JP3604428B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はカラー複写機、カラープリンタ等、複数の感光体を有するカラー画像形成装置に関し、特に、カラー画像形成時の色ずれ補正手段を備えたカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の感光体を有するデジタルカラー画像形成装置においては、各感光体に独立して画像が書き込まれ、それらを転写紙上に重ね合わせる方式であるため、各感光体の機械的な位置精度、書き込みの各感光体に対する位置精度、書き込みレンズのばらつきに起因する走査線の曲がり、傾き、倍率誤差、各感光体の速度誤差、機械全体の温度上昇による書き込み位置、倍率の変動等により、各色のずれが発生し易く、最終的な画像に、色ムラ、色ズレとなって現れ、画像品質を劣化させる要因となっている。そこでこれらのズレを補正しズレの無い良好な画像を得るための手段として、例えば、特開昭63−278074号公報、特開昭63−279270号公報等においては、複数個の反射型センサを設け、それぞれの出力の時間差によりズレを検出する方法が提案されており、特開昭63−286864号公報においては、横線と斜め線の測定パターンを転写ベルト上に作成し、それぞれの反射型センサまでの到達時間差を測定することにより主走査方向の倍率を測定し、クロックと書き出し位置を補正する技術が提案されており、特開昭63−286866号公報、特開昭63−279273号公報においては、反射型センサの出力を2値化した後、中央値を演算によって求めることによりラインの太りに対する影響を少なくする技術が提案されている。また、特開昭63−271275号公報においては、転写ベルト上に+字マークを各色毎に書き込み、CCDによりズレを読み取り、書き込みユニットを機械的に移動することによりズレを補正する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カラー画像形成装置において、色ムラや色ズレを補正しズレの無い良好な画像を得るための手段として、前述したように、特開昭63−278074号、特開昭63−279270号等においては、複数個の反射型センサを設け、それぞれの出力の時間差によりズレを検出する方法が提案されている。しかしながら、反射型センサの投光面積は通常Φ3〜Φ5程度であり、ラインの測定パターンを検出するには検出範囲が広いため、S/N比が悪く検出精度が低く良好な補正が行なえない欠点があった。例えば図15(a)に示すように、Φ5の投光部(照明部)を0.1mmのラインが横切った場合、全反射光の6%しか光量変化が無い。また、検出範囲が広いためその時間的な出力波形は、図15(b)に示すように、だらだらした波形となり正確な位置検出ができない等の欠点があった。
そこで本発明では、検出波形をシャープにする手段を設け、位置検出精度を向上させることを目的としている。
また、従来は投光面積が広いため、ライン部以外の転写ベルト上のキズ、異物等によるノイズが発生しやすい等の問題があったが、本発明では、このようなノイズの低減も目的としてる。また、図17に示すように、投光部(Φ5)内の光量分布は面積が広いため一定で無く偏りを生じるため、正確な位置測定ができない場合もあるが、本発明では、このような問題をも解消することを目的としている。
【0004】
特開昭63−271275号においては、転写ベルト上に+マークの測定パターンを書き込み、CCDにより各色の相対的なズレを検出して何れかの色に他の色を合わせるように補正することが提案されている。しかしながら、特に、主走査方向のズレを補正する場合には、任意の色を基準としているため、その基準の色が、所望の絶対的な倍率、感光体に対する絶対的な書き出し位置から外れていた場合には、全色が全て転写紙に対してずれた状態で画像形成が行なわれる問題点があった。また、書き込みユニットを機械的に移動することによって倍率の補正が行なわれているが、共役長も変化してしまうため、ビーム径も変化してしまい、画像ムラになってしまう等の欠点があった。また、CCDによる検出のためコストがかかる等の問題もある。
そこで本発明では、低コストで位置検出を行ない、絶対的な倍率に対する各色のズレを検出することを目的としている。
【0005】
特開昭63−286864号においては、横線と斜め線を、副走査方向にずらして書き込み、その時間差によって主走査方向の各色毎の倍率を測定し、何れかの色にクロックまたは書出し位置を変更することによって、ズレを補正することが提案されている。しかしながら、前出の問題点と同様に、照明の投光範囲が広いために、0.1mm程度のズレを正確に測定するには困難があった。
また、転写ベルトの速度変動の影響を受けやすく、書き込みの倍率ではなく、速度変動を測定してしまう等の問題点がある。
そこで、本発明では、転写ベルトの速度変動に全く影響されずに、主走査方向の倍率を測定することを目的としている。
