JP3598814B2 - 変速操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に、自動車の自動変速機のシフト装置で、特にマニュアル操作機能を備えた変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の変速操作装置としては、図9又は図10に示す特開平3−89065号公報に記載されているようなものが知られている。
【0003】
このようなものでは、自動変速機の機能にマニュアル操作感覚を加えて、A/Tモード(自動変速モード)におけるDレンジ(ドライブレンジ)からマニュアルモードに移行させることにより、運転者が手動により変速段を任意にシフトアップさせたり或いはシフトダウンさせて、所望の変速段を選択できるようにしたものがある。
【0004】
まず、構成を説明すると、車両のフロアパネルに乗員室内上方へ向けて突設形成されたセンタシャフトトンネル部1には、変速装置2のハウジング3が、固定されている。
【0005】
このハウジング3には、ベースブラケットとしての一対の左,右側面部ポジションプレート3a,3bが設けられて、車幅方向断面形状が、上方を開放して略ハット状を呈するように構成されている。
【0006】
これらの左,右側面部ポジションプレート3a,3b間には、回動軸4が軸支されている。この回動軸4には、シフトレバー5及び連行部材6が、車両前後方向に沿うシフト方向へ回動可能に支持されていると共に、オートマチックトランスミッションに接続される伝達レバー12及びケーブル等が、前記左側面部ポジションプレート3a側端縁部に連結されていて、少なくとも駐車選択レンジ及び駆動選択レンジとを有するA/Tモードから一つの選択レンジを選択可能となるように構成されている。
【0007】
また、このシフトレバー5は、軸部材7によって、このシフト方向と略直交する方向であるセレクト方向へも傾倒可能に構成されている。前記連行部材6は、このシフトレバー基部5aの駆動選択レンジから離れる方向へ図9中二点鎖線で示すように傾倒させる前記右側面部ポジションプレート3b側と反対側に位置する左側面部ポジションプレート3a側に設けられている。この連行部材6には、ピン8を介してロック部材9が回転可能に軸支されている。
【0008】
このロック部材9は、爪部9a,9bが前記ピン8を挟んで略対称位置に設けられると共に、板バネ部材9cによって、図9中白抜き矢印に示す反時計廻り方向へ向けて付勢されている。
【0009】
そして、前記ハウジング3の左側面部ポジションプレート3aと、この連行部材6との間には、プレート10aを設けた固定部材10が、前記左側面部ポジションプレート3aと相対移動不能に装着されていて、このプレート10aに、前記ロック部材9を係止させる係止孔10bが形成されている。
【0010】
次に、この従来の自動変速機の変速操作装置の作用について説明する。
【0011】
このように構成された従来のものでは、シフトレバー5を図10に示すA/Tモード用長孔13内で、車両前後方向であるシフト方向へスライド移動させると、前記基部5aのロック部材9は、前記板バネ部材9の付勢力に抗して、基部5a下側面5bによって、前記爪部9bが押圧されて、前記ピン8を回転中心として回動し、図9中実線で示す様に略直立する。
【0012】
前記ロック部材9直立状態では、前記板バネ9c上端部9dが、前記連行部材6と協動すると共に、板バネ9c下端部9eが、前記回動軸4に形成される支承経路11と協動し、前記シフトレバー5の各レンジの選択は、このシフトレバー基部5aから、前記伝達レバー12及びケーブル等を介してオートマチックトランスミッションに伝えられることにより、シフトセレクト制御が行われる。
【0013】
次に、A/Tモード用長孔13のドライブレンジ13aに存在する前記シフトレバー5を、駆動選択レンジから離れる方向に、図9中二点鎖線で示すように傾倒させると、前記ロック部材9は、前記板バネ部材9cの付勢力によって、図中白抜き矢印に示すようにピン8を回動中心として回動して、マニュアルモード用開口14内にこのシフトレバー5が移動される。
【0014】
この際、前記板バネ9c上端部9dの前記連行部材6に対する協動及び、板バネ9c下端部9eの前記回動軸4に形成される支承経路11に対する協動が解除されると共に、前記爪部9aは、前記プレート10aの係止孔10bに挿入されて係止される。
【0015】
ドライブレンジ13aからのセレクト方向への傾倒で、図10に示すように、シフトレバー5は、マニュアルモード用開口14内で、プラススイッチ15と、マイナススイッチ16との間に位置する。このため、前記シフトレバー5の前記基部5aの下端部9e側面に回動を停止させる前記爪部9bを摺接させながら、このシフトレバー5をシフト方向に回動動作させることによって、前記プラススイッチ15或いはマイナススイッチ16を押圧することが出来る。
【0016】
従って、前記シフトレバー5のセレクト方向への傾倒により、前記伝達レバー12が、前記固定部材10に係止されて回動不能とした状態のまま、前記シフトレバー5を独立させてシフト方向へ回動させていわゆるマニュアル操作を行うことが出来る。
【0017】
なお、他のこの種のものとしては、特開平7−35224号公報等に記載されているようなものが知られている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の変速操作装置では、マニュアルモードへの移行時、前記伝達レバー12が設けられていない前記右側面部ポジションプレート3b側に向けて図9中二点鎖線で示す位置までシフトレバー5が、セレクト方向へ傾倒されて移動されると、傾倒された側と反対側に位置する空間に設けられた板バネ部材9cの付勢力によって、ロック部材9が回動されて係止孔10b内に爪部9aを係止させるようにしている。
【0019】
このように、前記ロック部材9は、前記板バネ部材9cのみの付勢力でピン9を回動中心として回動し、図9中二点鎖線で示すように係止孔10b内にその爪部9aを挿入するため、例えば、図10中白抜き矢印で示すように、前記シフトレバー5をA/Tモード用長孔13のニュートラルレンジ13bから、マニュアルモード用開口14のマイナススイッチ16方向へ向けてクイック操作したり、或いは、A/Tモード用長孔13の低速段レンジ13cから、マニュアルモード用開口14のプラススイッチ15方向へ向けてクイック操作する際に、前記ロック部材9の回動が遅れて、係止孔10b内に、爪部9aが挿入されない虞があった。
【0020】
また、マニュアルモードで走行中には、車体振動等で、前記ロック部材9が、前記板バネ部材9cの付勢力に抗して、図9中時計回りに前記ピン8を回動中心として回動し、係止孔10bから外れてしまう虞もあった。
【0021】
そこで、この発明は、マニュアルモード選択時に伝達レバーの係止を確実に行うことが出来て、シフトレバーを伝達レバーの回動から独立させてシフト方向へ移動可能とする変速操作装置を提供することを課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本願発明の請求項1に記載されたものでは、車体側に固定されたベースブラケットと、
