JP3592528B2 - ケール含有飲料 - Google Patents

ケール含有飲料 Download PDF

Info

Publication number
JP3592528B2
JP3592528B2 JP16605398A JP16605398A JP3592528B2 JP 3592528 B2 JP3592528 B2 JP 3592528B2 JP 16605398 A JP16605398 A JP 16605398A JP 16605398 A JP16605398 A JP 16605398A JP 3592528 B2 JP3592528 B2 JP 3592528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea
kale
fine powder
leaves
brassica oleracea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16605398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11332530A (ja
Inventor
嘉男 山本
Original Assignee
嘉男 山本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 嘉男 山本 filed Critical 嘉男 山本
Priority to JP16605398A priority Critical patent/JP3592528B2/ja
Priority to AU15455/99A priority patent/AU756766B2/en
Priority to US09/245,458 priority patent/US6416807B1/en
Publication of JPH11332530A publication Critical patent/JPH11332530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3592528B2 publication Critical patent/JP3592528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケール含有飲料に関し、その目的は、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala) に含まれる豊富な栄養成分を合理的に摂取することができるとともに、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala) 自身の臭みが消されて嗜好性に優れており、好適に受け入れることのできるケール含有飲料を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
嗜好飲料の1つであるお茶は、その製法により不醗酵茶(緑茶)、半醗酵茶(ウーロン茶)、醗酵茶(紅茶)に分類される。日本では古来より、不醗酵茶(緑茶)が最も多く飲用されており、不醗酵茶(緑茶)としては、具体的に、煎茶、玉露、抹茶、かぶせ茶、番茶、玉緑茶、ほうじ茶などが存在する。
上記不醗酵茶や半醗酵茶の茶葉には、ビタミンA、B、B、C、E、ナイアシン、葉酸、ビオチン等のビタミン類、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、ナトリウム等のミネラル類、カテキン、フラボノール、ロイコアントシアン、フェノールカルボン酸等のタンニン類等が多量に含有されている。
【0003】
不醗酵茶や半醗酵茶の飲み方としては、粉末状とされた茶葉にお湯を注ぎ茶筅で攪拌して飲む抹茶を除いて、茶葉の熱湯浸出液を飲用するのが一般的である。つまり、抹茶以外の不醗酵茶及び半醗酵茶においては、その抽出成分を摂取するだけであるため、茶葉に含有されている栄養成分が完全には体内に摂取されず、茶かすに残ってしまうことになる。これに対し、抹茶は茶葉の大部分をそのまま摂取することになるため、抹茶の飲み方は、茶葉の栄養成分を合理的に摂取することのできる飲み方である。
【0004】
一方、上記した不醗酵茶や半醗酵茶以外に、最近では、ドクダミ茶やハブ茶、ハトムギ茶などの健康茶が多数存在し、飲用されている。その飲み方としては、上記したお茶と同様に、粉砕した原料の熱湯浸出液、或いは冷水抽出液を飲用するのが一般的であるが、原料中の豊富な栄養素を合理的に摂取できるように、上記した抹茶の如く、原料を粉末状にし、お湯や水に溶解して飲用しようという試みもある。
【0005】
また、健康茶や青汁などの健康飲料に用いる原料で、最近注目を集めている食用植物として、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)が存在する。
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)は、キャベツ(Brassica oleracea L.var.capitata)の改良種で、葉にはキャベツ(Brassica oleracea L.var.capitata)と同様にビタミンU、Cが多く含まれている。従って、一般に葉が野菜として食されているが、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の豊富な栄養素を合理的に摂取できるように、葉を搾って青汁として飲用することも行われている。また、上記した抹茶の如く、原料を粉末状にし、お湯や水に溶解して飲用しようという試みもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)は臭みが強いため嗜好性に劣り、青汁として飲用したり、抹茶の如く、微粉末にお湯や水を注ぎ茶筅などで攪拌して飲用するという飲み方は一般には受け入れられ難いという問題点が存在する。
