JP2000014908A - 遊技機用制御基盤ケース - Google Patents

遊技機用制御基盤ケース

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JP2000014908A
JP2000014908A JP10204362A JP20436298A JP2000014908A JP 2000014908 A JP2000014908 A JP 2000014908A JP 10204362 A JP10204362 A JP 10204362A JP 20436298 A JP20436298 A JP 20436298A JP 2000014908 A JP2000014908 A JP 2000014908A
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case
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chip
side wall
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JP10204362A
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Makoto Hoya
誠 保谷
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に封入された制御基盤のその上に配置さ
れたチップ等の部品の配置状態を外側からチェックする
際の視認性を向上させた制御基盤ケースを提供するこ
と。 【解決手段】 ケース基盤14をケースカバー13にて
覆い内部に制御基盤を収納するとともに第1及び第2の
封印ユニット25,45でかしめた遊技機用制御基盤ケ
ース11において、ケースカバー13には前記制御基盤
上に配置されたチップが正しく装着されているか、或い
は正規のチップであるか等をかしめた後で目視で確認す
る際の補助とするために第1の凸レンズ21及第2の凸
レンズ22を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース基盤をケー
スカバーにて覆って構成された容器の内部に制御基盤を
収納するようにした遊技機用制御基盤ケースに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在パチンコ機やスロットマシーン等の
遊技の内容はマイクロコンピュータによって制御されて
いる。一般にこのマイクロコンピュータは予め配線され
た制御基盤上にCPU(中央演算装置)やメモリ等制御
回路に必要なチップ等の部品を配置して制御回路を構成
する。チップ等の部品は制御基盤上の配置位置における
配置方向が一義的にきまっており、前後(或いは左右)
を取り違えて装着することは許されない。そのため、例
えば制御基盤上のチップが配置される位置にチップ形状
に応じた配置輪郭線を図示し、チップの一方に切り欠き
部を設けておき、配置輪郭線にはその切り欠き部に対応
した突起状の輪郭線を図示するようにしている。すなわ
ち、切り欠き部と突起状輪郭線が一致するようにチップ
を配置輪郭線上に配置することで正しい方向を決定する
ようにしている。これ以外にも切り欠き部の代わりにチ
ップに凹部を形成したりマーキングをしたり、或いはチ
ップの一端の形状を異形にする等で正しい方向を決定す
るようにしている。
【0003】このようにしてチップ等の部品が配置され
た制御基盤は、かしめボックスともいわれる遊技機用制
御基盤ケース(以下、単に「制御基盤ケース」という)
に収納される。制御基盤ケースはケース基盤と透明な方
形ケースカバーとを有し、制御基盤ケースに制御基盤を
収めた後、かしめ部にてケース基盤とケースカバーをか
しめることで制御基盤を封入し、このかしめ部を壊さな
い限りケースが開けられない構造となっている。ところ
で、このように制御基盤を収めた制御基盤ケースをパチ
ンコ機等に同ケースを実装する際に再度配置したチップ
が正しい方向を向いているかどうかを制御基盤ケース外
から目視して再チェックする場合がある。また、監督機
関が不正な裏ロム(当初内蔵されている正規のロムを制
御基盤から抜き取り代わりに取り付けた変造ロム)を取
り締まるためにパチンコホールにおいて制御基盤ケース
内のロムが正規のものかどうかをやはり制御基盤ケース
外から目視してチェックする場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような制御基盤ケ
ース外から内部のチップ等の状態を目視する場合に次の
ような問題点がある。 チップがケースカバー表面に貼付されたシール等に邪
魔されて上面から目視できない場合がある。そのためケ
