JP3597119B2 - パチンコ機の入賞系統装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の通過型入賞口装置を備えた入賞系統装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭55−24024号又は実開昭55−72986号公報には、パチンコ機の遊技盤に通過型入賞口装置を設けた入賞系統装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特開昭55−24024号公報の入賞系統装置では、左右一対の通過型入賞検出器の対向間隔をソレノイドのようなアクチュエータで広くしたり狭くすることにより、対向間隔が広くなった場合に対向間隔が狭いときよりも球が入賞しやい状態を形成する構成であるため、通過型入賞検出器の対向間隔が広いと、対向間隔を2個の球が同時に通過し、通過型入賞検出器が2個の球を1個の球として検出した場合には、通過型入賞口装置への2個の入賞で1回の賞球払出となり、通過型入賞口装置への入賞とこれを起因とする賞球払出との関係が一対一に確保することができず、遊技性に欠けることは否めない。又、実開昭55−72986号公報の入賞系統装置では、或る1つの通過型入賞口装置に入賞して通過した球が他の1つの通過型入賞口装置に入賞した場合に、入賞数分だけ加算された数量の賞球が払出されてしまうので、遊技店側での出球管理を行う釘調整が容易でない。又、実開昭55−72986号公報の入賞系統装置では、大入賞口を備えた変動入賞口装置よりも上方に通過型入賞口装置を配置した場合、大当り中での大入賞口の開放中において、通過型入賞口装置に入賞して当該通過型入賞口装置から排出された後に大入賞口に入賞することが発生することがあり、このような入賞が発生すると、入賞と賞球払出との関係が一対一でなくなり、大当り中の出球にばらつきが生じて、遊技店側での出球管理が容易ではない。
【0004】
そこで、本発明は、入賞と賞球払出との1対1との関係を確保して、遊技性を向上することができるパチンコ機の入賞系統装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、遊技盤の前面でガイドレールにより囲まれた内側の遊技領域には、特定図柄可変表示装置と、遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の前面側に排出する通過型の特定図柄始動入賞口装置と、入賞球の入りやすい形態に開く大入賞口を有するとともに遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の裏側に排出する取込型の変動入賞口装置とが配置され、通過型の特定図柄始動入賞口装置が駆動機構により遊技盤に対し遊技盤の前面側からの入賞球の入賞を許可したり禁止し得るように駆動可能に設けられ、遊技盤の裏側または遊技盤を組付ける枠の裏側に設けられた制御装置は、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞または取込型の変動入賞口装置への入賞球の入賞ごとに賞球を遊技者側に払出すように球払出機構を駆動し、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞により特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技を開始させ、特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技の終了により停止した特定図柄が設定図柄に揃うと、取込型の変動入賞口装置の大入賞口を入賞球の入りやすい形態に開く大当り遊技を実行するとともに通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞を禁止するように駆動機構を駆動し、大当り遊技の終了により通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞を許可するように駆動機構を駆動するか、または、遊技盤の前面でガイドレールにより囲まれた内側の遊技領域には、特定図柄可変表示装置と、遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の前面側に排出する通過型の特定図柄始動入賞口装置と、入賞球の入りやすい形態に開く大入賞口を有するとともに遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の裏側に排出する取込型の変動入賞口装置とが配置され、遊技盤の裏側または遊技盤を組付ける枠の裏側に設けられた制御装置は、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞または取込型の変動入賞口装置への入賞球の入賞ごとに賞球を遊技者側に払出すように球払出機構を駆動し、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞により特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技を開始させ、特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技の終了により停止した特定図柄が設定図柄に揃うと、取込型の変動入賞口装置の大入賞口を入賞球の入りやすい形態に開く大当り遊技を実行するとともに通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞検出を無効とし、大当り遊技の終了により通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞検出を有効とすることを特徴としている。