そこで、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)に含まれる豊富な栄養成分を合理的に摂取することができるとともに、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)自身の臭みが消されて嗜好性に優れており、好適に受け入れることのできるケール含有飲料の創出が望まれており、本発明者は鋭意研究の結果、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末とを必須成分として配合することにより、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の臭みを緩和し、嗜好性に優れた飲料とすることができることを見出し、本発明の完成に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は上記従来の問題点を解決するためになされたものであって、請求項1に係る発明は、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末とが必須成分として含有されてなり、前記不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末の配合量が前記ケールの微粉末の配合量の0.2〜1.2倍量であることを特徴とするケール含有飲料(但し、糖類を含有するものを除く。)に関し、請求項2に係る発明は、前記必須成分に加えて、クマ笹(Sasa veitchii)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、アシタバ(Angelica keiskei)、クコ(Lycium chinense)、ハトムギ(Coix lachryma-jobi L.)、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、カキ(Diospyros kaki L.)の葉、ウコン(Curcuma domestica)、エビスグサ(Cassia occidentalis L.)、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)の葉、ルイボス(Aspalathus linears)の葉、羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉、ぎん茶(Thae sinensis)、大麦(Hordeum vulgare)、小麦(Triticum aestivum)、大豆(Glycine hispida Max.)、ニンジン(Daucus carota L.)、ブロッコリー(Brassica oleracea L.)、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)、セロリー(Apium graveolens L.)、アルファルファ(Medicagosativa L.)、胚芽、玄米、卵殻、クロロフィルの中から選択される少なくとも1種又は2種以上が含有されてなることを特徴とする請求項1に記載のケール含有飲料に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係るケール含有飲料には、必須成分として、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末が含有される。
【0009】
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)はアブラナ科アブラナ属に属する多年生草木で、ヨーロッパの海岸沿いなどに野生している。もともとはキャベツ(Brassica oleracea L.var.capitata)の改良種であり、現在ではギリシャやローマで栽培され、その葉が食されている。日本では、主に鑑賞用或いは飼料用として利用されているが、葉にはビタミンU、Cが多く含まれており、胃炎や胃潰瘍の予防、肝機能や便秘の改善に有効であることから、最近では青汁の原料としても利用されている。
本発明においては、このケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末が用いられる。
【0010】
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala) は臭みが強いため、単独では嗜好性に劣るが、後述する不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末を混合することにより、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の臭みが緩和され、飲用しやすくなるとともに、不醗酵茶や半醗酵茶に含まれる栄養成分も同時に摂取することができる。
【0011】
本発明においては、上記したように、茶(Thae sinensis)のうちの、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶が必須成分として用いられる。