ースカバー側面から目視しなければならないが、目標と
するチップまで距離がある場合には正しく配置されてい
るかどうかを確認するための前記各種マークが目視しに
くいことがある。特に、経年劣化でケースカバーの透明
度が低下している場合においては目視しにくさが増長さ
れる。 例えばZIP(zig-zag in-line package)型のチッ
プ、あるいはSIP(single in-line package)型のチッ
プは縦長に形成され制御基盤上に立設される。このチッ
プではチップの一端の形状を異形としこの異形端の向き
で正しく配置されているかどうかを確認するようになっ
ている。もしこのチップがケースカバー表面に貼付され
たシール等に邪魔されて上面から目視できなければこの
異形端はケースカバー側面から目視しなければならない
が、この場合に他のチップが邪魔をして近い位置からで
はそのマークが目視できないことがある。するとこのZ
IP型チップはケースカバーのすぐそばに配置されてい
るにもかかわらず遠い側のケースカバー側面から目視し
なければならないこととなる。その結果と同様の問題
が生ずる。 例えば監督機関が不正な裏ロムを摘発するためにチェ
ックする場合にパチンコホールによっては十分な採光が
得られず目視条件が悪い可能性もありうる。また、検査
官の視力の善し悪しがチェックに影響を及ぼすこともあ
った。 本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着
目してなされたものである。その目的とするところは、
内部に封入された制御基盤のその上に配置されたチップ
等の部品の配置状態を外側からチェックする際の視認性
を向上させた制御基盤ケースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明では、ケース基盤をケースカ
バーにて覆うことで中空の容器を構成し同容器内部に制
御基盤を収納するようにした遊技機用制御基盤ケースに
おいて、前記ケースカバーは前記制御基盤上に配置され
た制御回路構成部材が正常に配置されていることを目視
する透明又は半透明の目視面を有し、同目視面には拡大
レンズを形成したことを要旨とする。
【0006】このように構成すると、遊技機用制御基盤
ケース内部の制御基盤上に配置された制御回路構成部
材、例えばCPUやメモリ、コンデンサ等の配置状態を
透明又は半透明の目視面から目視でき、その際には同目
視面の拡大レンズを通して目標とする制御回路構成部材
が拡大されて見やすくなる。
【0007】
【発明の効果】 請求項1の発明では、目視面の拡大レ
ンズによって遊技機用制御基盤ケース内部に封入された
制御基盤の上に配置された目標とする制御回路構成部材
が拡大されるため、目視面からその制御回路構成部材ま
で距離がある場合や十分な採光が得られない場合等に制
御回路構成部材の配置状態を確認する補助となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態であ
る制御基盤ケースを図1〜図12に基づいて説明する。
図9に示すように、制御基盤ケース11は遊技機として
のパチンコ機Pの遊技盤2裏面の入賞球集合ボックス3
に装着されている。図1に示すように、制御基盤ケース
11は合成樹脂製で透明なケースカバー13と同じく合
成樹脂製で透明なケース基盤14により外郭が構成され
ている。制御基盤ケース11内には制御基盤15が封入
されている。尚、以下の制御基盤ケース11の説明では
特記がない限り「前」方向とは図1において手前方向を
いい、「後」方向とは奥方向をいう。すなわち、パチン
コ機P裏面側が制御基盤ケース11の正面側となる。ま
た、「上下」方向とは図1、図3又は図9における上下
方向をいい、「左右」とは図9の左右方向をいう。
【0009】図1、図3、図6、図9〜図12に示すよ
うに、ケースカバー13は略長方形の前面部18と同前
面部18全周に形成されたケースカバー側壁部20とを
有している。同側壁部20は上下側壁部20a,20b
及び左右側壁部20c,20dにより構成されている。
図1に示すように、左側壁部20cの上寄りには透明な
第1の凸レンズ面21が形成されている。前面部18の
左下寄りには第2の凸レンズ面22が形成されている。
両凸レンズ面21,22はレンズの球面側が外部に突出
された平凸レンズとされ、円形のレンズを曲面頂部を含
むように長方形に切り取った外形とされている。内部壁
面側はそれぞれ左側壁部20c及び前面部18の内壁面
と面一に形成されている。本実施の形態では前面部18
上寄りに本制御基盤ケース11内の制御基盤15に搭載
されたプログラム内容を記したシールSが貼付されてい
る。
【0010】上側壁部20a及び下側壁部20bには各