該ベースブラケットに軸支される回動軸周りでA/Tモード用長孔のシフト方向に沿って回動し、駐車選択レンジ及び駆動選択レンジを有するA/Tモードから一つの選択レンジを選択可能であると共に、該A/Tモードの駆動選択レンジでは、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って前記駆動選択レンジ位置から離れる側に傾倒可能なシフトレバーと、
前記A/Tモード選択状態で、該シフトレバーの選択レンジを伝達してシフトセレクト制御を行わせる伝達レバーと、
前記シフトレバーを駆動選択レンジ位置から離れる側へ傾倒させることにより、前記シフトレバーを前記ベースブラケットに係止して前記伝達レバーのシフト方向への回動を停止させるロック機構とを備えた変速操作装置であって、
前記ロック機構は、前記シフトレバーが前記駆動選択レンジ位置から離れて傾倒した際に前記シフトレバーが近接する側のベースブラケットに設けられた側壁に形成された係止孔と、前記回動軸延設方向に沿ってスライド移動して該係止孔内へ挿抜可能に設けられる係止部材と、前記伝達レバーに固着されて該係止部材を摺動自在に収納するケースと、該係止部材を前記ケース内で前記シフトレバー方向へ付勢する付勢手段と、前記シフトレバーに一体的に形成されると共に、シフトレバーが駆動選択レンジ位置から離れる方向に傾倒した際には、該付勢手段の付勢力に抗して、前記係止部材のシフトレバー側の後端部を押圧し、該後端部の反対側の先端部を前記係止孔内へ突入させた状態で、しかも、該係止部材後端部を摺接させる摺接面部とを有することを特徴としている。
【0023】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記セレクト方向で且つ前記駆動選択レンジ位置から離れる側にシフトレバーを傾倒させると、ロック機構が、前記ベースブラケットに係止して該伝達レバーのシフト方向への回動を停止させる。
【0024】
前記伝達レバーは、前記シフトレバーが前記セレクト方向で且つシフトレバーの駆動選択レンジ位置から離れる側の傾倒側に設けられているので、該シフトレバーの傾倒による押圧力を用いて、該伝達レバーを係止させることが出来る。
【0025】
このため、マニュアルモード選択時に伝達レバーの係止を確実に行うことが出来て、シフトレバーを伝達レバーの回動から独立させてシフト方向へ移動可能とすることが出来る。
また、前記シフトレバーに一体的に形成された摺接面部が、シフトレバーが駆動選択レンジ位置から離れる方向に傾倒した際には、該付勢手段の付勢力に抗して、前記係止部材のシフトレバー側の後端部を押圧し、該端部の反対側の先端部を前記係止孔内へ突入させた状態のまま、該係止部材後端部を摺接させながら、該シフトレバーのシフト方向への回動を許容する。
このため、係止部材の先端部を、前記シフトレバーの傾倒によって発生する押圧力で前記係止孔内に保持し、該伝達レバーの係止を確実に行うことが出来ると共に、該シフトレバーを前記伝達レバーの回動から独立させてシフト方向へ移動可能として、例えば、マニュアルモード選択状態では、マニュアル操作を行うことが出来る。
【0029】
そして、請求項に記載されたものでは、前記ケースは、略断面ハット状に形成されて周縁に形成される鍔部を前記伝達レバーのシフトレバー側側面部に形成されたロッド孔周囲に固着させると共に、該ハット頭頂部にロッド挿通開口を形成し、前記係止部材は、先端部を前記ロッド孔から出没可能となるように該ケース内へ、軸方向に沿って摺動可能に収納されると共に、略中央部に環状のフランジ部を形成した略円柱形状を呈するピストンロッドから構成され、前記ピストンロッド後端部を前記ロッド挿通開口から前記シフトレバー方向へ突出させ、しかも、前記フランジ部を該開口周縁に押接する方向へ、前記付勢手段によって付勢した状態で、前記先端部が、前記ロッド孔内に没すると共に、前記シフトレバーのセレクト方向への傾倒によって、前記後端部が前記フランジ部を該開口周縁から離間させる方向へ押圧されて、ピストンロッドが摺動した状態で、前記ロッド孔から突出して、前記係止孔に係合する請求項記載の変速操作装置を特徴としている。
【0030】
このように構成された請求項記載のものでは、前記ピストンロッド後端部を前記ロッド挿通開口から前記シフトレバー方向へ突出させているので、前記摺接面部を該後端部に当接させることによって、前記シフトレバーのセレクト方向への駆動選択レンジから離れる方向への傾倒で、該ピストンロッドを該ケース内で、軸方向に沿って摺動移動させ、前記先端部が、前記ロッド孔内に没した状態から、突出して前記係止孔に係止される。
【0031】
該ピストンロッドの後端部は、該傾倒による押圧で、該先端部が前記係止孔に係止されたまま、前記摺動面部と摺接して、前記シフトレバーのシフト方向への回動が許容される。
【0032】
このため、クイック操作時に、従来のものに比して、係止不良が発生する虞を減少させることができると共に、走行中の車体振動にも影響されずに、係止が外れる虞がない。
【0033】
また、請求項に記載されたものでは、前記摺接面部は、前記シフトレバーの回動軸周りの回動方向に沿った略円弧状の摺接面本体片と、この摺接面本体片と略直交する補強片とを有して構成される各請求項1又は2記載の変速操作装置を特徴としている。
【0034】
このように構成された請求項記載のものでは、前記摺接面部は、前記シフトレバーの回動軸周りの回動方向に沿った略円弧状の摺接面本体片に対して略直交する補強片によって補強されているので、前記シフトレバーを傾倒させた際に、前記ロック機構の係止部材後端部を、付勢部材の付勢力に抗して押圧しても、変型等しない強度を確保できる。
【0035】
そして、請求項に記載されたものでは、前記シフトレバーが該A/Tモードに位置してシフト方向へ回動可能状態で、前記伝達レバーのシフト方向への回動を該シフト方向に協調させると共に、前記シフトレバーが前記駆動選択レンジから離れる側に傾倒された状態で、前記伝達レバーのシフト方向への回動を該シフトレバーのシフト方向への回動と独立させる係合手段を設け、前記ロック機構は、前記係合手段の位置に対してシフト方向に沿って縦列となる位置に設定される請求項1記載の変速操作装置を特徴としている。
【0036】
このように構成された請求項記載のものでは、前記ロック機構が、前記係合手段の位置に対してシフト方向に沿って縦列となる位置に設定されているので、セレクト方向の大きさを減少させることが出来る。
【0037】
また、請求項に記載されたものでは、前記摺接面部は、前記シフトレバーの回動軸周りの回動方向に沿うと共に、前記シフトレバー基部の駆動選択レンジ位置側から略円弧状を呈する摺接面本体と、該摺接面本体及び該シフトレバー基部からシフト方向に沿って延設されると共に、該摺接面本体から前記伝達レバー側に延設される補強片とによって、セレクト方向断面略L字状を呈して構成される請求項記載の変速操作装置を特徴としている。
【0038】