尚、茶(Thae sinensis)は一般に製造方法等により、不醗酵茶(緑茶)、半醗酵茶(ウーロン茶)、醗酵茶(紅茶)の3種類に分けることができ、茶(Thae sinensis)の葉に含まれる酸化酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)を加熱により失活させて製造される通常の緑茶を不醗酵茶、製造の最終段階まで加熱せず、酵素作用を十分利用して製造される通常の紅茶を醗酵茶、不醗酵茶と醗酵茶の中間の製法により製造されるウーロン茶などを半醗酵茶と呼ぶ。
【0012】
不醗酵茶は加熱の方法により更に細かく分類され、蒸熱処理により酵素を失活させて得られる緑茶は蒸し製茶と呼ばれ、また、釜炒りにより酵素を失活させて得られる緑茶は釜炒り製茶と呼ばれている。
本発明においては、煎茶、玉露、抹茶、番茶、ほうじ茶、かぶせ茶、玉緑茶、緑だん茶等の蒸し製茶、青柳茶、嬉野茶、中国緑茶等の釜炒り製茶、更にウーロン茶などの半醗酵茶のうちの任意の1種又は2種以上を好適に使用することができる。
【0013】
不醗酵茶の微粉末と半醗酵茶の微粉末の合計の配合量は特に限定されないが、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala) の微粉末と同量程度、具体的にはケール(Brassica oleracea L.var.acephala) の配合量の0.2〜1.2倍量使用するのが好ましい。0.2倍量未満では、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala) の臭みがあまり緩和されないため嗜好性に劣り、1.2倍量を超えて配合するとケール(Brassica oleracea L.var.acephala) の微粉末を飲用することによる効果が十分に発揮されず、いずれの場合も好ましくないからである。
【0014】
本発明においては、上記必須成分以外に、クマ笹(Sasa veitchii)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、アシタバ(Angelica keiskei)、クコ(Lycium chinense)、ハトムギ(Coix lachryma−jobi L.)、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、カキ(Diospyros kaki L.)の葉、ウコン(Curcuma domestica)、エビスグサ(Cassia occidentalis L.)、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)の葉、ルイボス(Aspalathus linears)の葉、羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉、ぎん茶(Thae sinensis)、大麦(Hordeum vulgare)、小麦(Triticum aestivum)、大豆(Glycine hispida Max.)、ニンジン(Daucus carota L.)、ブロッコリー(Brassica oleracea L.)、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)、セロリー(Apium graveolens L.)、アルファルファ(Medicago sativa L.)、胚芽、玄米、卵殻、クロロフィルの中から選択される少なくとも1種又は2種以上を配合することも可能である。
【0015】
クマ笹(Sasa veitchii)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、アシタバ(Angelica keiskei)、クコ(Lycium chinense)、ハトムギ(Coix lachryma−jobi L.)、イチョウ(Ginkgo biloba L.)、カキ(Diospyros kaki L.)、ウコン(Curcuma domestica)、エビスグサ(Cassia occidentalis L.)、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)、ルイボス(Aspalathus linears)及び羅布麻(Apocynum venetum L.)は、健康茶の原料として知られている植物である。これらの植物は、後述するような薬効が知られているため、本発明において前記必須成分とともに使用することにより、飲料に種々の薬効が付与され、健康増進作用を向上させることができる。
【0016】
クマ笹(Sasa veitchii)は本州中国地方から九州にかけて自生するイネ科植物で、鑑賞用として庭園などで植栽されている。クマ笹(Sasa veitchii)の桿や葉には、トリテルペン類が含まれており、清涼、解熱、止渇、利尿薬などに有効であるため、桿や葉を用いるのが好ましい。
【0017】
甘草(Glycyrrhiza glabra)は中国原産のマメ科植物で、その根茎が甘草茶の原料として使用されている。甘草(Glycyrrhiza glabra)の根茎にはグルクロン酸が多く含まれており、胃潰瘍、胃炎などに有効である。使用部位は特に限定されないが、甘草茶の原料として使用されており、薬効成分が含まれている根茎を用いるのが最も好ましい。
【0018】
アシタバ(Angelica keiskei)はセリ科の多年草で、日本では本州の中部及び関東地方太平洋側の近海地で栽培されている。アシタバ(Angelica keiskei)には、フラボノイド、ビタミンB12や鉄分が多く含まれており、動脈硬化、便秘や貧血に有効である。使用部位は特に限定されず、葉部、茎部、根茎、果実部など全部位が使用可能である。
【0019】
