JP2014223376A - 遊技台 - Google Patents

遊技台 Download PDF

Info

Publication number
JP2014223376A
JP2014223376A JP2014137540A JP2014137540A JP2014223376A JP 2014223376 A JP2014223376 A JP 2014223376A JP 2014137540 A JP2014137540 A JP 2014137540A JP 2014137540 A JP2014137540 A JP 2014137540A JP 2014223376 A JP2014223376 A JP 2014223376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
game
substrate
sub
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014137540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5923731B2 (ja
Inventor
勇太 岩井
Yuta Iwai
勇太 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Giken KK
Original Assignee
Daito Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Giken KK filed Critical Daito Giken KK
Priority to JP2014137540A priority Critical patent/JP5923731B2/ja
Publication of JP2014223376A publication Critical patent/JP2014223376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5923731B2 publication Critical patent/JP5923731B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、製造コストを削減できる遊技台を提供することを目的とする。【解決手段】パチンコ機100は、所定の研磨度合いで研磨された高研磨領域904b、914bと、高研磨領域904b、914bよりも研磨度合いが低い低研磨領域904a、904bと、を成型品面に有するコアプレート900およびキャビティプレート910で成型され、高研磨領域904b、914bに対応する高平滑度領域と、低研磨領域904a、904bに対応する低平滑度領域840a、840bとを有する主基板ケースカバー806を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機等に代表される遊技台に関する。
従来、基板ケースを備える遊技台が知られている。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、基板ケースについて改良の余地がある。
本発明の目的は、基板ケースに特徴を持った遊技台を提供することにある。
上記目的は、
基板と、
基板ケースと、
を備えた遊技台であって、
前記基板ケースの少なくとも一部は、高平滑度領域であり、
前記基板ケースの少なくとも一部は、低平滑度領域であり、
前記低平滑度領域は、前記高平滑度領域よりも表面の粗さが大きい領域であり、
前記基板は、少なくとも前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される基板であり、
前記基板ケースは、少なくとも凹部が設けられた基板ケースであり、
前記低平滑度領域は、少なくとも前記凹部に設けられている、
ことを特徴とする遊技台
によって達成される。
本発明によれば、遊技台の製造コストを削減できる。
本発明の一実施の形態によるパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100を背面側から見た外観斜視図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副基板ケース162および第1副基板160の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態によるパチンコ機100の第1副基板ケース162および第1副基板160の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態の第1変形例によるパチンコ機100の主基板ケース158および主基板156を基板面に略垂直な方向から見た図である。 本発明の一実施の形態の第1変形例によるパチンコ機100の主基板ケース158および主基板156を斜め下方から見た図である。 本発明の一実施の形態の第1変形例によるパチンコ機100の主基板ケースカバー806を成型する金型の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態の第2変形例によるパチンコ機100の主基板ケース1000の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の第2変形例によるパチンコ機100の係合部1084と被係合部1048とを拡大して示す斜視図である。 本発明の一実施の形態の第3変形例によるパチンコ機100の普図始動口228の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態の第4変形例によるパチンコ機100の球タンク150の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態の第5変形例によるパチンコ機100の開封履歴シール1200の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例による遊技台としてのスロットマシン2000を正面から見た略示正面図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について詳細に説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きでかつ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、前面枠扉106には、開口部116にガラス製または樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きでかつ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能でかつ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図1では図示せず)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観斜視図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させるとともに、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローのいずれか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローのいずれか他方の信号を払出制御部600(図2では図示せず)へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158と、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166と、遊技球の払出しに関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172と、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176と、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184と、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186と、を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、普通図柄保留ランプ216と、高確中ランプ222とを配設している。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」、第1特別図柄を「特図1」、第2特別図柄を「特図2」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し(図中、装飾図柄の変動を下向きの白抜き太矢印で表している)、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。特図1表示装置212および特図2表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、特図1始動口230と、特図2始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施の形態では遊技盤200に複数配設しており、一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施の形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施の形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
特図1始動口230は、本実施の形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。特図1始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図1表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、特図1始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