よって、本発明によれば、取込型の変動入賞口装置のおける大入賞口が入賞球の入りやすい形態に開いた遊技中は、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞による賞球の払出しと特別図柄変動の開始とを中止する新規な遊技を提供することができ、又、入賞と賞球払出との1対1との関係を確保してパチンコ店側での出球管理が容易になる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の第1実施形態であって、図1は入賞系統装置の構成を示し、図2は入賞禁止許可のサブルーチンを示す。
【0007】
図1において、遊技盤1の前面でガイドレール2により囲まれた内側の遊技領域には、通過型の普通入賞口装置3、通過型の普通図柄始動入賞口装置4、通過型の特定図柄始動入賞口装置5、センタ飾り6、普通図柄可変表示装置7、電動チューリップのような電動役物8、特定図柄可変表示装置9、変動入賞口装置10、アウト口11等が配置される。特定図柄始動入賞口装置5、特定図柄可変表示装置9、変動入賞口装置10等の遊技盤1への配置は、上から下に、特定図柄可変表示装置9、特定図柄始動入賞口装置5、変動入賞口装置10と配置される。普通入賞口装置3や普通図柄可変表示装置7或いは特定図柄始動入賞口装置5には図4乃至図7に示す通過型入賞口装置20;30;40;50の何れか1つが用いられる。普通図柄可変表示装置7はドットマトリクスや7セグメントのような表示器により形成される。特定図柄可変表示装置9は液晶やLED又はCRT或いはプラズマディスプレイ等のような表示器により形成される。制御装置12は、遊技盤の裏側又は遊技盤を組付ける図外の枠の裏側に設けられており、CPUとROMとRAMとより成るマイクロコンピュータを備える。
【0008】
そして、制御装置12のマイクロコンピュータは、普通入賞口装置3や普通図柄始動入賞口装置4及び特定図柄始動入賞口装置5のそれぞれに設けられた図外の球検出器からの球検出信号が配線13;14;15及び図外の入力インターフェースを介して入力すると、CPUがROMに設定されたプログラムに基づき、RAMを処理過程の記憶手段として入力処理・エラー処理・図柄制御処理・賞球制御処理・外部情報処理等の遊技全般の遊技処理を実行し、その処理結果により図外の出力インターフェースや配線16;17;18;19及び図外の配線を介して、普通図柄可変表示装置7、電動役物8、特定図柄可変表示装置9、変動入賞口装置10、図外の球払出機構、図外の表示灯、図外のスピーカ、図外の球発射機構等の動作機構を制御する。
【0009】
第1実施形態の場合、普通入賞口装置3への1個の入賞毎で10個の賞球が球払出機構より払出され、普通図柄始動入賞口装置4への1個の入賞毎で7個の賞球が球払出機構より払出されると共に普通図柄可変表示装置7の図柄変動遊技が始まり、特定図柄始動入賞口装置5への1個の入賞毎で15個の賞球が球払出機構より払出されると共に特定図柄可変表示装置9の図柄変動遊技が始まる。
【0010】
普通図柄可変表示装置7による普通図柄可変遊技中に、普通図柄始動入賞口装置4に球が入賞した場合は、制御装置12が普通図柄始動入賞口装置4の入賞を所定個数の範囲で記憶し、普通図柄可変表示装置7による1回の図柄可変遊技の終了後に、普通図柄可変表示装置7による普通図柄可変遊技が再開される。普通図柄可変表示装置7による1回の普通図柄可変遊技の終了毎に停止した普通図柄が予め定められた設定図柄に一致すると、普通電動役物8が開き、1回の普通図柄可変遊技が終了する。
【0011】
特定図柄可変表示装置9による特定図柄可変遊技中に、特定図柄始動入賞口装置5に球が入賞した場合は、制御装置12が特定図柄始動入賞口装置5の入賞を所定個数の範囲で記憶し、特定図柄可変表示装置9による1回の図柄可変遊技の終了後に、特定図柄可変表示装置9による特定図柄可変遊技が記憶数の範囲で繰り返される。
【0012】
特定図柄可変表示装置9による1回の特定図柄可変遊技終了毎に停止した特定図柄が予め定められた設置図柄に一致する毎に、遊技状況は大当りモードとなり、変動入賞口装置10の大入賞口10aは球が入りやすい形態に開く。変動入賞口装置10は大入賞口とも呼ばれ、1個の入賞球が入る毎に、15個の賞球が払出される。但し、変動入賞口装置10は1回開いている間に入賞球が10個入るか、又は、開き始めより30秒のような所定時間経過するかの何れか1つの条件が成立すると、変動入賞口装置10は閉じる。
【0013】
大入賞口10aが開いた変動入賞口装置10の開放中(以下、大入賞口開放中という)に、普通図柄始動入賞口装置4に入賞球が入賞した場合は、その入賞検出信号(球検出信号の入力)を制御装置12が自分の内部で無効処理を実行する。