【0006】
特開昭63−279273号、特開昭63−286866号においては、反射型センサの出力を2値化した後、その中央値を演算手段によって求めることによってラインの太りによる誤差を低減することが提案されている。しかしながら、前出のように、投光面積が広く、検出波形の立ち上がり、立ち下がり部はなだらかのものとなり、2値化時の誤差が発生し易い。また、投光部の光量分布が一様でないような場合はズレを生じてしまうという問題点があった(図17)。
そこで本発明では、上記のような2値化に伴う誤差を発生させずに、常に測定パターンの中央値を検出し正確な位置検出を行なうことを目的としている。
【0007】
以上のように、本発明の目的は、上記従来技術における各種の問題点を解消し、測定パターンの位置検出精度を向上し、色ムラや色ズレ等を低コストで補正しズレの無い良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の感光体と、それぞれの感光体に異なった色の情報を書き込む書き込み手段と、書き込まれた情報を顕像化する顕像手段を有し、各感光体上の顕像を順次、転写ベルト上を搬送される転写紙に転写して、カラー画像を得る画像形成装置であって、転写ベルトもしくは転写紙上に各色毎に測定用パターン画像を作成し、それぞれの位置を測定することによって各色のずれを補正する手段を備え、転写ベルトもしくは転写紙の移動経路中に、上記測定パターンのライン幅と同程度の幅のスリットを有するスリット部材を少なくとも1個有する構成の画像形成装置である。
【0009】
そして請求項1の画像形成装置においては、上記スリットを感光体長手方向に複数個有し、該複数のスリットが同一部材に形成されていることを特徴とする。
【0010】
尚、請求項1の画像形成装置において、上記測定パターンはスリットの長手方向と概ね平行なラインであり、該ラインをスリットを介して照明する手段を有し、その反射光もしくは透過光を検出する手段を有する。
【0011】
請求項2の発明は、複数の感光体と、それぞれの感光体に異なった色の情報を書き込む書き込み手段と、書き込まれた情報を顕像化する顕像手段を有し、各感光体上の顕像を順次、転写ベルト上を搬送される転写紙に転写して、カラー画像を得る画像形成装置であって、転写ベルトもしくは転写紙上に各色毎に測定用パターン画像を作成し、それぞれの位置を測定することによって各色のずれを補正する手段を備え、転写ベルトもしくは転写紙の移動経路中に、上記測定パターンのライン幅と同程度の幅のスリットを有するスリット部材を少なくとも1個有する構成の画像形成装置において、上記スリットは、感光体の長手方向に概ね直角に配置されており、該スリットを照明する照明手段を有し、該照明手段により上記スリットを照明し、書き込みクロックを変化させながら反射光もしくは透過光を検出することにより、各スリットに対する主走査方向の各色のずれを測定することを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、上記反射光もしくは透過光の検出出力の最大位置または最小位置をパターンの測定位置とすることを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項2または3記載の画像形成装置において、上記測定された各色のパターン位置に応じて各色の書き込みクロック及び画像書き出し位置を決定することを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、上記スリットを照明する照明手段の発光波長は、少なくとも使用される色トナーの主波長のスペクトルと補色関係にある色のスペクトルを有することを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、測定用パターン発生手段は、各色のベタを作成する手段も有し、スリットを介してベタ部及び非画像部の反射光もしくは透過光を検出し、その結果に基づいて照明手段の光量もしくは受光部のゲインを可変とすることを特徴とする。
【0016】
請求項7の発明は、請求項2〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、上記照明手段とスリットまでの間に、照明光をスリット近傍に集光させるための集光レンズを有することを特徴とする。
【0017】
請求項8の発明は、請求項2〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置において、上記パターンの検出位置は、転写ベルトを搬送するための搬送ローラ上とし、搬送ローラの色は少なくとも検出部は白色とし、転写ベルトは無色透明とすることを特徴とする。
【0018】
【作用】