特図2始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施の形態では特図1始動口230の真下に1つだけ配設している。特図2始動口232は、左右に開閉自在な一対の羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。特図2始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図2表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、特図2始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカと呼ばれ、本実施の形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設しているとともに、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
パチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(特図1始動口230、特図2始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242および前面ステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉あるいはシャッタと称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、前面ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方の前面ステージ244にワープ出口242bから排出する。前面ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、前面ステージ244の中央部には、通過した球が特図1始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施の形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータを備え、肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内臓しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インターフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インターフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インターフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施の形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
次に、図5および図6を用いて、パチンコ機100の背面に配設される第1副基板ケース162の構成について説明する。図5および図6は、第1副基板ケース162および第1副基板160の構成を示す分解斜視図である。図5は第1副基板ケースカバー704側から見た構成を示し、図6は第1副基板ケースベース702側から見た構成を示している。図5および図6に示すように、第1副基板ケース162は、第1副基板ケースベース702と第1副基板ケースカバー704とを有し、内部に第1副基板160を収納している。第1副基板ケースベース702と第1副基板ケースカバー704とは、第1副基板160を挟むように収容し、不図示のかしめ部材により互いに固定されるようになっている。
第1副基板160は、例えば略長方形状のプリント基板である。第1副基板160の一方の表面(第1副基板ケースカバー704側表面)の図5中左上方には、基本回路402を構成するマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)700が実装されている。第1副基板160の当該表面の他の領域には、その他の電気部品が実装されている。また第1副基板160の当該表面のうち主に外周部には、他の基板や電源装置と接続するための複数のコネクタ706、708、710、712、714、716が実装されている。
第1副基板ケースベース702は、第1副基板160を収容する浅底の箱体である。第1副基板ケースベース702は、略長方形状の底面部702aと、4つの側面部702b、702c、702d、702eとを備えている。第1副基板ケースベース702は、例えば白色半透明の熱可塑性樹脂(例えばポリカーボネート)製であり、金型を用いた射出成形により一体成型されている。第1副基板ケースベース702の底面部702aの内側(第1副基板160側)および外側のそれぞれの表面は、いずれも比較的低い平滑度で形成された低平滑度領域になっている。ここで、表面の平滑度は表面粗さ(例えば、中心線平均粗さ)により評価され、低平滑度とは表面粗さの値が大きいことをいう。第1副基板ケースベース702の側面部702b、702c、702d、702eのうち、マイコン700から最も離れた側面部702cの外側表面は、同様に比較的低い平滑度で形成された低平滑度領域になっている。図5、図6および後述する図7乃至図14において、グレーでの塗り潰し部分は低平滑度領域を表している。低平滑度領域は、後述する金型の成型品面において比較的低い研磨度合いで研磨された低研磨領域で成型されている。低研磨領域は、成型品面が全く研磨されていない無研磨領域であってもよい。一方、第1副基板ケースベース702の側面部702b、702d、702eの内側(第1副基板160側)および外側のそれぞれの表面と、側面部702cの内側表面とは、低平滑度領域よりも高い平滑度で形成された高平滑度領域になっている。ここで、高平滑度とは表面粗さの値が小さいことをいう。高平滑度領域は、後述する金型の成型品面において低研磨領域よりも高い所定の研磨度合いで研磨された高研磨領域で成型されている。
底面部702aおよび側面部702cは、両側または片側の表面が低平滑度で形成されることによってそれら自身の表面品質が低下するおそれがあるが、第1副基板ケースベース702は、遊技者からは見えないパチンコ機100の背面側に配設されるため、パチンコ機100として外観品質上の問題は生じない。
第1副基板ケースベース702の少なくとも一部は低平滑度領域であるため、第1副基板ケースベース702を成型する金型の成型品面の少なくとも一部は低研磨領域であることが許容される。このため、金型の成型品面のうち必要な領域にのみ比較的高い研磨度合いで研磨加工を施し、必要でない領域にはそれより低い研磨度合いでの研磨加工を施すかあるいは研磨加工を省略することができるため、金型の成型品面の研磨コストを削減できる場合がある。したがって、結果として第1副基板ケースベース702およびそれを含むパチンコ機100の製造コストを削減できる場合がある。
なお、本例では、底面部702aは内側表面および外側表面に低平滑度領域を備え、側面部702cは外側表面に低平滑度領域を備えているが、底面部702aおよび側面部702cは内側表面および外側表面の少なくとも一方に低平滑度領域を備えていればよい。また、側面部702b、702d、702eは、内側表面および外側表面の少なくとも一方に低平滑度領域を備えていてもよい。
第1副基板ケースカバー704は、第1副基板ケースベース702および第1副基板160を収容する浅底の箱体である。第1副基板ケースカバー704は、略長方形状の底面部704aと、4つの側面部704b、704c、704d、704eとを備えている。第1副基板ケースカバー704は、例えば透明な熱可塑性樹脂(例えばポリカーボネート)製であり、金型を用いた射出成形により一体成型されている。底面部704aの外周部には、第1副基板160のコネクタ706、708、710、712、714、716とそれぞれ対応する位置に、コネクタ706、708、710、712、714、716をそれぞれ外側に露出させる複数の開口部718、720、722、724、726、728が形成されている。また、底面部704aのうち開口部718、720、722、724、726、728の形成領域を除く領域には、第1副基板160に実装されたマイコン700等の電気部品との接触を回避するために外側に膨出した膨出部730が形成されている。膨出部730は、第1副基板160の基板面と略平行となる平面状の底面を備えている。膨出部730には、放熱等のために第1副基板ケースカバー704の内外で空気を流通させる複数の通気孔732が形成されている。
第1副基板ケースカバー704の底面部704aの内側(第1副基板160側および第1副基板ケースベース702側)および外側のそれぞれの表面は、低平滑度領域よりも高い平滑度で形成された高平滑度領域になっている。第1副基板ケースカバー704は透明樹脂製であるため、内側表面および外側表面がいずれも高平滑度で形成された底面部704aでは、両表面での光の散乱が抑制されて高い光透過性が得られる。これにより、第1副基板ケースカバー704の内部は、光透過性の高い底面部704a(例えば膨出部730)を介して、外部から容易に視認可能となる。したがって、検査者は、検査対象となるマイコン700等の電気部品を、底面部704aを介して容易に目視検査できる。また、第1副基板ケースカバー704の側面部704b、704d、704eの内側(第1副基板160および第1副基板ケースベース702側)および外側のそれぞれの表面と、側面部704cの内側表面とは、高平滑度領域になっている。