クコ(Lycium chinense)はナス科の落葉小低木で、その葉がクコ茶の原料として用いられている。葉にはビタミンB、B、Cや、必須アミノ酸、カルシウム、リンなども多く含まれているため、疲労回復効果を有しており、また高血圧や動脈硬化、便秘などにも有効である。また、クコ(Lycium chinense)の実や根も使用することが可能で、特に実は滋養強壮のために好ましく使用することができる。
【0020】
ハトムギ(Coix lachryma−jobi L.)はインド、マライ、中国南部など熱帯アジアに産するイネ科の一年生草本である。ハトムギ(Coix lachryma−jobi L.)はカリウムを多く含有しており、新陳代謝を促進する作用を有しているので、肌荒れやシミなどに有効で、美肌効果が期待できる植物である。また、高血圧予防、疲労回復、神経痛等にも有効である。
【0021】
イチョウ(Ginkgo biloba L.)はイチョウ科の落葉高木で、本発明においては葉が使用される。イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉にはフラボノイド成分が含まれており、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉を使用することにより動脈硬化を予防することができる。従って、動脈硬化に伴う老化防止にも有効である。
また、カキ(Diospyros kaki L.)はカキノキ科に属する果樹で、その葉は古くから高血圧症状に対する漢方薬として利用されている。カキ(Diospyros kaki L.)の葉にはビタミンCが多量に含まれているため、風邪の予防に有効で、また、タンニンも多く含まれているため、高血圧や動脈硬化の予防にも有効である。
【0022】
ウコン(Curcuma domestica)はショウガ科の多年草で、日本では南九州や沖縄で栽培されており、その根茎がウコン茶の原料として使用されている。ウコン(Curcuma domestica)の根茎は成人病治療に有効で、肝臓薬としても知られている。従って、ウコン(Curcuma domestica)を配合することにより、肝臓薬としての効果も得ることができる。使用部位は特に限定されないが、ウコン茶の原料として使用されており、薬効成分が含まれている根茎を用いるのが最も好ましい。
【0023】
エビスグサ(Cassia occidentalis L.)はマメ科の1年草で、その種子を原料とするお茶はハブ茶として飲用されている。エビスグサ(Cassia occidentalis L.)の種子にはアントラキノン類であるフスチオン、クリソファノールなどが有効成分として含まれており、これらの有効成分は便秘、肝臓病、高血圧などに有効である。また、種子だけでなく、葉にも種子と同様の有効成分が含まれているため、葉を使用することも可能である。
【0024】
杜仲(Eucommiaceae ulmoides)はトチュウ科の落葉樹でその樹皮は中国において、古来より生薬として用いられている。また、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)の葉を原料とした杜仲茶は最近日本においても愛飲されており、本発明においては葉が使用される。葉にも樹皮と同様の成分が含まれており、血圧降下や、肥満防止、ストレス解消などの効果が得られる。
【0025】
ルイボス(Aspalathus linears)は南アフリカ原産のマメ科植物で、葉を使用したルイボスティは、南アフリカで、古来より病気に効くお茶として飲用されており、本発明においてもルイボス(Aspalathus linears)の葉が使用される。また、ルイボスティがアトピー性皮膚炎などに有効であることが最近になってわかっている。
【0026】
羅布麻(Apocynum venetum L.)はキョウチクトウ科の多年生宿根草本で、主に中国の西北・華北・華東・東北地方の砂質土壌や林の緑の湿地に生じる植物である。この羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉を半醗酵させたものが羅布麻茶であり、本発明においても葉が使用される。羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉には、カルシウム、鉄分、SOD(スーパーオキシド消去活性)、マグネシウムなどが多く含まれており、鎮静作用や強壮作用を有していることがわかっている。
【0027】
また、羅布麻茶に似た健康茶として知られているぎん茶(Thae sinensis)も好適に使用することができる。
ぎん茶(Thae sinensis)は主に沖縄で栽培されており、カルシウム、鉄などのミネラル類や、ビタミンA、C、Eなどのビタミン類が多く含まれている。
【0028】
本発明においては、大麦(Hordeum vulgare)、小麦(Triticum aestivum)、大豆(Glycine hispida Max.)、ニンジン(Daucus carota L.)、ブロッコリー(Brassica oleracea L.)、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)、セロリー(Apium graveolens L.)、アルファルファ(Medicago sativa L.)などの栄養価の高い食品を使用することも可能で、これにより、本発明に係る飲料の栄養価をより高めることができるとともに、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末の臭みをより緩和することができる。
【0029】