従来技術では、図15(a)に示したようにラインの測定パターンを検出するには検出範囲が広いため、その時間的な出力波形は図15(b)に示すように、だらだらした波形となり、S/N比が悪く位置検出精度が低く良好な補正が行なえない欠点があったが、請求項1の画像形成装置においては、図16(a)に示すように、測定ラインの幅と同程度の幅のスリットを設けることで、検出波形を図16(b)のようにシャープにすることができ、位置検出精度を向上することができる。また、スリットを設けたことによりノイズを低減することが可能となる。
【0019】
そして請求項1の画像形成装置においては、反射型(あるいは透過型)のセンサを用いることで低コストで位置検出を行ない、スリットを同一部材に複数個設けることで、絶対的な倍率及び位置に対する各色のズレを検出することが可能となる。また、転写ベルトの速度変動に影響されにくく、主走査方向の倍率を測定することが可能となる。
【0020】
尚、上記画像形成装置においては、スリットの長手方向と概ね平行な、ライン状の測定用パターンを形成することで、検出波形をシャープな形状とし位置検出精度の向上を図ることが可能となる。
【0021】
請求項2の画像形成装置においては、スリットを感光体長手方向と概ね直角に配置し、測定パターンをスリット長手方向と概ね平行にし、クロック、書き出し位置を変化させ、スリット上を測定パターンを移動させることで、主走査方向の各スリットの絶対寸法に対する倍率及び、書き出し位置を正確に測定し、この結果に基づいて書き出し位置、クロックを補正することにより、ズレの無い良好な画像を得ることが可能となる。
【0022】
請求項3の画像形成装置においては、反射光もしくは透過光の検出出力の最大位置または最小位置をパターンの測定位置とすることで、従来のような2値化に伴う誤差を発生させず、常に測定パターンの中央値を検出し正確な位置検出を行なうことが可能となる。
【0023】
請求項4の画像形成装置においては、スリットに対する各色のズレを、書き込みクロック、書き出し位置を変更することによって補正することができ、低コストで色ズレの無い良好な画像を得ることが可能となる。
【0024】
請求項5の画像形成装置においては、スリットを照明する光源の発光波長が、少なくとも各色トナーの補色関係にあるスペクトルを有することで、全てのトナーの位置検出を精度良く行なうことが可能となる(例えば、イエロートナーに対してグリーンの発光波長しか持たない発光ダイオード(LED)によって照明しても、良好な出力変化が得られず、精度の良い位置検出ができない)。
【0025】
請求項6の画像形成装置においては、位置検出が行なわれる以前に、スリットを介して、非画像部とベタ部の反射もしくは透過光量を測定し、適切に照明光量や受光部のゲインを自動的に調整することで、検出出力のS/N比を向上させ位置検出精度の向上を図ることが可能となる。
また、このゲイン調整を定期的に行なうことで、トナー飛散や照明部の光量低下、転写ベルトの汚れ等による、経時的な変化にも強く、高精度な位置検出を維持することが可能となる。
【0026】
請求項7の画像形成装置においては、スリット近傍に集光レンズもしくは集光板を配置して効率良く光を集めることによって投光部の照度を増やし、反射光量のS/N比を高めることにより検出精度の向上を図ることが可能となる。
【0027】
請求項8の画像形成装置においては、反射型センサの投光位置及びスリットの位置を転写ベルトの搬送ローラ上とすることで転写ベルトの弛みによる影響を低減し、転写ベルトの少なくとも検出部は無色透明、搬送ローラを白色拡散面とすることで、特に黒トナーに対するS/N比を向上させ、検出精度の向上を図ることが可能となる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明による画像形成装置の構成・動作及び作用について図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
まず、図1は本発明が適用されるデジタルカラー画像形成装置の概略構成図である。尚、図1は画像形成装置の一例としてカラー複写機の構成を示している。
図1において複写機は、原稿読み取りのためのスキャナー部1と、スキャナー部1よりデジタル信号として出力される画像信号を電気的に処理する画像処理部2と、画像処理部2よりの各色の画像記録情報に基づいて画像を転写紙(複写用紙)上に形成するプリンタ部3とを有する。
【0029】
スキャナー部1は、原稿載置台4の上の原稿を走査照明するランプ5、例えば蛍光灯を有する。蛍光灯5により照明されたときの原稿からの反射光は、ミラー6,7,8により反射されて結像レンズ9に入射される。結像レンズ9により、画像光はダイクロイックプリズム10に結像され、例えばレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3種類の波長の光に分光され、各波長光ごとに受光器(CCD等)11、例えばレッド用CCD11R,グリーン用CCD11G,ブルー用CCD11Bに入射される。各CCD11R,11G,11Bは、入射した光をデジタル信号に変換して出力し、その出力は画像処理部2において必要な処理を施して、各色の記録色情報、例えばブラック(以下、Bkと略称),イエロー(Yと略称),マゼンタ(Mと略称),シアン(Cと略称)の各色の記録形成用の信号に変換される。