々合成樹脂製の第1の封印ユニット25が装着されてい
る。第1の封印ユニット25の構成について図6〜図8
に基づいて詳しく説明する。説明の重複を避けるために
上側壁部20a側の第1の封印ユニット25のみを説明
するが、下側壁部20b側の第1の封印ユニット25も
同様の構成である。第1の封印ユニット25は取付基盤
26と同取付基盤26長手方向に沿って配設された4つ
の第1の封印部材27とを備える。第1の封印ユニット
25は取付基盤26によって上側壁部20aに取り付け
られている。
【0011】各第1の封印部材27は円柱状の胴部28
を有しており、同胴部28のフランジ部30が後述する
ケース基盤14側の第2の封印部材47に嵌合するよう
になっている。胴部28にはその頂面28aから底面2
8bにかけて連通される第1の連通路31が形成されて
いる。4つの第1の封印部材27は各々連結部35を介
して取付基盤26に等間隔でかつ一列に並ぶように連結
されている。更に隣接する各第1の封印部材27同士は
切り取りプレート36によって連結されている。
【0012】図1、図3、図6、図9〜図12に示すよ
うに、ケース基盤14は略長方形の前面部41と同前面
部41全周に形成されたケース基盤側壁部42とを有し
ている。ケース基盤14の前面部41は前記ケースカバ
ー13の前面部18と同長・同幅とされており、ケース
基盤14にケースカバー13を組み付けた状態では互い
の側壁部20,42同士が突き合わされて内部に空間が
形成される。ケース基盤側壁部42の内周面には制御基
盤15を載置するためのリブ43が形成されている。同
ケース基盤側壁部42は上下側壁部42a,42b及び
左右側壁部42c,42dにより構成されている。上側
壁部42aの上面左寄りには上側係止突片44が形成さ
れており、下側壁部42bの下面右寄りには下側係止突
片48が形成されている。両係止突片44,48は中央
が盛り上がったなだらかな山形状の部材であって、固定
ピン59を挿通するための透孔44a,48aが形成さ
れている。
【0013】上側壁部42aの係止突片44に隣接する
位置であって、ケース基盤14に前記ケースカバー13
を組み付けた状態においてケースカバー13に装着され
た第1の封印ユニット25と対向する位置には合成樹脂
製の第2の封印ユニット45が装着されている。また、
下側壁部42bにも同様にケースカバー13に装着され
た第1の封印ユニット25と対向する位置に合成樹脂製
の第2の封印ユニット45が装着されている。
【0014】第2の封印ユニット45の構成について図
6〜図8に基づいて詳しく説明する。説明の重複を避け
るために上側壁部42a側の第2の封印ユニット45の
みを説明するが、下側壁部42b側の第2の封印ユニッ
ト45も同様の構成である。第2の封印ユニット45は
取付基盤46と同取付基盤46長手方向に沿って配設さ
れた4つの第2の封印部材47とを備える。第2の封印
ユニット45は取付基盤46によって上側壁部42aに
取り付けられている。取付基盤46の内側面にはケース
カバー13をケース基盤14に装着する際のガイドとな
るガイドプレート50が一体形成されている。
【0015】各第2の封印部材47は前記第1の封印部
材27のフランジ部30が嵌合される円柱状の胴部51
を有している。胴部51には頂面51aから底面51b
までを連通する第2の連通路53が形成されている。胴
部51の前面(図7及び図8において左方向)には同第
2の連通路53に連通される係止孔54が形成されてい
る。4つの第2の封印部材47は連結部57を介して取
付基盤46に等間隔でかつ一列に並ぶように連結されて
いる。隣接する各第2の封印部材47同士は切り取りプ
レート58によって連結されている。
【0016】図7及び図8に示すように第1及び第2の
封印ユニット25,45をかしめる場合にはまず、ケー
ス基盤14に対してケースカバー13を組み付け第1の
封印ユニット25の各第1の封印部材27を第2の封印
ユニット45の対応する第2の封印部材47に嵌合させ
る。その状態で封印金具60をいずれか第1の封印部材
27(実際には端に位置するもの)の第1の連通路31
に挿入する。図8に示すように、完全に封印金具60を
押し込むと封印金具60の掛止爪60aが係止孔54に
至って広がり封印金具60の抜き取りが不可能となる。
ここに制御基盤ケース11は第1の封印部材27と第2
の封印部材47とによってかしめられたこととなる。制
御基盤ケース11を開放する場合には連結部35,57
と隣接する切り取りプレート36,57をそれぞれ切り
取り、かしめた第1の封印部材27と第2の封印部材4
7を取ってしまうこととなる。本実施の形態では4つの
第1及び第2の封印部材27,47が設けられているた
め3回まではかしめた制御基盤ケース11を開放して再