【0014】
図2を参照し、前記制御装置12における特定図柄始動入賞口装置5への入賞と特定図柄可変表示装置9による図柄可変遊技との制御処理について説明する。ステップ201〜203に示すように、制御装置12は、特定図柄始動入賞口装置5への入賞後、特定図柄可変表示装置9による遊技モードが大当りモードになると、特定図柄始動入賞口装置5を入賞禁止にする。
【0015】
そして、ステップ204〜206に示すように、制御装置12は、変動入賞口装置10を開にし、大入賞口10aの開扉後、10カウント又は所定時間終了が成立すると、変動入賞口装置10を閉にし、大入賞口10aを閉じる。引続き、ステップ207〜209に示すように、制御装置12は、特定図柄始動入賞口装置5を入賞許可とした後、変動入賞開放の所定回数が成立すると、大当りモードを終了してサブルーチンの実行を終わる。
【0016】
図3は本発明の第2実施形態に係る制御装置12における入賞禁止許可のサブルーチンを示す。図3ではステップ303;307が図2のステップ203;207と異なる以外は図2の制御処理と同じである。つまり、第2実施形態では、大当りモードになると、特定図柄始動入賞口装置5の球検出器27から入力された球検出信号を制御装置12が無効として扱う処理を実行する。これによって、球検出器27から制御装置12には球検出信号が送信されるものの、制御装置12では球検出信号を無効として扱って賞球を払出す制御を実行しない。そして、大当りモードが終了すると、制御装置12は上記球検出信号無効をキャンセルして球検出信号を有効として扱う処理を実行する。これによって、球検出器27から制御装置12に球検出信号が送信されると、制御装置12では球検出信号を有効として扱って賞球を払出す制御を実行する。
【0017】
要するに、第1;第2実施形態によれば、特定図柄始動入賞口装置5に1個の球が入賞して特定図柄が設定図柄に揃った今回の大当り遊技中は、次の球の特定図柄始動入賞口装置5への入賞による球払出及び図柄可変遊技開始を中止し、今回の大当り遊技終了後に、次の球の特定図柄始動入賞口装置5への入賞による球払出及び図柄可変遊技を行う新規な遊技を提供することができる。
【0018】
図1において、普通図柄始動入賞口装置4及び特定図柄始動入賞口装置5を図4〜図7の通過型入賞口装置20;30;40;50の何れかで形成し、普通図柄始動入賞口装置4又は特定図柄始動入賞口装置5への1回の入賞により球払出を行うと共に普通図柄可変遊技又は特定図柄可変遊技を開始し、変動入賞口装置10の大入賞口10aが開放中は普通図柄始動入賞口装置4又は特定図柄始動入賞口装置5の入賞を禁止し、大入賞口10aの閉により普通図柄始動入賞口装置4又は特定図柄始動入賞口装置5への入賞を許可することも可能である。又、大当りモード中は大入賞口10aの開閉に関係なく普通図柄始動入賞口装置4又は特定図柄始動入賞口装置5への入賞を禁止しても良い。
【0019】
図4〜図7は図1の普通入賞口装置3や普通図柄可変表示装置7或いは特定図柄始動入賞口装置5として用いられる通過型入賞口装置20;30;40;50を示す。
【0020】
図4を参照し、通過型入賞口装置20について説明する。遊技盤1には前後に貫通する挿入孔21が形成され、挿入孔21には通過型入賞口装置20が前後移動可能に配置される。通過型入賞口装置20では、遊技盤1に取付けられる合成樹脂製の外側の固定側装置本体22と、挿入孔21に挿入される合成樹脂製の内側の可動側装置本体23とが、双方で凹凸に嵌め合されるガイド部24;25により遊技盤1の前後方向に移動可能なように、相互に組付けられる。
【0021】
可動側装置本体23の前部には上下に貫通する筒状の入賞口部26を備える。入賞口部26は球を遊技盤1の化粧盤面である前面側から取込み、その球を上方より下方に誘導して遊技盤1の前面側に排出する。入賞口部26には球検出器27が配置される。球検出器27は上下に貫通する球検出孔27aと端子27bとを備える。球検出孔27aは、入賞口部26に配置されると共に、1個の球28が通過可能であるが2個以上の球28が同時に通過不可能な孔径である。固定側装置本体22には駆動機構としてのソレノイドのようなアクチュエータ29が取付けられる。アクチュエータ29が遊技盤1の裏面側に配置され、アクチュエータ29の可動出力端29aが可動側装置本体23にピン29bで連結されることにより、通過型入賞口装置20は遊技盤1に対し挿入孔21を経由して前後方向に駆動可能である。
【0022】
この通過型入賞口装置20は入賞口部26がアクチュエータ29により遊技盤1に対し球28の入賞を許可禁止し得るように駆動可能に設けられた構造である。そして、図4のa図に示すように、通過型入賞口装置20がアクチュエータ29により遊技盤1に対し前進して停止すると、入賞口部26は遊技盤1の前面より突出して遊技盤1の前面を流下する球28を矢印X1で示すように上方より取込むことが可能となる。この通過型入賞口装置20の前進した状態において、球28が入賞口部26より球検出孔27aを通過する際に、球検出器27が球28を検出した信号を制御装置12に端子27b及び配線27cを経由して出力する。制御装置12は球検出器27からの球検出信号の入力によりアクチュエータ29と図外の球払出機構とを制御する。制御装置12とアクチュエータ29とは配線27dで接続されている。