このように構成された請求項記載のものでは、前記摺接面部が、該摺接面本体から前記伝達レバー側に延設される補強片によって、セレクト方向断面略L字状を呈するように構成されているので、該摺接面部の強度を確保できると共に、摺接面本体を、シフトレバー基部の最も、駆動選択レンジ位置側に設けて、ロック機構のセレクト方向のストロークを所定量確保しつつ、セレクト方向の大きさの増大を抑制できる。
【0039】
また、前記シフトレバー基部に一体的に形成が容易な形状を呈し、更に確実な係止を得られると共に、成形型等の製造コストの増大を抑制できる。
【0040】
そして、請求項に記載されたものでは、前記シフトレバー基部に対して、シフト方向における前記摺接面部及び前記ロック機構の配設位置の反対側には、A/Tモードにシフトレバーが存在する際にシフト方向への回動が行われる際、又は、シフトレバーがA/Tモードの駆動選択レンジ位置から離れたマニュアルモードに存在する際の切換え操作の際、或いはシフトレバーを前記A/Tモード及びマニュアルモードとの間で切換える際に、節度感を付与するチェック機構を有している請求項1乃至5のうち何れか1項記載の変速操作装置を特徴としている。
【0041】
このように構成された請求項記載のものでは、節度感を付与するチェック機構が、前記シフトレバー基部に対して、シフト方向における前記摺接面部及び前記ロック機構の配設位置の反対側に設けられて、前記摺接面部及び前記ロック機構、前記シフトレバー、及び該チェック機構が、シフト方向に沿って縦列に並び、セレクト方向の大きさを増大させることなく、変速操作装置全体の大きさを小型化出来る。
【0042】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0043】
図1乃至図7は、この発明の実施の形態1を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0044】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1の変速操作装置では、車両AのフロアパネルBに乗員室C内上方へ向けて凸設形成されたセンタシャフトトンネル部1には、図3に示す様に金属製のアンダカバー20及び防塵用ゴムブーツ30を介して、変速装置のシフトレバー21を支持するベースブラケットとしての樹脂製ハウジング34が、固定されている。
【0045】
この樹脂製ハウジング34は、主に、側壁としての左,右側面部ポジションプレート34a,34bと、これらの左,右側面部ポジションプレート34a,34b間を接続する上面部34cとによって車幅方向断面略ハット状を呈するように構成されている。
【0046】
このうち、シフトレバー21が駆動選択レンジから離れて傾倒した際に、このシフトレバー21が近接する左側面部ポジションプレート34aの助手席側側面には、補強円形隆起リブ34dが形成されている。この補強円形隆起リブ34dの略中央位置には、後述するピストンロッドを挿通する係止孔34eが軸方向をセレクト方向に沿わせると共に、内外を貫通して形成されている。
【0047】
この樹脂製ハウジング34の上面部は、樹脂製のカバーパネル24によって覆われている。このカバーパネル24には、前記上面部34cに形成された上部開口34eに適合する位置に、シフト開口25が形成されている。
【0048】
このシフト開口25では、運転席側31に位置するA/Tモード側に、車両前後方向に沿ってA/Tモード用長孔26が形成されている。このA/Tモード用長孔26には、図2又は図3に示すように駐車選択レンジ26a及び駆動選択レンジ26b等が、車両前後方向であるシフト方向に並べられて設けられている。
そして、このA/Tモード用長孔26内でシフトレバー21をシフト方向に回動させてスライド移動させることにより、これらの駐車選択レンジ26a及び駆動選択レンジ26b等のうち何れか一つを選択可能に構成されている。
【0049】
このA/Tモード用長孔26のうち、駆動選択レンジ26b形成位置からは、このA/Tモード用長孔26に略直交して、交差するセレクト方向に前記シフトレバー21をスライド移動可能な横孔27が連設形成されている。また、このシフト開口25の助手席側32には、前記A/Tモード用長孔26に、この横孔27を介して連設すると共に、前記A/Tモード用長孔26と略平行なマニュアルモード用開口28が併設されている。そして、この横孔27内でシフトレバー21をセレクト方向に傾倒させてスライド移動させて、A/Tモード或いはマニュアルモードの何れかを選択可能となるように構成されている。
【0050】
また、前記樹脂製ハウジング34下面には、フランジ状の突起部34d,34dが、車幅方向に一対突設されている。この突起部34d,34dには、シフト方向回動軸としてのピン22aを挿通する軸孔34f,34fが形成されている。
【0051】
このうち、左側面部ポジションプレート34aには、概略凸形のスイッチ開口17が形成されていて、このスイッチ開口17の前後には、取り付けピン35,35が一組づつ突設されている。
【0052】
この取り付けピン35,35には、マニュアルモード選択状態におけるシフトセレクト制御用スイッチとしてのプラス(アップシフト)スイッチ15及びマイナス(ダウンシフト)スイッチ16が取り付けられている。
【0053】
これらのプラススイッチ15及びマイナススイッチ16には、駆動選択レンジD位置26bから離れ、マニュアルモード用開口28内にシフトレバー21をセレクト方向へ傾倒させたマニュアルモード選択状態において、前記シフトレバー21をシフト方向(車両前,後方向)へ回動させた場合に、後述するスイッチ操作片36の係合伝達部36bが当接して押圧可能な箇所に、金属製の当接片15a及び16aが設けられている。
【0054】
このスイッチ開口17の下方には、ポジションゲート18が設けられている。このポジションゲート18の上側側縁には、凹凸部18aが形成されていて、シフトレバー21基部両側面に貫通形成された上下方向の長孔21hから上下に摺動可能に突設されるポジションピン19をシフトポジションに応じて係合させるように構成されている。
【0055】
このシフトレバー21の基部21aは、車両前後方向に軸方向を沿わせて設けられたセレクト方向回動軸としての軸部材7a,及びナット部材7bを介して、継手部材23に対して前記シフト方向と略直交して交差するセレクト方向へ回動可能に軸支されると共に、この基部21aから略鉛直上方へ延設される筒状のレバー本体21bの上端部21jには、シフトボタン21dを出没可能に設けたシフトノブ21cが配設されている。
【0056】
このシフトボタン21dは、シフトレバー21空洞内に設けられたコンプレッションロッド19b及びキャップ19cを介して、前記ポジションピン19に連結されていて、スプリング19aの付勢力に抗して、前記ポジションピン19をこのシフトレバー21延設方向に沿う上下方向へ押し下げるように構成されている。
【0057】
また、この基部21aの傾倒側側面である助手席側側面21eには、前記スイッチ開口17内に、マニュアルモード選択状態で挿入されて、前記プラススイッチ15或いはマイナススイッチ16を押圧するスイッチ操作片36が、前記シフトレバー21のマニュアルモード用開口側方向である助手席側32へ向けて一体に突設されている。
