域部)を正
面(前面)側から見た拡大斜視図である。
【図5】図3の遊技盤と下部入賞球案内部材(個別領域
部)との関係を示す拡大分解斜視図である。
【図6】図5の下部入賞球案内部材(個別領域部)を正
面(前面)側から見た拡大斜視図である。
【図7】実施の別形態例を示すもので、下部入賞球案内
部材(個別領域部)と上部入賞球案内部材(共通領域
部)との入賞球案内通路の接続の仕方を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 遊技領域 8 可変表示装置(メイン役物装置) 9 演出表示画面 10 前面装飾カバー 12 特別図柄表示部 14 普通図柄表示部 15 特別図柄始動口 16 特別図柄始動ゲート 17 特別変動入賞装置(特別電動役物装置) 19 普通変動入賞装置(普通電動役物装置) 23 入賞球案内部材 24 上部入賞球案内部材(共通領域部) 25 下部入賞球案内部材(個別領域部) 26 中央開口部 27 表示装置取付凹部 28,29,30,31,32 入賞球案内通路 34 位置決め突部 35 固定用開口部(取付用ビス穴) 36,37,38 配線用開口部 39 表示装置取付ボス部 40 位置決め溝部 41,42 取付片 44 カバー部 45,46,47 入賞球案内通路 48,49 連結口 51 普通図柄始動ゲートセンサー取付用逃げ部 52 位置決め突部 53 取付用ビス穴 54 配線用開口部 55 特別図柄始動センサー取付部 56 位置決め溝部 57 普通図柄始動ゲートセンサー 58 特別図柄始動センサー(入賞球検出器) 59 配線 60 位置決め突部 61 位置決め溝部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機における役物装置および複数の入賞
    口が設けられた遊技盤の裏面側に配設され、前記入賞口
    からの入賞球を案内する入賞球案内通路を有した入賞球
    案内部材であって、 遊技におけるメインとなるメイン役物装置に対応して配
    設され、複数種の遊技機に対し共通的に使用可能な共通
    領域部と、 この共通領域部に接続可能で、特定の遊技機毎に個別的
    に使用される個別領域部と、の分割体により構成したこ
    と、を特徴とする入賞球案内部材。
  2. 【請求項2】前記メイン役物装置は、前記複数種の遊技
    機に対し共通的に使用可能な可変表示装置であり、 前記共通領域部には、前記可変表示装置を取付可能な取
    付部が形成されていること、を特徴とする請求項1記載
    の入賞球案内部材。
  3. 【請求項3】前記共通領域部には、前記遊技盤の裏面側
    に固定する際に、前記複数種の遊技機に対し選択的に使
    用可能な複数の固定用開口部が形成されていること、を
    特徴とする請求項1または2記載の入賞球案内部材。
  4. 【請求項4】前記共通領域部には、必要に応じて前記入
    賞球を案内するための予備の入賞球案内通路が形成され
    ていること、を特徴とする請求項1、2または3記載の
    入賞球案内部材。
  5. 【請求項5】前記共通領域部には、前記遊技盤に備えら
    れる電気機器からの配線を必要に応じて背面側に延ばす
    ための予備の配線用開口部が形成されていること、を特
    徴とする請求項1、2、3または4記載の入賞球案内部
    材。
  6. 【請求項6】前記個別領域部には、 前記遊技盤の裏面側に膨出状態で配設される電気的役物
    装置の裏面部を覆うカバー部と、 前記入賞球案内通路内の前記入賞球の検出を行う入賞球
    検出器の取付部と、が形成されていること、を特徴とす
    る請求項1、2、3、4または5記載の入賞球案内部
    材。
  7. 【請求項7】前記共通領域部と前記個別領域部のそれぞ
    れに位置決め部を設け、 前記共通領域部と前記個別領域部を各々の前記位置決め
    部により位置決めすると共に接続状態にして前記遊技盤
    の裏面に取り付けたこと、を特徴とする請求項1、2、
    3、4、5または6記載の入賞球案内部材。
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