大麦(Hordeum vulgare)はイネ科の越年草で、その穂の形によって六条種と二条種に分けられ、また、成熟粒が潁と密着しているものを皮ムギ、たやすく分離するものを裸ムギと呼んでいる。二条皮ムギは俗にビールムギと呼ばれており、日本では、このビールムギの他、六条オオムギと裸ムギの3種の大麦(Hordeum vulgare)が主に栽培されている。本発明においては、六条オオムギ、裸ムギ、ビールムギの3種の大麦(Hordeum vulgare)は勿論、他の種類の大麦(Hordeum vulgare)も全て好適に使用することができるが、麦茶に通常用いられている六条オオムギや裸ムギが特に好ましく用いられる。
また、大麦(Hordeum vulgare)の若葉、特に結実前の若葉を用いるのが望ましい。これは、若葉にはビタミンBが特に多く含まれており、摂取することによりビタミンBを補給することができるからである。
【0030】
小麦(Triticum aestivum)もイネ科の植物で、世界各地で最も主要な食用作物として古くから栽培され、その殆どが製粉によって小麦粉として消費されている。小麦粉の主成分は澱粉であり、カロリー源として有用であるとともに、タンパク質を比較的多く含有しているため、小麦(Triticum aestivum)の微粉末を配合することにより、栄養強化を行うことができる。
【0031】
大豆(Glycine hispida Max.)は中国原産のマメ科植物で、タンパク質、脂質、炭水化物が豊富に含有された食品である。従って、大豆(Glycine hispida Max.)を配合することにより、総合的に栄養価を高めることができる。
【0032】
モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)はシナノキ科の一年草で、エジプトを中心とするアラブの熱帯地方で栽培される緑黄色野菜の一種である。モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)はカルシウムなどの各種ミネラル、ビタミンB、Bなどのビタミン類やカロチンを豊富に含有している。
ブロッコリー(Brassica oleracea L.)はアブラナ科の1〜2年生草本で、ビタミンKなどのビタミン類やタンパク質、鉄分を豊富に含有している。
【0033】
ニンジン(Daucus carota L.)は、セリ科の1〜2年生草本で、根が食用とされている。根部は、カロチノイド色素の含有率が高く、カロチン供給源の代表的な食品とされているが、本発明においては、根部だけでなく葉部も好ましく使用することができ、ニンジン(Daucus carota L.)を配合することにより、カロチンを強化することができる。
セロリー(Apium graveolens L.)もまたセリ科の1〜2年生草本で、ビタミン類を多く含んでいるため、ビタミンを強化することができる。
【0034】
アルファルファ(Medicago sativa L.)は、マメ科の多年生牧草で、日本では主に北海道で栽培されている。アルファルファ(Medicago sativa L.)は、ビタミン、タンパク質、無機成分に富むため飼料価値が高く、粉末状のものは特に消化吸収の点においても優れているため、主に家畜の飼料として使用されている。また、アルファルファ(Medicago sativa L.)のもやしは主成分である繊維とビタミンが人体によいと言われており、通常、もやしが食されている。
本発明においては、アルファルファ(Medicago sativa L.)の全草が使用可能で、特に2〜3年目の若い草が特に好ましく用いられる。これは、種蒔き後4〜5年を経過すると、養水分が欠乏するとともに、病害虫の発生が多くなるからである。また、茎部、葉部、花部などの各部位を単独で、或いは混合して使用することも可能である。
【0035】
更に本発明においては、胚芽、卵殻、玄米、クロロフィルを配合することも可能である。
胚芽はビタミンBなどのビタミン類、ミネラルに富んでおり、玄米は精白による栄養分の損失がない分、脂肪、タンパク質、ミネラル、ビタミンB、B12に富んでいるため、各種栄養成分の補給源として有効であり、更に、卵殻はその93%が炭酸カルシウムであるので、カルシウムの補給源として有効である。また、クロロフィルは潰瘍に有効であるとともに、悪臭を防ぐ効果も有している。
【0036】
本発明においては、上記した、クマ笹(Sasa veitchii)や甘草(Glycyrrhiza glabra)等の植物、大麦(Hordeum vulgare)や小麦(Triticum aestivum)等の食品、胚芽や玄米等のうちの1種又は2種以上が用いられる。使用形態は特に限定されないが、微粉末として用いると、それぞれに含まれている栄養成分を無駄なく合理的に摂取することができるとともに、お湯や水に溶解しやすいため飲みやすくなり好ましい。
【0037】
また、クマ笹(Sasa veitchii)や甘草(Glycyrrhiza glabra)等の植物、大麦(Hordeum vulgare)や小麦(Triticum aestivum)等の食品、胚芽や玄米等の配合量は特に限定されないが、前記不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末と、ケールの微粉末を含めた全配合成分の重量に対し、10重量%以下とするのが望ましい。これは、10重量%を超えて配合すると、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)配合による効果が発揮されず、また、不醗酵茶や半醗酵茶が有する独特の芳香性が失われてしまい好ましくないからである。
【0038】