一方、第1副基板ケースカバー704の側面部704b、704c、704d、704eのうち、マイコン700から最も離れた側面部704cの外側表面は、低平滑度領域になっている。第1副基板ケースカバー704は透明樹脂製であるが、外側表面が低平滑度で形成された側面部704cでは、外側表面での光の散乱が大きいため光透過性が低くなる。これにより、第1副基板ケースカバー704の内部は、光透過性の低い側面部704cを介した外部からの視認が困難となる。しかしながら、検査対象となるマイコン700等を検査者が検査する際に、マイコン700から最も遠い側面部704cを介して視認することは少ない。したがって、側面部704cの外側表面が低平滑度領域であっても問題が生じない場合が多い。また、側面部704cは、低平滑度で形成されることにより表面品質が低下するおそれがあるが、第1副基板ケースカバー704は、遊技者からは見えないパチンコ機100の背面側に配設されるため、外観品質上の問題は生じない。
第1副基板ケースカバー704の少なくとも一部は低平滑度領域であるため、第1副基板ケースカバー704を成型する金型の成型品面の少なくとも一部は低研磨領域であることが許容される。このため、金型の成型品面のうち必要な領域にのみ比較的高い研磨度合いで研磨加工を施し、必要でない領域にはそれより低い研磨度合いでの研磨加工を施すかあるいは研磨加工を省略することができるため、金型の成型品面の研磨コストを削減できる場合がある。したがって、結果として第1副基板ケースカバー704およびそれを含むパチンコ機100の製造コストを削減できる場合がある。
なお、本例では、側面部704cは外側表面に低平滑度領域を備えているが、側面部704cは内側表面および外側表面の少なくとも一方に低平滑度領域を備えていればよい。また、側面部704b、704d、704eは、内側表面および外側表面の少なくとも一方に低平滑度領域を備えていてもよい。
本例では遊技台としてパチンコ機100を例に挙げたが、スロットマシン等にも適用可能である。
上述の遊技台(例えば、パチンコ機100やスロットマシン)は、所定の当否判定条件が成立した場合(例えば、予め定めた領域に遊技球が進入したことを検出した場合や、所定の操作部を遊技者が操作したことを検出した場合など)に当否判定を行う当否判定手段(例えば、所定の確率や所定の乱数抽選により行われる所定の抽選処理(例えば、可変入賞口を開放させるかどうかを決定するための大当り抽選処理、電動チューリップを開放させるかどうかを決定するための当り抽選処理、遊技者に有利なボーナス状態とするかどうかを決定するためのボーナス抽選処理、遊技者がタイミングよく図柄停止操作を行った場合に予め定めた小役(ベルなど)の停止図柄態様を表示させることとなる小役抽選処理)、100%の確率で当選または不当選と判定する処理など)と、前記当否判定手段による当否判定の結果が特定の当否判定結果(例えば、大当りに当選、当りに当選、ビッグボーナス役に当選、レギュラーボーナス役に当選、小役当選、リプレイ当選など)である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度(例えば、不利)である第1の制御状態(例えば、通常状態、上述の所定の抽選処理を低い確率でおこなう所定の状態)から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度(例えば、上述不利よりも有利)である第2の制御状態(例えば、上述の通常状態や所定の状態よりも有利な状態であり、例えば大当り状態、確変状態、電サポ状態、時短状態、ビッグボーナス状態、レギュラーボーナス状態、ボーナス状態など)に制御状態を移行させる制御状態移行手段(例えば、遊技制御手段、主制御部300)と、を備えたものであってもよい。
上述の遊技台(例えば、パチンコ機100やスロットマシン)は、所定の図柄表示装置に予め定めた図柄態様が確定表示した場合に、遊技者に有利な状態(例えば、大当り状態、ビッグボーナス状態、レギュラーボーナス状態、ボーナス状態など)に制御状態を移行させる制御状態移行手段(例えば、遊技制御手段、主制御部300)を備えたものであってもよい。
次に、図7乃至図9を用いて、本実施の形態の第1変形例について説明する。図7(a)は、本変形例による主基板ケース158を主基板ケースカバー806側であってかつ主基板156の基板面に略垂直な方向から見た外観図である。図7(b)は、図7(a)のA−A断面における主基板ケースカバー806(膨出部834)と観察者の視線との関係を示す図である。図8(a)は、主基板ケース158を主基板ケースカバー806側であってかつ斜め下方から見た外観図である。図8(b)は、図8(a)のB−B断面における主基板ケースカバー806(膨出部834)と観察者の視線との関係を示す図である。図7(a)および図8(a)では、主基板ケース158が、図中後方に位置するヒンジユニットベース802に中継端子板804等と共に取り付けられた状態を示している。主基板ケース158は、主基板ケースベース(図示せず)と主基板ケースカバー806とを有し、内部に主基板156を収納している。主基板ケースベースと主基板ケースカバー806とは、主基板156を挟むように収容し、不図示のかしめ部材により互いに固定されるようになっている。
主基板156は、例えば略長方形状のプリント基板である。主基板156の一方の表面(主基板ケースカバー806側表面)の図中左上方には、基本回路302を構成するマイコン808が実装されている。主基板156の当該表面の図中右下方には、各種回路の動作状態を確認するための複数のLED809が実装されている。主基板156の当該表面の他の領域には、不図示の他の電気部品が実装されている。さらに主基板156の当該表面のうち主に外周部には、他の基板や電源装置と接続するための複数のコネクタ810、812、814、816、818、820が実装されている。
主基板ケースカバー806は、主基板ケースベースと共に主基板156を収容する浅底の箱体である。主基板ケースカバー806は、略長方形状の底面部806aを備えている。主基板ケースカバー806は、例えば透明な熱可塑性樹脂製であり、金型を用いた射出成形により一体成型されている。底面部806aの外周部には、主基板156のコネクタ810、812、814、816、818、820とそれぞれ対応する位置に、コネクタ810、812、814、816、818、820をそれぞれ外側に露出させる複数の開口部822、824、826、828、830、832が形成されている。また、底面部806aのうち開口部822、824、826、828、830、832の形成領域を除く領域には、主基板156に実装されたマイコン808等の電気部品との接触を回避するために外側に膨出した膨出部834が形成されている。膨出部834は、主基板156の基板面と略平行となる平面状の底面を備えている。膨出部834には、放熱等のために主基板ケースカバー806の内外で空気を流通させる複数の通気孔836が形成されている。
主基板ケースカバー806の膨出部834を含む底面部806aの大部分は、内側(主基板156側)および外側のそれぞれの表面が比較的高い平滑度で形成された高平滑度領域になっている。高平滑度領域は、後述する金型の成型品面において研磨度合いが比較的高い高研磨領域で成型されている。主基板ケースカバー806は透明樹脂製であるため、内側表面および外側表面がいずれも高平滑度で形成された底面部806aでは、両表面での光の散乱が抑制されて高い光透過性が得られる。これにより、主基板ケースカバー806の内部の大部分は、光透過性の高い底面部806a(例えば膨出部834)を介して、外部から容易に視認可能となる。
膨出部834の内側表面のうち、主基板156の基板面に垂直な方向から見てマイコン808と重なる長方形状の領域(図中左上端部)は、高平滑度領域よりも低い平滑度で形成された低平滑度領域838aとなっている。また膨出部834の外側表面のうち、主基板156の基板面に垂直な方向から見てマイコン808と重なる長方形状の領域は、同様に低い平滑度で形成された低平滑度領域838bとなっている。低平滑度領域838a、838bは、後述する金型の成型品面において研磨度合いが高研磨領域よりも低い低研磨領域で成型されている。主基板156の基板面に垂直な方向から見ると、膨出部834の内側表面の低平滑度領域838aと外側表面の低平滑度領域838bとは、互いにほぼ重なっているとともに、いずれもマイコン808の全体と重なっている。主基板ケースカバー806は透明樹脂製であるが、低平滑度領域838a、838bでは光の散乱が大きいため光透過性が低くなる。これにより、主基板ケースカバー806の内部は、低平滑度領域838a、838bを介しては、外部からの視認が困難となる。したがって、図7(a)に示すように、主基板156の基板面に垂直な方向から見ると、マイコン808は、低平滑度領域838a、838bに重なるため視認が困難になる。一方、図8(a)、(b)に示すように、斜め下方向(主基板156の基板面に垂直な方向から下方に所定角度θ(例えば45°)傾いた方向)から見ると、マイコン808の少なくとも一部(例えば、片側の端子808a)が低平滑度領域838a、838bとは重ならなくなるため、当該一部の視認が容易になる。
膨出部834の内側表面のうち、低平滑度領域838aの図中下方には、別の低平滑度領域840aが形成されている。低平滑度領域840aは、例えば低平滑度領域838aと同程度の平滑度で上向きの太矢印形状に形成されている。
膨出部834の外側表面のうち、低平滑度領域838bの図中下方には、別の低平滑度領域840bが形成されている。低平滑度領域840bは、例えば低平滑度領域838bと同程度の平滑度で低平滑度領域840aと同形状に形成されている。図7(a)、(b)に示すように、主基板156の基板面に垂直な方向から見ると、低平滑度領域840bの位置は、低平滑度領域840aの位置に対して図中下方にずれている。主基板156の基板面に垂直な方向から見たときにおける低平滑度領域840bの低平滑度領域840aに対するずれ幅xは、本例では膨出部834の厚さtに等しい。これにより、図8(a)、(b)に示すように、主基板156の基板面に垂直な方向から下方に45°傾いた方向から見ると、低平滑度領域840a、840bの双方の輪郭が一致する。
本例では、主基板156の基板面に垂直な方向から見ると、マイコン808と低平滑度領域838a、838bとが重なるため、マイコン808を視認するのが困難である。これにより、マイコン808に不正行為を行う不正者に対し、不正行為の仕上がりが低かったとしても視認困難であるため不正が発覚しないであろうと油断させることができる。