尚、図1にはBk,Y,M,Cの4色を形成する例を示すが、3色だけでカラー画像を形成することもできる。その場合は図1の例に対し記録装置を1組減らすこともできる。
【0030】
画像処理部2よりの各色の信号Y,M,C,Bkは、プリンタ部3に入力され、それぞれの色に対応するレーザ光出射装置12Y,12M,12C,12Bkに送られる。
プリンタ部3には、図の例では4組の記録装置13Y,13M,13C,13Bkが並んで配置されている。各記録装置13はそれぞれ同じ構成部材よりなっているので、説明を簡単化するためC用の記録装置について説明し、他の色については省略する。尚、各色用について、同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成の区別をつけるために、符号に各色を示す添字(Y,M,C,Bk)を付す。
【0031】
記録装置13Cはレーザ光出射装置12Cの他に感光体14C、例えば感光体ドラムを有する。
この感光体14Cには、帯電チャージャ15C、レーザ光出射装置12Cによる露光位置、現像装置16C、転写チャージャ17C等が公知の複写装置と同様に付設されている。
帯電チャージャ15Cにより一様に帯電された感光体14Cは、書き込み手段たるレーザ光出射装置12Cによる露光により、シアン光像の潜像を形成し、現像装置16Cにより現像して顕像を形成する。給紙コロ18により給紙部19、例えば2つの給紙カセットの何れかから供給される転写紙は、レジストローラ20により先端を揃えられタイミングを合わせて転写ベルト21に送られる。転写ベルト21により搬送される転写紙は、それぞれ、顕像を形成された感光体14Bk,14C,14M,14Yに順次送られ、転写チャージャ17の作用下で顕像を転写される。転写された転写紙は、定着ローラ22により定着され、排紙ローラ23により排紙される。尚、転写紙は、転写ベルト21に静電吸着されることにより、転写ベルト21の速度で精度よく搬送することができる。
【0032】
図2は本実施例に係る画像形成装置のシステムブロック図である。システムコントローラ31は、スキャナー1、画像処理部2、プリンタ3の各モジュールを制御する。その制御内容としては、操作パネル32の表示制御、及びキー入力処理、操作パネル32にて設定されたモードに従って、スキャナー1、プリンタ3へのスタート信号、変倍率指定信号の送出、画像処理部2への画像処理モード指定信号(色変換、マスキング、トリミング、ミラーリング等)の送出、各モジュールからの異常信号、動作状態ステイタス信号(Wait,Ready,Busy,Stop 等)による、システム全体のコントロール等を行なう。
【0033】
スキャナー1は、システムコントローラ31からのスタート信号により指定された変倍率に合った走査速度で原稿を走査し、原稿像をCCD等の読み取り素子で読み取り、R,G,B各8bit の画像データとして、画像処理部2からのS−LSYNC(水平同期信号)、S−STROBE(画像クロック)、及びFGATE(垂直同期信号)に同期して、画像処理部2へ送る。
【0034】
画像処理部2はスキャナー1から送られたR,G,B各8bit の画像データにγ補正、UCR(下色除去)、色補正等の画像処理を施し、Y,M,C,Bk各3bit の画像データに変換し、プリンタ3へ送る。またシステムコントローラ31からの指令により、変倍処理、マスキング、トリミング、色変換、ミラーリング等の編集処理を行なう。
また、Y,M,C,Bkの画像データをプリンタ3の感光体ドラム間隔分だけずらして出力するためのバッファメモリを有している。
【0035】
プリンタ3は、画像処理部2からP−LSYNC(水平同期信号)、P−STROBE(画像クロック)に同期して送られたY,M,C,Bk各3bit の画像データに従って、各レーザ光出射装置12Y,12M,12C,12Bkを変調し、電子写真プロセスにより、転写紙上に複写画像を得る。
【0036】
以上、本発明が適用されるカラー複写機の構成・動作について説明したが、次に本発明の実施例について述べる。
図3は本発明の一実施例を示す図であって、(a)は転写ベルト部の概略正面図、(b)は転写ベルト部を上方から見た時の概略例を示す上面図である。尚、転写ベルト部の基本構成は図1と同様であるが、説明の都合上、ベルトの進行方向が逆になっており、従って、図1とは転写紙の給紙部と排紙部の位置関係が逆になっている。
【0037】