【0023】
この制御により、球払出機構が通過型入賞口装置20への1回の入賞に対応する数の図外の球を賞球として遊技者側に払出す一方、図1のb図に示すように、通過型入賞口装置20がアクチュエータ29により遊技盤1に対し後退して停止することにより、入賞口部26は遊技盤1の前面からの突出量が減少し遊技盤1の前面を流下する球28を矢印X2で示すように上方より取込むことが不可能となる。上記通過型入賞口装置20の後退した状態においては、制御装置12が上記球検出信号の入力からの所定時間の経過によりアクチュエータ29を制御し、通過型入賞口装置20が図1のa図に示すようにアクチュエータ29により遊技盤1に対し前進して再び停止する。
【0024】
図5を参照し、通過型入賞口装置30について説明する。通過型入賞口装置30は挿入孔21に配置され、通過型入賞口装置30の合成樹脂よりなる装置本体31が遊技盤1に取付けられる。装置本体31の前部に設けられた入賞口部26には、球検出孔27aと端子27bとを備えた球検出器27が配置される。球検出器27よりも下方において、装置本体31には可動部材32が配置される。可動部材32には装置本体31に取付けられたアクチュエータ29の可動出力端29aがピン29bで連結される。これによって、可動部材32が入賞口部26の中間部を開閉するように前後方向に駆動可能である。
【0025】
この通過型入賞口装置30は可動部材32がアクチュエータ29により入賞口部26に対し球28の入賞を許可禁止し得るように駆動可能に設けられた構造である。図5のa図に示すように、可動部材32がアクチュエータ29により後退停止して入賞口部26を開放すると、入賞口部26が遊技盤1の前面を流下する球28を矢印X3で示すように上方より取込んで下方に排出することが可能となる。そして、球28が入賞口部26より球検出孔27aを通過する際に、球検出器27が球28を検出した信号を制御装置12に端子27b及び配線27cを経由して出力することにより、制御装置12が球検出器27からの球検出信号の入力によりアクチュエータ29と図外の球払出機構とを制御する。
【0026】
この制御により、球払出機構が通過型入賞口装置30への1回の入賞に対応する数の図外の球を賞球として遊技者側に払出す一方、図5のb図に示すように、可動部材32がアクチュエータ29により前進停止して入賞口部26を閉鎖すると、遊技盤1の前面を流下する球28を矢印X4で示すように入賞口部26に上方より取込まれるが、当該球28は可動部材32で受止められて球検出孔27aに留置かれる。これによって、球検出器27は立上がったままの検出信号を制御装置12に出力することになる。このため、制御装置12は可動部材32で球検出孔27aに留置かれた球28に対する賞球の払出制御を実行しない。そして、上記球検出孔27aに留置かれた球に対する球検出信号の入力からの所定時間の経過によりアクチュエータ29を制御し、可動部材32が図5のa図に示すようにアクチュエータ29により入賞口部26に対し後退停止する。それから、上記可動部材32で留置かれた球が球検出孔27aから落下する。この球の落下により、上記球検出器27から制御装置12に出力されていた立上がったままの検出信号が立下がることになる。このため、制御装置12は上記可動部材32で留置かれた球の落下により球払出機構を制御し、球払出機構が賞球を払出す。
【0027】
図6を参照し、通過型入賞口装置40について説明する。通過型入賞口装置40は挿入孔21に配置され、通過型入賞口装置40の合成樹脂よりなる装置本体41が遊技盤1に取付けられる。装置本体41の前部に設けられた入賞口部26には、球検出孔27aと端子27bとを備えた球検出器27が配置される。球検出器27よりも上方において、装置本体51には可動部材42が配置される。可動部材42には装置本体41に取付けられたアクチュエータ29の可動出力端29aがピン29bで連結される。これによって、可動部材42が入賞口部26に球28を取込めるか取込めないように入賞口部26の入口側を開閉するように前後方向に駆動可能である。
【0028】
通過型入賞口装置40は可動部材42がアクチュエータ29により入賞口部26に対し球28の入賞を許可禁止し得るように駆動可能に設けられた構造である。よって、入賞禁止に際し、図5の通過型入賞口装置30は入賞口部26に取込んだ球28を球検出孔27aに留置くが、図6の通過型入賞口装置40は球28が入賞口部26に取込めないようになっている。つまり、図6に実線で示すように、可動部材42がアクチュエータ29により後退停止して入賞口部26を開放すると、入賞口部26が遊技盤1の前面を流下する球28を矢印X5で示すように上方より取込んで下方に排出することが可能となる。そして、図6に仮想線で示すように、可動部材42がアクチュエータ29により前進停止して入賞口部26を閉鎖すると、入賞口部26には遊技盤1の前面を流下する球28を取込むことはできない。
【0029】
図7を参照し、通過型入賞口装置50について説明する。通過型入賞口装置50は挿入孔21に配置され、通過型入賞口装置50の合成樹脂よりなる装置本体51が遊技盤1に取付けられる。装置本体51の前部に設けられた入賞口部26には、球検出孔27aと端子27bとを備えた球検出器27が配置される。球検出器27には装置本体51に取付けられたアクチュエータ29の可動出力端29aがピン29bで連結される。これによって、球検出器27が球検出可能又は球検出不能となるように前後方向に駆動可能である。
【0030】
通過型入賞口装置50は球検出器27がアクチュエータ29により後退停止し、球検出孔27aと入賞口部26との位置が前後にずれて、球が球検出孔27aを上方より下方に通過することができなくなると、球検出器27が球検出信号を出力しない。
【0031】
通過型入賞口装置20;30;40;50としては、遊技盤1の前面側より取込んだ球を遊技盤1の裏面側に誘導した後に遊技盤1の前面側に排出する形態であっても同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の入賞系統装置を示す摸式図。
【図2】同第1実施形態のフローチャート。
【図3】本発明の第2実施形態のフローチャート。
【図4】本発明に用いた通過型入賞口装置を示す断面図。
【図5】本発明に用いた異なる通過型入賞口装置を示す断面図。
【図6】本発明に用いた別の通過型入賞口装置を示す断面図。
【図7】本発明に用いた更に別の通過型入賞口装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 普通図柄始動入賞口装置(通過型)
5 特定図柄始動入賞口装置(通過型)
10 変動入賞口装置(取込型)
12 制御装置
20;30;40;50 通過型入賞口装置
27 球検出器
29 アクチュエータ
Claims (2)
- 遊技盤の前面でガイドレールにより囲まれた内側の遊技領域には、特定図柄可変表示装置と、遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の前面側に排出する通過型の特定図柄始動入賞口装置と、入賞球の入りやすい形態に開く大入賞口を有するとともに遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の裏側に排出する取込型の変動入賞口装置とが配置され、通過型の特定図柄始動入賞口装置が駆動機構により遊技盤に対し遊技盤の前面側からの入賞球の入賞を許可したり禁止し得るように駆動可能に設けられ、遊技盤の裏側または遊技盤を組付ける枠の裏側に設けられた制御装置は、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞または取込型の変動入賞口装置への入賞球の入賞ごとに賞球を遊技者側に払出すように球払出機構を駆動し、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞により特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技を開始させ、特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技の終了により停止した特定図柄が設定図柄に揃うと、取込型の変動入賞口装置の大入賞口を入賞球の入りやすい形態に開く大当り遊技を実行するとともに通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞を禁止するように駆動機構を駆動し、大当り遊技の終了により通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞を許可するように駆動機構を駆動することを特徴とするパチンコ機の入賞系統装置。
- 遊技盤の前面でガイドレールにより囲まれた内側の遊技領域には、特定図柄可変表示装置と、遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の前面側に排出する通過型の特定図柄始動入賞口装置と、入賞球の入りやすい形態に開く大入賞口を有するとともに遊技盤の前面側より取込まれた入賞球を遊技盤の裏側に排出する取込型の変動入賞口装置とが配置され、遊技盤の裏側または遊技盤を組付ける枠の裏側に設けられた制御装置は、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞または取込型の変動入賞口装置への入賞球の入賞ごとに賞球を遊技者側に払出すように球払出機構を駆動し、通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞により特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技を開始させ、特定図柄可変表示装置による特定図柄可変遊技の終了により停止した特定図柄が設定図柄に揃うと、取込型の変動入賞口装置の大入賞口を入賞球の入りやすい形態に開く大当り遊技を実行するとともに通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞検出を無効とし、大当り遊技の終了により通過型の特定図柄始動入賞口装置への入賞球の入賞検出を有効とすることを特徴とするパチンコ機の入賞系統装置。
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