これに対し、低平滑度領域840a、840bの双方の輪郭が一致するような方向から見れば、マイコン808の例えば端子808aを容易に視認できるため、マイコン808に対する不正行為の痕跡の有無を容易に確認することができる。すなわち、低平滑度領域840a、840bは、検査対象となるマイコン808の検査方法(本例では、マイコン808に対する不正の有無の確認が容易になる視線方向)を示唆する識別情報として機能する。
本例では、低平滑度領域840a、840bが特定部品の検査方法を示唆する識別情報として機能しているが、低平滑度領域によって他の識別情報を表してもよい。こうすることにより、金型の研磨工程以外の工程で特別な処理を行うことなく識別情報を遊技部材に備えることができるため、コスト削減や部品点数低減が可能になる場合がある。
図9は、主基板ケースカバー806を成型する金型の概略構成を示す斜視図である。図9では、主基板ケースカバー806の低平滑度領域840a、840bと、当該領域840a、840bを成型するための金型の低研磨領域との図示を省略している。図9に示すように、主基板ケースカバー806は、例えば2プレート金型(コアプレート900およびキャビティプレート910)を用いた射出成形により形成される。コアプレート900には、キャビティプレート910の合せ面912に当接する合せ面902と、合せ面902に対して凸状に形成され、主基板ケースカバー806の主に内側表面を成型するための成型品面となるコア904とが形成されている。コア904には、成型品をコアプレート900から取り出すためのエジェクタピン(図示せず)が設けられている。コア904の大部分(主基板ケースカバー806の内側表面の高平滑度領域に対応する領域)は、比較的高い所定の研磨度合いで研磨された高研磨領域904bとなっている。コア904のうち、主基板ケースカバー806の低平滑度領域838aに対応する領域は、高研磨領域904bよりも低い研磨度合いで研磨されているか、または全く研磨されていない低研磨領域904aとなっている。
キャビティプレート910には、コアプレート900の合せ面902に当接する合せ面912と、合せ面912に対して凹状に形成され、主基板ケースカバー806の主に外側表面を成型するための成型品面となるキャビティ914と、キャビティ914とコア904との間の空間に溶融樹脂を注入するためのゲート(図示せず)とが形成されている。キャビティ914の大部分(主基板ケースカバー806の外側表面の高平滑度領域に対応する領域)は、比較的高い所定の研磨度合いで研磨された高研磨領域914bとなっている。キャビティ914のうち、主基板ケースカバー806の低平滑度領域838bに対応する領域は、高研磨領域914bよりも低い研磨度合いで研磨されているか、または全く研磨されていない低研磨領域914aとなっている。
主基板ケースカバー806を形成する際には、コアプレート900とキャビティプレート910とを互いに対向させて合せ面902、912同士を当接させる型閉じを行い、加熱溶融した熱可塑性樹脂をゲートからコアプレート900およびキャビティプレート910内に射出する。次に、コアプレート900およびキャビティプレート910を冷却して内部の熱可塑性樹脂を硬化させ、コアプレート900とキャビティプレート910とを分離する型開きを行う。これにより、成型された主基板ケースカバー806は、コアプレート900のコア904に嵌め込まれた状態になる。その後、コア904に設けられたエジェクタピンを用いて、成型された主基板ケースカバー806をコアプレート900から分離する。これにより、主基板ケースカバー806が形成される。
次に、図10および図11を用いて、本実施の形態の第2変形例について説明する。図10(a)は本変形例による主基板ケース1000の正面図であり、図10(b)は主基板ケース1000の分解斜視図である。図10(a)、(b)に示すように、本変形例では、主基板ケースカバー1020の膨出部1022の外側表面上に中継端子板ケース1060が取り付けられるようになっている。
主基板ケース1000は、主基板ケースベース1010と主基板ケースカバー1020とを有し、内部に主基板(図示せず)を収容している。主基板ケースベース1010および主基板ケースカバー1020は、例えばいずれも熱可塑性樹脂製であり、金型を用いた射出成形によりそれぞれ一体成型されている。主基板ケースカバー1020には、主基板に実装された複数のコネクタ1023、1024、1026、1028、1030、1032をそれぞれ露出させる複数の開口部1034、1036、1038、1040、1042、1044が形成されている。また主基板ケースカバー1020には、中継端子板ケース1060を取り付けるための被係合部1046、1048、1050が形成されている。主基板ケースカバー1020の大部分は、内側(主基板側)および外側のそれぞれの表面が比較的高い平滑度で形成された高平滑度領域になっている。高平滑度領域は、金型の成型品面において研磨度合いが比較的高い高研磨領域で形成されている。主基板ケースカバー1020の外側表面のうち、取り付けられる中継端子板ケース1060の裏面に当接して当該中継端子板ケース1060により隠される領域は、高平滑度領域よりも低い平滑度で形成された低平滑度領域1022aになっている。また、主基板ケースカバー1020の内側表面のうち、低平滑度領域1022aの裏側の領域も同様に低平滑度領域(図示せず)になっている。これらの低平滑度領域は、金型の成型品面において高研磨領域よりも研磨度合いが低い低研磨領域で成型されている。
中継端子板ケース1060は、内部に中継端子板(図示せず)を収容している。中継端子板ケース1060には、中継端子板に実装された複数のコネクタ1062、1064、1066、1068、1070をそれぞれ露出させる複数の開口部1072、1074、1076、1078、1080が形成されている。中継端子板ケース1060には、主基板ケースカバー1020の被係合部1046に係合する係合部1082と、被係合部1048に係合する係合部1084と、被係合部1050に係合する係合部1086とが形成されている。
係合部1082は、中継端子板ケース1060の図中上方の側面部から図中上方に突出した突起を有している。被係合部1046は、中継端子板ケース1060の図中上方の側面部に当接する図中下向きの当接面と、当接面から図中上方に向かって凹状に設けられ、係合部1082が嵌入可能な凹部とを有している。被係合部1046は、例えばスライド式の金型を用いて成型される。被係合部1046の凹部の内壁面は、低平滑度領域1022aと同程度の平滑度で形成された低平滑度領域になっている。
中継端子板ケース1060を主基板ケースカバー1020に取り付ける際には、まず中継端子板ケース1060の係合部1082を主基板ケースカバー1020の被係合部1046に嵌入させる。これにより、中継端子板ケース1060の係合部1082は、主基板ケースカバー1020表面から離れる方向への移動が規制される。次に、中継端子板ケース1060の係合部1084、1086を主基板ケースカバー1020の被係合部1048、1050にそれぞれ係合させることにより、中継端子板ケース1060は主基板ケースカバー1020に対して着脱可能に固定される。
図11(a)、(b)は、係合部1084と被係合部1048とを拡大して示す斜視図である。図11(a)は係合部1084と被係合部1048とが係合していない状態を示し、図11(b)は係合部1084と被係合部1048とが係合している状態を示している。図11(a)、(b)に示すように、係合部1084は、等幅の帯状でかつ断面U字形状に形成された係合部本体1084aを有している。係合部本体1084aは可撓性を有しており、一端部1084fが中継端子板ケース1060本体側面部に固定され、U字先端1084bが中継端子板ケース1060裏面側に向かって突出している。係合部本体1084aの他端部には、後述する係止片1048a、1048bにより係止される一対の肩部1084c、1084dが形成されている。また、係合部本体1084a他端部の肩部1084c、1084d間からは、係合部本体1084aよりも幅狭の爪部1084eが延伸している。爪部1084eに対し一端部1084f側に向かう外力が加えられると、肩部1084c、1084dの位置は、係合部本体1084aの撓みにより一端部1084f側に移動する。一方、爪部1084eに対する外力が取り去られると、肩部1084c、1084dの位置は、係合部本体1084aの弾性力により元に戻るようになっている。
被係合部1048は、主基板ケースカバー1020の外側表面に凹状に設けられており、係合部1084のU字先端1084bが嵌入可能な有底四角筒状に形成されている。被係合部1048の開口端のうち、低平滑度領域1022aから遠い方の2つの角部には、係合部1084の肩部1084c、1084dを係止するための係止片1048a、1048bが設けられている。係止片1048a、1048bは、例えばスライド式の金型を用いて成型される。被係合部1048の底面1048cおよび4面の内壁面と、係止片1048a、1048bとは、低平滑度領域1022aと同程度の平滑度で形成された低平滑度領域になっている。被係合部1048は、遊技者からは見えないパチンコ機100の背面側に配設されるとともに、係合部1084が嵌入されるため、低平滑度で形成しても外観品質上の問題は生じない。被係合部1048を低平滑度で形成することにより、高平滑度で形成するよりも係合部1084との間の摩擦を増加させることができるため、係合の確実性をより高められる場合がある。
図11(b)に示すように、係合部1084のU字先端1084bが被係合部1048に嵌入されると、係合部1084の肩部1084c、1084dが係止片1048a、1048bにより係止され、係合部1084が被係合部1048に係合する。この状態では、係合部1084の爪部1084eは被係合部1048の外部に露出している。