【0058】
このスイッチ操作片36は、上方へ略L字状に折曲形成されて、前記シフトレバー21が、前記マニュアルモード選択状態で、後述する伝達レバー38と車幅方向位置で、重複する際、この伝達レバー38との係合が解除されるように、所定幅を有して上面略凹字状に形成された係合回避部の一部としての根元部36aが設けられている。
【0059】
このスイッチ操作片36には、この根元部36aから更に、助手席32側に向けて延設されて、上方へ略L字状に折曲形成された先端屈曲部としてのフック状の係合伝達部36bが設けられている。
【0060】
この係合伝達部36bの車両前後方向両側面には、一対の背向面部36c,36dが形成されている。
【0061】
また、シフトレバー21の基部21aのシフト方向後側面21fからは、後述するモード切替スイッチ37を作動させるモード選択突片21gが車両後方へ向けて、一体に突設されている。
【0062】
このシフト方向後側面21f上縁部には、摺接面部41を有する摺接面本体片42と、この摺接面本体片42と略直交する補強片43とを有して構成される押圧片40が一体的に形成されている。
【0063】
前記摺接面本体片42は、図1又は図3に示すように前記シフトレバー21のピン22周りの回動方向に沿った略円弧状を呈して、この摺接面本体片42が、シフトレバー基部21aの運転席側側面21hと略面一となる外側面を有するようにシフトレバー基部21aの最も、駆動選択レンジ位置側である運転席側側面21h寄りに設けられている。
【0064】
また、前記補強片43は、この摺接面本体片42の上縁部42a及び前記基部21aとの接合部40aから一体に、後述する伝達レバー38方向へ向けて延設されて、図4に示すように、前記摺接面本体片42と共に、セレクト方向断面略L字状を呈するように構成されている。
【0065】
更に、シフト方向における前記摺接面部41の配設位置の反対側に位置するように、このシフトレバー基部21aのシフト方向前側面21Iからは、チェック機構を構成するチェックボール支持柱21kが、車両前方へ向けて所定角度傾斜して上方へ突設されている。このチェックボール支持柱21kの上端には、バネ部材21mによって上方に付勢されるチェックボール21gが埋設されていて、図3に示すような前記樹脂製ハウジング上面部34cの裏面側に形成されるスライドチェック凹凸部34gに摺接されている。
【0066】
そして、これらのチェック機構により、A/Tモード用長孔26にシフトレバー21が存在する状態でシフト方向への回動が行われる際、又は、シフトレバー21がA/Tモード用長孔26の駆動選択レンジ位置から離れたマニュアルモード用開口28内に存在する状態で、シフト方向への回動を伴う切換え操作の際、或いはシフトレバー21を前記A/Tモード用長孔26及びマニュアルモード用開口28との間で、横孔27を通過して切換える際に、適度の節度感が与えられるように構成されている。
【0067】
前記継手部材23には、シフト方向回動軸孔23aが、車幅方向に沿って形成されている。このシフト方向回動軸孔23aには、前記軸孔34f,34fに挿通されるシフト方向回動軸としてのピン22aが、軸方向を車幅方向に沿わせて挿通されると共に、ストッパ22bによって、このピン22a先端が抜出不能となるように固定されている。そして、この継手部材23と共に、前記シフトレバー21の基部21aが、このピン22aを回動中心としてシフト方向である車両前後方向へ回動可能となるように軸支されている。
【0068】
また、この継手部材23内には、A/Tモード選択状態であるかマニュアルモード選択状態であるかを判別するモード切替スイッチ37が設けられている。
【0069】
そして、このモード切替スイッチ37に対して、マニュアルモード選択状態で、押圧してONとなるように、図1中二点鎖線で示す位置まで、前記モード選択突片21dが、この継手部材23内に挿入されている。
【0070】
前記ピン22は、更にA/Tモード選択状態で、シフトレバー21のシフトポジションを伝達して、シフトセレクト制御を行わせる伝達レバー38の下部回動軸孔38aへ、挿通されている。この伝達レバー38は、前記継手部材23及び前記シフトレバー21の基部21aよりも車両進行方向左側である助手席32側で、セレクト方向で且つ前記シフトレバー21の駆動選択レンジD位置から離れる側の傾倒側に位置して、このピン22を回動中心としてシフト方向に回動自在となるように軸支されている。
【0071】
この伝達レバー38は、略扇状に形成されて、略中央部には前記スイッチ操作片36が、挿入される挿入開口38bが形成されている。この挿入開口38bは、前記マニュアルモード選択状態で、挿通される前記スイッチ操作片36の根元部36aが、シフト方向へ沿って移動可能となるように、シフト方向に沿って、この根元部36aの幅よりも大幅に設定された所定幅を設けて拡がった長孔を有し、この長孔によって係合回避部の一部としてのシフト方向長孔が構成されている。尚、この実施の形態1では、この挿入開口38bには、このスイッチ操作片36よりも、前記下部回動軸孔38a側に前記ポジションピン19が挿通されて、このポジションピン19の回避用としても利用されるため、この長孔に連続して、前記下部回動軸孔38a方向にも前記長孔が拡開され、弧に相当する部分を前記シフト方向長孔とする側面視略扇状に形成されている。
【0072】
この挿入開口38bの上縁部38cの傾倒側側面略中央位置には、前記係合伝達部36bが、前記A/Tモード選択状態である際、近接することにより係合すると共に、前記マニュアルモード選択状態で、離反して抜出されて、係合が解除されるように助手席32(マニュアルモード用開口)側を前記シフトレバー21側に向けて凹ませる係合手段の一方としての係合凹部38dが形成されている。
【0073】
この係合凹部38dには、底部38f,及びセレクト方向に所定幅を有して延設されてシフト方向に一対、対向並設される前側当接片部38gと後側当接片部38hとを有し、上面視略ハット状を呈するように連結されている。このうち、前側当接片部38g及び後側当接片部38hによって、前記A/Tモード選択状態で、前記係合伝達部36bの前記各背向面部36c,36dと各々対向して係合する対向面部が構成されている。
【0074】
そして、この係合凹部38dでは、開放側を前記マニュアルモード用開口側である助手席32配設方向とすることにより、前記係合伝達部36bをセレクト方向に挿抜可能として、前記係合伝達部36bのシフトレバー21側の側面36eと、この底部38fの助手席32側の側面38iとが対向位置で近接、離反されるように構成されている。
【0075】
また、前記底部38fには、前記シフトレバー21を、マニュアルモード用開口28側に傾倒している状態からA/Tモード用長孔26側に戻す際の衝撃を吸収する衝撃吸収手段としてのストッパ部材39が設けられている。
【0076】