びかしめることが可能となっている。
【0017】次に、制御基盤ケース11内に収納された
制御基盤15について説明する。尚、以下の制御基盤1
5に関する説明においては「上」方向は制御基盤15の
表面を基準とした上方向をいい(図6において上方
向)、「左」方向は図2における下方向を、「右」方向
は図2における上方向を、「前後」方向は図2における
左右方向をいう。図2及び図6に示すように、制御基盤
15は前記ケース基盤14のリブ43上面に載置され図
示しないビスにて固定されている。制御基盤15の表面
には遊技内容に応じて選択された各種制御回路構成部
材、例えばIC化したCPUやラムやロム等のメモリ、
又はインターフェイス等のチップ、トランスや抵抗やコ
ンデンサ等が区画された配置領域毎に配置されている。
制御基盤15は制御基盤ケース11内に収納された状態
で制御基盤15上の各制御回路構成部材は透明なケース
カバー13の周囲、具体的には前面部18又はケースカ
バー側壁部20(上下側壁部20a,20b又は左右側
壁部20c,20d)を通して目視可能とされている。
制御基盤15からはアース線63がケースカバー13の
孔62(図11及び図12参照)を通して外部に延出さ
れている。アース線63の先端にはオス型接続端子64
が装着されている。尚、図2に示すように、本実施の形
態では特に本件発明に関連するSIP型チップ65とロ
ム66についてのみ実線で図示して説明し、他の制御回
路構成部材については基本的に説明を省略する。
【0018】図2に示すように、3つのSIP型チップ
65が制御基盤15上に配置されている。図4(a)に
示すように、SIP型チップ65はチップ本体67と同
チップ本体67下部から延出される複数のリード68か
ら構成されている。チップ本体67は合成樹脂製のブロ
ック体で長手方向の一側に切り欠き面67aが形成され
ている。各SIP型チップ65は図4(b)に示すよう
に所定間隔で平行に配置輪郭線L1に合致するように正
しい配置状態で配置されている。正しい配置状態で切り
欠き面67aは制御基盤15を左方向(図2において下
方向)を向いている。SIP型チップ65を覆う前面部
18にはちょうど同SIP型チップ65の上方位置にシ
ールSが貼付されており、SIP型チップ65の配置状
態を前面部18を通して目視することはできなくなって
いる。また、SIP型チップ65に隣接する他の制御回
路構成部材T1が右側壁部20dからSIP型チップ6
5の目視を妨害している。また、上側壁部20aからの
目視も他の制御回路構成部材T2,T3等が妨害してい
る。下側壁部20bからの目視は目標とするSIP型チ
ップ65までの距離が長すぎる。したがって、SIP型
チップ65は唯一左側壁部20cの第1の凸レンズ面2
1(図2の矢印方向)から目視可能とされている。
【0019】図2に示すように、ロム66が制御基盤1
5上に配置されている。図5に示すように、ロム66は
チップ本体69と同チップ本体69両側から延出される
複数のリード70から構成されている。チップ本体69
は合成樹脂製の平板体で長手方向の前側中央に切り欠き
溝71が形成されている。チップ本体69の上面にはロ
ム66の内容を記したラベルRが貼付されている。ロム
66は図5に示すように、配置輪郭線L2に合致し、更
に切り欠き溝71が配置輪郭線L2のするように正しい
配置状態で配置されている。正しい配置状態で切り欠き
溝71は制御基盤15上を前方向(図2において左方
向)を向いている。ロム66は前面部18から目視する
ことで切り欠き溝71の方向とラベルRを確認すること
ができる。前面部18のロム66を覆う位置には第2の
凸レンズ面22が配置される。
【0020】このように構成された制御基盤ケース11
は裏基盤75を介してパチンコ機Pの入賞球集合ボック
ス3に装着されている。図3に示すように、裏基盤75
は導電性のある金属製よりなり、ケース基盤14の前面
部41とほぼ同形状の主プレート76を有している。主
プレート76の左右側端には主プレート76から前方に
立ち上がる左右リブ77,78が形成されている。主プ
レート76上端及び下端にはそれぞれ前記ケース基盤1
4の上下側壁部42a,42bに形成された上側及び下
側係止突片44,48に対応する山形状の基盤固定片8
0が形成されている。基盤固定片80には前記固定ピン
59を挿通するための透孔80aが形成されている。主
プレート76の上端右側寄りにはメス型接続端子81が
前方に向かって突設されている。主プレート76の右寄
り(接続端子81の下方)には上下方向に2つの軸受片
82が裏面側に突設されている。主プレート76の裏面
側であって上下の基盤固定片80に隣接する位置にはそ
れぞれ裏基盤75を入賞球集合ボックス3に装着するた
めの取付片83が裏面方向に突設されている。