係合部1084が被係合部1048に係合した状態で、係合部1084の爪部1084eに対して一端部1084f側に向かう外力を加えると、肩部1084c、1084dの位置が一端部1084f側に移動して、係止片1048a、1048bによる肩部1084c、1084dの係止が解除される。これにより、係合部1084の被係合部1048からの抜脱が可能になる。
係合部1086および被係合部1050は、係合部1084および被係合部1048に対して左右対称の構成を有している。
本例では、被係合部1046、1048、1050が低平滑度で形成された例を挙げたが、被係合部1046、1048、1050を高平滑度で形成し、係合部1082、1084、1086を低平滑度で形成してもよいし、あるいは、被係合部1046、1048、1050および係合部1082、1084、1086をいずれも低平滑度で形成してもよい。
また本例では、主基板ケースカバー1020の外側表面のうち中継端子板ケース1060裏面に当接する領域を低平滑度領域1022aとしているが、当該領域を高平滑度で形成し、中継端子板ケース1060裏面を低平滑度で形成してもよいし、あるいは、当該領域および中継端子板ケース1060裏面の双方を低平滑度で形成してもよい。
次に、図12を用いて、本実施の形態の第3変形例について説明する。図12は、本変形例による普図始動口228の構成を示す分解斜視図である。図12では、普図始動口228がパチンコ機100の遊技盤200に取り付けられた場合に遊技者側となる方向から見た構成を示している。図12に示すように、普図始動口228は、普図始動口本体1100と、球検出センサ(近接センサ)1110とを有している。球検出センサ1110は、薄型直方体状の外形状を有している。球検出センサ1110の一端には、通過する遊技球を電磁的に検出する八角筒状の球検出開口部1112を有している。
普図始動口本体1100は、遊技盤200の表面に当接して取り付けられる平板状の取付けベース1102を有している。取付けベース1102の表側(遊技者側)には、表側に向かって突出するゲート部1104が形成されている。ゲート部1104は、図中上方から落下する遊技球が下方に通過可能な開口1104aを備えるとともに、取付けベース1102裏面側から球検出センサ1110が嵌入されるようになっている。取付けベース1102の裏面側には、嵌入された球検出センサ1110の両側面1110a、1110bに当接して支持する一対の支持腕部1106、1108が突出して形成されている。一方の支持腕部1108は、嵌入された球検出センサ1110の後端面1110cに係合する係合部1108aを先端に有している。
普図始動口本体1100は、例えば熱可塑性樹脂製であり、金型を用いた射出成形により一体成型されている。普図始動口本体1100は、支持腕部1106、1108を除き、比較的高い平滑度で形成された高平滑度領域になっている。支持腕部1106、1108は、高平滑度領域よりも低い平滑度で形成された低平滑度領域になっている。支持腕部1106、1108は、低平滑度で形成されることによってそれら自身の表面品質が低下するおそれがあるが、普図始動口228が遊技盤200に取り付けられた後には、支持腕部1106、1108は遊技者からは見えないため、パチンコ機100として外観品質上の問題は生じない。
本例では普図始動口228を例に挙げたが、遊技盤200に取り付けられる他の遊技部材においても、遊技盤200に取り付けられた状態で遊技者から見えない部分を低平滑度領域とすることができる。
次に、図13を用いて、本実施の形態の第4変形例について説明する。図13は、本変形例による球タンク150の構成を示す斜視図である。図13に示すように、球タンク150は、上方に開口した開口部を備え、内部に遊技球を貯留するための箱体である。球タンク150は、例えば熱可塑性樹脂製であり、金型を用いた射出成形により一体成型されている。球タンク150内部の底面150aは、不図示の連通孔に向かって傾斜しており、貯留した遊技球を連通孔に転動させるようになっている。底面150aは、比較的高い平滑度で形成された高平滑度領域になっている。球タンク150のうち底面150a以外の領域は、高平滑度領域よりも低い平滑度で形成された低平滑度領域になっている。底面150aは遊技球が転動する球転動面であるため、底面150aが高平滑度で形成されることにより遊技球との間に生じる摩擦力を低減させることができ、遊技球の流れが阻害されるのを防ぐことができる場合がある。球タンク150は、遊技者から見えないパチンコ機100の背面側に配設されるため、球タンク150の底面150a以外の領域が低平滑度で形成されていても外観品質上の問題は生じない。
次に、図14を用いて、本実施の形態の第5変形例について説明する。本変形例では、低平滑度領域上に別部材が設けられる。図14(a)は、別部材の例として開封履歴シール1200の構成を示している。図14(b)は、基板1212を収納した基板ケース1210の外側表面に開封履歴シール1200が貼付された状態を示している。図14(a)、(b)に示すように、開封履歴シール1200は全体として透明であり、表枠および文字等は黒色で印刷されている。また開封履歴シール1200には、不透明または半透明の部分(例えば不透明な白地部分)が部分的に存在する。本例の開封履歴シール1200の白地部分は、マトリクス型二次元コードの下地部分1200a、所定の識別番号の下地部分1200b、封印担当者名が記入される部分1200c、本体固定用の封印解除年月日および担当者名が記入される部分1200d、立入検査による封印解除年月日および担当者名が記入される部分1200e、基板回収用の封印解除年月日および担当者名が記入される部分1200f等である。比較的重要な情報は、白地部分上に印刷または記入されるようになっている。
基板ケース1210の外側表面および内側表面の少なくとも一方には、基板1212上に実装された特定部品(例えばマイコン)と重なる位置に、低平滑度領域1214が形成されている。低平滑度領域1214によって、当該特定部品の視認性は低下している。開封履歴シール1200は、基板ケース1210の低平滑度領域1214と重なる位置に貼付されている。したがって、開封履歴シール1200によって、特定部品の視認性をさらに低下させることができる場合がある。開封履歴シール1200の透明地上の文字は低平滑度領域1214と重なることによって可読性が低下してしまう場合があるのに対し、比較的重要な情報は白地部分上に印刷または記入されるため、低平滑度領域1214と重なっても可読性が維持される場合がある。
以上説明したように、本実施の形態によるパチンコ機100は、所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行う当否判定手段(例えば、主制御部300)と、前記当否判定手段による当否判定の結果が特定の当否判定結果(例えば、大当りに当選、当りに当選、ビッグボーナス役に当選、レギュラーボーナス役に当選、小役当選、リプレイ当選など)である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態(例えば、通常状態、上述の所定の抽選処理を低い確率でおこなう所定の状態)から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度である第2の制御状態(例えば、上述の通常状態や所定の状態よりも有利な状態であり、例えば大当り状態、確変状態、電サポ状態、時短状態、ビッグボーナス状態、レギュラーボーナス状態、ボーナス状態など)に制御状態を移行させる制御状態移行手段(例えば、主制御部300)と、を備えた遊技台であって、所定の研磨度合いで研磨された高研磨領域(例えば、高研磨領域904b、914b)と、前記高研磨領域よりも研磨度合いが低い低研磨領域(例えば、低研磨領域904a、904b)と、を成型品面に有する成型用金型(例えば、コアプレート900、キャビティプレート910)で成型され、前記高研磨領域に対応する高平滑度領域(例えば、第1副基板ケースカバー704の底面部704aの内側表面および外側表面、側面部704cの内側表面、側面部704b、704d、704eの内側表面および外側表面、第1副基板ケースベース702の側面部702cの内側表面、側面部702b、702d、702eの内側表面および外側表面、主基板ケースカバー806の底面部806aの内側表面のうち低平滑度領域838a、840a以外の領域、底面部806aの外側表面のうち低平滑度領域838b、840b以外の領域等)と、前記低研磨領域に対応する低平滑度領域(例えば、第1副基板ケースカバー704の側面部704cの外側表面、第1副基板ケースベース702の底面部702aの内側表面および外側表面、主基板ケースカバー806の低平滑度領域838a、838b、840a、840b等)とを有する遊技部材(例えば、第1副基板ケースカバー704、第1副基板ケースベース702、主基板ケースカバー806)を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、遊技部材の成型コストを低減でき、結果としてパチンコ機100の製造コストを低減できる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、遊技制御に必要な電気部品(例えば、マイコン700)を設けた基板(例えば、第1副基板160)と、前記基板を覆う基板ケース(例えば、第1副基板ケースベース702、第1副基板ケースカバー704)と、を備え、前記基板ケースに、前記高平滑度領域と前記低平滑度領域とを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、基板ケースの成型コストを低減できる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記基板ケース(例えば、主基板ケースカバー1020)に、外部から見て凹んだ凹み部(例えば、被係合部1048)を設け、前記凹み部の内部(例えば、被係合部1048の底面1048c、4面の内壁面)を前記低平滑度領域とし、該内部以外を前記高平滑度領域としたことを特徴とする。