このストッパ部材39は、軟質樹脂製で、前記底部38fに設けられたストッパ嵌着孔38eに嵌着されている。そして、前記係合凹部38dに、前記係合伝達部36bが係合している状態で、前記係合伝達部36bの運転席31側の側面36eが、このストッパ部材39に当接する様に構成されている。
【0077】
更に、この伝達レバー38の下部回動軸孔38a近傍には、図示省略のケーブル等を介してオートマチックトランスミッションと接続されるレバー部材38jが設けられていて、この伝達レバー38の回動をオートマチックトランスミッションに伝達するように構成されている。
【0078】
そして、この伝達レバー38の上縁部38cには、図5に示すように、前記係合凹部38dよりも、車両前後方向後方位置で、シフト方向に沿って縦列となる位置に、ロック機構の係止部材としてのピストンロッド50が、設けられている。 このピストンロッド50は、前記ピン22a延設方向に沿って摺動自在となるように、上縁部38cに固着されるケース51内に収納されている。このケース51内には、シフトレバー21基部21aに形成された前記摺接面部41方向へ付勢する付勢手段としてのバネ部材53が、一端部53aを伝達レバー38のシフトレバー側側面部38kに当接させて収納されている。
【0079】
前記ケース51は、略断面ハット状に形成されて周縁に形成される鍔部51aが、前記伝達レバー38のシフトレバー側側面部38kに形成されたロッド孔38m周囲のビス孔38n,38nに、前記ビス52,52を用いて螺合されて固着されると共に、ハット頭頂部51bにロッド挿通開口51cが形成されている。
【0080】
また、前記ピストンロッド50は、略円柱形状を呈して、先端部50aを前記ロッド孔38mから出没可能となるように、軸方向に沿って摺動可能に収納されると共に、略中央部に環状のフランジ部50bが形成されて、前記バネ部材53の他端部53bを当接させている。
【0081】
更に、このピストンロッド50の後端部50cは、軸方向に沿う摺動によって前記ロッド挿通開口51cから前記シフトレバー21の摺接面部41方向へ、出没可能に形成されていて、シフトレバー21が、図4中実線で示すA/Tモード用長孔26内にある起立状態では、前記フランジ部50bが、ロッド挿通開口51c周縁51dに押接する方向へ、前記バネ部材53によって付勢された状態となり、図4中実線で示すように、前記先端部50aが、前記ロッド孔38m内に没すると共に、このピストンロッド50の後端部50cを前記ロッド挿通開口51cから所定量突出させていて、前記シフトレバー21の駆動選択レンジ位置から離れるセレクト方向への傾倒によって、前記押圧片40が、このピストンロッド50を摺動させて前記樹脂製ハウジング34の側壁であるポジションプレート34aに形成された係止孔34e内に挿抜可能に構成されている。
【0082】
そして、図4中二点鎖線で示す位置まで、前記シフトレバー21を前記駆動選択レンジから離れる方向へ傾倒させると、前記摺接面部41が、シフトレバー側の前記後端部50cを、前記フランジ部50bをこの開口周縁51dから離間させる図中左方向へ押圧して、図4中二点鎖線で示す位置までピストンロッド50を摺動させて、前記バネ部材53が圧縮された状態となる。この状態で、この後端部50cの反対側の先端部50aが、前記ロッド孔38mから突出して、前記係止孔34e内に突入させて係合するように、前記摺動面部41から係止孔34eまでの距離と、前記ピストンロッド50の前,後端部50a,50c間の全長との関係が予め設定されている。
【0083】
しかも、この摺動面部41を有する摺動面本体片42は、略円弧形状を呈して、何れのシフトレバー21のシフト方向の回動角度であっても、前記回動中心であるピン22からの距離が略一定に保持されていて、前端部50a挿入状態で係止されて、伝達レバー38のシフト方向への回動が停止されていても、摺動面部41内で、このピストンロッド50の後端部50cを前記摺接面部41に当接させる箇所を移動させながら摺接し、押圧力を失うことなく、前記ピン22aを回動中心として回動可能となるように構成されている。
【0084】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0085】
この実施の形態1では、A/Tモード選択状態では、前記シフトレバー21が前記伝達レバー38から所定距離離間している。このA/Tモード選択状態でシフトレバー21を、A/Tモード用長孔26延設方向に沿うように、車両前後方向であるシフト方向へスライド移動させる。
【0086】
この際、図5又は、図6中実線で示すように前記基部21aから助手席32側へ突設形成されたスイッチ操作片36の係合伝達部36bが、前記伝達レバー38に形成された挿入開口38bに挿通されて、下方から上方へ向けて突設されるこの係合伝達部36bが、前記上縁部38cに形成された係合凹部38dの前側当接片部38g及び後側当接片部38h間に位置すると共に、底部38fのストッパ39に、シフトレバー21側の側面36eが、当接されて係合状態となっている。
【0087】
このため、シフトレバー21を車両前方へ回動させると、この係合伝達部36bの前側面36cが、前記前側当接片部38gに当接して面同士で押圧力を伝達する。また、シフトレバー21を車両後方へ回動させると、この係合伝達部36bの後側面36dが、前記後側当接片部38hに当接して面同士で押圧力を伝達する。前記伝達レバー38は、このシフトレバー21の回動に追従して、前記ピン22を回動中心としてシフト方向へ回動する。
【0088】
このように前記シフトレバー21が、図4中実線で示すA/Tモード用長孔26内にある起立状態では、前記フランジ部50bが、ロッド挿通開口51c周縁51dに押接する方向へ、前記バネ部材53によって付勢された状態となり、図4中実線で示すように、前記先端部50aが、前記ロッド孔38m内に没すると共に、このピストンロッド50の後端部50cを前記ロッド挿通開口51cから所定量突出させて、前記押圧片40の摺接面部41に接触されたまま、相対位置を変化させることなく、伝達レバー38は、シフトレバー21と協調してシフト方向へ回動する。
【0089】
従って、シフトレバー21の各レンジの選択は、前記伝達レバー38及び前記レバー部材38jに連結された図示省略のケーブル等を介して、オートマチックトランスミッションに伝えられることにより、シフトセレクト制御が行われる。
【0090】
次に、A/Tモード選択状態の駆動選択レンジであるドライブレンジ26bに存在する前記シフトレバー21を、前記横孔27に沿ってセレクト方向へ回動させて、ドライブレンジ26b位置から離間する方向の助手席側32に傾倒して、このシフトレバー21を、前記伝達レバー38に近接させて前記マニュアルモード用開口28の中立位置までスライド移動させ、マニュアルモード操作選択状態とする。
【0091】
この際、前記スイッチ操作片36は、前記挿入開口38bに挿入されたまま、図7に示すように、前記底部38fから離反し、前記スイッチ開口6から助手席32側に前記係合伝達部36bが突出すると共に、前記根元部36aが、車幅方向で、前記伝達レバー38と重複する位置に来て、前記背向面部36c,36dと、前,後側当接片部38g,38hとの係合が解除される。