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末とを混合して得られる粉状のお茶、或いはこれらに加え、更にクマ笹(Sasa veitchii)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、アシタバ(Angelica keiskei)、クコ(Lycium chinense)、ハトムギ(Coix lachryma−jobi L.)、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、カキ(Diospyros kaki L.)の葉、ウコン(Curcuma domestica)、エビスグサ(Cassia occidentalis L.)、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)の葉、ルイボス(Aspalathus linears)の葉、羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉、ぎん茶(Thae sinensis)、大麦(Hordeum vulgare)、小麦(Triticum aestivum)、大豆(Glycine hispida Max.)、ニンジン(Daucus carota L.)、ブロッコリー(Brassica oleracea L.)、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)、セロリー(Apium graveolens L.)、アルファルファ(Medicago sativa L.)、胚芽、玄米、卵殻、クロロフィルのうちの1種又は2種以上を混合して得られる粉状のお茶を、お湯や水に溶解させることにより、本発明に係るケール含有飲料とすることができる。得られる飲料はケールに含まれる豊富な栄養成分が完全に含まれているとともに、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の臭みが緩和されているため嗜好性の点においても優れている。
【0039】
【実施例】
以下、本発明に係るケール含有飲料について、実施例及び比較例を挙げることにより一層明確に説明する。但し、本発明は以下の実施例により何ら限定はされない。
(実施例1)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末5g及び煎茶の微粉末5gを混合し、実施例1の試料とした。
【0040】
(実施例2)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末5g、煎茶の微粉末2.5g、及びウーロン茶の微粉末2.5gを混合し、実施例2の試料とした。
【0041】
(実施例3)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末4.8g、煎茶の微粉末4.8g、及びクマ笹の微粉末0.4gを混合し、実施例3の試料とした。
【0042】
(実施例4)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末4.8g、煎茶の微粉末2.4g、ウーロン茶の微粉末2.4g、及び玄米の微粉末0.4gを混合し、実施例4の試料とした。
【0043】
(実施例5)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末4.8g、玉露の微粉末4.8g、胚芽の微粉末0.2g、及びアシタバ(Angelica keiskei)の微粉末0.2gを混合し、実施例5の試料とした。
【0044】
(実施例6)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末4.7g、煎茶の微粉末4.7g、大豆(Glycine hispida Max.)の微粉末0.2g、甘草(Glycyrrhiza glabra)の微粉末0.2g、及びセロリー(Apium graveolens L.)の微粉末0.2gを混合し、実施例6の試料とした。
【0045】
(実施例7)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末4.6g、玉露の微粉末4.6g、クコ(Lycium chinense)の微粉末0.2g、ニンジン(Daucus carota L.)の微粉末0.2g、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)の微粉末0.2g、及び卵殻の微粉末0.2gを混合し、実施例7の試料とした。
【0046】
(比較例1〜2)
ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末を比較例1の試料とした。また、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末5gと、クマ笹(Sasa veitchii)の微粉末0.5gを混合したものを比較例2の試料とした。
【0047】
上記実施例1〜7及び比較例1〜2の試料それぞれ約2gを茶碗に入れ、約50ccのお湯を注いで攪拌して、ケール含有飲料を得た。得られた飲料をそれぞれパネラー10人に飲用してもらい、以下の基準で採点してもらった。尚、参考例として抹茶約2gを茶碗に入れ、約50ccのお湯を注いで攪拌したものも飲用してもらった。
違和感なく、しかも美味しく飲むことができる…4点
違和感なく飲むことができる…3点
臭みがやや感じられるが、飲むことはできる…2点
臭みが強く、飲むことができない…1点
10人のパネラーの点数の平均点を算出した。結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0003592528
【0048】