【0021】図3に示すように、制御基盤ケース11は
裏基盤75の左右リブ77,78間に配置され、重ね合
わされた基盤固定片80と上側及び下側係止突片44,
48の各透孔44a(48a),80aに固定ピン59
を挿通することで共締めされている。また、制御基盤1
5から延出された前記アース線63のオス型接続端子6
4を裏基盤75のメス型接続端子81に嵌合されてい
る。図10〜図12に示すように、裏基盤75はパチン
コ機Pの入賞球集合ボックス3に対して金属製の連接プ
レート84を介して装着されている。連接プレート84
には右寄り上下方向に2本の第1のピン85が上方に向
かって突設されており、左寄り上下方向に2本の第2の
ピン86が下方に向かって突設されている。第1のピン
85前記裏基盤75の軸受片82の透孔82aに挿入さ
れており、第2のピン86は入賞球集合ボックス3側の
軸受片87に挿入されている。その結果、連接プレート
84はヒンジとなって裏基盤75を入賞球集合ボックス
3に対して回動可能に支持する。入賞球集合ボックス3
は上下端に回動留め具91を備えている。回動留め具9
1は回動軸91aを中心に回動可能に取着され、図1及
び図9に示すように裏基盤75の取付片83を押さえ込
んで裏基盤75の入賞球集合ボックス3に対する回動を
規制する。すなわち、回動留め具91が裏基盤75の取
付片83を押さえ込んでいない(外れている)場合には
図12に示すように裏基盤75とともに制御基盤ケース
11は回動する。尚、連接プレート84の第1のピン8
5及び第2のピン86はそれぞれ裏基盤75の軸受片8
2と入賞球集合ボックス3の軸受片87に対して抜き差
し可能とされている。
【0022】このような制御基盤ケース11は次のよう
な作用を有する。まず、パチンコ機Pに実装する前にお
いて制御基盤ケース11内部の制御基盤15上のチップ
等の部品が正しく配置されているかを確認する。基本的
には透明なケースカバー13の前面部18又はケースカ
バー側壁部20(上下側壁部20a,20b又は左右側
壁部20c,20d)を通して目視する。しかし、上記
SIP型チップ65は第1の凸レンズ面21から目視す
る。すると第1の凸レンズ面21が形成された左側壁部
20cから目標とするSIP型チップ65まで距離があ
る(ほとんど制御基盤ケース11の幅程度の距離)が、
第1の凸レンズ面21によって拡大されるためSIP型
チップ65が正しく配置されているかその切り欠き面6
7aを目視して確認することができる。そして確認後、
既にパチンコ機Pの入賞球集合ボックス3に固着してあ
る裏基盤75に対して制御基盤ケース11を上下の固定
ピン59で取り付ける。同時にアース線63のオス型端
子64を裏基盤75のメス型接続端子81に差し込む。
【0023】また、一旦実装した後で制御基盤15上の
チップ等の部品が正しく配置されているかを確認する場
合には、裏基盤75を入賞球集合ボックス3に取り付け
たまま、制御基盤ケース11だけを取り外す。まず、ア
ース線63のオス型端子64を裏基盤75のメス型接続
端子81から引き抜く。そして、上下の固定ピン59を
取り外して制御基盤ケース11を取り外す。このように
一旦実装した制御基盤ケース11を取り外す主たる理由
は特にロム66がいわゆる裏ロムに取り替えられていな
いかを確認するものである。ロム66は前面部18の第
2の凸レンズ面22から目視する。すると、ロム66の
平面形状が拡大されて視認できるため細かな点も容易に
判別することができる。確認後問題がないようであれ
ば、再び上記と逆の手順で制御基盤ケース11を裏基盤
75に取り付ける。
【0024】このように構成することにより本実施の形
態は次のような効果を奏する。 ・SIP型チップ65を確認するためかなり距離のある
左側壁部20cから目視する場合には第1の凸レンズ面
21から目視することができる。すると目標が拡大され
るため目視がしやすくなる。 ・ロム66は前面部18の第2の凸レンズ面22から目
視でき、ロム66のもっとも特徴のある表面が第2の凸
レンズ面22によって拡大される。その結果、もし裏ロ
ムに取り替えられているならばそれを判断することが容
易となり裏ロムの取り締まりの有効な補助手段となりう
る。 ・第1及び第2の凸レンズ面21,22は外側が曲面側
の平凸レンズとされているため、レンズが制御基盤ケー
ス11内部に出っ張ることがなく、内部のチップ等に触
れることはない。したがって、制御基盤15上のチップ
等の部品を配置する際に第1及び第2の凸レンズ面2
1,22が邪魔となることはない。 ・ロム66のすぐ上に第2の凸レンズ面22が形成され
制御基盤ケース11の外観上非常にめだつため、裏ロム
に交換しようという不正行為の抑制となる。