図3において、転写ベルト21は、転写ベルト搬送ローラ25によって支持され、ベルト進行方向に移動して転写紙を搬送する。また、クリーニングユニット26により転写ベルト21上に付着したトナーを除去する。転写ベルト21、転写紙の搬送経路中には、測定パターンの位置を測定するためのスリット27aを有するスリット部材27が、転写ベルト21に近接して設けられている。図3の例では、搬送ローラ25上に設けてあるが、転写後のトナー像を検出可能な転写ベルト上であれば、上記以外の場所でもかまわない。しかし、搬送ローラ上で検出した方が、スリットと転写紙、または転写ベルト上の被測定パターンとの距離が一定に保たれ、精度の良い測定が可能である(他の場所では、ベルトの弛み等により、距離が変動し易く、誤差が生じやすい)。
【0038】
上記スリット部材27は測定用パターンのライン幅(本例では、0.1mm程度のライン)と同程度の幅LS の穴(スリット)27aを開けられた金属板であり、スリット27aのエッジ部の反射の影響を防止するため、なるべく薄い金属板(0.05〜0.2mm程度)が用いられ、適当な反射防止のための塗装が施される。
副走査方向の各色ズレの測定のように、反射型センサを単独でしか用いない場合はスリットは1つであるが、各色の傾き、書き出し位置、倍率等を測定する場合には、複数個のセンサを必要とする。この場合には、独立に配置されたスリットを個別に配置すると、それぞれの位置関係を正確に配置しなければならず、高精度な調整を必要としコスト高となる。そこで本発明では、複数の反射型センサを用いる場合には、各センサに対応したスリット27a(幅LS(≒0.1mm))を、図3(b)、図4、あるいは図5に示すように、同一のスリット部材27に形成し、各スリット間隔(図4のL1,L2等)を部品寸法で正確に配置し、無調整化を図っている。尚、図5の例は、主走査位置の測定用パターンに対応したスリット27aに加えて、副走査位置の測定用パターンに対応したスリット27bも設けたものである。
【0039】
尚、スリット部材27は金属板だけでなく、図6のように、ガラス基板や、フィルム上にフォトエッジング処理や、印刷処理にて作成されても良い。
スリット部材27は、図示しない他の剛性の高い部材に取り付けられ、図示しない転写ベルトとの位置決め部材によって距離を一定に保って配置されている。また、測定時以外の実画像形成時は、トナー飛散による汚れを防止するため、転写ベルト近傍から接離、待機可能な構成となっていても良い。
【0040】
次に、主走査方向の倍率、書き出し位置の測定の場合には、図3(b)及び図4の例のように、スリット27aは感光体方向に概ね直角に配置されている。各々のスリットは、図3(a)に示すような照明光源28によって、ある角度をもって照明され、集光レンズ30によって照明効率を上げている。照射面の反射光は、受光センサ29によって検出され反射光量の変化を検出する。ここで、受光センサ29は、照明光源28からの直接反射光が入らないように、入射光線の入射角と異なる角度で配置されている(スリット部材27の、スリット27a以外の領域からの反射光の影響を受けず、S/N比の高い測定が行なえる)。
【0041】
この照明手段は、図7のように、別の場所に設けられた光源から、光ファイバー等によって導かれて、スリットを照明しても良い(少スペース化が図れる)。
また、集光レンズ30は、一方方向にのみ屈折率をもつシリンドリカルレンズのようなものでも良く、スリットの長手方向の長さは、スリット面上の投光面積内に入るように設定されている(図16参照)。また、図8のように、シリンドリカルレンズによって投光部を楕円とした方が、円形の場合よりスリット部への照明効率が向上する。
【0042】
次に、図9に本発明の画像形成装置における書き込み電装系の全体構成の概略をブロック図で示す。
CLK発生回路は、図10の例のように、位相ロックループ(PLL)を用いて、クロック周波数を可変可能となっており、主走査方向の倍率を調整する。CPUからクロック周波数補正値(Δn)が分周器に送られることにより、出力クロックは基本周波数f0 の(n+Δn)倍の出力が得られ(nは初期(設計)設定値)、Δnの値により出力周波数を調整することができる。位相比較器において、発振器(OSC)の出力f0 とPLL出力を(n+Δn)分周したものと比較(通常、EXOR型が用いられf0 とF/(n+Δn)の位相差分が出力される)し、その出力を低域透過フィルター(LPF)を介して電圧制御発振器(VCO)に入力する。このVCO出力は入力電圧に対して、出力周波数が変化する。このループにより、F≒(n+Δn)f0 に固定される。
【0043】
図11に同期検知回路の1例を示す。同期検知信号は遅延素子に入力され、複数の1ドット以下の位相のずれた信号を得、それらからCPUによって送られる、1ドット以下の書き出し補正値(ΔPS) に従って、セレクターによって選択することで1ドット以下の書き出し位置の補正が行なわれる。
次に、セレクターからの信号は、遅延回路に入力され、同期検知から書き出し位置までの距離の設計値(初期値)分の画素数の遅延(PL) と、CPUからの書き出し位置の補正値(ΔPL) 分の遅延を行なう。そして上記ΔPS ,ΔPL により、書き出し位置を可変としている。CLK選択回路では、CLK発生回路からの信号から上記同様、位相の異なる複数のクロックを発生し、同期検知信号と最も近いクロックが選択され、実際の書き込みに使用されるクロック(CLK)を出力する。