表1の結果より、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末とが必須成分として含有されてなる飲料は、臭みがなく、美味しく飲むことができるといえる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1に係る発明は、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末とが必須成分として含有されてなり、前記不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末の配合量が前記ケールの微粉末の配合量の0.2〜1.2倍量であることを特徴とするケール含有飲料(但し、糖類を含有するものを除く。)に関するものであるから、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)に含まれる豊富な栄養成分を合理的に摂取することができるとともに、ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末の臭みが緩和され、嗜好性においても優れているという効果を奏する。
【0050】
また請求項2に係る発明は、前記必須成分に加えて、クマ笹(Sasa veitchii)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、アシタバ(Angelica keiskei)、クコ(Lycium chinense)、ハトムギ(Coix lachryma−jobi L.)、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、カキ(Diospyros kaki L.)の葉、ウコン(Curcuma domestica)、エビスグサ(Cassia occidentalis L.)、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)の葉、ルイボス(Aspalathus linears)の葉、羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉、ぎん茶(Thae sinensis)、大麦(Hordeum vulgare)、小麦(Triticum aestivum)、大豆(Glycine hispida Max.)、ニンジン(Daucus carota L.)、ブロッコリー(Brassica oleracea L.)、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)、セロリー(Apium graveolens L.)、アルファルファ(Medicago sativa L.)、胚芽、玄米、卵殻、クロロフィルの中から選択される少なくとも1種又は2種以上が含有されてなることを特徴とする請求項1に記載のケール含有飲料に関するものであるから、これらの植物や食品などに含まれている有効成分も同時に摂取することができるため、種々の薬効成分が配合された飲料であるという効果を奏する。

Claims (2)

  1. ケール(Brassica oleracea L.var.acephala)の微粉末と、不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末とが必須成分として含有されてなり、前記不醗酵茶及び/又は半醗酵茶の微粉末の配合量が前記ケールの微粉末の配合量の0.2〜1.2倍量であることを特徴とするケール含有飲料(但し、糖類を含有するものを除く。)。
  2. 前記必須成分に加えて、クマ笹(Sasa veitchii)、甘草(Glycyrrhiza glabra)、アシタバ(Angelica keiskei)、クコ(Lycium chinense)、ハトムギ(Coix lachryma-jobi L.)、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、カキ(Diospyros kaki L.)の葉、ウコン(Curcuma domestica)、エビスグサ(Cassia occidentalis L.)、杜仲(Eucommiaceae ulmoides)の葉、ルイボス(Aspalathus linears)の葉、羅布麻(Apocynum venetum L.)の葉、ぎん茶(Thae sinensis)、大麦(Hordeum vulgare)、小麦(Triticum aestivum)、大豆(Glycine hispida Max.)、ニンジン(Daucus carota L.)、ブロッコリー(Brassica oleracea L.)、モロヘイヤ(Corchorus Scapsularis L.)、セロリー(Apium graveolens L.)、アルファルファ(Medicago sativa L.)、胚芽、玄米、卵殻、クロロフィルの中から選択される少なくとも1種又は2種以上が含有されてなることを特徴とする請求項1に記載のケール含有飲料。
JP16605398A 1998-02-06 1998-05-28 ケール含有飲料 Expired - Fee Related JP3592528B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16605398A JP3592528B2 (ja) 1998-05-28 1998-05-28 ケール含有飲料
AU15455/99A AU756766B2 (en) 1998-02-06 1999-02-05 Mixed fine powder for beverage containing young barley leaves, alfalfa and/or kale