この構成によれば、形状的に視認性が悪い個所の成型を簡易に済ませることで、機能は損なわずにコストダウンすることができる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記基板ケース(例えば、主基板ケースカバー806)は前記基板(例えば、主基板156)の前記電気部品(例えば、マイコン808)が実装された面を覆い、前記低平滑度領域(例えば、低平滑度領域838b)は該基板ケースの外側(例えば、主基板ケースカバー806の外側表面)に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、不正者に基板表面を簡単に観察されることを防止できる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、遊技制御に必要なプログラムを記憶させたROM(例えば、ROM406)と、前記ROMに記憶されているプログラムに基づいて動作するCPU(例えば、CPU404)と、を備え、前記基板ケースの、前記CPUを内蔵したマイクロコンピュータ(例えば、マイコン700)に対向する面(例えば、第1副基板ケースカバー704の内側表面および外側表面)を前記高平滑度領域としたことを特徴とする。
この構成によれば、不正者による不正の対象になりやすいマイコンなどは視認性を高めることができる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域は、遊技者が視認不可能な位置(例えば、パチンコ機100の背面)に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、遊技者に対する遊技台の外観品質の低下を防止できる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域は、検査対象(例えば、マイコン700)が視認困難とならない位置(例えば、第1副基板ケースベースの底面部702a、側面部702c)に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、検査対象の検査を確実に行うことができる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域(例えば、低平滑度領域1022a)は、遊技台に設置された前記遊技部材(例えば、主基板ケースカバー1020)以外の部品(例えば、中継端子板ケース1060)によって前記遊技部材が視認不可となる位置に形成されていることを特徴とする。さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域(例えば、低平滑度領域1022a)は、前記遊技部材(例えば、主基板ケースカバー1020)以外の部品(例えば、中継端子板ケース1060)が前記遊技部材に当接する位置に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、遊技台を設置した状態で視認不可となる部分が低平滑度領域となるため、遊技部材の外観品質を低下させることなく金型の研磨加工領域を少なくすることができ、遊技部材の製造コストを低減できる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域は、前記遊技部材の表面と裏面の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、金型の研磨加工領域を少なくすることができ、遊技部材の製造コストを低減できる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記遊技部材は特定部品(例えば、マイコン700)を有する基板(例えば、第1副基板160)を収納する基板ケース(例えば、第1副基板ケースベース702、第1副基板ケースカバー704)であり、前記検査対象は該特定部品であることを特徴とする。この構成によれば、特定部品の検査を確実に行うことができる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記特定部品は、遊技を制御する制御部(例えば、マイコン700)であることを特徴とする。この構成によれば、不正行為が行われ易い部品の点検が容易になる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域(例えば、低平滑度領域838a、838b)は、特定方向(例えば、主基板156の基板面に垂直な方向)からの前記特定部品(例えば、マイコン808)の視認性を低下させることを特徴とする。この構成によれば、特定方向からの特定部品の視認性が低下するので、不正者が特定部品に行った不正行為の仕上がり(外観品質)が低かったとしても(半田が粗い等)、不正者の心に緩みが出て看過する確率が上がるため、特定部品を特定方向以外の方向(例えば、斜め下方向)から確認したときに不正行為がなされたか否かを従来よりも容易に確認することができる。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記特定方向は、基板(例えば、主基板156)と略垂直な方向であることを特徴とする。この構成によれば、特定部品を一番大きく見られる角度が見難くなるため、不正者を油断させることができる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、前記低平滑度領域(例えば、低平滑度領域1214)と重なる位置に別部材(例えば、開封履歴シール1200)を設けたことを特徴とする。この構成によれば、別部材によって特定部品の視認性をさらに低下させることができる場合がある。
金型を用いて一体成型される遊技部材において高平滑度領域と低平滑度領域とを形成する場合、金型の成型品面のうち高平滑度領域に対応する領域を比較的高い研磨度合いで研磨するとともに、低平滑度領域に対応する領域をしぼ加工することが考えられる。しかしながらこの場合、金型を加工するためのコストが増加するため、遊技部材の製造コストが増加してしまうという問題があった。これに対し本実施の形態では、金型の成型品面のうち低平滑度領域に対応する領域を研磨度合いの低い低研磨領域にすることができるため、金型を加工するためのコストを低減できる場合がある。
本発明は上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、遊技部材を遊技台に対して脱着するときに把持される把持部に低平滑度領域を備えてもよい。こうすることにより、遊技部材を把持し易くなる場合がある。
本発明に係る遊技台は、図15に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール2002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー2004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン2006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理2008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段2010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域2012に球を発射する発射装置2014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口2016と、入賞口2016に入球した球を検知する検知手段2018と、検知手段2018が球を検知した場合に球を払出す払出手段2020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置2022と、可変表示装置2022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ2024と、所定動作態様で動作する可動体2026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置2022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置2010、であるスロットマシン2000」にも好適である。
本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例に挙げたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
上記実施の形態の遊技台は、例えば以下のように表現される。
(1)基板(例えば、主基板156、第1副基板160)と、
基板ケース(例えば、主基板ケースベース1010と主基板ケースカバー1020とを有する主基板ケース1000)と、
を備えた遊技台であって、
前記基板ケースの少なくとも一部は、高平滑度領域(例えば、図10(a)、(b)に示す主基板ケースカバー1020の膨出部1022の外側表面上に形成された高平滑度領域)であり、
前記基板ケースの少なくとも一部は、低平滑度領域(例えば、図10(b)に示す低平滑度領域1022a、被係合部1048の底面1048cおよび4面の内壁面である低平滑度領域、被係合部1050の底面および4面の内壁面である低平滑度領域)であり、
前記低平滑度領域は、前記高平滑度領域よりも表面の粗さが大きい領域であり、
前記基板は、少なくとも前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される基板であり、
前記基板ケースは、少なくとも凹部(例えば、被係合部1048、被係合部1050)が設けられた基板ケースであり、
前記低平滑度領域は、少なくとも前記凹部に設けられている(例えば、図10(b)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(2)上記(1)に記載の遊技台であって、
取り外し可能な端子板ケース(例えば、中継端子板ケース1060)を備え、
前記端子板ケースは、前記低平滑度領域のうちの少なくとも一部と当接した状態で取り付け可能な端子板ケースである(例えば、図11(a)〜(b)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(3)上記(2)に記載の遊技台であって、