【0044】
次に、図12〜14を元に具体的な書き出し位置、倍率の測定及び調整の手順の一例を示す。この場合の例はスリットが書き出し位置Ss と書き終り位置Se の2個所に設けられ、同期検知位置を原点0としている(スリットは別の位置にあってもかまわない)(図12−(1))。
この時の同期検知位置0から最初のスリットSs までのクロック数,走査画素周波数の初期設定(設計)値をそれぞれNs0,F0(Hz)とし、ビームの走査速度,スリットSs からSe までの距離(Ss,Se間のクロック数)をそれぞれV(mm/s),Ne0(=一定)とする。上記条件の測定パターンが図9のパターン発生回路により発生され、各色毎に書き込まれる。これは各色同様なので、以下では一色のみについて説明する。
【0045】
書き込み位置誤差等がなければ、図12−(2)のように測定パターン(χ10,χ20)が各スリット(Ss,Se)上に形成される。しかしながら実際には多数の誤差が有り、図12−(3)のように測定パターン(χ11,χ21)がスリット(Ss,Se)に対してずれた位置に形成されることになる。この例の場合は、書き出し位置が同期検知位置側にずれており、倍率も小さい例(測定パターン間距離<Ne0)を上げている(他の場合でも一般性は失われない)。
そこで第1に図11のΔPL ,ΔPS を変更することにより、図12−(4)のように書き出し位置を一方(ここでは+側)にずらしながらパターンを作成し、そのスリットを介した反射光量を受光センサによりサンプリングする(図13:図12−(4)によるセンサ出力とその微分値)。この出力はノイズを低減するために適時平均化、平滑化処理、補間処理が行なわれても良い。図13に示す例では反射光の検出出力の最小位置がパターンの測定位置となるが、この場合、図13のように微分処理が行なわれ、その時の0クロス点のΔPL1,ΔPS1を記憶し、この時の書き出し位置までのクロック数をNs1(=Ns0+ΔPL1+ΔPS1)とする。この時の測定パターンχ12の位置は、図14−(1)に示すようにSs に一致し、各測定パターンの位置は、
χ12=(V/F0)Ns1=Ss
χ22=(V/F0)Ne1 (Ne1=Ns1+Ne0)
となる。
【0046】
次に、図10のクロック周波数補正値Δnを変化させ(この例では周波数が下がって倍率を大きくする方向)、上記と同様にSe 側の反射光の微分値が0クロスした時の周波数F1 を記憶する。この時の測定パターンχ23の位置はSe に一致する。この時の各測定パターンの位置は図14−(2)に示すように、
χ13=Ns1・V/F1
χ23=Ne1・V/F1=Se
となり、各パターン間距離LS1は、
LS1=χ23−χ13=(Ne1−Ns1)・V/F1
となる。
ここで、スリット間隔をLS0とすれば、測定パターン間隔をスリット間隔に合わせるための周波数(倍率)F2 は、
F2=(LS1/LS0)・F1
により求まる。
【0047】
周波数をF2にした場合の測定パターンの位置(χ14,χ24)を図14−(3)に示す。この時の書き出し位置のSs に対するズレ量ΔDは、
χ14=V・Ns1/F2
であるから、
ΔD=V・Ns1(1/F2−1/F0)
となり、ΔDを補正するための位相を含めたクロック数Ns2は、
Ns2=Ns1(1−F2/F0)
であり、最終的に書き出し位置をSs に合わせるための書き出しクロック数Ns3は、
Ns3=Ns1・F2/F0
によって求められる。
【0048】
この時の測定パターンの位置(χ15,χ25)は図14−(4)に示すようになり、各測定パターンの位置を正確にスリットの位置(Ss,Se)に合わせることができる。
また、他の色のトナーについても同様にしてスリットの位置に測定パターンの位置を合わせることで、全色の書き出し位置と倍率を合わせることができる。従って、色ズレの無い良好な画像が得られる。
【0049】
尚、別の調整手段の例として、書き出しクロック数または周波数のみを変化させてパターン位置の測定を行ない、周波数、書き出し位置が決定されても良い。また、これらの調整は、コピー枚数や機内の温度上昇等に応じて適時行なわれる。また、本実施例は、書き出し位置、倍率の調整であるが、副走査方向の場合のズレも図5に示したスリットを用いて正確に測定し、調整することが可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の画像形成装置においては、測定パターンのライン幅と同程度の幅のスリットを設けたことで、検出波形をシャープにし、正確な位置検出及び補正を行なうことができる。従って色ズレの無い良好な画像を得ることが可能となる。
【0051】
そして請求項1の画像形成装置においては、スリットを同一部材に複数個設けることで、絶対的な倍率及び位置に対する各色のズレを検出することができ、相対的なずれではなく正確な倍率調整ができる。
【0052】