US09/245,458 US6416807B1 (en) 1998-02-06 1999-02-05 Mixed fine powder for beverage containing young barley leaves, alfalfa and/or kale

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16605398A JP3592528B2 (ja) 1998-05-28 1998-05-28 ケール含有飲料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11332530A JPH11332530A (ja) 1999-12-07
JP3592528B2 true JP3592528B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=15824100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16605398A Expired - Fee Related JP3592528B2 (ja) 1998-02-06 1998-05-28 ケール含有飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3592528B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101855341B1 (ko) * 2016-07-20 2018-05-08 유병혁 케일 음료의 제조방법 및 상기 방법으로 제조된 케일 음료

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3738265B2 (ja) * 2004-07-29 2006-01-25 株式会社東洋新薬 健康食品
JP7022003B2 (ja) * 2018-04-27 2022-02-17 小川香料株式会社 青汁飲料およびその製造方法、並びに青汁のオフフレーバーのマスキング剤およびマスキング方法
JP6790151B2 (ja) * 2019-02-28 2020-11-25 株式会社 伊藤園 長期間緑色を保持可能な容器詰青汁飲料
JP2021166544A (ja) * 2019-10-23 2021-10-21 株式会社東洋新薬 経口組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101855341B1 (ko) * 2016-07-20 2018-05-08 유병혁 케일 음료의 제조방법 및 상기 방법으로 제조된 케일 음료

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11332530A (ja) 1999-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003334046A (ja) 大麦若葉及び/又はケールを含有する粉末飲料並びに飲料
US6416807B1 (en) Mixed fine powder for beverage containing young barley leaves, alfalfa and/or kale
KR20120079943A (ko) 고추와 고추씨를 이용한 분말소스 및 그 제조방법
KR101256744B1 (ko) 고추씨와 고추씨유를 이용한 핫소스 및 그 제조방법
JP6029546B2 (ja) 飲料
CN109566799A (zh) 香料茶底及制备方法
KR101342517B1 (ko) 건강 기능성 죽 및 상기 죽의 제조방법
KR20130133946A (ko) 한약재를 포함하는 된장 및 그의 제조방법
JPH07147903A (ja) 茶葉を含有してなる食品
JP3258622B2 (ja) 大麦の若葉含有飲料
JP3592528B2 (ja) ケール含有飲料
KR102503979B1 (ko) 닭갈비 소스 및 그 제조방법
KR102387524B1 (ko) 인삼, 맥문동, 오미자 추출물 및 사과즙과 금산인삼1뿌리를 포함하는 고영양 잡곡밥 및 그 제조방법
KR20110003186A (ko) 복분자를 이용한 발효분말 제조방법
KR20190113721A (ko) 스테비아를 포함하는 양파껍질 효소 조성물 및 이의 제조방법
KR20180100501A (ko) 현미녹차 제조방법
KR102423746B1 (ko) 꾸지뽕과 예덕나무 및 아마란스 성분을 함유하는 음료 및 그 제조방법
KR102316867B1 (ko) 능이버섯을 주로하는 건강음료 조성물 및 그를 이용한 건강음료의 제조방법
KR100556085B1 (ko) 생약성분을 함유한 침출차 및 그의 제조방법
KR20240119996A (ko) 감초를 함유하는 기능성 커피 조성물
KR20240119998A (ko) 톳을 함유하는 기능성 커피 조성물
KR20240119994A (ko) 생강을 함유하는 기능성 커피 조성물
KR20240119997A (ko) 녹차엽을 함유하는 기능성 커피 조성물
KR20240119993A (ko) 대추를 함유하는 기능성 커피 조성물
KR20230153783A (ko) 연잎과 미나리 착즙 주스 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040422

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees