JP5282191B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
羽根部材を備える電動役物は、遊技球が始動口に入球すると1回又は2回開放(始動開放)し、その始動開放中に入賞した遊技球が特定領域(いわゆるV)を通過すると特別遊技(大当たり)となる。
開閉可能な大入賞口が設けられた電動役物と、遊技球が始動口に入球すると前記電動役物の大入賞口を始動態様で開放(始動開放)させ、遊技球が前記電動役物内に設けられ特定領域を通過すると前記電動役物の大入賞口を特別遊技態様で連続開放させる制御手段とを備え、
遊技球の前記特定領域の通過を有効とする特定領域有効期間が、前記大入賞口の始動開放に伴って開始されて前記大入賞口の始動開放の終了よりも後に終了する
弾球遊技機において、
前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域側へ移動するのを阻んで停留させる停留状態と前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域側へ移動するのを許す解除状態とに可変の停留手段を備え、
前記制御手段は、遊技球が始動口に入球すると直ちに前記大入賞口を始動開放させ、
該始動開放の開始時に、前回の前記始動開放時の前記特定領域有効期間が残存していなければ前記停留手段を前記解除状態にさせ、前回の前記始動開放時の前記特定領域有効期間が残存していれば該特定領域有効期間が終了するまで前記停留手段を前記停留状態にさせる
ことを特徴とする。
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、
前記大入賞口の始動開放に伴って前記停留手段が前記停留状態になったときは、 該停留状態を解除した後、前記停留手段による遊技球の停留位置から前記特定領域までの垂直距離を遊技球が自由落下するに要する時間以下の開始遅延時間を経過してから前記特定領域有効期間が開始される
ことを特徴とするので、特定領域有効期間が連続することはない。
[実施例]
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機(全体的な構成は公知技術に従っているので図示と説明を省略)の遊技盤10には、ガイドレール11、12により略円形の遊技領域13が形成されている。
入賞口17は羽根部材である可動翼片18によって開閉され、閉鎖時には入賞不可能であるが開放時には斜め上向きに倒れた可動翼片18が遊技球を入賞口17に誘導するので入賞容易となる。可動翼片18の開放は第1羽根始動口34、第2羽根始動口35への入賞に応じて行われ、第1羽根始動口34に入賞すれば可動翼片18は0.35秒×1回、第2羽根始動口35に入賞すれば可動翼片18は0.65秒×2回開放される。
停留板36は停留板ソレノイド36a(図2には示さない。図4参照)によって駆動されて、床31に埋没した状態と床31から立ち上がった状態とに可変である。通常は停留板ソレノイド36aがオフにされていて停留板36は床31に埋没した状態にあり、停留板ソレノイド36aがオンにされることで停留板36は立ち上がった状態となる。
また床31の中央部には、第1流出口30から前方に向かう方向に沿って一対の案内凸条32が配されている。これら案内凸条32は床31からわずかに凸になっており、両案内凸条32の間隔は遊技球の直径を上回っている。
図5に示すように、主制御装置40は第1始動口スイッチ34a、第2始動口スイッチ35aの検出信号に基づいて、第1羽根始動口34又は第2羽根始動口35に入賞したか否かを判断し(S1:YES)、入賞していると(S1:YES)、可変入賞装置14を開放作動させる(S2)。
前回の特定領域有効期間が残存しているときは(S3:YES)、図6にも示すように停留板ソレノイド36aをオンにして停留板36を立ち上がった状態に変化させる(S4)。これにより、始動開放で可変入賞装置14に入賞した遊技球があっても、それは停留板36によって停留させられる。
特定領域有効期間の開始(S10)後に始動開放が終了したなら(S11)、特定領域有効期間の終了を待って(S12:YES)、上述の始動開放による入賞球が特別入球口33に入球したか否かを(Vスイッチ33aの検出信号が入力されているか否かを)判断する(S13)。
大当たりフラグがセットされていると、主制御装置40が図示省略の大当たり遊技処理を実行し、それによって可変入賞装置14が特別遊技態様で連続開放する。つまり大当たり遊技が実行される。この大当たり遊技処理による可変入賞装置14の制御(可動翼片18の開閉、入賞球が特別入球口33に入球したなら大当たり遊技を継続、規定のラウンド数に達したら大当たり遊技を終了する等)は公知の第2種パチンコ機における第2種特別電動役物の制御(大当たり遊技)と同様であるから、説明は省略する。尚、特別入球口33への入球有無に関係なく、規定ラウンド数連続開放させてもよい。
以上説明したように、本実施例のパチンコ機の可変入賞装置14には、床31から立ち上がった状態(停留状態)と床31に埋没した状態(解除状態)とに可変で、停留状態では可変入賞装置14(大入賞口)に入球した遊技球が第1流出口30又は第2流出口29から特別入球口33側へ移動するのを阻んで停留させ、解除状態では遊技球が第1流出口30又は第2流出口29から特別入球口33側へ移動するのを許す停留板36と、これを駆動する停留板ソレノイド36aとが備わっている。
13・・・遊技領域、
14・・・可変入賞装置、
14a・・・カウントスイッチ、
17・・・入賞口(大入賞口)、
18・・・可動翼片、
18a・・・大入賞口ソレノイド、
29・・・第2流出口、
30・・・第1流出口、
31・・・床、
33・・・特別入球口(特定領域)、
33a・・・Vスイッチ、
34・・・第1羽根始動口(始動口)、
34a・・・第1始動口スイッチ、
35・・・第2羽根始動口(始動口)、
35a・・・第2始動口スイッチ、
36・・・停留板(停留手段)、
36a・・・停留板ソレノイド、
37・・・特定領域外領域、
40・・・主制御装置(制御手段)。
Claims (2)
- 開閉可能な大入賞口が設けられた電動役物と、遊技球が始動口に入球すると前記電動役物の大入賞口を始動態様で開放(以下、「始動開放」という。)させ、遊技球が前記電動役物内に設けられ特定領域を通過すると前記電動役物の大入賞口を特別遊技態様で連続開放させる制御手段とを備え、
遊技球の前記特定領域の通過を有効とする特定領域有効期間が、前記大入賞口の始動開放に伴って開始されて前記大入賞口の始動開放の終了よりも後に終了する
弾球遊技機において、
前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域側へ移動するのを阻んで停留させる停留状態と前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域側へ移動するのを許す解除状態とに可変の停留手段を備え、
前記制御手段は、遊技球が始動口に入球すると直ちに前記大入賞口を始動開放させ、
該始動開放の開始時に、前回の前記始動開放時の前記特定領域有効期間が残存していなければ前記停留手段を前記解除状態にさせ、前回の前記始動開放時の前記特定領域有効期間が残存していれば該特定領域有効期間が終了するまで前記停留手段を前記停留状態にさせる
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1記載の弾球遊技機において、
前記大入賞口の始動開放に伴って前記停留手段が前記停留状態になったときは、 該停留状態を解除した後、前記停留手段による遊技球の停留位置から前記特定領域までの垂直距離を遊技球が自由落下するに要する時間以下の開始遅延時間を経過してから前記特定領域有効期間が開始される
ことを特徴とする弾球遊技機。
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JP2008115343A JP5282191B2 (ja) | 2008-04-25 | 2008-04-25 | 弾球遊技機 |
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