【0025】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・ 図13に示すように第1及び第2の凸レンズ21,
22の代わりに第1のフレネルレンズ95と第2のフレ
ネルレンズ96を拡大レンズとして使用してもよい。第
1のフレネルレンズ95はケースカバー13の左側壁部
20c全域に形成されている。本実施の形態は一例であ
りケースカバー13全面をフレネルレンズとしてもよ
い。また、側壁部20全周にフレネルレンズを形成する
ようにしてもよく、前面部18全域にフレネルレンズを
形成するようにしてもよい。もちろん、図13の第2の
フレネルレンズ96のように一部のみにレンズ部分を形
成してもよい。 ・上記実施の形態ではケースカバー13の左側壁部20
cと前面部18のみに拡大レンズとしての第1及び第2
の凸レンズ21,22を装着した。しかし、本実施の形
態は一例であり上下左右の側壁部20a,20b,20
c,20dのそれぞれ、或いは特に目視したい部材に応
じて選択されたいくつかの壁部に拡大レンズを設けるよ
うにしてもよい。また、特に目視したい部材に応じて1
つの壁部或い前面部18には複数の拡大レンズを設ける
ようにしてもよい。
【0026】・上記実施の形態では平凸レンズを使用し
たが、両凸レンズや凸メニスレンズでもよい。また、上
記のように方形に形成した第1及び第2の凸レンズ2
1,22でもよく円形レンズのままで使用してもよい。
拡大レンズはケースカバー13と一体的に成形するよう
にしてもよく、別体で構成して後から装着するようにし
てもよい。 ・上記実施の形態では平凸レンズの曲面側が外側に向い
ていたが、制御基盤15上への部品配置に支障がなけれ
ば逆に曲面側が内側に向いていても構わない。 ・上記実施の形態では裏ロムに交換されやすいロム66
に対してのみ第2の凸レンズ22を配置していた。しか
し、ロム66以外にも例えばCPUやラム等も不正に交
換される可能性があるためこれらに対して拡大レンズを
配置するようにしてもよい。 ・上記実施の形態では制御基盤ケース11は第1及び第
2の封印ユニット25,45によって封印されていた。
しかし、これ以外の封印手段を使用してもよい。 ・制御基盤ケース11は裏基盤75に装着し、制御基盤
15から延出されたアース線63はこの裏基盤75に接
続されてアースするようになっていた。しかし、このよ
うな裏基盤75に装着するタイプ以外の制御基盤ケース
に応用するようにしてもよい。また、制御基盤ケース1
1の裏基盤75の装着手段についても上記実施の形態に
限定されるものではない。 その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施すること
は自由である。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の制御基盤ケースの斜視
図。
【図2】 同じ制御基盤ケースの制御基盤を露出させた
横断面図。
【図3】 同じ制御基盤ケースと裏基盤の分解斜視図。
【図4】 (a)は制御基盤上にZIP型チップを装着
した概略斜視図、(b)は配置輪郭線上に同チップを配
置させる概略図。
【図5】 配置輪郭線上にロムを配置させる概略図。
【図6】 第1の封印ユニットと第2の封印ユニットを
説明するための部分分解斜視図。
【図7】 第1の封印部材と第2の封印部材との間のか
しめ状態を説明する縦断面図。
【図8】 第1の封印部材と第2の封印部材との間のか
しめ状態を説明する縦断面図。
【図9】 パチンコ機の背面に同じ制御基盤ケースを装
着した状態を説明する背面図。
【図10】 同じ制御基盤ケースを装着した状態を説明
する縦断面図。
【図11】 同じ制御基盤ケースを装着した状態を説明
する横断面図。
【図12】 同じ制御基盤ケースを装着した状態を説明
する横断面図。
【図13】 他の実施の形態の制御基盤ケースの斜視
図。
【符号の説明】
13…ケースカバー、14…ケース基盤、15…制御基
盤、21…拡大レンズたる第1の凸レンズ、22…拡大
レンズたる第2の凸レンズ、65…制御回路構成部材の
一部たるSIP型チップ、66…制御回路構成部材の一
部たるロム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース基盤をケースカバーにて覆うこと
    で中空の容器を構成し同容器内部に制御基盤を収納する
    ようにした遊技機用制御基盤ケースにおいて、前記ケー
    スカバーは前記制御基盤上に配置された制御回路構成部
    材が正常に配置されていることを目視する透明又は半透
    明の目視面を有し、同目視面には拡大レンズを形成した
    ことを特徴とする遊技機用制御基盤ケース。
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