【0092】
この時、前記根元部36aは、シフト方向に所定の幅を有して拡がった前記挿入開口38b内に位置するので、前記伝達レバー38と拘わりなく、シフト方向への回動が許容される。前記係合伝達部36bの前記背向面部36c,36dは、図5中二点鎖線で示すように、前記プラススイッチ15と、マイナススイッチ16との間に位置するので、前記マニュアルモード用開口28内で前記シフトレバー21をシフト方向へ回動させることによって、前記プラススイッチ15の当接片15a或いはマイナススイッチ16の当接片16aを押圧することが出来る。
【0093】
例えば、前記シフトレバー21を、車両前方であるプラス方向へ移動させれば、前記係合伝達部36bの前面部36cによって、前記当接片15aが押圧されて、前記オートマチックトランスミッションのシフトセレクト制御によるシフトアップが行われる。
【0094】
また、前記シフトレバー21を、車両後方であるマイナス方向へ移動させれば、前記係合伝達部36bの後面部36dによって、前記当接片16aが押圧されて、前記オートマチックトランスミッションのシフトセレクト制御によるシフトダウンが行われる。
【0095】
このマニュアルモード選択状態では、前記スイッチ操作片36は、挿入開口38bから助手席32方向へ挿通されて、前記根元部36aが、車幅方向で、前記係合凹部38dと重複する位置に来ている。
【0096】
しかも、前記セレクト方向で且つ前記駆動選択レンジ位置から離れる側にシフトレバー21を傾倒させると、前記ロック機構が、前記樹脂製ハウジング34に係止してこの伝達レバー38のシフト方向への回動を停止させる。
【0097】
即ち、ピストンロッド50の後端部50cをロッド挿通開口51cから前記シフトレバー21の押圧片40方向へ突出させているので、前記摺接面部41をこの後端部50cに当接させることによって、前記シフトレバー21のセレクト方向への駆動選択レンジ26bから離れる方向への傾倒で、このピストンロッド50をこのケース51内で、軸方向に沿って図5中左方向へ摺動移動させる。この摺動移動により、前記先端部50aが、前記ロッド孔38m内に没した状態から、突出して前記係止孔34eに係止される。
【0098】
マニュアルモード選択状態におけるピストンロッド50の後端部50cは、この傾倒による押圧で、先端部50aが前記係止孔34eに突入されて係合された状態のままであるので、シフト方向への移動が行われない。このため、シフトレバー21の回動によって、シフト方向へ移動する前記摺動面部41に対しては、この後端部50cの後端面を摺接させて、略円弧状に形成された摺接面部41内でシフト方向に沿って相対移動し前記シフトレバー21のシフト方向への回動が、伝達レバー38から許容される。
【0099】
このため、クイック操作時に、従来のものに比して、係止不良が発生する虞を減少させることができると共に、押圧片40によって押圧されたままマニュアルモード選択状態でシフト方向への前記マニュアルシフト操作が行えるので、走行中の車体振動にも影響されずに、係止が外れる虞がない。
【0100】
このように、前記伝達レバー38が、前記シフトレバー21に対して前記セレクト方向で且つシフトレバー21の駆動選択レンジ位置26bから離れる側の傾倒側である助手席側32に設けられているので、シフトレバー21の傾倒による押圧力を用いて、伝達レバー38に設けられたロック機構を用いて、同じく助手席側32に位置する左側面部ポジションプレート34aの係止孔34eに係止させることが出来る。
【0101】
また、前記伝達レバー38を前記シフトレバー21の車両進行方向左側に配設し、係合手段の係合凹部38d及びロック機構のケース51,ピストンロッド50等を、前記シフトレバー21と左側面部ポジションプレート34aとの間の空間を利用して設けているので、シフトレバー基部21aと、樹脂製ハウジング34の右側面部ポジションプレート34bとの間に、シフトレバー21がA/Tモードを選択している状態で形成される空間を狭く設定出来る。
【0102】
更に、この実施の形態1では、シフトレバー21の傾倒に必要な左側面部ポジションプレート34aとの間の空間を利用して設けられた係合手段の位置に対してシフト方向に沿って縦列となる位置にロック機構が、設定されているので、セレクト方向の大きさを減少させることが出来る。
【0103】
また、前記摺接面部41が、摺接面本体片42から前記伝達レバー38側に延設される補強片43によって、セレクト方向断面略L字状を呈するように構成されているので、摺接面部41の前記ピストンロッド50押圧に用いられる押圧力に対して、変型しない程度の所定の強度を容易に確保できる。更に、摺接面本体片42を、シフトレバー基部21aの運転席側側面21hと略面一となる外側面を有するように、最も、駆動選択レンジ位置側である位置に設けて、ロック機構のセレクト方向のピストンロッド50のストロークを所定量確保しつつ、セレクト方向の大きさの増大を抑制でき、装置全体、特に、車幅方向の小型化が図れるので、例えば、図6又は図7中二点鎖線で示すように、リヤヒータダクト、シフトロック機構34h又は、シフトポジションインジケータランプ34i等の配設位置の自由度が増大してスペース効率が良好である。また、スペース効率が良好となる分、運転席や助手席のシート幅の拡大が図れたり、又は、車幅の狭い車両にも適用出来る。
【0104】
次に、再び前記シフトレバー21が、マニュアルモード選択状態のドライブレンジからA/Tモード選択状態となるように、前記横孔27に沿って車幅方向右側に回動され、このシフトレバー21を前記伝達レバー38に対して、離間させると、前記係合伝達部36bのシフト側面36eが前記係合凹部38dの底部38fに近接して、係合凹部38dの前側当接片部38g及び後側当接片部38h間に、係合伝達部36bが位置し、前,後側当接片部38h,38hと、前記背向面部36c,36dとを各々対向させる係合状態へ移行する。
【0105】
このとき、前記ロック機構のピストンロッド50は、前記バネ部材53の付勢力で先端部50aを前記係止孔34eから抜出して、図5中右方向へ摺動移動し、実線で示す位置で前記フランジ部50bを前記ロッド挿通開口51cの周縁51dに押圧させて停止する。
【0106】
そして、この実施の形態1では、ロック機構の押圧片40及び係合手段の前記プラススイッチ15の当接片15a或いはマイナススイッチ16の当接片16aを押圧する役目を兼ねる係合伝達部36bを有するスイッチ操作片36が、前記シフトレバー21の基部21aのうち、シフト方向後側面21f及びマニュアルモード用開口側である助手席側側面21eの側面に一体に設けられているので、別途押圧部材又はスイッチ押圧片を個別に設ける必要が無く、成形が容易で、製造コストの増大が抑制される。
【0107】
しかも、前記押圧片40は、前記シフトレバー基部21aに一体的に形成が容易なセレクト方向断面略L字状形状を呈し、成形型等の製造コストの増大を抑制できる。
【0108】
また、この実施の形態1では、節度感を付与するチェック機構のチェックボール21nが、チェックボール支持柱21k内に配設されるバネ部材21mによって上方へ向けて付勢され、前記樹脂製ハウジング34内側面に設けられたスライドチェック凹凸部34gに当接されている。このため、A/Tモード用長孔26にシフトレバー21が存在する際にシフト方向への回動が行われる際、又は、シフトレバー21がA/Tモード用長孔26のドライブレンジ26b位置から離れたマニュアルモード用開口28内に存在する際のマニュアル操作に伴う切換え操作の際、或いはシフトレバー21を前記A/Tモード用長孔及びマニュアルモード用開口との間で、前記横孔27を通過させて切換える際に、節度感が付与される。
【0109】
このチェック機構は、前記シフトレバー基部21aに対して、シフト方向における前記摺接面部41及び前記ロック機構の配設位置の反対側に設けられて、シフト方向に沿って縦列に並んでいるので、セレクト方向の大きさを増大させることなく、変速操作装置全体の大きさを小型化出来る。
【0110】
【実施例】
図8は、この発明の他の実施例の変速操作装置を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については同一符号を附して説明する。
【0111】
この実施例の変速操作装置では、前記実施の形態1の押圧片40に代えて、形状を相違させる押圧片140を採用するものである。この押圧片140は、シフトレバー121の基部121aのシフト方向後側面121fからは、略扇形の摺接面本体片142が一体に延設されて形成されている。この摺接面本体片142には、前記伝達レバー38配設側にシフト方向へ沿う摺接面部141が、設けられている。
【0112】
また、この摺接面本体片142の裏面側略中央位置から、略直交するように補強片140が延設されていて、前記摺接面本体片142と共に、シフト方向断面形状が略T字形状を呈するように構成されている。
【0113】
このように構成された実施例の変速操作装置では、前記摺接面本体片142の摺接面部141によって、前記ピストンロッド50の後端部50cが押圧されると共に、シフト方向へのシフトレバー121の回動時に、前記伝達レバー38が、シフト方向への回動をピストンロッド50の係止により停止されていても、摺接させながら、先端部50aが前記係止孔34e内に突入するように押圧する。
【0114】
他の構成及び作用,効果については、前記実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0115】
以上、この発明の実施の形態1及び他の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1等に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0116】
例えば、前記実施の形態1では、マニュアルモード用開口28が、A/Tモード用長孔26よりも助手席32側に形成されているシフト開口25を採用しているが、特にこれに限らず、マニュアルモード用開口28を、A/Tモード用長孔26よりも運転席31側に形成してもよい。
【0117】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1記載のものによれば、前記セレクト方向で且つ前記駆動選択レンジ位置から離れる側にシフトレバーを傾倒させると、ロック機構が、前記ベースブラケットに係止して該伝達レバーのシフト方向への回動を停止させる。
【0118】
前記伝達レバーは、前記シフトレバーが前記セレクト方向で且つシフトレバーの駆動選択レンジ位置から離れる側の傾倒側に設けられているので、該シフトレバーの傾倒による押圧力を用いて、該伝達レバーを係止させることが出来る。
【0119】
このため、マニュアルモード選択時に伝達レバーの係止を確実に行うことが出来て、シフトレバーを伝達レバーの回動から独立させてシフト方向へ移動可能とすることが出来る。
【0120】
また、前記シフトレバーに一体的に形成された摺接面部が、シフトレバーが駆動選択レンジ位置から離れる方向に傾倒した際には、該付勢手段の付勢力に抗して、前記係止部材のシフトレバー側の後端部を押圧し、該端部の反対側の先端部を前記係止孔内へ突入させた状態のまま、該係止部材後端部を摺接させながら、該シフトレバーのシフト方向への回動を許容する。
【0121】
このため、係止部材の先端部を、前記シフトレバーの傾倒によって発生する押圧力で前記係止孔内に保持し、該伝達レバーの係止を確実に行うことが出来ると共に、該シフトレバーを前記伝達レバーの回動から独立させてシフト方向へ移動可能として、例えば、マニュアルモード選択状態では、マニュアル操作を行うことが出来る。
【0122】
そして、請求項に記載されたものでは、前記ピストンロッド後端部を前記ロッド挿通開口から前記シフトレバー方向へ突出させているので、前記摺接面部を該後端部に当接させることによって、前記シフトレバーのセレクト方向への駆動選択レンジから離れる方向への傾倒で、該ピストンロッドを該ケース内で、軸方向に沿って摺動移動させ、前記先端部が、前記ロッド孔内に没した状態から、突出して前記係止孔に係止される。
【0123】
該ピストンロッドの後端部は、該傾倒による押圧で、該先端部が前記係止孔に係止されたまま、前記摺動面部と摺接して、前記シフトレバーのシフト方向への回動が許容される。
【0124】
このため、クイック操作時に、従来のものに比して、係止不良が発生する虞を減少させることができると共に、走行中の車体振動にも影響されずに、係止が外れる虞がない。
【0125】
また、請求項に記載されたものでは、前記摺接面部は、前記シフトレバーの回動軸周りの回動方向に沿った略円弧状の摺接面本体片に対して略直交する補強片によって補強されているので、前記シフトレバーを傾倒させた際に、前記ロック機構の係止部材後端部を、付勢部材の付勢力に抗して押圧しても、変型等しない強度を確保できる。
【0126】
そして、請求項に記載されたものでは、前記ロック機構が、前記係合手段の位置に対してシフト方向に沿って縦列となる位置に設定されているので、セレクト方向の大きさを減少させることが出来る。
【0127】
また、請求項に記載されたものでは、前記摺接面部が、該摺接面本体から前記伝達レバー側に延設される補強片によって、セレクト方向断面略L字状を呈するように構成されているので、該摺接面部の強度を確保できると共に、摺接面本体を、シフトレバー基部の最も、駆動選択レンジ位置側に設けて、ロック機構のセレクト方向のストロークを所定量確保しつつ、セレクト方向の大きさの増大を抑制できる。
【0128】
また、前記シフトレバー基部に一体的に形成が容易な形状を呈し、更に確実な係止を得られると共に、成形型等の製造コストの増大を抑制できる。
【0129】
そして、請求項に記載されたものでは、節度感を付与するチェック機構が、前記シフトレバー基部に対して、シフト方向における前記摺接面部及び前記ロック機構の配設位置の反対側に設けられて、前記摺接面部及び前記ロック機構、前記シフトレバー、及び該チェック機構が、シフト方向に沿って縦列に並び、セレクト方向の大きさを増大させることなく、変速操作装置全体の大きさを小型化出来る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の変速操作装置で、要部の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の変速操作装置で、車両内乗員室から車両前方方向を見た構成を示す模式図である。
【図3】実施の形態1の変速操作装置で、全体の構成を説明する分解斜視図である。
【図4】実施の形態1の変速操作装置で、図5中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1の変速操作装置で、A/Tモード選択状態を示す図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1の変速操作装置で、A/Tモード選択状態を示す図5中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1の変速操作装置で、マニュアルモード選択状態を示す図5中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図8】実施の形態1の他の実施例の変速操作装置で、要部の斜視図である。
【図9】従来例の変速操作装置で、要部の断面図である。
【図10】従来例の変速操作装置で、カバー部材開口部の構成を説明する平面図である。
【符号の説明】
21,121 シフトレバー
21a,121a 基部
21h 運転席側側面(駆動選択レンジ側位置側側面)
22a ピン(回動軸)
25 シフト開口
26 A/Tモード用長孔
26a 駐車選択レンジ
26b ドライブレンジ(駆動選択レンジ)
28 マニュアルモード用開口
34 樹脂製ハウジング(ベースブラケット)
34a 左側面部ポジションプレート(側壁)
38 伝達レバー
38c 上縁部
38k シフトレバー側側面部
38m ロッド孔
ロック機構
34e 係止孔
40,140 押圧片
41,141 摺接面部
42,142 摺接面本体片
43,143 補強片
50 ピストンロッド
50a 先端部
50b フランジ部
50c 後端部
51 ケース
51a 鍔部
51b ハット頭頂部
51c ロッド挿通開口
51d 周縁
53 バネ部材(付勢手段)
チェック機構
21k チェックボール支持柱
21m バネ部材
21n チェックボール
34g スライドチェク凹凸部
係合手段
36 スイッチ操作片
38d 係合凹部

Claims (6)

  1. 車体側に固定されたベースブラケットと、
    該ベースブラケットに軸支される回動軸周りでA/Tモード用長孔のシフト方向に沿って回動し、駐車選択レンジ及び駆動選択レンジを有するA/Tモードから一つの選択レンジを選択可能であると共に、該A/Tモードの駆動選択レンジでは、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って前記駆動選択レンジ位置から離れる側に傾倒可能なシフトレバーと、
    前記A/Tモード選択状態で、該シフトレバーの選択レンジを伝達してシフトセレクト制御を行わせる伝達レバーと、
    前記シフトレバーを駆動選択レンジ位置から離れる側へ傾倒させることにより、前記シフトレバーを前記ベースブラケットに係止して前記伝達レバーのシフト方向への回動を停止させるロック機構とを備えた変速操作装置であって、
    前記ロック機構は、前記シフトレバーが前記駆動選択レンジ位置から離れて傾倒した際に前記シフトレバーが近接する側のベースブラケットに設けられた側壁に形成された係止孔と、前記回動軸延設方向に沿ってスライド移動して該係止孔内へ挿抜可能に設けられる係止部材と、前記伝達レバーに固着されて該係止部材を摺動自在に収納するケースと、該係止部材を前記ケース内で前記シフトレバー方向へ付勢する付勢手段と、前記シフトレバーに一体的に形成されると共に、シフトレバーが駆動選択レンジ位置から離れる方向に傾倒した際には、該付勢手段の付勢力に抗して、前記係止部材のシフトレバー側の後端部を押圧し、該後端部の反対側の先端部を前記係止孔内へ突入させた状態で、しかも、該係止部材後端部を摺接させる摺接面部とを有することを特徴とする変速操作装置。
  2. 前記ケースは、略断面ハット状に形成されて周縁に形成される鍔部を前記伝達レバーのシフトレバー側側面部に形成されたロッド孔周囲に固着させると共に、該ハット頭頂部にロッド挿通開口を形成し、前記係止部材は、先端部を前記ロッド孔から出没可能となるように該ケース内へ、軸方向に沿って摺動可能に収納されると共に、略中央部に環状のフランジ部を形成した略円柱形状を呈するピストンロッドから構成され、前記ピストンロッド後端部を前記ロッド挿通開口から前記シフトレバー方向へ突出させ、しかも、前記フランジ部を該開口周縁に押接する方向へ、前記付勢手段によって付勢した状態で、前記先端部が、前記ロッド孔内に没すると共に、前記シフトレバーのセレクト方向への傾倒によって、前記後端部が前記フランジ部を該開口周縁から離間させる方向へ押圧されて、ピストンロッドが摺動した状態で、前記ロッド孔から突出して、前記係止孔に係合することを特徴とする請求項記載の変速操作装置。
  3. 前記摺接面部は、前記シフトレバーの回動軸周りの回動方向に沿った略円弧状の摺接面本体片と、この摺接面本体片と略直交する補強片とを有して構成されることを特徴とする各請求項1又は2記載の変速操作装置。
  4. 前記シフトレバーが該A/Tモードに位置してシフト方向へ回動可能状態で、前記伝達レバーのシフト方向への回動を該シフト方向に協調させると共に、前記シフトレバーが前記駆動選択レンジから離れる側に傾倒された状態で、前記伝達レバーのシフト方向への回動を該シフトレバーのシフト方向への回動と独立させる係合手段を設け、前記ロック機構は、前記係合手段の位置に対してシフト方向に沿って縦列となる位置に設定されることを特徴とする請求項1記載の変速操作装置。
  5. 前記摺接面部は、前記シフトレバーの回動軸周りの回動方向に沿うと共に、前記シフトレバー基部の駆動選択レンジ位置側から略円弧状を呈する摺接面本体と、該摺接面本体及び該シフトレバー基部からシフト方向に沿って延設されると共に、該摺接面本体から前記伝達レバー側に延設される補強片とによって、セレクト方向断面略L字状を呈して構成されることを特徴とする請求項記載の変速操作装置。
  6. 前記シフトレバー基部に対して、シフト方向における前記摺接面部及び前記ロック機構の配設位置の反対側には、A/Tモードにシフトレバーが存在する際にシフト方向への回動が行われる際、又は、シフトレバーがA/Tモードの駆動選択レンジ位置から離れたマニュアルモードに存在する際の切換え操作の際、或いはシフトレバーを前記A/Tモード及びマニュアルモードとの間で切換える際に、節度感を付与するチェック機構を有していることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1項記載の変速操作装置。
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