前記基板は、部品(例えば、図7(a)に示すLED809)を少なくとも有する基板であり、
前記部品は、前記端子板ケースが取り付けられた状態において、前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される部品である(例えば、図7、図10参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記基板のうちの少なくとも一部(例えば、主基板に実装されたコネクタ1030、コネクタ1032)は、前記高平滑度領域を通さずに視認可能に構成される基板である(例えば、図10(a)〜(b)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記低平滑度領域は、前記基板ケースの複数の箇所に設けられた領域であり(例えば、図10(b)に示す被係合部1048、被係合部1050参照)、
前記高平滑度領域は、前記基板ケースの複数の箇所に設けられた領域である(例えば、図10(a)、(b)に示す主基板ケースカバー1020、膨出部1022参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
(7)上記(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシン(例えば、スロットマシン2000)である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記1)
所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、
遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度である第2の制御状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段と、
を備えた遊技台であって、
所定の研磨度合いで研磨された高研磨領域と、前記高研磨領域よりも研磨度合いが低い低研磨領域と、を成型品面に有する成型用金型で成型され、前記高研磨領域に対応する高平滑度領域と、前記低研磨領域に対応する低平滑度領域とを有する遊技部材を備えたこと を特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1記載の遊技台において、
遊技制御に必要な電気部品を設けた基板と、
前記基板を覆う基板ケースと、を備え、
前記基板ケースに、前記高平滑度領域と前記低平滑度領域とを設けたこと
を特徴とする遊技台。
(付記3)
付記2記載の遊技台において、
前記基板ケースに、外部から見て凹んだ凹み部を設け、
前記凹み部の内部を前記低平滑度領域とし、該内部以外を前記高平滑度領域としたこと を特徴とする遊技台。
(付記4)
付記2または3に記載の遊技台において、
前記基板ケースは前記基板の前記電気部品が実装された面を覆い、
前記低平滑度領域は該基板ケースの外側に設けられていること
を特徴とする遊技台。
(付記5)
付記2乃至4のいずれか1項に記載の遊技台において、
遊技制御に必要なプログラムを記憶させたROMと、
前記ROMに記憶されているプログラムに基づいて動作するCPUと、を備え、
前記基板ケースの、前記CPUを内蔵したマイクロコンピュータに対向する面を前記高平滑度領域としたこと
を特徴とする遊技台。
(付記6)
基板ケースカバーと、
基板と、
端子板ケースと、
を備えた遊技台であって、
前記基板ケースカバーは、基板ケースを構成する手段のうちの少なくとも一つであり、
前記基板ケースカバーは、透過性部材で構成された基板ケースカバーであり、
前記基板ケースカバーは、高平滑度領域を少なくとも有する基板ケースカバーであり、
前記基板ケースカバーは、低平滑度領域を少なくとも有する基板ケースカバーであり、
前記低平滑度領域は、前記高平滑度領域よりも表面の粗さが大きい領域であり、
前記基板は、前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される基板であり、
前記端子板ケースは、取り外し可能な端子板ケースであり、
前記端子板ケースは、前記低平滑度領域のうちの少なくとも一部と当接した状態で取り付け可能な端子板ケースである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記6に記載の遊技台であって、
前記低平滑度領域は、前記高平滑度領域よりも小さい領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記6または7に記載の遊技台であって、
前記基板のうちの少なくとも一部は、前記高平滑度領域を通さずに視認可能に構成される基板である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記6乃至8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記基板は、部品を少なくとも有する基板であり、
前記部品は、前記端子板ケースが取り付けられた状態において、前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される部品である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
基板と、
基板ケースと、
を備えた遊技台であって、
前記基板ケースの少なくとも一部は、高平滑度領域であり、
前記基板ケースの少なくとも一部は、低平滑度領域であり、
前記低平滑度領域は、前記高平滑度領域よりも表面の粗さが大きい領域であり、
前記基板は、少なくとも前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される基板であり、
前記基板ケースは、少なくとも凹部が設けられた基板ケースであり、
前記低平滑度領域は、少なくとも前記凹部に設けられている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記10に記載の遊技台であって、
取り外し可能な端子板ケースを備え、
前記端子板ケースは、前記低平滑度領域のうちの少なくとも一部と当接した状態で取り付け可能な端子板ケースである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記12)
付記11に記載の遊技台であって、
前記基板は、部品を少なくとも有する基板であり、
前記部品は、前記端子板ケースが取り付けられた状態において、前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される部品である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記10乃至12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記基板のうちの少なくとも一部は、前記高平滑度領域を通さずに視認可能に構成される基板である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記10乃至13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記低平滑度領域は、前記基板ケースの複数の箇所に設けられた領域であり、
前記高平滑度領域は、前記基板ケースの複数の箇所に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
付記10乃至14のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記10乃至14のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
100 パチンコ機
156 主基板
160 第1副基板
300 主制御部
400 第1副制御部
404 CPU
406 ROM
500 第2副制御部
700、808 マイコン
702 第1副基板ケースベース
704 第1副基板ケースカバー
806 主基板ケースカバー
838a、838b、840a、840b 低平滑度領域
900 コアプレート
904a、914a 低研磨領域
904b、914b 高研磨領域
910 キャビティプレート
1048 被係合部

Claims (7)

  1. 基板と、
    基板ケースと、
    を備えた遊技台であって、
    前記基板ケースの少なくとも一部は、高平滑度領域であり、
    前記基板ケースの少なくとも一部は、低平滑度領域であり、
    前記低平滑度領域は、前記高平滑度領域よりも表面の粗さが大きい領域であり、
    前記基板は、少なくとも前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される基板であり、
    前記基板ケースは、少なくとも凹部が設けられた基板ケースであり、
    前記低平滑度領域は、少なくとも前記凹部に設けられている、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    取り外し可能な端子板ケースを備え、
    前記端子板ケースは、前記低平滑度領域のうちの少なくとも一部と当接した状態で取り付け可能な端子板ケースである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項2に記載の遊技台であって、
    前記基板は、部品を少なくとも有する基板であり、
    前記部品は、前記端子板ケースが取り付けられた状態において、前記高平滑度領域を通して視認可能に構成される部品である、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記基板のうちの少なくとも一部は、前記高平滑度領域を通さずに視認可能に構成される基板である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記低平滑度領域は、前記基板ケースの複数の箇所に設けられた領域であり、