尚、上記画像形成装置においては、スリットの長手方向と概ね平行なライン状の測定パターンを形成することで検出波形がシャープになり、位置検出精度の向上が図れる。
【0053】
請求項2の画像形成装置においては、スリットを感光体長手方向と概ね直角に配置し、測定パターンをスリット長手方向と概ね平行にし、クロック、書き出し位置を変化させ、スリット上を測定パターンを移動させることで、主走査方向の各スリットの絶対寸法に対する倍率及び、書き出し位置を正確に測定し、この結果に基づいて書き出し位置、クロックを補正することにより、ズレの無い良好な画像を得ることができる。
【0054】
請求項3の画像形成装置においては、反射光もしくは透過光の検出出力の最大位置または最小位置(検出信号(波形)を微分すれば、0クロス点が最大または最小位置となる)をパターンの測定位置とすることで、従来のような2値化に伴う誤差を発生させず、常に測定パターンの中央値を検出し正確な位置検出を行なうことができる。
【0055】
請求項4の画像形成装置においては、スリットに対する各色のズレを、書き込みクロック、書き出し位置を変更することによって補正することができ、低コストで良好な位置合わせが行なえ、色ズレの無い良好な画像を得ることができる。
【0056】
請求項5の画像形成装置においては、スリットを照明する光源の発光波長が、少なくとも各色トナーと補色関係にあるスペクトルを有することで、全てのトナーに対する位置検出を精度良く行なうことができる。
【0057】
請求項6の画像形成装置においては、位置検出が行なわれる以前に、スリットを介して非画像部とベタ部の反射もしくは透過光量を測定し、適切に照明光量や受光部のゲインを自動的に調整することで、検出出力のS/N比を向上させ位置検出精度の向上を図ることができる。また、このゲイン調整を定期的に行なうことで、トナー飛散や照明部の光量低下、転写ベルトの汚れ等による、経時的な変化にも強く、高精度な位置検出を維持することができる。
【0058】
請求項7の画像形成装置においては、スリット近傍に集光レンズもしくは集光板を配置して効率良く光を集め、投光部の照度を増やし、反射光量のS/N比を高めることによって、検出精度の向上を図ることができる。
【0059】
請求項8の画像形成装置においては、反射型センサの投光位置及びスリットの位置を転写ベルトの搬送ローラ上とすることで転写ベルトの弛みによる影響を低減し、転写ベルトの少なくとも検出部を無色透明、搬送ローラを白色拡散面とすることで、特に黒トナーに対するS/N比を向上させ、検出精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルカラー画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の制御系の一例を示すシステムブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図であって、(a)は転写ベルト部の概略正面図、(b)は転写ベルト部を上方から見た時の概略例を示す上面図である。
【図4】本発明の実施例の説明図であって、スリットの配置と測定用パターンの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施例の説明図であって、スリットの配置と測定用パターンの別の例を示す図である。
【図6】本発明の実施例の説明図であって、スリット部材の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施例の説明図であって、照明手段の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施例の説明図であって、照明手段による投光部形状の一例を示す図である。
【図9】本発明の画像形成装置における書き込み電装系の全体構成の概略を示すブロック図である。
【図10】図9に示す書き込み電装系におけるCLK発生回路の一例を示すブロック図である。
【図11】図9に示す書き込み電装系における同期検知回路の一例を示すブロック図である。
【図12】本発明による画像形成装置における具体的な書き出し位置、倍率の測定及び調整の手順の一例を示す図であって、(1)は同期検知位置に対するスリット位置を示す図、(2)は誤差が無い場合の測定パターン位置を示す図、(3)は誤差が有った場合の測定パターン位置を示す図、(4)は書き出し位置をずらしながら測定パターンを形成する例を示す図である。
【図13】図12の(4)の書き出し位置をずらしながら測定パターンを形成した時のセンサ出力とその微分値を示す図である。
【図14】図12に示す書き出し位置、倍率の測定及び調整の手順の続きを示す図であって、(1)は図13に示す微分値が0クロスした時の測定パターン位置を示す図、(2)は周波数をずらして書込終了側の測定パターン位置をスリット位置に合わせた時の測定パターン位置を示す図、(3)は測定パターン間隔を補正してスリット間隔に合わせた時の測定パターン位置を示す図、(4)は書き出し位置及び倍率のずれ量を補正した時の測定パターン位置を示す図である。
【図15】従来技術の説明図であって、(a)は従来の反射型センサにおける測定ラインパターン位置の検出方法を示す図、(b)は従来のセンサ出力の一例を示す図である。
【図16】本発明による検知方法の説明図であって、(a)は本発明における反射型センサとスリットを用いた測定ラインパターン位置の検出方法を示す図、(b)は本発明におけるセンサ出力の一例を示す図である。
【図17】従来技術の説明図であって、(a)は反射型センサにおける投光部の光量分布と測定ラインパターンとの関係の説明図、(b)は(a)に示す光量分布の時のセンサ出力を示す図である。
【符号の説明】
12Y,12M,12C,12Bk:レーザ光出射装置(書き込み手段)
13Y,13M,13C,13Bk:記録装置
14Y,14M,14C,14Bk:感光体
15Y,15M,15C,15Bk:帯電チャージャ
16Y,16M,16C,16Bk:現像装置(顕像手段)
17Y,17M,17C,17Bk:転写チャージャ
21:転写ベルト
24:従動ローラ
25:転写ベルト搬送ローラ
26:転写ベルトクリーニングユニット
27:スリット部材
27a,27b:スリット
28:照明光源
29:受光センサ
30:集光レンズ
Claims (8)
- 複数の感光体と、それぞれの感光体に異なった色の情報を書き込む書き込み手段と、書き込まれた情報を顕像化する顕像手段を有し、各感光体上の顕像を順次、転写ベルト上を搬送される転写紙に転写して、カラー画像を得る画像形成装置であって、転写ベルトもしくは転写紙上に各色毎に測定用パターン画像を作成し、それぞれの位置を測定することによって各色のずれを補正する手段を備え、転写ベルトもしくは転写紙の移動経路中に、上記測定パターンのライン幅と同程度の幅のスリットを有するスリット部材を少なくとも1個有する構成の画像形成装置において、
上記スリットを感光体長手方向に複数個有し、該複数のスリットが同一部材に形成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 複数の感光体と、それぞれの感光体に異なった色の情報を書き込む書き込み手段と、書き込まれた情報を顕像化する顕像手段を有し、各感光体上の顕像を順次、転写ベルト上を搬送される転写紙に転写して、カラー画像を得る画像形成装置であって、転写ベルトもしくは転写紙上に各色毎に測定用パターン画像を作成し、それぞれの位置を測定することによって各色のずれを補正する手段を備え、転写ベルトもしくは転写紙の移動経路中に、上記測定パターンのライン幅と同程度の幅のスリットを有するスリット部材を少なくとも1個有する構成の画像形成装置において、
上記スリットは、感光体の長手方向に概ね直角に配置されており、該スリットを照明する照明手段を有し、該照明手段により上記スリットを照明し、書き込みクロックを変化させながら反射光もしくは透過光を検出することにより、各スリットに対する主走査方向の各色のずれを測定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、上記反射光もしくは透過光の検出出力の最大位置または最小位置をパターンの測定位置とすることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2または3記載の画像形成装置において、上記測定された各色のパターン位置に応じて各色の書き込みクロック及び画像書き出し位置を決定することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、上記スリットを照明する照明手段の発光波長は、少なくとも使用される色トナーの主波長のスペクトルと補色関係にある色のスペクトルを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、測定用パターン発生手段は、各色のベタを作成する手段も有し、スリットを介してベタ部及び非画像部の反射光もしくは透過光を検出し、その結果に基づいて照明手段の光量もしくは受光部のゲインを可変とすることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、上記照明手段とスリットまでの間に、照明光をスリット近傍に集光させるための集光レンズを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置において、上記パターンの検出位置は、転写ベルトを搬送するための搬送ローラ上とし、搬送ローラの色は少なくとも検出部は白色とし、転写ベルトは無色透明とすることを特徴とする画像形成装置。
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1994
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