    前記高平滑度領域は、前記基板ケースの複数の箇所に設けられた領域である、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
JP2014137540A 2014-07-03 2014-07-03 遊技台 Active JP5923731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014137540A JP5923731B2 (ja) 2014-07-03 2014-07-03 遊技台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014137540A JP5923731B2 (ja) 2014-07-03 2014-07-03 遊技台

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010116961A Division JP5576182B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 遊技台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014223376A true JP2014223376A (ja) 2014-12-04
JP5923731B2 JP5923731B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=52122553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014137540A Active JP5923731B2 (ja) 2014-07-03 2014-07-03 遊技台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5923731B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020195520A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 山佐株式会社 遊技機
JP2020195519A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 山佐株式会社 遊技機
JP2021133026A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133028A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133030A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133027A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133029A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133025A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133031A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133024A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000014908A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Sanyo Bussan Kk 遊技機用制御基盤ケース
JP2000317109A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Sansei パチンコ遊技機における制御回路基板ボックス
JP2005080783A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Newgin Corp 遊技機
JP2005342096A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006006848A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Heiwa Corp 制御回路基板の保護カバー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000014908A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Sanyo Bussan Kk 遊技機用制御基盤ケース
JP2000317109A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Sansei パチンコ遊技機における制御回路基板ボックス
JP2005080783A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Newgin Corp 遊技機
JP2005342096A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006006848A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Heiwa Corp 制御回路基板の保護カバー

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020195520A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 山佐株式会社 遊技機
JP2020195519A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 山佐株式会社 遊技機
JP2021133026A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133028A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133030A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133027A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133029A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133025A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133031A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP2021133024A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 山佐株式会社 遊技機
JP7289525B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289527B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289532B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289528B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289531B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289530B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289526B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機
JP7289529B2 (ja) 2020-02-28 2023-06-12 山佐株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5923731B2 (ja) 2016-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5576182B2 (ja) 遊技台
JP5923731B2 (ja) 遊技台
JP5754011B2 (ja) 遊技台
JP2013066651A (ja) 遊技台
JP2012081007A (ja) 遊技台
JP5322113B2 (ja) 遊技台
JP2013208168A (ja) 遊技台
JP5432874B2 (ja) 遊技台
JP5292590B2 (ja) 遊技台
JP2011200426A (ja) 遊技台
JP2009160089A (ja) 遊技台、遊技台用遊技媒体およびコード表示方法
JP6056011B2 (ja) 遊技台
JP5719326B2 (ja) 遊技台
JP5768301B2 (ja) 遊技台
JP6142257B2 (ja) 遊技台
JP5879608B2 (ja) 遊技台
JP5552659B2 (ja) 遊技台
JP6002907B2 (ja) 遊技台
JP6158907B2 (ja) 遊技台
JP6402418B2 (ja) 遊技台
JP6368899B2 (ja) 遊技台
JP6368900B2 (ja) 遊技台
JP5256472B2 (ja) 遊技台
JP5838536B2 (ja) 遊技台
JP2015165902A (ja) 遊技台

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5923731

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250